JPH11175583A - 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置 - Google Patents

3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置

Info

Publication number
JPH11175583A
JPH11175583A JP9347953A JP34795397A JPH11175583A JP H11175583 A JPH11175583 A JP H11175583A JP 9347953 A JP9347953 A JP 9347953A JP 34795397 A JP34795397 A JP 34795397A JP H11175583 A JPH11175583 A JP H11175583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
product
hole
cavity
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9347953A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Matsumoto
敏文 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9347953A priority Critical patent/JPH11175583A/ja
Publication of JPH11175583A publication Critical patent/JPH11175583A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • B29C33/3835Designing moulds, e.g. using CAD-CAM

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本願は、3次元CADにおける製品ソリッド
(A)の穴要素(H1)(H2)(H3) の分割を自
動認識することにより金型設計時間を短縮する。 【解決手段】3次元CADにおいて、直方体ソリッド
(B)から製品ソリッド(A)を引き算することによ
り、空洞部(C)を生成する。該空洞部(C)を有する
直方体ソリッド(B)を外周分割面でキャビティ(F)
とコア(G)に分割し、キャビティ(F)とコア(G)
が接続する穴ソリッド(H1)(H2)(H3)の内、
最小断面積の穴ソリッド(H1)を認識し、該穴ソリッ
ド(H1)において、最も断面積の小さい部分(J1)
を認識し、その部分を分割面(K1)として認識する。
順次、穴ソリッド(H1)(H2)の最も断面積の小さ
い部分(J2)(J3)を認識し、分割面(K1)(K
2)を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元CADシス
テムにより、製品デ−タをソリッド化して金型の構造設
計をする金型の設計方法及びその設計装置に関する。さ
らに詳しくは、金型を3次元CADシステムにより設計
する際に、金型を2つの面(キャビティ及びコア)に分
割する際の分割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、3次元CADシステムによる
金型設計手法としては、図17〜図20に示す如く、製
品ソリッド(製造する製品のコンピュ−タによる3次元
形状モデルのデ−タ)(A’)(図17参照)をモ−ル
ドベ−スへの入れ子に相当する直方体ソリッドなどの金
型ブロックソリッド(B’)に製品ソリッド(A’)を
埋め込み、引き算を行うことによって、製品(金型内で
樹脂成形される成形物)となる空洞(C’)を、金型ブ
ロックソリッド内に形成する(図18参照)。そして、
この空洞を境界として上下に分割し、金型の主要部分で
あるキャビティソリッド(F’)とコアソリッド
(G’)を形成する。(図20参照)すなわち、前記空
洞部(C’)に沿って直方体ソリッド(B’)を分割す
るが、その場合、まず、金型分割面に沿ってサ−フェス
面(P)を追加し、延長することで分割を行い、金型の
分割面全てに渡って繰り返し分割を行う。(図19参
照)この後、必要な部分を組み合わせて、最終的にキャ
ビティソリッド(F’)とコアソリッド(G’)を生成
することにより金型の設計を行うというものである。し
かし、この分割は、サ−フェス面を延長した時、分割が
必要でない個所(Q)まで分割され、この繰り返しによ
り、直方体ソリッドは多くのモデルに分割されてしまう
欠点があった。そこで、出願人は、上記従来技術の改良
として、製品ソリッドに薄膜ソリッドを追加した薄膜付
製品ソリッドを、直方体ソリッドなどの金型ブロックソ
リッドより引き算することにより金型をキャビティとコ
アに分割する技術を、特願平9−234440号「3次
元CADによる金型分割方法」にて提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出願人が、特願平9−
234440号「3次元CADによる金型分割方法」に
提案している技術においては、製品ソリッドに薄膜ソリ
ッドを追加するためには、穴部の分割面(すなわち、穴
部が金型構成パーツのどのパ−ツで構成されるか)が決
定していなくてはならない。この分割面の決定は現在手
作業で行われている。この分割作業は、金型構成パーツ
が多く、穴部が多数存在する製品は、非常に繁雑な手間
と時間を要する作業となる。
【0004】本発明は、このような問題を解決し、3次
元CADシステムにより製品ソリッドに存在する穴部の
分割面を設定する場合に、穴部の分割面を自動的に認識
することにより、金型のキャビティとコアとの分割を簡
単に早く行うことができる金型の設計方法を提供するこ
とにある。
【0005】本発明の他の目的は、3次元CADシステ
ムにより金型の設計をする場合に、製品ソリッドの穴部
の分割面を容易に、且つ自動的に認識し、設定し得る具
体的な方法及びその設計装置並びにその手順を記録した
記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による3次元CA
Dによる金型の設計方法は、3次元CADシステムを用
い、成形品の製品形状を形どった製品ソリッドを生成
し、金型ブロックソリッドから前記製品ソリッドを引き
