JPH11177482A - Phsデータ多重化通信システム - Google Patents

Phsデータ多重化通信システム

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JPH11177482A
JPH11177482A JP9346063A JP34606397A JPH11177482A JP H11177482 A JPH11177482 A JP H11177482A JP 9346063 A JP9346063 A JP 9346063A JP 34606397 A JP34606397 A JP 34606397A JP H11177482 A JPH11177482 A JP H11177482A
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JP
Japan
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data
phs
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speed transmission
transmission
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JP9346063A
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Toshihiko Takahashi
利彦 高橋
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速のデータ伝送を、既存の低速でデータ伝
送を行うPHS簡易携帯電話網を利用して可能にし、P
HS簡易携帯電話網の利用効率の向上を図る。 【解決手段】 PHSデータ多重化無線通信装置12
a,12bがPHS簡易携帯電話網11を通じた無線回
線又は有線回線によって、パーソナルコンピュータなど
の汎用小型コンピュータ22,32からの高速の伝送デ
ータ(伝送速度64kb/s)を低速の伝送データ(伝
送速度32kb/s×2)に分解して送信する。また、
PHSデータ多重化無線通信装置12a,12bが、受
信した低速の伝送データ(伝送速度32kb/s×2)
を合成し、高速の伝送データ(伝送速度64kb/s)
を再生してデータ通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速(伝送速度6
4kb/s)の伝送データをPHS(Parsonal Handy-Ph
one System) 簡易携帯電話網を通じ、かつ、複数の低速
(伝送速度32kb/s)の伝送データに分解して送信
し、受信した低速の伝送データを合成して高速の伝送デ
ータを再生するデータ多重化通信を行うPHSデータ多
重化通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PHS簡易携帯電話網ではPHS
携帯電話機による音声通話と共に、PHS携帯データ通
信装置やPHS携帯電話機に携帯データ処理装置を接続
して、データ伝送を行っている。このPHS簡易携帯電
話網を通じたデータ伝送は、伝送速度32kb/sのデ
ータ伝送のみが実施されており、これより高速の伝送速
度64kb/sのデータ伝送を行うためのプロトコル変
換などを含む各種の技術開発が行われている。
【0003】図15は従来のPHSデータ無線通信シス
テムの構成を示す図である。このPHSデータ無線通信
システムは、屋外(セル)基地局1aを収容するPHS
簡易携帯電話網(PHSネットワーク)1との無線回線
を通じてPHSデータ無線通信装置2a,2bの間でデ
ータ通信を行っている。
【0004】このPHSデータ無線通信装置2a,2b
は、それぞれにデータ端末としてのパーソナルコンピュ
ータなどの汎用小型コンピュータ(PC)3,4に伝送
速度32kb/sのデータ伝送を行うインタフェースと
して動作する32kb/s通信装置5,6が接続されて
いる。この32kb/s通信装置5,6に接続されるP
HS携帯電話機7,8がPHS簡易携帯電話網(PHS
ネットワーク)1との無線回線を通じてデータ送受信を
行う。
【0005】ところで、このようなPHS簡易携帯電話
網では、インターネットに対するアクセスやデータ通信
を容易にするためにデータ伝送プロトコル変換などの標
準化を図る提案が行われている。この提案として「PH
Sインターネット・アクセス・フォーラム技術部会によ
るPIAFS(PHS Internet Forum Standard)の概要、
平成8年6月13日発行」がある。
【0006】このPIAFSにあって、例えば、PIA
FSデータ伝送プロトコル変換での同期系の制御方式、
全二重通信、応答遅延時間の測定、フロー制御、データ
リンク確立/開放、データの分割/組み立て機能及びデ
ータ圧縮機能の搭載等の標準化が提案されている。ま
た、フレーム種別としてのネゴシエーションフレーム、
同期フレーム、制御フレーム及びデータフレームなどの
標準化も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、低速のデータ伝送のみが行われており、より高速
でのデータ伝送が出来ない。例えば、現状のPHS簡易
携帯電話網では、伝送速度32kb/sのデータ伝送の
みがサービスされており、より高速のデータ伝送、例え
ば、伝送速度64kb/sによるデータ伝送を容易に行
うことが出来ず、そのデータ通信の利便性が悪いという
欠点があった。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、高速(伝送速度64kb/
s)のデータ伝送が、既存の低速(伝送速度32kb/
