JPH11177347A - チューナ装置 - Google Patents

チューナ装置

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JPH11177347A
JPH11177347A JP34628197A JP34628197A JPH11177347A JP H11177347 A JPH11177347 A JP H11177347A JP 34628197 A JP34628197 A JP 34628197A JP 34628197 A JP34628197 A JP 34628197A JP H11177347 A JPH11177347 A JP H11177347A
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JP
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charge pump
frequency
current
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data
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JP34628197A
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Shigeto Masuda
成人 升田
Kenji Itagaki
憲志 板垣
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上波デジタルテレビジョン放送受信用チュ
ーナは、受信帯域が50MHz〜806MHz(米国仕
様)と非常に広帯域で、位相雑音特性が大きく変動する
ため、分周比設定データだけでは精密なチャージポンプ
電流の制御ができず、位相雑音特性が大きく変動し、受
信チャンネル間の偏差が大きかった。 【解決手段】 PLL回路のチャージポンプ回路に印加
する電流を制御して、局部発振器の出力周波数を変化さ
せ、該出力周波数に基づいて周波数変換を行う周波数変
換器を有するチューナ装置において、チャージポンプ回
路に印加される電流を分周比設定データとは別に設定さ
れたチャージポンプ制御データにより制御することによ
りチャージポンプ電流を適切に設定することができ、チ
ューナ装置の位相雑音特性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル変調方式テ
レビジョン受信等に用いられるチューナ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は、チューナ装置を示すブロック図
である。受信した高周波RF(Radio Frequency)信号
を、2回の周波数変換処理によって、中間周波数IF(I
ntermediate Frequency)信号を出力する。1はRF入力
端子、2は受信帯域内のRF信号のみを通過させるバン
ドパスフィルタ、3はAGC(Automatic Gain Control)
増幅回路、4はRF増幅回路、5は第1の周波数変換
器、6は第1の局部発振器、7はPLL回路、8と10
はバンドパスフィルタ、9は第1のIF増幅回路、11
は第2の周波数変換器、12は第2の局部発振器、13
はバンドパスフィルタ、14は第2のIF増幅回路、1
5はこのチューナのIF信号出力端子である。この2つ
の周波数変換器を持つチューナ装置は一般にダブルコン
バージョンチューナと呼ばれている。
【0003】RF入力端子1より入力されたRF信号
は、バンドパスフィルタ2により、受信周波数帯に対応
したフィルタリング処理が施され、AGC増幅回路3に
て、RF信号レベルに応じたAGC電圧により、所定の
レベル範囲に制限された後、RF増幅回路4により増幅
されて、第1の周波数変換器5に供給される。第1の周
波数変換器5は、第1の局部発振器6から出力される第
1の局部発振信号に基づいて、入力されたRF信号を第
1のIF信号に周波数変換している。この場合、第1の
局部発振器6は、PLL回路7により、受信チャンネル
に合わせてその発振周波数が制御されると共に、周波数
の安定化が図られる。
【0004】ここで、上記第1の周波数変換器5から出
力された第1のIF信号は、バンドパスフィルタ8によ
り、第1中間周波数帯に対応した帯域フィルタリング処
理が施され、第1のIF増幅回路9で増幅された後、バ
ンドパスフィルタ10により、再度第1中間周波数帯に
対応した帯域フィルタリング処理が施され、第2の周波
数変換器11に供給される。第2の周波数変換器11
は、第2の局部発振器12から出力される第2の局部発
振信号に基づいて、入力された第1のIF信号を第2の
IF信号に周波数変換している。
【0005】そして、上記第2の周波数変換器11から