算して該金型ブロックソリッド内に空洞部を生成し、該
空洞部を利用して金型ブロックソリッドをキャビティソ
リッドとコアソリッドとに分割することにより金型を設
計する方法であって、前記製品ソリッドの穴部におい
て、当該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として
認識することを特徴とする。
【0007】また、本発明のコンピュータ読取り可能な
記録媒体は、前記製品ソリッドに形成された穴部におい
て、該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として認
識するデータが記録されている。
【0008】また、本発明による3次元CADによる金
型設計装置は、前記製品ソリッドに形成された穴部にお
いて、該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として
認識する手段を有している。
【0009】本発明による3次元CADによる金型分割
方法は、3次元CADシステムを用い、成形品の製品形
状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロックソリ
ッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロック
ソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して金型
ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリッド
とに分割することにより金型を設計する方法であって、
前記金型ブロックソリッドから製品ソリッドを引き算
し、該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソリッドの最も
断面積の小さい部分をキャビティとコアの分割面として
認識することを特徴とする。
【0010】また、本発明のコンピュータ読取り可能な
記録媒体は、前記金型ブロックソリッドから製品ソリッ
ドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソリ
ッドの最も断面積の小さい部分をキャビティとコアの分
割面として認識するデ−タが記録されている。
【0011】また、本発明による3次元CADによる金
型設計装置は、前記金型ブロックソリッドから製品ソリ
ッドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソ
リッドの最も断面積の小さい部分をキャビティとコアの
分割面として認識する手段を有している。
【0012】本発明による3次元CADによる金型分割
方法は、3次元CADシステムを用い、成形品の製品形
状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロックソリ
ッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロック
ソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して金型
ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリッド
とに分割することにより金型を設計する方法であって、
前記製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部において、
最も小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部の最も
断面積の小さい部分を分割面として設定することを特徴
とする。
【0013】また、本発明のコンピュータ読取り可能な
記録媒体は、前記製品ソリッドの少なくとも2以上の穴
部において、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、
該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として設定す
るデ−タが記録されている。
【0014】また、本発明による3次元CADによる金
型設計装置は、前記製品ソリッドの少なくとも2以上の
穴部において、最も小さい断面積を有する穴部を認識
し、該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として設
定する手段を有している。
【0015】本発明による3次元CADによる金型分割
方法は、3次元CADシステムを用い、成形品の製品形
状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロックソリ
ッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロック
ソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して金型
ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリッド
とに分割することにより金型を設計する方法であって、
前記金型ブロックソリッドから製品ソリッドを引き算
し、該製品ソリッドの穴部に相当する少なくとも2以上
の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴ソリッドを認
識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい部分をキャビ
ティとコアの分割面として設定すること特徴とする。
【0016】また、本発明のコンピュータ読取り可能な
記録媒体は、前記金型ブロックソリッドから製品ソリッ
ドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する少なく
とも2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴ソ
リッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい部
分をキャビティとコアの分割面として設定するデータが
記録されている。
【0017】また、本発明による3次元CADによる金
型設計装置は、前記金型ブロックソリッドから製品ソリ
ッドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する少な
