JPH11178976A - スキー滑走面用マット - Google Patents
スキー滑走面用マットInfo
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- JPH11178976A JPH11178976A JP35122197A JP35122197A JPH11178976A JP H11178976 A JPH11178976 A JP H11178976A JP 35122197 A JP35122197 A JP 35122197A JP 35122197 A JP35122197 A JP 35122197A JP H11178976 A JPH11178976 A JP H11178976A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】単位マット相互の連結部の人為的連結解除が簡
単にでき、また、単位マット自体の屈曲性を高めて取り
扱いを便利にする。 【解決手段】単位マット１相互を連結して係合状態にあ
る雄型係合部５と雌型係合部６との間に、両係合部を変
形させて係合を解く工具挿入部７を設ける。単位マット
を構成する枠部材１ａ相互を連結する連結板体４には折
れ線８を設けることができる。
単にでき、また、単位マット自体の屈曲性を高めて取り
扱いを便利にする。 【解決手段】単位マット１相互を連結して係合状態にあ
る雄型係合部５と雌型係合部６との間に、両係合部を変
形させて係合を解く工具挿入部７を設ける。単位マット
を構成する枠部材１ａ相互を連結する連結板体４には折
れ線８を設けることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキー場に敷設さ
れるスキー滑走面用マットに関するものであり、更に詳
しくは、単位マットの連結部分に特徴のあるスキー滑走
面用マットに関するものである。
れるスキー滑走面用マットに関するものであり、更に詳
しくは、単位マットの連結部分に特徴のあるスキー滑走
面用マットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】人工スキー場では、人工降雪機によって
ゲレンデに人工雪を散布したり、クラッシュアイスのよ
うな氷粒を散布したりしてスキー滑走を可能にしてい
る。このようにして積もらせた人工雪や氷粒は地盤が有
する熱によって融解し易いため、地盤と積雪との間に断
熱材を敷設して融雪量を低減させることが行われてい
る。例えば、実公平７−１７３３９号に記載されたスキ
ー場の融雪防止構造では、通水可能な合成樹脂製の袋の
中に、合成樹脂の発泡粒を収納し、この収納体を地盤の
上に敷設し、この上に滑走用マットを敷設している。
ゲレンデに人工雪を散布したり、クラッシュアイスのよ
うな氷粒を散布したりしてスキー滑走を可能にしてい
る。このようにして積もらせた人工雪や氷粒は地盤が有
する熱によって融解し易いため、地盤と積雪との間に断
熱材を敷設して融雪量を低減させることが行われてい
る。例えば、実公平７−１７３３９号に記載されたスキ
ー場の融雪防止構造では、通水可能な合成樹脂製の袋の
中に、合成樹脂の発泡粒を収納し、この収納体を地盤の
上に敷設し、この上に滑走用マットを敷設している。
【０００３】ここで使用する滑走用マットは、合成樹脂
製の多数の単位マットを連結したもので、単位マットと
しては、平面的に見て中穴を有する枠状をなし、 その
上面に細棒状の多数の突起を上向きに設け、また、外縁
から外方向けにＴ型係合部を突設するとともに、このＴ
型係合部と直角又は対向する位置で外縁から内方向けに
Ｔ型係合部と係合する係合孔を設けた構成のもので、単
位マットのＴ型係合部を隣接する単位マットの係合孔に
係合させて単位マット相互を縦横に順次に連結して所定
の大きさに形成し、これを滑走用マットとして使用して
いる。
製の多数の単位マットを連結したもので、単位マットと
しては、平面的に見て中穴を有する枠状をなし、 その
上面に細棒状の多数の突起を上向きに設け、また、外縁
から外方向けにＴ型係合部を突設するとともに、このＴ
型係合部と直角又は対向する位置で外縁から内方向けに
Ｔ型係合部と係合する係合孔を設けた構成のもので、単
位マットのＴ型係合部を隣接する単位マットの係合孔に
係合させて単位マット相互を縦横に順次に連結して所定
