JP2000183736A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JP2000183736A
JP2000183736A JP10362355A JP36235598A JP2000183736A JP 2000183736 A JP2000183736 A JP 2000183736A JP 10362355 A JP10362355 A JP 10362355A JP 36235598 A JP36235598 A JP 36235598A JP 2000183736 A JP2000183736 A JP 2000183736A
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voltage
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Toru Nagase
徹 永瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLLシンセサイザを用いた周波数シンセサ
イザにおいて、設定された周波数チャンネルにおけるV
COの出力する周期信号の電力レベル及び電力分配器の
減衰量の差異により、周波数シンセサイザから出力され
る周期信号の電力レベルが変動するという課題があっ
た。 【解決手段】 周波数シンセサイザにおいてPLLシン
セサイザの出力側に可変減衰器と、D−A変換器と、R
OMとから構成された利得制御回路を挿入することによ
り、周波数シンセサイザから出力される周期信号の電力
レベルを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル通信
やレーダ装置等に使用される周波数シンセサイザに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の周波数シンセサイザのブロ
ック図である。図において、1は電圧制御発振器(以
下、VCOと称する。)、2は電力分配器、3は可変分
周器、4は基準信号発振器、5は位相比較器、6はルー
プフィルタ、7は第1の位相同期ループシンセサイザ
(以下、PLLシンセサイザと称する。)、8は第2の
PLLシンセサイザ、9はミキサ、10は周波数シンセ
サイザの出力端子、11は制御回路である。
【0003】次に、動作について説明する。まず、第1
及び第2のPLLシンセサイザの動作について説明す
る。VCO1の出力する周期信号を電力分配器2により
二つに電力分配し、一方を可変分周器3に入力し、外部
からの制御信号に設定された分周数にて分周する。位相
比較器5は、可変分周器3により分周された周期信号と
基準信号発振器4からの基準信号との位相差を検出して
ループフィルタ6に位相差に対応した誤差信号を送り、
一般的に低域通過フィルタにより構成されたループフィ
ルタ6は、この誤差信号をVCO1に必要な直流の電圧
信号に変換する。この電圧信号をVCO1に供給するこ
とにより位相同期の帰還ループが形成される。この位相
同期の帰還ループにより基準信号発振器4と位相同期し
た所望の周波数の周期信号を生成でき、電力分配器2に
より二つに分配した周期信号の他方がPLLシンセサイ
ザの出力としてミキサ9に出力される。ミキサ9では第
1のPLLシンセサイザ7と第2のPLLシンセサイザ
8のそれぞれから出力された周期信号が周波数合成さ
れ、出力端子10より出力信号として出力される。ここ
で、出力信号の周波数を変更するには、制御回路11か
らの制御信号により可変分周器3の分周数を変更するこ
とにより行う。こうして、多くのチャンネルを持つ二つ
のPLLシンセサイザを周波数合成することにより、さ
らにチャンネル数を増やす構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように構成され
た周波数シンセサイザにおいて、VCO1、電力分配器
2はそれぞれ図2(a),(b)に示すように、固有の
周波数特性を持っている。そのために第1のPLLシン
セサイザ及び第2のPLLシンセサイザから出力される
周期信号の電力レベルの周波数特性は、VCO1及び電
力分配器2の周波数特性が合成されるため、図2(c)
に示すように、設定する周波数チャンネルにより非線形
に変動し、それにより周波数シンセサイザから出力され
る周期信号の電力レベルも非線形に変動する。これまで
は、上記のような周波数シンセサイザの非線形な周波数
特性を補正するには、VCO1及び電力分配器2の周波
数特性を個々の試験調整により平坦化していたが、その
ためにVCO1及び電力分配器2が高価になるという課
題があった。
【0005】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、VCO及び電力分配器の試験調整
