JPH1117915A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH1117915A
JPH1117915A JP9171509A JP17150997A JPH1117915A JP H1117915 A JPH1117915 A JP H1117915A JP 9171509 A JP9171509 A JP 9171509A JP 17150997 A JP17150997 A JP 17150997A JP H1117915 A JPH1117915 A JP H1117915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage medium
data
image data
encrypted
encryption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9171509A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Enomoto
尚之 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9171509A priority Critical patent/JPH1117915A/ja
Publication of JPH1117915A publication Critical patent/JPH1117915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像データを蓄積媒体に蓄積する前に暗号化
することによって蓄積された画像データの保全を図る。
しかも蓄積媒体及びその設置環境等によって、暗号化す
るか否かを決定し、さらに暗号化する場合には暗号化の
難易度を決定する。これにより蓄積される画像データの
保全を図るとともに、暗号化に伴う画像処理の速度低下
を防止する。 【解決手段】 画像データが蓄積される外部の蓄積媒体
を決定する決定手段11と、決定された蓄積媒体に応じ
て、画像データを暗号化する暗号化手段13と、上位装
置より受信された画像データ又は暗号化手段13により
暗号化された画像データを、前記蓄積媒体に蓄積する蓄
積手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位装置より受信
した画像データを蓄積し、蓄積された該画像データを読
み出して画像処理した後、出力する画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の飛躍的な進歩ととも
にメモリやハードディスク等(以下蓄積媒体と記す)の
価格破壊が行われ、画像処理装置の内部に、蓄積容量の
大きな蓄積媒体を備えるようになった。このため画像処
理装置と上位装置との通信時間が飛躍的に短縮された。
【0003】上記にも関わらず、上位装置から送信され
る画像データが増加しているので、更に蓄積容量の拡大
化が要求されている。このため同容量では蓄積媒体の価
格が低下しようとも、更に蓄積容量の大きな蓄積媒体が
必要とされ、結局費用がかかってしまう。
【0004】上記に対する解決策は特開平5−2273
90号に開示されている。特開平5−227390号に
よれば、画像処理装置の内部に備えられた蓄積媒体の残
り容量が所定値以下になった場合は、ネットワークに接
続された他の蓄積媒体に一時的に蓄積する。これにより
画像処理装置の内部に備えられた蓄積媒体の蓄積容量を
拡大化することを避け、装置の費用を抑える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のネット
ワーク化された労働環境においては、データを共有する
ことが一般的である。このため特開平5−227390
号に開示されるような装置では、ネットワークに接続さ
れた他の蓄積媒体に蓄積すると、第三者にデータの内容
を知られるという問題が発生する。
【0006】そこで本発明では蓄積媒体に蓄積された画
像データの保全を図ることを課題とする。つまり受信し
た画像データを蓄積媒体に蓄積する前に暗号化すること
によって、蓄積された画像データの保全を図る画像処理
装置を提供する。しかも蓄積媒体及びその設置環境等に
よって、暗号化するか否かを決定し、さらに暗号化する
場合には暗号化の難易度を決定する。これにより蓄積さ
れる画像データの保全を図るとともに、暗号化に伴う画
像処理の速度低下を防止する画像処理装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を、請求項1乃
至5に係る発明を以て解決する。本発明請求項1では、
上位装置より受信した画像データを蓄積し、蓄積された
該画像データを読み出して画像処理した後、出力する画
