JPH1117426A - 移動通信機器用アンテナ装置 - Google Patents

移動通信機器用アンテナ装置

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JPH1117426A
JPH1117426A JP16597497A JP16597497A JPH1117426A JP H1117426 A JPH1117426 A JP H1117426A JP 16597497 A JP16597497 A JP 16597497A JP 16597497 A JP16597497 A JP 16597497A JP H1117426 A JPH1117426 A JP H1117426A
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康浩 箕浦
Tadashi Oshiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナエレメントの組付けが容易でしかも
組み付けられた後のアンテナエレメントに対する給電路
の確保が可能な移動通信機器用アンテナ装置およびその
給電方法を提供する。 【解決手段】 移動通信機器の本体2から引出された状
態および移動通信機器の本体2内に格納された状態のい
ずれかが選択されるアンテナエレメント3の導電部に当
接可能な給電部材6と、給電部材6と電気的導通状態を
維持され、アンテナエレメント3の引出し状態を維持可
能な保持部材7とを備え、給電部材6および保持部材7
は、アンテナエレメント3の支持用取付部材4の外周を
囲繞するとともに移動通信機器の本体2側に形成されて
いる取付部2Aに挿通可能な形状とされ、挿通後、移動
通信機器内に配置されている電極部2Bに対し、少なく
とも保持部材が接触可能に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や携帯無
線機等の移動通信機器用アンテナ装置に関し、さらに詳
しくは、アンテナエレメントの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、携帯電話や携帯無線機等
の移動通信機器には送受信用アンテナが装備されてい
る。送受信用アンテナは、通信機器本体に対して格納お
よび引出しの各操作が行えるようになっており、通話の
際には移動通信機器本体から引出されて用いられる。こ
のようなアンテナは、送受信信号の伝送用回路に接続さ
れる必要があり、このため、端末部が移動通信機器内に
装備されているRF回路に接続されている。
【0003】アンテナへの信号伝送用給電構造の一つと
して、RF回路からのリード線をアンテナエレメントの
支持部に接続し、アンテナエレメントの摺動態位、つま
り、引出し態位および格納態位のいずれにおいてもリー
ド線が接続されている支持部の導電部とアンテナエレメ
ントの導電部とが接触するようにした構成がある。一
方、この種のアンテナの支持部には、引出された状態を
維持することおよび格納された際に無為に外に飛出さな
い状態を維持することを目的として各状態での態位を維
持するためにアンテナエレメントと圧接して摩擦抵抗を
生じさせる構造が採用されていることが多く、給電構造
は、このようなアンテナエレメントと摩擦接触する箇所
を導電路として用いている。
【0004】また、上記した給電構造において接触する
箇所が多くなることが原因して接触抵抗が多くなるのを
防止することが必要となる。そこで、本出願人は先に、
特願平8−117883号の明細書により接触抵抗を低
減できるアンテナ装置を提案した。図5は、その概略構
成を示す図であり、同図においてアンテナ装置1は、移
動通信機器本体2に対して引き出しおよび格納が可能な
アンテナエレメント3とこのアンテナエレメント3を摺
動可能に支持する取付部材4と給電部材5および保持部
材6とを主要部として備えている。給電部材5および保
持部材6は、取付部材4と共に一体成形され、移動通信
機器本体2内に配置されている給電部と一体化が可能な
端子ラグRを備えた弾性体で構成され、給電部材5が取
付部材4に形成されている窓部4A内に入り込んでアン
テナエレメント3の導電部(図示されず)に接触できる
ようになっている。この場合のアンテナエレメント3の
導電部は、アンテナエレメント3の延長方向両端に設け
られているスリーブ部材7およびストッパ部材(図示さ
れず)が相当している。保持部材6は、取付部材4の外
周面に挟持圧力を作用させて移動通信機器本体2から引
き出されたアンテナエレメント3をその状態に保持させ
るようになっている。このようなアンテナ装置1は、移
動通信機器本体2に形成されているネジ孔(便宜上、符
号2Aで示す)に取付部材4が挿通された後、取付部材
4に有する取付ネジ部4Bをネジ孔2Aに締結すること
で移動通信機器本体2に取付られるようになっている。
【0005】上記構成では、アンテナエレメント3が引
き出された場合と格納された場合とで、移動通信機器本
体2側からの給電路とアンテナエレメント3側の導電部
との接触箇所がそれぞれ1カ所で済むようになってい
る。つまり、アンテナエレメント3が引き出された場合
にはアンテナエレメント3のストッパ部材(図示され