くとも2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴
ソリッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい
部分をキャビティとコアの分割面として設定する手段を
有している。
【0018】本発明による3次元CADによる金型分割
方法は、3次元CADシステムで金型に成形品の製品形
状を生成する場合において、(a)前記成形品の製品形
状を型どった製品ソリッドを生成し、(b)当該製品ソ
リッドの少なくとも2以上の穴部において、最も小さい
断面積を有する穴部を認識し、該穴部の最も断面積の小
さい部分を分割面として設定し、(c)前記(b)の工
程を、断面積の小さい穴部から断面積の大きい穴部へと
繰り返して行う。ことにより製品ソリッドの穴部の分割
面を設定することを特徴とする。
【0019】また、本発明の記録媒体は、3次元CAD
システムで金型に成形品の製品形状を生成する場合にお
いて、(a)前記成形品の製品形状を型どった製品ソリ
ッドを生成する工程、(b)当該製品ソリッドの少なく
とも2以上の穴部において、最も小さい断面積を有する
穴部を認識し、該穴部の最も断面積の小さい部分を分割
面として設定する工程、(c)前記(b)の工程を、断
面積の小さい穴部から断面積の大きい穴部へと繰り返し
て行い、全ての穴部に関して分割面を設定する工程、を
実行させるためのプログラムが記録されている。
【0020】また、本発明の3次元CADによる金型設
計装置は、3次元CADシステムで金型に成形品の製品
形状を生成する場合において、(a)前記成形品の製品
形状を型どった製品ソリッドを生成する手段と、(b)
当該製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部において、
最も小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部の最も
断面積の小さい部分を分割面として設定する手段と、
(c)前記(b)の工程を、断面積の小さい穴部から断
面積の大きい穴部へと繰り返して行い、全ての穴部に関
して分割面を設定する手段とを有している。
【0021】本発明による3次元CADによる金型分割
方法は、3次元CADシステムで金型に成形品の製品形
状を生成する場合において、(a)前記成形品の製品形
状を型どった製品ソリッドを生成し、(b)該製品ソリ
ッドを、金型ブロックソリッド内に入れ、製品ソリッド
を引き算することにより、金型ブロックソリッド内に空
洞部を生成し、(c)該空洞部を有する金型ブロックソ
リッドを該空洞部の外周分割面に沿って金型ブロックソ
リッドをキャビティソリッドとコアソリッドに分割し、
(d)前記製品ソリッドの穴部に相当するキャビティと
コアが連接した少なくとも2以上の穴ソリッドの内,最
も断面積の小さい穴ソリッドを認識し、該穴ソリッドの
最も断面積の小さい部分をキャビティソリッドとコアソ
リッドの分割面として設定し、(e)前記(d)の工程
を、断面積の小さい穴ソリッドから断面積の大きい穴ソ
リッドへと繰り返して行い、全ての穴ソリッドに関して
分割面を設定することにより金型ブロックソリッドをキ
ャビティソリッドとコアソリッドに分割することを特徴
とする。
【0022】また、本発明の記録媒体は、3次元CAD
システムで金型に成形品の製品形状を生成する場合にお
いて、(a)前記成形品の製品形状を型どった製品ソリ
ッドを生成する工程、(b)該製品ソリッドを、金型ブ
ロックソリッド内に入れ、製品ソリッドを引き算するこ
とにより、金型ブロックソリッド内に空洞部を生成する
工程、(c)該空洞部を有する金型ブロックソリッドを
該空洞部の外周分割面に沿って金型ブロックソリッドを
キャビティソリッドとコアソリッドに分割する工程、
(d)前記製品ソリッドの穴部に相当するキャビティと
コアが連接した少なくとも2以上の穴ソリッドの内、最
も断面積の小さい穴ソリッドを認識し、該穴ソリッドの
最も断面積の小さい部分をキャビティソリッドとコアソ
リッドの分割面として設定する工程、(e)前記(d)
の工程を、断面積の小さい穴ソリッドから断面積の大き
い穴ソリッドへと繰り返して行い、全ての穴ソリッドに
関して分割面を設定する工程、を実行させるためのプロ
グラムが記録されている。
【0023】また、本発明の3次元CADによる金型設
計装置は、3次元CADシステムで金型に成形品の製品
形状を生成する場合において、(a)前記成形品の製品
形状を型どった製品ソリッドを生成する手段と、(b)
該製品ソリッドを、金型ブロックソリッド内に入れ、製
品ソリッドを引き算することにより、金型ブロックソリ
ッド内に空洞部を生成する手段と、(c)該空洞部を有
する金型ブロックソリッドを該空洞部の外周分割面に沿
って金型ブロックソリッドをキャビティソリッドとコア
ソリッドに分割する手段と、(d)前記製品ソリッドの
穴部に相当するキャビティとコアが連接した少なくとも
2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴ソリッ
ドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい部分を
キャビティソリッドとコアソリッドの分割面として設定
する手段と、(e)前記(d)の動作を、断面積の小さ
い穴ソリッドから断面積の大きい穴ソリッドへと繰り返
して行い、全ての穴ソリッドに関して分割面を設定する
手段とを有している。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施される射出成形金型
は、一般的に次のような構造を有する。
【0025】図1において射出成形金型1は、固定側金
型2と可動側金型3により形成されている。固定側金型
2は、キャビティ4、ゲート5等からなり、可動側金型
3は、コア6、突出し7等から構成されている。
【0026】以上のような構造を有する射出成形金型1
において、射出成形動作を説明すると、型を閉じた状態
で樹脂を充填した後、型を開き、成形品を突出し部7に
より突き出して取り出す。このようなサイクルで、金型
により成形品8が生産される。図2に示すように、金型
を3次元CADにて生成するために、実形状そのものを
コンピュータ内にモデル化し、製品の外観形状(キャビ
ティ及びコア形状)及び金型構造部品(スライドコア)
等、内部構造までモデリングされる。