像処理装置において、該画像データが蓄積される蓄積媒
体を決定する決定手段と、前記決定手段に決定された蓄
積媒体に応じて、暗号化されるべき該画像データを暗号
化する暗号化手段と、前記上位装置より受信した該画像
データ、または前記暗号化手段により暗号化された該画
像データを前記蓄積媒体に蓄積する蓄積手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置を構成する。
【0008】本発明請求項2では、前記決定手段が、本
画像処理装置の外部に存在する蓄積媒体を、決定した場
合、該画像データは暗号化されることを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置を構成する。
【0009】本請求項3では、前記決定手段が、本画像
処理装置に着脱可能な蓄積媒体を、決定した場合、該画
像データは暗号化されることを特徴とする請求項1記載
の画像処理装置を構成する。
【0010】本請求項4では、前記決定手段に決定され
た蓄積媒体に応じて、該画像データが暗号化されるべき
場合、前記蓄積媒体に応じた暗号化の難易度で、該画像
データは暗号化されることを特徴とする請求項1記載の
画像処理装置を構成する。
【0011】本発明請求項5では、前記決定手段に決定
された蓄積媒体に応じて、該画像データが暗号化される
べき場合、前記蓄積媒体の設置環境に応じた暗号化の難
易度で、該画像データは暗号化されることを特徴とする
請求項1記載の画像処理装置を構成する。
【0012】ここで上記請求項1乃至5にかかる本発明
の作用を説明する。上記本発明は、上位装置から画像デ
ータを受信すると、該画像データを蓄積する蓄積媒体に
応じて暗号化するか否かを決定する。つまり暗号化する
場合には、該画像データを暗号化して蓄積媒体に蓄積
し、暗号化しない場合には、受信した該画像データをそ
のまま蓄積媒体に蓄積する。なお該画像データを蓄積す
る蓄積媒体が、画像処理装置の外部にある場合または着
脱可能媒体の場合には、暗号化して蓄積する。さらに該
画像データを蓄積する蓄積媒体が、画像処理装置の内部
にあろうとも、外部にあろうとも、蓄積媒体及びその設
置環境に応じた暗号化の難易度によって、画像データを
暗号化して蓄積媒体に蓄積する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて本発明を
より詳細に説明する。本実施例では、画像処理装置とし
てプリンタを例に挙げて説明する。
【0014】まず請求項1乃至3に係る発明の一例を説
明する。図1は、実施例1であるプリンタ10を示す概
略ブロック図である。プリンタ10は、受信手段11、
決定手段12、暗号化手段13、蓄積手段14、ユーザ
インタフェース(以下、U/Iと略記する)15、画像
展開手段16、記録手段17、制御手段18そして内部
バス19から構成される。しかもプリンタ10は、ロー
カルエリアネットワーク(以下、LANと略記する)4
0を介してクライアント20及びファイルサーバ30が
接続されている。
【0015】受信手段11は、上位装置であるクライア
ント20より、LAN40を介して画像データを受信す
る。
【0016】決定手段12は、受信手段11で受信した
画像データを蓄積する媒体を決定する。ここで、U/I
15またはクライアント20の指示に従って特定の蓄積
媒体に決定するか、または決定手段12にて自動的に蓄
積媒体を決定する。
【0017】暗号化手段13は、決定手段12により決
定された蓄積媒体に応じて画像データを暗号化し、また
暗号化された画像データをもとの画像データに戻す、つ
まり復号化する。なお暗号化/復号化の手法は公知の技
術である。
【0018】蓄積手段14は、受信手段11により受信
された画像データ、または暗号化手段13により暗号化
された画像データを、決定手段12により決定された蓄
積媒体に蓄積するものである。蓄積媒体として、プリン
タ10の内部または周辺に備えられるハードディスク、
ラムディスク(メモリ)、フロッピーディスク等があ
る。さらにLAN40を介して連結されているファイル
サーバ30も蓄積媒体の一つである。
【0019】U/I15は、プリンタ10が、ネットワ
ークの外部例えば使用者から指示を受ける部位である。
このためボタン及びキーボード等そして本プリンタ10
の状態や設定情報等を使用者等に伝えるためのディスプ
レイ、液晶パネル等で構成される。
【0020】画像展開手段16は、画像データを印刷用
紙に記録可能なビットマップデータに展開し、ページメ
モリ(不図示)に格納する。この画像展開手段16は、
例えばポストスクリプト(米国アドビシステム社の登録
商標)、ESC/P(セイコーエプソン社によるプリン
タ標準コード)、ART(米国インファレンス社の登録
商標)等を用いる。