s)でデータ伝送を行うPHS簡易携帯電話網を利用し
て可能になり、そのPHS簡易携帯電話網の利用効率が
向上するPHSデータ多重化通信システムの提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のPHSデータ多重化通信システムは、PH
S簡易携帯電話網を通じてデータ通信を行うものであ
り、PHS簡易携帯電話網を通じた回線によって高速の
伝送データを複数の低速の伝送データに分解して送信
し、かつ、受信した複数の低速の伝送データを合成して
高速の伝送データを再生するデータ多重化通信を行う複
数のPHSデータ多重化通信装置を備えた構成としてあ
る。そして、この複数のPHSデータ多重化通信装置の
いずれかが、高速の伝送データを複数の低速の伝送デー
タに分解して、PHS簡易携帯電話網を通じて無線送信
し、かつ、無線受信した複数の低速の伝送データを合成
して高速の伝送データを再生するPHSデータ多重化無
線通信装置であり、又は、有線接続されたPHS簡易携
帯電話網を通じて複数の低速の伝送データを伝送する構
成としてある。
【0010】また、本発明のPHSデータ多重化通信シ
ステムは、前記PHSデータ多重化無線通信装置とし
て、データ端末と、このデータ端末からの高速の伝送デ
ータを低速の伝送データに分解し、かつ、低速の伝送デ
ータを高速の伝送データに合成すると共に、プロトコル
変換を含むデータ処理を行い、かつ、送受信する通信装
置と、PHS簡易携帯電話網との無線回線を通じて、複
数の低速伝送データの送受信を行うPHS電話機とを備
えた構成としてある。
【0011】また、PHSデータ多重化有線通信装置と
して、データ端末と、このデータ端末からの高速の伝送
データを低速の伝送データに分解し、かつ、低速の伝送
データを高速の伝送データに合成すると共に、プロトコ
ル変換を含むデータ処理を行い、かつ、PHS簡易携帯
電話網との有線回線を通じて、複数の低速伝送データの
送受信を行う通信装置とを備えた構成としてある。
【0012】更に、通信装置として、データ端末との間
のインタフェースを処理してデータ送受信を行うための
PCインタフェース部と、高速の伝送データを低速の伝
送データに分解し、又は、受け取った低速の伝送データ
を高速の伝送データに合成する処理を行う合成・分解処
理部と、低速の伝送データの送受信プロトコル変換を行
い、かつ、伝送誤り発生時の再送信制御を実行する複数
の通信処理部と、同期符号を含むヘッダフィールドを付
加したフレーム生成を行い、かつ、受信時にはフレーム
から同期パターンを検出してデータを抽出する複数の同
期検出/フレーム化部と、PHS電話機又はPHS簡易
携帯電話網との間のデータ転送及び発着信制御のインタ
フェース処理を行う複数のPHSインタフェース部とを
備えた構成としてある。また、PCインタフェース部に
代えて統合サービスデジタル通信網(ISDN)又は公
衆電話交換網との間のインタフェースを処理してデータ
送受信を行うためのISDNインタフェース/通信制御
装置を用いる構成としてある。
【0013】また、合成・分解処理部として、シフトレ
ジスタ、カウンタ及び中央演算処理装置を備え、かつ、
データ端末をパーソナルコンピュータを含む汎用小型コ
ンピュータとする構成としてある。更に、データ端末を
統合サービスデジタル通信網に収容するためのターミナ
ルアダプタを備え、また、データ端末を公衆電話交換網
に収容するための変復調装置を備えている。
【0014】また、本発明のPHSデータ多重化通信シ
ステムは、PIAFS規格に基づいたプロトコル変換を
行い、このPIAFS規格に基づいたプロトコル変換に
よるネゴシエーションフレーム、同期フレーム、制御フ
レーム及びデータフレームを伝送すると共に、PIAF
S規格のエラー伝送シーケンスによる再送信制御によっ
てデータ伝送を行う。
【0015】更に、本発明のPHSデータ多重化通信シ
ステムでは、公衆電話交換網と変復調装置、及び、通信
装置と公衆電話交換網との間が非対象型デジタル加入者
線(ADSL)伝送方式によってデータ送受信を行う。
また、前記合成・分解処理部が、低速又は高速の伝送デ
ータをビット単位に分割し、又は、合成し、シーケンス
番号及び識別ヘッダに基づいて高速の伝送データに合成
する。
【0016】このように本発明のPHSデータ多重化通
信システムでは、PHS簡易携帯電話網を通じた無線回
線又は有線回線によって高速の伝送データを複数の低速
の伝送データに分解して送信し、かつ、受信した複数の
低速の伝送データを合成して高速の伝送データを再生す
るデータ通信を行っている。この結果、伝送速度64k
b/sの高速のデータ伝送が既存の低速(伝送速度32
kb/s)でデータ伝送を行うPHS簡易携帯電話網を
利用して可能になり、そのPHS簡易携帯電話網の利用
効率が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のPHSデータ多重
化通信システムの実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は、本発明のPHSデータ多重化通信シス
テムの第1実施形態における構成を示すブロック図であ
る。この第1実施形態のPHSデータ多重化通信システ
ムは、屋外(セル)基地局11aを収容するPHS簡易
携帯電話網(PHSネットワーク)11と、このPHS
簡易携帯電話網11を通じて無線回線による伝送速度3
2kb/s×2(64kb/s)のデータ伝送を行うP
HSデータ多重化無線通信装置12a,12bとで概略
構成されている。
【0018】PHSデータ多重化無線通信装置12a,
12bは、それぞれデータ端末としてのパーソナルコン
ピュータなどを用いた汎用小型コンピュータ(PC)2