【0027】3次元CADによる金型構造設計では、製
品形状を全てソリッド化することにより、詳細形状部の
確認や構成部品の簡略化検討及び製品強度解析などが可
能となり、製品の企画・設計に至る上流工程への積極的
な参画を実現することができる。
【0028】つまり、従来の2次元設計では、2次元図
面から立体形状をイメージした上で金型設計を行うた
め、設計製作工程も順送り的なものになりがちである
が、それに対し、3次元設計では、3次元CADデータ
を有効活用することによって、製品設計、金型設計及び
金型加工などの工程を同時並行作業することができ、正
確な技術情報伝達と、製品形状の早期確認などにより、
短時間に製品実現が図れる。
【0029】本願の、3次元CADによる金型の設計手
段(汎用パ−ソナルコンピュ−タに本発明によるソフト
ウエアを組み込んだものゆえ、あえて図示していな
い。)は、設計者が、製品形状であるところの製品ソリ
ッドデ−タを、画面上で3次元画像を確認しながらキ−
ボ−ドから入力する。入力された製品ソリッドデ−タ
を、一旦メモリに格納する。次に、金型形状であるとこ
ろの直方体ソリッドデ−タを、製品形状と同様にキーボ
ードから入力し、画面上に直方体ソリッドを生成する。
画面上の直方体ソリッド内に、メモリに格納した製品ソ
リッドデ−タをメモリより呼び出し、該製品ソリッドを
前記直方体ソリッドに埋め込み、該直方体ソリッドよ
り、製品ソリッドを引き算し、直方体ソリッド内に空洞
部を生成する。次に、空洞部の外周部分(空洞部から、
直方体ソリッドの外周壁に至る部分)を分割面(パ−テ
イングライン)で分割する。次に、空洞部に存在する複
数の穴ソリッド(空洞部が途切れ、型肉を有する部分、
すなわち製品ソリッドにおいて穴部に相当する部分で、
キャビティとコアが型肉で接続した部分)において、最
小の断面積の穴ソリッドを認識し(最小穴ソリッド認識
手段)(10)(図8参照)、認識された断面積が最小
の穴ソリッドにおいて、穴ソリッドの最も断面積の小さ
い部分を、穴ソリッドの分割面として認識する。(分割
面設定手段)(11)(図8参照)これら複数の穴ソリ
ッドを、小さい断面積の穴ソリッドから順次大きな穴ソ
リッドへと、前記設定を繰り返し、全ての穴ソリッドの
分割面を設定する。
【0030】それでは、以上の実施形態を有する3次元
CADによる製品ソリッドの分割手法について、その概
略を簡単なモデル説明図(図3〜図7)及びフロ−チャ
−ト(図8)に従って説明する。 (1)製品の各部のサーフェスデータを、SEW(面と
面を縫い付ける作業)し、サーフェスデータのソリッド
化を行い、製品ソリッド(A)を生成する。(図3参
照) (2)製品ソリッド(A)を、金型の型板に相当する直
方体ソリッド(B)に入れ、製品ソリッド(A)を除去
し、空洞部(C)を生成する。(図4参照) (3)空洞部(C)を有する直方体ソリッド(B)を外
周分割面(K)で、キャビティソリッド(F)及びコア
ソリッド(G)(また製品によっては、スライドコアソ
リッドを、備える場合もある。)に分割する。(図5参
照) (4)(3)により分割されたキャビティソリッド
(F)及びコアソリッド(G)がつながっている穴ソリ
ッド(H1)(H2)(H3)の中で最も断面積の小さ
い穴ソリッド(H1)を認識する。(図5参照) (5)選定された前記穴ソリッド(H1)において、最
も断面積の小さい部分(J1)を認識し、その部分を分
割面(K1)として設定する。(図6参照) (6)順次、(4)(5)の手順を、断面積の小さな穴
ソリッドから大きな穴ソリッドへ繰り返して、穴ソリッ
ド(H2)(H3)の夫々の最も断面積の小さい部分
(J2)(J3)を認識し、夫々の分割面(K2)(K
3)を決定する。すなわち、穴ソリッド(H1)の場合
は、分割面(K1)にてキャビティソリッド(F)とコ
アソリッド(G)に分割され、穴ソリッド(H2)の場
合は、分割面(K2)にてキャビティソリッド(F)と
コアソリッド(G)に分割され、穴ソリッド(H3)の
場合は、分割面(K3)にてキャビティソリッド(F)
とコアソリッド(G)に分割される。
【0031】以上で、金型構成パーツのキャビティソリ
ッド(F)及びコアソリッド(G)の分割が完了する。
(図7参照) (7)モ−ルドベ−スソリッド(L)の中にキャビティ
ソリッド(F)及びコアソリッド(G)入れて引き算す
る。(図2参照) 以上で、3次元CADによる金型分割設計が完了する。
【0032】また、上記実施形態とは別に、設計者が3
次元CADシステムを用いて、成形品の製品形状を型ど
った製品ソリッドを生成する際に、(上記実施形態の手
順(1)の段階)製品ソリッド上に存在する穴部の分割
面を決定しなければならない場合がある。すなわち、出
願人が、特願平9−234440号「3次元CADによ
る金型分割方法」において提案している製品ソリッドに
薄膜ソリッドを追加する場合に、穴部の分割面が決定さ
れ、薄膜ソリッドが、キャビティあるいはコアのどちら
で構成されるかが決定されていなければならない。
【0033】次に示す実施形態は、このような場合に適
用するのに適した方法である。この実施形態を、簡単な
モデル説明図(図10〜15)及びフロ−チャ−ト(図
16)を参照しながら詳細に説明する。 (1)製品の各部のサーフェスデータを、SEW(面と
面を縫い付ける作業)し、サーフェスデータのソリッド
化を行い、製品ソリッド(A)を生成する。(図10参
照) (2)製品ソリッド(A)の穴部(h1)(h2)(h
3)の中で最も断面積の小さい穴部(h1)を認識す
る。(図11参照) (3)認識した前記穴部(h1)の最も断面積の小さい
部分(j1)を認識して、その部分を、パ−テイングラ
イン(k1)として分割する。 (4)順次、(3)の手順を、断面積の小さな穴部から
大きな穴部へ繰り返して、穴部(h2)(h3)の夫々
の最も断面積の小さい部分(j1)(j2)を認識し、
夫々の分割面(k2)(k3)を設定する。(図12参
照) (5)決定した分割面に、薄膜ソリッド(D)を追加
し、薄膜付製品ソリッド(E)(製品ソリッド(A)+
薄膜ソリッド(D1)(D2)(D3))を形成する。
(図13,14参照) (6)薄膜付製品ソリッド(E)を、金型の型板に相当
する金型ブロックソリッドの一例の直方体ソリッド
(B)に入れ、薄膜付製品ソリッド(E)を除去し、直
方体ソリッド(B)に空洞部を生成する。 (7)該空洞部(C)に沿って、直方体ソリッド(B)
をキャビティソリッド(M)とコアソリッド(N)に分
割する。 (8)モ−ルドベ−スソリッド(L)の中にキャビティ