ず)と給電部材5とが接触し、また格納された場合には
アンテナエレメント3のスリーブ部7と導電部材5とが
接触するだけで済む。これにより、接触箇所が少なくさ
れて接触抵抗をきわめて小さくできるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
アンテナ装置では、次のような問題がある。つまり、図
6に示すように、取付部材4を移動通信機器本体2に挿
通しようとした場合、導電部材5および保持部材6と一
体に設けられている端子ラグRがネジ孔2Aに干渉し、
円滑な挿通および締結が行えない。このため、取付部材
4をネジ孔2A内に挿通する場合には、一旦、ネジ孔2
Aに挿通できる状態に端子ラグRを折曲げ、取付部材4
が締結された後、端子ラグRを移動通信機器本体2内の
給電部に対向するように元の形状に戻して給電部と電気
的接続させる作業が必要となっていた。一方、給電部材
5および保持部材6と一体の端子ラグRは、取付部材4
の締結と共に回転する。このため、取付部材4が、それ
に形成されているフランジ4Cと移動通信機器本体2の
表面とが密着する状態まで捩じ込まれた場合、端子ラグ
Rと移動通信機器本体2内の給電部との位置がずれてし
まうこともあり、給電路を確保することができなくなる
場合がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来の移動通信機器
用アンテナ装置における問題に鑑み、アンテナエレメン
トの組付けが容易でしかも組み付けられた後のアンテナ
エレメントに対する給電路の確保が可能な移動通信機器
用アンテナ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、移動通信機器に付設されて
いるアンテナ装置であって、上記移動通信機器の本体か
ら引出された状態および移動通信機器の本体内に格納さ
れた状態のいずれかが選択されるアンテナエレメントの
導電部に当接可能な給電部材と、上記給電部材と電気的
導通状態を維持され、アンテナエレメントの引出し状態
を維持可能な保持部材とを備え、上記給電部材および上
記保持部材は、上記アンテナエレメントの支持用取付部
材の外周を囲繞するとともに上記移動通信機器の本体側
に形成されている取付部に挿通可能な形状とされ、挿通
後、上記移動通信機器内に配置されている電極部に対
し、少なくとも保持部材が接触可能に位置決めされるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の移
動通信機器用アンテナ装置において、上記給電部材およ
び保持部材は、上記アンテナエレメントを摺動可能に支
持する取付部材に対して一体成形された弾性部材で構成
され、上記取付部材が上記移動通信機器の本体に対し締
結されると、外周方向の任意位置に上記移動通信機器本
体内の給電部を接触させることが可能であることを特徴
としている。
【0010】請求項3記載の発明は、移動通信機器に付
設されているアンテナ装置であって、上記移動通信機器
の本体から引出された状態および移動通信機器の本体内
に格納された状態のいずれかが選択されるアンテナエレ
メントの導電部に当接可能な給電部材と、上記給電部材
と電気的導通状態を維持され、上記アンテナエレメント
の引出し状態を維持可能な保持部材と、上記給電部材お
よび保持部材と電気的導通状態を維持され、これら各部
材と一体化されて上記アンテナエレメントを摺動可能に
支持する取付部材とを備え、上記取付部材は、上記移動
通信機器の本体に形成されている取付部に対して締結さ
れることで固定され、かつ、取付用締結部に設けられて
いる電極部と電気的接触可能に構成されていることを特
徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、給電部材と保持部材
とがアンテナエレメントの支持用取付部材の外周を囲繞
し、さらに移動通信機器本体に形成されている取付部に
対して挿通可能な形状とされているので、給電部材およ
び保持部材の一部が取付部に対して干渉したりすること
なく挿通することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、取付部材が移動
通信機器本体に締結されると、給電部材および保持部材
の任意位置に対して移動通信機器本体側の給電部を接触
させることができるので、取付部材の締結によって給電
部材および保持部材が回転した場合でもその回転位置に
関係なく移動通信機機器本体側の給電部と給電部材およ
び保持部材との間の接触関係が維持できる。
【0013】請求項3記載の発明では、給電部材および
保持部材と電気的導通状態を維持されている取付部材が
移動通信機器本体に形成されている取付部に締結される
過程で取付部材と取付部とが常に接触した状態を維持さ
れる。これにより、取付部が電極部とされているので、
取付部材の締結時の回転量に拘らず取付部の電極部から
給電部材および保持部材を介したアンテナエレメントに
対する給電路が確保される。
【0014】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。なお、図1以降の図において図5に示した部材と
同様な構成部品については同符号により示してある。図
