JPH11178447A - 育苗箱の積み重ね装置 - Google Patents

育苗箱の積み重ね装置

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JPH11178447A
JPH11178447A JP36505097A JP36505097A JPH11178447A JP H11178447 A JPH11178447 A JP H11178447A JP 36505097 A JP36505097 A JP 36505097A JP 36505097 A JP36505097 A JP 36505097A JP H11178447 A JPH11178447 A JP H11178447A
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JP
Japan
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box
seedling
stacking
transport
seedling raising
Prior art date
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Application number
JP36505097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Fukushi
浩行 福士
Fumio Mori
文男 森
Masayuki Namita
正幸 波多
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 播種プラントから搬送される育苗箱を、傾斜
したりすることがないよう精度高く積み重ねる積み重ね
装置を提供する。 【解決手段】 積み重ね装置28、29を、育苗箱2を
下側から持ち上げるリフター32と、該リフターを昇降
させるクランク装置31と、持ち上げられた最下段の育
苗箱を所定高さ位置に保持する係止爪33とを用いて、
育苗箱を下側から順次積み重ねる構成のものにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マット状苗等の集
団苗を生産するため播種プラントで播種処理された育苗
箱を積み重ねる積み重ね装置の技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、圃場に苗を移植する場合に、育
苗箱に土、種を供給し、これを出芽室にて養生してマッ
ト苗等の集団苗に生長させたものを用いる。そしてこの
様な集団苗を大量に生産する場合、播種プラントで播種
処理された育苗箱を複数枚積み重ねることが必要にな
る。そこで従来から、播種プラントから搬送されてくる
育苗箱を積み重ねるための積み重ね装置として、エレベ
ータ式の上下搬送装置で育苗箱を一枚づつ上方に送ると
共に、上下搬送体の上端まで送られてきた育苗箱を横送
りして別のパレットに移すときに上側から一枚づつ重ね
て行くように構成したものが知られている。さらに、例
えば特開平2−104206号公報や特開平2−145
135号公報に示されるように、育苗箱を上下搬送体内
で二段に積み重ねたものをパレットに移すようにしたも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の積
み重ね装置は、パレットまたは上下搬送体内で育苗箱を
積み重ねる際に、下側育苗箱の上側から一枚の上側育苗
箱を積み重ねる構成となっている。このため、例えば育
苗箱に泥がついていたり変形したり等していて、下側育
苗箱の上部に上側育苗箱の底部がぴったりと嵌合せずに
上側育苗箱の一部が少し浮いてしまったような場合、上
側育苗箱は自らの重さしかかかっていないため浮いたま
まの状態となって、傾斜状に積み上げられてしまったり
するというトラブルがあり、問題となっていた。さら
に、上下搬送体からパレットに横送りする際に、上側育
苗箱が下側育苗箱上に落ち込むことになって、その時の
衝撃で床土や種が跳ね上がったりして均一播種が乱れて
しまうという問題もあり、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、播種プラントにより土および種