【0021】記録手段17は、画像展開手段16によっ
て展開された画像データを印刷用紙に出力するものであ
る。なお記録の手法は公知の技術である。
【0022】制御手段18は、プリンタ10の各手段で
ある受信手段11、決定手段12、暗号化手段13、蓄
積手段14、U/I15、画像展開手段16そして記録
手段17を司る中央処理装置(以下、CPUと略記す
る)である。プリンタ10の各種処理は制御手段18の
もとで行われる。
【0023】内部バス19は、プリンタ10の各手段に
互いに接続されて、指示やデータを送受信する媒体であ
る。
【0024】クライアント20は、画像データを作成
し、プリンタ10に対してプリント要求を行うプリンタ
10に対する上位装置である。画像データはLAN40
を介してプリンタ10に送信される。クライアント20
として、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等
が挙げられる。
【0025】ファイルサーバ30は、通常、大容量のハ
ードディスクにより構成され、LAN40により接続さ
れる他の装置から送信されるデータを一旦蓄積し、その
指示に従って蓄積したデータを送信する装置である。プ
リンタ10に対して一つの外部蓄積媒体に該当する。
【0026】LAN40は、プリンタ10及びクライア
ント20並びにファイルサーバ30の間でデータを授受
する媒体である。このLAN40には、例えばイーサネ
ット(富士ゼロックス社の登録商標)、またはトークン
・リング・ネットワーク方式等が挙げられる。
【0027】次に、図1に示した実施例1のプリンタ1
0における動作について、図3乃至図5を用いて説明す
る。なお、図3と図4とは、図1に示されるプリンタ1
0の基本的な動作を説明するためのフローチャートを示
した図であり、図5は蓄積媒体を管理するテーブルであ
る。
【0028】まず図3に示すステップS3−1で、プリ
ンタ10を起動すると初期化処理を行う。初期化処理と
は、例えば各種規定値の設定や上位装置からのデータや
コマンドを送受信するための準備である。ここでは画像
データを蓄積するための複数の蓄積媒体を列挙し、図5
のようなテーブルを作成してテーブル内の各項目に規定
値を設定している。
【0029】上記初期化処理が終わると、クライアント
20からの画像データの受信を待つ(ステップS3−
2)。
【0030】そしてクライアント20からのプリント要
求を受信すると、ステップS3−3でクライアント20
とのコネクションを確立する。ここでのコネクションと
はクライアント20とプリンタ10との間の論理的な接
続を意味する。
【0031】次にステップS3−4で蓄積媒体を決定す
る。このときの決定は、例えば図4に示したフローチャ
ート図に沿って行う。まずステップS4−1で、U/I
15またはクライアント20による指示がある場合は該
指示にて蓄積媒体を決定する(ステップS4−4)。ス
テップS4−1で指示がない場合は、予め受信に先立ち
画像データのデータ量が通知されているか否かに従う
(ステップ4−2)。
【0032】データ量が通知されていない場合は、ハー
ドディスクに決定する(ステップS4−6)。データ量
が通知されている場合は、そのデータ量に基づいて蓄積
媒体を決定する(ステップS4−3)。ここでは、デー
タ量が所定値(例えば1Mbytes)以上であればハ
ードディスクに決定し(ステップS4−6)、所定値未
満であればラムディスクに決定する(ステップS4−
5)。ただしステップS2−4に示される蓄積媒体の決
定の手法については、この限りでない。
【0033】ステップS3−4にて蓄積媒体が決定する
と、ステップS3−5で暗号化するか否かを判断する。
ここでは初期化処理の際に予め作成された図5に示す蓄
積媒体管理テーブルに従って判断する。
【0034】図5に示すテーブル中デバイス名は蓄積媒
体の内部的な名称である。このうち、「/hd0」はハ
ードディスクを意味し、「RAMD1:」と「RAMD
2:」とはラムディスクを意味する。いずれも装置内部
にあり、これらに蓄積されるデータの保全性は高いので
暗号化しない。これらに対し「FD1:」はフロッピー
ディスクを意味し、「MO1:」は、光磁気ディスクを
意味する。いずれも着脱可能な蓄積媒体なので、これら
に蓄積されるデータの保全性は低いので暗号化する。さ
らに「tokyo:/export/prt1」はファ
イルサーバ30(ここではホスト名がtokyo)を意
味し、LAN40に接続された他の上位装置(不図示)
からのアクセスが可能であり、このファイルサーバ30
に蓄積されるデータの保全性は非常に低いので暗号化す
る。ここでは蓄積媒体に基づいて固定的に暗号化するか
否かを判断しているが、指示に基づいて変動的に暗号化
するか否かを判断することも可能である。
【0035】ステップS3−5で暗号化すると判断した
