JPH0774232A - 基板保持装置 - Google Patents

基板保持装置

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JPH0774232A
JPH0774232A JP24044993A JP24044993A JPH0774232A JP H0774232 A JPH0774232 A JP H0774232A JP 24044993 A JP24044993 A JP 24044993A JP 24044993 A JP24044993 A JP 24044993A JP H0774232 A JPH0774232 A JP H0774232A
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伸康 平岡
Masashi Takeoka
正史 武岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転加速の初期、減速の最終期においても基
板のすべりを防止する。 【構成】 水平回転台上に基板Wが保持されている。回
転台の外縁側には非鉛直面内で回動自在な振り子状の押
さえ部材11が設けられている。回転台が回転加速およ
び減速を行う際には、慣性力の作用により押さえ部材1
1の重心が回転方向後方Bdおよび前方Fdにそれぞれ
接近するように押さえ部材11が回動する。その結果、
基板外縁Waに押さえ部材11が当接し押圧付勢するの
で、基板Wのすべりが防止される。一方、高速で定速回
転を行う期間では、慣性力が作用しないので、遠心力の
作用によって押さえ部材11の重心は、回転の径方向外
方Rdに位置する。このため、押さえ部材11は基板外
縁Waとの当接状態を脱して基板外縁Waを解放する。 【効果】 回転加速の初期および減速の最終期にすべり
を防止し得るともに、高速回転時に発生する遠心力によ
り基板に過大な拘束力を付加する恐れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、オリエンテ
ーションフラットやノッチ等の切欠きが形成された半導
体ウエハ等の略円形の基板、あるいは光ディスク用基板
などのように全く切欠きを有しない円形の基板を回転台
上に支持し、基板の上面に洗浄液やエッチング液等の各
種処理液を供給する等により基板の処理を行う回転式基
板処理装置に用いられる基板保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基
板などの、高いクリーン度が要求される基板を処理する
回転式基板処理装置においては、基板の回転時に基板を
保持する部材と基板との間のすべりを極力抑えることが
要求される。すべりが生じると、基板の表面が削られる
ことにより、基板が損傷するばかりでなく、発塵と基板
自身の汚染の原因ともなる。また、処理液の流動が不均
一となるために、基板の処理における品質にも問題を生
じる。このため、例えば特開昭51−132972号公
報、および特公平3−77585号公報などにおいて、
基板の回転時のすべりを抑える技術が開示されている。
これらの従来技術における装置では、水平に載置された
基板の外縁に当接し得る遠心性のアームが水平回転台に
設けられており、水平回転台の回転に伴う遠心力の作用
により、アームが基板の外縁に押圧付勢される。押圧付
勢されるアームと基板の外縁との間の摩擦力によって、
基板のすべりを防止する効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術では遠心力を利用して基板を挟持するもので
あるために、回転加速時および回転減速時において回転
速度が十分には高くない期間、すなわち回転加速の初期
および回転減速の最終期においては、すべりを十分に抑
制することはできないという問題点を有していた。また
基板を高速で回転させる処理装置では、アームが基板の
外縁を押圧する拘束力が過大となって、基板に損傷を与
え、当接部分からの新たな発塵をもたらすなどの問題点
を有していた。
【0004】この発明は、従来の技術が有する上記の欠
点を解消することを目指したもので、回転加速の初期お
よび回転減速の最終期においても基板のすべりを抑える
ことができ、しかも高速回転時において基板に過大な拘