を行わずに、第1のPLLシンセサイザ及び第2のPL
Lシンセサイザの周波数特性を平坦化する回路を追加す
ることにより、周波数シンセサイザが出力する周期信号
の電力レベルを設定された周波数チャンネルに依存しな
いよう安定化させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による周波数
シンセサイザは、第1の制御電圧により設定された周波
数の周期信号を発生する電圧制御発振器、前記電圧制御
発振器の出力する周期信号を二つに電力分配する電力分
配器、前記電力分配器により分配された一方の周期信号
を外部からの制御信号により設定された分周数にて分周
する可変分周器、設定された周波数の基準信号を発生す
る基準信号発振器、前記基準信号発振器の出力する基準
信号と前記可変分周器の出力する周期信号との位相差を
検出する位相比較器、前記位相比較器の出力する検波信
号から不要波を除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1
の制御電圧として出力するループフィルタにより構成さ
れる第1の位相同期ループシンセサイザと、前記電力分
配器により分配された他方の周期信号に対し、第2の制
御電圧により減衰量を設定する可変減衰器、前記可変減
衰器に前記第2の制御電圧を供給するディジタル−アナ
ログ変換器、前記ディジタル−アナログ変換器から出力
される電圧値が予めディジタル値で記憶されているRO
Mにより構成される第1の利得制御回路と、前記第1の
位相同期ループシンセサイザと同一の構成からなる第2
の位相同期ループシンセサイザと、前記第1の利得制御
回路と同一の構成からなる第2の利得制御回路と、前記
第1の利得制御回路から出力される周期信号と前記第2
の利得制御回路から出力される周期信号を周波数合成す
るミキサとを備えたものである。
【0007】第2の発明による周波数シンセサイザは、
第1の制御電圧により設定された周波数の周期信号を発
生する電圧制御発振器、前記電圧制御発振器の出力する
周期信号を二つに電力分配する電力分配器、前記電力分
配器により分配された一方の周期信号を外部からの制御
信号により設定された分周数にて分周する可変分周器、
設定された周波数の基準信号を発生する基準信号発振
器、前記基準信号発振器の出力する基準信号と前記可変
分周器の出力する周期信号との位相差を検出する位相比
較器、前記位相比較器の出力する検波信号から不要波を
除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の制御電圧とし
て出力するループフィルタにより構成される第1の位相
同期ループシンセサイザと、前記電力分配器により分配
された他方の周期信号に対し、第2の制御電圧により利
得を設定する可変利得増幅器、前記可変利得増幅器に前
記第2の制御電圧を供給するディジタル−アナログ変換
器、前記ディジタル−アナログ変換器から出力される電
圧値が予めディジタル値で記憶されているROMにより
構成される第1の利得制御回路と、前記第1の位相同期
ループシンセサイザと同一の構成からなる第2の位相同
期ループシンセサイザと、前記第1の利得制御回路と同
一の構成からなる第2の利得制御回路と、前記第1の利
得制御回路から出力される周期信号と前記第2の利得制
御回路から出力される周期信号を周波数合成するミキサ
とを備えたものである。
【0008】第3の発明による周波数シンセサイザは、
第1の制御電圧により設定された周波数の周期信号を発
生する電圧制御発振器、前記電圧制御発振器の出力する
周期信号を二つに電力分配する電力分配器、前記電力分
配器により分配された一方の周期信号を外部からの制御
信号により設定された分周数にて分周する可変分周器、
設定された周波数の基準信号を発生する基準信号発振
器、前記基準信号発振器の出力する基準信号と前記可変
分周器の出力する周期信号との位相差を検出する位相比
較器、前記位相比較器の出力する検波信号から不要波を
除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の制御電圧とし
て出力するループフィルタにより構成される第1の位相
同期ループシンセサイザと、前記電力分配器により分配
された他方の周期信号に対し、第2の制御信号により減
衰量を設定するディジタル減衰器、前記ディジタル減衰
器の前記第2の制御信号に対応した減衰量をディジタル
値として記憶するROMにより構成される第1の利得制
御回路と、前記第1の位相同期ループシンセサイザと同
一の構成からなる第2の位相同期ループシンセサイザ
と、前記第1の利得制御回路と同一の構成からなる第2
の利得制御回路と、前記第1の利得制御回路から出力さ
れる周期信号と前記第2の利得制御回路から出力される
周期信号を周波数合成するミキサとを備えたものであ