の大きさに形成し、これを滑走用マットとして使用して
いる。
【０００４】そして、マット上におけるスキーの滑走に
伴う振動、衝撃等によって単位マットのＴ型係合部と係
合孔の係合関係が解かれないようにするために、Ｔ型係
合部の下端縁に係止爪を設け、Ｔ型係合部を係合孔に挿
入して係止爪を係合孔縁に係止させる逆止機構を設けて
いる。
伴う振動、衝撃等によって単位マットのＴ型係合部と係
合孔の係合関係が解かれないようにするために、Ｔ型係
合部の下端縁に係止爪を設け、Ｔ型係合部を係合孔に挿
入して係止爪を係合孔縁に係止させる逆止機構を設けて
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スキー場の
ゲレンデにスキー滑走面用マットを敷設する場合、単位
マットのままで敷設現場に搬入してこれらの単位マット
相互を連結するとなると、多数の単位マットの連結に多
大の労力と時間を要する。そこで、一般には、工場出荷
時に複数枚の単位マットを連結しておき、敷設現場では
この連結マットを連結して連結箇所を少なくして作業性
を向上させる手法が採られている。
ゲレンデにスキー滑走面用マットを敷設する場合、単位
マットのままで敷設現場に搬入してこれらの単位マット
相互を連結するとなると、多数の単位マットの連結に多
大の労力と時間を要する。そこで、一般には、工場出荷
時に複数枚の単位マットを連結しておき、敷設現場では
この連結マットを連結して連結箇所を少なくして作業性
を向上させる手法が採られている。
【０００６】しかし、上記するような従来の単位マット
の連結部構造、つまり、単位マットの外縁から外方向け
に突設したＴ型係合部を、隣接する単位マットの内方向
けに設けた係合孔に係合させて単位マット相互を連結す
る構成の場合、工場出荷時に複数枚の単位マットを連結
したマットでは、単位マット同士はほとんど外面を密着
させて一体化した面的広がりの大きいマット形態となる
ため、その屈曲性に難点があり、起伏の多い地形の敷設
現場等でマットに屈曲を付けながらマット相互を連結し
たりするような作業がし難いものである。
の連結部構造、つまり、単位マットの外縁から外方向け
に突設したＴ型係合部を、隣接する単位マットの内方向
けに設けた係合孔に係合させて単位マット相互を連結す
る構成の場合、工場出荷時に複数枚の単位マットを連結
したマットでは、単位マット同士はほとんど外面を密着
させて一体化した面的広がりの大きいマット形態となる
ため、その屈曲性に難点があり、起伏の多い地形の敷設
現場等でマットに屈曲を付けながらマット相互を連結し
たりするような作業がし難いものである。
【０００７】また、単位マット相互の連結部には逆止機
構が設けられているため、マット敷設時に一部のマット
を外したり、マット敷設後に一部のマットを交換したり
するような時に、人為的にも連結部の解除はし難いもの
である。
構が設けられているため、マット敷設時に一部のマット
を外したり、マット敷設後に一部のマットを交換したり
するような時に、人為的にも連結部の解除はし難いもの
である。
【０００８】そこで、本発明の課題は、単位マット自体
を屈曲可能にして取り扱いを便利にし、また、単位マッ
ト相互の連結部分を改良して人為的には単位マットの連
結解除が簡単にできるスキー滑走面用マットを提供する
ことを目的としたものである。
を屈曲可能にして取り扱いを便利にし、また、単位マッ
ト相互の連結部分を改良して人為的には単位マットの連
結解除が簡単にできるスキー滑走面用マットを提供する
ことを目的としたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項１記載の発明は、雄型係合部と
雌型係合部との係合で互いに連結可能な単位マットにお
いて、係合状態にある雄型係合部と雌型係合部との間
に、両係合部の係合を解く工具挿入部を設けたことを特
徴とする。
に、本発明のうち請求項１記載の発明は、雄型係合部と
雌型係合部との係合で互いに連結可能な単位マットにお
いて、係合状態にある雄型係合部と雌型係合部との間
に、両係合部の係合を解く工具挿入部を設けたことを特
徴とする。
【００１０】ここで、単位マットは、ポリエチレン又は
ポリプロピレン等の合成樹脂材で一体成型されたもので
ある。このような単位マット相互を連結して係合状態に
ある雄型係合部と雌型係合部との間に設ける工具挿入部
には、両係合部の係合保持機能を消失させる専用の工具
を用いて係合を解くことができるが、請求項２記載の発
明のように、係合状態にある雄型係合部と雌型係合部と
の間に、マット裏側から工具を挿入して両係合部を変形
させて係合を解く隙間状の工具挿入部を設けた構成にす
るのが好ましい。このように構成すると、工具としては
汎用のマイナスドライバー等を用い、その先端部をマッ
ト裏側に解放された隙間状の工具挿入部に挿入し、これ
をこじるように操作して両係合部を変形させて係合を解
くことができる。
ポリプロピレン等の合成樹脂材で一体成型されたもので
ある。このような単位マット相互を連結して係合状態に
ある雄型係合部と雌型係合部との間に設ける工具挿入部
には、両係合部の係合保持機能を消失させる専用の工具
を用いて係合を解くことができるが、請求項２記載の発
明のように、係合状態にある雄型係合部と雌型係合部と
の間に、マット裏側から工具を挿入して両係合部を変形
させて係合を解く隙間状の工具挿入部を設けた構成にす
るのが好ましい。このように構成すると、工具としては
汎用のマイナスドライバー等を用い、その先端部をマッ
ト裏側に解放された隙間状の工具挿入部に挿入し、これ
をこじるように操作して両係合部を変形させて係合を解
くことができる。
【００１１】この場合に、単位マット相互を連結して雄
型係合部と雌型係合部の係合状態を維持する逆止機構と
して、雄型係合部の係合体下端前面に設けた係止爪を、
筒状に形成した雌型係合部の後壁下端部に係止させた構
成のものでは、請求項３記載の発明のように、工具挿入
部を係止爪と背向的に係合体背面に縦溝状に形成するこ
とができる。このように構成すると、ドライバー等の工
具先端部を工具挿入部の内奥部までスムーズに挿入する
ことができる。こうして工具先端部を工具挿入部に深め
に挿入してこじるように操作すると、係止爪は雌型係合
部の後壁下端部に係止したままで、主に雌型係合部の前
壁部を係合体から離すように変形させて両係合部の係合
を解くことができる。また、工具挿入部は、請求項４記
載の発明のように、係合体の係止爪の中間部に切欠状に
形成してもよい。このように構成すると、工具先端部を
係止爪に切欠状に形成した工具挿入部から係合体と係止
爪が係止する雌型係合部の後壁との間に挿入して押し込
むように操作すると、係合体が後方に反るように湾曲し
て係止爪が雌型係合部の後壁から離れて両係合部の係合
を解くことができる。
型係合部と雌型係合部の係合状態を維持する逆止機構と
して、雄型係合部の係合体下端前面に設けた係止爪を、
筒状に形成した雌型係合部の後壁下端部に係止させた構
成のものでは、請求項３記載の発明のように、工具挿入
部を係止爪と背向的に係合体背面に縦溝状に形成するこ
とができる。このように構成すると、ドライバー等の工
具先端部を工具挿入部の内奥部までスムーズに挿入する
ことができる。こうして工具先端部を工具挿入部に深め
に挿入してこじるように操作すると、係止爪は雌型係合
部の後壁下端部に係止したままで、主に雌型係合部の前
壁部を係合体から離すように変形させて両係合部の係合
を解くことができる。また、工具挿入部は、請求項４記
載の発明のように、係合体の係止爪の中間部に切欠状に
形成してもよい。このように構成すると、工具先端部を
係止爪に切欠状に形成した工具挿入部から係合体と係止
爪が係止する雌型係合部の後壁との間に挿入して押し込
むように操作すると、係合体が後方に反るように湾曲し
て係止爪が雌型係合部の後壁から離れて両係合部の係合
を解くことができる。
【００１２】また、単位マット自体に屈曲性を付与する
ために、請求項５記載の発明のように、単位マットを、
複数の枠部材を相互に連結板体で連結して構成し、連結
板体の中央に折れ線を設け、該折れ線から単位マットを
折曲可能に構成するのが好ましい。このように構成する
と、工場出荷時に複数枚の単位マットを連結したマット
形態にしても、マットの屈曲が自由にできて取り扱いを
容易になる。また、起伏の多い地形のところ等に敷設し
て無理なく地形にフイットさせることができる。更に、
単位マット相互の連結において雄型係合部と雌型係合部
の係合部に曲げ力等の作用を軽減できてマットとしての
安定性を向上できる。
ために、請求項５記載の発明のように、単位マットを、
複数の枠部材を相互に連結板体で連結して構成し、連結
