JP2001068966A - フィルタの調整回路およびこれを使用した受信機 - Google Patents

フィルタの調整回路およびこれを使用した受信機

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JP2001068966A
JP2001068966A JP24249999A JP24249999A JP2001068966A JP 2001068966 A JP2001068966 A JP 2001068966A JP 24249999 A JP24249999 A JP 24249999A JP 24249999 A JP24249999 A JP 24249999A JP 2001068966 A JP2001068966 A JP 2001068966A
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filter
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Yamato Okashin
大和 岡信
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタのカットオフ周波数の調整を自動化
する。 【解決手段】 デジタルデータD48によりカットオフ周
波数が変更されるフィルタ42と、位相比較回路41
と、ウィンドウコンパレータ回路44と、クロックPCK
をカウントしてデジタルデータD48を生成するカウンタ
48とを設ける。デジタルデータD48を、特性の調整の
対象となっているフィルタ19にその特性の調整信号と
して供給する。ウィンドウコンパレータ回路44の出力
信号S44が規定の範囲に収まったとき、アンド回路45
において出力信号S44を阻止してカウンタ48のカウン
トを停止させるとともに、電源回路52によりフィルタ
42、位相比較回路41およびウィンドウコンパレータ
回路44の動作電力の消費を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタの調整
回路およびこれを使用した受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル音声放送として、ヨーロッパで
はDAB(Eureka147規格にしたがったデジタ
ル音声放送)が採用され、日本ではISDB−Tが提案
されている。
【0003】そして、ISDB−Tは、 伝送帯域幅:432 kHz(狭帯域ISDB−Tのとき) 変調方式 :OFDM 多重方式 :MPEG2 を採用することにより、複数チャンネルのデジタルオー
ディオデータやデジタルデータを同時に放送するもので
ある。そして、放送には、狭帯域ISDB−Tのとき、
現行のVHFのテレビ放送帯の使用が予定されている。
【0004】このため、ISDB−T受信機は、例えば
図7に示すように構成される。なお、図7は、狭帯域I
SDB−T用の受信機の場合であり、スーパーヘテロダ
イン方式に構成された場合である。
【0005】すなわち、狭帯域ISDB−Tの放送波が
アンテナ11により受信され、この受信信号が電子同調
方式のアンテナ同調回路12に供給されて目的とする周
波数の受信信号SRXが取り出され、この信号SRXがAG
C用の可変利得アンプ13および電子同調方式の段間同
調回路14を通じてミキサ回路15I、15Qに供給さ
れる。
【0006】また、PLL31において所定の周波数の
発振信号が形成され、この発振信号が分周回路32に供
給されて受信信号SRXのキャリア周波数(中心周波数)
よりも例えば500 kHzだけ高く、かつ、位相が互いに90
°異なる2つの信号に分周され、この分周信号がミキサ
回路15I、15Qに局部発振信号として供給される。
【0007】こうして、ミキサ回路15I、15Qにお
いて、受信信号SRXは位相が互いに90°異なる2つの中
間周波信号SIFI 、SIFQ (中間周波数は500 kHz)、
すなわち、互いに直交するI軸およびQ軸の中間周波信
号SIFI 、SIFQ に周波数変換される。
【0008】なお、このとき、PLL31から、そのV
CO(図示せず)の可変容量ダイオードに供給される制
御電圧の一部が取り出され、この制御電圧が同調回路1
2、14に同調電圧として供給され、受信信号SRXに対
する同調が実現される。
【0009】そして、ミキサ回路15I、15Qからの
中間周波信号SIFI 、SIFQ が、ローパスフィルタ16
I、16Qを通じて移相回路17I、17Qに供給さ
れ、この移相回路17I、17Qにおいて、信号SIFI
、SIFQ は値φ、(φ+90°)だけそれぞれ移相され