る。
【0009】第4の発明による周波数シンセサイザは、
第1の制御電圧により設定された周波数の周期信号を発
生する電圧制御発振器、前記電圧制御発振器の出力する
周期信号を二つに電力分配する電力分配器、前記電力分
配器により分配された一方の周期信号を外部からの制御
信号により設定された分周数にて分周する可変分周器、
設定された周波数の基準信号を発生する基準信号発振
器、前記基準信号発振器の出力する基準信号と前記可変
分周器の出力する周期信号との位相差を検出する位相比
較器、前記位相比較器の出力する検波信号から不要波を
除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の制御電圧とし
て出力するループフィルタにより構成される第1の位相
同期ループシンセサイザと、前記電力分配器により分配
された他方の周期信号に対し、第2の制御信号により減
衰量を設定する第1のディジタル減衰器と、前記第1の
位相同期ループシンセサイザと同一の構成からなる第2
の位相同期ループシンセサイザと、前記第1のディジタ
ル減衰器と同一の構成からなる第2のディジタル減衰器
と、前記第1のディジタル減衰器及び第2のディジタル
減衰器の前記第2の制御信号に対応した減衰量をディジ
タル値として記憶するROMと、前記第1のディジタル
減衰器から出力される周期信号と前記第2のディジタル
減衰器から出力される周期信号を周波数合成するミキサ
とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示すブロック図である。図において1〜
11は従来の技術と同様の部分であり、12はROM、
13はD−A変換器、14は可変減衰器、15は第1の
利得制御回路、16は第2の利得制御回路である。
【0011】前記のように構成された周波数シンセサイ
ザにおいて、第1のPLLシンセサイザ7、第2のPL
Lシンセサイザ8及びミキサ9の動作は従来の技術と同
一である。第1のPLLシンセサイザ7及び第2のPL
Lシンセサイザ8より出力される周期信号は、ROM1
2、D−A変換器13、可変減衰器14により構成され
た第1の利得制御回路15及び第2の利得制御回路16
にそれぞれ入力される。第1の利得制御回路15及び第
2の利得制御回路16は、ROM12が各周波数チャン
ネルごとに図2(d)に示すようなVCO1の電力レベ
ル及び電力分配器2の減衰量の補正データを予め記録し
ており、可変分周器3への制御信号と同一の制御信号が
制御回路11からROM12に供給されることによりR
OM12及びD−A変換器13が可変減衰器14の周波
数チャンネルに応じた減衰量を設定するため、図2
(e)のように電力レベルを補正する。よってミキサ9
には電力レベルが均一な周期信号が選択周波数チャンネ
ルに応じて出力される。ミキサ9は第1の利得制御回路
15及び第2の利得制御回路16より入力された周期信
号を周波数合成し、周波数シンセサイザの出力端子10
より出力する。なお、ROM12への補正データの記録
は、予め図2(c)に示すようなデータを測定してお
き、このデータから図2(d)の補正データを作成し
て、この作成された補正データをROMに格納すること
によって行われる。
【0012】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示すブロック図である。図において1〜11は従
来の技術と同様の部分であり、12はROM、13はD
−A変換器、15は第1の利得制御回路、16は第2の
利得制御回路、17は可変利得増幅器である。
【0013】前記のように構成された周波数シンセサイ
ザにおいて、第1のPLLシンセサイザ7、第2のPL
Lシンセサイザ8及びミキサ9の動作は従来の技術と同
一である。第1のPLLシンセサイザ7及び第2のPL
Lシンセサイザ8より出力される周期信号は、ROM1
2、D−A変換器13、可変利得増幅器17により構成
された第1の利得制御回路15及び第2の利得制御回路
16にそれぞれ入力される。第1の利得制御回路15及
び第2の利得制御回路16は、ROM12が各周波数チ
ャンネルごとに図2(d)に示すようなVCO1の電力
レベル及び電力分配器2の減衰量の補正データを予め記
録しており、可変分周器3への制御信号と同一の制御信
号が制御回路11からROM12に供給されることによ
りROM12及びD−A変換器13が可変利得増幅器1
7の周波数チャンネルに応じた利得を設定するため、図
2(e)のように電力レベルを補正する。よってミキサ
9には電力レベルが均一な周期信号が選択周波数チャン
ネルに応じて出力される。ミキサ9は第1の利得制御回
路15及び第2の利得制御回路16より入力された周期
信号を周波数合成し、周波数シンセサイザの出力端子1
0より出力する。
【0014】このように利得制御回路15,16に可変
