JPH1117549A - Ad変換装置 - Google Patents

Ad変換装置

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JPH1117549A
JPH1117549A JP16698597A JP16698597A JPH1117549A JP H1117549 A JPH1117549 A JP H1117549A JP 16698597 A JP16698597 A JP 16698597A JP 16698597 A JP16698597 A JP 16698597A JP H1117549 A JPH1117549 A JP H1117549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーサンプル比を余り上げずに、低次の
帰還フィルタを用いながら、広い帯域にわたって高ダイ
ナミックレンジを得、さらにクロックジッタに強いAD
変換装置を提供する。 【解決手段】 入力するアナログ信号を所定の部分帯域
においてデジタル符号に変換するn個(nは2以上の整
数)のAD変換素子群と、これらn個の出力を合成する
合成手段7000から全帯域のデジタル符号を取り出す
ようにした。好ましくは所定の帯域特性でΔΣ変調する
ΔΣ変調器100,300,500と、それぞれ所定の
周波数特性で帯域を制限してサンプリングデータを間引
くデシメーションフィルタ200,400,600とで
構成する。個々のAD変換素子1000,2000,3
000で安定度を高め、全体としては広帯域かつ高ダイ
ナミックレンジでクロックジッタに強いAD変換装置を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ジタル符号に変換するAD変換装置に関し、特に、複数
のAD変換素子を用いて高S/Nかつ広帯域変換を実現
するAD変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】AD変換器にはさまざまな方式がある
が、1ビットで高速標本化を行うΔΣ変調型AD変換器
が盛んに使用されている。高速標本化とノイズシェイピ
ングを利用して量子化雑音を高域へ集中させる方式であ
り、時間軸精度があれば所望帯域での変換精度を比較的
簡単に得ることができる。このためLSI化にも適して
おり、従来のデジタルレコーダ(DAT、MD等)にお
いて、アナログ信号のデジタル記録等の目的に広く利用
されている。
【0003】特に最近は、DVD(デジタル・バーサタ
イル・ディスク)の発売などにともないハイサンプリン
グ・ハイビット化の傾向がある。これにともない96k
Hz・24ビットと銘打つΔΣ変調型AD変換器も現れ
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなΔΣ変調型AD変換器の表面的なフォーマットは9
6kHz・24ビットではあるが、デバイス動作速度の
不足などのため、今までのところその仕様に見合った十
分な性能が得られていない。より具体的には以下の課題
がある。
【0005】(イ)オーバーサンプル比を高くしたい
が、デバイス動作速度が追いつかないため、高々32倍
程度のオーバーサンプリング比に制限される。
【0006】(ロ)高精度化のために帰還フィルタの次
数を高くしたいが、フルスイング時に発振するなど安定
度に問題がある。
【0007】(ハ)逆に低次の帰還フィルタを使用する
と、狭帯域になり、ダイナミックレンジが低減する。
【0008】(ニ)時間軸精度に性能依存するので、僅
かなジッタでも、SN比、ダイナミックレンジが劣化す
るなど、クロックジッタに弱い。
【0009】本発明は上記の問題を解決するもので、オ
ーバーサンプル比を余り上げずに、低次の帰還フィルタ
を用いながら、広い帯域にわたって高ダイナミックレン
ジを得、さらにクロックジッタに強いAD変換装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明によるAD変換装置は、入力するアナログ信号
を所定の部分帯域においてデジタル符号に変換する複数
個のAD変換素子と、各AD変換素子の出力を合成する
合成手段から全帯域のデジタル符号を取り出すように構
成したものである。
【0011】これにより、広い帯域にわたって高ダイナ
ミックレンジを得、さらにクロックジッタに強いAD変
換装置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、共通の入
力端子と、入力するアナログ信号をそれぞれ所定の部分
帯域においてデジタル符号に変換するn個(nは2以上
の整数)のAD変換素子を有するAD変換素子群と、前