ソリッド(M)及びコアソリッド(N)を入れて引き算
する。
【0034】以上で、3次元CADによる金型設計が完
了する。
【0035】従来の金型の穴部の分割設計は、穴部の一
つ一つを手作業で分割面を設定していた。そして、この
分割作業は、各穴部の分割面を手作業で設定し、キャビ
ティソリッドあるいはコアソリッドに振り分けなくては
ならなかった。この穴部の分割面の設定は、大小様々な
種類の穴が無数に存在する成形品においては非常に繁雑
な作業となり、分割面の設定に多くの時間と労力を要す
る。しかるに、本願は、自動的に分割面を設定すること
が出来、金型設計の効率化に多大の貢献を奏するもので
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明は、製品ソリッドの穴部の分割面
を自動的に設定することにより、3次元CADにおける
金型設計に要する時間を短縮し、金型設計の効率化に多
大の貢献を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で設計する金型の一例で、射出成形金型
1の主要な構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の設計方法の一実施形態の一工程のモー
ルドベ−スソリッド(L)のキャビティソリッド(F)
とコアソリッド(G)を示す概略断面図である。
【図3】同じく、製品ソリッド(A)を示す断面図であ
る。
【図4】同じく、直方体ソリッド(B)から製品ソリッ
ド(A)を引き算した状態を示す断面図である。
【図5】同じく、穴ソリッド(H1)(H2)(H3)
の分割面(K1)(K2)(K3)を設定した状態を示
す断面図である。
【図6】同じく、最も断面積の小さい穴ソリッド(H
1)の分割面(H1)を設定した状態を示す拡大断面図
である。
【図7】同じく、全ての分割面を設定し、直方体ソリッ
ド(B)をキャビティソリッド(F)とコアソリッド
(G)に分割した状態を示す断面図である。
【図8】同じく、キャビティあるいはコアのソリッド要
素が完成するまでのフロ−チャ−トである。
【図9】本発明の設計方法の一実施形態の一工程のモ−
ルドベ−スソリッド(L)のキャビティソリッド(M)
とコアソリッド(N)を示す概略断面図である。
【図10】同じく、製品ソリッド(A)を示す断面図で
ある。
【図11】同じく、最も断面積の小さい穴部(h1)の
分割面(k1)を設定した状態を示す断面図である。
【図12】同じく、穴部(h1)(h2)(h3)の分
割面(k1)(k2)(k3)を設定した状態を示す断
面図である。
【図13】同じく、分割面(k1)に、薄膜ソリッド
(D1)を追加した状態を示す拡大断面図である。
【図14】同じく、製品ソリッド(A)に薄膜ソリッド
(D1)(D2)(D3)を追加した薄膜付製品ソリッ
ド(E)を示す断面図である。
【図15】同じく、直方体ソリッド(B)から、薄膜付
製品ソリッド(E)を引いた状態を示す断面図である。
【図16】同じく、キャビティあるいはコアのソリッド
要素が完成するまでのフロ−チャ−トである。
【図17】従来例で、製品ソリッド(A’)の断面図で
ある。
【図18】同じく、直方体ソリッド(D’)から、製品
ソリッド(A’)を引いた状態を示す断面図である。
【図19】同じく、サ−フェス(P)を追加し、延長す
ることで分割を行った状態を示す断面図である。
【図20】同じく、分割を繰り返し、必要な部分を組み
合わせて、キャビティ(F’)とコア(G’)を生成し
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
8 成形品 A 製品ソリッド B 直方体ソリッド(金型ブロックソリッド) C 空洞部 F,M キャビティソリッド G,N コアソリッド h1,h2,h3 穴部 j1,j2,j3 穴部の最も断面積の小さい部分 k1,k2,k3 分割面 H1,H2,H3 穴ソリッド J1,J2,H3 穴ソリッドの最も断面積の小さい
部分 K1,K2,K3 分割面 h1,h2,h3 製品ソリッドの少なくとも2以上
の穴部 h1 最も小さい断面積を有する穴部 j1 穴部の最も断面積の小さい部分 H1,H2,H3 製品ソリッドの穴部に相当する少
なくとも2以上の穴ソリッド H1 最も断面積の小さい穴ソリッド J1 穴ソリッドの最も断面積の小さい部分

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3次元CADシステムを用い、成形品の製
    品形状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロック
    ソリッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロ
    ックソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して
    金型ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリ
    ッドとに分割することにより金型を設計する方法であっ
    て、 前記製品ソリッドの穴部において、該穴部の最も断面積
    の小さい部分を分割面として認識することを特徴とする
    3次元CADによる金型の設計方法。
  2. 【請求項2】成形品の製品形状を型どった製品ソリッド
    に形成された穴部において、該穴部の最も断面積の小さ
    い部分を分割面として認識するデータが記録されたコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】成形品の製品形状を型どった製品ソリッド
    に形成された穴部において、該穴部の最も断面積の小さ
    い部分を分割面として認識する手段を有することを特徴
    とする3次元CADによる金型の設計装置。
  4. 【請求項4】3次元CADシステムを用い、成形品の製
    品形状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロック
    ソリッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロ
    ックソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して