2,32と、この汎用小型コンピュータ(PC)22,
32のからの64kb/sの伝送データ列を伝送速度3
2kb/s×2の伝送データ列に分解し、かつ、伝送速
度32kb/s×2の伝送データ列を64kb/sの伝
送データ列に合成すると共に、PIAFS規格によるプ
ロトコル変換を含むデータ処理を行い、かつ、送受信す
る64kb/s通信装置23,33と、PHS簡易携帯
電話網11との無線回線を通じて伝送速度32kb/s
でのデータ送受信を行うPHS電話機24a/24b,
34a/34bとを有している。
【0019】図2は64kb/s通信装置23,33の
詳細な構成を示すブロック図である。この64kb/s
通信装置23,33は、汎用小型コンピュータ(PC)
22,32との間の伝送データをインタフェース処理し
てやり取りするためのPCインタフェース(I/F)部
50と、このPCインタフェース部50との間で伝送速
度64kb/sの伝送データ列を伝送速度32kb/s
×2の伝送データ列に分解し、又は、受け取った伝送速
度32kb/s×2の伝送データ列を伝送速度64kb
/sの伝送データ列に合成する合成・分解処理部51と
を有している。なお、この合成・分解処理部51は、シ
フトレジスタ、カウンタ及びCPUなどの構成によって
実現できる。
【0020】また、64kb/s通信装置23,33に
は、伝送速度32kb/sのデータ送受信のPIAFS
プロトコル変換を実行し、かつ、伝送誤り発生時の再送
信制御(シーケンス)を実行するPIAFS通信処理部
52a,52bを有し、かつ、送信時にPIAFSプロ
トコル変換における同期符号を含むヘッダフィールドを
付加したフレーム(ネゴシエーションフレーム、同期フ
レーム、制御フレーム及びデータフレーム)生成を行
い、かつ、受信時には伝送データのフレームから同期パ
ターンを検出して必要なデータを抽出するPIAFS同
期検出/フレーム化部53a,53bを備えている。ま
た、PHS電話機24a/24b,34a/34bとP
IAFS同期検出/フレーム化部53a,53bとの間
でのデータ転送及び発着信制御のインタフェース処理を
行うPHSインタフェース(I/F)部54a,54b
とを有している。
【0021】次に、この第1実施形態の全体動作につい
て説明する。ここではPHSデータ多重化無線通信装置
12aを送信側とし、PHSデータ多重化無線通信装置
12bを受信側とする。なお、この反対にPHSデータ
多重化無線通信装置12bを送信側とし、PHSデータ
多重化無線通信装置12aを受信側とした場合も、その
動作は以下と同様である。
【0022】図1において、汎用小型コンピュータ22
からの伝送速度64kb/sの伝送データが図1及び図
2に示す64kb/s通信装置23に入力される。この
64kb/s通信装置23では、伝送速度64kb/s
の伝送データをPCインタフェース部50で処理して合
成・分解処理部51に送出する。合成・分解処理部51
では、伝送速度64kb/sの伝送データを伝送速度3
2kb/s×2の伝送データ列に分解する。
【0023】図3は伝送データの分解状態を説明するた
めの図であり、図4は識別ヘッダのフレームへの付加状
態を説明するための図である。合成・分解処理部51で
は、図3に示すように、入力される伝送データ列を、例
えば、8ビット単位に分割し、更に、この分割した8ビ
ットデータを上位及び下位の4ビットに分解する。次
に、合成・分解処理部51は、図4に示すように、受信
側のPHSデータ多重化無線通信装置12bにおける6
4kb/s通信装置33での合成処理に使用するシーケ
ンス番号と送信データが奇数又は偶数を示す識別ヘッ
ダ、及び、伝送データが合成後に上位となるか下位とな
るかを示す識別ヘッダを付加した伝送速度32kb/s
×2の伝送データをPIAFS通信処理部52a,52
bへそれぞれ送出する。
【0024】このPIAFS通信処理部52a,52b
からの伝送データがPIAFS同期検出/フレーム化部
53a,53bに入力され、ここで送信時にPIAFS
プロトコル変換における同期符号を含むヘッダフィール
ドを付加したフレーム(ネゴシエーションフレーム、同
期フレーム、制御フレーム及びデータフレーム)を生成
してPIAFS同期検出/フレーム化部53a,53b
に送出する。このフレームをPHSインタフェース部5
4a,54bへそれぞれ転送する。
【0025】PIAFS通信処理部52a,52b及び
PHSインタフェース部54a,54bは、PHS電話
機24a,24bをそれぞれ起動し、屋外(セル)基地
局11a及びPHS簡易携帯電話網11との無線回線を
通じて、受信側のPHSデータ多重化無線通信装置12
bと接続する。この回線接続はPHS規格によって実行
される。
【0026】図5は送信側と受信側のPHSデータ多重
化無線通信装置12a,12bとの通信シーケンスを示
す図である。送信側のPHSデータ多重化無線通信装置
12aにおけるPIAFS通信処理部52a,52b及
びPHSインタフェース部54a,54bが、受信側の
PHSデータ多重化無線通信装置12bとの間でPIA
FSプロトコル変換による伝送データを行い、かつ、誤
り再送信制御を行って、伝送速度32kb/s×2の伝
送データの送受信を行う。
【0027】図5に示すように、送信側のPHSデータ
多重化無線通信装置12aにおけるPHS電話機24
a,24bのそれぞれが別個の無線回線をもってそれぞ
れに伝送速度32kbによる伝送データの送信を行う。
また、受信側のPHSデータ多重化無線通信装置12b
におけるPHS電話機34a,34bのそれぞれが別個
の無線回線をもって二つの伝送速度32kbによる伝送
データの受信を行う。
【0028】この場合、送受信を行うPHSデータ多重
化無線通信装置12a,12b間では、それぞれのPI