板体の中央に折れ線を設け、該折れ線から単位マットを
折曲可能に構成するのが好ましい。このように構成する
と、工場出荷時に複数枚の単位マットを連結したマット
形態にしても、マットの屈曲が自由にできて取り扱いを
容易になる。また、起伏の多い地形のところ等に敷設し
て無理なく地形にフイットさせることができる。更に、
単位マット相互の連結において雄型係合部と雌型係合部
の係合部に曲げ力等の作用を軽減できてマットとしての
安定性を向上できる。
【００１３】また、マットの運搬や保管収納等において
は、極力、形態を小さくできることが望まれる。そこ
で、請求項６記載の発明のように、連結板体の折れ線か
ら単位マットを２つ折りして対応する枠部材上面に突設
した細棒状の突起が互いに相方の枠部材の突起の隙間に
入り込んで枠部材が重なるように、連結板体の長さを設
定するのが好ましい。このように構成すると、単位マッ
トに限らず、複数枚の単位マットを連結した連結マット
であっても、連結板体のところから２つ折りすると、対
応する枠部材上面に突設した細棒状の突起が互いに相方
の隙間に入り込んで枠部材が重なり、嵩を小さくして取
り扱いに便利になる。また、全突起は重なる枠部材の間
にあって一様に保護され、積み上げ状態で保管格納して
も、上下するマットの位置ずれなどで一部の突起が外圧
により変形するようなこともなく、形態的安定性にも優
れたもので、請求項５記載に係る発明の作用効果をより
実効あるものにする。
は、極力、形態を小さくできることが望まれる。そこ
で、請求項６記載の発明のように、連結板体の折れ線か
ら単位マットを２つ折りして対応する枠部材上面に突設
した細棒状の突起が互いに相方の枠部材の突起の隙間に
入り込んで枠部材が重なるように、連結板体の長さを設
定するのが好ましい。このように構成すると、単位マッ
トに限らず、複数枚の単位マットを連結した連結マット
であっても、連結板体のところから２つ折りすると、対
応する枠部材上面に突設した細棒状の突起が互いに相方
の隙間に入り込んで枠部材が重なり、嵩を小さくして取
り扱いに便利になる。また、全突起は重なる枠部材の間
にあって一様に保護され、積み上げ状態で保管格納して
も、上下するマットの位置ずれなどで一部の突起が外圧
により変形するようなこともなく、形態的安定性にも優
れたもので、請求項５記載に係る発明の作用効果をより
実効あるものにする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１５】図１は本発明の実施の形態を示す単位マッ
トの斜視図、図２は複数枚の単位マットを連結した連結
マットの一部平面図、図３（ａ），（ｂ），（ｃ）は雄
型係合部と雌型係合部の断面図、図４は他の実施の形態
を示す雄型係合部の要部斜視図、図５は図４における実
施の形態の雄型係合部と雌型係合部の断面図、図６
（ａ），（ｂ）は連結板体部の断面図である。
トの斜視図、図２は複数枚の単位マットを連結した連結
マットの一部平面図、図３（ａ），（ｂ），（ｃ）は雄
型係合部と雌型係合部の断面図、図４は他の実施の形態
を示す雄型係合部の要部斜視図、図５は図４における実
施の形態の雄型係合部と雌型係合部の断面図、図６
（ａ），（ｂ）は連結板体部の断面図である。
【００１６】図において、１は単位マットを示す。この
単位マット１はポリエチレン等の合成樹脂材で一体成型
したもので、実施の形態の単位マット１は、平面視にお
いて四角形の中穴２を有し、上面に細棒状の多数の突起
３を上向きに設けた４個の枠部材１ａの外縁角部を相互
に連結板体４を介して連結し、各枠部材１ａの残る外縁
角部には、外方向け突出状に雄型係合部５と雌型係合部
６を設けて隣り合う単位マット１相互を連結するように
している。
単位マット１はポリエチレン等の合成樹脂材で一体成型
したもので、実施の形態の単位マット１は、平面視にお
いて四角形の中穴２を有し、上面に細棒状の多数の突起
３を上向きに設けた４個の枠部材１ａの外縁角部を相互
に連結板体４を介して連結し、各枠部材１ａの残る外縁
角部には、外方向け突出状に雄型係合部５と雌型係合部
６を設けて隣り合う単位マット１相互を連結するように
している。
【００１７】雄型係合部５は、枠部材１ａの上面から水
平に延びる支持板下面に、枠部材外面と間隔を採って係
合体５ａを垂設し、この係合体下端前面に係止爪５ｂを
外向けに設けている。