場合には、画像データを暗号化する(ステップS3−
6)。
【0036】ステップS3−7にて、画像データまたは
暗号化されたデータを、ステップS3−4で決定された
蓄積媒体に蓄積する。このときデータが暗号化されてい
るかどうかを対応づけて置く。
【0037】ここまでで受信処理は終了し、クライアン
ト20とのコネクションは開放される(ステップS3−
8)。
【0038】続いてプリント処理に入る。ステップS3
−9でまず、蓄積媒体に蓄積されたデータが暗号化され
ているかどうかを判断する。
【0039】暗号化されていればステップS3−10
で、もとの画像データに変換する。暗号化されていなけ
れば、もとの画像データのままである。
【0040】ステップS3−11で、もとの画像データ
を印刷用紙に記録できるビットマップデータ形式に展開
する。なお展開の手法は公知の技術である。
【0041】ステップS3−12で、ビットマップデー
タを印刷用紙に記録する。記録方式はゼログラフィーや
インクジェット等があり、特定の方式に限定されない。
【0042】印刷用紙への記録が終わり、全プリント処
理工程が終了すると、蓄積されたデータは削除される
(ステップS3−13)。
【0043】以上のように蓄積媒体に応じて暗号化する
か否かを決定する。つまりデータの保全性が低い蓄積媒
体に蓄積されるデータの保全性を高めるとともに、デー
タの保全性が高い蓄積媒体にデータを蓄積するには、デ
ータの暗号化によるプリント処理速度の低下を避ける。
【0044】次に、請求項4及び5に係る発明の一例を
説明する。図2は、実施例2のプリンタ10を示す概略
ブロック図である。なお実施例2において実施例1と同
一の構成要素については同一の符号を付す。
【0045】プリンタ10は、受信手段11と決定手段
12と複数の暗号化手段13a、13b…と蓄積手段1
4とU/I15と画像展開手段16と、記録手段17と
制御手段18と内部バス19とから構成される。そして
LAN40を介してクライアント20とファイルサーバ
30とが接続され、さらにLAN40に接続されたルー
タ50によってLAN41を介してファイルサーバ31
が接続される。
【0046】受信手段11は、実施例1と同様に、クラ
イアント20よりLAN40を介して画像データを受信
する。
【0047】決定手段12は、実施例1と同様に、受信
手段11で受信した画像データを蓄積する媒体を決定す
る。
【0048】複数の暗号化手段13a、13b…は、そ
れぞれが決定12により決定された蓄積媒体に応じて画
像データを暗号化し、また暗号化された画像データを復
号化する。また暗号化手段13a、13b…は、それぞ
れ暗号化の難易度が異なる。この暗号化の難易度が高い
ほど蓄積されるデータの保全性が高くなるが、一般に暗
号化/復号化の処理速度が低下する。なお暗号化/復号
化の手法は公知の技術である。
【0049】蓄積手段14は、受信手段11により受信
された画像データ、または複数の暗号化手段13a、1
3b…の少なくともいずれかにより暗号化された画像デ
ータを、決定手段12で決定された蓄積媒体に蓄積する
ものである。蓄積媒体として、ハードディスク、ラムデ
ィスク(メモリ)、フロッピーディスク等がある。さら
にLAN40を介したファイルサーバ30と、LAN4
0及びルータ50並びにLAN41を介したファイルサ
ーバ31とのいずれも、蓄積媒体の一つである。
【0050】U/I15は、実施例1と同様に、プリン
タ10の使用者からの各種要求/指示を受け取るために
構成される。
【0051】画像展開手段16は、実施例1と同様に、
ビットマップデータに展開しページメモリ(不図示)に
格納する。
【0052】記録手段17は、実施例1と同様に、画像
データを印刷用紙に記録して排出する。なお記録の手法
は公知の技術である。
【0053】制御手段18は、プリンタ10の各手段つ
まり受信手段11、決定手段12、複数の暗号化手段1
3a、13b…、蓄積手段14、U/I15、画像展開
手段16そして記録手段17を司るCPUである。プリ
ンタ10の各種処理は、この制御手段18のもとで行わ
れる。
【0054】内部バス19は、実施例1と同様に、プリ
ンタ10の各手段を互いに接続し、指示やデータを受信
する媒体である。
【0055】クライアント20は、実施例1と同様に、
プリント10に対する上位装置であり、クライアント2
0により作成された画像データはLAN40を介してプ
リント10に送信される。
【0056】ファイルサーバ30は、実施例1と同様、
通常、大容量のハードディスクにより構成され、LAN
40で接続される他の装置から送信されるデータを一旦
蓄積し、指示に従って蓄積したデータを送信する装置で
ある。プリンタ10に対して一つの外部蓄積媒体に該当
する。
【0057】ファイルサーバ31は、通常、大容量のハ
ードディスクにより構成される。そしてLAN41及び
