JPH11177943A - 映像データ多重化装置 - Google Patents

映像データ多重化装置

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JPH11177943A
JPH11177943A JP33876897A JP33876897A JPH11177943A JP H11177943 A JPH11177943 A JP H11177943A JP 33876897 A JP33876897 A JP 33876897A JP 33876897 A JP33876897 A JP 33876897A JP H11177943 A JPH11177943 A JP H11177943A
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    • H04N21/2362Generation or processing of Service Information [SI]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成済みのMPEG−STに対して再生され
た動画に対して正しく同期する付加データを挿入する。 【解決手段】 プライベートデータファイル20から再
生時刻22が付された各単位データ21を順番に読出し
ていくプライベートデータ読出手段27と、作成済みの
MPEG−TS12の各パケット13及び時刻情報14
を順番に読出していくTS読出手段23と、PMTのパ
ケット17を読出す毎に、この読出したPMTのパケッ
ト17に対してプライベートデータを特定するIDを設
定するPMTパケット更新手段24と、時刻情報14を
読出す毎に、該当時刻情報14が単位データ21の再生
時刻22に一致したとき、該当単位データ21を、MP
EG−TS12における該当時刻情報14の隣接位置に
プライベートデータのパケット31として挿入するパケ
ット挿入手段29とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された動画デ
ータに対して例えばテキストや字幕等の付加データを組
込む映像データ多重化装置に係わり、特に作成済みのM
PEG−TSに対して付加データをプライベートデータ
として書込む映像データ多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像圧縮技術が実用化されてい
る。特に、デジタルの動画に対しては、例えば画像や音
声等のマルチメディアを多重化するMPEG(Moving P
icture Expert Group )−TS(Transport Strem :ト
ランスポート・ストリーム ISO/IEC−1381
8−1)を使用することが有利である。
【0003】周知のように、このMPEG−TSにおい
ては、図6に示すように、圧縮画像データ1、音声デー
タ2、プライベートデータ3をそれぞれ単位バイト長を
有する複数の単位データ4に分割する。そして、各単位
データ4を自己のデータ種別を特定するID(識別子)
5を付してTS−パケットと呼ばれる188バイト長の
パケット6に編集して、この各パケット6をMPEG−
TS7に順次組込んでいく。
【0004】したがって、MPEG−TS7は、図7
(a)に示すように、画像データ(V)、音声データ
(A)、プライベートデータ(P)の各単位データ4を
示す複数のパケット6を接続したフォーマットを有す
る。
【0005】また、各パケット6に組込まれたID5
は、このパケット6に組込まれた単位データ4の種別を
特定する数字であり、例えば、圧縮画像データ1、音声
データ2、プライベートデータ3等を特定する。そし
て、各ID5と各データ種別との関係は、PMT( Pro
gram Map Table:ISO/IEC13818−1)8に
予め定義されている。そして、このMPEG−TS7を
画像再生装置で動画,音声,字幕等に再生する場合に、
各パケット6のデータ種別を把握するために、このMP
EG−TS7に対してPMT8のパケット6が所定のバ
ケット毎に組込まれている。
【0006】また、連続して配列された多数のパケット
6からなるMPEG−TS7内に画像再生装置(デコー
ダ)に対する到達時刻を示すPCR(Program Clock Re
ference ;時刻情報 ISO/IEC13818−1)
9が埋込まれいる。