出力された第2のIF信号は、バンドパスフィルタ13
により、第2中間周波数帯に対応した帯域フィルタリン
グ処理が施され、第2のIF増幅回路14で増幅された
後、IF信号出力端子15より出力される。
【0006】図5は従来例のチューナ装置のPLL回路
のブロック図である。また、図7は、従来例の分周比設
定シリアルデータを示す説明図である。5は第1の周波
数変換器、6は第1の局部発振器(VCO)、7はPL
L回路であり、PLL回路7において、70は水晶発振
器、71は位相比較器、72はチャージポンプ回路、7
3はループフィルタ、74はプログラマブル分周器、7
5はチャージポンプ電流制御回路、76は直並列変換
器、77はマイクロコンピュータである。
【0007】位相比較器71は、水晶発振器70からの
基準周波数frと第1の局部発振器6の発振周波数fvcoを
N分周した(後述)周波数fvco/Nとの位相を比較し、
位相の進み遅れに対応した位相比較信号Q1、Q2をチ
ャージポンプ回路72に出力する。チャージポンプ回路
72は、位相比較信号Q1、Q2に基づき、正又は負の
直流電流信号Pを生成し、ループフィルタ73に供給す
る。ループフィルタ73は、チャージポンプ信号Pをフ
ィルタリング処理(積分処理)して、制御電圧信号Vを
出力する。第1の局部発振器6は、制御電圧信号Vに基
づく発振周波数fvcoで発振して、出力信号を第1の周波
数変換器5に出力すると共に、プログラマブル分周器7
4に出力する。プログラマブル分周器74は、第1の局
部発振器6からの出力信号をN分周した周波数fvco/N
を、位相比較器71に供給する。
【0008】データ生成手段であるマイクロコンピュー
タ77は、図7に示されるような選局された受信チャン
ネル周波数に対応した分周比設定シリアルデータDs
(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0)を、直並列変換器76
に出力する。直並列変換器76は、シリアルデータDs
(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0)を、パラレルデータD
p(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0)に変換し、プログラ
マブル分周器74に出力する。
【0009】また、パラレルデータDpのうち、上位2
ビットのDn,Dn-1は、チャージポンプ電流制御回路7
5にも供給される。チャージポンプ電流制御回路15
は、パラレルデータDn,Dn-1に基づき、チャージポン
プ回路72のチャージポンプ電流を4段階に制御する。
【0010】分周比設定パラレルデータDpのうち、D
n,Dn-1を、チャージポンプ電流制御データに割り当て
たが、チャージポンプ電流制御データの割り当ては、こ
の限りではなく、任意に設定可能である。
【0011】図6は、従来例のチューナ装置のチャージ
ポンプ回路とチャージポンプ電流制御回路とを示すブロ
ック回路図である。71は位相比較器、72はチャージ
ポンプ回路、75はチャージポンプ電流制御回路、76
は直並列変換器である。
【0012】チャージポンプ回路72は、PNPバイポ
ーラトランジスタQ20、Q24、Q26、NPNバイ
ポーラトランジスタQ23、Q25、PMOSトランジ
スタQ21、NMOSトランジスタQ22から構成され
る。バイポーラトランジスタQ20、Q24、Q26各
々のエミッタが電源(+B)に共通に接続され、バイポ
ーラトランジスタQ20、Q24は、バイポーラトラン
ジスタQ26に対し、カレントミラー接続され、バイポ
ーラトランジスタQ20のコレクタが、PMOSトラン
ジスタQ21のソースに接続される。従って、バイポー
ラトランジスタQ20のコレクタ電流である供給電流I
aは、バイポーラトランジスタQ26のコレクタを流れ
る制御電流Icに比例した電流量となる。バイポーラト
ランジスタQ23、Q25各々のエミッタが接地される
と共に、カレントミラー接続されている。そして、バイ
ポーラトランジスタQ25のコレクタ及びベースが、バ
イポーラトランジスタQ24のコレクタに接続され、バ
イポーラトランジスタQ23のコレクタがNMOSトラ
ンジスタQ22のソースに接続される。従って、バイポ
ーラトランジスタQ23のコレクタ電流である供給電流
bも、バイポーラトランジスタQ26のコレクタを流
れる制御電流Icに比例した電流量となる。
【0013】チャージポンプ電流制御回路75はスイッ
チング機能付き定電流源RI1、RI2より構成される。
定電流源RI1、RI2の片方は、バイポーラトランジス
タQ26のコレクタに共通に接続され、もう片方は、共
通に接地される。定電流源RI1、RI2の供給電流量
は、それぞれIc1、Ic2である。定電流源RI1、RI2
は、直並列変換器76から出力されるチャージポンプ電
流制御データDn,Dn-1によりオン/オフ制御される。