    金型ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリ
    ッドとに分割することにより金型を設計する方法であっ
    て、 前記金型ブロックソリッドから製品ソリッドを引き算
    し,該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソリッドの最も
    断面積の小さい部分をキャビティとコアの分割面として
    認識することを特徴とする3次元CADによる金型の設
    計方法。
  5. 【請求項5】前記金型ブロックソリッドから製品ソリッ
    ドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソリ
    ッドの最も断面積の小さい部分をキャビティとコアの分
    割面として認識するデ−タが記録されたコンピュータ読
    取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】前記金型ブロックソリッドから製品ソリッ
    ドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する穴ソリ
    ッドの最も断面積の小さい部分をキャビティとコアの分
    割面として認識する手段を有することを特徴とする3次
    元CADによる金型の設計装置。
  7. 【請求項7】3次元CADシステムを用い、成形品の製
    品形状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロック
    ソリッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブロ
    ックソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用して
    金型ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソリ
    ッドとに分割することにより金型を設計する方法であっ
    て、前記製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部におい
    て、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部の
    最も断面積の小さい部分を分割面として設定することを
    特徴とする3次元CADによる金型の設計方法。
  8. 【請求項8】前記製品ソリッドの少なくとも2以上の穴
    部において、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、
    該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として設定す
    るデ−タが記録されたコンピュ−タ読取り可能な記録媒
    体。
  9. 【請求項9】前記製品ソリッドの少なくとも2以上の穴
    部において、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、
    該穴部の最も断面積の小さい部分を分割面として設定す
    る手段を有することを特徴とする3次元CADによる金
    型の設計装置。
  10. 【請求項10】3次元CADシステムを用い、成形品の
    製品形状を形どった製品ソリッドを生成し、金型ブロッ
    クソリッドから前記製品ソリッドを引き算して該金型ブ
    ロックソリッド内に空洞部を生成し、該空洞部を利用し
    て金型ブロックソリッドをキャビティソリッドとコアソ
    リッドとに分割することにより金型を設計する方法であ
    って、 前記金型ブロックソリッドから製品ソリッドを引き算
    し、該製品ソリッドの穴部に相当する少なくとも2以上
    の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴ソリッドを認
    識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい部分をキャビ
    ティとコアの分割面として設定すること特徴とする3次
    元CADによる金型の設計方法。
  11. 【請求項11】前記金型ブロックソリッドから製品ソリ
    ッドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する少な
    くとも2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴
    ソリッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい
    部分をキャビティとコアの分割面として設定するデータ
    が記録されたコンピュ−タ読取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】前記金型ブロックソリッドから製品ソリ
    ッドを引き算し、該製品ソリッドの穴部に相当する少な
    くとも2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴
    ソリッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい
    部分をキャビティとコアの分割面として設定する手段を
    有する3次元CADによる金型の設計装置。
  13. 【請求項13】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成し、(b)当該
    製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部において、最も
    小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部の最も断面
    積の小さい部分を分割面として設定し、(c)(b)の
    工程を、断面積の小さい穴部から断面積の大きい穴部へ
    と繰り返して行う。ことにより製品ソリッドの穴部の分
    割面を設定することを特徴とする3次元CADによる金
    型分割方法。
  14. 【請求項14】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成する工程、