束力を付加することのない基板保持装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる基板保
持装置は、鉛直軸の周りで所定の回転方向に基板を水平
回転させつつ前記基板の主面に所定の処理を行うにあた
って、前記基板を保持するために用いられる基板保持装
置であって、(a) 水平回転台と、(b) 前記水平回転台の
上面側に設けられて前記基板を保持する基板保持部材
と、(c) 前記水平回転台の外周側に軸支され、非鉛直面
内で双方向に回動自在であって、重心を回動軸上から偏
位した位置に有する押さえ部材と、を備え、前記押さえ
部材の重心の回動角度が所定の第1と第2の臨界角度に
至ったときにのみ前記押さえ部材の所定部位が前記基板
の外縁に当接し、前記第1および第2の臨界角度は、前
記水平回転台の回転中心と前記軸支の位置とを結ぶ方向
を基準として、前記所定の回転方向にずれた範囲内およ
び当該回転方向とは反対方向にずれた範囲内で、それぞ
れ規定されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明における基板保持装置は、回転台が回
転加速および減速を行う際には、加速および減速に伴う
慣性力の作用により、押さえ部材の重心が回転方向とは
反対方向および回転方向にそれぞれ接近するように押さ
え部材が回動する。その結果、重心の回動角度は第2お
よび第1の回動角度にそれぞれ達する。このため、基板
保持部材に保持された基板の外縁に押さえ部材の所定部
位が当接し押圧付勢する。その結果、押さえ部材と基板
の外縁との間に摩擦力が生じるので、基板のすべりが防
止される。一方、加速が終了した後の、比較的高速で定
速回転を行う期間では、慣性力が作用しないので、遠心
力の作用によって押さえ部材の重心は、水平回転台の回
転中心と軸支の位置とを結ぶ方向に位置する。このた
め、押さえ部材は基板の外縁との当接状態を脱して、基
板の外縁を解放する。すなわちこの発明の装置では、す
べりが最も生じ易い加速の初期および減速の最終期にお
いても、有効にすべりを防止することができる。更に、
すべりが生じる恐れのない定速回転時には、押さえ部材
は基板の外縁を解放するので、高速回転時に発生する遠
心力により基板に過大な拘束力を付加することがない。
【0007】
【実施例】<回転式基板処理装置10>
【0008】この発明の実施例における基板保持装置の
構成と機能についての説明に先だって、実施例の装置を
搭載した回転式基板処理装置について説明する。図2の
部分的に切欠きを有する側面図は、回転式基板処理装置
の全体の概略構成を模式的に示す。
【0009】回転式基板処理装置10は、モータ6によ
って回転駆動される基板保持装置100と、基板保持装
置100によって保持されている基板Wの上面に、例え
ば酸やアルカリ、各種溶剤、純水等を含む洗浄液や、フ
ォトレジスト液、現像液、あるいはエッチング液等の各
種処理液を供給する処理液供給ノズル7と、モータ6の
回転駆動軸6aを挿通し、基板Wの側方および下方を囲
って、基板Wから飛散する処理液を回収する処理液回収
カップ8とを具備している。モータ6は、その回転駆動
軸6aが鉛直になるように設けられ、基板保持装置10
0は、モータ6によって水平回転される回転台1と、回
転台1上の周縁部に固定的に配設された複数の基板保持
部材2と、同じく周縁部に回動自在に付設された押さえ
部材(図2には図示しない)とを具備している。
【0010】基板保持装置100で保持されつつ水平回
転する基板Wの上面に、所要の処理液を供給することに
より基板Wの表面処理が行われる。図示しない昇降手段
により、処理液回収カップ8は鉛直方向、言い替えると
基板保持装置100の回転軸の方向に昇降可能である。
基板Wを基板保持装置100に載置する際および基板保
持装置100から取り出す際には、処理液回収カップ8
は相対的に下方に位置し、基板Wを回転し処理を施す工
程では相対的に上方に位置する。図2は、後者の処理を
施す工程にある処理液回収カップ8を示している。
【0011】<基板保持装置100の構成>
【0012】図1は、回転式基板処理装置10に用いら
れる基板保持装置100の斜視図である。モータ6の回
転駆動軸6aと一致する鉛直な回転軸Aの周りで回転す