AFS通信処理部52a,52b、及び、PIAFS同
期検出/フレーム化部53a,53bでの制御処理によ
って1回線目(PHS電話機24a,24b/34a,
34bの一方側の送受信)の呼び出し、及び、応答を通
じて同期を確立し、同時に受信側のPHSデータ多重化
無線通信装置12b側から制御情報(64kb/s,2
回線目の番号)を送信側のPHSデータ多重化無線通信
装置12a側に送信する。次に、2回線目(PHS電話
機24a,24b/34a,34bの他方側の送受信)
での呼び出し、応答によって同期を確立する。
【0029】このようにして2回線目が接続された後の
受信側のPHSデータ多重化無線通信装置12bでは、
PHS電話機34a,34bからのそれぞれの伝送速度
32kbによる伝送データが64kb/s通信装置33
における図2に示すPHSインタフェース部54a,5
4bを通じてPIAFS同期検出/フレーム化部53
a,53bにそれぞれ入力される。このPIAFS同期
検出/フレーム化部53a,53bでは、伝送データの
フレームから同期パターンを検出して必要なデータを抽
出する。また、PIAFS通信処理部52a,52bが
伝送速度32kb/sのデータ受信のPIAFSプロト
コル変換を実行し、かつ、伝送誤り発生時の再送信制御
(シーケンス)を実行して合成・分解処理部51に送出
する。
【0030】合成・分解処理部51では、再送信制御な
どによって、合成する伝送速度32kb/s×2の伝送
データのフレームの到着時間が異なるため、識別ヘッダ
に付加されたシーケンス番号によって、合成する対象の
伝送データ(フレーム)を識別する。奇数、偶数別フレ
ームは、送受信処理をバイト単位で行う。このため、伝
送データが奇数の場合に最終のデータのバイトを無効デ
ータであることを表示する識別情報に使用して、合成時
に最終バイトの出力処理を判断する。なお、識別ヘッダ
は、合成時に8ビットの上位又は下位を示している。こ
のようにして合成された高速の伝送速度64kb/sの
伝送データが汎用小型コンピュータ32に送出され、こ
こで画面表示、保存などが行われる。
【0031】次に、第1実施形態の動作の要部を詳細に
説明する。この動作で適用されるPIAFS規格は、レ
イヤ1として物理レイヤ(32kbit非制限デジタル
ベアラ)位置付けられ、また、レイヤ2としてPIAF
S手順及びレイヤ3として上位レイヤ(TCP/IP)
が位置付けられている。
【0032】また、PIAFSデータ伝送プロトコル変
換では、同期系の制御方式が初期同期方式、かつ、固定
フレーム長SR ARQ(Selective Repeat ARQ)であ
り、簡易な制御で高いスループット(最大29.kb/
s)を実現している。また、ユーザデータとARQ制御
情報を同一フレーム内に多重化するピギーバッキング方
式を採用して、常時、全二重通信を可能にしている。更
に、呼ごとに応答フレームの受信までの応答遅延時間を
測定している。したがって、国内、国外及び衛星通信等
の種々のネットワークにおける伝送遅延条件下で最適な
再送信制御が可能となり、高いスループット(最大2
9.2kb/s)が得られる。
【0033】また、PIAFSデータ伝送プロトコル変
換では、ハンドオーバ及びチャネル切替えなどで発生す
るフロー制御を簡単に実現するための手順を、再送信制
御手順内に有しており、更に、同一呼内で非同期、対象
のデータリンクの確立、開放を自由に行えるデータリン
クの確立、開放手順を備えている。そして、上位プロト
コルとして非同期無手順以外にも多種のプロトコルに対
応可能である。更に、ITU−T標準のV.42bis
方式によるデータ圧縮が可能である。
【0034】図6はPIAFS接続手順を説明するため
の図であり、図7は伝送データのフレームのフィールド
構成を示す図である。また、図8はデータフレームの詳
細な構成を示す図である。図6に示すPIAFS接続手
順では、PHSデータ多重化無線通信装置12a,12
b間でデータ通信の開始時にインバンドネゴシエーショ
ン、及び、フレーム同期確立/応答遅延時間測定(伝送
遅延条件下で最適な再送信制御を行うための時間)を、
図7(a)(b)に示すネゴシエーションフレーム及び
同期フレームを使用して行う。次に、通信パラメータ設
定を図7(c)に示す制御フレームを使用して行う。こ
の同期が確立し、通信パラメータが設定された後にデー
タ通信が図7(d)に示すデータフレームを使用して行
われる。この後にデータリンク開放が図7(e)に示す
制御フレームを使用して行われる。
【0035】ネゴシエーションフレームは、図7(a)
に示すように640bitからなり、フレーム識別、同
期(SYNC)ワード/選択プロトコル及びフレーム誤
検出(FCS)の各フィールドからなる。また、図7
(b)に示すように同期フレームも、640bitから
なり、フレーム識別、同期(SYNC)ワード、FCS
の各フィールドからなる。更に、図7(c)に示すよう
に制御フレームは、640bitからなり、フレーム識
別、制御情報及びFCSの各フィールドからなる。ま
た、図7(d)に示すようにデータフレームは、640
bitからなり、レーム識別、ARQ制御、ユーザデー
タ及びFCSの各フィールドからなる。
【0036】図8に示す640bitのデータフレーム
は、24bitの制御領域、584bitのユーザデー
タフィールド、及び、32bitのFCSからなる。2
4bitの制御領域は4bitのフレーム種別FI,6
bitのフレーム番号FFI、6bitの要求フレーム
番号FBI、フレームに分割されているユーザデータの
継続関係を明示する継続フレーム識別子、及び、6bi
tのユーザデータ領域の有意情報を示すデータ長Yから
なる。また、584bitのユーザデータフィールドに
は、8bitのモジュロ識別用DSを有している。