記AD変換素子群のn個の出力を合成する合成手段とを
備え、前記合成手段から全帯域のデジタル符号を取り出
すようにしたものである。
【0013】また、本発明の第2の発明は、共通の入力
端子と、入力するアナログ信号をそれぞれ所定の部分帯
域においてデジタル符号に変換するn個(nは2以上の
整数)のAD変換素子を有するAD変換素子群と、前記
AD変換素子群のn個の出力を合成してmビット(mは
m≧n+1を満たす正整数)のデジタル符号にする合
成手段とを備え、前記合成手段から合成したmビットの
デジタル符号を取り出すようにしたものである。
【0014】また、本発明の第3の発明は、i個(iは
2以上の整数)のアナログ入力端子を備え、前記アナロ
グ入力端子から入力するアナログ信号をそれぞれ所定の
部分帯域においてデジタル符号に変換するn個(nは2
以上の整数)のAD変換素子と、前記AD変換素子群の
n個の出力を合成してmビット(mは2m≧n+1を満
たす正整数)のデジタル符号にする合成手段とを備え、
前記合成手段から合成したmビットのデジタル符号を取
り出すようにしたものである。
【0015】また、上記本発明のAD変換素子は、入力
するアナログ信号を所定の帯域特性でΔΣ変調するΔΣ
変調器と、前記ΔΣ変調器の出力をそれぞれ所定の周波
数特性で帯域を制限してサンプリングデータを間引くデ
シメーションフィルタとからなるものである。
【0016】また、本発明の第4の発明は、それぞれ所
定の部分帯域に好適な特性をもつマイクロフォンあるい
はマイクアンプの信号が入力されるi個(iは2以上の
整数)のアナログ入力端子を備え、前記アナログ入力端
子から入力するアナログ信号をそれぞれ所定の部分帯域
においてデジタル符号に変換するn個(nは2以上の整
数)のAD変換素子と、前記AD変換素子のn個の出力
を合成してmビット(mは2m≧n+1を満たす正整
数)のデジタル符号にする合成手段とを備え、前記合成
手段から合成したmビットのデジタル符号を取り出すよ
うにしたものである。
【0017】また、上記発明のAD変換素子は、入力す
るアナログ信号を所定の帯域特性でΔΣ変調するΔΣ変
調器と、前記ΔΣ変調器の出力をそれぞれ所定の周波数
特性で帯域を制限してサンプリングデータを間引くデシ
メーションフィルタとからなり、デシメーションフィル
タは、それぞれ接続するΔΣ変調器の所定帯域において
主に通過させ、それ以外の帯域を阻止するようにすると
ともに、前記i個の入力信号の相互間における周波数特
性あるいは位相特性あるいは群遅延特性およびその間の
バラツキに適応して、それぞれ逆特性となる伝達特性を
それぞれ畳み込むことを特徴としたものである。
【0018】本発明は、上記のようにしたため、それぞ
れのAD変換素子は比較的低いクロック、低次の帰還フ
ィルタを用いて所定の分割帯域でのダイナミックレンジ
を高めることができ、安定化も図られる。これらのAD
変換素子は所定の帯域内を通過させ帯域外を阻止するデ
シメーションフィルタと組み合わせ、所定の分割帯域外
の雑音を除去する。さらに、相異なる帯域で所定の性能
を得る複数のAD変換素子の出力を合成することで、全
体として広帯域化および高ダイナミックレンジ化が図ら
れる。また、n個のAD変換素子の出力を合成する時
に、ΔΣ変調波形の立ち上がりと立ち下がりの出現確率
が略平衡することによって、ジッタによる変換誤差を相
乗平均化する作用が生じ、ジッタによる雑音の低減作用
が副次的に生じる。
【0019】また、それぞれの入力端子に適する信号を
接続することで個々に最適の特性を畳み込むことが出来
るようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明を行う。
【0021】図1は本発明の第1の実施例におけるAD
変換装置を示す概要ブロック図である。ここでは将来の
展開を考慮して、DCから100kHzまでのアナログ
信号をデジタル信号に変換するAD変換装置の本発明に
よる実施例とした。従って出力信号はサンプリング周波
数192kHz、24bitのデジタル符号である。図
中、101はアナログ入力端子、1000はAD変換素
子(a)、2000はAD変換素子(b)、3000はAD
変換素子(c)、7000は合成手段、710はデジタル
出力端子である。なお、信号線の傍に引き出し線を付け
ずに記入の数字はビット数を表す。入力端子101より
入力する入力信号XはAD変換素子(a)1000、AD
変換素子(b)2000およびAD変換素子(c)3000
に共通に供給する。それぞれのAD変換素子において
は、各々ΔΣ変調器100,300,500とデシメー
ションフィルタ200,400,600でAD変換を行
う。AD変換素子(a)1000、AD変換素子(b)20
