JPH1037435A - デッキ材用幅調整材 - Google Patents

デッキ材用幅調整材

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JPH1037435A
JPH1037435A JP19241196A JP19241196A JPH1037435A JP H1037435 A JPH1037435 A JP H1037435A JP 19241196 A JP19241196 A JP 19241196A JP 19241196 A JP19241196 A JP 19241196A JP H1037435 A JPH1037435 A JP H1037435A
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deck
fitting
width
width adjusting
deck material
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JP19241196A
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Inventor
Kenji Takeda
健次 武田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デッキ材を敷設して床体を形成する際、家屋
の壁等からの出張り寸法にバラツキがあっても、比較的
小品種のものであらゆる寸足らずのケースに対応してこ
れを充足することが可能であり、又、使用中の経時によ
り周囲温度の影響を受けて伸縮することがあってもこれ
を充分に吸収し、施工後の品質の安定性、使用感等の優
れたデッキ材用幅調整材を提供する。 【解決手段】 幅調整材本体の一側に、デッキ材D1の
他方の連結部8aに対する嵌合部3aを設けるか、又は
該連結部8bに沿って側方に相対移動可能な調整部7b
を設け、デッキ材D2の一方の連結部9aに沿って側方
に相対移動可能な調整部7aを設けるか、又は該連結部
9b対する嵌合部3bを設けた構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベランダ、テラ
ス、バルコニー或いは物干し台等の床体を施工するに当
たり、その構成部材であるデッキ材の複数個を幅方向に
並設して連結する際に使用するデッキ材用幅調整材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デッキ材の複数個を幅方向に並設
し、相隣接するデッキ材を互いに連結する場合、デッキ
材の長手方向両側縁から外側方に連結部を形成し、何れ
か一方の連結部に嵌合凹溝もしくは嵌合凸条を設けると
共に他方の連結部に嵌合凸条もしくは嵌合凹溝を設けて
なる構造のものを使用することがある。
【0003】かかるデッキ材を幅方向に並設するに際し
ては、一方のデッキ材の他方の連結部と他方のデッキ材
の一方の連結部とが相隣接するようになし、嵌合凹溝に
嵌合凸条を押圧力により押し込んで嵌合させ、以下同様
にして順次複数個のデッキ材を連結しつつ床桟等の上に
敷設するのである。
【0004】ところが、ベランダ、テラス、バルコニー
等は、その家屋壁面からの出張り寸法がバラバラである
為、一定の幅寸法で大量生産されるデッキ材を、上記の
ようにして幅方向に並設して連結した場合、最終的に寸
足らずとなることが多い。
【0005】かかる寸足らずの箇所を充足するには、デ
ッキ材の連結部が具有する遊び等を利用してその幅方向
の寸法を微調整するのであるが、これには限界があって
常に満足な調整が出来るとは限らない。そこで、このよ
うな場合の対応策の一例として、図5(イ)に示すよう
な、適宜の幅寸法に形成された幅調整材aを用いて寸足
らずの部分を充足する方法がある。
【0006】この幅調整材aは、内部中空の長尺体から
なり且つデッキ材と同じ高さとなされた幅調整材本体b
の、一側に下向きの嵌合凹溝cを形成すると共に他側に
上向きの嵌合凸条dを形成したものである。そして同図
(ロ)に示すように、嵌合凹溝cには一方のデッキ材D
1の他方の連結部eの嵌合凸条fを、又嵌合凸条dには
他方のデッキ材D2の一方の連結部gの嵌合凹溝hをそ
れぞれ嵌合して連結するのである。
【0007】ところが、上記従来技術の幅調整材の場合
は、該幅調整材の嵌合凹溝や嵌合凸条にデッキ材の嵌合
凸条や嵌合凹溝をそれぞれ嵌合し、幅方向に固定した構
造となるので、敷設後経時により温度変化の影響を受け
た場合、これを幅方向に吸収することが出来ず、反り上
がったり嵌合部分が外れたりすることがあった。
【0008】又、充足可能寸法は一定であるから、その
幅寸法については多種類のものを準備しないと、あらゆ
る寸足らずの場合に対応出来ず、コスト高となるばかり
でなく、部材の置き場所として広いスペースを要し、作
業面、或いは運搬・在庫の面でも問題があった。更に、
この幅調整材は床桟等に固定するタイプではないので、
歩行時にバタ付く等して安定性が悪く、不快感を与える
ことがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】本発明は上記従来技術の問題点を解消し、
出張り寸法にバラツキがあっても、比較的小品種のもの
であらゆる寸足らずのケースに対応してこれを充足する
ことが可能であり、併せて、使用中の経時により周囲温
度の影響を受けて伸縮することがあってもこれを充分に
吸収することが可能であり、更に敷設施工されたものの
安定性、使用感等に優れたものを提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ッキ材用幅調整材は、「長手方向両側縁から外側方に連
結部を形成し、何れか一方の連結部に嵌合凹溝もしくは
嵌合凸条を設けると共に他方の連結部に嵌合凸条もしく
は嵌合凹溝を設けてなるデッキ材の複数個を幅方向に並
設し、嵌合凹溝に嵌合凸条を嵌合し連結する際に使用す
るデッキ材用幅調整材であって、幅調整材本体の一側に
デッキ材の他方の連結部に対する嵌合部を形成するか又
は該連結部に沿って側方に相対移動可能な調整部を形成
し、幅調整材本体の上部にデッキ材の一方の連結部に沿
って側方に相対移動可能な調整部を形成するか又は該連
結部に対する嵌合部を形成したこと」を特徴とするもの
であり、このことにより上記課題の一つが解決される。
【0012】請求項2記載の発明のデッキ材用幅調整材
は、「上向きの凹溝からなる幅調整材本体の溝底部に固
定具用の小孔を穿設すると共に、該凹溝の一側壁の内側
上部にデッキ材の一方の連結部に対する嵌合部を形成し
たこと」を特徴とするものであり、このことにより上記
課題の他の一つが解決される。
【0013】請求項3記載の発明のデッキ材用幅調整材
は、「上向きの凹溝からなる幅調整材本体の溝底部に固
定具用の小孔を穿設すると共に、該凹溝の他側壁の外側
上部にデッキ材の一方の連結部に対する嵌合部を形成
し、凹溝の上方開口部に溝カバーを嵌着したこと」を特
徴とするものであり、このことによっても上記課題の他
の一つが解決される。
【0014】デッキ材の基本構造としては、長尺板体の
両側縁を下方に垂下して脚部を形成した所謂単板型のも
のと、間隔を隔てて配設した上板と下板との間に複数本
の脚部を設けた所謂複板型のものとが主流を占めてお
り、又稀にはほぼ中実の長尺板体からなるものもある
が、本発明で言うデッキ材は、これら公知のあらゆる基
本構造のデッキ材が対象となり得るものである。
【0015】本発明の幅調整材の材質としては、全体を
一度に一体成形出来る点でポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン等の合成樹脂が好ましいが、必ずしもこれらに限定さ
れず、繊維強化合成樹脂、鉄或いはアルミニウム等の金
属等、デッキ材に通常使用されるあらゆる材質のものが
採用可能である。
【0016】本発明のデッキ材用幅調整材は、幅調整材
本体に、デッキ材の連結部に対する嵌合部や調整部を設
けたものであるが、これらの嵌合部や調整部の構造とし
ては、デッキ材の両連結部の構造を最大限利用する為
に、基本的には該両連結部に対応した構造をとる。しか
し場合によっては、幅調整材を使用する両隣りのデッキ
材の連結部について、必要に応じて若干の設計変更をす
る場合があり、詳細は後述する実施例で示す。
【0017】(作用)請求項1記載の発明のデッキ材用
幅調整材は、幅調整材本体、嵌合部及び調整部により寸
足らずの空白部全体もしくはその大略を充足することが
出来る。