【0037】次に、伝送エラーが発生した場合について
説明する。図9は伝送エラー発生時の再送信制御を説明
するためのシーケンス図であり、図10は再送信制御に
よる伝送データの合成状態を説明するための図である。
図1に示すPHSデータ多重化無線通信装置12aのP
HS電話機24a,24bから送信されたそれぞれの伝
送データが、PHS簡易携帯電話網11を通じてPHS
データ多重化無線通信装置12bのPHS電話機34
a,34bで受信される。この受信した伝送速度32k
b/s×2のそれぞれの伝送データが64kb/s通信
装置33に入力される。この64kb/s通信装置33
の図2に示す合成・分解処理部51で以下の伝送エラー
処理が実行される。
【0038】図8に示すデータフレームの6bitのフ
レーム番号FFIに対して図9に示す合成のために使用
するシーケンス番号が付与されている。図9及び図10
(a)に示すようにシーケンス番号A−1(フレーム番
号FFI2)のフレームが伝送エラーによって受信され
ていない。
【0039】PHSデータ多重化無線通信装置12bか
らの伝送データ(32kb/s)は、図10(b)に示
すように正常に受信されている。すなわち、シーケンス
番号B−1〜B−8までのフレームが順次受信され、図
2に示す合成・分解処理部51の図示しない合成用バッ
ファに入力される。なお、伝送エラーのないシーケンス
番号A−1〜A−8及びB−1〜B−8のフレームが順
次受信された場合は、図10の点線で示す時間軸上の位
置からシーケンス番号A−1/B−1のフレームが順次
合成される。
【0040】図10(a)に示すようにシーケンス番号
A−1のフレームが伝送エラーのため、再送信されてシ
ーケンス番号A−5の後に受信され、図2に示す合成・
分解処理部51内の図示しない合成用バッファに入力さ
れる。この場合、シーケンス番号A−1のフレームが受
信されるまで、シーケンス番号A−2からA−5のフレ
ームは合成・分解処理部51の図示しない合成用バッフ
ァに入力されない。このようにして得られた図10
(c)に示すシーケンス番号A−1〜A−8のフレーム
を、正常に受信しているシーケンス番号B−1〜B−8
のフレームを合成して図10(d)に示す伝送速度62
kb/sの伝送データ(フレーム)1〜8を生成する。
【0041】次に、第2実施形態について説明する。図
11は第2実施形態の構成を示すブロック図である。こ
の第2実施形態は、伝送速度32kb/s×2(64k
b/s)のデータ伝送にISDN(統合サービスデジタ
ル通信網)60を利用している。この第2実施形態はP
HS簡易携帯電話網(PHSネットワーク)11と、P
HSデータ多重化無線通信装置12aと共に、PHS簡
易携帯電話網(PHSネットワーク)11及びISDN
60を通じて伝送速度32kb/s×2(64kb/
s)のデータ伝送を行うPHSデータ多重化有線通信装
置12cとで概略構成されている。
【0042】このPHSデータ多重化無線通信装置12
aの構成は第1実施形態と同様である。すなわち、汎用
小型コンピュータ(PC)22,64kb/s通信装置
23、及び、PHS電話機24a,24bを有してい
る。
【0043】PHSデータ多重化有線通信装置12c
は、64kb/s通信装置61aを有している。この6
4kb/s通信装置61aは、一方側にPHS簡易携帯
電話網11からの2回線(32kb/s×2)が接続さ
れ、かつ、他方側にISDN60を収容し、64kb/
sの伝送データ列を伝送速度32kb/s×2の伝送デ
ータ列に分解する。かつ、伝送速度32kb/s×2の
伝送データ列を64kb/sの伝送データ列に合成する
と共に、PIAFS規格によるデータ処理(プロトコル
変換)を行い、かつ、送受信する。
【0044】更に、PHSデータ多重化有線通信装置1
2cは、ISDN60とのプロトコル変換を行うターミ
ナルアダプタ(TA)62と、このターミナルアダプタ
62の出力側のR点に収容され、データ端末としての汎
用小型コンピュータ(PC)63とを有している。
【0045】図12は、64kb/s通信装置61aの
詳細な構成を示すブロック図である。 この64kb/
s通信装置61aは、第1実施形態と同様に合成・分解
処理部51と、PIAFS通信処理部52a,52b
と、PIAFS同期検出/フレーム化部53a,53b
と、PHSインタフェース(I/F)部54a,54b
とを有している。更に、第2実施形態に対応し、ISD
N60との送受信のインタフェース処理を行うISDN
インタフェース(I/F)部70が設けられている。
【0046】次に、第2実施形態の動作について説明す
る。PHSデータ多重化無線通信装置12aの動作は第
1実施形態と同様であり、また、PHSデータ多重化有
線通信装置12cのデータ伝送の動作も基本的に同様で
ある。すなわち、伝送速度64kb/sの伝送データを
PHS簡易携帯電話網11を通じ、かつ、二つの伝送速
度32kb/sの伝送データに分解し、及び、合成して
伝送速度64kb/sの高速のデータ伝送を行う。
【0047】PHSデータ多重化有線通信装置12c
は、PHSデータ多重化無線通信装置12aからの二つ
の伝送速度32kb/sの伝送データを、64kb/s
通信装置61aがPHS簡易携帯電話網11から2回線
で取り込み、図12に示すPHSインタフェース部54
a,54bが伝送速度32kb/sの伝送データに対す
るインタフェース処理を行う。なお、図12に示す64
kb/s通信装置61a内の合成・分解処理部51から
PIAFS同期検出/フレーム化部53a,53bまで
の間の動作は第1実施形態と同様である。
【0048】また、PHSデータ多重化有線通信装置1
2cのターミナルアダプタ62は、ここに収容する汎用
小型コンピュータ63とISDN60との間のプロトコ