    (b)当該製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部にお
    いて、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部
    の最も断面積の小さい部分を分割面として設定する工
    程、(c)(b)の工程を、断面積の小さい穴部から断
    面積の大きい穴部へと繰り返して行い、全ての穴部に関
    して分割面を設定する工程、を実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュ−タ読取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成する手段と、
    (b)該製品ソリッドの少なくとも2以上の穴部におい
    て、最も小さい断面積を有する穴部を認識し、該穴部の
    最も断面積の小さい部分を分割面として設定する手段
    と、(c)(b)の工程を、断面積の小さい穴部から断
    面積の大きい穴部へと繰り返して行い、全ての穴部に関
    して分割面を設定する手段と、を有する3次元CADに
    よる金型設計装置。
  16. 【請求項16】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成し、(b)該製
    品ソリッドを、金型ブロックソリッド内に入れ、製品ソ
    リッドを引き算することにより、金型ブロックソリッド
    内に空洞部を生成し、(c)該空洞部を有する金型ブロ
    ックソリッドを該空洞部の外周分割面に沿って金型ブロ
    ックソリッドをキャビティソリッドとコアソリッドに分
    割し、(d)前記製品ソリッドの穴部に相当するキャビ
    ティとコアが連接した少なくとも2以上の穴ソリッドの
    内、最も断面積の小さい穴ソリッドを認識し、該穴ソリ
    ッドの最も断面積の小さい部分をキャビティソリッドと
    コアソリッドの分割面として設定し、(e)(d)の工
    程を、断面積の小さい穴ソリッドから断面積の大きい穴
    ソリッドへと繰り返して行い、全ての穴ソリッドに関し
    て分割面を設定する。ことにより金型ブロックソリッド
    をキャビティソリッドとコアソリッドに分割することを
    特徴とする3次元CADによる金型分割方法。
  17. 【請求項17】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成する工程、
    (b)該製品ソリッドを、金型ブロックソリッド内に入
    れ、製品ソリッドを引き算することにより、金型ブロッ
    クソリッド内に空洞部を生成する工程、(c)該空洞部
    を有する金型ブロックソリッドを該空洞部の外周分割面
    に沿って金型ブロックソリッドをキャビティソリッドと
    コアソリッドに分割する工程、(d)前記製品ソリッド
    の穴部に相当するキャビティとコアが連接した少なくと
    も2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴ソリ
    ッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい部分
    をキャビティソリッドとコアソリッドの分割面として設
    定する工程、(e)(d)の工程を、断面積の小さい穴
    ソリッドから断面積の大きい穴ソリッドへと繰り返して
    行い、全ての穴ソリッドに関して分割面を設定する工
    程、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    −タ読取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】3次元CADシステムで金型に成形品の
    製品形状を生成する場合において、(a)前記成形品の
    製品形状を型どった製品ソリッドを生成する手段と、
    (b)該製品ソリッドを、金型ブロックソリッド内に入
    れ、製品ソリッドを引き算することにより、金型ブロッ
    クソリッド内に空洞部を生成する手段と、(c)該空洞
    部を有する金型ブロックソリッドを該空洞部の外周分割
    面に沿って金型ブロックソリッドをキャビティソリッド
    とコアソリッドに分割する手段と、(d)前記製品ソリ
    ッドの穴部に相当するキャビティとコアが連接した少な
    くとも2以上の穴ソリッドの内、最も断面積の小さい穴
    ソリッドを認識し、該穴ソリッドの最も断面積の小さい
    部分をキャビティソリッドとコアソリッドの分割面とし
    て設定する手段と、(e)(d)の動作を、断面積の小
    さい穴ソリッドから断面積の大きい穴ソリッドへと繰り
    返して行い、全ての穴ソリッドに関して分割面を設定す
    る手段と、を有する3次元CADによる金型設計装置。
JP9347953A 1997-12-17 1997-12-17 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置 Pending JPH11175583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347953A JPH11175583A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347953A JPH11175583A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11175583A true JPH11175583A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18393735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9347953A Pending JPH11175583A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11175583A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110042858A1 (en) * 2009-08-19 2011-02-24 Vinch Jr Samuel D Method of making molds with production ready surfaces