00およびAD変換素子(c)3000の出力Wa70
1、Wb702およびWc703を合成手段7000に
供給する。合成手段7000はこれらの3つの入力W
a、WbおよびWcを加算合成して出力端子710より
出力信号Wとして出力する。
【0022】図2はAD変換素子(a)1000の内部ブ
ロック図である。図中、110は加算器、120は量子
化器、140は減算器、150は帰還フィルタ、210
は第1のFIR1(有限インパルス応答)フィルタ
(a)、220は第2のFIR2フィルタ(a)である。入
力端子101より入力するアナログ入力信号Xを加算器
110を通じて量子化器120に供給する。1ビット量
子化はオーバーサンプリング周波数3072kHzで行
う。加算器110のもう一方の加算入力信号は帰還フィ
ルタ150から供給される量子化雑音Qである。量子化
器120は入力されるアナログ信号を1ビットに量子化
する。この量子化した1ビットの信号はデシメーション
フィルタ200へ伝送するとともに、減算器140に入
力する。減算器140は量子化器120の入力信号と出
力信号との差信号すなわち量子化雑音Qを出力する。サ
ンプリング周波数3072kHzは現状のデバイス性能
から考慮して選んだ値であり、これより高くしても低く
しても得られるダイナミックレンジなどの性能が低下す
る。この量子化雑音Qは伝達特性Ha(z)を有する帰還
フィルタ150で周波数およびまたは位相特性の変換を
行い加算器110へ帰還する。ここで、信号Yaについ
て式で表すと、Ya=X+(1−Ha(z))*Qとな
り、信号Yaは入力信号Xの成分と量子化雑音Qの伝達
特性Ha(z)で帰還した成分の和となる。したがって伝
達特性Ha(z)によって量子化雑音Qのスペクトル変換
を行うことができる。実用の低周波域で伝達関数が1と
なるように通過特性を持たせ、実用帯域外の高周波域で
減衰特性を持たせるようにするのが好適である。例えば
LPFがこれに該当する。この帰還ループによるΔΣ変
調で量子化雑音Qを実用帯域外の高域へ追いやることが
できる。このようにして所定のスペクトル変換を施した
1ビットの信号を出力端子710から出力信号Yaとし
て次段のデシメーションフィルタ200へ出力する。
【0023】デシメーションフィルタ200において、
1ビット3072kHzの信号をFIR1フィルタ21
0で1/4にデシメーションし24ビット768kHz
にダウンサンプリングするとともにマルチビット化し、
FIR2フィルタ220でさらに1/4にデシメーショ
ンして24ビット192kHzの出力Waに変換する。
【0024】図1におけるAD変換素子(b)2000お
よびAD変換素子(c)3000の内部構成および動作
は、図2で説明したAD変換素子(a)1000と同様で
ある。異なるのはΔΣ変調器のノイズシェイプ特性、よ
り具体的には帰還フィルタの伝達関数がそれぞれ異なる
ことと、デシメーションフィルタの帯域特性を異ならし
めていることである。以下これらの特性について説明す
る。
【0025】図3はΔΣ変調器の信号スペクトルおよび
ノイズスペクトルを説明する図である。図3(a)はΔΣ
変調器100の出力Ya、図3(b)はΔΣ変調器300
の出力Ybおよび図3(c)はΔΣ変調器500の出力Y
cの特性を示す。なお、横軸は周波数軸であり、広範囲
を見るために対数化して示している。
【0026】図3(a)において、S0は入力信号Xの信
号スペクトル、NaはΔΣ変調によって高域へ追いやっ
た量子化雑音のノイズスペクトルである。サンプリング
周波数192kHzをfsとして16fsの3072k
Hzでオーバーサンプリングを行い、帰還ループにより
ΔΣ変調を行い量子化雑音Qを信号帯域外の高域へ追い
やっている。そのためノイズスペクトルはナイキスト周
波数の1536kHz(8fs)を中心としてピークを
もつ山型になる。オーバーサンプリング比16という値
は24ビット精度のダイナミックレンジを信号帯域の全
体で得るには不十分な値であり、無理をして高次のΔΣ
変調をすれば、安定度が劣化し発振に到るなどの致命的
な欠陥を生じる。そこで本実施例では2次ないし4次の
低次帰還フィルタを採用し、常に安定に動作するように
した。そのかわり24ビット精度のダイナミックレンジ
を得る帯域を狭めている。図3(a)では24kHzまで
の帯域で24ビット精度のダイナミックレンジを得るよ
うにし、帯域内であっても24kHzから96kHzの
範囲でのダイナミックレンジはやや悪い。
【0027】次に図3(b)について説明する。図3(b)
も図3(a)と同様に量子化雑音を制御する。図3(a)と
異なるのは、帰還フィルタとして24kHzから48k
Hzを通過させ、それ以外の帯域を阻止するバンドパス