ル変換を行ってISDN60における情報チャネル(2
Bch)及び制御チャネル(Dch)によるデータ伝送
(2B+D)を行う。
【0049】次に、第3実施形態について説明する。図
13は、第3実施形態の構成を示すブロック図である。
この第3実施形態は、伝送速度32kb/s×2(64
kb/s)のデータ伝送を行う一方側にアナログ方式の
公衆電話交換網(PSTN)71を利用している。この
第3実施形態は第1実施形態と同様のPHS簡易携帯電
話網11と、PHSデータ多重化無線通信装置12aと
共に、PHS簡易携帯電話網(PHSネットワーク)1
1及び有線公衆電話網71を通じて伝送速度32kb/
s×2(64kb/s)のデータ伝送を行い、第3実施
形態に対応するPHSデータ多重化有線通信装置12d
とで概略構成されている。
【0050】PHSデータ多重化無線通信装置12aの
構成は第1実施形態と同様である。すなわち、汎用小型
コンピュータ(PC)22と、64kb/s通信装置2
3とと共に、PHS電話機24a,24bを有してい
る。
【0051】PHSデータ多重化有線通信装置12d
は、64kb/s通信装置61bを有している。この6
4kb/s通信装置61bはPHSデータ多重化無線通
信装置12aからの二つの伝送速度32kb/sの伝送
データを、PHS簡易携帯電話網11から2回線で取り
込み、かつ、PSTN71を収容している。また、64
kb/sの伝送データ列を伝送速度32kb/s×2の
伝送データ列に分解し、かつ、伝送速度32kb/s×
2の伝送データ列を64kb/sの伝送データ列に合成
すると共に、PIAFS規格によるデータ処理(プロト
コル変換)を行い、かつ、送受信する。更に、PSTN
71との伝送速度64kb/sのデータ伝送を行うモデ
ム73と、データ端末としての汎用小型コンピュータ
(PC)63とを有している。PSTN71とモデム7
3との間は、非対象型デジタル加入者線伝送方式(AD
SL:Asymmetrical Digital Subscrber Line) が好適で
ある。
【0052】図14は、64kb/s通信装置61bの
詳細な構成を示すブロック図である。 この64kb/
s通信装置61bは、第1実施形態と同様の合成・分解
処理部51,PIAFS通信処理部52a,52b,P
IAFS同期検出/フレーム化部53a,53b、及
び、PHSインタフェース(I/F)部54a,54b
を有している。更に、第3実施形態に対応し、例えば、
非対象型デジタル加入者線(ADSL)伝送方式におけ
るデータ伝送制御を行う通信制御装置72が設けられて
いる。
【0053】次に、この第3実施形態の動作について説
明する。PHSデータ多重化無線通信装置12aの動作
は第1実施形態と同様であり、また、PHSデータ多重
化有線通信装置12dのデータ伝送の動作も基本的に第
2実施形態と同様である。
【0054】PHSデータ多重化有線通信装置12d
は、PHSデータ多重化無線通信装置12aからの二つ
の伝送速度32kb/sの伝送データを64kb/s通
信装置61aがPHS簡易携帯電話網11から2回線で
取り込み、図12に示すPHSインタフェース部54
a,54bが伝送速度32kb/sの伝送データに対す
るインタフェース処理を行う。なお、図12に示す64
kb/s通信装置61a内の合成・分解処理部51から
PIAFS同期検出/フレーム化部53a,53bまで
の動作は第1実施形態と同様である。
【0055】また、PHSデータ多重化有線通信装置1
2dのモデム73は、ここに接続される汎用小型コンピ
ュータ63とPSTN71との間の変復調処理を行い、
かつ、PSTN71に対して、例えば、非対象型デジタ
ル加入者線(ADSL)伝送方式におけるデータ伝送制
御を行う。また、図13中の通信制御装置72も非対象
型デジタル加入者線(ADSL)伝送方式におけるデー
タ伝送制御を行う。また、図13に示す64kb/s通
信装置61b内の合成・分解処理部51からPIAFS
同期検出/フレーム化部53a,53bまでの間の動作
は第1実施形態と同様である。
【0056】なお、この第1から第3実施形態では、二
つの伝送速度32kb/sの伝送データに分解及び合成
して伝送速度64kb/sの伝送データを伝送している
が、三つ以上の伝送データに分解及び合成して、より高
速でのデータ伝送も上記の動作と同様の処理で行うこと
が出来る。
【0057】また、第2及び第3実施形態では、64k
b/s通信装置61a,61bをPHS簡易携帯電話網
11に有線回線で接続しているが、第1実施形態のPH
Sデータ多重化無線通信装置12bと同様にPHS電話
機34a,34bを用いた無線回線で接続しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のPHSデータ多重化通信システムによれば、PHS簡
易携帯電話網を通じた無線又は有線回線によって高速の
伝送データを複数の低速の伝送データに分解して送信
し、かつ、受信した複数の低速の伝送データを合成して
再生している。この結果、伝送速度64kb/sによる
高速のデータ伝送が、既存の伝送速度32kb/sによ
る低速でのデータ伝送を行うPHS簡易携帯電話網を利
用して可能になり、そのPHS簡易携帯電話網の利用効
率が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のPHSデータ多重化通信システ
ムの第1実施形態における構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施形態にあって64kb/s通信装置の
詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態にあって伝送データの分解状態を
説明するための図である。