平に延びる支持板下面に、枠部材外面と間隔を採って係
合体５ａを垂設し、この係合体下端前面に係止爪５ｂを
外向けに設けている。
【００１８】雌型係合部６は、枠部材１ａの上面から水
平に延びる支持板前部に、係合体５ａが挿入されてこれ
を囲うように角筒状に形成され、支持板前端に垂設した
後壁６ａの下端部に形成した係止凹部６ｂに前記係止爪
５ｂを係止させるようにして逆止機構を構成している。
平に延びる支持板前部に、係合体５ａが挿入されてこれ
を囲うように角筒状に形成され、支持板前端に垂設した
後壁６ａの下端部に形成した係止凹部６ｂに前記係止爪
５ｂを係止させるようにして逆止機構を構成している。
【００１９】本発明において、単位マット１相互を連結
して係合状態にある雄型係合部５と雌型係合部６との間
に、マット裏側から工具を挿入して両係合部５，６を変
形させて係合を解く隙間状の工具挿入部７を設けてい
る。
して係合状態にある雄型係合部５と雌型係合部６との間
に、マット裏側から工具を挿入して両係合部５，６を変
形させて係合を解く隙間状の工具挿入部７を設けてい
る。
【００２０】工具挿入部７として図１〜３に示す実施の
形態のものは、係止爪５ｂと背向的に係合体背面に縦溝
状に形成している。すなわち、単位マット相互が連結さ
れて雄型係合部５と雌型係合部６が係合状態にある時
は、図３（ａ）に示すように、逆止機構を構成する係止
爪５ｂは雌型係合部６の後壁下端部の係止凹部６ｂに係
止している。
形態のものは、係止爪５ｂと背向的に係合体背面に縦溝
状に形成している。すなわち、単位マット相互が連結さ
れて雄型係合部５と雌型係合部６が係合状態にある時
は、図３（ａ）に示すように、逆止機構を構成する係止
爪５ｂは雌型係合部６の後壁下端部の係止凹部６ｂに係
止している。
【００２１】この状態から両係合部５，６の係合を解く
には、マットを裏返し、工具Ａとして汎用のマイナスド
ライバー等を用い、図３（ｂ）に示すようにドライバー
先端部を係合体５ａ背面の工具挿入部７の内奥部まで挿
入して、これをこじるように操作すると、係止爪５ｂの
反対側で雌型係合部６の前壁部６ｃが押し広げられて係
合体５ａが雌型係合部６から抜け出て両係合部５，６の
係合が解かれる。こうして、連結状態にあった単位マッ
ト１ａは、図３（ｃ）に示すように分離される。
には、マットを裏返し、工具Ａとして汎用のマイナスド
ライバー等を用い、図３（ｂ）に示すようにドライバー
先端部を係合体５ａ背面の工具挿入部７の内奥部まで挿
入して、これをこじるように操作すると、係止爪５ｂの
反対側で雌型係合部６の前壁部６ｃが押し広げられて係
合体５ａが雌型係合部６から抜け出て両係合部５，６の
係合が解かれる。こうして、連結状態にあった単位マッ
ト１ａは、図３（ｃ）に示すように分離される。
【００２２】また、工具挿入部７として、図４〜５に示
す実施の形態のものは、係合体５ａの係止爪５ｂの中間
部に切欠状に形成している。この実施の形態において、
係合状態にある雄型係合部５と雌型係合部６の係合を解
くには、マットを裏返し、工具Ａとして汎用のドライバ
ー等を用い、図５に示すようにドライバー先端部を係止
爪５ｂに切欠状に形成した工具挿入部７から係合体５ａ
と雌型係合部６の後壁６ａとの間に挿入して押し込み、
両者の隙間を広げるように操作すると、係合体５ａが後
方に反って係止爪５ｂが後壁６ａの係止凹部６ｂから外
れて両係合部５，６の係合が解かれる。
す実施の形態のものは、係合体５ａの係止爪５ｂの中間
部に切欠状に形成している。この実施の形態において、
係合状態にある雄型係合部５と雌型係合部６の係合を解
くには、マットを裏返し、工具Ａとして汎用のドライバ
ー等を用い、図５に示すようにドライバー先端部を係止
爪５ｂに切欠状に形成した工具挿入部７から係合体５ａ
と雌型係合部６の後壁６ａとの間に挿入して押し込み、
両者の隙間を広げるように操作すると、係合体５ａが後
方に反って係止爪５ｂが後壁６ａの係止凹部６ｂから外
れて両係合部５，６の係合が解かれる。
【００２３】前記する連結板体４は、単位マット１を構
成する枠部材１ａの上面から水平に延設され、この連結
板体４の中央に折れ線８を設け、この折れ線８から単位
マット１を折曲可能にしている。ここで、連結板体４の
長さとしては、単位マット１を連結板体４の折れ線８か
ら２つ折りした時に、対応する枠部材上面に突設した突