ルータ50並びにLAN40を介してプリンタ10に接
続され、LAN40に接続された他の装置から送信され
るデータを一旦蓄積し、指示に従って蓄積したデータを
送信する装置である。プリンタ10に対して一つの外部
蓄積媒体に該当する。
【0058】LAN40は、実施例1と同様に、プリン
タ10及びクライアント20並びにファイルサーバ30
の間でデータを授受する媒体である。一般にイーサネッ
ト、トークン・リング・パッシング形式等が挙げられ
る。
【0059】LAN41は、ファイルサーバ31と他の
装置(不図示)とを接続し、データを授受する媒体であ
る。一般にイーサネット、トークン・リング・パッシン
グ形式等が挙げられる。
【0060】ルータ50は、別々のネットワークである
LAN40と41とを相互に接続する。このためLAN
40と41とはルータ50で接続され相互に通信可能で
あり、プリンタ10及びクライアント20並びにファイ
ルサーバ30、31の間ではデータを授受可能である。
しかもLAN40に接続された装置から、LAN41に
接続された装置へ、データを送受信する場合のみ、ルー
タ50はデータを授受する。つまりLAN40に接続さ
れた装置同士の間でデータを送受信する場合には、ルー
タ50はLAN41にデータを送出しない。同様にLA
N41に接続された装置同士の間でデータを送受信する
場合にも、ルータ50はLAN40にデータを送出しな
い。
【0061】ここで実施例2であるプリンタ10におけ
る動作について、図3及び図4並びに図6を用いて説明
する。図3と図4とは、図1と同様、図2に示されるプ
リンタ10の基本的な動作を説明するためのフローチャ
ートであり、図6は蓄積媒体を管理するテーブルであ
る。
【0062】まずプリンタ10を起動すると初期化処理
を行う(ステップS3−1)。ここでの初期化処理と
は、実施例1と同様、特に画像データを蓄積するための
複数の蓄積媒体を列挙し、図6のようなテーブルを作成
し、テーブル内の各項目に規定値を設定している。
【0063】次に実施例1と同様に、初期化処理が終わ
るとクライアント20からの画像データの受信を待つ
(ステップS3−2)。
【0064】さらに実施例1と同様に、クライアント2
0からのプリント要求を受信すると、ステップS3−3
でクライアント20とのコネクションを確立する。
【0065】そしてステップS3−4にて、実施例1と
同様に、例えば図4に示したフローチャート図に沿って
蓄積媒体を決定する。ただし蓄積媒体の決定の手法につ
いては、この限りでない。
【0066】蓄積媒体が決定するとステップS3−5に
て、暗号化するか否かを判断する。例えば初期化処理の
際に予め生成された図6に示す蓄積媒体管理テーブルに
従って判断する。
【0067】テーブル中デバイス名は蓄積媒体の内部的
な名称である。このうち、「/hd0はハードディスク
を意味し、「RAMD1:」と「RAMD2:」とはラ
ムディスクを意味する。いずれも装置内部に存在する
が、ラムディスクは電源をオフするとデータが消去され
るので暗号化せず、ハードディスクは電源をオフしても
データが保持されるので暗号化する。このハードディス
クに対応する暗号化の難易度は0とする。
【0068】ここで暗号化の難易度は、難易度を表す数
字が大きくなるにつれ蓄積されるデータの保全性が高く
なるとする。ただし蓄積されるデータの保全性が高くな
れば、暗号化/複号化処理時間が長くなる。
【0069】また「FD1:」はフロッピーディスクを
意味し、「MO1:」は光磁気ディスクを意味する。い
ずれも着脱可能な蓄積媒体であるので、暗号化する。こ
れらに対応する暗号化の難易度は、フロッピーディスク
は1とするのに対し、フロッピーディスクよりもデータ
蓄積容量が大きい光磁気ディスクは2とする。
【0070】そして「tokyo:/export/p
rt1」はファイルサーバ30(ここではホスト名がt
okyo)を意味し、「osaka:/export/
prt1」はファイルサーバ31(ここではホスト名が
osaka)を意味する。いずれも装置外部に設置さ
れ、LAN40、41とルータ50とで接続されている
ため、他のクライアントからもアクセス可能であり、蓄
積された後のデータの保全性は非常に低いので暗号化す
る。このときの暗号化の難易度について、ファイルサー
バ30(tokyo)はプリンタ10と同一ネットワー
ク内にあるので、暗号化の難易度を3とする。一方、フ
ァイルサーバ31(osaka)はプリンタ10と別ネ
ットワークにあり、不明な上位装置(不図示)によって
もデータを知られる危険性が高いので暗号化の難易度を
4とする。
【0071】なお実施例1と同様、ここでは蓄積媒体に
基づいて固定的に暗号化するか否かを判断しているが、
指示に基づいて変動的に暗号化するか否かを判断するこ
とも可能である。