【図4】第1実施形態にあって識別ヘッダのフレームへ
の付加状態を説明するための図である。
【図5】第1実施形態にあって送受信側のPHSデータ
多重化無線通信装置間の通信シーケンスを示す図であ
る。
【図6】第1実施形態にあってPIAFS接続手順を説
明するための図である。
【図7】第1実施形態にあって伝送データのフレームの
フィールド構成を示す図である。
【図8】第1実施形態にあってデータフレームの詳細な
構成を示す図である。
【図9】第1実施形態にあって再送信制御を説明するた
めのシーケンス図である。
【図10】第1実施形態にあって再送信制御による伝送
データの合成状態を説明するための図である。
【図11】第2実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】図11中の64kb/s通信装置の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図13】第3実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】図13中の64kb/s通信装置の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図15】従来のPHSデータ無線通信システムの構成
を示す図である。
【符号の説明】
11 PHS簡易携帯電話網 12a,12b PHSデータ多重化無線通信装置 12c,12d PHSデータ多重化有線通信装置 22,32,63 汎用小型コンピュータ 23,33,61a,61b 64kb/s通信装置 24a,24b,34a,34b PHS電話機 50 PCインタフェース部 51 合成・分解処理部 52a,52b PIAFS通信処理部 53a,53b PIAFS同期検出/フレーム化部 54a,54b PHSインタフェース部 60 ISDN 62 ターミナルアダプタ 70 ISDNインタフェース部 71 公衆電話交換網 72 通信制御装置 73 モデム

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PHS簡易携帯電話網を通じてデータ通
    信を行うPHSデータ多重化通信システムにあって、 前記PHS簡易携帯電話網を通じた回線によって高速の
    伝送データを複数の低速の伝送データに分解して送信
    し、かつ、受信した複数の低速の伝送データを合成して
    高速の伝送データを再生するデータ多重化通信を行う複
    数のPHSデータ多重化通信装置を備えることを特徴と
    するPHSデータ多重化通信システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のPHSデータ多重化通信装置
    のいずれかが、 高速の伝送データを複数の低速の伝送データに分解し
    て、PHS簡易携帯電話網を通じて無線送信し、かつ、
    無線受信した複数の低速の伝送データを合成して高速の
    伝送データを再生するPHSデータ多重化無線通信装置
    であることを特徴とする請求項1記載のPHSデータ多
    重化通信システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のPHSデータ多重化通信装置
    のいずれかが、 高速の伝送データを複数の低速の伝送データに分解し
    て、有線接続されたPHS簡易携帯電話網を通じて送信
    し、かつ、有線接続された前記PHS簡易携帯電話網を
    通じて受信した複数の低速の伝送データを合成して高速
    の伝送データを再生するPHSデータ多重化有線通信装
    置であることを特徴とする請求項1記載のPHSデータ
    多重化通信システム。
  4. 【請求項4】 前記PHSデータ多重化無線通信装置と
    して、 伝送データの送受信を行うためのデータ端末と、 前記データ端末からの高速の伝送データを低速の伝送デ
    ータに分解し、かつ、低速の伝送データを高速の伝送デ
    ータに合成すると共に、プロトコル変換を含むデータ処
    理を行い、かつ、送受信する通信装置と、 PHS簡易携帯電話網との無線回線を通じて、複数の低
    速伝送データの送受信を行うPHS電話機と、 を備えることを特徴とする請求項2記載のPHSデータ
    多重化通信システム。
  5. 【請求項5】 前記PHSデータ多重化有線通信装置と
    して、 伝送データの送受信を行うためのデータ端末と、 前記データ端末からの高速の伝送データを低速の伝送デ
    ータに分解し、かつ、低速の伝送データを高速の伝送デ
    ータに合成すると共に、プロトコル変換を含むデータ処
    理を行い、かつ、PHS簡易携帯電話網との有線回線を
    通じて、複数の低速伝送データの送受信を行う通信装置
    と、 を備えることを特徴とする請求項3記載のPHSデータ
    多重化通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データ端末を統合サービスデジタル
    通信網に収容するためのターミナルアダプタを備え、か
    つ、通信装置がPHS簡易携帯電話網及び前記統合サー
    ビスデジタル通信網に接続されて、伝送データの送受信
    と共に、インタフェース処理を行うことを特徴とする請
    求項5記載のPHSデータ多重化通信システム。
  7. 【請求項7】 前記データ端末を公衆電話交換網に収容
    するための変復調装置を備え、かつ、通信装置が前記P
    HS簡易携帯電話網及び公衆電話交換網に接続されて、
    伝送データの送受信と共に、インタフェース処理を行う
    ことを特徴とする請求項5記載のPHSデータ多重化通