が供給された育苗箱の複数枚を積み重ねて搬出するよう
構成するにあたり、前記播種プラントから搬送される育
苗箱を下側から順次所定枚数積み重ねる積み重ね手段
と、該積み重ね手段により積み重ねられた育苗箱を搬出
する搬出手段とを備えて構成されるものである。そし
て、この様に構成することにより、育苗箱を積み重ねる
際に、上側育苗箱はその上に重ねられた育苗箱の重さが
かかった状態で下側育苗箱に重なることになって、上側
育苗箱が下側育苗箱に対して浮いてしまったり傾斜状に
なったりすることを回避でき、積み重ね精度の高いもの
とすることができる。このものにおいて、積み重ね手段
は、育苗箱を下側から持ち上げる持ち上げ手段と、該持
ち上げ手段を昇降せしめる昇降手段と、持ち上げ手段に
より持ち上げられた最下段の育苗箱を所定高さ位置に保
持する保持手段とを備えて構成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は播種プラント
であって、その詳細は省略するが、育苗箱2に床土供
給、播種、覆土等の必要な播種工程を経たものを第一搬
送コンベア3により搬出するもので、汎用のものが採用
されている。
【0006】4は本発明の搬送積み重ね装置を構成する
基台フレームであって、該基台フレーム4には、搬送始
端が第一搬送コンベア3の搬送終端に直線状に連結され
る第二搬送コンベア(本発明の主搬送手段に相当する)
5が設けられているが、この第二搬送コンベア5は、第
一搬送コンベア3の搬送速度より速い速度(例えば、第
一搬送コンベア3の搬送速度に対し、1.2〜1.6倍
の速度)で育苗箱2を搬送するように設定されている。
【0007】また、6は搬送始端が前記第二搬送コンベ
ア5の搬送終端に直線状に連結される第三搬送コンベア
(本発明の下段副搬送手段に相当する)であって、該第
三搬送コンベア6は、前記第一搬送コンベア3の搬送速
度よりも遅い速度(例えば、第一搬送コンベア3の搬送
速度に対し、0.7倍の速度)で育苗箱2を搬送するよ
うに設定されている。
【0008】さらに、7は第四搬送コンベア(本発明の
上段副搬送手段に相当する)であって、該第四搬送コン
ベア7は、搬送始端が前記第二搬送コンベア5の搬送途
中の上方に位置し、かつ搬送終端が前記第三搬送コンベ
ア6の搬送途中の上方に位置する状態で、第二搬送コン
ベア5および第三搬送コンベア6の上側に平行状に設け
られているが、この第四搬送コンベア7は、前記第三搬
送コンベア6の搬送速度と略同速度で育苗箱2を搬送す
るように設定されている。
【0009】一方、8は選択供給装置であって、該選択
供給装置8は、前記第二搬送コンベア5により搬送され
てくる育苗箱2のうちの一つ置きを選択して第四搬送コ
ンベア7に供給するものであるが、このものは、第二、
第四搬送コンベア5、7の左右外方側に配設される左右
一対の回転アーム9を用いて構成されている。つまり、
前記回転アーム9は、その中心部が基台フレーム4に突
設の支軸10に回転自在に軸支されていて、該支軸10
を中心として、第二搬送コンベア5に対しては下から上
へ、また第四搬送コンベア7に対しては上から下へ向か
う方向(図1、7、8において時計回り方向)に回転す
るように設けられている。そしてこの回転アーム9は、
駆動装置11にチェン等の伝動機構12を介して連動連
結されていて、左右両方の回転アーム9が同じタイミン
グで回転するように構成されている。
【0010】また、14は前記選択された育苗箱2を第
二搬送コンベア5から掬い上げて第四搬送コンベア7に
載置するための箱支持体であって、該箱支持体14は、
前記回転アーム9の両先端部に支軸15を介して揺動自
在に軸支されているが、このものは、後述する平行機構
16により常時水平状態に保持されるようになってい
る。
【0011】前記平行機構16は、前記回転アーム9を
軸支する支軸10に一体的に取付けられる固定歯車17
と、箱支持体14に前記支軸15を介して一体的に取付
けられる作動歯車18と、これら両歯車17、18間に
巻回される歯付きベルト19とを用いて構成されてい
る。そして、前述したように回転アーム9が図8におい
て時計回り方向に回転したとき、該回転アーム9の回転
に伴って歯付ベルト19が矢印方向に引っ張られ、これ
により作動歯車18が回転アーム9の回転と逆方向に回