US8060230B2 (en) 2004-12-01 2011-11-15 Yazaki Corporation System for synchronizing part design and die design, server, part design terminal apparatus and die design terminal apparatus used therefor
KR101537186B1 (ko) * 2014-02-20 2015-07-15 윤병두 솔리드를 이용하여 금형파팅라인을 생성하고 이동측/고정측 코어를 분할하는 금형설계방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07334555A (ja) * 1994-06-09 1995-12-22 Mitsubishi Electric Corp 金型設計方法
JPH09185647A (ja) * 1995-11-02 1997-07-15 Fujitsu Ltd 射出成形金型の設計装置及びその設計方法
JPH09231410A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Fujitsu Ltd 三次元cad装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07334555A (ja) * 1994-06-09 1995-12-22 Mitsubishi Electric Corp 金型設計方法
JPH09185647A (ja) * 1995-11-02 1997-07-15 Fujitsu Ltd 射出成形金型の設計装置及びその設計方法
JPH09231410A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Fujitsu Ltd 三次元cad装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8060230B2 (en) 2004-12-01 2011-11-15 Yazaki Corporation System for synchronizing part design and die design, server, part design terminal apparatus and die design terminal apparatus used therefor
US20110042858A1 (en) * 2009-08-19 2011-02-24 Vinch Jr Samuel D Method of making molds with production ready surfaces
KR101537186B1 (ko) * 2014-02-20 2015-07-15 윤병두 솔리드를 이용하여 금형파팅라인을 생성하고 이동측/고정측 코어를 분할하는 금형설계방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW311113B (ja)
CN107491610A (zh) 汽车覆盖件模具智能设计系统及设计方法
KR102047273B1 (ko) 정밀주조용 코어를 포함하는 왁스 모델 제작 방법 및 장치
JP3306359B2 (ja) 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置
Alderighi et al. State of the art in computational mould design
CN113901639A (zh) 一种用于齿轮注塑成型的智能化制造系统
JPH11175583A (ja) 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置
Woon et al. Development of a die design system for die casting
JP3833694B2 (ja) 射出成形金型の設計方法
KR20200046151A (ko) 3d 프린팅으로 제조된 코어를 활용한 사이드 실 제조방법
JPH11147226A (ja) 金型設計のための製品形状の評価方法
JP2001101246A (ja) 三次元金型設計装置、三次元金型設計方法および記憶媒体
Kumar et al. Recognition of undercut features and parting surface of moulded parts using polyhedron face adjacency graph
JP2007323241A (ja) 数値解析モデル作成方法およびその装置
JP4032755B2 (ja) 成型シミュレーション方法、成型シミュレーション装置及び成型シミュレーションプログラム並びに当該成型シミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体
JP2001198922A (ja) 3次元cadによる金型の設計方法及びその設計装置
Ramli et al. A Study on Tooling Design Procedure for Modeling a Vehicle Part and Its Mold Using CAD/CAM System
JP3833693B2 (ja) 射出成形金型の設計方法
JPH05318489A (ja) 複製モデル作製方法
JP6603466B2 (ja) プレス成形シミュレーション方法、プログラム、記憶媒体、および装置
JP2003345837A (ja) 解析モデルの作成方法および装置
JPH08258128A (ja) 成形型の形状決定方法、成形型のエア溜り位置解析装置、成形型の製造方法、成形品の製造方法およびブロー型成形過程の解析装置
Zhang et al. IMOLD®: an intelligent mould design and assembly system
Matin et al. Practical aspects of integration in the developed mold design system
JP2010120260A (ja) 金型用原型、金型の製造方法および造形型