即ち、制御電流Icは、オン状態となる定電流源の電流
値の和に比例した電流量となることから、制御電流Ic
は、チャージポンプ電流制御データDn,Dn-1にて制御
可能となる。すなわちDn、Dn-1よって電流が流れない
場合を含めて4通りの制御電流を得ることができる。
【0014】シリアルデータDsおよびパラレルデータ
Dpは周波数の大きさをそれに対応する2進数で表して
おり、したがって、例えば低周波帯域VHS帯を指定し
たときには上位ビットに0が多くなり、また、高周波数
帯を指定したときには上位ビットに1が多くなる。その
ため、上位2ビットをチャージポンプ電流制御データと
して取り出すことにより、4段階の制御電流Icを得る
ことができる。
【0015】前記の説明で、チャージポンプ電流制御デ
ータをDn,Dn-1の2ビットとしたが、チャージポンプ
電流制御データの割り当ては、先にも述べたように、こ
の限りではなく、任意に設定可能である。また、それに
伴い、チャージポンプ電流制御回路75のスイッチング
機能付き定電流源RI1、RI2の個数も、任意に設定可
能であり、チャージポンプ電流制御データおよびスイッ
チング機能付き定電流個数が増えるほどより多段階に制
御電流Icを制御することができる。しかし、チャージ
ポンプ制御電流と分周比設定データの大きさとの関係は
複雑であり、分周比設定データだけでは定電流源のスイ
ッチング等の簡単な回路で最適なチャージポンプ制御電
流値を供給することはできない。
【0016】このような構成において、チャージポンプ
回路72は、位相比較器71からの位相比較信号Q1、
Q2がそれぞれPMOSトランジスタQ21とNMOS
トランジスタQ22のゲートに入力される。位相比較信
号Q1が「L」時、PMOSトランジスタQ21がオン
し、供給電流Iaがソースされ、位相比較信号Q2が
「H」時、NMOSトランジスタQ22がオンし、供給
電流Ibがシンクされる。そして、PMOSトランジス
タQ21のドレインとNMOSトランジスタQ22のド
レインとの間から、チャージポンプ信号Pが得られる。
チャージポンプ信号Pは、ループフィルタ73に供給さ
れる。
【0017】次に、このPLL回路7の位相雑音特性に
ついて述べる。このPLL回路7の位相雑音特性を決定
づけるのが、位相伝達関数H(S)である。H(S)は
次式(1)で表される。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、フィルタ時定数τ1、τ2はループ
フィルタ73の時定数であり、ωnは自然周波数であ
り、すなわち、系を持続発振させた場合の振動角周波数
である。ζはダンピングファクタである。自然周波数ω
nとダンピングファクタζとはそれぞれ、ωn=(K/τ
11/2、ζ=τ2/2×(K/τ11/2で与えられる。
sはラプラス演算子である。Kはループゲインであり、
K=Kφ×Kvco/Nである。但し、Kφは位相比較器
71の感度、Kvcoは第1の局部発振器6の感度であ
り、Sはラプラス演算子である。従って、チャンネル選
局にて、分周比Nが変化すると、ループゲインKが変化
し、自然周波数ωn及びダンピングファクターζが変化
する。
【0020】式(1)より、受信チャンネルによって位
相伝達関数H(S)は変化し、位相雑音特性も変動するた
め、前記で説明したように、分周比設定シリアルデータ
の内、Dn,Dn-1を、チャージポンプ電流制御データに
割り当てることにより、チャージポンプ電流を4段階に
制御し、その受信チャンネルに適したPLLループフィ
ルタ時定数を設定し、位相雑音特性のチャンネル間偏差
を少なくしていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のチューナ装置では、分周比設定シリアルデータの、任
意のデータをチャージポンプ電流制御データに割り当て
ているので、受信チャンネル毎に、チャージポンプ電流
を最適値に制御することは難しかった。すなわち、位相
伝達関数H(S)の値は分周比Nによって変化するが、
H(S)値の変化は複雑であり、単純な一次関数では表
現できず、単に分周比の値をそのまま利用するだけで
は、適切なチャージポンプ電流を設定することは難しか
った。
【0022】特に前述のチューナ装置を例えば、地上波
デジタルテレビジョン放送受信用チューナとして使用し
た場合、受信帯域が50MHz〜806MHz(米国仕
様)と非常に広帯域で、位相雑音特性が大きく変動す
る。すなわち、適切なチャージポンプ電流の制御ができ
ないため、位相雑音特性が大きく変動し、受信チャンネ
ル間の偏差が大きかった。
【0023】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、受信帯域が広帯域でも位相雑音特性を適切に制
御できるチューナ装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