る。そして、この移相後の中間周波信号SIFI 、SIFQ
が加算回路18に供給され、加算回路18からは、イメ
ージ信号成分が相殺された中間周波信号SIFが取り出さ
れる。
【0010】続いて、この中間周波信号SIFが、中間周
波フィルタ用のバンドパスフィルタ19→AGC用の可
変利得アンプ21→ローパスフィルタ22の信号ライン
を通じて復調回路23に供給される。この復調回路23
は、図示はしないが、ISDB−Tの送信時の変調処理
に対応して、複素フーリエ変換、周波数デインターリー
ブ、タイム・デインターリーブ、複数のチャンネルのう
ちの目的とするチャンネルのデジタルオーディオデータ
の選択、エラー訂正およびデータ伸長などの復調処理を
行うものである。
【0011】したがって、復調回路23からは、複数の
番組(チャンネル)のうちの目的とする番組のオーディ
オ信号L、Rが取り出される。
【0012】また、このとき、ローパスフィルタ22か
らの中間周波信号SIFがAGC検波回路35に供給され
てAGC電圧V35が形成され、このAGC電圧V35が可
変利得アンプ21に利得の制御信号として供給される。
【0013】さらに、ローパスフィルタ16I、16Q
からの中間周波信号SIFI 、SIFQがAGC検波回路3
3に供給されて遅延AGC電圧V33が形成され、このA
GC電圧V33が加算回路34に供給されるとともに、A
GC電圧V35が加算回路34に供給される。そして、加
算回路34からはAGC電圧V33、V35の加算電圧V34
が取り出され、この電圧V34が可変利得アンプ13に利
得の制御信号として供給される。
【0014】したがって、AGC電圧V34により同調回
路12からの受信信号SRXに対してAGCが行われると
ともに、AGC電圧V35によりバンドパスフィルタ19
からの中間周波信号SIFに対してAGCが行われる。
【0015】そして、この受信機によれば、同調回路1
2、14、PLL31のVCOの共振回路および復調回
路23を除いて、1チップIC化することができる。
【0016】ところが、ICにおいては、抵抗器および
コンデンサの相対的な精度は十分に高くすることができ
るが、絶対的な精度を高くすることはできず、値がばら
ついてしまう。このため、上述の受信機をIC化する場
合、単純にIC化したのでは、抵抗器およびコンデンサ
のばらつきのため、中間周波フィルタ用のバンドパスフ
ィルタ19の通過帯域がばらついてしまう。そして、バ
ンドパスフィルタ19の通過帯域がばらつくと、受信感
度の低下、妨害特性の低下、デジタルオーディオデータ
のエラーレイトの悪化などを招いてしまう。
【0017】そこで、バンドパスフィルタ19の通過帯
域を、カットオフ周波数を更正したフィルタを基準と
し、正しい通過帯域に調整する回路が考えられている。
【0018】図8の符号40は、その調整回路を示すも
ので、基準となる一定の周波数f31の信号S31が位相比
較回路41に供給されるとともに、フィルタ42に供給
され、このフィルタ42の出力信号S42が位相比較回路
41に供給される。
【0019】この場合、フィルタ42は、そのカットオ
フ周波数f42を変更できる2次のローパスフィルタとさ
れるものである。したがって、フィルタ42の位相特性
は、図9に示すようになり、カットオフ周波数f42にお
いて90°の位相遅れを示すとともに、この90°の位相遅
れを示す周波数f42(=カットオフ周波数)は、破線あ
るいは鎖線で示すように変更できることになる。また、
このことにより、信号S31、S42の周波数f31における
位相遅れ量を変更できることになる。つまり、フィルタ
42は、信号S42から見ると、可変位相回路でもある。
【0020】そして、位相比較回路41の比較出力がル
ープフィルタ43に供給されて信号S31と信号S42との
位相差に対応したレベルの直流電圧V43が取り出され、
この電圧V43がローパスフィルタ42にそのカットオフ
周波数f42および位相遅れ量の調整信号として供給され
る。
【0021】また、図7の受信機におけるバンドパスフ
ィルタ19は、その通過帯域、すなわち、下側および上
側のカットオフ周波数を変更できる可変バンドパスフィ
ルタとされ、このフィルタ19にもループフィルタ43
からの電圧V43が通過帯域(カットオフ周波数)の調整
信号として供給される。
【0022】すると、位相比較回路41の一般的な特性
により、信号S31に対する信号S42の位相遅れθが90°
のとき、電圧V43は中心値(例えば、電源電圧の1/2 )
となる。そして、信号S31に対する信号S42の位相遅れ
θが90°から外れると、これに対応して電圧V43の大き
さが中心値から変化し、この電圧V43の変化によりフィ