【0072】そして実施例1と同様、ステップS3−5
で暗号化すると判断した場合には、画像データを暗号化
する(ステップS3−6)。
【0073】さらにステップS3−7にて、画像データ
または暗号化されたデータを、ステップS3−4で決定
された蓄積媒体に蓄積する。この際、データが暗号化さ
れているかどうかを対応づけて置く。
【0074】ここまでで受信処理は終了して、クライア
ント20とのコネクションは開放される(ステップS3
−8)。
【0075】続いてプリント処理に入る。ステップS3
−9で蓄積されたデータが暗号化されているか否かを判
断する。
【0076】暗号化されていれば、ステップS3−10
でもとの画像データに変換する。暗号化されていなけれ
ば、もとの画像データのままである。
【0077】もとの画像データは、ステップS3−11
にて、実施例1と同様に印刷用紙に記録できるビットマ
ップデータ形式に展開される。
【0078】ステップS3−12で、実施例1と同様に
ビットマップデータを印刷用紙に記録する。
【0079】印刷用紙への記録が終わり、全プリント処
理工程が終了すると、実施例1と同様に蓄積されたデー
タは削除される(ステップS3−13)。
【0080】以上のように蓄積媒体に応じて暗号化する
か否かを決定する。このため各蓄積媒体のデータの保全
性に応じた暗号化を行い、データを保全するとともに、
保全性の高い蓄積媒体については暗号化によるプリント
処理速度の低下を避ける。
【0081】なお上記した実施例1及び2におけるプリ
ンタ10とは様々なものがあり、例えばファクシミリ機
能に備えられたデスクトップパブリッシングである。ま
た画像処理装置とはプリンタに限られず、複写機、複写
機とプリンタとからなる複合機そしてプロッタ等の画像
を処理する装置全般を指す。
【0082】
【発明の効果】以上説明した本発明である実施例1によ
れば、上位装置から画像データを受信すると、画像デー
タを蓄積する蓄積媒体に応じて暗号化するか否かを決定
する。つまり第三者にデータの内容を知られる危険性が
高い蓄積媒体においては蓄積されるデータを暗号化し、
第三者にデータの内容を知られる危険性が低い蓄積媒体
においては受信した画像データのまま蓄積する。このよ
うに蓄積媒体に蓄積されたデータの保全を図ることがで
きるとともにデータ保全性の高い蓄積媒体の場合までデ
ータを暗号化することによってプリント処理速度をいた
ずらに低下することを避けられるという効果を奏す。
【0083】また実施例2によれば上記効果を備え、し
かも蓄積媒体が装置内部にある場合のみならず、蓄積媒
体が装置外部にある場合または装置に対して着脱可能媒
体の場合にもデータを暗号化して蓄積し、データの保全
を図ることができる。
【0084】このとき各蓄積媒体及びその設置環境応じ
た暗号化の難易度で、該画像データを暗号化する。この
ため各蓄積媒体の保全性に応じたデータの保全を図ると
ともに、暗号化によるプリント処理速度の低下を抑えら
れるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1にかかる構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 本発明の実施例2にかかる構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 本発明の実施例1及び2にかかる画像処理装
置の動作を示すフローチャート1である。
【図4】 本発明の実施例1及び2にかかる画像処理装
置の動作を示すフローチャート2である。
【図5】 本発明の実施例1にかかる蓄積媒体管理テー
ブル1である。
【図6】 本発明の実施例2にかかる蓄積媒体管理テー
ブル2である。
【符号の説明】
10…プリンタ、11…受信手段、12…決定手段、1
3a,13b..13x…暗号化手段、14…蓄積手段、
15…U/I、16…画像展開手段、17…記録手段、
18…制御手段、19…内部バス、20…クライアン
ト、30,31…ファイルサーバ、40,41…LA
N、50…ルータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置より受信した画像データを蓄積
    し、蓄積された該画像データを読み出して画像処理した
    後、出力する画像処理装置において、 該画像データが蓄積される蓄積媒体を決定する決定手段
    と、 前記決定手段に決定された蓄積媒体に応じて、該画像デ
    ータを暗号化する暗号化手段と、 前記上位装置より受信した該画像データ、または前記暗
    号化手段により暗号化された該画像データを前記蓄積媒
    体に蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段が、本画像処理装置の外部