転して、該作動歯車18と一体の箱支持体14が水平方
向に保持されるようになっている。
【0012】一方、20は前記箱支持体14にピン軸2
1を介して揺動自在に軸支される前後一対の受止め体で
あって、このものは、箱支持体14から左右内方側に突
出して育苗箱2の底部を受止める受止め姿勢と、箱支持
体14の下方に収納されて育苗箱2に干渉しない収納姿
勢とに変姿できるようになっている。さらにこの前後一
対の受止め体20は、前記ピン軸21、リンク22、連
結杆23を介して連動連結されていて、両方の受止め体
20が前記受止め姿勢と収納姿勢とに同時的に変姿する
構成となっている。
【0013】また、24、25は前記受止め体20を変
姿させるための第一、第二エアシリンダであって、第一
エアシリンダ24は第二搬送コンベア5の搬送面の下方
位置に設けられていて、収納姿勢の受止め体20を押圧
して受止め姿勢に変姿させるよう作動し、また第二エア
シリンダ25は第四搬送コンベア7の搬送面の下方位置
に設けられていて、受止め姿勢の受止め体20を押圧し
て収納姿勢に変姿させるよう作動するが、これら第一、
第二エアシリンダ24、25は、後述の近接スイッチ2
6の検知に基づいて作動するようになっている。
【0014】そして、回転アーム9は、始動時、図7の
待機状態となっており、この待機状態では、回転アーム
9の両先端部に設けられる箱支持体14のうち搬送始端
側(図7の左側)に位置する箱支持体14は、第二搬送
コンベア5の搬送面より少し下側に位置していると共
に、受止め体20が突出して受止め姿勢になっている。
一方、搬送終端側に位置する箱支持体14は、第四搬送
コンベア7の搬送面より少し下側に位置していると共
に、受止め体20が収納された収納姿勢になっている。
この状態で、最初の育苗箱2が搬送されて来たことを光
センサ27が検知すると、該育苗箱2が丁度受止め姿勢
の受止め体20位置に達するタイミングに合わせて回転
アーム9が前記時計回り方向に回転し、これにより前記
検知された育苗箱2を受止め体20により受止めて第二
搬送コンベア5から掬い上げ、図8の状態を経てさらに
回転する。この掬い上げられた育苗箱2は、第四搬送コ
ンベア7の搬送面に達することで該第四搬送コンベア7
に継送され、そして回転アーム9は、前記待機姿勢に対
し180度回転した状態で停止するが、この回転アーム
9の180度の回転のあいだに次の育苗箱2は第二搬送
コンベア5によりそのまま第三搬送コンベア6に向けて
搬送される。
【0015】一方、回転アーム9が前記180度回転し
たことにより、初回に搬送終端側に位置していた箱支持
体14が搬送始端側に移動するが、これが前記近接スイ
ッチ26により検知され、該検知に基づいて前記第一、
第二エアシリンダ24、25が作動して、前記搬送始端
側に来た箱支持体14の収納姿勢の受止め体20を受止
め姿勢にする一方、搬送終端側に来た箱支持体14の受
止め姿勢の受止め体20を収納姿勢にする。そして次に
第二搬送コンベア5により搬送されて来た育苗箱2を光
センサ27が検知すると、前記最初の育苗箱2が検知さ
れたと同じ過程を経て第四搬送コンベア7に継送され、
これが繰り返されることになる。つまり、本実施の形態
では、奇数番目の育苗箱2は第四搬送コンベア7に継送
され、偶数番目の育苗箱は第三搬送コンベア6に継送さ
れる設定になっている。
【0016】さらに、28は第三搬送コンベア6の搬送
終端部に設けられる第一積み重ね装置、また29は第四
搬送コンベア7の搬送終端部に設けられる第二積み重ね
装置であって、第一積み重ね装置28は第二積み重ね装
置29の後側(搬送終端側)に配せられているが、該積
み重ね装置28、29は、第三、第四の各搬送コンベア
6、7により搬送される育苗箱2を、予め設定される枚
数(例えば10枚)だけ下側から順次積み重ねていく構
成となっている。
【0017】つまり、前記積み重ね装置28、29は、
育苗箱2の搬送方向に対して左右両側に位置するよう前
記基台フレーム4から立設される四本の支柱30と、育
苗箱2を下側から持ち上げるリフター32と、該リフタ
ー32を昇降せしめるためのクランク装置31と、前記
各支柱30に設けられる後述の係止爪33とを備えて構
成されている。ここで、育苗箱2の上部には、外側に突
出するリブ2aが形成されており、該リブ2aに上側の