ルタ42のカットオフ周波数f42および位相遅れ量が変
化する。
【0023】こうして、調整回路40においては、フィ
ルタ42のカットオフ周波数f42がフィードバック制御
され、調整回路40は信号S42の位相遅れθが90°の状
態で安定する。
【0024】したがって、このとき、信号S31に対する
フィルタ42のカットオフ周波数f42は、信号S42の周
波数f31に等しくなっている。そして、フィルタ42に
調整信号として供給されている電圧V43が、フィルタ1
9にも調整信号として供給されているので、フィルタ1
9のカットオフ周波数、すなわち、通過帯域は所期の帯
域となっている。
【0025】こうして、調整回路40によれば、IC化
したとき、フィルタ19を構成する抵抗器およびコンデ
ンサにばらつきがあっても、その通過帯域を所期の帯域
とすることができ、したがって、受信機として必要な特
性を得ることができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8の調整
回路40は、放送の受信を行っている期間、常に有効に
動作させておく必要がある。このため、受信機の消費電
流が増加してしまう。
【0027】また、ループフィルタ43において、電圧
V43に残留する信号S31、S42の周波数成分を十分に除
去しないと、バンドパスフィルタ19の特性が信号S3
1、S42の残留成分によって変動し、S/Nなどの特性
が低下してしまう。このため、ループフィルタ43は、
大容量のコンデンサをICに外付けする必要がある。
【0028】この発明は、これらの問題点を解決しよう
とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、基準周波数を提供する基準信号と、デジタルデー
タにより通過特性が変更されるフィルタと、上記基準信
号と、上記フィルタの出力信号との位相比較を行う位相
比較回路と、この位相比較回路の出力信号の大きさが規
定の範囲から外れたとき、これを通知するウィンドウコ
ンパレータ回路と、このウィンドウコンパレータ回路の
出力信号によりクロックをゲートするアンド回路と、こ
のアンド回路から出力されるクロックをカウントして上
記デジタルデータを生成するカウンタと、上記ウィンド
ウコンパレータ回路の出力信号にしたがって、上記フィ
ルタ、上記位相比較回路および上記ウィンドウコンパレ
ータ回路の電源動作を制御する回路とを有し、上記デジ
タルデータを、特性の調整の対象となっているフィルタ
にその特性の調整信号として供給し、上記ウィンドウコ
ンパレータ回路の出力信号が、上記デジタルデータによ
り上記フィルタの通過特性が変化するときの1ステップ
分に対応する範囲に収まったとき、上記アンド回路にお
いて上記ウィンドウコンパレータ回路の出力信号を阻止
して上記カウンタのカウントを停止させるとともに、上
記制御する回路により上記フィルタ、上記位相比較回路
および上記ウィンドウコンパレータ回路の動作電力の消
費を停止させるようにしたフィルタの調整回路とするも
のである。したがって、フィルタのカットオフ周波数が
基準信号の周波数に調整されるとともに、これに連動し
て対象とするフィルタのカットオフ周波数が所期の周波
数に自動的に調整される。
【0030】
【発明の実施の形態】〔調整回路40〕この発明による
調整回路40は、例えば図1に示すように構成される。
なお、図1は、この発明による調整回路40を、スーパ
ーヘテロダイン方式に構成された狭帯域ISDB−T用
の受信機に適用した場合である。なお、その受信機の全
体は例えば図7に示すように構成される。また、受信機
は上述のようにIC化されるとともに、調整回路40も
受信機と一体にIC化される。
【0031】そして、図1において、符号40Aは、調
整回路40のうちのアナログ処理部を示し、このアナロ
グ処理部40Aは、回路41〜44を有する。すなわ
ち、例えばPLL31の基準信号を分周することにより
基準となる一定の周波数f31(例えば、1MHz)の信号
S31が形成され、この信号S31が位相比較回路41に基
準信号として供給されるとともに、フィルタ42に供給
され、このフィルタ42の出力信号S42が位相比較回路
41に供給される。
【0032】この場合、詳細な構成は後述するが、フィ
ルタ42は、2次のローパスフィルタとされるととも
に、例えば5ビットのデジタルデータ(バイナリコー
ド)D48により、そのカットオフ周波数f42および位相
遅れ量を変更できる可変ローパスフィルタとされる。ま
た、中間周波フィルタ用のバンドパスフィルタ19も、
デジタルデータD48により、その通過帯域(カットオフ
周波数)を変更できる可変バンドパスフィルタとされ
る。
【0033】そして、位相比較回路41の比較出力がル