【0007】このような圧縮動画データ1、音声データ
2、プライベートデータ3及びPMT8が各パケット6
に組込まれたMPEG−TS7に対して、例えば字幕デ
ータ等の付加データを組込む場合、この付加データをプ
ライベートデータ3としてMPEG−TS7に組込むこ
とによって、画像再生装置(デコーダ)で再生される映
像データを簡単に多重化できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、字幕デ
ータ等の付加データをただ単にプライベートデータ3と
してMPEG−TS7に組込む映像データ多重化装置に
おいても、まだ解消すべき次のような課題があった。
【0009】すなわち、プライベートデータ3の各パケ
ット6のMPEG−TS7上における組込位置は、PC
R(時刻情報)9の組込み位置に同期していないので、
字幕データ等からなる付加データと再生された動画との
間の同期を精度よく取ることは困難である。
【0010】このような不都合を解消するために、プラ
イベートデータ3の各パケット6に対して、単位データ
4の他に、該当単位データの動画上における再生時刻情
報を組込んで、このMPEG−TS7を画像再生装置
(デコーダ)で、動画と音声と付加データとしての字幕
に分離した後、この字幕の出力時刻を前記パケット6に
組込まれた再生時刻情報に基づいて制御する手法が考え
られる。
【0011】しかしながら、このような手法において
は、画像再生装置(デコーダ)側の再生処理が複雑化
し、特別仕様の画像再生装置(デコーダ)となり、汎用
性に欠けると共に、製造費が大幅に上昇する。
【0012】また、プライベートデータ3の各パケット
6が組込まれていないMPEG−TS7に対して、字幕
データ等の付加データを追加して組込む必要がある場合
は、図6に示すよように、MPEG−TS7の各パケッ
ト6に組込まれている各単位データ4をデータ種別毎に
分離して、元の圧縮画像データ1、音声データ2に分離
する。そして、元に戻した圧縮画像データ1、音声デー
タ2にプライベートデータ3を加えて、再度MPEG−
TS7を編集する必要がある。
【0013】よって、このMPEG−TS7の分離処理
及び再編集処理に多大の処理時間が必要であり、映像デ
ータ多重化処理能率が大幅に低下する。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、パケットの組込
む位置を時刻情報に隣接させることによって、画像再生
装置(デコーダ)側の仕様を変更することなく、既に作
成済みのMPEG−TSに対しても、簡単に付加データ
のプライベートデータを組込むことができ、かつ、再生
された動画に対して正確に同期した付加データをMPE
G−TSに組込むことができる映像データ多重化装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも圧
縮動画データがそれぞれ単位長を有する各単位データに
分割されてIDとともに各パケットに組込まれると共
に、所定のパケット毎に、再生時に使用する時刻情報及
び各IDの種別を特定するためのPMTのパケットが組
込まれた作成済みのMPEG−TSに対して、新たに付
加データをプライベートデータとして書込む映像データ
多重化装置に適用される。
【0015】そして、上記課題を解消するために、本発
明の映像データ多重化装置においては、付加データを単
位長を有した複数の単位データに分割してそれぞれ再生
時刻とともに記憶するプライベートデータファイルと、
このプライベートデータファイルから再生時刻が付され
た各単位データを順番に読出していくプライベートデー
タ読出手段と、作成済みのMPEG−TSの各パケット
及び時刻情報を順番に読出していくTS読出手段と、こ
のTS読出手段がPMTのパケットを読出す毎に、この
読出したPMTのパケットに対してプライベートデータ
を特定するIDを設定するPMTパケット更新手段と、
TS読出手段が時刻情報を読出す毎に、該当時刻情報が
プライベートデータ読出手段で読出されている単位デー
タの再生時刻に一致したとき、該当単位データにプライ
ベートデータを特定するIDを付して、MPEG−TS
における該当時刻情報の隣接位置にプライベートデータ
のパケットとして挿入するパケット挿入手段とを備えて
いる。
【0016】このように構成された映像データ多重化装
置においては、プライベートデータファイルに、付加デ
ータが単位長を有した複数の単位データに分割してそれ