る回転台1の上面には、基板保持部材2と押さえ部材1
1とが、載置されるべき円形の基板Wの周囲に配設され
ている。基板保持部材2は、基板Wを所定の位置に保持
する部材であり、基板支持部3と水平位置規制部4とを
一体に成形して成る。押さえ部材11は、回動軸12a
(詳細は後述する)の周りに回動自在に回転台1に支持
されている。
【0013】図3は、基板保持装置100の平面図であ
る。基板保持部材2は、好ましくはその複数の水平位置
規制部4からみて回転軸Aの側でそれらの水平位置規制
部4に接するように規定される円Rの中心Cが、回転台
の回転軸Aから水平方向に所定の距離Lだけ偏位するよ
うに配置される。すなわち、基板Wが基板保持部材2に
保持された状態で、切り欠きを有しない円形の基板W
(図3に示す)の場合にはその外縁Waの中心の位置、
ノッチ等が形成された略円形の基板(図示せず)の場合
にはその外縁の円弧部分の中心の位置は、Cと一致し、
回転軸Aから水平方向に偏位した位置にある。押さえ部
材11は、回転軸Aに対して上述の中心Cと反対の側、
すなわち基板Wの外縁Waが回転軸Aに最も近接する位
置に設置される。
【0014】図4は、回動軸12aに一致するB−B線
(図1および図3)すなわち回転軸Aと重心Gとを含む
面での基板保持装置100の部分断面図である。基板保
持部材2を構成する基板支持部3は、その上面が基板W
の外縁に近い底面部分Wbに当接することにより、基板
Wを回転台1から離間して水平に支持する。水平位置規
制部4の側面は、基板Wの外縁Waに当接して基板Wの
水平方向の位置を規制する。なお、基板保持装置100
への基板Wの載置を容易にするため、水平位置規制部4
は、その側面が基板Wの外縁Waに対して若干の遊びを
有していてもよく、実質的に基板Wの水平方向の位置が
規制できていればよい。
【0015】押さえ部材11は、回動軸受け部材12を
介して双方向に回動自在になるように、回転台1に支持
されている。押さえ部材11は、樹脂で構成される押さ
え部材本体11a、および金属の錘部材11bを有して
いる。錘部材11bの表面は防錆のため薄い樹脂膜(図
示せず)で覆われている。押さえ部材本体11aは、基
板Wの外縁Waに当接し得る面である押圧面11cを有
している。回動軸受け部材12は、その外側に形成した
ネジ山によって回転台1に固定されている。押さえ部材
本体11aと回動軸受け部材12の間には、ベアリング
15を介在しており、これにより回動摩擦力が低く保た
れている。ボルト13及びナット14は、ベアリング1
5を締め付け固定している。錘部材11bが設けられる
ことによって、押さえ部材11の重心Gは、回動軸受け
部材12によって規定される回動軸12aに対して、押
圧面11cとは反対の側に偏位した位置にある。
【0016】回動軸12aは、回転軸Aに対して所定の
傾斜角をもって傾斜しており、その上方向が回転の径方
向外方に向っている。なお、回転台1は、押さえ部材1
1の回動を妨げないように、押さえ部材11が設置され
る位置において傾斜面1aを有する。
【0017】また、本発明としては、回動軸12aの方
向が、水平面に対して傾いているものであれば良い。言
い換えれば、回動軸12aの周りで回転する押さえ部材
11の回転面が鉛直面に対して傾いた非鉛直面であれば
よい。
【0018】<基板保持装置100の動作>
【0019】図5は、基板保持装置100の動作を説明
する模式図である。基板Wに対する回転処理を行う前お
よび後、すなわち基板Wを基板保持部材2上に載置する
とき、および基板保持部材2から除去するときには、回
転台1は回転することなく静止している。このとき、回
動軸12aが傾斜していることから、押さえ部材11の
重心Gは重力の作用によって、回転軸Aからみて回動軸
12aの外側のRd方向(以下、径方向外方Rdと称す
る)に位置する。押圧面11cは、重心Gがこの位置に
あるときには、基板外縁Waには当接しないように形成
されている(図5(a))。このため、基板Wの載置お
よび取り外しが容易に行い得る。
【0020】基板Wが基板保持部材2に載置された後、
回転台1が図5(b)中、反時計回りに回転を開始し所
定の回転加速度をもって回転速度が上昇する過程では、
加速度による慣性力の作用で重心Gの位置は、径方向外
方Rdから回転方向後方Bd側へ変位する。重心Gが径