【0018】又、幅調整材本体の一側に、デッキ材の他
方の連結部に沿って側方に相対移動可能な調整部を形成
するか、又は幅調整材本体の上部に、デッキ材の一方の
連結部に沿って側方に相対移動可能な調整部を形成した
ので、該調整部の側方への相対移動可能な範囲内で微調
整が可能となり、取り付けた丈では尚不十分な場合でも
これを完全に充足することが可能となる。又、温度の影
響による伸縮があっても、側方に対してフリーな該調整
部によりこれを容易に吸収することが出来る。
【0019】又、幅調整材本体の一側に、デッキ材の他
方の連結部に対する嵌合部を形成するか、又は幅調整材
本体の上部にデッキ材の一方の連結部に対する嵌合部を
形成したので、幅調整材本体と相隣接する何れか一方の
デッキ材に対して側方に確実に固定出来る。
【0020】請求項2記載の発明のデッキ材用幅調整材
は、請求項1記載の発明の幅調整材に於いて、上向きの
凹溝からなる幅調整材本体の溝底部に固定具用の小孔を
穿設すると共に、該凹溝の一側壁の内側上部に、デッキ
材の一方の連結部に対する嵌合部を形成したので、該凹
溝が排水溝として機能する他、固定具の装着が可能であ
るから床桟等上下方向に対して確実に固定出来ると共
に、デッキ材の一方の連結部に対しても側方に確実に固
定出来る。
【0021】又、請求項3記載の発明のデッキ材用幅調
整材は、請求項2記載の発明の幅調整材に於いて、上向
きの凹溝からなる幅調整材本体の該凹溝の他側壁の外側
上部に、デッキ材の一方の連結部に対する嵌合部を形成
し、凹溝の上方開口部に溝カバーを嵌着したので、固定
具が隠蔽されると共に歩行時に躓くことがなく、美粧
性、歩行性、安全性が付与されると共に、溝カバーがあ
っても、デッキ材の一方の連結部に対する側方への固定
が確実に出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する各
実施例は、複板型のデッキ材を対象としたものである。
【0023】図1(イ)は請求項1記載の発明の第1実
施例を示す正面図であり、図2(イ)は同上の幅調整材
を用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正
面図であって、上側の図は調整寸法を最小にしたときの
図であり、下側の図は同じく最大にしたときの図であ
る。又、D1或いはD2はこの幅調整材を用いて連結し
且つ幅調整を行うところの、隣接するデッキ材である。
これらの点については以下の各実施例に於いても同様で
ある。
【0024】これらの図において、1aは断面が方形の
角筒体からなる幅調整材本体であり、その上面他側の端
縁に沿ってスリット2aが形成されている。3aはデッ
キ材D1の他方の連結部に対する嵌合部であって、幅調
整材本体1aの一側の上端縁から僅かに立ち上がり、更
に側方に伸びる上部突設板4aと、同じく一側の下端縁
から側方に上部突設板4aよりも短く突設された下部突
設板5aとからなる。
【0025】そして、各突設板4a、5a間の内法L1
は、デッキ材D1の他方の連結部に対して、側方から嵌
合可能な寸法となされ、外法L2は、デッキ材D1の高
さと同じ寸法となされている。尚、6aはデッキ材D1
の他方の連結部上に当接する間隔保持リブである。7a
は幅調整材本体1aの上面によって形成された調整部で
あって、デッキ材D2の一方の連結部の嵌合凹溝の端縁
に沿って側方に相対移動可能となされている。
【0026】このようにして構成される本実施例の幅調
整材は、全体が合成樹脂を材料として射出成形法により
一体的に形成されており、以下の各実施例に於いても同
様である。
【0027】尚、図2(イ)に於いて、8aはデッキ材
D1の他方の連結部、9aはデッキ材D2の一方の連結
部である。又、10aは連結部8aの上部延設板、11
aは同じく下部延設板、12aは同じく立ち上がり壁で
あり、この連結部8aに幅調整材の嵌合部3aを嵌合さ
せた場合、デッキ材D1或いはD2の高さと一致するよ
うに、上部延設板10aはやや下方から延設されると共
に、下部延設板11aの中程に段部13が形成されてい
る。
【0028】上記デッキ材用幅調整材を用いて幅調整を
行うには、ベランダ等の出張り寸法に合わせて、所定本
数のデッキ材と適切な幅寸法を有する幅調整材とを組合