ぞれ再生時刻とともに記憶されている。そして、このプ
ライベートデータファイルに記憶された各単位データを
MPEG−TSにパケットとして挿入する場合に、各単
位データの再生時刻が、MPEG−TSに所定パケット
毎に設定された時刻情報と一致した場合に、該当パケッ
トが時刻情報の隣接位置に挿入される。
【0017】この時刻情報は、この時刻情報に隣接する
MPEG−TSのパケットの画像再生装置(デコーダ)
に対する到達時刻を規定する。付加データの各パケット
が画像再生装置(デコーダ)に到達する時刻はこの時刻
情報に規制されるので、付加データの動画に対する同期
誤差は各時刻情報(PCR)の設置時間間隔に制限され
る。したがって、付加データは高い精度で動画に同期す
る。
【0018】また、本発明の他の映像データ多重化装置
は、上述した発明の映像データ多重化装置におけるパケ
ット挿入手段を下記のように置換えたものである。すな
わち、この発明のパケット挿入手段においては、TS読
出手段が時刻情報を読出す毎に、該当時刻情報がプライ
ベートデータ読出手段で読出されている単位データの再
生時刻に対して再生装置特性で定まる所定の遅延時間を
加算した時刻に一致したとき、該当単位データをプライ
ベートデータを特定するIDを付して、MPEG−TS
における該当時刻情報の隣接位置にプライベートデータ
のパケットとして挿入する。
【0019】一般に、画像再生装置においては、圧縮画
像データは連続する複数の静止画データに伸長されて出
力されるまでの過程でバッファに一旦格納されるが、プ
ライベートデータは分離されてそのまま出力される。し
たがって、たとえ、圧縮画像データのパケットとプライ
ベートデータのパケットとが同時に画像再生装置に到達
したとしても、動画が付加データより遅くれて出力され
る。
【0020】よって、本発明においては、付加データの
出力タイミングを動画の出力タイミングと一致させるた
めに、単位データの再生時刻に対して再生装置特性で定
まる所定の遅延時間を加算した時刻がMPEG−TSに
組込まれた時刻情報と一致した時点で、該当単位データ
のパケットを該当時刻情報の隣接位置に挿入している。
よって、より高い精度で付加データを再生された動画に
同期させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
映像データ多重化装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0022】MPEG−TSファイル11内には、図4
に示す作成済みのMPEG−TS12が記憶されてい
る。このMPEG−TS12の各パケット13には、圧
縮画像データ及び音声データがそれぞれ単位長を有する
単位データ18に分割されてかつID19が付された状
態で組込まれている。さらに、このMPEG−TS12
内には、所定のパケット13毎に、時刻情報としてのP
CR14が挿入されている。
【0023】また、パケット13として、前述した画像
データパケット(V)15及び音声データパケット
(A)16の他に、PMTパケット17が含まれる。P
MTパケット17内には、前述したように、各パケット
13に組込まれた単位データ18のID19とデータ種
別との関係が記憶されている。
【0024】プライベートデータファイル20内には、
MPEG−TSファイル11内に記憶されたMPEG−
TS12を再生して得られる動画に組込むべき例えば字
幕等の付加データが、単位長を有する複数の単位データ
21に分割されて、かつそれぞれに再生時刻としてのM
PEG−TS12に対する挿入指定時間22及びプライ
ベートデータであることを示すIDが付された状態で記
憶されている。
【0025】TS読出部23は、MPEG−TSファイ
ル11内に記憶されている図4に示すMPEG−TS1
2に組込まれている各パケット13及びPCR14を所
定の周期で順番に読出していく。
【0026】PMT更新部24は、TS読出部23で順
次読出される各パケット13を監視して、PMTパケッ
ト17を検出すると、このPMTパケット17を取出し
て、このPMTパケット17に既に登録されている画像
データパケット15のID、及び音声データパケット1
6のIDに加えて、図3に示すように、新たに今回付加
するプライベートパケット31のIDをこのTPMパケ
ット17に対して追加登録する。そして、プライベート
パケット31のIDが追加登録されたTPMパケット1
