JPH11178714A - 食品調理釜および調理方法 - Google Patents
食品調理釜および調理方法Info
- Publication number
- JPH11178714A JPH11178714A JP36464097A JP36464097A JPH11178714A JP H11178714 A JPH11178714 A JP H11178714A JP 36464097 A JP36464097 A JP 36464097A JP 36464097 A JP36464097 A JP 36464097A JP H11178714 A JPH11178714 A JP H11178714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- steam
- jacket
- cooling
- cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
体抜き出し時の液切り板での目詰まりを防止する。 【解決手段】 釜1下部に蒸気ジャケット2を設けてお
き、釜内部に原料と水を入れて密閉し、蒸気ジャケット
2内に蒸気を導入する食品調理釜において、釜内上部の
接液しない部分に冷却パイプ4を設け、釜外部の冷却水
入口5および冷却水出口6と冷却パイプ4を接続し、釜
内最底部には液切り板14を被せた抜き出し口7、抜き
出し口7に接続した抜き出し管8、液切り板14の下方
より液切り板14へ向けて蒸気を噴射させる直接蒸気管
をそれぞれ設けておき、食品調理時に釜下部での釜内液
の加熱と、冷却パイプ内に冷却水を通水することによる
釜内上部での蒸気の冷却を同時に行う。
Description
法に関するものである。
な釜内に水と原料である骨類を投入して蓋を閉め、釜内
を設定温度(例えば120℃)まで昇温させることでエ
キスを抽出することが行われている。抽出の際には底部
より加熱を行うことによって液中に対流を発生させると
抽出が促進され、良質の製品が短時間でできるが、加熱
を続けるためには釜内の蒸気を排出し、釜内の温度が高
くなりすぎることを防ぐ必要がある。しかし、蒸気を釜
外に排出する際には吹き出し音や臭いが発生し、作業環
境を悪化させることとなっていた。さらに、蒸気排出を
多くしすぎると釜内部の液体が噴き出すことがあり、排
気量が制限されるために十分な排気が行えずに冷却が不
十分となる場合もあった。また、釜内最底部に抜き出し
口を設けておき、抜き出し口を通して完成したスープを
抜き出す場合、エキスを抽出した後のがらがスープとと
もに取り出されるのを防ぐために、抜き出し口に液切り
板を被せておくことが必要であるが、粉砕した原料を使
用してエキスの抽出を行った場合にはがらによって液切
り板に目詰まりが発生するため、粉砕した原料は使用で
きなかった。
する課題は、食品調理時の作業環境の悪化防止と、釜内
液体抜き出し時の液切り板での目詰まりを防止すること
にある。
ジャケットを設けておき、釜内部に原料と水を入れて密
閉し、蒸気ジャケット内に蒸気を導入することで釜内を
加熱して食品の調理を行う食品調理釜において、釜内上
部の接液しない部分に冷却パイプを設け、釜外部の冷却
水入口および冷却水出口と冷却パイプを接続し、釜内最
底部には液切り板を被せた抜き出し口、抜き出し口に接
続した抜き出し管、液切り板の下方より液切り板へ向け
て蒸気を噴射させる直接蒸気管をそれぞれ設けておき、
食品調理時に釜下部での釜内液の加熱と、冷却パイプ内
に冷却水を通水することによる釜内上部での蒸気の冷却
を同時に行う。
説明する。釜本体1は下部を蒸気ジャケット2によって
覆われ、上部は蓋3によって開閉されるようになってい
る。釜本体1内上部の接液しない部分に冷却パイプ4を
設け、冷却パイプ4の一端に冷却水入口5、他端に冷却
水出口6を設ける。釜本体内の最底部に抜き出し口7を
設け、抜き出し管8を抜き出し口7に接続しておき、抜
き出し管8の途中に設けた抜き出し弁15を開くことで
釜内の液体を釜本体1下方より取り出すことができるよ
うにする。抜き出し口7には多数の穴があいた液切り板
14を被せておき、内部の原料は残し、釜本体1内の液
体のみを取り出すことができるようにしておく。蒸気ジ
ャケット2は内部で分割しておき、中央底部の主ジャケ
ット9と側面部分の側部ジャケット10の2気室とす
る。主ジャケット9、側部ジャケット10にはそれぞれ
蒸気配管11が接続され、主ジャケット9に接続される
蒸気配管11の途中には主蒸気弁12、側部ジャケット
10に接続される蒸気配管11の途中には側部蒸気弁1
3を設ける。また、抜き出し管8内にも蒸気配管11を
設け、蒸気配管11途中に直接蒸気弁16を設けてお
き、直接蒸気弁16を開いた場合には抜き出し管8内よ
り液切り板14へ向けて蒸気が噴射されるようにしてい
る。
を行う場合を例として説明する。まず抜き出し弁15、
直接蒸気弁16は閉じた状態で釜本体1内に必要水を入
れ、主蒸気弁12および側部蒸気弁13を開いて主ジャ
ケット9および側部ジャケット10内へ蒸気を導入す
る。主ジャケット9および側部ジャケット10へ蒸気を
導入することで釜内の水は加熱され、原料投入の設定温
度(例えば90℃)まで昇温すると原料の骨類を釜内へ
投入する。原料投入後は蓋3を閉じておき、抽出の設定
温度(例えば120℃)まで加熱を行うことで昇温の工
程が終了する。
側部ジャケット10への蒸気供給を停止し、冷却水入口
5より冷却水の通水を開始する。主ジャケット9への蒸
気供給は続けられているため、釜内の液中では加熱によ
る対流が発生しており、原料からのエキスの抽出が促進
される。加熱を行うと蒸気が発生し、釜内の上部では蒸
気によって圧力が上昇し始めるが、主ジャケット9から