    に存在する蓄積媒体を、決定した場合、 該画像データは暗号化されることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段が、本画像処理装置に着脱
    可能な蓄積媒体を、決定した場合、 該画像データは暗号化されることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段に決定された蓄積媒体に応
    じて、該画像データが暗号化されるべき場合、 該画像データは、前記蓄積媒体に応じた暗号化の難易度
    で、暗号化されることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段に決定された蓄積媒体に応
    じて、該画像データが暗号化されるべき場合、 該画像データは、前記蓄積媒体の設置環境に応じた暗号
    化の難易度で、暗号化されることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
JP9171509A 1997-06-27 1997-06-27 画像処理装置 Pending JPH1117915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171509A JPH1117915A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171509A JPH1117915A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1117915A true JPH1117915A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15924442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9171509A Pending JPH1117915A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1117915A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518893A (ja) * 2003-01-23 2006-08-17 ヴァーダシス・インコーポレーテッド イベントのジャーナル化によるディジタル資産使用アカウンタビリティ
JP2006243965A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Sharp Corp データ処理装置
JP2006525562A (ja) * 2003-01-23 2006-11-09 ヴァーダシス・インコーポレーテッド ディジタル資産の管理された配布
WO2007052677A1 (ja) * 2005-11-02 2007-05-10 Sharp Kabushiki Kaisha 画像処理装置
CN1324453C (zh) * 2004-03-03 2007-07-04 佳能株式会社 打印系统及其控制方法、信息处理装置及其控制方法
JP2008017231A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 通信装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518893A (ja) * 2003-01-23 2006-08-17 ヴァーダシス・インコーポレーテッド イベントのジャーナル化によるディジタル資産使用アカウンタビリティ
JP2006525562A (ja) * 2003-01-23 2006-11-09 ヴァーダシス・インコーポレーテッド ディジタル資産の管理された配布
US7814021B2 (en) 2003-01-23 2010-10-12 Verdasys, Inc. Managed distribution of digital assets
JP4667359B2 (ja) * 2003-01-23 2011-04-13 ヴァーダシス・インコーポレーテッド イベントのジャーナル化によるディジタル資産使用アカウンタビリティ
US7934091B2 (en) 2003-01-23 2011-04-26 Verdasys, Inc. Digital asset usage accountability via event journaling
CN1324453C (zh) * 2004-03-03 2007-07-04 佳能株式会社 打印系统及其控制方法、信息处理装置及其控制方法
JP2006243965A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Sharp Corp データ処理装置