    信システム。
  8. 【請求項8】 前記通信装置として、 データ端末との間のインタフェースを処理してデータ送
    受信を行うためのPCインタフェース部と、 前記PCインタフェース部に接続されて高速の伝送デー
    タを低速の伝送データに分解し、又は、受け取った低速
    の伝送データを高速の伝送データに合成する処理を行う
    合成・分解処理部と、 前記合成・分解処理部に接続されて低速の伝送データの
    送受信プロトコル変換を行い、かつ、伝送誤り発生時の
    再送信制御を実行する複数の通信処理部と、 前記複数の通信処理部のそれぞれに接続されて同期符号
    を含むヘッダフィールドを付加したフレーム生成を行
    い、かつ、受信時にはフレームから同期パターンを検出
    してデータを抽出する複数の同期検出/フレーム化部
    と、 前記複数の同期検出/フレーム化部のそれぞれと接続さ
    れてPHS電話機又はPHS簡易携帯電話網との間のデ
    ータ転送及び発着信制御のインタフェース処理を行う複
    数のPHSインタフェース部と、 を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のPHS
    データ多重化通信システム。
  9. 【請求項9】 前記通信装置として、 統合サービスデジタル通信網(ISDN)又は公衆電話
    交換網との間のインタフェースを処理してデータ送受信
    を行うためのISDNインタフェース/通信制御装置
    と、 前記ISDNインタフェース/通信制御装置と接続され
    て高速の伝送データを低速の伝送データに分解し、又
    は、受け取った低速の伝送データを高速の伝送データに
    合成する処理を行う合成・分解処理部と、 前記合成・分解処理部と接続されて低速の伝送データの
    送受信プロトコル変換を行い、かつ、伝送誤り発生時の
    再送信制御を実行する複数の通信処理部と、 前記複数の通信処理部のそれぞれと接続されて同期符号
    を含むヘッダフィールドを付加したフレーム生成を行
    い、かつ、受信時にはフレームから同期パターンを検出
    してデータを抽出する複数の同期検出/フレーム化部
    と、 前記複数の同期検出/フレーム化部のそれぞれと接続さ
    れてPHS電話機又はPHS簡易携帯電話網との間のデ
    ータ転送及び発着信制御のインタフェース処理を行う複
    数のPHSインタフェース部と、 を備えることを特徴とする請求項6又は7記載のPHS
    データ多重化通信システム。
  10. 【請求項10】 前記プロトコル変換が、PIAFS
    (PHS Internet ForumStandard)規格に基づいたプロト
    コル変換であることを特徴とする請求項4,5,8,9
    のいずれかに記載のPHSデータ多重化通信システム。
  11. 【請求項11】 前記フレームがPIAFS規格に基づ
    いたプロトコル変換によるネゴシエーションフレーム、
    同期フレーム、制御フレーム及びデータフレームである
    ことを特徴とする請求項8又は9記載のPHSデータ多
    重化通信システム。
  12. 【請求項12】 前記合成・分解処理部が、シフトレジ
    スタ、カウンタ及び中央演算処理装置で構成されること
    を特徴とする請求項8又は9記載のPHSデータ多重化
    通信システム。
  13. 【請求項13】 前記データ端末がパーソナルコンピュ
    ータを含む汎用小型コンピュータであることを特徴とす
    る請求項4又は5記載のPHSデータ多重化通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記複数のPHSデータ多重化通信装
    置が、 PIAFS規格のエラー伝送シーケンスによる再送信制
    御によってデータ伝送を行うことを特徴とする請求項1
    記載のPHSデータ多重化通信システム。
  15. 【請求項15】 前記公衆電話交換網と変復調装置、及
    び、通信装置と前記公衆電話交換網との間が非対象型デ
    ジタル加入者線伝送方式によってデータ送受信を行うこ
    とを特徴とする請求項7記載のPHSデータ多重化通信
    システム。
  16. 【請求項16】 前記合成・分解処理部が、 入力される伝送データを複数のビット単位に分割し、更
    に、この分割したビット単位を上位及び下位のビットに
    分解し、かつ、合成処理に使用するシーケンス番号と送
    信データが奇数又は偶数を示す識別ヘッダ、及び、伝送
    データが合成後に上位となるか下位となるかを示す識別
    ヘッダを付加したそれぞれの低速の伝送データを生成す
    ると共に、 この分解した低速の伝送データを受信した際にシーケン
    ス番号及び識別ヘッダに基づいて高速の伝送データに合
    成することを特徴とする請求項8又は9記載のPHSデ
    ータ多重化通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217911A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Sony Corp データ伝送装置及びデータ伝送方法
JP2003526970A (ja) * 1999-09-13 2003-09-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド 可変容量無線データチャンネルのための無線リンクプロトコルフレーム整列機構

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