育苗箱2の底部が嵌合できるようになっている。
【0018】前記係止爪33は、リフター32の持ち上
げ上限位置より下側位置において、支柱30内に没入す
る没入姿勢と支柱30から突出する突出姿勢とに揺動変
姿自在な状態で各支柱30に軸支されているが、このも
のは、弾機39により常時突出姿勢側に付勢されてい
る。そしてこの係止爪33は、リフター32により下側
から持ち上げられる育苗箱2のリブ2aが当たること
で、前記弾機39に抗して支柱30内に没入する没入姿
勢となってリブ2aが上側に通過することを許容する
が、該リブ2aの通過後は、弾機39の付勢力により突
出姿勢に自動復帰してリブ2aの下降を規制するように
なっており、これによって育苗箱2を所定高さ位置に保
持できるようになっている。
【0019】また、前記積み重ね装置28、29のうち
前側に配設される第二積み重ね装置29は、リフター3
2およびクランク装置31が左右一対のものから構成さ
れていて、育苗箱2の左右両側を持ち上げるようになっ
ている。これは、第二積込み装置29の下方には第三搬
送コンベア6が配設されていて、該第三搬送コンベア6
上を後側の第一積み重ね装置28に向けて育苗箱2が搬
送されるため、該育苗箱2に第二積み重ね装置29のク
ランク装置31が干渉しないように配慮する必要がある
からである。一方、後側に配設される第一積み重ね装置
28についてはこの様な配慮は必要ないため、該第一積
み重ね装置28のリフター32およびクランク装置31
は、第三搬送コンベア6を構成する左右のチエン間に位
置する状態で設けられている。
【0020】そして前記積み重ね装置28、29は、育
苗箱2が積み重ね装置28、29内に搬入されることに
タイミングを合わせて(該タイミングは、本実施の形態
においては、搬送されてくる育苗箱2が前記光センサ2
7により検知されてから予め設定される所定のタイムラ
グをはかるように設定されているが、これに限定される
ことなく、例えば積み重ね装置28、29に育苗箱2の
搬入を検知するセンサを別途設けても良い)リフター3
2が上昇して育苗箱2を係止爪33より上側に持ち上げ
た後、該リフター32が下降する際に、育苗箱2のリブ
2aが突出姿勢に復帰した係止爪33に係止すること
で、該育苗箱2の下方に次の育苗箱2が積み重ね装置2
8、29に搬入される隙間を確保するように設定されて
いる。そして該次の育苗箱2、つまり下側育苗箱2がリ
フター32により持ち上げられるとき、該下側育苗箱2
のリブ2aが前記係止爪33に係止している上側育苗箱
2の底部に嵌合し、この状態で下側育苗箱2が上側育苗
箱2と共に持ち上げられ、そしてリフター32が下降す
るときに下側育苗箱2のリブ2aが係止爪33に係止す
るようになっており、この様にして育苗箱2は、予め設
定される所定枚数だけ下側から順次積み重ねられる構成
になっている。尚、図中、35は積み重ね装置28、2
9内において育苗箱2の前後方向の位置決めガイドをす
るガイド杆である。
【0021】また、34は搬出装置であって、該搬出装
置34は、前記第一、第二積み重ね装置28、29で所
定枚数積み上げられた育苗箱2群の最下段の育苗箱2の
リブ2aにそれぞれ係脱自在に係止する第一、第二係止
具40、41と、各係止具40、41をそれぞれ昇降さ
せるための第一、第二昇降手段42、43と、上昇した
係止具40、41を昇降手段42、43と共に予め準備
されたパレット37位置まで移送するための移送手段3
8とを備えて構成される。そして、積み重ね装置28、
29により育苗箱2が所定枚数積み重ねられたことにタ
イミングを合わせて係止具40、41が最下段の育苗箱
2に係止して上昇し、さらに両係止具40、41が上昇
したことにタイミングを合わせて移送手段38が係止具
40、41をパレット37位置まで移動させ、その後、
昇降手段42、43により係止具40、41を下降せし
めて育苗箱2群をパレット37に載置するようになって
いる。尚、本実施の形態では、前記積み重ね装置28、
29で積み重ねられた育苗箱2群を、さらにパレット3
7上において、三段(育苗箱が30枚)ほど積み重ねら
れたものが、平面視で2行3列となるように積載(合計
で180枚の育苗箱)されてからコンベア移送によりパ
レット毎外部に搬出されるように設定されている。