利得増幅器17を用いる構成をとることによって、実施
の形態1と異なり、出力電力の小さいVCO1を用いて
も周波数シンセサイザの所定の電力レベルまで電力増幅
できるために、VCO1の小型化・低価格化が図れる。
【0015】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示すブロック図である。図において1〜11は従
来の技術と同様の部分であり、12はROM、15は第
1の利得制御回路、16は第2の利得制御回路、18は
ディジタル減衰器である。
【0016】前記のように構成された周波数シンセサイ
ザにおいて、第1のPLLシンセサイザ7、第2のPL
Lシンセサイザ8及びミキサ9の動作は従来の技術と同
一である。第1のPLLシンセサイザ7及び第2のPL
Lシンセサイザ8より出力される周期信号は、ROM1
2、ディジタル減衰器18により構成された第1の利得
制御回路15及び第2の利得制御回路16にそれぞれ入
力される。第1の利得制御回路15及び第2の利得制御
回路16は、ROM12が各周波数チャンネルごとに図
2(d)に示すようなVCO1の電力レベル及び電力分
配器2の減衰量の補正データを記録しており、可変分周
器3への制御信号と同一の制御信号が制御回路11から
ROM12に供給されることによりROM12及びD−
A変換器13がディジタル減衰器18の周波数チャンネ
ルに応じた減衰量を設定するため、図2(e)のように
電力レベルを補正する。よってミキサ9には電力レベル
が均一な周期信号が選択周波数チャンネルに応じて出力
される。ミキサ9は第1の利得制御回路15及び第2の
利得制御回路16より入力された周期信号を周波数合成
し、周波数シンセサイザの出力端子10より出力する。
【0017】このような構成をとることによって、実施
の形態1及び実施の形態2と異なり、第1の利得制御回
路15及び第2の利得制御回路16においてD−A変換
器が必要なくなるため、回路の小型化が図れる。
【0018】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示すブロック図である。図において1〜11は従
来の技術と同様の部分であり、12はROM、19は第
1のディジタル減衰器、20は第2のディジタル減衰器
である。
【0019】前記のように構成された周波数シンセサイ
ザにおいて、第1のPLLシンセサイザ7、第2のPL
Lシンセサイザ8及びミキサ9の動作は従来の技術と同
一である。第1のPLLシンセサイザ7及び第2のPL
Lシンセサイザ8より出力される周期信号は、第1のデ
ィジタル減衰器19及び第2のディジタル減衰器20に
それぞれ入力される。第1のディジタル減衰器19及び
第2のディジタル減衰器20は、ROM12が各周波数
チャンネルごとに図2(d)に示すようなVCO1の電
力レベル及び電力分配器2の減衰量の補正データを記録
しており、可変分周器3への制御信号と同一の制御信号
が制御回路11からROM12に供給されることにより
ROM12及びD−A変換器13が第1のディジタル減
衰器19及び第2のディジタル減衰器20の周波数チャ
ンネルに応じた減衰量を設定するため、図2(e)のよ
うに電力レベルを補正する。よってミキサ9には電力レ
ベルが均一な周期信号が選択周波数チャンネルに応じて
出力される。ミキサ9は第1のディジタル減衰器19及
び第2のディジタル減衰器20より入力された周期信号
を周波数合成し、周波数シンセサイザの出力端子10よ
り出力する。
【0020】このような構成をとることによって実施の
形態3と異なり、第1のディジタル減衰器19及び第2
のディジタル減衰器20を一つのROMで制御するた
め、回路の小型化が図れる。
【0021】
【発明の効果】第1の発明によれば、前記のように構成
された周波数シンセサイザにおいて、可変減衰器を用い
た利得制御回路がROM及びD−A変換器により減衰量
を制御されるために、選択された周波数チャンネルによ
るVCOの電力レベル及び電力分配器の減衰量の差異が
補正されて、周波数シンセサイザが出力する周期信号の
電力レベルが選択された周波数チャンネルに依存しない
ように安定化される。
【0022】また、第2の発明によれば、前記のように
構成された周波数シンセサイザにおいて、可変利得増幅
器を用いた利得制御回路がROM及びD−A変換器によ
り利得を制御されるために、選択された周波数チャンネ
ルによるVCOの電力レベル及び電力分配器の減衰量の
差異が補正されて、周波数シンセサイザが出力する周期
信号の電力レベルが選択された周波数チャンネルに依存
しないように安定化される。また、利得制御回路での電
力損失をなくすことができる。
【0023】また、第3の発明によれば、前記のように
構成された周波数シンセサイザにおいて、ディジタル減
衰器を用いた利得制御回路がROMにより減衰量を制御