起３が、互いに相方の枠部材１ａの突起３の隙間に入り
込んで枠部材１ａが重なるように設定している。
成する枠部材１ａの上面から水平に延設され、この連結
板体４の中央に折れ線８を設け、この折れ線８から単位
マット１を折曲可能にしている。ここで、連結板体４の
長さとしては、単位マット１を連結板体４の折れ線８か
ら２つ折りした時に、対応する枠部材上面に突設した突
起３が、互いに相方の枠部材１ａの突起３の隙間に入り
込んで枠部材１ａが重なるように設定している。
【００２４】なお、連結板体４の長さに合わせて係合状
態にある雄型係合部５と雌型係合部６の長さもほぼ同じ
にしている。また、連結板体４と係合状態にある雄型係
合部５と雌型係合部６は、平面視における見た目の形態
がほぼ同じになるようにしている。
態にある雄型係合部５と雌型係合部６の長さもほぼ同じ
にしている。また、連結板体４と係合状態にある雄型係
合部５と雌型係合部６は、平面視における見た目の形態
がほぼ同じになるようにしている。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、単位マット相互を連結して、
係合状態にある雄型係合部と雌型係合部は、人為的には
マット裏側から汎用の工具等を用いて簡単に係合関係を
解くことができるから、人工スキー場におけるマット敷
設作業が能率よくできる。
施され、本発明によれば、単位マット相互を連結して、
係合状態にある雄型係合部と雌型係合部は、人為的には
マット裏側から汎用の工具等を用いて簡単に係合関係を
解くことができるから、人工スキー場におけるマット敷
設作業が能率よくできる。
【００２６】また、単位マットを構成する複数の枠部材
相互は、中央に折れ線を設けた連結板体を介して連結し
たから、単位マット自体も折曲性がよくなり、取り扱い
を容易にするとともに、起伏の多い地形のところ等に敷
設して無理なく地形にフイットさせることができる。ま
た、単位マット相互の連結部には、曲げ力の作用等が軽
減できてマットとしての安定性を向上できる。
相互は、中央に折れ線を設けた連結板体を介して連結し
たから、単位マット自体も折曲性がよくなり、取り扱い
を容易にするとともに、起伏の多い地形のところ等に敷
設して無理なく地形にフイットさせることができる。ま
た、単位マット相互の連結部には、曲げ力の作用等が軽
減できてマットとしての安定性を向上できる。
【００２７】また、単位マットは２つ折りして対応する
枠部材を重ねるようにし、枠部材上面の突起は、互いに
相方の枠部材の突起の隙間に入り込んで嵩を小さくでき
るから、運搬や保管格納が簡便にできる。また、全突起
は重なる枠部材の間にあって一様に保護されるから、保
管格納中に外圧により一部の突起が変形したりするよう
なことがなく、形態的安定性にも優れたものである。
枠部材を重ねるようにし、枠部材上面の突起は、互いに
相方の枠部材の突起の隙間に入り込んで嵩を小さくでき
るから、運搬や保管格納が簡便にできる。また、全突起
は重なる枠部材の間にあって一様に保護されるから、保
管格納中に外圧により一部の突起が変形したりするよう
なことがなく、形態的安定性にも優れたものである。
【図１】本発明の本発明の実施の形態を示す単位マット
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】本発明の複数枚の単位マットを連結した連結マ
ットの一部平面図である。
ットの一部平面図である。
【図３】（ａ），（ｂ），（ｃ）は雄型係合部と雌型係
合部の断面図である。
合部の断面図である。
【図４】他の実施の形態を示す雄型係合部の要部斜視図
である。
である。
【図５】図４における実施の形態の雄型係合部と雌型係
合部の断面図である。
合部の断面図である。
【図６】（ａ），（ｂ）は連結板体部の断面図である。
１ 単位マット ２ 中穴 ３ 突起 １ａ 枠部材 ４ 連結板体 ５ 雄型係合部 ５ａ 係合体 ５ｂ 係止爪 ６ 雌型係合部 ６ａ 後壁 ６ｂ 係止凹部 ６ｃ 前壁部 ７ 工具挿入部 ８ 折れ線 Ａ 工具
Claims (6)
- 【請求項１】雄型係合部と雌型係合部との係合で互いに
連結可能な単位マットにおいて、係合状態にある雄型係
合部と雌型係合部との間に、両係合部の係合を解く工具
挿入部を設けたことを特徴とするスキー滑走面用マッ
ト。 - 【請求項２】係合状態にある雄型係合部と雌型係合部と