ープフィルタ43に供給されて信号S31と信号S42との
位相差に対応したレベルの直流電圧V43が取り出され、
この電圧V43がウィンドウコンパレータ回路44に供給
されて基準電圧(VCT±ΔV)と比較され、2値の比較
出力S44が取り出される。この場合、電圧VCTは、信号
S31と信号S42との位相差が90°のときの電圧V43に等
しく、電圧ΔVは、データD48の1LSBに対応する大
きさである。また、比較出力S44は、 VCT−ΔV<V43<VCT+ΔVのとき、S44=“L”レ
ベル V43≦VCT−ΔVのとき、S44=“H”レベル V43≧VCT+ΔVのとき、S44=“H”レベル となるものである。
【0034】そして、この比較出力S44がアンド回路4
5、47にゲート制御用として供給されるとともに、例
えばPLL31の基準信号を分周することにより、所定
の周波数(例えば、1/7 MHz)のクロックPCKが形成さ
れ、このクロックPCKがアンド回路45に供給される。
そして、このアンド回路45の出力パルスP45が例えば
4ビットのカウンタ46にカウント入力として供給され
て1/16の周波数に分周され、その分周パルスがアンド回
路47に供給される。
【0035】そして、アンド回路47の出力パルスP47
が、例えば5ビットのプリセッタブルダウンカウンタ4
8にカウント入力として供給され、そのカウント値がデ
ータD48として取り出され、このカウント値D48が上記
のようにフィルタ42、19にそれらのカットオフ周波
数あるいは通過帯域の調整信号として供給される。
【0036】こうして、回路41〜48によりフィード
バックループが構成され、後述から明らかなように、基
準信号S31の周波数f31を基準として、フィルタ42、
19のカットオフ周波数が調整される。そして、この調
整が終了したとき、その状態でアナログ処理部40Aの
動作を停止させるため、さらに、次のように構成され
る。
【0037】すなわち、受信機のシステムコントローラ
(図示せず)において、調整信号SADJ が形成される。
この調整信号SADJ は、電源の投入時のように、バンド
パスフィルタ19の通過帯域を調整する必要があると
き、例えば図2Aに示すように、期間t1 〜t4 にわた
って“H”レベルとなり、他の期間には“L”レベルと
なる信号である。
【0038】そして、この信号SADJ がアンド回路51
に供給され、そのアンド出力S51が電源回路52に制御
信号として供給される。この電源回路52は、調整回路
40のアナログ処理部40Aのためのものであり、S51
=“H”のとき、電源回路52から直流電圧V52が出力
され、この電圧V52がアナログ処理部40Aにその動作
電圧として供給される。
【0039】さらに、調整信号SADJ がカウンタ48に
プリセット信号として供給され、信号SADJ の立ち上が
りによりカウンタ48のカウント値は最大値“1111
1”にプリセットされる。また、調整信号SADJ が遅延
回路53に供給され、例えば図2Bに示すような信号、
すなわち、信号SADJ が立ち上がってから所定の期間τ
だけ遅れて立ち上がり、信号SADJ の立ち下がりにより
立ち下がる信号S53が形成され、この信号S53がカウン
タ48にカウントの許可信号として供給されるととも
に、ナンド回路54に供給される。
【0040】また、ウィンドウコンパレータ回路44の
比較出力S44が、インバータ55を通じてナンド回路5
4に供給され、そのナンド出力S54がアンド回路51に
供給される。さらに、アンド回路51のアンド出力S51
がウィンドウコンパレータ回路44にリセット信号とし
て供給される。
【0041】このような構成において、図2Aに示すよ
うに、時点t1 には調整信号SADJが“L”レベルであ
るとする。すると、アンド出力S51が“L”レベルなの
で、図2Dに示すように、電源回路52の出力電圧V52
は出力されず、アナログ処理部40Aは動作を停止して
いる。
【0042】また、アナログ処理部40Aに電源電圧が
供給されていないときには、図2Cに示すように、比較
出力S44は“L”レベルであり、したがって、図2E、
Fに示すように、パルスP45、P47は出力されていない
ので、カウンタ48のカウントは行われていない。
【0043】さらに、調整信号SADJ が“L”レベルな
ので、図2Bに示すように、信号S53も“L”レベルと
なっているとともに、これによりナンド出力S54は
“H”レベルである。
【0044】しかし、時点t1 に調整信号SADJ が
“H”レベルになると、このとき、S53=“L”であ
り、S54=“H”なので、S51=“H”となり、電源回
路52からは電圧V52が出力されるようになる。したが