7を次のパケット挿入部29へ送出する。
【0027】PCR検出部25は、TS読出部23で順
次読出される各パケット13を次のパケット挿入部29
へ送出すると共に、パケット13間に挿入されているP
CR14を検出して、比較部26へ送出する。
【0028】プライベートデータ読出部27は、比較部
26からの読出指令aに応じて、プライベートデータフ
ァイル20内に記憶されている挿入指定時間22及びI
Dがが付された単位データ21を読出して、挿入指定時
間取出部28へ送出する。指定時間取出部28は、読出
された挿入指定時間22及びIDが付された単位データ
21のうち挿入指定時間22のみを抽出して比較部26
へ送出するとともに、挿入指定時間22が取除かれたI
D及び単位データ21をプライベートパケット31とし
て次のパケット挿入部29へ送出する。
【0029】比較部26は、PCR検出部25で検出さ
れたPCR14の示す時刻が挿入指定時間取出部28で
取出された挿入指定時間22に一致した場合のみプライ
ベートデータ読出部27へ読出指令aを送出するととも
に、パケット挿入部29へパケット挿入指令bを送出す
る。
【0030】パケット挿入部29は、TS読出部23で
読出されてPCR検出部25を経由したMPEG−TS
12に組込まれている各パケット13及びPCR14を
パケット出力部30へ送出するとともに、入力したパケ
ット13がPMTパケット17の場合は、このPMTパ
ケット17をPMT更新部24から出力された更新済み
のPMTパケット17に置換える。
【0031】さらに、パケット挿入部29は、図3に示
すように、比較部26からパケット挿入指令bが入力す
ると、この時点で挿入指定時間取出部28から入力され
ているプライベートパケット31をMPEG−TS12
のこの時点におけるPCR14の隣接位置に挿入する。
【0032】パケット出力部30は、PMTパケット1
7が更新され、かつ時間が一致したPCR14の隣接位
置にプライベートパケット31が挿入された図3に示す
MPEG−TS12をMPEG−TSファイル32に書
込む。
【0033】次に、図1に示した映像データ多重化装置
における作成済みのMPEG−TS12に対して付加デ
ータをプライベートパケット31として多重化する付加
データ多重化処理の全体動作を図2の流れ図を用いて説
明する。
【0034】S(ステップ)1にて、MPEG−TSフ
ァイル11に記憶されている図4に示すMPEG−TS
12を構成する一つのパケット13又はPCR14を読
出す。読出したパケット13又はPCR14がPMTパ
ケット17の場合(S2)、パケット挿入部29におい
て、PMT更新部24から更新済みのPMTパケット1
7をパケット出力部30へ出力する。
【0035】読出したパケット13又はPCR14がP
MTパケット17以外の場合で、PCR14の場合(S
4)、このPCR14の時刻が、プライベートデータフ
ァイル20から読出した単位データ21に付された挿入
指定時間22に一致しているか否かを調べる(S5)。
【0036】一致していなければ、このPCR14及び
このPCR14に続く画像データ又は音声データのパケ
ット13をパケット出力部30へ出力する(S6)。S
5にて、一致している場合は、先にプライベートデータ
ファイル20から読出した単位データ21及びIDをプ
ライベートデータパケット31としてパケット出力部3
0へ出力する(S7)。
【0037】そして、プライベートデータファイル20
から次の挿入指定時間22が付された単位データ21を
読出した後(S8)、S4へ戻る。今度は、PCR14
の時刻がS8にて読出された単位データ21の挿入指定
時間22と一致しないので、S6へ進み、このPCR1
4及びこのPCR14に続く画像データ又は音声データ
のパケット13をパケット出力部30へ出力する。
【0038】その後、S1へ戻り、MPEG−TSファ
イル11に記憶されている図4に示すMPEG−TS1
2を構成する次の一つのパケット13又はPCR14を
読出す。
【0039】このように構成された第1実施形態の映像
データ多重化装置においては、プライベートデータファ
イル20に、付加データが単位長を有した複数の単位デ
ータ21に分割されて挿入指定時間22及びIDが付さ
れた状態で記憶されている。また、MPEG−TSファ
イル11内には、映像データパケット15、音声データ
パケット16、PMTパケット17及びPCR14が組
込まれた作成済みのMPEG−TS12が記憶されてい