チューナ装置は、PLL回路のチャージポンプ回路に印
加する電流を制御して、局部発振器の出力周波数を変化
させ、該出力周波数に基づいて周波数変換を行う周波数
変換器を有するチューナ装置において、前記チャージポ
ンプ回路に印加される電流は、分周比設定データとは別
に設定されたチャージポンプ制御データにより制御され
ることを特徴とするものである。
【0025】また、本発明の請求項2記載のチューナ装
置は、チャージポンプ制御データは記憶手段に記録され
てなり、分周比設定データとともにデータ生成手段から
直並列変換器に送られることを特徴とするものである。
【0026】また、本発明の請求項3記載のチューナ装
置は、前記チャージポンプ制御データは選局チャンネル
毎に設定されることを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て、図1から図3を参照して詳細に説明する。本発明の
チューナ装置の全体の構成は、従来例の図4と同じであ
り、その説明を省略する。
【0028】図1は本発明の一実施の形態であるチュー
ナ装置のPLL回路を示すブロック図である。また、
図3は、本発明のシリアルデータを示す説明図である。
【0029】図1において、従来例と同一部分には同一
符号を付して示すと、5は第1の周波数変換器、6は第
1の局部発振器(VCO)、7はPLL回路であり、P
LL回路7において、70は水晶発振器、71は位相比
較器、72はチャージポンプ回路、73はループフィル
タ、74はプログラマブル分周器、75はチャージポン
プ電流制御回路、76は直並列変換器、77はマイクロ
コンピュータ、78はメモリである。
【0030】メモリ78には、受信チャンネルに対応し
た、チャージポンプ電流制御シリアルデータDs
2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)が、格納されてい
る。位相比較器71は、水晶発振器70からの基準周波
数frと第1の局部発振器6の発振周波数fvcoをN分周し
た(後述)周波数fvco/Nとの位相を比較し、位相の進
み遅れに対応した位相比較信号Q1、Q2をチャージポ
ンプ回路72に出力する。チャージポンプ回路72は、
位相比較信号Q1、Q2に基づき、正又は負の直流電流
信号Pを生成し、ループフィルタ73に供給する。ルー
プフィルタ73は、チャージポンプ信号Pをフィルタリ
ング処理(積分処理)して、制御電圧信号Vを出力す
る。第1の局部発振器6は、制御電圧信号Vに基づく発
振周波数fvcoで発振して、出力信号を第1の周波数変換
器5に出力すると共に、プログラマブル分周器74に出
力する。プログラマブル分周器74は、第1の局部発振
器6からの出力信号をN分周し、周波数fvco/Nを、位
相比較器11に供給する。
【0031】データ生成手段であるマイクロコンピュー
タ77は、受信チャンネル周波数に対応した分周比設定
シリアルデータDs1(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0
と、メモリ78より読み出したチャージポンプ電流制御
シリアルデータDs2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0
から図3に示されるシリアルデータDs3(Dn,Dn-1,
Dn-2,…,D0,Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)を生成
し、直並列変換器76に出力する。直並列変換器76
は、シリアルデータDs3を、パラレルデータDp1(D
n,Dn-1,Dn-2,…,D0)とパラレルデータDp
2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)に変換する。その
後、分周比を設定するためのパラレルデータDp
1(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0)は、プログラマブル
分周器74へ、チャージポンプ電流制御するためのパラ
レルデータDp2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)は、
チャージポンプ電流制御回路75へ、それぞれ出力され
る。
【0032】本実施例においてはシリアルデータDs1
とDs2とよりDs3を形成したが、シリアルデータDs
3を予めメモリ78に蓄えておき、データ生成手段であ
るマイクロコンピュータ77によってプログラマブル分
周器74へ出力してもよい。
【0033】また、分周比設定シリアルデータDs
1(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0)及び、チャージポン
プ電流制御シリアルデータDs2(Cm,Cm-1,Cm-2