されるために、選択された周波数チャンネルによるVC
Oの電力レベル及び電力分配器の減衰量の差異が補正さ
れて、周波数シンセサイザが出力する周期信号の電力レ
ベルが選択された周波数チャンネルに依存しないように
安定化される。また、利得制御回路においてD−A変換
器が必要なくなり、回路の小型化が図れる。
【0024】また、第4の発明によれば、前記のように
構成された周波数シンセサイザにおいて、ディジタル減
衰器がROMにより減衰量を制御されるために、選択さ
れた周波数チャンネルによるVCOの電力レベル及び電
力分配器の減衰量の差異が補正されて、周波数シンセサ
イザが出力する周期信号の電力レベルが選択された周波
数チャンネルに依存しないように安定化される。また、
二つのディジタル減衰器を一つのROMで制御すること
により、回路の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による周波数シンセサイザの実施の
形態1を示す図である。
【図2】 この発明による周波数シンセサイザの実施の
形態2を示す図である。
【図3】 この発明による周波数シンセサイザの実施の
形態3を示す図である。
【図4】 この発明による周波数シンセサイザの実施の
形態4を示す図である。
【図5】 従来の周波数シンセサイザを示す図である。
【図6】 この発明による周波数シンセサイザの電力レ
ベルの変動とその補正動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 VCO、2 電力分配器、3 可変分周器、4 基
準信号発振器、5 位相比較器、6 ループフィルタ、
7 第1のPLLシンセサイザ、8 第2のPLLシン
セサイザ、9 ミキサ、10 周波数シンセサイザの出
力端子、11制御回路、12 ROM、13 D−A変
換器、14 可変減衰器、15 第1の利得制御回路、
16 第2の利得制御回路、17 可変利得増幅器、1
8 ディジタル減衰器、19 第1のディジタル減衰
器、20 第2のディジタル減衰器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御電圧により設定された周波数
    の周期信号を発生する電圧制御発振器、前記電圧制御発
    振器の出力する周期信号を二つに電力分配する電力分配
    器、前記電力分配器により分配された一方の周期信号を
    外部からの制御信号により設定された分周数にて分周す
    る可変分周器、設定された周波数の基準信号を発生する
    基準信号発振器、前記基準信号発振器の出力する基準信
    号と前記可変分周器の出力する周期信号との位相差を検
    出する位相比較器、前記位相比較器の出力する検波信号
    から不要波を除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の
    制御電圧として出力するループフィルタにより構成され
    る第1の位相同期ループシンセサイザと、前記電力分配
    器により分配された他方の周期信号に対し、第2の制御
    電圧により減衰量を設定する可変減衰器、前記可変減衰
    器に前記第2の制御電圧を供給するディジタル−アナロ
    グ変換器、前記ディジタル−アナログ変換器から出力さ
    れる電圧値が予めディジタル値で記憶されているROM
    により構成される第1の利得制御回路と、前記第1の位
    相同期ループシンセサイザと同一の構成からなる第2の
    位相同期ループシンセサイザと、前記第1の利得制御回
    路と同一の構成からなる第2の利得制御回路と、前記第
    1の利得制御回路から出力される周期信号と前記第2の
    利得制御回路から出力される周期信号を周波数合成する
    ミキサとを備えたことを特徴とする周波数シンセサイ
    ザ。
  2. 【請求項2】 第1の制御電圧により設定された周波数
    の周期信号を発生する電圧制御発振器、前記電圧制御発
    振器の出力する周期信号を二つに電力分配する電力分配
    器、前記電力分配器により分配された一方の周期信号を
    外部からの制御信号により設定された分周数にて分周す
    る可変分周器、設定された周波数の基準信号を発生する
    基準信号発振器、前記基準信号発振器の出力する基準信
    号と前記可変分周器の出力する周期信号との位相差を検
    出する位相比較器、前記位相比較器の出力する検波信号
    から不要波を除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の
    制御電圧として出力するループフィルタにより構成され
    る第1の位相同期ループシンセサイザと、前記電力分配
    器により分配された他方の周期信号に対し、第2の制御