って、時点t1 から電圧V52がアナログ処理部40Aに
動作電圧として供給されるようになり、時点t1 からア
ナログ処理部40Aは動作を開始する。
【0045】ただし、アナログ処理部40Aは、動作電
圧が供給されるようになった直後は、動作が安定してい
ない。そして、時点t1 から期間τが経過した時点t2
に、動作が安定する(期間τは、そのような長さに設定
されるものであり、例えばτ=200 μ秒)。
【0046】また、調整信号SADJ が“H”レベルにな
ると、この信号SADJ の立ち上がりによりカウンタ48
には最大値“11111”がプリセットされ、D48=
“11111”となる。そして、このカウント値D48が
フィルタ42にカットオフ周波数f42の調整信号として
供給されているので、フィルタ42のカットオフ周波数
f42は、カウント値D48に対応して例えば最高値とな
る。
【0047】すると、このカットオフ周波数f42は、一
般に基準信号S31の周波数f31とは異なっているので、
比較出力S44は“H”レベルとなる。この結果、アンド
回路45からパルスP45が出力されるようになるととも
に、アンド回路47からパルスP47が出力されるにな
り、このパルスP47がカウンタ48にカウント入力とし
て供給されるようになる。
【0048】そして、時点t2 になると、アナログ処理
部40Aの動作が安定するが、このとき、信号S53が
“H”レベルになるので、カウンタ48におけるダウン
カウントが許可される。したがって、時点t2 から、カ
ウンタ48のカウント値D48は最大値“11111”か
ら次第に小さくなっていき、これに対応してフィルタ4
2のカットオフ周波数f42も最高値から次第に低くなっ
ていく。
【0049】そして、時点t3 に、フィルタ42のカッ
トオフ周波数f42が基準信号S31の周波数f31に等しく
なると(厳密には言えば、フィルタ42のカットオフ周
波数が基準信号S31の周波数に対して規定の許容範囲
(データD48の1LSBに対応する周波数範囲)に入っ
たとすれば)、このとき、信号S31に対する信号S42の
位相遅れ量θが90°となるので、S44=“L”となる。
【0050】すると、アンド回路45からパルスP45が
出力されなくなるとともに、アンド回路47からもパル
スP47が出力されなくなり、カウンタ48のカウントは
停止する。つまり、フィルタ42のカットオフ周波数f
42が基準信号S31の周波数f31に等しくなったとき、カ
ウンタ48のカウントはそのときのカウント値で停止す
る。
【0051】また、S44=“L”になると、インバータ
55の出力が“H”レベルになるとともに、このとき、
S53=“H”なので、ナンド出力S54は“L”レベルと
なる。この結果、S51=“L”となるので、電源回路5
2からは電源電圧V52が出力されなくなり、アナログ処
理部40Aは動作を停止する。
【0052】そして、時点t4 になると、調整信号SAD
J も“L”レベルとなり、これにより信号S53も“L”
レベルとなる。なお、この時点t4 以後は時点t1 以前
と同じである。
【0053】そして、カウンタ48のカウントは時点t
3 に停止したが、この停止により時点t3 におけるカウ
ント値D48は、時点t3 以後も保持されている。したが
って、フィルタ42のカットオフ周波数f42は、時点t
3 以後も、基準信号S31の周波数f31に等しい周波数に
保持されている。
【0054】そして、このとき、フィルタ19にもカウ
ント値D48が調整信号として供給されているので、フィ
ルタ19の通過帯域(カットオフ周波数)も、基準信号
S31の周波数f31に対応した周波数となっているととも
に、その通過帯域は時点t3以後も保持される。
【0055】こうして、上述の調整回路40によれば、
バンドパスフィルタ19の通過帯域を基準信号S31の周
波数f31を基準にして目的とする通過帯域に調整するこ
とができる。そして、その場合、特に上述の調整回路4
0によれば、フィルタ19の調整後は、アナログ処理部
40Aの動作電圧を切ることができるので、消費電流を
低減することができる。
【0056】また、フィルタ19の調整後は、アナログ
処理部40Aは電力消費が停止しているとともに、回路
45〜48、51〜55における信号も“L”レベルあ
るいは“H”レベルに固定されているので、放送の受信
にノイズ妨害を与えることがない。
【0057】さらに、フィルタ19の通過帯域は、一度
調整すると、電源をオフにしないかぎり、カウンタ48
により保持され、放送の受信中に再調整をする必要がな
い。また、ループフィルタ43のために大容量のコンデ
ンサをICに外付けする必要もない。さらに、フィルタ