…,C0)の出力順序、各データのビット数は、任意に
設定可能である。
【0034】チャージポンプ電流制御回路75は、パラ
レルデータDp2(Cm,Cm-1,Cm -2,…,C0)に基
づき、チャージポンプ回路72のチャージポンプ電流を
制御する。パラレルデータDp2(Cm,Cm-1,Cm-2
…,C0)には最適なチャージポンプ電流の値が書き込
まれているのでチャージポンプ電流制御回路75によっ
て最適なチャージポンプ電流を供給することができる。
【0035】図2は、本発明の一実施の形態であるチュ
ーナ装置のチャージポンプ回路とチャージポンプ電流制
御回路を示すブロック回路図である。図2において、従
来例と同一部分には同一の符号を付して示すと、71は
位相比較器、72はチャージポンプ回路、75はチャー
ジポンプ電流制御回路、76は直並列変換器である。
【0036】チャージポンプ回路72は、PNPバイポ
ーラトランジスタQ20、Q24、Q26、NPNバイ
ポーラトランジスタQ23、Q25、PMOSトランジ
スタQ21、NMOSトランジスタQ22から構成され
る。バイポーラトランジスタQ20、Q24、Q26各
々のエミッタが電源(+B)に共通に接続され、バイポ
ーラトランジスタQ20、Q24は、バイポーラトラン
ジスタQ26に対し、カレントミラー接続され、バイポ
ーラトランジスタQ20のコレクタが、PMOSトラン
ジスタQ21のソースに接続される。従って、バイポー
ラトランジスタQ20のコレクタ電流である供給電流I
aは、バイポーラトランジスタQ26のコレクタを流れ
る制御電流Icに比例した電流量となる。バイポーラト
ランジスタQ23、Q25各々のエミッタが接地される
と共に、カレントミラー接続されている。そして、バイ
ポーラトランジスタQ25のコレクタ及びベースが、バ
イポーラトランジスタQ24のコレクタに接続され、バ
イポーラトランジスタQ23のコレクタがNMOSトラ
ンジスタQ22のソースに接続される。従って、バイポ
ーラトランジスタQ23のコレクタ電流である供給電流
bも、バイポーラトランジスタQ26のコレクタを流
れる制御電流Icに比例した電流量となる。
【0037】チャージポンプ電流制御回路75はスイッ
チング機能付き定電流源RI0…RImより構成される。
定電流源RI0…RImの片方は、バイポーラトランジス
タQ26のコレクタに共通に接続され、もう片方は、共
通に接地される。定電流源RI0…RImの供給電流量
は、Ic0…Icmである。定電流源RI0…RImは、直
並列変換器76から出力されるパラレルデータDp
2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)によりオン/オフ制
御される。即ち、制御電流Icは、定電流源RI0…RI
mのうち、オン状態となる定電流源の電流値の和に比例
した電流量となることから、制御電流Icは、パラレル
データDp2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,C0)にて制御
可能となる。
【0038】パラレルデータDp2(Cm,Cm-1
m-2,…,C0)のデータビット数は、任意に設定可能
である。また、それに伴い、チャージポンプ電流制御回
路75のスイッチング機能付き定電流源RI0…RIm
個数も、任意に設定可能である。
【0039】このような構成において、チャージポンプ
回路72は、位相比較器71からの位相比較信号Q1、
Q2がそれぞれPMOSトランジスタQ21とNMOS
トランジスタQ22のゲートに入力される。位相比較信
号Q1が「L」時、PMOSトランジスタQ21がオン
し、供給電流Iaがソースされ、位相比較信号Q2が
「H」時、NMOSトランジスタQ22がオンし、供給
電流Ibがシンクされる。そして、PMOSトランジス
タQ21のドレインとNMOSトランジスタQ22のド
レインとの間から、チャージポンプ信号Pが得られる。
チャージポンプ信号Pは、ループフィルタ73に供給さ
れる。
【0040】上述のようにチャージポンプ回路制御用デ
ータとして、最適なチャージポンプ電流値と直接対応し
ているパラレルデータDp2(Cm,Cm-1,Cm-2,…,
0)を使用することにより、最適なチャージポンプ電
流が供給でき、位相雑音特性の少ないチューナ装置を得
ることができる。特に、このチューナ装置は地上波デジ
タルテレビ放送受信用チューナのように、例えば受信帯
域が50MHz〜806MHz(米国仕様)と非常に広
帯域で位相雑音特性が性能に大きく影響する場合におい
て効果がある。
【0041】また、マイクロコンピュータ77からシリ
アルデータDs3(Dn,Dn-1,Dn-2,…,D0,Cm
m-1,Cm-2,…,C0)をおくり、分周比設定データ
とともにチャージポンプ回路制御用データを送ること
で、直並列変換器76からパラレルデータDp2(Cm
