JPH11177728A - 通信装置及びその通信方法 - Google Patents

通信装置及びその通信方法

Info

Publication number
JPH11177728A
JPH11177728A JP34026397A JP34026397A JPH11177728A JP H11177728 A JPH11177728 A JP H11177728A JP 34026397 A JP34026397 A JP 34026397A JP 34026397 A JP34026397 A JP 34026397A JP H11177728 A JPH11177728 A JP H11177728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header information
data
control unit
communication control
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34026397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Fujise
俊一 藤瀬
Atsushi Ikeda
篤 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34026397A priority Critical patent/JPH11177728A/ja
Priority to US09/144,063 priority patent/US6442252B1/en
Priority to DE69841035T priority patent/DE69841035D1/de
Priority to ES98116769T priority patent/ES2327077T3/es
Priority to EP98116769A priority patent/EP0901275B1/en
Publication of JPH11177728A publication Critical patent/JPH11177728A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良くヘッダ情報を作成し、送信データと
共に送信する通信装置及びその通信方法を提供する。 【解決手段】 装置全体を制御する本体部101と、通
信機能を制御する通信制御部111とで構成され、本体
部101のCPU102が送信データに付加するヘッダ
情報を作成し、作成したヘッダ情報と送信データをパラ
レルi/f110を介して通信制御部111に送出す
る。一方、通信制御部111のCPU112がパラレル
i/f121を介してそのヘッダ情報と送信データとを
受け取ると、そのヘッダ情報と送信データとを合成し、
必要な解像度変換を施して符号化し、符号化されたデー
タをISDNインターフェース118を介して送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置全体を制御す
る本体部と、通信機能を制御する通信制御部とで構成さ
れる通信装置及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信装置においては、送信側で、
本来送信すべきデータにヘッダ情報として二次的情報を
付加して相手装置に送信する方法が多く採用されてい
る。また受信側では、その二次的情報により受信したデ
ータ本体の性格を認識することができるので、ヘッダ情
報は重要な情報として送受信されている。
【0003】具体例として、例えばパーソナル・コンピ
ュータから何らかのデータファイルを送信する際に、そ
のファイル名、ファイル番号、データ種類、データサイ
ズ、及びファイルの作成日時など、ファイルの識別情報
をそのファイルのヘッダ情報として構成し、ファイル本
体に付加している。
【0004】また、ファクシミリ装置においては、図5
や図6に示すように、ファクシミリ送信画像の各ページ
の先端に送信日、送信時刻、発信人番号、発信人略称、
宛先略称、ページ番号、総ページ数等で構成されるヘッ
ダ情報を付加して相手装置に送信している。
【0005】ここで、ヘッダ情報は送信する画像データ
の一部として送信されるので、画像データと同じ形式の
符号化方式や解像度に展開され、画像データ領域の先頭
部分に付加されている。例えば、ファクシミリ装置に備
えられているフォントROM(読み出し専用メモリ)か
らヘッダ情報に該当するキャラクタデータを読み出し、
画像データと同じ形式の符号化方式や解像度に展開す
る。
【0006】即ち、符号化方式に関しては、画像データ
が生の場合はヘッダ情報のフォントデータを画像として
生に展開し、MH(モデイファイド・ハフマン)などフ
ァクシミリ符号化方法の場合は同様にその符号化コード
に展開する。また、解像度に関しては、例えばファクシ
ミリ解像度の1つである8×3.85pel/mmが選
択されていれば、その解像度に合わせてフォントデータ
を展開する。そして、展開されたヘッダデータを画像デ
ータとして本来送信すべき画像データの先頭に結合して
最終画像データを作成し、送信処理を行っている。
【0007】この場合、画像データの先頭に結合する方
法として、例えばヘッダ画像に必要な数ライン分の画像
データに上書きする方法や、ヘッダ画像データに続けて
本来送信する画像データを結合し、受信側で定型サイズ
の記録紙に記録できるように画像データを縮小したり、
画像データの後端をヘッダ画像に必要な数ライン分の画
像データの後端を削除したりする方法が提案されてい
る。
【0008】一方、近年では、通信回線や通信方法の多
様化により、通信装置の通信を制御する通信制御部を1
つの機能部として構成し、操作部、読取部、記録部、表
示部などで構成される本体部とインターフェースで接続
し、通信装置として機能する製品も提案されている。
【0009】この場合、通信制御部と本体部を明確に分
けて、その間のインターフェースに汎用性を持たせるの
で、通信制御部と本体部の組み合わせを多様化でき、ユ
ーザのニーズに合わせた様々な通信装置を容易に提供す
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように通信制御部と本体部とをインターフェースで接続
して通信装置を構成する際に、ヘッダ情報を作成する機
能を通信制御部に備えるように構成した場合、本体部に
おけるヘッダ情報の作成ができなくなると共に、通信制
御部でヘッダ用のデータの管理手段や入力手段などを追
加して動作させる必要があり、通信に関する制御が煩雑
になるだけでなく、通信制御部のコストアップやサイズ
肥大になってしまう。
【0011】また、ヘッダ情報を符号化したり解像度を
変換する機能と、送信データ本体にヘッダ情報を付加す
る機能の両方を本体部に備えるように構成した場合、本
体部の制御が増加、煩雑になり本体部のコストアップや
サイズ肥大につながる。
【0012】一方、ヘッダ情報を符号化したり解像度を
変換する機能を本体部に備え、送信データに付加する機
能を通信制御部に備えるように構成した場合、本体部の
制御が増加、煩雑になり本体部のコストアップやサイズ
肥大につながるだけでなく、特にどの符号化方式や解像
度を使ってデータを送信するのかを受信側端末と決定し
なければならないため、受信側装置と接続後にその決定
過程を経てヘッダ情報の符号化、解像度変換を行い、通
信制御部にそのデータを渡した後、通信制御部がデータ
本体に付加して送信するといった複雑な処理を本体部と
通信制御部とで行わなければならず、1つの通信の中で
それだけの処理を行うにはかなりの高速処理能力を有す
る本体部と通信制御部とを用意する必要があり、コスト
アップやサイズ肥大となってしまう。
【0013】更に、ヘッダ情報は、通常いくつかの情報
要素(例えばファクシミリのヘッダであれば送信日、送
信時刻、発信人略称、宛先略称、ページ番号、総ページ
数等の情報)を複合したものであるが、本体部がこれ
を、例えば各情報毎にブロック化してヘッダ情報を作成
し通信制御部に渡すと、通信制御部では、常にヘッダの
フォーマットを管理しなければならず、またブロック化
されたヘッダ情報がフォーマットからもし外れる場合、
具体的には、例えば通信制御部が許容するフォーマット
範囲を超えるような場合は、フォーマットに合わせる処
理を通信制御部が持たなくてはならず、通信制御部のコ
ストアップやサイズ肥大になってしまう。また、フォー
マットを変更したい場合には本体部と通信制御部の両方
の制御方法を変更しなくてはいけないので、ユーザヘの
柔軟な対応も期待できない。
【0014】特に、ファクシミリ送信の場合、通常送信
原稿の総ページ数をメモリ送信ではヘッダに付け、ダイ
レクト送信ではヘッダに付けないが、本体部と通信制御
部でヘッダ情報をやり取りする時にそのような取り決め
をする必要があり、通信制御部の規模が大きくなり制御
が煩雑になってしまう。
【0015】一方、本体部が作成し通信制御部へ渡すヘ
ッダ情報が、もし画像の生データやフォントデータであ
ったりすると、かなりのデータ量になるので本体部から
通信制御部へ渡すにはかなり高速なインターフェースが
必要になると共に、本体部と通信制御部の両方にそれら
のデータを処理する制御手段が必要になる。
【0016】また逆に、圧縮されたデータであると、上
述したようにそれだけ本体部の制御が増加、煩雑にな
り、本体部のコストアップやサイズ肥大につながる。
【0017】更に、送信モードによりヘッダのフォーマ
ットを選択する手段が無いと、通信端末の自由度が減り
使い勝手が悪い。またフォーマット選択手段を通信制御
部に持つとすると、複数のフォーマットデータを通信制
御部に持たなければいけないばかりでなく、それらのフ
ォーマットに合せた制御処理が必要になり、通信制御部
のコストアップやサイズ肥大を招く。
【0018】そして、ユーザの多様なニーズに合わせた
通信装置を提供するためには、上述の機能を実現した汎
用性のある本体部や通信制御部、それらを接続するイン
ターフェースを実現する必要がある。
【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、効率良くヘッダ情報を作成し、送信データ
と共に送信する通信装置及びその通信方法を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、装置全体を制御する本体部と、通信機能
を制御する通信制御部とで構成される通信装置におい
て、前記本体部に、送信データに付加するヘッダ情報を
作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたヘ
ッダ情報と送信データを前記通信制御部に送出する送出
手段とを有し、前記通信制御部に、前記送出手段により
送出されたヘッダ情報と送信データとを入力する入力手
段と、前記入力手段により入力されたヘッダ情報と送信
データとを送信する送信手段とを有することを特徴とす
る。
【0021】また、本発明は、装置全体を制御する本体
部と、通信機能を制御する通信制御部とで構成される通
信装置の通信方法において、前記本体部に、送信データ
に付加するヘッダ情報を作成する作成工程と、前記作成
工程で作成されたヘッダ情報と送信データを前記通信制
御部に送出する送出工程とを有し、前記通信制御部に、
前記送出工程で送出したヘッダ情報と送信データとを入
力する入力工程と、前記入力工程で入力したヘッダ情報
と送信データとを送信する送信工程とを有することを特
徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は、本実施形態による通信端末(IS
DN接続のG3/G4ファクシミリ装置)の構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、本実施形態にお
けるファクシミリ装置は、本装置全体の制御を行う本体
部101と通信機能の制御を行う通信制御部111とで
構成されている。
【0024】まず、本体部101の詳細な構成について
説明する。102はCPUであり、本体部101の制御
を行い、かつ、その時点の日付や時刻を管理する。10
3はROMであり、本体部101全体を制御するプログ
ラム等を格納する。104はバッテリーでバックアップ
されたSRAMであり、CPU102の動作や装置の動
作に必要なパラメータやデータを格納する。105はD
RAMであり、ファクシミリ送信する画像データとその
ページ数を格納する。106は表示部であり、装置の状
態やファクシミリ送信又は受信する画像を表示する。1
07は操作部であり、使用者が装置動作を指定するため
の操作や送信人略称又は宛先略称を登録する操作に用い
られる。108は読取部であり、ファクシミリ送信原稿
やコピー原稿の読み取りを行う。109は記録部であ
り、ファクシミリ受信原稿やコピー原稿或いはファイル
原稿をプリントアウトする。110は例えば、双方向通
信が可能なパラレルi/f部であり、通信制御部111
と接続し、通信制御部111を制御するために必要なパ
ラメータやデータ更にはファクシミリ送信する或いは受
信した画像データのやり取りを制御する。
【0025】次に、通信制御部111の詳細な構成につ
いて説明する。112はCPUであり、通信制御部11
1の制御を行う。113はROMであり、通信制御部1
11全体の制御のプログラムやヘッダ情報に対応するフ
ォントデータ等を格納する。114はDRAMであり、
CPU112や通信制御部111全体の動作に必要なパ
ラメータやデータ、更にはファクシミリ送信する或いは
受信する画像データを格納する。115はG3MODE
Mであり、G3のファクシミリ送受信のための通信プロ
トコルの制御や信号の変復調及びそれら信号の送受信を
行う。116はPCM−CODECであり、送信するG
3アナログ信号をPCM−CODE信号に変換し、受信
したPCM−CODE信号をアナログ信号に変換する。
117はHDLCコントローラであり、ISDNのDチ
ャネルプロトコルやG4ファクシミリのプロトコルのた
めにHDLCフレームを形成する。118はポートスイ
ッチであり、G3によるファクシミリ通信かG4による
ファクシミリ通信かを選択し、後述するISDNインタ
ーフェースに接続する。119はISDNインターフェ
ースであり、ISDN回線120に接続し、ISDNの
Dチャネル制御やBチャネル制御を行う。121は例え
ば、双方向通信が可能なパラレルi/f部であり、本体
部101と接続し、本体部101と必要なパラメータや
データ更にはファクシミリ送信する或いは受信した画像
データのやり取りを制御する。
【0026】本実施形態では、ファクシミリ装置の本体
部101と通信制御部111が分離して構成され、汎用
性のあるパラレルi/f110,121で接続されるよ
うにできているので、それぞれ本体部101と通信制御
部111も汎用性を持つことができる。
【0027】即ち、上述の通信制御部111はISDN
に接続するG3/G4ファクシミリ通信機能を有する
が、PSTN(アナログ公衆網)に接続するG3ファク
シミリ通信機能のみを有する通信制御部でもよい。
【0028】また、電話機能を加えた通信端末を構成し
たい場合は、その電話機能を付加した通信制御部を本体
部101に接続すれば良い。
【0029】更に、本体部101をLANなどのネット
ワークに接続してネットワークプリンタやネットワーク
スキャナとして使いたい場合も、上述の通信制御部11
1の代わりにネットワーク接続機能を有する、例えばネ
ットワークボードを接続して実現することができる。
【0030】一方、本体部101の機能、例えば表示機
能(図1では表示部106)、読み取り機能(読取部1
08)、記録機能(記録部109)、メモリ機能(DR
AM105)、全体制御機能(CPU102)などを機
能アップ、或いは機能ダウンしたい場合、通信制御部1
11に一部、或いは全部の機能をアップ、又はダウンし
た本体部を接続して様々なバージョンのファクシミリ装
置が容易に実現でき、ユーザの多様なニーズに答えるこ
とができる。
【0031】また、複写機に汎用i/fを付加したもの
で本体部を構成することもできる。この場合、一般に複
写機は大容量の読み取り機能や記録機能を有しているの
で、それらの大ボリュームのニーズに対応可能となる。
【0032】更に、本体部の機能のうち、一部の機能の
みで本体部を構成することも可能である。例えば、表示
機能の場合はディスプレイ、読み取り機能の場合はスキ
ャナ、記録機能の場合はプリンタというように、それぞ
れの装置に汎用i/fを付加したもので本体部を構成す
る。これにより、本体部がディスプレイやプリンタの場
合は、通信制御部は受信機能のみとなり、受信したデー
タを表示したり、記録したりする。また、本体部がスキ
ャナの場合は、通信制御部は送信機能のみとなり、スキ
ャナで読み取ったデータを送信する、といったことが可
能になる。
【0033】図2は、上述の本体部101のROM10
3に格納されているヘッダ送信処理プログラムの構成を
示すメモりマップである。また、図3は、通信制御部1
11のROM113に格納されているヘッダ送信処理プ
ログラムの構成を示すメモリマップである。
【0034】ファクシミリ送信時のヘッダ送信処理は、
図2及び図3に示すROM103、ROM113に格納
されているヘッダ送信処理プログラム201、301に
従い実行される。
【0035】即ち、本体部101のヘッダ送信処理プロ
グラム201は、図2に示すように、ユーザからのファ
クシミリ送信指示により該当するファクシミリ送信デー
タのヘッダ情報を送信モードに応じて選択されるフォー
マットに合わせて作成する作成モジュール202と、作
成されたヘッダ情報をパラレルi/f110を介して通
信制御部111へ渡すi/f出力モジュール203とで
構成される。また通信制御部111のヘッダ送信処理プ
ログラム301は、図3に示すように、ヘッダ情報をパ
ラレルi/f121を介して本体部101から受け取る
i/f入力モジュール302と、そのヘッダ情報に対応
するフォントデータを通信制御部111のROM113
から読み出し、送信データに合成する合成モジュール3
03と、画像データを符号化/解像度変換する変換モジ
ュール304と、ヘッダ情報を付加した送信データをフ
ァクシミリ送信するファクシミリ送信モジュール305
とで構成される。
【0036】尚、上述のヘッダ送信処理プログラム20
1、301は、フロッピディスクなどの記憶媒体に格納
して必要な時に本体部101や通信制御部111のRA
M(104,105,114)にダウンロードして使用
してもよい。
【0037】具体的には、ヘッダ送信処理では、G3フ
ァクシミリ送信、G4ファクシミリ送信に限らず、ユー
ザからファクシミリ送信操作があると本体部101はそ
れを検出し、そのファクシミリ送信指示のあったファク
シミリ送信データに対応するヘッダ情報を作成してパラ
レルi/f110,121を介して通信制御部111へ
渡し、通信制御部111が本体部101から受け取った
ヘッダ情報に対応するフォントデータを通信制御部11
1のROM113から読み出して送信データと同じ符号
化方式及び解像度に変換し、更に変換されたヘッダ情報
を送信データに付加する処理を施し、一体化したヘッダ
情報とファクシミリ送信データをファクシミリ送信す
る。
【0038】以下、以上の構成において、ヘッダ情報を
作成し、送信する際の詳細な動作について説明する。
【0039】図4は、Nページの原稿をファクシミリ送
信する時の本体部101と通信制御部111の間のヘッ
ダ情報と画像データの流れを示す図である。図示するよ
うに、本体部101は、例えばユーザによる送信指示が
あると送信原稿1ページ目のヘッダ情報を作成し、作成
した1ページ目のヘッダ情報と画像データを通信制御部
111へ転送する。次に、2ページ以降Nページまで同
様にそれぞれのページのヘッダ情報を作成し、作成した
ヘッダ情報と画像データを通信制御部111へ転送す
る。そして、通信制御部111は、ページ毎にヘッダ情
報と画像データを本体部101から受け取ると、それら
を合成するなどの処理を施してページ毎にファクシミリ
送信する。
【0040】図5、図6は、本実施形態におけるファク
シミリヘッダの例を示す図である。図5は、「ダイレク
ト送信モード」時のファクシミリヘッダの例であり、図
6は「メモリ送信モード」時のファクシミリヘッダの例
である。
【0041】ここで、「ダイレクト送信モード」とは、
ユーザがファクシミリ送信の操作を行うと、ファクシミ
リ装置はすぐに回線に対して発呼動作を行い、受信側の
端末と呼が確立した後に、送信原稿の読み取りを開始
し、読み取った送信原稿をファクシミリ装置のメモリに
蓄積することなく受信側の端末ヘファクシミリ送信する
動作モードのことを言う。
【0042】また、「メモリ送信モード」とは、ユーザ
がファクシミリ送信の操作を行うと、送信原稿の読み取
りを開始し、読み取った送信原稿をファクシミリ装置の
メモリ(本実施形態の場合はDRAM105)に蓄積
し、その後、発呼動作を行ってメモリ105の中の送信
原稿データをファクシミリ送信する動作モードのことを
言う。
【0043】以下の説明では、「ダイレクト送信モー
ド」、「メモリ送信モード」の両方を有するファクシミ
リ装置を例に説明するが、もちろん「ダイレクト送信モ
ード」、「メモリ送信モード」のどちらか一方のみを有
する装置でも良い。この場合、以下の処理の一方を実行
すればよい。
【0044】尚、「ダイレクト送信モード」の場合、送
信側でファクシミリ送信が終了するまで送信する原稿の
総ページを認識することは通常、困難であり、一方「メ
モリ送信モード」の場合、読取部108にて送信する原
稿をすべて読み取った時に、その総ページの認識が可能
である。
【0045】従って、「ダイレクト送信モード」時に
は、ファクシミリヘッダに送信原稿の総ページ数を付け
られないが、「メモリ送信モード」時には総ページ数を
付けることができる。
【0046】また、図5、図6に示すように、ファクシ
ミリヘッダは、送信動作が行われた日時を表す「送信日
付」、「送信時刻」、送信側装置のファクシミリ番号を
示す「発信人番号」、発信人の素性を示す「発信人略
称」、ファクシミリ受信を期待する受信側の素性を表す
「宛先略称」、「ページ番号」、「総ページ数」などで
構成される。
【0047】図5、図6は、それぞれ原稿を2ページ送
信する場合を示し、ダイレクト送信の場合はページ番号
のみのフォーマットで構成し、“P01”(1ページ
目)、“P02”(2ページ目)となり、メモリ送信の
場合はページ番号/総ページ数というように異なるフォ
ーマットを構成することができ、“P01/02”(1
ページ目)、“P02/02”(2ページ目)となる。
【0048】次に、図7〜図10を用いて本体部101
と通信制御部111の動作の詳細を説明する。図7、図
8は、ヘッダ情報を作成し、通信制御部111へ渡す本
体部101の動作を示すフローチャートである。また、
図9、図10は本体部101からヘッダ情報を受け取り
ファクシミリ送信する通信制御部111の動作を示すフ
ローチャートである。
【0049】まず、図7に示すステップS101におい
て、例えばユーザが本体部101の読取部108に送信
原稿をセットし、操作部107からファクシミリ番号の
入力などの送信操作を行うと、CPU102はその操作
を検出し認識する。その時、ユーザが同時に上述した
「ダイレクト送信モード」か「メモリ送信モード」かも
設定する。そして、ステップS102において、CPU
102はユーザが設定した送信モードが「ダイレクト送
信モード」か「メモリ送信モード」かを認識する。ここ
で、「ダイレクト送信モード」の場合はステップS10
3に進み、ページ番号を示す任意のパラメータnに0を
セットする。そして、ステップS104に進み、まず1
ページ目を処理するので、n=n+1の処理によりnに
1をセットし、続くステップS105において、ヘッダ
情報を作成する。
【0050】この「ダイレクト送信モード」時のヘッダ
は、例えば図5に示すように、送信日付、送信時刻、発
信人番号、発信人略称、宛先略称、ページ番号で構成さ
れるので、ヘッダ情報の作成はそれぞれのパラメータを
テキストデータの1つであるASCIIコードに置き換
えてASCIIコード列の1ブロックをヘッダ情報とし
て作成することで行う。
【0051】具体的には、例えば送信日付と送信時刻は
CPU102が管理しているので、その管理しているバ
ラメータを読み取ってそれぞれASCIIコードに置き
換える。また、発信人番号、発信人略称、宛先略称は、
通常ユーザデータとして登録してあるので、そのデータ
が格納されているSRAM104のエリアを読み出して
それぞれのパラメータをASCIIコードに置き換え
る。ここで、もしこれらのパラメータがユーザデータと
して登録されていなければ、スペースに該当するASC
IIコードに置き換える。そして、ページ番号はステッ
プS104で得たn値、即ち、1ページ目の場合1を、
2ページ目の場合は2をASCIIコードに置き換え
る。
【0052】ここで、その時の動作モード(ここでは
「ダイレクト送信モード」)によって決まっているヘッ
ダフォーマットに合わせ、各パラメータに対応したAS
CIIコードとそれ以外のフォーマット上の補助記号
(/、:、→など)やスペースをASCIIコードに置
き換えて並べることにより、ASCIIコード列の1ブ
ロックをヘッダ情報として完成する。
【0053】例えば、通常のA4原稿では、ファクシミ
リの標準的な解像度(8pel)で1ライン=1728
ドットであり、ヘッダのフォントデータが16×16ビ
ットで成り立っていれば、1728÷16=108文字
のファクシミリヘッダを構成できる。従って、半角AS
CIIコードであれば、108バイトのASCIIコー
ドデータにより1ブロックのヘッダ情報が成り立つ。
【0054】次に、ステップS106において、ステッ
プS105で作成したヘッダ情報とヘッダ情報を作成す
るまでに読取部108で読み取ったページ番号(n)の
画像データを通信制御部111にパラレルi/f11
0,121を介して転送する。このヘッダ情報と画像デ
ータを転送する順番は問わない。ここで、「ダイレクト
送信モード」の場合、送信原稿を読み取り、通信制御部
111にてファクシミリ送信する時間が短いため、送信
原稿を読み取った後、即座に通信制御部111へ転送し
なくてはいけない。そのため、画像データを何も符号化
変換せず生データとするが、通常符号化変換してデータ
量を圧縮した方が転送の時間を短くできるので、もし本
体部101の処理能力が高ければランレングス符号化方
式やMMR方式などで符号化処理し、通信制御部111
へ転送しても構わない。
【0055】そして、ステップS107に進み、ユーザ
がファクシミリ送信するためにセットした原稿ページが
更に存在する場合、具体的には、例えば読取部108に
ファクシミリ送信するために読み取るべき次の原稿が残
っている場合(即ち、読取部108にある原稿検知セン
サがオンしている場合)や次の原稿の読み取り処理中の
場合などでは、本実施形態のヘッダ送信処理はステップ
S104に戻り、次のページのためのヘッダ情報作成な
どを行う。尚、nページ目の通信制御部111への転送
処理(S106)とn+1ページ目のヘッダ情報作成処
理(S105)とは同時に行ってもよい。
【0056】ステップS107において、送信すべき次
の原稿が存在しなければ、即ち全てのページのヘッダ情
報を作成し通信制御部111へ転送すると、本体部10
1の本処理を終了する。
【0057】一方、上述したステップS102におい
て、ユーザが設定した送信モードが「メモリ送信モー
ド」であると認識するとステップS108に進む。この
ステップS108では、送信モードが「メモリ送信モー
ド」と設定されているため、読取部108にセットされ
ている原稿を読み取る処理と、読み取った画像データ
を、例えば圧縮率の高いMMR符号に符号化してDRA
M105に蓄積する処理とを行い、これらの処理に並行
して送信原稿の総ページ数をカウントする。
【0058】そして、ステップS109において、読取
部108での送信原稿読み取り処理が終わるとステップ
S110に進み、ヘッダ情報を作成する際に使用するペ
ージ番号を示す任意のパラメータnに0をセットする。
そして、ステップS111に進み、まず1ページ目を処
理するので、n=n+1の処理によりnに1をセット
し、ステップS112にてヘッダ情報を作成する。
【0059】この「メモリ送信モード」時のヘッダは、
例えば図6に示したように、送信日付、送信時刻、発信
人番号、発信人略称、宛先略称、ページ番号、総ページ
数で構成され、ヘッダ情報の作成は「ダイレクト送信モ
ード」と同様に、それぞれのパラメータやフォーマット
用の補助記号、スペースをテキストデータの1つである
ASCIIコードに置き換えてASCIIコード列の1
ブロックをヘッダ情報として作成することで行われる。
また、総ページ数は上述のステップS108,S109
にて得た値をASCIIコードに置き換える。そして、
得られたASCIIコードを「メモリ送信モード」用の
ヘッダフォーマットに合わせて並べることにより、AS
CIIコード列の1ブロックがヘッダ情報として完成す
る。
【0060】次に、ステップS113において、ステッ
プS112で作成したヘッダ情報と、予め読取部108
で読み取りDRAM105に蓄積した画像データを通信
制御部111にパラレルi/f110,121を介して
転送する。この時、nページ目のヘッダ情報はnページ
目の画像データと対で転送するが、これらを転送する順
番は問わない。
【0061】また、ステップS112において、例えば
nページ目のヘッダ情報を作成し、ステップS113で
通信制御部111へ転送した後、続くステップS114
にてn+1ページ目のデータが存在している場合ステッ
プS111に戻り、上述したn+1ページのためのヘッ
ダ情報作成を行う。ここで、nページ目の通信制御部1
11への転送(S113)とn+1ページ目のヘッダ情
報作成(S112)は同時に行ってもよい。
【0062】そして、ステップS114において、ヘッ
ダ情報を作成すべき次の原稿が存在しなければ、即ち、
全てのページのヘッダ情報を作成し通信制御部111へ
転送したら、本体部101のヘッダ送信処理を終了す
る。
【0063】本実施形態では、上述の「ダイレクト送信
モード」と「メモリ送信モード」の処理をそれぞれ異な
る処理として説明したが、これらの処理のうち共通する
もの(例えばS103とS110,S104とS11
1,S105の一部とS112の一部、S106とS1
13,S107とS114)は同様な処理プログラムや
モジュールを使用しても良い。
【0064】次に、通信制御部111におけるCPU1
12の処理について説明する。まず図9のステップS2
01において、本体部101よりファクシミリ送信の指
示があるとステップS202に進み、ファクシミリ送信
するための発呼動作を行い、受信側のファクシミリ端末
と呼を接続する。ここで、発呼動作を行うために必要な
受信側のファクシミリ端末のファクス番号などは本体部
101より転送されてくるものとする。また、ステップ
S202では、ファクシミリ前手順により受信側のファ
クシミリ端末と送信画像データの解像度や符号化方式が
決定される。
【0065】次に、ステップS203において、その時
点における処理されるページ番号を示す任意のパラメー
タnに0をセットし、ステップS204以降、1ページ
ごとの処理を行う。そして、まず1ページ目を処理する
ので、ステップS204にてn=n+1の処理によりn
に1をセットする。
【0066】そして、ステップS205において、1ペ
ージ目のヘッダ情報と画像データとを本体部101より
受け取るとステップS206に進み、ヘッダ情報に対応
するフォントデータをROM113から読み出す。ここ
で、本体部101より受け取ったヘッダ情報及び画像デ
ータやROM113から読み出したフォントデータは、
処理をし易くするためにDRAM114に一旦格納す
る。そして、ステップS207,S208,S209,
S210,S211では、ヘッダデータ及び画像データ
に必要な解像度変換/符号化変換を施すと共に合成す
る。
【0067】まず、ステップS207では、本体部10
1より転送されてきた画像データの符号化方式が生かM
MR符号化方式かを判断する。ここで、MMR符号化方
式の場合はステップS208に進み、復号化処理を行い
生の画像データを得る。この処理は、MMR符号化方式
が1ページ単位の方式であり、後で1ページの内部にヘ
ッダデータを合成し易くするためである。
【0068】ここで、例えば本体部101から通信制御
部111に転送された画像データが、他のファクシミリ
符号化方式であるMHやMRで符号化する方法で符号化
したものである場合、画像によってはMMR符号化方式
よりデータ量が多くなるかもしれないが、このステップ
S208での復号化処理は必要なく、ヘッダデータの画
像データの合成が可能で、通信制御部111での処理量
が少なくなる。
【0069】具体的には、画像データの符号化方式がM
HやMMRの場合、これらは1ラインや2ライン単位の
符号化方式であり、符号化された画像データのままで1
ライン或いは2ライン単位の認識が可能である。即ち、
ヘッダ分の1ライン或いは2ラインの先頭画像データを
符号化したままで削除し、符号化されたヘッダデータを
容易に合成することが可能である。
【0070】即ち、上述のステップS202において受
信側のファクシミリ端末と決定した符号化方式がMHか
MRの場合、通信制御部111は送信データの符号化方
式を変換する必要が無く、ヘッダデータを送信データと
同じ符号化方式に変換するのみで変換されたヘッダデー
タを送信データに合成することができ、最終的な送信デ
ータを作成することが可能となる。
【0071】次に、ステップS209において、生デー
タであるヘッダデータを生データである画像データの先
頭に結合して合成する。そして、ステップS210にお
いて、ヘッダデータと画像データを合成して得られた画
像データに必要な解像度変換を施す。ここで、フォント
データであるヘッダデータは生画像であり、解俊度は8
pel×7.7pelとする。画像データの解像度は、
本体部101の構成によって違うが、ここでは8pel
×7.7pelのファインモードであるとする。また、
ステップS202において、ファクシミリ前手順により
受信側のファクシミリ端末と送信画像データの解像度や
符号化方式が決定されているので、もしこの決定結果と
現在のヘッダデータ、画像データの解像度、符号化方式
が異なれば、決定結果に合わせて必要な変換を施す。
【0072】具体的には、例えば8pel×7.7pe
l(ファインモード)が決定されれば変換する必要はな
いが、8pel×3.85pel(スタンダードモー
ド)が決定されればヘッダデータ、画像データ共に変換
する必要があり、即ち、データを間引く処理を行う。
【0073】次に、ステップS211において、ステッ
プS202で決定された符号化方式(例えば、MH,M
R,MMRなど)に画俊データを変換して最終画像デー
タを得る。そして、ステップS212において、最終画
像データをファクシミリ送信する。
【0074】また、ステップS211までにnページ目
の最終画像データを得て、ステップS212でファクシ
ミリ送信処理を開始した後、続くステップS213にて
n+1ページ目のデータが存在している場合ステップS
204に戻り、上述したn+1ページのためのヘッダデ
ータ作成、画像データヘの合成、変換処理などを行う。
ここで、nページ目のファクシミリ送信処理(S21
2)とn+1ページ目のヘッダデータ作成、合成、変換
処理など(S205〜S211)は同時に行ってもよ
い。
【0075】そして、ステップS213において、送信
すべき次の原稿が存在しなければ、即ち、全てのページ
のヘッダデータ作成、画像データヘの合成、解像度/符
号化変換処理などが終了すると通信制御部111の本処
理を終了し、全てのページのファクシミリ送信を完了す
るとファクシミリ後手順を行ってファクシミリ送信の全
手順を終了する。
【0076】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、通信制御部においてヘッダ情報を送信原稿に付加し
て同じ符号化方式で符号化してファクシミリ送信する送
信原稿データを作成することができるようになり、ファ
クシミリ装置の本体部におけるヘッダ情報の作成が容易
になると共に、通信制御部においてヘッダ情報の作成は
不要になる。即ち、時刻や端末略称、登録電話番号など
本体部で管理するデータからヘッダ情報を作成すること
が容易になり、また例えば操作部や画像読取部などの入
力装置を持つ本体部は入力されたデータからヘッダ情報
を作成することが容易になる。更に、通信制御部におい
ては、ヘッダ情報作成の必要が無いので、ヘッダ用のデ
ータの管理手段や入力手段などが必要なくなり、簡易な
制御機能のみを持った安価かつ小サイズの通信制御部が
実現できる。また、本体部が作成し通信制御部へ渡すヘ
ッダ情報は1ライン分のブロックのテキストデータにす
ることができるので、本体部はヘッダ情報をファクシミ
リ符号化する必要が無く本体部の制御を軽減でき、か
つ、本体部によるヘッダ情報のフォーマット作成や変更
が容易になり、通信制御部はヘッダ情報のフォーマット
を気にすることなく送信データに付加してファクシミリ
符号化して送信すればよいので、簡易な制御機能のみを
持った安価かつ小サイズの通信制御部を持ったファクシ
ミリが容易に実現できる。
【0077】また、本実施形態によれば、通信制御部に
おいてヘッダ情報を送信データに合成し、合成された送
信データのデータ形式を必要に応じて変換することがで
きるようになるので、本体部の処理はヘッダ情報を作成
して通信制御部に渡すのみでデータを変換する必要が無
く、本体部の制御を大きく軽減できる。また、どのデー
タ形式でデータを送信するか受信側端末と決定しなけれ
ばいけない場合、通信制御部がヘッダ情報を受け取った
後に受信側と接続し、その決定過程を経てヘッダ情報を
送信データと共に変換し送信することが容易になり、高
速処理能力など必要なく小規模の制御処理で可能にな
る。
【0078】更に、本実施形態によれば、通信制御部に
おいてヘッダ情報を送信データと同じデータ形式に変換
し、変換されたヘッダ情報を送信データに合成して最終
的な送信データを作成することができるようになるの
で、特に本体部から受けた送信データのデータ形式を変
更する必要がない時に上述の効果が得られる。
【0079】また、本実施形態によれば、本体部が作成
し通信制御部へ渡すヘッダ情報は1つのブロックデータ
にすることができるので、本体部によるヘッダ情報のフ
ォーマット作成や変更が容易になり、通信制御部はその
内容やフォーマットを気にすることなく、ROMなどか
ら読みだしたテキストデータに対応するフォントデータ
に符号化や解像度変換を実行し送信データに付加してヘ
ッダ情報を送信すればよいので、簡易な制御機能のみを
持った安価かつ小サイズの通信制御部が実現できる。
【0080】従って、例えばヘッダのフォーマットを送
信モードなどで変更したい場合に、本体部の制御のみ変
更すればよく、通信制御部は何ら変更する必要が無いの
で、通信制御部の汎用性が向上する。
【0081】特に、ファクシミリ送信の場合、送信原稿
の総ページ数をメモリ送信ではヘッダに付け、ダイレク
ト送信ではヘッダに付けないが、ヘッダ情報を1ブロッ
クのデータにすることにより通信制御部はその内容を気
にすることなく送信データに付加するだけでその処理は
簡単にすむ。
【0082】また、本実施形態によれば、本体部が作成
し通信制御部へ渡すヘッダ情報はテキストデータにする
ことができるので、本体部によるヘッダ情報の作成が簡
易になり、従って符号化などの余計な制御やメモリなど
が必要なく、また通信制御部は直接、ROMなどからテ
キストデータに対応するフォントデータを読み出すこと
ができ、結果として、やはり余計な制御やメモリなどが
必要なくなる。更に、データ量は多くないので、本体部
と通信制御部の間のインタフェースは高速である必要も
ない。
【0083】更に、本実施形態によれば、本体部による
ヘッダ情報のフォーマットは送信モードにより選択でき
るようになるので、本体部によるフォーマットの作成や
変更が容易になり、通信制御部はその内容やフォーマッ
トを気にすることなく、本体部や通信制御部のヘッダ作
成の制御が簡易になる。
【0084】また、本実施形態によれば、通信の種類に
よって通信制御部を交換できる手段を持つ通信端末を提
供でき、多様化したユーザのニーズに容易に対応可能に
なる。
【0085】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0086】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0087】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置全体を制御する本体部と通信機能を制御する通信制
御部とで構成することにより、効率良くヘッダ情報を作
成することができ、装置及びユーザの利便性を向上させ
ることが可能となる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による通信端末(ISDN接続のG
3/G4ファクシミリ装置)の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本体部101のROM103に格納されている
ヘッダ送信処理プログラムの構成を示すメモりマップで
ある。
【図3】通信制御部111のROM113に格納されて
いるヘッダ送信処理プログラムの構成を示すメモリマッ
プである。
【図4】Nページの原稿をファクシミリ送信する時の本
体部101と通信制御部111の間のヘッダ情報と画像
データの流れを示す図である。
【図5】「ダイレクト送信モード」時のファクシミリヘ
ッダの例を示す図である。
【図6】「メモリ送信モード」時のファクシミリヘッダ
の例を示す図である。
【図7】本実施形態によるヘッダ情報を作成し、通信制
御部111へ渡す本体部101の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本実施形態によるヘッダ情報を作成し、通信制
御部111へ渡す本体部101の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】本実施形態による本体部101からヘッダ情報
を受け取り、ファクシミリ送信する通信制御部111の
動作を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態による本体部101からヘッダ情
報を受け取り、ファクシミリ送信する通信制御部111
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 本体部 102 CPU 103 ROM 104 SRAM 105 DRAM 106 表示部 107 操作部 108 読取部 109 記録部 110 パラレルi/f 111 通信制御部 112 CPU 113 ROM 114 DRAM 115 G3MODEM 116 PCMCODEC 117 HDLCコントローラ 118 ポートスイッチ 119 ISDNインターフェース 120 ISDN回線 121 パラレルi/f

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体を制御する本体部と、通信機能
    を制御する通信制御部とで構成される通信装置におい
    て、 前記本体部に、送信データに付加するヘッダ情報を作成
    する作成手段と、前記作成手段により作成されたヘッダ
    情報と送信データを前記通信制御部に送出する送出手段
    とを有し、 前記通信制御部に、前記送出手段により送出されたヘッ
    ダ情報と送信データとを入力する入力手段と、前記入力
    手段により入力されたヘッダ情報と送信データとを送信
    する送信手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信制御部は、前記ヘッダ情報と送
    信データとを合成し、合成されたデータのデータ形式を
    必要に応じて変換する手段を更に有することを特徴とす
    る請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記通信制御部は、前記ヘッダ情報を前
    記送信データと同じデータ形式に変換し、変換されたヘ
    ッダ情報と送信データとを合成してデータを作成する手
    段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記本体部の作成手段は、前記ヘッダ情
    報を1つのブロックデータとして作成することを特徴と
    する請求項1に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記本体部の作成手段は、前記ヘッダ情
    報をテキストデータとして作成することを特徴とする請
    求項1に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記本体部の作成手段は、前記ヘッダ情
    報を指定された送信モードに応じたフォーマットのデー
    タとして作成することを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記通信制御部は、通信の種類に応じて
    交換可能であることを特徴とする請求項1に記載の通信
    装置。
  8. 【請求項8】 装置全体を制御する本体部と、通信機能
    を制御する通信制御部とで構成される通信装置の通信方
    法において、 前記本体部に、送信データに付加するヘッダ情報を作成
    する作成工程と、前記作成工程で作成されたヘッダ情報
    と送信データを前記通信制御部に送出する送出工程とを
    有し、 前記通信制御部が、前記送出工程で送出したヘッダ情報
    と送信データとを入力する入力工程と、前記入力工程で
    入力したヘッダ情報と送信データとを送信する送信工程
    とを実行することを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 前記通信制御部は、前記ヘッダ情報と送
    信データとを合成し、合成されたデータのデータ形式を
    必要に応じて変換する工程を更に実行することを特徴と
    する請求項8に記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 前記通信制御部は、前記ヘッダ情報を
    前記送信データと同じデータ形式に変換し、変換された
    ヘッダ情報と送信データとを合成してデータを作成する
    工程を更に実行することを特徴とする請求項8に記載の
    通信方法。
  11. 【請求項11】 前記本体部の作成工程は、前記ヘッダ
    情報を1つのブロックデータとして作成することを特徴
    とする請求項8に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記本体部の作成工程は、前記ヘッダ
    情報をテキストデータとして作成することを特徴とする
    請求項8に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記本体部の作成工程は、前記ヘッダ
    情報を指定された送信モードに応じたフォーマットのデ
    ータとして作成することを特徴とする請求項11又は請
    求項12に記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 前記通信制御部は、通信の種類に応じ
    て交換可能であることを特徴とする請求項8に記載の通
    信方法。
  15. 【請求項15】 通信方法のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読記憶媒体であって、 本体部が送信データに付加するヘッダ情報を作成し、作
    成されたヘッダ情報と送信データを通信制御部に送出す
    る、各工程のコードと、 前記通信制御部が送出されたヘッダ情報と送信データと
    を入力し、入力されたヘッダ情報と送信データとを送信
    する、各工程のコードとを有することを特徴とする記憶
    媒体。
JP34026397A 1997-09-05 1997-12-10 通信装置及びその通信方法 Withdrawn JPH11177728A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34026397A JPH11177728A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 通信装置及びその通信方法
US09/144,063 US6442252B1 (en) 1997-09-05 1998-08-31 Communication apparatus
DE69841035T DE69841035D1 (de) 1997-09-05 1998-09-04 Übertragungsgerät
ES98116769T ES2327077T3 (es) 1997-09-05 1998-09-04 Aparato de comunicacion.
EP98116769A EP0901275B1 (en) 1997-09-05 1998-09-04 Communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34026397A JPH11177728A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 通信装置及びその通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11177728A true JPH11177728A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18335274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34026397A Withdrawn JPH11177728A (ja) 1997-09-05 1997-12-10 通信装置及びその通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11177728A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8237959B2 (en) 2007-03-29 2012-08-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8237959B2 (en) 2007-03-29 2012-08-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6288799B1 (en) Image communicating apparatus
US20060077462A1 (en) Internet facsimile apparatus and e-mail receiving method
JPS60105367A (ja) フアクシミリ通信方式
JPH08297528A (ja) データ通信装置
US6442252B1 (en) Communication apparatus
US7304756B2 (en) Image information processing apparatus, and computer-readable recording medium
JPH11177728A (ja) 通信装置及びその通信方法
JP3507196B2 (ja) スキャナ装置及びその制御方法
JP2000022859A (ja) 通信装置及びその制御方法
JP2001069327A (ja) ファクシミリ装置
JP3164261B2 (ja) ファクシミリ通信接続装置
JP3052823B2 (ja) コンピュータと回線に接続されるマルチ機能ファクシミリ装置
JPH09312716A (ja) ディジタル複合情報処理装置
JPS63208354A (ja) フアクシミリ装置
JP2001154932A (ja) 通信端末装置
JP2002199022A (ja) 通信端末装置及び通信方法、並びに記憶媒体
JPH07273929A (ja) ファクシミリ装置
JPH0824317B2 (ja) マルチメデア通信制御方式
JPH0583506A (ja) フアクシミリ装置
JPH05145691A (ja) フアクシミリ通信アダプタ
JPH06237331A (ja) データ送信方法
JPH08204966A (ja) ファクシミリ装置
JPH0898012A (ja) 電子ファイルシステム
JPH07273915A (ja) 画像処理装置
JPH0846739A (ja) ファクシミリ装置およびその送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301