JP4640780B2 (ja) * 2005-03-01 2011-03-02 シャープ株式会社 データ処理装置
WO2007052677A1 (ja) * 2005-11-02 2007-05-10 Sharp Kabushiki Kaisha 画像処理装置
JP2007129488A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Sharp Corp 画像処理装置
JP2008017231A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8817276B2 (en) Image processing apparatus and data processing method for managing log information related to a job processing request
JP4936549B2 (ja) サーバ装置、管理システム、管理方法、記憶媒体、プログラム
US20070283170A1 (en) System and method for secure inter-process data communication
US20050200890A1 (en) Printer and print system
JPH11224268A (ja) 画像ファイル格納システム、遠隔格納装置、画像ファイル記録方法及び画像ファイル検索方法
JP2007184803A (ja) 認証方法および画像形成装置
JP2005323362A (ja) 電子文書のセキュリティを高めるためのコンピュータネットワークにおける方法及びシステム
JP2009187534A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
US20050052677A1 (en) Print data generation method, client terminal, printer server, print data generation apparatus, image forming apparatus, and computer product
JP3379411B2 (ja) プリンタサーバ、及びプリンタ
JP2005178070A (ja) 印刷処理システム
JP4532937B2 (ja) プリントシステム、その制御方法及びプリント機能指定方法、並びにコンピュータ装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP2008052318A (ja) データ処理装置、データ処理方法およびマルチファンクションプリンタ
JPH1117915A (ja) 画像処理装置
US8064079B2 (en) Method for notifying state of printing processing, information processing device, and information processing program
JP3879501B2 (ja) プリントサーバ、プリントシステム、プリント方法、プリントプログラムおよびプリントプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US20050132029A1 (en) Device identification information managing system, network device, device managing terminal unit, device and terminal programs and device identification information managing method
JP2003308194A (ja) 印刷装置、情報処理装置、プリントサーバ、印刷装置及び印刷システムの制御方法並びに情報処理方法
JP2007249575A (ja) 情報処理装置、コンピュータ読み取り可能な可搬性記録媒体、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム
JPH0965148A (ja) 画像処理システム及び画像出力方法
JP2005115519A (ja) ネットワーク印刷システム、セキュリティ診断装置、データ処理装置、セキュリティ対策実施方法およびプログラム
JP2009267629A (ja) 通信装置、プログラム、および画像形成装置
JPH11227298A (ja) 画像処理装置
JPH09331433A (ja) 文書処理装置及び方法
JP4035304B2 (ja) デジタル情報出力システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040831