    電圧により利得を設定する可変利得増幅器、前記可変利
    得増幅器に前記第2の制御電圧を供給するディジタル−
    アナログ変換器、前記ディジタル−アナログ変換器から
    出力される電圧値が予めディジタル値で記憶されている
    ROMにより構成される第1の利得制御回路と、前記第
    1の位相同期ループシンセサイザと同一の構成からなる
    第2の位相同期ループシンセサイザと、前記第1の利得
    制御回路と同一の構成からなる第2の利得制御回路と、
    前記第1の利得制御回路から出力される周期信号と前記
    第2の利得制御回路から出力される周期信号を周波数合
    成するミキサとを備えたことを特徴とする周波数シンセ
    サイザ。
  3. 【請求項3】 第1の制御電圧により設定された周波数
    の周期信号を発生する電圧制御発振器、前記電圧制御発
    振器の出力する周期信号を二つに電力分配する電力分配
    器、前記電力分配器により分配された一方の周期信号を
    外部からの制御信号により設定された分周数にて分周す
    る可変分周器、設定された周波数の基準信号を発生する
    基準信号発振器、前記基準信号発振器の出力する基準信
    号と前記可変分周器の出力する周期信号との位相差を検
    出する位相比較器、前記位相比較器の出力する検波信号
    から不要波を除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の
    制御電圧として出力するループフィルタにより構成され
    る第1の位相同期ループシンセサイザと、前記電力分配
    器により分配された他方の周期信号に対し、第2の制御
    信号により減衰量を設定するディジタル減衰器、前記デ
    ィジタル減衰器の前記第2の制御信号に対応した減衰量
    をディジタル値として記憶するROMにより構成される
    第1の利得制御回路と、前記第1の位相同期ループシン
    セサイザと同一の構成からなる第2の位相同期ループシ
    ンセサイザと、前記第1の利得制御回路と同一の構成か
    らなる第2の利得制御回路と、前記第1の利得制御回路
    から出力される周期信号と前記第2の利得制御回路から
    出力される周期信号を周波数合成するミキサとを備えた
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  4. 【請求項4】 第1の制御電圧により設定された周波数
    の周期信号を発生する電圧制御発振器、前記電圧制御発
    振器の出力する周期信号を二つに電力分配する電力分配
    器、前記電力分配器により分配された一方の周期信号を
    外部からの制御信号により設定された分周数にて分周す
    る可変分周器、設定された周波数の基準信号を発生する
    基準信号発振器、前記基準信号発振器の出力する基準信
    号と前記可変分周器の出力する周期信号との位相差を検
    出する位相比較器、前記位相比較器の出力する検波信号
    から不要波を除去し、前記電圧制御発振器へ前記第1の
    制御電圧として出力するループフィルタにより構成され
    る第1の位相同期ループシンセサイザと、前記電力分配
    器により分配された他方の周期信号に対し、第2の制御
    信号により減衰量を設定する第1のディジタル減衰器
    と、前記第1の位相同期ループシンセサイザと同一の構
    成からなる第2の位相同期ループシンセサイザと、前記
    第1のディジタル減衰器と同一の構成からなる第2のデ
    ィジタル減衰器と、前記第1のディジタル減衰器及び第
    2のディジタル減衰器の前記第2の制御信号に対応した
    減衰量をディジタル値として記憶するROMと、前記第
    1のディジタル減衰器から出力される周期信号と前記第
    2のディジタル減衰器から出力される周期信号を周波数
    合成するミキサとを備えたことを特徴とする周波数シン
    セサイザ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141657A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Anritsu Corp 信号発生装置
KR101017592B1 (ko) 2008-11-13 2011-02-28 엘아이지넥스원 주식회사 주파수 합성 장치 및 방법
JP2011239127A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 高周波発振源

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