フィルタを用いる点である。バンドパスフィルタを構成
するには、例えば帰還フィルタの伝達特性Hb(z)の極
点と零点をDC以外の周波数に最適に分散配置すること
により得られる。これらによりノイズスペクトルはNb
となる。信号スペクトルS0はフラットである。このよ
うにして24〜48kHzで24ビット精度のダイナミ
ックレンジを得る。
【0028】図3(c)も図3(a)、(b)と同様である。
図3(c)では48〜96kHz周波数帯域で24ビット
精度のダイナミックレンジを得る。
【0029】これら3つの信号、Ya、YbおよびYc
は、入力信号Xについては96kHzまでの帯域でとも
にフラットであるが、それぞれ異なるノイズスペクトル
を含む信号として次段へ出力される。Yaはデシメーシ
ョンフィルタ200に、Ybはデシメーションフィルタ
400に、Ycはデシメーションフィルタ600に供給
され、それぞれ間引きとフィルタリングが行われる。デ
シメーションは、群遅延歪みの無いFIRフィルタを用
いて、ダウンサンプリングによる折り返し歪みが100
kHzの帯域内に混入するのを阻止するよう十分な特性
を持たせる。
【0030】図4は、デシメーションフィルタの特性を
表すとともに信号Ya、信号Ybおよび信号Ycに含む
ノイズスペクトルをそれぞれ併記したものである。同図
において、Faはデシメーションフィルタ200の周波
数特性、Fbはデシメーションフィルタ400の周波数
特性、Fcはデシメーションフィルタ600の周波数特
性である。また、併記したNaは信号Yaに含むノイズ
スペクトル、NbおよびNcはそれぞれ信号Ybおよび
信号Ycに含むノイズスペクトルである。図4に示す通
り、デシメーションフィルタの特性は単に、折り返し歪
みとなる帯域外成分を除去するだけではない。好ましく
はさらにそれぞれの帯域内でノイズスペクトルの低い領
域の信号だけを通過するよう、それぞれのデシメーショ
ンフィルタを組み合わせる。こうすることで、96kH
z以下の帯域内でもノイズスペクトルの盛り上がり部を
フィルタリングし、ノイズの上昇を抑えられる。同図に
おいてノイズスペクトルNaの大きさを示す曲線の破線
部は、デシメーションフィルタ200により減衰を受け
る部分であることを示す。以下同様に、ノイズスペクト
ルNbおよびノイズスペクトルNcを表す曲線の破線部
もそれぞれ同様にデシメーションフィルタ400および
デシメーションフィルタ600により減衰する部分であ
ることを示す。このようにダウンサンプリングして得ら
れた192kHz・24ビットの信号Wa、信号Wbお
よび信号Wcは合成手段7000に供給する。
【0031】図5は合成手段7000の内部ブロック図
である。信号レベルの比較的小さい信号Wbと信号Wc
を加算器720で加算しその結果と信号Waを加算器7
10で加算合成して出力信号Wとして出力端子710に
出力する。
【0032】図6は入力信号Xに対する出力信号Wの総
合周波数特性を示す図である。同図中のSは信号成分の
特性であり、Na、NbおよびNcは残留ノイズの特性
である。図よりDCから96kHzまでの帯域において
146dB以上のダイナミックレンジおよびSN比が得
られることが分かる。
【0033】以上の説明から明らかなように、このよう
な優れた特性はそれぞれ比較的狭帯域のAD変換素子を
部分帯域で使用することにより得られたものであって、
AD変換素子は比較的低次の帰還フィルタで実現できる
ものである。従って、個々のAD変換素子はどのような
強度の入力に対しても常に安定に動作する。例えば略フ
ルスケール入力において不安定になり発振するとか、あ
るいは直流入力、言い換えるとDCオフセット状態にお
いて、内部演算の丸め誤差などに起因する小振幅の発振
現象(ピー音)などが発生することを防止できる。しか
も信号伝達特性に関しては、全帯域で元々フラットな特
性をもつAD変換素子をそれぞれデジタルのデシメーシ
ョンフィルタで複数の部分帯域に分け、それらをデジタ
ルで加算合成するので、演算語長を適切に選ぶことによ
り容易に周波数連続性と位相連続性を達成し得るもので
ある。
【0034】また、複数のΔΣ変調器およびデシメーシ
ョンフィルタの出力を合成手段で加算合成するので、信
号成分は伝達特性通りに加算合成されるが、雑音成分は
相乗平均されるため等レベル合成であれば3dB程減衰
するため、特に部分帯域の境界付近でのノイズが減っ
て、全体のダイナミックレンジおよびSN比が僅かなが
ら改善されるといった副次的効果も奏する。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明を行う。図7は本発明の第2の実
施例におけるAD変換装置を示す概要ブロック図であ
る。図中、11は第1のマイクロフォン(図中では、単
にマイクと記す)、12は第2のマイクロフォン、10
1はマイクロフォン11の信号を入力する入力端子であ
り、102はマイクロフォン12の信号を入力する入力
端子である。その他は第1の実施例と同じである。第1
の実施例と同様の部分については同符号とし詳細説明は
省く。マイクロフォン11はDCから約30kHzまで
の帯域で使用するマイクロフォンである。またマイクロ
フォン12は20kHz以上の帯域で特性の優れたマイ
クロフォンである。マイクロフォン11は比較的大きな
口径の振動板を有し、マイクロフォン12は比較的小口
径とする。これは特にマイクロフォン12において振動
板の分割振動による共振点周波数および反共振点周波数
を高くし超音波帯域で特性を最適にするためである。た
だし小口径とするため感度は低下する傾向にある。
【0036】図8はΔΣ変調器の信号スペクトルおよび
ノイズスペクトルを説明する図である。図8(a)はΔΣ
変調器100の出力Ya、図8(b)はΔΣ変調器300
の出力Ybおよび図8(c)はΔΣ変調器500の出力Y
cの特性を示す。なお、横軸は周波数軸であり、広範囲
を見るために対数化して示している。
【0037】図8(a)において、S1は入力信号X1の
信号スペクトルであり、低域でフラットなスペクトルを
有する。
【0038】次に図8(b)と図8(c)のS2はマイクロ
フォン12から入力した信号成分であり、高域でフラッ
トな特性を有する。
【0039】これらは第1の実施例と同様にΔΣ変調お
よびデシメーションフィルタを経由して合成手段700
0で加算合成される。
【0040】図9は第2の実施例におけるそれぞれのデ
シメーションフィルタの特性を示す図である。同図にお
いてFaはデシメーションフィルタ200の特性を示す
が、約15dBゲインを落としているのはマイクロフォ
ン11の出力がマイクロフォン12の出力よりも大きい
のを補正するためである。またFbはデシメーションフ
ィルタ400の特性を示すが、マイクロフォン12の高
域減衰の傾向を補正するため、これとは逆特性の伝達特
性を畳み込むことで補正している。これらの結果総合の
入出力特性は図6と同様となる。同図中のNa、Nbお
よびNcは残留ノイズである。DCから96kHzまで
の帯域において146dB以上のダイナミックレンジが
得られる。入力端子を複数備えることによって、マイク
ロフォンをマルチウェイ方式とすることができ、それぞ
れの特性を最大限活かし、最適な等化特性を行うことで
補正が容易にできる利点を有する。なお、基本的な部分
についは第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、入力するア
ナログ信号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル
符号に変換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素
子(AD変換素子群)と、前記AD変換素子群のn個の
出力を合成する合成手段を備え、前記合成手段から全帯
域のデジタル符号を取り出すようにした。
【0042】また、AD変換素子は、入力するアナログ
信号を所定の帯域特性でΔΣ変調するΔΣ変調器と、前
記ΔΣ変調器の出力をそれぞれ所定の周波数特性で帯域
を制限してサンプリングデータを間引くデシメーション
フィルタとで構成し、デシメーションフィルタは、それ
ぞれ接続するΔΣ変調器の所定帯域において主に通過
し、それ以外の帯域で阻止し、それぞれのデシメーショ
ンフィルタは、AD変換素子のそれぞれの出力を合成し
た出力の周波数特性が全帯域において略フラットとなる
ように構成したため、それぞれのAD変換素子は比較的
低いクロック、低次の帰還フィルタを用いて所定の分割
帯域でのダイナミックレンジを高めることができ、安定
化も図られる。これらのAD変換素子は所定の帯域内を
通過させ帯域外を阻止するデシメーションフィルタと組
み合わせ、所定の分割帯域外の雑音を除去する。さら
に、相異なる帯域で所定の性能を得る複数のAD変換素
子の出力を合成することで、全体として広帯域化および
高ダイナミックレンジ化が図られる。また、n個のAD
変換素子の出力を合成する時に、ΔΣ変調波形の立ち上
がりと立ち下がりの出現確率が略平衡することによっ
て、ジッタによる変換誤差を相乗平均化する作用が生
じ、ジッタによる雑音の低減作用が副次的に生じる。
【0043】すなわち、以下のような具体的な作用効果
がある。 (イ)オーバーサンプル比を低くできるので、デバイス
動作速度に余裕ができ、設計通りのバラツキの少ない経
済的に優れるAD変換装置が実現できる。
【0044】(ロ)帰還フィルタの次数を低くできるの
で、フルスイング時であってもDCオフセットがある場
合であっても常に安定に動作する。
【0045】(ハ)部分帯域に分けたマイクロフォンあ
るいはAD変換素子をデシメーションフィルタを介して
加算合成するため、所望の広い帯域幅を得ることが容易
となる。同時に高ダイナミックレンジを得られる。
【0046】(ニ)ジッタによる変換誤差を相乗平均化
する作用が生じ、ジッタによる雑音の低減作用が副次的
に生じる 以上説明したように、本発明はこれまで実現が困難であ
った超広帯域オーディオ信号の高ダイナミックレンジで
のAD変換装置を、安定かつ経済的に実現し得る優れた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるAD変換装置を
示す概要ブロック図
【図2】同実施例におけるAD変換素子(a)1000の
内部ブロック図
【図3】同実施例におけるΔΣ変調器の出力の特性を示
す周波数特性図
【図4】同実施例におけるデシメーションフィルタの特
性とノイズスペクトルを示した周波数特性図
【図5】同実施例における合成手段7000の内部ブロ
ック図
【図6】同実施例における入力信号Xに対する出力信号
Wの総合周波数特性を示す図
【図7】本発明の第2の実施例におけるAD変換装置を
示す概要ブロック図
【図8】同実施例におけるΔΣ変調器の出力の特性を示
す周波数特性図
【図9】同実施例におけるそれぞれのデシメーションフ
ィルタの特性を示す図
【符号の説明】
100,300,500 ΔΣ変調器 110 加算器 120 量子化器 140 減算器 150 帰還フィルタ 200,400,600 デシメーションフィルタ 210 FIR1フィルタ 220 FIR2フィルタ 1000 AD変換素子(a) 2000 AD変換素子(b) 3000 AD変換素子(c) 7000 合成手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の入力端子と、入力するアナログ信
    号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符号に変
    換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子を有す
    るAD変換素子群と、前記AD変換素子群のn個の出力
    を合成する合成手段とを備え、前記合成手段から全帯域
    のデジタル符号を取り出すようにしたAD変換装置。
  2. 【請求項2】 共通の入力端子と、入力するアナログ信
    号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符号に変
    換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子を有す
    るAD変換素子群と、前記AD変換素子群のn個の出力
    を合成してmビット(mは2m≧n+1を満たす正整
    数)のデジタル符号にする合成手段とを備え、前記合成
    手段から合成したmビットのデジタル符号を取り出すよ
    うにしたAD変換装置。
  3. 【請求項3】 i個(iは2以上の整数)のアナログ入
    力端子を備え、前記アナログ入力端子から入力するアナ
    ログ信号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符
    号に変換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子
    と、前記AD変換素子のn個の出力を合成する合成手段
    とを備え、前記合成手段から全帯域のデジタル符号を取
    り出すようにしたAD変換装置。
  4. 【請求項4】 i個(iは2以上の整数)のアナログ入
    力端子を備え、前記アナログ入力端子から入力するアナ
    ログ信号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符
    号に変換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子
    と、前記AD変換素子群のn個の出力を合成してmビッ
    ト(mは2m≧n+1を満たす正整数)のデジタル符号
    にする合成手段とを備え、前記合成手段から合成したm
    ビットのデジタル符号を取り出すようにしたAD変換装
    置。
  5. 【請求項5】 iはnと等しいことを特徴とする請求項
    3または4に記載のAD変換装置。
  6. 【請求項6】 複数のAD変換素子は、それぞれ相異な
    る部分帯域で所定の変換特性が得られるAD変換素子か
    らなる請求項1ないし5のいずれかに記載のAD変換装
    置。
  7. 【請求項7】 AD変換素子は、入力するアナログ信号
    を所定の帯域特性でΔΣ変調するΔΣ変調器と、前記Δ
    Σ変調器の出力をそれぞれ所定の周波数特性で帯域を制
    限してサンプリングデータを間引くデシメーションフィ
    ルタとからなることを特徴とする請求項6記載のAD変
    換装置。
  8. 【請求項8】 ΔΣ変調器は、量子化雑音を帰還する帰
    還回路の伝達特性により所定の帯域特性を得ることを特
    徴とする請求項7記載のAD変換装置。
  9. 【請求項9】 デシメーションフィルタは、それぞれ接
    続するΔΣ変調器の所定帯域において主に通過させ、そ
    れ以外の帯域を阻止するようにしたことを特徴とする請
    求項7記載のAD変換装置。
  10. 【請求項10】 デシメーションフィルタは、AD変換
    素子のそれぞれの出力を合成した出力の周波数特性が全
    帯域において略フラットとなるような所定の伝達特性を
    それぞれ有することを特徴とする請求項7記載のAD変
    換装置。
  11. 【請求項11】 それぞれ所定の部分帯域に好適な特性
    をもつマイクロフォンあるいはマイクアンプの信号が入
    力されるi個(iは2以上の整数)のアナログ入力端子
    を備え、前記アナログ入力端子から入力するアナログ信
    号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符号に変
    換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子と、前
    記AD変換素子のn個の出力を合成する合成手段とを備
    え、前記合成手段から全帯域のデジタル符号を取り出す
    ようにしたAD変換装置。
  12. 【請求項12】 それぞれ所定の部分帯域に好適な特性
    をもつマイクロフォンあるいはマイクアンプの信号が入
    力されるi個(iは2以上の整数)のアナログ入力端子
    を備え、前記アナログ入力端子から入力するアナログ信
    号をそれぞれ所定の部分帯域においてデジタル符号に変
    換するn個(nは2以上の整数)のAD変換素子と、前
    記AD変換素子のn個の出力を合成してmビット(mは
    m≧n+1を満たす正整数)のデジタル符号にする合
    成手段とを備え、前記合成手段から合成したmビットの
    デジタル符号を取り出すようにしたAD変換装置。
  13. 【請求項13】 iはnと等しいことを特徴とする請求
    項11または12に記載のAD変換装置。
  14. 【請求項14】 複数のAD変換素子は、それぞれ相異
    なる部分帯域で所定の変換特性が得られるAD変換素子
    からなる請求項11ないし13のいずれかに記載のAD
    変換装置。
  15. 【請求項15】 AD変換素子は、入力するアナログ信
    号を所定の帯域特性でΔΣ変調するΔΣ変調器と、前記
    ΔΣ変調器の出力をそれぞれ所定の周波数特性で帯域を
    制限してサンプリングデータを間引くデシメーションフ
    ィルタとからなることを特徴とする請求項14記載のA
    D変換装置。
  16. 【請求項16】 ΔΣ変調器は、量子化雑音を帰還する
    帰還回路の伝達特性により所定の帯域特性を得ることを
    特徴とする請求項15記載のAD変換装置。
  17. 【請求項17】 デシメーションフィルタは、それぞれ
    接続するΔΣ変調器の所定帯域において主に通過させ、
    それ以外の帯域を阻止するようにしたことを特徴とする
    請求項15記載のAD変換装置。
  18. 【請求項18】 デシメーションフィルタは、AD変換
    素子のそれぞれの出力を合成した出力の周波数特性が全
    帯域において略フラットとなるような所定の伝達特性を
    それぞれ有することを特徴とする請求項15記載のAD
    変換装置。
  19. 【請求項19】 デシメーションフィルタは、それぞれ
    接続するΔΣ変調器の所定帯域において主に通過させ、
    それ以外の帯域を阻止するようにするとともに、前記i
    個の入力信号の相互間における周波数特性あるいは位相
    特性あるいは群遅延特性およびその間のバラツキに適応
    して、それぞれ逆特性となる伝達特性をそれぞれ畳み込
    むことを特徴とする請求項16に記載のAD変換装置。
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