19の通過帯域の基準となる基準信号S31は、PLL3
1の基準信号から形成することができるので、あるいは
PLL31の基準信号の形成回路と、基準信号S31の形
成回路とを共用することができるので、部品点数の増加
がない。
【0058】〔ローパスフィルタ42〕ローパスフィル
タ42は、例えば図3に示すように、バイカッド型に構
成することができる。すなわち、入力端子T11が、後述
する可変抵抗回路VR11を通じてオペアンプA11の反転
入力端に接続され、その出力端と反転入力端との間に、
コンデンサC11と可変抵抗回路VR12との並列回路が接
続される。
【0059】また、オペアンプA11の出力端が、可変抵
抗回路VR13を通じてオペアンプアンプA12の反転入力
端に接続され、このオペアンプA12の出力端が出力端子
T12に接続されるとともに、その出力端と反転入力端と
の間に、コンデンサC12が接続される。
【0060】さらに、オペアンプA12の出力端が抵抗器
R11を通じてオペアンプA13の反転入力端に接続され、
このオペアンプA13の出力端と反転入力端との間に、抵
抗器R12が接続され、その出力端が可変抵抗回路VR14
を通じてオペアンプA11の反転入力端に接続される。
【0061】そして、データ(カウント値)D48が制御
端子T13を通じて可変抵抗回路VR11〜VR14にその制
御信号として供給される。また、オペアンプA11〜A13
の非反転入力端は接地される。
【0062】このような構成によれば、この回路は、2
次のローパスフィルタとして動作するとともに、そのカ
ットオフ周波数f42および位相遅れ量をデータD48によ
り変更することができる。そして、そのとき、IC化が
容易である。
【0063】〔可変抵抗回路VR11〜VR14〕可変抵抗
回路VR11〜VR14のそれぞれは、例えば図4に示すよ
うに構成することができる。すなわち、端子T21と端子
T22との間に、抵抗器R25が接続されるとともに、抵抗
器R24〜R20と、FET(Q24〜Q20)のドレイン・ソ
ース間との各直列回路が接続される。また、FET(Q
24〜Q20)のゲートに、データD48のビットb4 〜b0
がそれぞれ供給される。
【0064】そして、この可変抵抗回路VR11〜VR14
が、図3のフィルタ42に使用される場合、可変抵抗回
路VR11、VR13は、端子T21が前段側、端子T22が後
段側となるように接続され、可変抵抗回路VR12、VR
14は、端子T21が後段側、端子T22が前段側となるよう
に接続される。すなわち、可変抵抗回路VR11〜VR14
をそれぞれ流れる信号から見て、端子T21が入力側とな
り、端子T22が出力側となるように接続される。
【0065】また、端子T21と端子T22との間に、例え
ば1.5 kΩ〜3kΩの間を変化する抵抗値を得る場合に
は、抵抗器R25〜R20の抵抗値は、ビットb4 〜b0 の
重みに対応して R25=3kΩ R24=6kΩ R23=12kΩ R22=24kΩ R21=48kΩ R20=96kΩ とされる。さらに、FET(Q24〜Q20)のゲート幅W
24〜W20もビットb5 〜b0 の重みに対応して、例えば W24=32μm W23=16μm W22=8μm W21=4μm W20=2μm とされる。
【0066】このような構成によれば、ビットb4 〜b
0 のうちの任意のビットが“1”あるいは“0”になれ
ば、FET(Q24〜Q20)のうちの対応するFETがオ
ンあるいはオフとなり、このFET(Q24〜Q20)のオ
ンオフに対応して抵抗器R24〜R20が並列接続され、そ
の並列抵抗値が、約3kΩ〜0の間を32ステップにわた
って変化する。
【0067】したがって、端子T21と端子T22との間の
抵抗値は、約1.5 kΩ〜3kΩの間を32ステップにわた
って変化することなり、この回路は、可変抵抗回路VR
11(VR12〜VR14)として動作する。
【0068】〔バンドパスフィルタ19〕バンドパスフ
ィルタ19は、例えば図5および図6に示すように、複
数のフィルタを縦続接続することにより構成することが
できる。なお、図5および図6においては、紙面の都合
でバンドパスフィルタ19を2分割して示すもので、図
5に図6が続く。
【0069】そして、この図5および図6において、オ
ペアンプA31、可変抵抗回路VR31、VR32およびコン
デンサによりバンドパスフィルタ93が構成され、加算
回路18(図7参照)から中間周波信号SIFが供給され
る。そして、このフィルタ93の出力信号が、ローパス
フィルタ94、95に順に供給される。この場合、ロー
パスフィルタ94は、オペアンプA41〜A43、可変抵抗
回路VR41〜VR44、抵抗器およびコンデンサによりバ
イカッド型に構成され、ローパスフィルタ95も、オペ
アンプA51〜A53、可変抵抗回路VR51〜VR54、抵抗
器およびコンデンサによりバイカッド型に構成される。
【0070】さらに、フィルタ95の出力信号がハイパ
スフィルタ96に供給される。このフィルタ96は、オ
ペアンプA61、可変抵抗回路VR61、VR62およびコン
デンサにより多重帰還型に構成され、その出力信号がフ
ィルタ97に供給される。このフィルタ97も、フィル
タ94と同様、オペアンプA71〜A73、可変抵抗回路V
R71〜VR74、抵抗器およびコンデンサによりバイカッ
ド型に構成されるものであるが、オペアンプA71からバ
ンドパスフィルタ出力が取り出され、オペアンプA72か
らローパスフィルタ出力が取り出される。
【0071】そして、これらバンドパスフィルタ出力
と、ローパスフィルタ出力と、フィルタ96の出力信号
とが、オペアンプA81に供給されて合成され、その出力
信号がアンプA82を通じてローパスフィルタ99に供給
される。このフィルタ99は、オペアンプA91、抵抗器
およびコンデンサにより多重帰還型に構成されるもので
あり、このフィルタ99の出力信号がフィルタ19の出
力信号として取り出される。
【0072】なお、オペアンプA31〜A91は、どれも反
転入力端に信号が供給され、反転アンプとして使用され
る。また、可変抵抗回路VR31〜VR74は、例えば図4
に示すように構成され、調整信号としてデータD48が供
給される。
【0073】こうして、フィルタ19は、10次のバンド
パスフィルタに構成され、ローパスフィルタ42のカッ
トオフ周波数f42が基準信号S31の周波数f31に調整さ
れるとき、これに連動してフィルタ19の通過帯域も所
期の帯域に調整される。
【0074】〔その他〕上述においては、電源回路52
の出力電圧V52がアナログ処理部40Aにその動作電圧
として供給される場合であるが、アナログ処理部40A
に常に動作電圧を供給しておくとともに、信号S51によ
りアナログ処理部40Aのバイアス回路を制御すること
により、S51=“H”のときのみ、アナログ処理部40
Aが動作電力を消費して目的とする動作を行うようにす
ることもできる。
【0075】また、フィルタ42は、基準信号S31の周
波数f31のとき、90°の位相差を与える特性であればよ
く、例えばハイパスフィルタとすることもできる。さら
に、カウンタ48をプリセッタブルアップカウンタとし
て最小値“00000”からカウントを開始してもよ
い。あるいは、フィルタ19の通過特性の調整に多少の
時間がかかってもよい場合には、カウンタ48を単なる
アップカウンタあるいはダウンカウンタとし、ランダム
な値からカウントを開始してもよい。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、フィルタ19の特性
を基準値に自動的に調整することができる。そして、そ
のとき、IC化が容易である。
【0077】さらに、消費電流を低減することができ
る。また、放送の受信にノイズ妨害を与えることがな
い。さらに、フィルタ19の通過帯域は、一度調整する
と、放送の受信中に再調整をする必要がない。また、部
品点数の増加がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための波形図である。
【図3】この発明を説明するための接続図である。
【図4】この発明を説明するための接続図である。
【図5】この発明を説明するための接続図である。
【図6】この発明を説明するための接続図である。
【図7】この発明の一形態を示す系統図である。
【図8】この発明を説明するための系統図である。
【図9】この発明を説明するための特性図である。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…同調回路、13…可変利得アン
プ、14…同調回路、15Iおよび15Q…ミキサ回
路、16Iおよび16Q…ローパスフィルタ、17Iお
よび17Q…移相回路、18…加算回路、18Iおよび
18Q…位相反転回路、19…バンドパスフィルタ、2
1…可変利得アンプ、22…ローパスフィルタ、23…
復調回路、31…PLL、32…分周回路、33…AG
C検波回路、34…加算回路、35…AGC検波回路、
40…調整回路、40A…アナログ処理部、41…位相
比較回路、42…ローパスフィルタ、43…ループフィ
ルタ、44…ウィンドウコンパレータ回路、45…アン
ド回路、46…分周回路、47…アンド回路、48…プ
リセッタブルダウンカウンタ、51…アンド回路、52
…電源回路、53…遅延回路、54…ナンド回路、55