の加熱と冷却パイプ4による冷却のバランスがとれるよ
うに設定しておき、冷却パイプ4へ冷却水を送ることで
釜内の蒸気を冷却することにより、釜内の温度は一定に
保たれ、蒸気を排出しなくとも加熱し続けることができ
る。
すると、エキス抽出の工程を終了し、主蒸気弁12を閉
じて加熱を停止する。抽出時間経過後も冷却水は送り続
け、釜内の圧力を常圧まで低下させる冷却工程が行われ
る。冷却工程が終了するとスープの取り出しが行われ、
抜き出し弁15を開くと完成したスープが抜き出し口
7、抜き出し管8を通って取り出される。スープ取り出
しの際に液切り板14に目詰まりが発生した場合には、
抜き出し弁15を一度閉め、直接蒸気弁16を開いて少
量の蒸気を液切り板14へ向けて噴射させる。蒸気を液
切り板14の裏側より噴射すると液切り板14の表側に
詰まっていたがらが外れ、その後で直接蒸気弁16を閉
じ、抜き出し弁15を開いてスープの取り出しを再開す
る。
が、他の食品を調理する場合にも使用でき、例えば豆を
煮る場合であっても上記の調理を行うことで、作業環境
の悪化を招くことなく釜内の温度むらが解消されて品質
改善に役立ち、液切り板に目詰まりが発生した場合も蒸
気噴射によって目詰まりを解消することができる。
気の冷却を行うと、抽出時に蒸気を排出する必要がない
ため、蒸気の排気音や臭いが発生せず、作業環境が悪化
することが無くなり、冷却が不十分となることも無くな
る。蒸気ジャケットを2気室としておき、昇温時には全
体で加熱、抽出時には主ジャケットのみで加熱するよう
にすると、昇温は短時間で行え、抽出時には中央底部か
ら加熱し続けることとなるので、釜内液には対流が発生
し、良質の製品ができる。また、液切り板に目詰まりが
発生しても容易に除去することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 密閉可能な釜下部に蒸気ジャケットを設
けておき、釜内部に原料と水を入れて密閉し、蒸気ジャ
ケット内に蒸気を導入することで釜内を加熱して食品の
調理を行う食品調理釜において、釜内上部の接液しない
部分に冷却パイプを設け、釜外部の冷却水入口および冷
却水出口と冷却パイプを接続しておき、食品調理時に釜
下部での釜内液の加熱と、冷却パイプ内に冷却水を通水
することによる釜内上部での蒸気の冷却を同時に行うこ
とを特徴とする食品調理釜の調理方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の食品調理釜において、
蒸気ジャケット内を分割して中央底部の主ジャケットと
側面部分の側部ジャケットの2気室としておき、食品調
理時に主ジャケットのみへの蒸気導入による釜内液の加
熱と、冷却パイプ内に冷却水を通水することによる釜内
上部での蒸気の冷却を同時に行うことを特徴とする食品
調理釜の調理方法。 - 【請求項3】 密閉可能な釜下部に蒸気ジャケットを設
けておき、釜内部に原料と水を入れて密閉し、蒸気ジャ
ケット内に蒸気を導入することで釜内を加熱して食品の
調理を行う食品調理釜において、釜内最底部に液切り板
を被せた抜き出し口、抜き出し口に接続した抜き出し
管、液切り板の下方より液切り板へ向けて蒸気を噴射さ
せる直接蒸気管をそれぞれ設けたことを特徴とする食品
調理釜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36464097A JP3784160B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 食品調理釜および調理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36464097A JP3784160B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 食品調理釜および調理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11178714A true JPH11178714A (ja) | 1999-07-06 |
JP3784160B2 JP3784160B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=18482306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36464097A Expired - Fee Related JP3784160B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 食品調理釜および調理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3784160B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074210A1 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-11 | Kajiwarakogyo Co., Ltd. | Cooker |
KR100466478B1 (ko) * | 2000-04-04 | 2005-01-15 | 가지와라 고교 가부시키가이샤 | 조리기 장치 |
KR100727017B1 (ko) | 2006-02-20 | 2007-06-13 | 이원기 | 증기가열식 조리장치 |
JP2011056142A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Imonoya Corp | スープ抽出用圧力鍋、およびそれを用いた圧力鍋装置、ならびにそれら利用のスープ抽出方法 |