の間に、マット裏側から工具を挿入して両係合部を変形
させて係合を解く隙間状の工具挿入部を設けたことを特
徴とする請求項１記載のスキー滑走面用マット。 - 【請求項３】雄型係合部の係合体下端前面に設けた係止
爪を、筒状に形成した雌型係合部の後壁下端部に係止さ
せて逆止機構を構成し、工具挿入部を係止爪と背向的に
係合体背面に縦溝状に形成したことを特徴とする請求項
１又は２記載のスキー滑走面用マット。 - 【請求項４】雄型係合部の係合体下端前面に設けた係止
爪を、筒状に形成した雌型係合部の後壁下端部に係止さ
せて逆止機構を構成し、工具挿入部を係止爪中間部に切
欠状に形成したことを特徴とする請求項１又は２記載の
スキー滑走面用マット。 - 【請求項５】単位マットを、複数の枠部材を相互に連結
板体で連結して構成し、連結板体の中央に折れ線を設
け、該折れ線から単位マットを折曲可能にしたことを特
徴とするスキー滑走面用マット。 - 【請求項６】連結板体の折れ線から単位マットを２つ折
りして対応する枠部材上面に突設した細棒状の突起が互
いに相方の枠部材の突起の隙間に入り込んで枠部材が重
なるように、連結板体の長さを設定したことを特徴とす
る請求項５記載のスキー滑走面用マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35122197A JPH11178976A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | スキー滑走面用マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35122197A JPH11178976A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | スキー滑走面用マット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11178976A true JPH11178976A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18415874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35122197A Withdrawn JPH11178976A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | スキー滑走面用マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11178976A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100904385B1 (ko) * | 2008-12-30 | 2009-06-23 | 주식회사 두원에프알씨 | 활주용 매트 |
| KR101008461B1 (ko) | 2009-02-25 | 2011-01-14 | 이영출 | 활주용 매트 연결구 |
| CN106880939A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-06-23 | 冼允照 | 一种应用在滑道上的支撑组件、滑道辅助模块及滑道 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35122197A patent/JPH11178976A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100904385B1 (ko) * | 2008-12-30 | 2009-06-23 | 주식회사 두원에프알씨 | 활주용 매트 |
| KR101008461B1 (ko) | 2009-02-25 | 2011-01-14 | 이영출 | 활주용 매트 연결구 |
| CN106880939A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-06-23 | 冼允照 | 一种应用在滑道上的支撑组件、滑道辅助模块及滑道 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |