JPH11177497A - 通信装置および電子カメラ装置 - Google Patents

通信装置および電子カメラ装置

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JPH11177497A
JPH11177497A JP9356296A JP35629697A JPH11177497A JP H11177497 A JPH11177497 A JP H11177497A JP 9356296 A JP9356296 A JP 9356296A JP 35629697 A JP35629697 A JP 35629697A JP H11177497 A JPH11177497 A JP H11177497A
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infrared
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Seiya Kato
誠也 加藤
Tatsuo Arai
達夫 新井
Mitsusachi Akazawa
光幸 赤澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信を行なう際の使い勝手を向上させた通
信装置の提供。 【解決手段】 使用者は赤外線送信設定ボタン37を押
し下げてから位置合せを行なう。この間、疑似信号が送
出され表示装置にカウントダウンが表示される。位置合
せがカウントダウン内になされると「位置合せ完了」表
示がなされ、カウントダウン終了後に受信側から送出さ
れる赤外線信号を検知すると赤外線通信制御手段が起動
されて赤外線通信プロトコルの確認が行なわれる。この
間、表示装置には「接続中」表示がなされる。また、カ
ウントダウン中に位置合せが完了しない場合にはエラー
表示がされる。通信プロトコルの確認が終了するとデー
タの送信が開始される。この間、表示装置には「送信
中」表示がなされる。また、通信が終了すると表示装置
には「送信完了」表示がなされる。なお、表示に代えて
音声報知装置から状態報知音またはメッセージを出力す
ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ、P
DA等の携帯型端末機器の通信装置に関し、特に、これ
ら端末機器の間や、これら端末機器とパーソナルコンピ
ュータやプリンタ等の外部機器との間でデータ授受を行
なう通信装置の通信補助機能に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラやPDA(Personal Dig
ital Assistant (例えば、電子手帳))等の携帯型端
末機器においてフラッシュメモリー等の内部固定型記録
媒体に記録データを保存する形式のものがある。これら
携帯型端末機器間の間で記録データの授受を行なったり
パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やプリンタ
等の外部機器に記録データを送信する場合に、送信ケー
ブルで互いを接続して記録データを送信するように構成
されたものや、内蔵の赤外線通信装置を介して記録デー
タを送信するものがある。
【0003】図12は、デジタルカメラ間の赤外線通信
によるデータ授受の従来例を示す説明図であり、デジタ
ルカメラ250,260はそれぞれ赤外線通信装置を内
蔵しており、図12ではそれらの赤外線受発光部25
2,262が示されている(なお、図12で記号25
1,261は撮像レンズを示す)。
【0004】デジタルカメラ250からデジタルカメラ
260に画像データを送る場合には、先ず、送信側と受
信側を対面させてからデジタルカメラ250、260を
送/受信設定してデジタルカメラ250の赤外線受発光
部252からの赤外線出射角がデジタルカメラ260の
赤外線受発光部262に対して一定の範囲(例えば、I
rDA(赤外線通信規格)によるものでは距離1m以上
で出射角15゜)になるようにデジタルカメラ250の
位置合せを行なうと、通信プロトコル確認後、通信接続
がなされ、その後、画像データが送信される。
【0005】この場合、デジタルカメラ250の赤外線
受発光部252が赤外線受発光部262に対して一定の
範囲内に位置付けられている場合には直ちに通信接続状
態になり通信が開始される送/受信設定がなされてから
所定時間(機種によって異なるが、例えば、20秒)内
に一定の範囲に入るように位置付けられない場合には通
信エラーとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、赤外線通信装置
を備えたデジタルカメラでは、従来、赤外線受発光部2
52が赤外線受発光部262に対して一定の角度範囲に
入るとたとえ、現時点のお互いの位置関係を維持するの
が難しい状況であっても直ちに通信接続状態になり通信
が開始されるので、送信エラーを察知した場合でもその
回復対策等を行なう余裕がないという問題点があった。
また、従来のデジタルカメラでは、表示等により通信中
か否かがわかるだけで状態等が全く把握できないという
問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、光通信を行なう際の使い勝手
を向上させた通信装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の通信装置は、電気信号を光信号に変換
して外部に送出する光信号出力手段を有し、受信側と所
定の位置関係を満たした場合に通信を行なうことが可能
な通信装置において、所定時間を設定する時間設定手段
と、この時間設定手段に設定されている所定時間を計測
する時間計測手段と、この時間計測手段による目計測の
終了後に、通信を開始する通信制御手段と、を具備した
ことを特徴とする。
【0009】第1の発明の通信装置において、前記時間
計測手段による計測状態を報知する時間報知手段を設け
ても良い。
【0010】また第2の発明は、電気信号を光信号に変
換して送出する手段、または受け取った光信号から電気
信号を復元する手段を有し、受信側と送信側が所定の位
置関係を満たした場合に通信を行なうことが可能な通信
装置において、前記通信中の通信状態を報知する通信状
態報知手段を有することを特徴とする。
【0011】第2の発明の通信装置において、前記通信
状態報知手段が、前記電気信号を周波数変換する手段
と、周波数変換された電気信号で駆動される音声出力手
段を含むようにしてもよい。
【0012】また第2の発明の通信装置において、前記
通信状態報知手段が、前記光信号を撮像する撮像手段お
よび撮像した光信号を可視化して表示する画像表示手段
を含むようにしてもよい。
【0013】更に第2の発明の通信装置において、所定
の位置合せ時間を設定する手段と、上記設定後の位置合
せ残り時間を計測して音声まは表示により報知する手段
と、送出した光線信号に対する受信側からの応答光線信
号を検知する手段と、を含み、前記応答光線信号を検知
した時、前記位置合せ時間を経過するまで通信接続の開
始を猶予するように構成され、前記時間計測手段による
計測中に所定のデータの通信を行なう通信制御手段を備
えた前記通信状態報知手段は、前記所定のデータ通信中
の通信状態を報知することを特徴とする。
【0014】この場合、上記通信装置を被写体像を取り
込んで表示装置に表示する電子カメラ装置に備えてもよ
い。
【0015】また前記通信装置において、前記光信号が
赤外線信号であってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本実施形態では本発明の通信装置
としてデジタルカメラを例とし、デジタルカメラ間の赤
外線データ通信を行なう場合について説明するが、これ
に限られず、例えば、PDAやパソコンやプリンタ等の
通信装置としても適用でき、これら端末機器の間や、こ
れら端末機器とパソコンやプリンタ等の外部機器との間
でデータ授受を行なう場合に適用できる。また、本発明
は赤外線通信の場合だけでなく光通信機能を備えた通信
装置にも適用でき、さらに、機器間をケーブルで接続し
てデータの授受を行なうシリアル通信装置にも適用でき
る。
【0017】<回路構成例>図1は、本発明の通信装置
の一実施例としてのデジタルカメラの回路構成例を示す
ブロック図である。図1で、デジタルカメラ100は、
光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRA
M(ダイナミックメモリー)14、赤外線受発光部1
5、音声報知部16、シリアルインターフェイス19、
制御部20、操作部30、表示部40、OSDデータ用
ROM45、記録部50および電源90を有している。
なお、音声メモリーを備えるように構成してもよい。
【0018】光学系11は、撮像レンズ111および自
動絞り機構112等を含み、撮像レンズ111を介して
集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)
上に結像させる。
【0019】信号変換部12は、CCDおよび信号変換
回路等を含み、前段の光学系11を介してCCDに結像
した画像を電気信号に変換し、デジタルデータに変換し
て一定の周期で出力する。
【0020】信号処理部13は、信号変換部12からの
出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス
信号(YUVデータ)等の信号成分を得て、YUVデー
タをDRAM14の指定領域へ転送し、展開する。ま
た、記録保存の際にDRAM14に書込まれているYU
Vデータを読み出してJPEG圧縮処理を施し、再生時
に記録媒体(メモリーカード)51に保存記録されてい
た画像データに伸張処理を施してYUVデータを再生す
る。
【0021】赤外線受発光部15は赤外線受発光素子を
有し、受信時には外部から受信した赤外線信号を電気信
号に変調して制御部20に送り、送信(または受信応
答)時には制御部20からの応答信号または送信データ
を赤外線に変調して外部に送出する。
【0022】音声報知部16(図2)は、赤外線受発光
部15と制御部20との間のデータ信号を入力し、音声
信号に変換して出力する。
【0023】制御部20はCPU、RAM、ROMおよ
びタイマー等を有したマイクロプロセッサー構成を有し
ており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源
切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、ROM
に格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ
100全体の制御を行なうと共に、操作部30からの状
態信号に対応してデジタルカメラの各機能の実行制御、
例えば、ROM内に格納された赤外線通信制御手段等の
実行により、赤外線受発光部15を介してのデータの送
受信処理やシリアルインターフェイス19を介してのデ
ータの送受信処理の実現のための実行制御、を行なう。
【0024】操作部30は、処理モード切換えスイッ
チ、機能選択用ボタン(複数個)、メインスイッチ、赤
外線データ受信設定ボタン36,赤外線データ送信設定
ボタン37、シャッターボタン、および記録/再生モー
ド切換えスイッチ等のスイッチやボタンを構成部分と
し、これらのスイッチ或いはボタンが操作されると状態
信号が制御部20に送出される。
【0025】表示部40は液晶ディスプレイ装置等の表
示装置から構成されており、撮像時の被写体画像表示お
よび再生時の再生画像表示の他、処理選択時の選択用メ
ニュー表示や通信状態報知時の通信状態等報知情報の表
示等が行なわれる。記録部50は記録媒体(実施例では
フラッシュメモリー)51上に信号処理部13からの画
像データを記録する。
【0026】<音声報知部>音声報知部16は、通信状
態等報知手段が起動されると位置合せ状態、赤外線通信
接続時の状態およびデータ通信時の状態を音声出力す
る。図2は音声報知部16を送/受信信号を音声信号に
変換する信号変換回路として構成した場合の構成例を示
すブロック図であり、音声報知部16は分周回路161
と、音声出力部駆動部162と、音声出力部(例えば、
スピーカ)163を有している。
【0027】受信時には、受信した赤外線信号を赤外線
受発光部15で電気信号に変換し、制御部20に送ると
同時に音声報知部16に入力させる。音声報知部16で
は、先ず、入力された信号を可聴周波数帯域に落とすた
めに分周回路161で分周し、分周された信号を音声出
力部駆動部162に与え音声出力部163を駆動し音に
変換して出力する。
【0028】送信時には、制御部20から赤外線受発光
部15に送られる信号を同時に音声報知部16に与え、
受信時と同様に音信号に変換して音声出力部163から
音を出力する。また、上記音声報知部16の分周回路1
61にシリアルI/O19を介して入力される信号また
はシリアルI/O19を介して出力される信号を取り込
むように構成することにより、シリアル通信時の通信準
備状態および通信状態を音声報知することもできる。
【0029】<通信装置の外観例>図3は図1のデジタ
ルカメラ(通信装置)の一実施例の外観を示す外観図で
あり、(a)は正面外観図、(b)は背面外観図であ
る。デジタルカメラ100の正面には、(a)に示すよ
うに撮像レンズ111、赤外線受発光部15、音声出力
部163としてのスピーカーが配設されており、背面に
は(b)に示すように表示部40としての液晶ディスプ
レイとモード切換えスイッチ39−2が設けられてい
る。なお、正面或いは背面に位置合せ状態や通信状態等
を表示する発光ランプを設けてもよい。なお、上面に設
けられているボタン31〜35は機能指定ボタン、36
は赤外線データ受信設定ボタン、37は赤外線データ送
信設定ボタン、38はシャッターボタン、39−1はメ
インスイッチを示す。
【0030】<通信状態等報知手段の構成例>通信状態
等報知手段は、デジタルカメラ100の位置合せ状態、
通信接続準備状態、通信状態等を検出してそれらを音声
または画面表示若しくは発光ランプ表示等により使用者
に報知する。また、通信状態等報知手段は通信制御手段
からの上記各状態の検出および通信制御手段へのタイミ
ングの引渡し等を行なう。
【0031】図4は、通信状態等報知手段の構成例を示
すブロック図であり、(a)は赤外線送信設定がなされ
た場合の通信状態等を報知する送信状態報知ブロック2
10の構成を示すブロック図、(b)は赤外線受信設定
がなされた場合の通信状態等を報知する受信状態報知ブ
ロック220の構成を示すブロック図である。通信状態
等報知手段は、ハードウエア回路で構成することもでき
るが本実施例では通信状態等報知手段をプログラムで構
成している。なお、通信状態等報知手段の各モジュール
のうちのあるモジュールをハードウエア回路で、その他
のモジュールをプログラムで構成するようにしてもよ
い。
【0032】また、通信状態等報知手段をプログラムで
構成した場合には通信状態等報知手段の各モジュールは
ROM等の記録媒体に記録され、制御プログラムのコン
トロール下でCPUにより実行制御され、本実施例の通
信状態等報知機能を実現する。なお、受信側が赤外線受
光部を備えたパソコンやプリンタ装置の場合には、通信
状態等報知手段は送信状態報知ブロック210のみでよ
い。
【0033】(1) 送信側での状態報知 送信状態報知ブロック210は、図4(a)に示すよう
に送信設定検知手段211、位置合せ信号送出手段21
2、位置合せ応答信号検知手段213、位置合せ状態報
知手段214、および送信状態報知手段215を有して
おり、送信状態報知手段215は接続状態報知手段21
6およびデータ送信状態報知手段217からなってい
る。
【0034】送信設定検知手段211は、例えば、赤外
線データ送信設定ボタン37の状態フラグを周期的に調
べて赤外線データ送信設定ボタン37が押し下げられた
か否かによって、赤外線送信設定がなされたか否かを検
知し、送信設定を検知すると位置合せ時間T(本実施例
では、20秒)をセットする。設定後、位置合せ時間T
はタイマーに従ってカウントダウンされる。
【0035】位置合せ信号送出手段212は、送信設定
検知後、長くても時間T>0の間、位置合せ信号として
所定の疑似パターン信号を生成して赤外線受発光部15
に与える。これにより赤外線受発光部15は位置合せ信
号を赤外線に変調して外部に送出する。
【0036】位置合せ応答信号検知手段213は、使用
者の位置合せにより、送信側から送出した赤外線(位置
合せ用疑似パターン信号)が受信側に受信された場合に
受信側から送られる赤外線(位置合せ応答信号)を検知
した場合には、送信側の通信準備フラグをオンにセット
する。
【0037】位置合せ状態報知手段214は、送信設定
検知後、送信側の通信準備フラグがオフの場合で位置合
せ時間Tを超えていない場合には位置合せ信号を音声報
知部16に与えて位置合せ信号送出パターン音を出力さ
せる(図10)と共に、表示部40に位置合せ用のカウ
ントダウン表示(図9)を行なう。なお、位置合せ時間
Tを超えた場合にはエラー報知信号を音声報知部16に
与えて位置合せエラー報知音を出力させると共に、表示
部40に位置合せエラー表示(図5(bのハ))を行な
う。
【0038】位置合せ報知手段214は、また、送信設
定検知後、通信準備フラグがオンの場合で位置合せ時間
Tを超えていない場合には、受信側から送信される赤外
線に変調された位置合せ応答信号を音声報知部16に入
力させて位置合せ時間Tを超えるまで位置合せ完了パタ
ーン音を出力させる(図10)。また、それと同時に、
表示部40でのカウントダウン表示(図5(b)のロ)
を通信開始まで続行し、時間Tを超えた場合には通信制
御手段に制御を渡す。
【0039】また、位置合せ完了パターン音の出力にあ
たっては送信側と受信側の距離に応じて出力音を大きく
したり、小さくするようにしてもよい。なお、カウント
ダウン表示に代えて音声報知部16から音を出すように
してもよく、また、位置合せパターン音の出力に代えて
表示部40に位置合せパターン等(図5(bのロ)また
は図9)を表示するようにしてもよい。 ・・・送信側の赤外線通信制御手段は、赤外線通信プロ
トコル確認に必要な送信側応答信号を生成して赤外線受
発光部15に与える。これにより赤外線受発光部15は
プロトコル応答信号を赤外線に変調して外部に送出す
る。また、受信側の赤外線通信制御手段は送信側からの
プロトコル応答信号を受けて受信側プロトコル応答信号
を生成して赤外線に変調して外部に送出する。また、通
信プロトコル完了後に送信データを赤外線受発光部15
に与える。これにより赤外線受発光部15は送信データ
信号を赤外線に変調して外部に送出する。
【0040】送信状態報知手段215は、赤外線通信制
御手段に制御を渡した後、赤外線通信制御手段によるデ
ータ送信処理終了時まで送信するデータ信号を音に変換
して送信状態を使用者に報知する。なお、送信状態報知
手段215を音および画面表示により送信状態を使用者
に報知するように構成してもよい。また、図4(a)に
示すように、送信状態報知手段215を接続状態報知手
段216とデータ送信報知手段217とで構成して、赤
外線通信プロトコル授受の状態およびデータ送信状態を
音(または、音および画面表示)で報知するように構成
してもよい。
【0041】この場合、接続状態報知手段216は、送
信側プロトコル応答信号と受信側プロトコル応答信号を
音声報知部16に入力させてプロトコル応答信号を音に
変換して出力させる(図10(c))と共に、表示部4
0に接続準備表示(図5(bのニ))を行なう。
【0042】また、データ送信状態報知手段217は、
赤外線通信制御手段による通信プロトコル完了手段に制
御を渡した後、赤外線通信制御手段によって赤外線受発
光部15に与えられる送信データ信号を音声報知部16
にも与え、音声信号に変換して外部に出力すると共に、
送信データの送信状態を表示部40に表示する(図5
(bのホ))。また、表示部40に表示する際、単位時
間あたりの送信データをカウントし、送信データ量に対
応させて表示色を変えたり、表示幅を変えるようにして
もよい。また、送信完了時にはその旨を表示部40にメ
ッセージ表示により報知(図5(bのヘ))。なお、送
信完了を音で報知するようにしてもよい(図10
(e))。
【0043】(2) 受信側での状態報知 受信状態ブロック220は、図4(b)に示すように受
信設定検知手段221、位置合せ信号検知手段222、
位置合せ応答信号送出手段223を有している。なお、
付加的構成として位置合せ状態報知手段224および受
信状態報知手段225を備えるようにしてもよい。この
場合、受信状態報知手段225を接続状態報知手段およ
びデータ受信状態報知手段(図示せず)から構成しても
よい。位置合せ状態報知手段224および受信状態報知
手段225の動作は送信状態報知手段225とほぼ同様
である。
【0044】受信設定検知手段221は、例えば、赤外
線データ受信設定ボタン36の状態フラグを周期的に調
べて赤外線データ受信設定ボタン36が押し下げられた
か否かによって、赤外線受信設定がなされたか否かを検
知する。受信設定を検出すると位置合せ時間T(本実施
例では、20秒)をセットする。設定後、位置合せ時間
Tはタイマーに従ってカウントダウンされる。
【0045】位置合せ信号検知手段222は、使用者の
位置合せにより、受信設定検知後、長くとも時間Tの間
に送信側から送出された赤外線(位置合せ信号(疑似パ
ターン信号))を検知した場合に、受信側の通信準備フ
ラグをオンにセットする。位置合せ応答信号送出手段2
23は、受信側の通信フラグがオンの場合に所定の位置
合せ応答信号を生成して赤外線受発光部15に与える。
これにより赤外線受発光部15は位置合せ応答を赤外線
に変調して外部に送出する。
【0046】位置合せ状態報知手段224および受信状
態報知手段225を設けた場合には、位置合せ状態報知
手段224は送信時における位置合せ状態報知手段21
4の動作とほぼ同様の動作をなし、受信状態報知手段2
25は、赤外線通信制御手段に制御を渡した後、赤外線
通信制御手段によるデータ受信処理終了時までデータ受
信音により受信状態を使用者に報知する。なお、位置合
せ状態報知手段224および受信状態報知手段225
を、音および画面表示により受信状態を使用者に報知す
るように構成してもよい。また、表示部40に表示する
際、単位時間あたりの受信データをカウントし、データ
量に対応させて表示色を変えたり、表示幅を変えるよう
にしてもよい。また、受信完了時にはその旨を表示部4
0にメッセージ表示により報知する。また、受信完了を
音で報知するようにしてもよい。
【0047】<送信時の報知タイミング>図5は、赤外
線送信時の報知タイミングの説明図であり、(a)は赤
外線送信時のタイミングチャート、(b)はタイミング
毎の報知例(表示例)を示す図である。図5で、使用者
は赤外線送信設定ボタン37を押し下げてから位置合せ
を行なう。この間、位置合せ用の赤外線疑似パターン信
号が送出され、表示部40には図9に示すようなカウン
トダウンが表示される。カウントダウン内に位置合せが
成功すると受信側から位置合せ応答赤外線信号が送出さ
れ、それを検知するとカウントダウンが終るまで(bの
ロ)に示すような「位置合せ完了およびカウントダウ
ン」表示がなされ、カウントダウン終了後に赤外線通信
制御手段が起動されて赤外線通信プロトコルの確認が行
なわれる。赤外線通信プロトコルの確認の間、表示部4
0には(bのニ)に示すような「通信接続開始」表示が
なされる。また、カウントダウン中に位置合せが成功し
ない場合にはエラー表示(bのハ)がなされる。
【0048】通信プロトコルの確認が終了するとデータ
の送信が開始される。開始後、表示部には(bのホ)に
示すような「送信中」表示がなされる。この場合、実施
例では送信時間に比例して成長する帯表示55を併せて
表示している。また、通信が終了すると表示部には(b
のヘ)に示すような「送信完了」表示がなされる。な
お、上記各表示はメッセージに代えてアイコンやグラフ
による表示としてもよい。
【0049】<送信時の動作例>図6は、赤外線送信時
のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャート
である。先ず、使用者が赤外線データ送信設定ボタン3
7を押し下げると赤外線送信設定状態フラグがオンとな
るので、制御部20は赤外線送信設定がなされたことを
検知する(S1)。上記S1で赤外線送信設定がなされ
ると、位置合せ時間Tを設定すると共に時間Tのカウン
トダウンを開始し、表示部40に図9に示すようなカウ
ントダウン表示を行ない、位置合せ信号として赤外線に
変調した疑似パターン信号を外部に送出し、音声報知部
16から図10(a)または(b)に示すような位置合
せ用パターン信号音を出して位置合せ状態を報知する
(S2)。使用者は送信側デジタルカメラの位置合せを
行ない、相手側(受信側)からの赤外線信号(位置合せ
応答信号)を受け取ったか否かを調べ、受け取っていな
い場合には位置合せ未済としてS4に移行し、受け取っ
た場合には位置合せ完了として赤外線(位置合せ信号)
の送出および音声報知部16からの位置合せ用パターン
信号音送出を停止し、S6に移行する(S3)。
【0050】上記S3で位置合せ未済の場合には、カウ
ントダウンが終了したか否かを調べ、終了した場合には
S5に移行し、終了していない場合にはS2に戻る(S
4)。 上記S4でカウントダウンが終了していた場合
には、表示部40にエラー表示(図5(bのハ))を行
なってから再設定のためにS1に戻る(S5)。上記S
3で、位置合せが完了した場合にはカウントダウンを終
了するまで(S6)、位置合せ完了表示(図5(bの
ロ))および位置合せ応答信号に基づく位置合せ完了パ
ターン音(図10(a),(b))の出力を行ない、カ
ウントダウンを終了した場合には赤外線通信制御手段に
制御を渡してS8に移行する(S7)。赤外線通信制御
手段でのプロトコル確認が終ったか否かを赤外線通信制
御手段の有する確認コードを調べて判定し、プロトコル
確認が終っていない場合にはS9に移行し、プロトコル
確認が終った場合にはS10に移行する(S8)。上記
S8で、プロトコル確認が終っていない場合には、終る
までの間、接続状態を音声報知部16からプロトコル応
答信号音(図10(c))で報知する(S9)。上記S
8で、プロトコル確認が終った場合には、記録媒体51
に記録されている画像データのデータ通信開始し(S1
1)、続いてデータ送信が終了か否かを調べ(S1
0)、終了していない場合にはデータ送信が終了するま
でデータ送信状態を音声報知部16から音(図10
(d))で報知し(S12)、終了した場合には音声報
知部16からデータ送信の終了(図10(e))を報知
する(S13)。
【0051】なお、上記ステップS2を表示部40での
カウントダウン表示による報知に代えて音声報知部16
からのカウントダウン音により報知するようにしてもよ
く、上記ステップS5を表示部40でのエラー表示によ
る報知に代えて音声報知部16からのエラー報知音によ
り報知するようにしてもよく、上記S7を表示部40で
の位置合せ完了表示に代えて音声報知部16からの位置
合せ完了報知音により報知するようにしてもよい。
【0052】また、上記S9を音声報知部16からのプ
ロトコル応答信号音での報知に代えて表示部40でのメ
ッセージ表示(図5(bのニ))或いはグラフ表示等の
表示により報知するようにしてもよく、上記S12を音
声報知部16からのデータ送信号音での報知に代えて表
示部40でのメッセージ表示(図5(bのホ))或いは
グラフ表示等の表示により報知するようにしてもよく、
上記S13を音声報知部16からのデータ送信完了音で
の報知に代えて表示部40でのメッセージ表示(図5
(bのヘ))により報知するようにしてもよい。
【0053】<受信時の動作例>図7は、赤外線受信時
のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャート
である。先ず、使用者が赤外線データ受信設定ボタン3
6を押し下げると赤外線受信設定状態フラグがオンとな
るので、制御部20は赤外線受信設定がなされたことを
検知する(T1)。上記T1で赤外線受信設定がなされ
ると、位置合せ時間Tを設定すると共に時間Tのカウン
トダウンを開始し、相手側(送信側)からの赤外線信号
に変調された位置合せ信号(疑似パターン信号)を受け
取ったかを調べる(T2)。上記T2で、赤外線信号を
受け取っていない場合には位置合せ時間Tを経過したか
を調べ、経過した場合には再設定の為T1に戻り、経過
しない場合には送信側からの位置合せ信号の受信待ちを
行なう(T3)。上記、T2で、位置合せ信号を受け取
った場合には赤外線に変調された位置合せ応答信号を送
出する(T4)。位置合せ応答信号送出後、位置合せ時
間Tを経過したか否かを調べ(T5)、経過していない
場合には時間経過を待ち、経過した場合には制御を赤外
線通信制御手段に渡す(T6)。赤外線通信制御手段で
は、送信側からのプロトコル開始信号を得てプロトコル
応答を行ない、接続後、データ受信を行なって、受信完
了により受信動作を停止する。
【0054】上記受信側動作で、図8に示すように位置
合せ状態表示、接続状態表示、データ受信状態表示を表
示または音声出力により報知するようにしてもよい。こ
の場合の受信側の動作は図6の送信側の報知動作とほぼ
同様の動作でよい。図8は、赤外線受信時に報知を行な
う場合の報知タイミングの説明図であり、(a)は赤外
線受信時のタイミングチャート、(b)はタイミング毎
の報知例(表示例)を示す図である。図8で、使用者が
赤外線受信設定ボタン36を押し下げると表示部40に
図9に示すようなカウントダウン表示がなされ、送信側
からの赤外線に変調された位置合せ信号(疑似パターン
信号)を受け取ると赤外線に変調した位置合せ応答信号
を送出する。位置合せ時間Tを経過すると赤外線通信制
御手段が起動されて赤外線通信プロトコルの確認が行な
われる。この間、表示部40には(bのニ)に示すよう
な「通信接続開始」表示がなされる。通信プロトコルの
確認が終了するとデータの授受が開始され、データの受
信が開始される。開始後、表示部40には(bのホ)に
示すような「受信中」表示がなされる。この場合、実施
例では受信時間に比例して成長する帯表示85を併せて
行なっている。また、受信が終了すると表示部40には
(bのヘ)に示すような「受信完了」表示がなされる。
なお、上記各表示はメッセージに代えてアイコンやグラ
フによる表示としてもよい。
【0055】<カウントダウンおよび位置合せ状態報知
例>以下に、位置合せ状態報知の実施例を示す。 (1) 表示による報知例 図9(a)〜(c)は、カウントダウン報知を表示部4
0上への表示で行なう場合の一実施例であり、(a)は
分母(秒)を最大カウント時間、分子(秒)を残り時間
(最大カウント時間ー経過時間)として、画面に大きく
表示した例である。この例では、位置合せ時間20秒中
の残り時間が5秒であることを示している。分子の表示
はカウントダウンによって刻々と変化する。(b)は、
最大カウント時間を円92で現わし、位置合せ時間を右
斜線の部分93で表示し、通信(プロトコル)開始迄に
カウントダウンした時間を左斜線の部分94で表示した
例である。この例では、位置合せ時間20秒中の4割を
位置合せに使用し、あと2割程度で通信(プロトコル)
が開始されることを示している。(c)は残り時間を時
計表示した例である。この例ではあと7秒位置合せ時間
が残っていることを示している。図9(d)は、位置合
せ状態とカウントダウンを同時に表示した例であり、表
示部40の画面上の中央の大きな固定円形部分96と小
さな移動円形部分97の表示状態で位置合せ状態を示
し、下側の帯状の部分98でカウントダウン表示を行な
っている。この例では固定円形部分96内に移動円形部
分97が完全に入った時を位置合せ完了としている。す
なわち、送信側の赤外線受発光部と受信側の赤外線受発
光部との赤外線入/出射角と規定の範囲との関係を固定
円形部分96と移動円形部分97の位置関係で現わし、
距離の遠近の程度を固定円形部分96と移動円形部分9
7の重なり合った部分の色彩の濃淡で現わす。
【0056】(2) 位置関係の検出 以下、上述した(d)の例のように、送信側の赤外線受
発光部と受信側の赤外線受発光部との赤外線入/出射角
と規定の範囲との関係および両者の距離等の位置関係を
表示するにはそれらを検出することが必要である。以
下、送信側と受信側の位置関係の検出方法の一実施例に
ついて述べる。図1の回路構成で、信号処理部13にお
いて、撮像レンズ111を介して信号変換部12のCC
Dで変換された信号から赤外線を検出することができ
る。また、赤外線受発光部15では当然赤外線を検出
(受信)できる。従って、図3に示したように撮像レン
ズ111と赤外線受発光部15を近接させて配設するこ
とにより、撮像レンズ111を介しての赤外線と赤外線
受発光部15を介しての赤外線の視差から、送信側と受
信側の角度の差および距離の相対的な遠近を知ることが
できる。ここで角度の差を図形の位置関係に置き換え、
相対的遠近差を色彩の濃淡に置き換えることにより距離
関係を視覚的に表示することができる。また、CCDで
変換された信号から検出された赤外線を用いる代りに、
赤外線用の撮像手段を赤外線受発光部に隣接させて設
け、当該撮像手段を介しての赤外線と赤外線受発光部1
5を介しての赤外線の視差から、送信側と受信側の角度
の差および距離の相対的な遠近を得るようにしてもよ
い。
【0057】<音による状態報知例>図10は音による
状態報知例の説明図であり、(a),(b)は位置合せ
状態の音による報知例、(c)は接続状態の音による報
知例、(d)はデータ送信状態の音による報知例、
(e)は送信完了時の音による報知例である。また、こ
れらの説明図で縦方向は音の高さを、横方向は時間
(秒)を示す。また、(a),(b)で説明上、位置合
せ用待ち時間を20秒とし、送信設定の後、8秒で位置
合せが完了したものとする。
【0058】(a)は、送信設定から位置合せ成功まで
は音声報知部16から低い音(一定音階)を出し、位置
合せが完了し、待ち時間を経過するまでは高い音(一定
音階)を出し続けて、位置合せ中、位置合せ成功および
通信開始時間待ちを報知する例である。この例では制御
部20は位置合せ中、位置合せ完了後で異なる音階(そ
れぞれ一定音階)用の音制御信号を送出する。また、併
せて、前述した位置合せ検出方法により距離の遠近を得
て、遠近により音の大きさを変化させるようにすること
もできる。(b)は、送信設定から位置合せ完了までは
音声報知部16から位置関係の程度に応じて低い音の音
調を変化させ、位置合せが完了し、待ち時間を経過する
まではより高い音(一定音階)を出し続けて、位置合せ
中、位置合せ完了と通信開始時間待ちを報知する例であ
る。この例では位置合せ中に徐々に位置が合ってきてい
る状況が音の高さの変化で分かる。この例では、制御部
20は位置合せ中は前述した位置合せ検出方法により角
度の差を求めてその大小により音の高さが異なった音制
御信号を送出し、位置合せが完了し、待ち時間を経過す
るまでは高い音(一定音階)用の音制御信号を送出す
る。また、併せて、前述した位置合せ検出方法により距
離の遠近を得て、遠近により音の大きさを変化させるよ
うにいてもよい。(c)では、プロトコル確認のため送
信側と受信側でやりとりする応答信号を音声報知部16
にも入力させ、分周して音に変換して出力する。プロト
コル応答信号は送/受応答のため断続的に送受信される
ので、断続音を出力し接続動作中であることを報知す
る。(d)では、送信データを音声報知部16にも入力
させ、分周して音に変換して出力する。送信データは一
定の長さ毎に送出されるので連続音として出力される。
この例は時間あたりのデータの密度によって音の高さを
変化させた例である。(e)は、送信完了時に制御部2
0から高音階の音を1〜2秒程度出力させる音制御信号
を音声報知部16に与え、送信完了音として出力させた
例である。
【0059】<音声メッセージでの報知例>この例では
音声報知部16’はカウントダウン、位置合せ状態、接
続状態、データ送信状態、通信完了状態を音声メッセー
ジで報知する。状態報知メッセージは記録媒体(例え
ば、制御部20のROM、或いはフラッシュメモリー5
1)に予め登録しておき、音声報知時に制御部20を介
して報知状態に対応する状態報知メッセージ(音声デー
タ)を音声報知部16に与える。図11は、音声メッセ
ージ報知を行なう場合の音声報知部16’の一実施例の
構成を示すブロック図であり、図2の音声報知部16の
送/受信信号を音声信号に変換する信号変換回路に、音
声信号処理部164および信号切換え用スイッチSWを
付加した構成をなす。
【0060】音声信号処理部164は、制御部20を介
して記録媒体から取り出されたデジタルデータ(音声デ
ータ)をD/A変換してアナログデータ(音声信号)と
すると共にD/A変換後の出力を整形して出力用音声信
号を得て音声出力部163に出力する。また、スイッチ
SWは音声メッセージ出力時には制御部20または赤外
線受発光部15から分周回路161への経路を遮断す
る。状態信号音出力時には制御部20または赤外線受発
光部15から分周回路161への経路を開放する。
【0061】上記構成により音声報知部16’は、赤外
線受発光部15から得た信号および赤外線受発光部15
を介して出力する信号を基にした音出力の他、記録媒体
に記録された音声データを音声信号に変換して音声出力
部163から出力することができる。これにより、記録
媒体に各報知状態に応じたメッセージを登録しておくこ
とによりカウンダウン用の数字メッセージの他、位置合
せ状態、接続状態、データ送信状態、通信完了状態等を
音声メッセージで報知することができる。なお、本実施
の形態においては、送信設定ボタンが押下されてから、
所定時間後に、データ送信を開始するようにしたが、例
えば、位置合せが完了してから所定時間後にデータ送信
を開始するようにしてもよい。
【0062】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
通信を行なう際の使い勝手を向上させることができる。
特に、この光信号を赤外線信号とすれば、赤外線通信開
始時に行なう位置合せの成功/不成功等と通信接続まで
の時間を表示または音声により使用者に報知できるの
で、位置合せ時の状況を使用者が把握でき、従来のよう
に、位置が合っていてもそれを知らずに装置をさらに移
動させて結果的に通信エラー状態を惹き起こすといった
ような現象を防止できる。
【0064】また、プロトコル確認開始までに余裕時間
を設けたので、従来技術のように送信側の赤外線受発光
部と受信側の赤外線受発光部の位置が合うと直ちに通信
接続状態になり通信が開始されるといった現象が生じな
いので、送信エラー等を使用者が察知した場合に回復す
ることが可能になった。
【0065】また、通信接続開始状態、データ送/受信
状態、および完了等の報知を表示または音声により行な
うことができるので通信時の状況把握が容易となり、確
認作業が省略できる。これにより、誰でも簡単にデータ
の送受信を行なうことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置の一実施例としてのデジタル
カメラの回路構成例を示すブロック図である。
【図2】音声報知部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタルカメラの一実施例の外観の一例
を示す外観図である。
【図4】通信状態等報知手段の構成例を示すブロック図
である。
【図5】赤外線送信時の報知タイミングの説明図であ
る。
【図6】赤外線送信時のデジタルカメラの動作例を示す
フローチャートである。
【図7】赤外線受信時のデジタルカメラの動作例を示す
フローチャートである。
【図8】赤外線受信時の報知タイミングの説明図であ
る。
【図9】カウントダウンおよび位置合せ状態の表示例で
ある。
【図10】音による状態報知例の説明図である。
【図11】音声メッセージ報知を行なう場合の音声報知
部の一実施例の構成例を示すブロック図である。
【図12】デジタルカメラ間の赤外線通信によるデータ
授受の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
15 赤外線受光部(変換/復元手段) 16 音声報知手段 40 表示装置(表示手段) 100 デジタルカメラ(電子カメラ装置、通信装置) 211 送信設定検知手段 212 位置合せ信号送出手段 213 位置合せ応答信号検知手段 214 位置合せ状態報知手段(時間報知手段) 215 送信状態報知手段(通信状態報知手段) 221 受信設定検知手段 222 位置合せ信号検出手段 223 位置合せ応答信号検知手段 224 位置合せ状態報知手段(時間報知手段) 225 受信状態報知手段(通信状態報知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/225 // G06F 3/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を光信号に変換して外部に送出
    する光信号出力手段を有し、受信側と所定の位置関係を
    満たした場合に通信を行なうことが可能な通信装置にお
    いて、 所定時間を設定する時間設定手段と、 この時間設定手段に設定されている所定時間を計測する
    時間計測手段と、 この時間計測手段による目計測の終了後に、通信を開始
    する通信制御手段と、を具備したことを特徴とする通信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記時間計測手段による計測状態を報知
    する時間報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】 電気信号を光信号に変換して送出する手
    段、または受け取った光信号から電気信号を復元する手
    段を有し、受信側と送信側が所定の位置関係を満たした
    場合に通信を行なうことが可能な通信装置において、 前記通信中の通信状態を報知する通信状態報知手段を有
    することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 前記通信状態報知手段が、前記電気信号
    を周波数変換する手段と、周波数変換された電気信号で
    駆動される音声出力手段を含むことを特徴とする請求項
    3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信状態報知手段が、前記光信号を
    撮像する撮像手段および撮像した光信号を可視化して表
    示する画像表示手段を含むことを特徴とする請求項3記
    載の通信装置。
  6. 【請求項6】 所定の位置合せ時間を設定する手段と、 上記設定後の位置合せ残り時間を計測して音声まは表示
    により報知する手段と、 送出した光線信号に対する受信側からの応答光線信号を
    検知する手段と、を含み、 前記応答光線信号を検知した時、前記位置合せ時間を経
    過するまで通信接続の開始を猶予するように構成され、 前記時間計測手段による計測中に所定のデータの通信を
    行なう通信制御手段を備えた前記通信状態報知手段は、
    前記所定のデータ通信中の通信状態を報知することを特
    徴とする請求項3記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記光信号が赤外線信号であることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信
    装置。
  8. 【請求項8】 被写体像を取り込んで表示装置に表示す
    る電子カメラ装置であって、請求項6記載の通信装置を
    備えたことを特徴とする電子カメラ装置。
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