せて仮置きする。このとき、デッキ材D1−幅調整材−
デッキ材D2の連結を除いて相互に連結状態とする。
【0029】そして、図2(イ)の上側の図に示すよう
に、デッキ材D1の他方の連結部8aに、嵌合部3aを
側方から挿入して嵌合し、次いで調整部7aの上面に、
デッキ材D2の一方の連結部9aを載置する。このと
き、最初は最小の調整幅で連結し、次いでデッキ材D1
或いはD2を側方に移動させて、デッキ材D2の一方の
連結部9aの嵌合凹溝の下縁を調整部7aの面上でスラ
イドさせ、微調整すれば良い。尚、この微調整の要領は
以下の各実施例に於いても同様である。
【0030】図1(ロ)は請求項1記載の発明の第2実
施例を示す正面図であり、図2(ロ)は同上の幅調整材
を用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正
面図である。
【0031】幅調整材本体1bは、ほぼコの字状長尺体
を上方に開口部が位置するように配設され、その一側外
方に突設された上部突設板4b及び下部突設板5bによ
り、デッキ材D1の他方の連結部8bに対する調整部7
bが形成され、該連結部8bの外表面に沿って側方に相
対移動可能になされている。又、幅調整材本体1bの一
側上部の内側に、デッキ材D2の一方の連結部9bの嵌
合凹溝に嵌合可能な嵌合凸条からなる嵌合部3bが立設
されている。
【0032】上記第2実施例の幅調整材を採用する際
の、相隣接するデッキ材の各連結部は、図2(ロ)に示
すように、デッキ材D1の他方の連結部8bに於ける上
部延設板10bと下部延設板11b間の外法寸法が、こ
れに幅調整材の調整部7bを外挿した状態でスライド可
能であって且つ該調整部7bの高さが、デッキ材D1、
D2の高さと一致するように、上部延設板10bはやや
下方から突設されると共に、下部延設板11bはやや上
方から突設されている。
【0033】上記第2実施例の幅調整材を用いて幅調整
を行うには、上述の第1実施例と同様に仮置きした後、
図2(ロ)の上側の図に示すように、デッキ材D2の連
結部9bの嵌合凹溝に、嵌合部3bを上方からの押圧力
で嵌合すると共に、デッキ材D1の連結部8bに対して
調整部7bを嵌挿し、微調整を行う。
【0034】図1(ハ)は請求項1記載の発明の第3実
施例を示す正面図であり、図3(イ)は同上の幅調整材
を用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正
面図である。
【0035】幅調整材本体1cの全体構造並びにその上
面を調整部7cとした構造は、第1実施例のそれと同じ
であるが、嵌合部としては、上部突設板4cの根元近辺
から垂下リブを設けて嵌合凸条3c1 となし、且つ該嵌合
凸条3c1 と幅調整材本体1cの一側壁面との間で嵌合凹
溝3c2 を形成し、これらの嵌合凸条3c1 及び嵌合凹溝3c
2 により嵌合部3cを形成した点が異なる。
【0036】上記第3実施例の幅調整材を採用する際
の、相隣接するデッキ材の各連結部は、図3(イ)に示
すように、デッキ材D1の他方の連結部8cは、その立
ち上がり壁12cの途中内側に上向きの嵌合凹溝14が
形成され且つ連結した場合の全体の高さがデッキ材D
1、D2の高さと一致するように、上部延設板10cは
やや下方から突設されている。
【0037】上記第3実施例の幅調整材を用いて幅調整
を行うには、上述の第1実施例と同様に仮置きした後、
図3(イ)の上側の図に示すように、デッキ材D1の上
部延設板10c上に、上部突設板4cを載置しつつ幅調
整材を上方から押圧し、嵌合凹溝14内に嵌合凸条3c1
を嵌合すると共に立ち上がり壁12cを嵌合凹溝3c2内
に嵌合する。次に、調整部7cの上面にデッキ材D2の
他方の連結部9cを載置して微調整を行う。
【0038】図1(ニ)は請求項1記載の発明の第4実
施例を示す正面図であり、図3(ロ)は同上の幅調整材
を用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正
面図である。
【0039】幅調整材本体1dの全体構造並びにその上
面を調整部7dとした構造は、第1及び第3実施例のそ
れと同じであるが、嵌合部3dとしては、上部突設板4
dの根元近辺から第3実施例のそれよりも短い垂下リブ
を設け、幅調整材本体1dの一側壁面との間で嵌合凹溝