…インバータ、S31…基準信号、SADJ …調整信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準周波数を提供する基準信号と、 デジタルデータにより通過特性が変更されるフィルタ
    と、 上記基準信号と、上記フィルタの出力信号との位相比較
    を行う位相比較回路と、 この位相比較回路の出力信号の大きさが規定の範囲から
    外れたとき、これを通知するウィンドウコンパレータ回
    路と、 このウィンドウコンパレータ回路の出力信号によりクロ
    ックをゲートするアンド回路と、 このアンド回路から出力されるクロックをカウントして
    上記デジタルデータを生成するカウンタと、 上記ウィンドウコンパレータ回路の出力信号にしたがっ
    て、上記フィルタ、上記位相比較回路および上記ウィン
    ドウコンパレータ回路の電源動作を制御する回路とを有
    し、 上記デジタルデータを、特性の調整の対象となっている
    フィルタにその特性の調整信号として供給し、 上記ウィンドウコンパレータ回路の出力信号が、上記デ
    ジタルデータにより上記フィルタの通過特性が変化する
    ときの1ステップ分に対応する範囲に収まったとき、上
    記アンド回路において上記ウィンドウコンパレータ回路
    の出力信号を阻止して上記カウンタのカウントを停止さ
    せるとともに、上記制御する回路により上記フィルタ、
    上記位相比較回路および上記ウィンドウコンパレータ回
    路の動作電力の消費を停止させるようにしたフィルタの
    調整回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のフィルタの調整回路にお
    いて、 上記通過特性が変更されるフィルタは、2次のローパス
    フィルタあるいはハイパスフィルタとされ、 調整の開始時、上記制御する回路により上記フィルタ、
    上記位相比較回路および上記ウィンドウコンパレータ回
    路を動作させるとともに、 この動作が立ち上がるまで、上記カウンタの動作を停止
    させておくようにしたフィルタの調整回路。
  3. 【請求項3】目的とする周波数の受信信号を局部発振信
    号により中間周波信号に周波数変換するミキサ回路と、 このミキサ回路から出力される上記中間周波信号の供給
    される中間周波フィルタ用のバンドパスフィルタと、 このバンドパスフィルタから出力される上記中間周波信
    号からもとの信号を復調する復調回路と、 基準周波数を提供する基準信号と、 デジタルデータにより通過特性が変更されるフィルタ
    と、 上記基準信号と、上記フィルタの出力信号との位相比較
    を行う位相比較回路と、 この位相比較回路の出力信号の大きさが規定の範囲から
    外れたとき、これを通知するウィンドウコンパレータ回
    路と、 このウィンドウコンパレータ回路の出力信号によりクロ
    ックをゲートするアンド回路と、 このアンド回路から出力されるクロックをカウントして
    上記デジタルデータを生成するカウンタと、 上記ウィンドウコンパレータ回路の出力信号にしたがっ
    て、上記フィルタ、上記位相比較回路および上記ウィン
    ドウコンパレータ回路の電源動作を制御する回路とを有
    し、 上記デジタルデータを、上記バンドパスフィルタにその
    特性の調整信号として供給し、 上記ウィンドウコンパレータ回路の出力信号が、上記デ
    ジタルデータにより上記フィルタの通過特性が変化する
    ときの1ステップ分に対応する範囲に収まったとき、上
    記アンド回路において上記ウィンドウコンパレータ回路
    の出力信号を阻止して上記カウンタのカウントを停止さ
    せるとともに、上記制御する回路により上記フィルタ、
    上記位相比較回路および上記ウィンドウコンパレータ回
    路の動作電力の消費を停止させるようにした受信機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の受信機において、 上記局部発振信号をPLLにより形成するとともに、 このPLLにおける基準信号を分周して上記基準周波数
    を提供する基準信号を得るようにした受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006250821A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nagoya Institute Of Technology トラッキング検出装置
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