方向外方Rdから回転方向後方(回転方向とは反対の方
向)Bdに向かって所定の角度θ1 だけ変位したとき
に、押圧面11cが基板外縁Waに当接する(図5
(b))。したがって回転加速時には、押圧面11c
は、加速度に対応したある大きさの押圧力をもって基板
外縁Waを押圧付勢する。この押圧力によって生じる押
圧面11cと基板外縁Waとの間の摩擦力により、基板
Wと回転台1との間の相対的なすべりが抑えられる。
【0021】回転台1の回転速度が所定の大きさに達す
ると、一定速度での回転に移行する。このとき、押さえ
部材11には慣性力は作用せず、遠心力と重力のみが作
用する。従って、回転台1が回転していても、重心Gは
図5(a)に示した位置にあり、押圧面11cは基板外
縁Waを解放する。すなわち、定速回転時には押さえ部
材11は基板外縁Waを拘束しない。このため、回転台
1が比較的高速度で定速回転する場合においても、基板
外縁Waへ過大な拘束力が作用する恐れがない。
【0022】定速回転が終了し、所定の回転減速度をも
って回転台1の回転速度が減少する過程では、減速度に
よる慣性力の作用で重心Gの位置は、径方向外方Rdか
ら回転方向前方(回転方向)Fd側へ変位する。重心G
が径方向外方Rdから回転方向前方Fdに向かって所定
の角度θ2 だけ変位してときに、押圧面11cが基板外
縁Waに当接する(図5(c))。したがって回転減速
時には押圧面11cは、減速度に対応したある大きさの
押圧力をもって基板外縁Waを押圧付勢する。この押圧
力によって生じる押圧面11cと基板外縁Waとの間の
摩擦力により、基板Wと回転台1との間の相対的なすべ
りが抑えられる。
【0023】回転台1の回転加速度および減速度が大き
いほど、回転台1と基板Wの間のすべりが生じ易い。こ
の実施例の基板保持装置100は、回転台1の回転加速
および減速の際に、それぞれ加速度および減速度に応じ
た大きさの押圧力をもって押さえ部材11が基板外縁W
aを押圧付勢する。すなわち、すべりが生じ易いときほ
ど大きな押圧力をもって基板外縁Waが押圧付勢され
る。このため、回転の加速度および減速度の大きさに依
存することなく、常にすべりが抑制される。
【0024】押圧面11cと基板外縁Waとの間に作用
する押圧力は、押さえ部材11に作用する慣性力と遠心
力との大きさの相対関係に依存する。すなわち、回転加
速度または減速度が一定であれば、回転速度が大きいほ
ど、遠心力が相対的に大きくなるので、押さえ部材11
による押圧力は弱まる。一方、基板の中心Cが回転軸A
から所定の距離をもって偏位しているので、基板Wには
回転速度に対応した遠心力が作用する。その結果、回転
台1の回転速度がある程度以上に大きければ、水平位置
規制部4によって基板Wのすべりが抑制される。このた
め、回転速度が十分に高いときには、押さえ部材11に
よる押圧力が弱くてもすべりを生じない。
【0025】逆に回転台1の回転速度が十分に高くない
とき、例えば回転加速の初期、および回転減速の最終期
などにおいては、中心Cの偏位によるすべりの防止効果
は十分ではない。しかし、このときには押さえ部材11
による押圧力が大きいので、押さえ部材11によって基
板Wのすべりが防止される。すなわち、この実施例の装
置100は中心Cの偏位と押さえ部材11との双方が相
互に補い合って、基板Wのすべりを常に防止する。
【0026】<変形例>
【0027】(1)基板保持部材2は図1などに示した
ような、基板支持部3と水平位置規制部4とが一体に形
成されたものでなくてもよい。すなわち、図6に示すよ
うに基板保持部材2を、回転台1の上面に基板支持部3
と水平位置規制部4とに分離して構成してもよい。な
お、図6では押さえ部材11は図示を略している。
【0028】(2)押さえ部材11の形状は、図1など
に示した形状に限定されない。上述した所定の機能を果
たし得る限り他の形状であってもよい。好ましくは、回
転台1が回転するときに押さえ部材11に作用する空気
抵抗を減少し得る形状が選択される。
【0029】(3)回転式基板処理装置10は、処理液
を供給して基板の上面に処理を行う装置だけではなく、
例えば基板を水平回転しつつ基板の乾燥を行う回転式基
板処理装置などであってもよい。
【0030】(4)上記実施例では、回動軸12aを鉛