3d1を形成し、又該一側壁面の中程に外方に向く係止凸
条3d2を形成した点が異なる。
【0040】上記第4実施例の幅調整材を採用する際
の、相隣接するデッキ材の各連結部は、図3(ロ)に示
すように、デッキ材D1の他方の連結部8dは、その立
ち上がり壁12dの途中に内側方に向く楔形の凹陥部1
5が形成され、上部延設板10dがやや下方から突設さ
れている。
【0041】上記第4実施例の幅調整材を用いて幅調整
を行うには、上述の第1実施例と同様に仮置きした後、
図3(ロ)の上側の図に示すように、デッキ材D1の上
部延設板10d上に、上部突設板4dを載置しつつ幅調
整材を上方から押圧し、立ち上がり壁12dの上部を嵌
合凹溝3d1に嵌合し、更に凹陥部15内に係止凸条3d2
を嵌入係止する。次に、調整部7dの上面に、デッキ材
D2の一方の連結部9dを載置して微調整を行う。
【0042】図1(ホ)は請求項2記載の発明の一実施
例を示す断面図であり、図4(イ)は同上の幅調整材を
用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正面
図である。
【0043】本実施例の幅調整材は、上述の請求項1記
載の発明の第2実施例の幅調整材に比し、幅調整材本体
1eの溝底部の幅方向中程に、ビスからなる固定具17
を挿通する為の小孔16が穿設されており、下部突設板
が無くて上部突設板4eのみで調整部7eが形成されて
いる点を除いて同じ構造となされている。
【0044】即ち、幅調整材本体1e全体が上向きの凹
溝状体からなっている。小孔16は、溝底部の長手方向
に適宜間隔を隔てて複数個設ければよい。該小孔16に
はビス等の固定具17を挿通する等して図示しない床桟
等に固定するのである。
【0045】上記実施例の幅調整材を用いて幅調整を行
う要領は上述の請求項1記載の発明の第2実施例の場合
とほぼ同様であるが、デッキ材D2の一方の連結部9e
の嵌合凹溝に嵌合部3eを嵌合する前に、幅調整材を床
桟等に固定する必要がある。
【0046】図1(ヘ)は請求項3記載の発明の一実施
例を示す断面図であり、図4(ロ)は同上の幅調整材を
用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の正面
図である。
【0047】本実施例の幅調整材は、上記請求項2記載
の発明の一実施例と同様に、幅調整材本体1fの溝底部
に固定具用の小孔16が穿設されている。又、該幅調整
材本体1fの両側壁内にほぼ楔形の係止凹溝18が対向
するように形成されると共に、他側壁は内部中空の二重
壁構造となされ、嵌合凸条からなる嵌合部3fが二重壁
の外側に形成されている。
【0048】更に、細幅の長尺板の両側縁を下方に垂下
して脚部を形成し、該脚部の下端にほぼ楔形の係止凸条
19を背向するように形成した溝カバー20が、幅調整
材本体1fの凹溝内に嵌入され、係止凸条19が係止凹
溝18に嵌着されている。尚、溝カバー20の上面と幅
調整材本体1fの上面とが面一となるように設計されて
おり、かくすることにより、美粧性、歩行時に於ける安
全性がより助長される。
【0049】上記実施例の幅調整材を用いて幅調整を行
う要領は上記請求項2記載の発明の実施例の場合とほぼ
同様であるが、溝カバーの嵌着は、当然固定具による幅
調整材の床桟等への固定後に行うこととなる。
【0050】上述の本発明の各実施例に於いては、歩行
時の雑音発生防止を確実にする為に、必要に応じて幅調
整材の下面に軟質ポリ塩化ビニルや合成ゴム等の弾性体
を取り付けてもよい。特に、幅調整材本体を床桟等に固
定するタイプではない請求項1記載の発明の場合はより
効果的である。
【0051】以上、本発明の実施例について説明した
が、具体的な構成は上記実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等
も本発明に含まれる。
【0052】
【発明の効果】本発明のデッキ材用幅調整材は、寸足ら
ずの空白部を充足するに際し、調整部の存在によりこれ
を完全に充足することが出来る。従って、比較的少ない
品揃えでもあらゆるケースに対応して施工が出来、施工
費が低廉であるばかりでなく、作業性に優れ且つ輸送
費、保管費が低廉である。又、調整部が具有する側方へ
のスライド機能により、施工性の改善と経時の温度変化