m-1,Cm-2,…,C0)を送ることができ、直並列変
換器以降はデータの加工が不要であり、簡単な構成のチ
ャージ電流制御回路で最適なチャージポンプ電流を得る
ことができる。
【0042】分周比設定シリアルデータとは別に独立し
たチャージポンプ電流制御データを追加し、受信チャン
ネル毎にチャージポンプ電流が最適値となる制御データ
を備えることにより、きめ細やかなチャージポンプ電流
制御が可能となる。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のチューナ装置に
よれば、PLL回路のチャージポンプ回路に印加する電
流を制御して、局部発振器の出力周波数を変化させ、該
出力周波数に基づいて周波数変換を行う周波数変換器を
有するチューナ装置において、前記チャージポンプ回路
に印加される電流は、分周比設定データとは別に設定さ
れたチャージポンプ制御データにより制御されることに
よりチャージポンプ電流を適切に設定することができ、
チューナ装置の位相雑音特性を適切に制御することがで
きる。
【0044】また、本発明の請求項2記載のチューナ装
置よれば、チャージポンプ制御データは記憶手段に記録
されてなり、分周比設定データとともにデータ生成手段
から直並列変換器に送られることにより簡単な構成で適
切なチャージポンプ電流を得ることができ、チューナ装
置の位相雑音特性を適切に制御することができる。
【0045】また、本発明の請求項3記載のチューナ装
置によれば、前記チャージポンプ制御データは選局チャ
ンネル毎に設定されることを特徴とするものであり、選
局チャンネルに対して適切なチャージポンプ電流を得る
ことができ、チューナ装置の位相雑音特性を適切に制御
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるチューナ装置のP
LL回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるチューナ装置のチ
ャージポンプ回路とチャージポンプ電流制御回路を示す
ブロック回路図である。
【図3】本発明のシリアルデータDs3を示す説明図で
ある。
【図4】チューナ装置を示すブロック図である。
【図5】従来例のチューナ装置のPLL回路を示すブロ
ック図である。
【図6】従来例のチューナ装置のチャージポンプ回路と
チャージポンプ電流制御回路とを示すブロック回路図で
ある。
【図7】従来例のシリアルデータDsを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
5 第1の周波数変換器 6 第1の局部発振器 7 PLL回路 72 チャージポンプ回路 75 チャージポンプ電流制御回路 76 直並列変換器 77 マイクロコンピュータ 78 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLL回路のチャージポンプ回路に印加
    する電流を制御して、局部発振器の出力周波数を変化さ
    せ、該出力周波数に基づいて周波数変換を行う周波数変
    換器を有するチューナ装置において、前記チャージポン
    プ回路に印加される電流は、分周比設定データとは別に
    設定されたチャージポンプ制御データにより制御される
    ことを特徴とするチューナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチューナ装置において、
    チャージポンプ制御データは記憶手段に記録されてな
    り、分周比設定データとともにデータ生成手段から直並
    列変換器に送られることを特徴とするチューナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチューナ装置において、
    前記チャージポンプ制御データは選局チャンネル毎に設
    定されることを特徴とするチューナ装置。
JP34628197A 1997-12-16 1997-12-16 チューナ装置 Pending JPH11177347A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020069685A (ko) * 2001-02-27 2002-09-05 엘지이노텍 주식회사 디지털 튜너용 전압제어발진기
JP2005124028A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Ricoh Co Ltd Pll回路

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JP4679814B2 (ja) * 2003-10-20 2011-05-11 株式会社リコー Pll回路

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