【0022】叙述の如く構成されたものにおいて、播種
プラントで土、種が供給され、第一、第二、第三、第四
搬送コンベア3、5、6、7で搬送されてきた育苗箱2
は、積み重ね装置28、29により積み重ねられること
になるが、該積み重ね装置28、29は、育苗箱2を下
側から持ち上げるリフター32と、該リフター32を昇
降せしめるクランク装置31と、リフター32により持
ち上げられた最下段の育苗箱2を所定高さ位置に保持す
る係止爪33とを備えて構成されており、そして育苗箱
2は、前述したように、予め設定される所定枚数だけ下
側から順次積み重ねられることになる。
【0023】この様に、本発明が実施された形態のもの
では、育苗箱2は下側から順次積み重ねられることにな
るが、この様に下側から積み重ねることにより、下側育
苗箱2のリブ2aに上側育苗箱2の底部が嵌合する際
に、例えば育苗箱2のリブ2aや底部に泥がついていた
り多少変形していたりしても、前記上側育苗箱2にはそ
の上に重ねられた育苗箱2の重さが全てかかっているた
め、該複数の育苗箱2の重さにより上側育苗箱2の底部
が下側育苗箱2のリブ2aにぴったりと嵌合することに
なって、上側育苗箱2が浮いてしまったり傾斜状になっ
たりすることを回避でき、積み重ね精度の高いものとす
ることができる。
【0024】さらに、積み重ね装置28、29により積
み重ねられた育苗箱2群をパレット37に搬出する際
に、搬出装置34は、従来のように育苗箱2を横送りす
るのではなく、最下段の育苗箱2を持ち上げてからパレ
ット37上に静かに載置する構成となっているから、前
記横送りするもののように上側育苗箱が下側育苗箱上に
落ち込んでしまうような不具合がなく、均一播種が乱れ
てしまうことのない円滑な搬出を行うことができる。
【0025】尚、本発明は、前記実施の形態に限定され
ないものであることは勿論であって、前記実施の形態で
は、搬送終端側の第三、第四搬送コンベア6、7が二段
に設けられているため、第一、第二積み重ね装置28、
29を前後に設けたが、積み重ね装置を一つ、または三
つ以上設けたものにおいても同様にして実施できること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送積み重ね装置の全体側面図である。
【図2】搬送積み重ね装置の全体平面図である。
【図3】搬送積み重ね装置の背面図である。
【図4】搬送積み重ね装置の要部切欠き側面図である。
【図5】選択供給装置部の拡大平面図である。
【図6】箱支持体の斜視図である。
【図7】選択供給装置部の待機状態を示した側面図であ
る。
【図8】選択供給装置部の回転途中状態を示した作用説
明図である。
【図9】各搬送コンベアの関係を示した概略説明図であ
る。
【図10】積み重ね装置の拡大側面図である。
【図11】積み重ね装置の要部説明図である。
【図12】(A)は第二積み重ね装置の一部平面図、
(B)は第一積み重ね装置の一部平面図である。
【符号の説明】
1 播種プラント 2 育苗箱 28 積み重ね装置 29 積み重ね装置 31 クランク装置 32 リフター 33 係止爪 34 搬出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 播種プラントにより土および種が供給さ
    れた育苗箱の複数枚を積み重ねて搬出するよう構成する
    にあたり、前記播種プラントから搬送される育苗箱を下
    側から順次所定枚数積み重ねる積み重ね手段と、該積み
    重ね手段により積み重ねられた育苗箱を搬出する搬出手
    段とを備えて構成される育苗箱の積み重ね装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、積み重ね手段は、育
    苗箱を下側から持ち上げる持ち上げ手段と、該持ち上げ
    手段を昇降せしめる昇降手段と、持ち上げ手段により持
    ち上げられた最下段の育苗箱を所定高さ位置に保持する
    保持手段とを備えて構成される育苗箱の積み重ね装置。
JP36505097A 1997-12-19 1997-12-19 育苗箱の積み重ね装置 Pending JPH11178447A (ja)

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