KR101204024B1 (ko) | 2010-06-28 | 2012-11-23 | 오문근 | 스팀압력 조리기구 |
KR101209876B1 (ko) | 2009-10-16 | 2012-12-10 | (주)선일금속 | 에너지절감형 냉온겸용 멀티 솥 |
KR101686775B1 (ko) * | 2016-09-30 | 2016-12-14 | 화신주방산업(주) | 스팀 회전식솥 |
CN112386095A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 开平市健恒不锈钢厨具设备有限公司 | 一种新型蒸气炉具 |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP36464097A patent/JP3784160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074210A1 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-11 | Kajiwarakogyo Co., Ltd. | Cooker |
KR100466478B1 (ko) * | 2000-04-04 | 2005-01-15 | 가지와라 고교 가부시키가이샤 | 조리기 장치 |
KR100727017B1 (ko) | 2006-02-20 | 2007-06-13 | 이원기 | 증기가열식 조리장치 |
WO2007097556A1 (en) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Won-Ki Lee | Vapor heating type cooking apparatus |
JP2011056142A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Imonoya Corp | スープ抽出用圧力鍋、およびそれを用いた圧力鍋装置、ならびにそれら利用のスープ抽出方法 |
KR101209876B1 (ko) | 2009-10-16 | 2012-12-10 | (주)선일금속 | 에너지절감형 냉온겸용 멀티 솥 |
KR101204024B1 (ko) | 2010-06-28 | 2012-11-23 | 오문근 | 스팀압력 조리기구 |
KR101686775B1 (ko) * | 2016-09-30 | 2016-12-14 | 화신주방산업(주) | 스팀 회전식솥 |
CN112386095A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 开平市健恒不锈钢厨具设备有限公司 | 一种新型蒸气炉具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3784160B2 (ja) | 2006-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK3079530T3 (en) | Electrical appliance for steam heating and / or cooking of food | |
US6909071B2 (en) | Overheated steam oven and method of controlling the same | |
JPH11178714A (ja) | 食品調理釜および調理方法 | |
CN106690076A (zh) | 烹饪设备的控制方法和用于实施这种方法的烹饪设备 | |
CN105455622A (zh) | 一种烹饪用蒸汽烹饪装置及烹饪方法 | |
KR20110116651A (ko) | 사골 곰탕 제조방법 및 그 장치 | |
CN107296492A (zh) | 压力烹饪器具和用于压力烹饪器具的加热控制方法 | |
CN108477979A (zh) | 降温装置及蒸箱 | |
RU2000108466A (ru) | Способ снижения напряжений в барабанах для замедленного коксования | |
KR20130091107A (ko) | 곰탕 제조장치 및 이를 이용한 곰탕 제조방법 | |
JP5368836B2 (ja) | 循環加熱式の抽出装置と抽出方法 | |
KR102103008B1 (ko) | 과열증기를 이용한 밀폐형 패류 자숙기 | |
CN209826258U (zh) | 一种新型蒸饭保温电饭煲 | |
JP5754838B2 (ja) | 蒸煮装置 | |
JP2009125063A (ja) | 消泡機能付き真空加熱装置と過熱蒸気発生装置 | |
JP2781373B2 (ja) | 蒸煮釜の脱気方法および装置 | |
JP3220641B2 (ja) | 加圧煮熟釜 | |
CN206791570U (zh) | 秘鲁鱿鱼耳板熟制生产线 | |
CN204683311U (zh) | 一种烹饪用蒸汽烹饪装置 | |
CN205338596U (zh) | 一种电力米饭蒸烤锅 | |
CN219660912U (zh) | 一种浮沫去除装置 | |
CN209610807U (zh) | 一种直接加热的食品发酵机 | |
JPH0787915A (ja) | 麺茹で装置 | |
US541599A (en) | Michael james dempsey | |
KR200174418Y1 (ko) | 두유증숙용 증기솥 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |