JPH11178867A - 使用済注射針廃棄装置における係止構造 - Google Patents

使用済注射針廃棄装置における係止構造

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JPH11178867A
JPH11178867A JP9355409A JP35540997A JPH11178867A JP H11178867 A JPH11178867 A JP H11178867A JP 9355409 A JP9355409 A JP 9355409A JP 35540997 A JP35540997 A JP 35540997A JP H11178867 A JPH11178867 A JP H11178867A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済の注射針を注射器外筒より取り外し,
廃棄する作業を安全且つ迅速に行なうことができる使用
済注射針廃棄装置において、その使用済の注射針のチッ
プ部がいずれのタイプであっも確実に挟持すること。 【解決手段】 外周側面に複数の側部貫通孔部7cを等
間隔に形成した回転中空軸7と、該回転中空軸7の軸周
方向に回動自在に装着する被駆動部材8と、該被駆動部
材8に揺動自在に枢支するとともに先端部を回転中空軸
7の側部貫通孔部7cに貫通させ回転中空軸7の内部に
て相互に近接して使用済の注射針の装着用チップ部30
aを挟持するための複数の係止爪部材Aとからなる使用
済注射針廃棄装置とし、係止爪部材Aの揺動自由端部A
1 には使用済の注射針のチップ部30aを抱持するため
の抱え部20と、その先端より適宜に離れた箇所で且つ
係止爪部材Aが近接する側から鋭角に突出し,チップ部
30aの周囲に形成したリブ30a1 に係止するための
係止突起21を形成してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済の注射針を
注射器外筒31より取り外し,廃棄する作業を安全且つ
迅速に行なうことができる使用済注射針廃棄装置におい
て、その使用済の注射針のチップ部30aがいずれのタ
イプであっも確実に挟持することができる使用済注射針
廃棄装置における係止爪に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】現在使用されている多くの注射器の注射針
は、一回のみ使用する使い捨てタイプのものであり、図
9(A)乃至(D)等に示すように、注射針のみ使い捨
てタイプのもので、使用済の注射針30のチップ部30
aの内部側には、円周状の複数の溝が連続的に形成され
ている。また、注射器外筒31のノズルには外螺子が形
成されており、チップ部30aの内部側に形成した前記
溝に注射器外筒31のノズルをねじ込むようにして係止
装着するものである。また、前記チップ部30aの内部
側に形成した溝は、内螺子として形成されることもあ
る。
【0004】その使用済の注射針のチップ部30aの周
囲には、リブ30a1 ,30a1 ,…が形成されてい
る。そのリブ30a1 の数も種々存在している。新しい
注射針30は、封印されたケースに収納されて出荷さ
れ、使用するときに、封印が解かれてキャップが開か
れ、収納された注射針30が取り出され注射器外筒31
に装着される。
【0005】そして、使用済の注射針30は、注射器外
筒31のノズルより外されて、元のケースに収納され、
キャップを被せ、そのケースごと廃棄する。また、注射
針のチップの外周には複数本のリブが形成されている。
またケースの収納口内周面には、同様にリブが形成され
ているので、使用済の注射針が注射器外筒31に装着し
たままで、ケースを使用済の注射針に被せると、リブ同
士が掛かり合い、ケースを回転させると使用済の注射針
は、ノズルより外すことができる。
【0006】上記の使用済の注射針を注射器外筒31よ
り取り外し廃棄する作業において、その作業中に、誤っ
て使用済の注射針が皮膚に刺さり、そこから重大な感染
症を引き起こす危険性のあることが従来より指摘されて
いる。そこで、上記のように注射針のケースに使用済の
注射針を注射器外筒31のノズルより取り外すことがで
きるようにしたものが存在している。
【0007】しかし、注射針を収納しているケース自体
が、極めて小径な筒状体のものであり、作業員は、種々
の状況のもとでこのような作業を行なう場合には、とき
として誤って、使用済の注射針が皮膚に刺さることがあ
りうる。そこで、特開平9−224985号では、使用
済の注射針の処分装置が開示されている。上記発明には
種々の実施形態が含まれているが、その実施形態の中に
以下に示す内容のものが記載されている。
【0008】即ち、注射器が受け口位置で進入停止した
後、モータ或いは重錘を付設した注射針固定用駆動手段
を注射針空間部分と仕切る中空軸を介して回転操作する
ことによって、針外し操作の前或いは略同時に作動し
て、注射針装着部を握持または挟着して固定する一対の
歯付き平板を設けた固定具を針外し具に構成されたもの
である。
【0009】この装置では、まず針外し具の中央部に注
射針が差し込まれたときに、モータ或いは重錘を付設し
た注射針固定用駆動手段が回転することで、注射針固定
用駆動手段により固定された使用済の注射針も回転し、
注射器外筒31のノズルより外れ、該使用済の注射針は
落下し、そのまま収納具に納まる。
【0010】このようにして、収納具内に使用済の注射
針が溜まると一括して収納具ごと廃棄する。上記の手順
によれば、作業員は、使用済の注射針部分には一切,手
を触れることなく、注射器外筒31から使用済の注射針
を外し、該使用済の注射針をそのまま収納具に収納させ
ることができ、作業員の安全を十分に確保することがで
きるものであるとされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
9−224985号に開示された発明において、添付さ
れた図面の図5に示された実施形態では、上記注射針固
定用駆動手段の一対の歯付き平板の先端形状はのこぎり
歯状に多数の歯が形成されている。実際にこのような刃
先をもって、使用済の注射針のチップ部30aを挟持す
る場合に、以下に示すような問題が生じる。
【0012】まず、チップ部30aの軸周方向に沿って
形成された複数のリブは、その本数が各製造会社によっ
て異なる。そして、図9(A),(C),(D)等に示
すように、4本,6本,8本等としたものが多い。従っ
て、隣接するリブ間の間隔もそれぞれ異なる。そこで、
歯付き平板の先端の歯が、のこぎり状歯cであると、チ
ップ部30aのリブの本数が多くなるにしたがい、歯付
き平板の先端におけるのこぎり状歯cがチップ部30a
のリブに不完全に引っ掛かり、歯付き平板がチップ部3
0aを挟持して、そのチップ部30aを注射器外筒31
から取り外すべく回転させようとしても、歯付き平板と
チップ部30aとが空回りしてしまうことがある〔図1
0(A)参照〕。
【0013】そして、最悪の場合には、そのチップ部3
0aのリブ30a1 ,30a1 ,…が歯付き平板の回転
時空回りによって、のこぎり状歯cによって削り取られ
てしまい、チップ部30aが単なる円筒形状となってし
まうことになる〔図10(B)参照〕。また、リブが太
い場合には、上記のこぎり状歯cではかみ合うことがで
きないし〔図10(C)参照〕、隣接するリブの間隔が
狭い場合にも、のこぎり状歯cではかみ合うことができ
ないことがある〔図10(D)参照〕。
【0014】このようになると、もはや、歯付き平板の
挟持圧程度では、そのチップ部30aを回転させること
ができず、使用済の注射針30を注射器外筒31から作
業員の手作業にて取り外さなくてはならない。そこで、
前述したような使用済の注射針が作業員の指等に刺さる
ような事故の危険性が出てくる。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
外周側面に複数の側部貫通孔部を等間隔に形成した回転
中空軸と、該回転中空軸の軸周方向に回動自在に装着す
る被駆動部材と、該被駆動部材に揺動自在に枢支すると
ともに先端部を前記回転中空軸の側部貫通孔部に貫通さ
せ回転中空軸の内部にて相互に近接して使用済の注射針
の装着用チップ部を挟持するための複数の係止爪部材と
からなる使用済注射針廃棄装置において、前記係止爪部
材の揺動自由端部には使用済の注射針のチップ部を抱持
するための抱え部と、該抱え部先端より適宜に離れた箇
所で且つ係止爪部材が近接する側から鋭角に突出し,前
記チップ部の周囲に形成したリブに係止するための係止
突起を形成してなる使用済注射針廃棄装置における係止
構造としたことにより、使用済の注射針のチップ部のリ
ブに係止し易くなり、且ついずれのタイプのものでも良
好に係止させることができ、上記課題を解決したもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を本発明
の係止爪部材が使用される使用済注射針廃棄装置ととも
に図面に基づいて説明する。本体ケース1は、図7に示
すように、頂面部1aを有する円筒容器形状をなし、そ
の頂面部1aの中心箇所に注射針挿入口部材2が設けら
れている。該注射針挿入口部材2は、中央に挿入孔2a
が形成され使用済の注射針30を注射器外筒31のノズ
ルに装着したままの状態で挿入するものである。
【0017】そして、使用済の注射針30が取り付けら
れた状態の注射器外筒31を使用済の注射針30側から
挿入し易いようにするために開口部は広口で、内周面
は、略球面状をなしている。その注射針挿入口部材2
は、本装置における使用済の注射針30を注射器外筒3
1から取り外す動作を始めるための駆動用スイッチ4に
連動し、ONにする役目を兼ねることもある。
【0018】本体ケース1の頂面部1aの裏面側には、
軸支部材5が装着されている(図1,図2参照)。該軸
支部材5は、前記注射針挿入口部材2を頂面部1aの裏
面側より上下方向にスライド自在で、且つコイルスプリ
ングにより常時は上方に弾性的に付勢されるようにして
支持固定するとともに、後述する回転中空軸7の上端箇
所を支持する軸受の役目をなす。その軸支部材5の下面
側にはベアリング収納部が形成され、該ベアリング収納
部には回転中空軸7を鉛直方向に支持するためのベアリ
ング6が収納されている(図7参照)。
【0019】その回転中空軸7は、本体ケース1内で鉛
直方向とし、且つ前記注射針挿入口部材2と同軸線にし
て本体ケース1内に装着される。該回転中空軸7は、軸
長方向に沿って中空とした管状体であり、その中空内部
7aは、注射器から取り外した使用済の注射針30が落
下する通路となる。その回転中空軸7には、軸周方向に
突出する略円板形状とした鍔状部7bが形成されている
(図2,図3参照)。さらに、その回転中空軸7の上下
方向における上端箇所には複数の側部貫通孔部7c,7
c,…が形成されている〔図1(A),図2参照〕。
【0020】その回転中空軸7には、被駆動部材8が装
着されている。該被駆動部材8は、回転中空軸7の軸周
方向に回動自在に装着されているものであり、具体的に
は回転中空軸7と被駆動部材8との間にベアリング9が
装着され、該ベアリング9に装着した被駆動部材8が回
転中空軸7に対して滑らかに回動する構造となってい
る。そのベアリング9は、回転中空軸7に圧入され、前
記鍔状部7b箇所にて位置的支持がなされている。ま
た、前記側部貫通孔部7c,7c,…は、被駆動部材8
の上方に位置する〔図1(A),図2参照〕。
【0021】該被駆動部材8は、前述したようにモータ
等の動力源19から回転運動を受けるものであり、その
被駆動部材8は、具体的には外周に歯部8aが形成され
た歯車となっている。そして、動力源19から歯車機構
を介して被駆動部材8に回転運動が伝達される構造とな
っている〔図4(A),(B)参照〕。
【0022】その被駆動部材8には、複数の係止爪部材
A,A,…が揺動自在に装着されている〔図1(A),
(B)参照〕。各係止爪部材Aは、腕形状をなし、その
長手方向一端側を揺動自由端部A1 とし、該揺動自由端
部A1 に抱え部20と係止突起21が形成されている。
その揺動自由端部A1 は、前記回転中空軸7の上方に形
成した側部貫通孔部7cに遊挿し、回転中空軸7の中空
内部7aに位置する。また、枢支端部22は、係止爪部
材Aの揺動中心となるもので、その枢支端部22,2
2,…が被駆動部材8上にて回転中空軸7を中心とし、
その周囲を円周状に囲むようにして等間隔に被駆動部材
8上に枢支される。
【0023】その抱え部20は、使用済の注射針30の
チップ部30aを抱持する側面であり、円弧状に形成さ
れ、チップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…に沿
って比較的良好な当接ができるようになっている。ま
た、係止突起21は、抱え部20先端より適宜に離れた
箇所で,且つ係止爪部材A,A,…が近接する側から突
出形成されている(図4,図5等参照)。
【0024】該係止突起21は、チップ部30aのリブ
30a1 ,30a1 ,…に係止するように形成されてい
る。その抱え部20と係止突起21とのなす隅角箇所
は、略直角状とするのが好適である。この略直角状とし
たことにより、抱え部20と係止突起21とがリブ30
1 を最も確実な状態で係止することができる。
【0025】また、抱え部20は、略円弧状に形成され
るのが好適である。該抱え部20を略円弧状とすること
で、リブ30a1 ,30a1 ,…の本数が多いタイプの
チップ部30aに対して、そのリブ30a1 ,30
1 ,…の先端に均一に当接することができるようにな
る〔図6(B)参照〕。
【0026】さらに、係止突起21の先端は、鋭利な形
状に形成されることが好適である。係止突起21を鋭利
な形状にすることにより、リブ30a1 ,30a1 ,…
の本数が多いタイプで、その間隔が狭い場合であって
も、その係止突起21がリブ30a1 ,30a1 間に食
い込み易くなり、係止力をより一層強固なものにするこ
とができる。
【0027】全ての係止爪部材A,A,…は、前記被駆
動部材8が回転中空軸7に対して回動すると、その揺動
自由端部A1 が側部貫通孔部7c,7c,…に遊挿して
いるので、各係止爪部材Aは、側部貫通孔部7c箇所に
より枢支端部22を中心とした揺動運動を行なうことに
なる。そして、回転中空軸7の内壁側に寄っている全て
の揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、回転中空軸7の軸芯
に向かって近接する〔図4(A),(B)参照〕。ま
た、上記とは反対に被駆動部材8が逆回転すると、全て
の揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、近接した状態から同
時に離散して回転中空軸7の中空内部7aの内壁側に寄
ってゆく動作を行なう。
【0028】前記回転中空軸7は、本体ケース1内に装
着された支持板材11により回動自在に支持される。該
支持板材11は、本体ケース1の頂面部1a裏面側より
適宜に離れた位置に水平状に固定することができるよう
になっている(図1参照)。該支持板材11には、回転
中空軸7が貫通する貫通孔部11aが形成され、該貫通
孔部11aに回転中空軸7が挿入され、鍔状部7b箇所
で回転中空軸7の上下方向の位置的固定が行なわれる。
また、前述の注射針挿入口部材2の下端と回転中空軸7
の上端との間は、適宜の間隔をおいて離れており、注射
針挿入口部材2の上下動が行なえるようになっている。
【0029】その支持板材11と回転中空軸7との間に
は、回転制動手段12が存在し、該回転制動手段12に
より、回転中空軸7の回転運動に抵抗する負荷が与えら
れる仕組となっている。その回転制動手段12により回
転中空軸7と被駆動部材8との間に回転の角度差を生じ
る。この角度差は、係止爪部材Aが側部貫通孔部7cに
よって枢支端部22を中心にして揺動することによるも
のであり、全部の揺動自由端部A1 ,A1 ,…が回転中
空軸7の内部で近接又は離散動作が完了するとともに、
回転中空軸7が被駆動部材8とともに回転を始める〔図
5(A),(B)参照〕。
【0030】その回転制動手段12は、具体的には、コ
イルスプリング12aと押え部材12bとから構成され
る〔図2及び図3(A),(B)参照〕。そのコイルス
プリング12aは、圧縮コイルスプリングが使用され
る。その押え部材12bは、座金形状のものが使用され
る。該押え部材12bは、回転中空軸7の軸長方向の中
心より下方に止め輪等により固定される。
【0031】そして、その押え部材12bと支持板材1
1との間にコイルスプリング12aが装着され、回転中
空軸7の鍔状部7bが支持板材11に常時,押圧状態と
なり、回転中空軸7には支持板材11に対して回転方向
に抵抗力が与えられるようになっている。該抵抗力によ
り回転中空軸7と被駆動部材8との回転の始動時に角度
差を生じさせることができる。
【0032】被駆動部材8に回転運動を伝達する動力源
19は、具体的には電動モータが使用される。電動モー
タとした動力源19には、駆動歯車17が該駆動歯車1
7と外周に歯部8aを形成した被駆動部材8との間に中
間歯車部18を設けて動力源19より被駆動部材8に回
転運動を与えるものである〔図1(A)乃至(C)参
照〕。
【0033】回転中空軸7,被駆動部材8,支持板材1
1及び回転制動手段12等を内装した本体ケース1は、
回収用容器25と上下方向に連結するようになっている
(図7参照)。該回収用容器25は、本体ケース1側で
注射器外筒31から取り外された使用済の注射針30を
回収貯蔵する容器である。その回収用容器25の上面の
中央には回収孔25aが形成され、該回収孔25aは回
転中空軸7の下端と位置的に一致している(図7参
照)。
【0034】そして、回転中空軸7の中空内部7aを落
下してくる使用済の注射針30がその回収孔25aを通
過して回収用容器25の内部に収容される(図7参
照)。回収用容器25の上面には回収孔25aのキャッ
プが装着されており、回収用容器25内に使用済の注射
針30が満杯になったときに、その回収孔25aを閉じ
るためのものである。
【0035】
【作用】注射器から使用済の注射針30を取り外す手順
について述べる。図8は、その手順を示している。ま
ず、本体ケース1の頂面部1aに配置した注射針挿入口
部材2より使用済注射器を使用済の注射針30側から差
し込む。注射針挿入口部材2は、始動スイッチに連動
し、ここに使用済の注射針30を押し込むことにより動
力源19が始動し、被駆動部材8に回転運動が伝達され
る。該被駆動部材8は、回転するとともにその係止爪部
材A,A,…の枢支端部22が回転方向に移動する。
【0036】その揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、回転
中空軸7の側部貫通孔部7c,7c,…に貫通してい
る。そこで、揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、離散した
状態から互いに近接し、使用済の注射針30のチップ部
30aを挟持する。
【0037】そして、係止爪部材A,A,…の揺動自由
端部A1 ,A1 ,…が使用済の注射針30のチップ部3
0aを掴んだままで、被駆動部材8とともに回転方向に
移動し、係止爪部材A,A,…が回転中空軸7に回転運
動を伝達することになる。被駆動部材8及び係止爪部材
A,A,…とがチップ部30aを回転させ、注射器外筒
31から使用済の注射針30のチップ部30aを取り外
す。
【0038】次に、その被駆動部材8が動力源19が逆
転し、チップ部30aの挟持状態を解除することができ
る。そして、チップ部30aは係止爪部材A,A,…か
ら回転中空軸7の内部を落下し、そのまま、回収用容器
25の回収孔25aを通過して内部に回収される。そし
て、使用済の注射針30が満杯になると、回収孔25a
を本体ケース1より取り外し、付属のキャップ26で回
収孔25aを塞ぎ、回収用容器25ごとに処分する。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、外周側面に複数の側
部貫通孔部7c,7c,…を等間隔に形成した回転中空
軸7と、該回転中空軸7の軸周方向に回動自在に装着す
る被駆動部材8と、該被駆動部材8に揺動自在に枢支す
るとともに先端部を前記回転中空軸7の側部貫通孔部7
cに貫通させ回転中空軸7の内部にて相互に近接して使
用済の注射針のチップ部30aを挟持するための複数の
係止爪部材A,A,…とからなる使用済注射針廃棄装置
において、前記係止爪部材Aの揺動自由端部A1には使
用済の注射針のチップ部30aを抱持するための抱え部
20と、該抱え部20先端より適宜に離れた箇所で且つ
係止爪部材A,A,…が近接する側から鋭角に突出し,
前記チップ部30aの周囲に形成したリブ30a1 ,3
0a1 ,…に係止するための係止突起21を形成してな
る使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことに
より、リブ30a1 ,30a1 ,…の本数の異なる種々
のチップ部30aからなる使用済の注射針30に対応し
て、これらを廃棄処分することができる。
【0040】上記効果を詳述すると、係止爪部材Aは、
揺動自由端部A1 に抱え部20と係止突起21とを形成
しているので、その抱え部20がチップ部30aのリブ
30a1 ,30a1 ,…外端に略当接状態になり、係止
突起21がいずれかのリブ30a1 ,30a1 ,…に係
止するためのガイドの役目をすることになるので、係止
爪部材A,A,…がチップ部30aを挟持する一連の動
作を極めて円滑に行なうことができる。
【0041】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記係止突起21と抱え部20とのなす隅角箇所
は、略直角としてなる使用済注射針廃棄装置における係
止構造としたことにより、係止突起21が各リブ30a
1 に係止するときに、抱え部20と係止突起21とがリ
ブ30a1 を確実に抱持する状態となり、チップ部30
aに対する挟持状態をより一層,安定したものにでき
る。
【0042】次に、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記係止突起21の先端は鋭利状としてなる使用済
注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、係
止突起21は、チップ部30a周囲のリブ30a1 ,3
0a1 ,…に対してより一層,食い込み易くすることが
できるし、その食い込みまでの動作時間を短縮すること
ができる。
【0043】次に、請求項4の発明は、請求項1におい
て、前記抱え部20は、チップ部30aを抱持するため
の面は、円弧状に形成してなる使用済注射針廃棄装置に
おける係止構造としたことにより、チップ部30aに係
止するための良好なガイドを行なうことができる。即
ち、抱え部20は円弧状としているので、チップ部30
aのリブ30a1 ,30a1 ,…に対して略連続的な当
接状態とすることができ、係止突起21によるリブ30
1 ,30a1 ,…への食い込みがより一層良好にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は使用済注射針廃棄装置の要部斜視図 (B)は使用済注射針廃棄装置の要部平面図 (C)は使用済注射針廃棄装置の下方より見た要部斜視
【図2】使用済注射針廃棄装置の一部切除した要部分解
斜視図
【図3】(A)は使用済注射針廃棄装置の一部断面にし
た要部側面図 (B)は使用済注射針廃棄装置の要部の縦断側面図
【図4】(A)は係止爪部材の先端部が中心より離れた
状態図 (B)は係止爪部材の先端部が中心に集中した状態図
【図5】(A)は回転中空軸内にて係止爪部材がチップ
部を挟持している状態図 (B)は(A)において係止爪部材がチップ部のリブに
係止した状態の拡大図
【図6】(A)は回転中空軸内にて係止爪部材がチップ
部を挟持している状態図 (B)は(A)において係止爪部材がチップ部のリブに
係止した状態の拡大図
【図7】使用済注射針廃棄装置の縦断側面図
【図8】注射器から使用済の注射針を取り外す過程を示
す作用図
【図9】(A)は一般の注射針を示す斜視図及びX1
1 矢視端面図 (B)は一般の注射器外筒の先端部及び別のタイプの注
射針を示す側面図 (C)は(B)のX2 ─X2 矢視端面図 (D)は(B)のX3 ─X3 矢視端面図
【図10】(A)は公知の被駆動部歯付き平板がチップ
部を挟持した状態図 (B)は公知の被駆動部歯付き平板がチップ部のリブを
磨耗させてしまった状態図 (C)は公知の被駆動部歯付き平板では厚幅のリブに係
止不可能なことを示す拡大状態図 (D)は公知の被駆動部歯付き平板では多数のリブを有
するチップ部のリブに係止不可能なことを示す拡大状態
【符号の説明】
7…回転中空軸 7c…側部貫通孔部 8…被駆動部材 A…係止爪部材 A1 …揺動自由端部 20…抱え部 21…係止突起 30…注射針 30a…チップ部 30a1 …リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目黒 正明 神奈川県大和市福田6丁目9番地の21 イ −スタン技研株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周側面に複数の側部貫通孔部を等間隔
    に形成した回転中空軸と、該回転中空軸の軸周方向に回
    動自在に装着する被駆動部材と、該被駆動部材に揺動自
    在に枢支するとともに先端部を前記回転中空軸の側部貫
    通孔部に貫通させ回転中空軸の内部にて相互に近接して
    使用済の注射針の装着用チップ部を挟持するための複数
    の係止爪部材とからなる使用済注射針廃棄装置におい
    て、前記係止爪部材の揺動自由端部には使用済の注射針
    のチップ部を抱持するための抱え部と、該抱え部先端よ
    り適宜に離れた箇所で且つ係止爪部材が近接する側から
    鋭角に突出し,前記チップ部の周囲に形成したリブに係
    止するための係止突起を形成してなることを特徴とする
    使用済注射針廃棄装置における係止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記係止突起と抱え
    部とのなす隅角箇所は、略直角状としてなることを特徴
    とする使用済注射針廃棄装置における係止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記係止突起
    の先端は鋭利状としてなることを特徴とする使用済注射
    針廃棄装置における係止構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記抱え
    部は、前記チップ部の抱持面を略円弧状に形成してなる
    ことを特徴とする使用済注射針廃棄装置における係止構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350634B1 (ko) * 2000-03-03 2002-08-30 인창전자주식회사 주사바늘 분리기
WO2004075806A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Showa Yakuhin Kako Co.,Ltd. 歯科用カートリッジ式注射器における注射針の取り外し装置
CN103894970A (zh) * 2012-12-24 2014-07-02 健康机器人技术有限公司 用于移除注射器的针的设备
KR101588170B1 (ko) * 2015-08-07 2016-01-26 홍기근 자동 주사바늘 분리수거 장치
KR20160072298A (ko) * 2014-12-12 2016-06-23 김영수 주사바늘 처리기

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