による悪影響を防止することが出来る。
【0053】又、請求項2記載の発明の幅調整材のよう
に、幅調整材本体に凹溝を設け、且つ凹溝の溝底部に固
定具用の小孔を穿設した場合は、該凹溝により水捌け機
能が付加され、更に幅調整材を上下方向に確実に固定出
来るので、歩行性、排水性能及び使用感に優れたもので
ある。
【0054】又、請求項3記載の発明の幅調整材のよう
に、凹溝に溝カバーを嵌着したものは、美粧性、歩行性
及び安全性がより助長されたものとなり、更に凹溝内の
塵埃貯溜を防止し得るので長期にわたってその清潔性を
保持することが出来、メンテナンスの面でも優れたもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(イ)〜(ニ)は請求項1記載の発明の第
1〜第4実施例をそれぞれ示す正面図であり、同図
(ホ)は請求項2記載の発明の一実施例、同図(ヘ)は
請求項3記載の発明の一実施例をそれぞれ示す断面図で
ある。
【図2】同図(イ)及び(ロ)は図1(イ)及び(ロ)
に示す第1及び第2実施例の幅調整材を用いてデッキ材
を連結する際の要領を説明する為の正面図であって、上
側の図は出張り寸法が最小の場合、下側の図は最大の場
合をそれぞれ示す図である。
【図3】同図(イ)及び(ロ)は図1(ハ)及び(ニ)
に示す第3及び第4実施例の幅調整材を用いてデッキ材
を連結する際の要領を説明する為の正面図であって、上
側の図は出張り寸法が最小の場合、下側の図は最大の場
合をそれぞれ示す図である。
【図4】同図(イ)及び(ロ)は図1(ホ)及び(ヘ)
に示す請求項2及び3記載の発明に係る実施例の幅調整
材を用いてデッキ材を連結する際の要領を説明する為の
正面図であって、上側の図は出張り寸法が最小の場合、
下側の図は最大の場合をそれぞれ示す図である。
【図5】同図(イ)は従来例を示す正面図であり、同図
(ロ)は同上幅調整材を用いて連結されたデッキ材の態
様を示す正面図である。
【符号の説明】
D1、D2 デッキ材 1a〜1f 幅調整材本体 3a〜3f 嵌合部 4a〜4f 上部突設板 5a、5b 下部突設板 7a〜7f 調整部 8a〜8f 他方の連結部 9a〜9f 一方の連結部 14 嵌合凹溝 15 凹陥部 16 小孔 17 固定具 18 係止凹溝 19 係止凸条 20 溝カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側縁から外側方に連結部を形
    成し、何れか一方の連結部に嵌合凹溝もしくは嵌合凸条
    を設けると共に他方の連結部に嵌合凸条もしくは嵌合凹
    溝を設けてなるデッキ材の複数個を幅方向に並設し、嵌
    合凹溝に嵌合凸条を嵌合し連結する際に使用するデッキ
    材用幅調整材であって、幅調整材本体の一側にデッキ材
    の他方の連結部に対する嵌合部を形成するか又は該連結
    部に沿って側方に相対移動可能な調整部を形成し、幅調
    整材本体の上部にデッキ材の一方の連結部に沿って側方
    に相対移動可能な調整部を形成するか又は該連結部に対
    する嵌合部を形成したことを特徴とするデッキ材用幅調
    整材。
  2. 【請求項2】 上向きの凹溝からなる幅調整材本体の溝
    底部に固定具用の小孔を穿設すると共に、該凹溝の一側
    壁の内側上部にデッキ材の一方の連結部に対する嵌合部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載のデッキ材用
    幅調整材。
  3. 【請求項3】 上向きの凹溝からなる幅調整材本体の溝
    底部に固定具用の小孔を穿設すると共に、該凹溝の他側
    壁の外側上部にデッキ材の一方の連結部に対する嵌合部
    を形成し、凹溝の上方開口部に溝カバーを嵌着したこと
    を特徴とする請求項2記載のデッキ材用幅調整材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102491433B1 (ko) * 2022-08-23 2023-01-27 (주)디앤에프 보데크 프레임 및 이를 이용하여 형성된 보데크

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