直な回転軸Aに対し傾けることにより回転の停止時には
自動的に押さえ部材11が基板の外縁を解放するように
なされているが、そのような必要がない場合には、回動
軸12aは鉛直に対して必ずしも傾いていなくてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】この発明における基板保持装置は、回転
台が回転加速および減速を行う際には、保持された基板
の外縁に慣性力の作用によって押さえ部材が当接し押圧
付勢するので基板のすべりが防止される。定速回転を行
う期間では、慣性力が作用せず遠心力のみが作用するの
で、押さえ部材は基板の外縁を解放する。すなわちこの
発明の装置では、すべりが最も生じ易い加速の初期およ
び減速の最終期においても、有効にすべりを防止するこ
とができるとともに、高速回転時に発生する遠心力によ
って基板に過大な拘束力を付加する恐れがないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における基板保持装置の斜視
図である。
【図2】この発明の実施例における回転式基板処理装置
の部分切断正面図である。
【図3】この発明の実施例における基板保持装置の平面
図である。
【図4】この発明の実施例における基板保持装置の部分
断面正面図である。
【図5】この発明の実施例における基板保持装置の模式
図である。
【図6】この発明の変形例における基板保持装置の正面
図である。
【符号の説明】
1 回転台 2 基板保持部材 10 回転式基板処理装置 11 押さえ部材 12a 回動軸 100 基板保持装置 A 回転軸 G 重心 W 基板 Wa 基板外縁 Bd 回転方向後方(回転方向とは反対の方向) Fd 回転方向前方(回転方向) Rd 径方向外方(回転中心と軸支の位置とを結ぶ方
向)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 勝司 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西工場内 (72)発明者 平岡 伸康 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西工場内 (72)発明者 武岡 正史 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸周りで所定の回転方向に基板を水
    平回転させつつ前記基板の主面に所定の処理を行うにあ
    たって、前記基板を保持するために用いられる基板保持
    装置であって、 (a) 水平回転台と、 (b) 前記水平回転台の上面側に設けられて前記基板を保
    持する基板保持部材と、 (c) 前記水平回転台の外周側に軸支され、非鉛直面内で
    双方向に回動自在であって、重心を回動軸上から偏位し
    た位置に有する押さえ部材と、 を備え、 前記押さえ部材の重心の回動角度が所定の第1と第2の
    臨界角度に至ったときにのみ前記押さえ部材の所定部位
    が前記基板の外縁に当接し、 前記第1および第2の臨界角度は、前記水平回転台の回
    転中心と前記軸支の位置とを結ぶ方向を基準として、前
    記所定の回転方向にずれた範囲内および当該回転方向と
    は反対方向にずれた範囲内で、それぞれ規定されている
    ことを特徴とする基板保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1204139A1 (en) * 2000-04-27 2002-05-08 Ebara Corporation Rotation holding device and semiconductor substrate processing device
JP2009000785A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット
KR101423776B1 (ko) * 2007-06-05 2014-07-28 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 산업용 로보트

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