る。
【0040】そして、プライベートデータファイル20
に記憶された各単位データ21及びIDを作成済みのM
PEG−TS12にプライベートデータパケット31と
して挿入する場合に、各単位データ21の挿入指定時間
22が、MPEG−TS12に所定パケット13毎に設
定されたPCR14と一致した場合に、該当プライベー
トデータパケット13がこのPCR14の隣接位置に挿
入される。
【0041】このPCR14は、このPCR14に隣接
するMPEG−TSのパケットの画像再生装置(デコー
ダ)に対する到達時刻を規定するので、付加データの各
プライベートデータパケット31が画像再生装置(デコ
ーダ)に到達する時刻はこのPCR14に規制される。
【0042】よって、字幕データ等の付加データは、画
像再生装置(デコーダ)で再生された動画に対して高い
精度で同期する。このように、既に作成済みのMPEG
−TS12に対して字幕データ等の付加データを高い同
期精度を維持した状態で簡単に組込むことができる。
【0043】(第2実施形態)図5は本発明の第2実施
形態に係わる映像データ多重化装置の概略構成を示すブ
ロック図である。図1に示す第1実施形態の映像データ
多重化装置と同一部分には同一符号が付してある。した
がって、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0044】この第2実施形態の映像データ多重化装置
においては、挿入指定時間取出部28と比較部26との
間にデコーダ遅延時間補正部33が介挿されている。そ
の他の構成は図1に示す第1実施形態の映像データ多重
化装置と同じである。
【0045】このデコーダ遅延時間補正部33は、挿入
指定時間取出部28で取出されたブライベートデータの
単位データ21に付された挿入指定時間22に対して、
MPEG−TS12を再生する画像再生装置(デコー
ダ)の特性で定まる遅延時間Tdを付加して、比較部2
6へ送出する。
【0046】比較部25は、PCR検出部25で検出さ
れPCR14の示す時刻が挿入指定時間取出部28で取
出された挿入指定時間22にデコーダ遅延時間補正部3
3で遅延時間Tdが加算された時間に一致した場合のみ
プライベートデータ読出部29へ読出指令aを送出する
とともに、パケット挿入部29へパケット挿入指令bを
送出する。
【0047】前述したように、画像再生装置(デコー
タ)においては、たとえ、圧縮画像データのパケット1
5とプライベートデータのパケット31とが同時に画像
再生装置に到達したとしても、動画が付加データより遅
く表示出力される。
【0048】このうな不都合を解消するために、この第
2実施形態装置においては、付加データの出力タイミン
グを動画の出力タイミングと一致させるために、プライ
ベートデータの単位データ21の挿入指定時間22(再
生時刻)に対して再生装置の特性で定まる所定の遅延時
間Tdを加算した時刻がMPEG−TS12に組込まれ
たPCR14と一致した時点で、該当単位データ21の
パケット31を該当PCR14の隣接位置に挿入してい
る。よって、より高い精度で付加データを再生された動
画に同期させることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像データ
多重化装置においては、付加データのパケットの作成済
みのMPEG−TSに対するる組込み位置を、付加デー
タを構成する単位データに付した再生時刻に一致する時
刻情報(PCR)に隣接させている、したがって、画像
再生装置(デコーダ)側の仕様を変更することなく、既
に作成済みのMPEG−TSに対しても、簡単に付加デ
ータのプライベートデータを組込むことができ、かつ、
再生された動画に対して正確に同期した付加データをM
PEG−TSに組込むことができる。
【0050】さらに、画像再生装置(デコーダ)側の画
像データの再生時に発生する遅延時間を加算した時刻と
MPEG−TSに組込まれた時刻情報とを比較すること
によって、より高い精度で付加データを再生された動画
に同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の映像データ多重化装
置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同第1実施形態の映像データ多重化装置にお
ける付加データ多重化処理動作を示す流れ図
【図3】 同第1実施形態の映像データ多重化装置で多
重化されたMPEG−TSを示す図
【図4】 同第1実施形態の映像データ多重化装置にお
ける多重化前のMPEG−TSを示す図
【図5】 本発明の第2実施形態の映像データ多重化装
置の概略構成を示すブロック図
【図6】 各データをMPEG−TSに組込む一般的な
手順を示す図
【図7】 一般的なMPEG−TSのフォーマットを示
す図
【符号の説明】
11…MPEG−TSファイル 12…MPEG−TS 13…パケット 14…PCR 15…画像データパケット 16…音声データパケット 17…PMTパケット 19…ID 20…プライベートデータファイル 21…単位データ 22…挿入指定時間 23…TS読出部 24…PMT更新部 25…PCR検出部 26…比較部 27…プライベートデータ読出部 28…挿入指定時間取出部 29…パケット挿入部 30…パケット出力部 31…プライベートデータパケット 33…デコーダ遅延時間補正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも圧縮動画データがそれぞれ単
    位長を有する各単位データに分割されてIDとともに各
    パケットに組込まれると共に、所定のパケット毎に、再
    生時に使用する時刻情報及び前記各IDの種別を特定す
    るためのPMTのパケットが組込まれた作成済みのMP
    EG−TSに対して、新たに付加データをプライベート
    データとして書込む映像データ多重化装置において、 前記付加データを単位長を有した複数の単位データに分
    割してそれぞれ再生時刻とともに記憶するプライベート
    データファイルと、 このプライベートデータファイルから再生時刻が付され
    た各単位データを順番に読出していくプライベートデー
    タ読出手段と、 前記作成済みのMPEG−TSの各パケット及び時刻情
    報を順番に読出していくTS読出手段と、 このTS読出手段が前記PMTのパケットを読出す毎
    に、この読出したPMTのパケットに対してプライベー
    トデータを特定するIDを設定するPMTパケット更新
    手段と、 前記TS読出手段が前記時刻情報を読出す毎に、該当時
    刻情報が前記プライベートデータ読出手段で読出されて
    いる単位データの再生時刻に一致したとき、該当単位デ
    ータに前記プライベートデータを特定するIDを付し
    て、前記MPEG−TSにおける該当時刻情報の隣接位
    置にプライベートデータのパケットとして挿入するパケ
    ット挿入手段とを備えた映像データ多重化装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも圧縮動画データがそれぞれ単
    位長を有する各単位データに分割されてIDとともに各
    パケットに組込まれると共に、所定のパケット毎に、再
    生時に使用する時刻情報及び前記各IDの種別を特定す
    るためのPMTのパケットが組込まれた作成済みのMP
    EG−TSに対して、新たに付加データをプライベート
    データとして書込む映像データ多重化装置において、 前記付加データを単位長を有した複数の単位データに分
    割してそれぞれ再生時刻とともに記憶するプライベート
    データファイルと、 このプライベートデータファイルから再生時刻が付され
    た各単位データを順番に読出していくプライベートデー
    タ読出手段と、 前記作成済みのMPEG−TSの各パケット及び時刻情
    報を順番に読出していくTS読出手段と、 このTS読出手段が前記PMTのパケットを読出す毎
    に、この読出したPMTのパケットに対してプライベー
    トデータを特定するIDを設定するPMTパケット更新
    手段と、 前記TS読出手段が前記時刻情報を読出す毎に、該当時
    刻情報が前記プライベートデータ読出手段で読出されて
    いる単位データの再生時刻に対して再生装置特性で定ま
    る所定の遅延時間を加算した時刻に一致したとき、該当
    単位データを前記プライベートデータを特定するIDを
    付して、前記MPEG−TSにおける該当時刻情報の隣
    接位置にプライベートデータのパケットとして挿入する
    パケット挿入手段とを備えた映像データ多重化装置。
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