1は、請求項1および2記載の発明の実施例である移動
通信機器用アンテナ装置の要部、つまり、取付構造を示
す断面図であり、同図に示す移動通信機器用アンテナ装
置1は、携帯電話や携帯無線機に用いられる。図1にお
いて、移動通信機器用アンテナ装置(便宜上、符号1’
で示す)は、移動通信機器本体2に形成されているアン
テナエレメント取付部であるネジ孔2Aに対し、アンテ
ナエレメント3を摺動可能に支持している取付部材4が
取付ネジ部4Bを締結されて取付られるようになってい
る。
【0015】一方、図5に示した構成と同様に、取付部
材4の外周に一体化されている給電部材6’および保持
部材7’は、一体成形されたリン青銅などの弾性体で構
成され、電気的に導通状態を維持されている。この給電
部材6’および保持部材7’は、取り付け部材4の外周
面を囲繞し、かつ、移動通信機器本体2のネジ孔2A内
に挿通可能な外径を有する形状とさている。このような
給電部材6’および保持部材7’は、取付部材4のモー
ルド成形時に成型用金型内にてインサート処理されて一
体化されている。
【0016】移動通信機器本体2内には、図2に示すよ
うに、取付部材4が締結終了した時点で保持部材7’と
対応する位置に給電部をなす電極部2Bが配置されてい
る。電極部2Bは、保持部材7’が嵌合可能な内径を有
する円筒部材で構成されており、保持部材7’の外周に
当接、好ましくは圧接できるようになっている。なお、
上記電極部2Bは、図3に示すように、上述した円筒部
材に代えて、保持部材7’の外周面に向け膨出させた凸
部を先端に有する弾性片(便宜上、符号2B1で示す)
を保持部材7’の周方向に沿って複数並設した構成とす
ることも可能である。
【0017】本実施例は以上のような構成であるから、
アンテナエレメント3が取付部材4内に挿入されて摺動
可能に支持されたうえで、取付部材4が移動通信機器本
体2に取付られる。取付部材4は、取付ネジ部4Bがネ
ジ孔2Aに対向するまで移動通信機器本体2に有するネ
ジ孔2A内に挿通されるが、この際、取付部材4の外周
にはネジ孔2Aと干渉する部材が存在していないので、
図1において矢印で示すように、円滑に挿入され、ネジ
孔2Aに対して取付ネジ部4Bを締結することができ
る。
【0018】一方、取付ネジ部4Bが移動通信機器本体
2のネジ孔2Aに締結される過程で、フランジ4Cが移
動通信機器本体2の天板に突き当たると取付部材4の締
結が終了することになる。締結終了後、図2に示すよう
に、取付部材4の外周に位置する保持部材7’は移動通
信機器本体2内に配置されている電極部2B内に嵌合
し、電極部2Bの接片が圧接する。これによりアンテナ
エレメント3に対する給電路は、電極部2B、保持部材
7’およびこれと一体の給電部材6’を介して形成され
ることになる。なお、図3に示した構成においても、取
付部材4の締結が終了すると、弾性片B1が保持部材
7’の外周面に圧接して、上述した場合と同様にアンテ
ナエレメント3に対する給電路を形成することができ
る。
【0019】本実施例によれば、取付部材の外周に一体
化されている給電部材6’および保持部材7’の形状を
特定するだけの簡単な構造により、図5に示した従来の
ものと違ってアンテナエレメント3を移動通信機器本体
2に取り付ける際に給電部材6’や保持部材7’の変形
作業などを必要とすることがないので、アンテナエレメ
ント3の取付作業が簡略化される。しかも、取付部材4
はモールド成形された樹脂製であるので、アンテナエレ
メント3の取付に用いられる部品の軽量化が可能にな
る。
【0020】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。図4は請求項3記載の発明による移動通信機器用ア
ンテナ装置の要部、つまり取付構造を説明するための図
1相当の断面図である。図4において、請求項3記載の
発明は、アンテナエレメントの取付部そのものを給電用
の電極部とすることを特徴としている。つまり、取付部
材(便宜上符号40で示す)は、図1に示した構成と同
様な形状構造を有しており、取付ネジ部40Bおよびフ
ランジ部40Cを装備している。 取付ネジ部40B
は、図1に示した構成と同様に取付部材40の取付の際
に移動通信機器本体2のネジ孔(便宜上、符号2A’で
示す)に締結される。一方、移動通信機器本体2におけ
るアンテナエレメント3の取付部をなすネジ孔2A’
は、移動通信機器本体2の材質とは異なり、導電性材料
からなるナットサート20の内面に形成されており、図
示しない給電回路の一部をなす配線が接続されている。
【0021】ナットサート20内に形成されているネジ
孔2A’に締結される取付部材40は、取付ネジ部40
Bおよび保持部材(便宜上、符号70で示す)が接触し
ている表面に樹脂によるメッキが施されている。なお、
図4に示されている構造では、取付部材4のフランジ部
40Cに対してもその表面にメッキが施されており、こ
れによって、ネジ孔2A’の端面にフランジ部40Aが
接触した際にフランジ部40Aも給電路の一部として用
いるようになっている。
【0022】本実施例は以上のような構成であるから、
取付部材40が移動通信機器本体2の取付部であるナッ
トサート20内のネジ孔2A’に締結されることでアン
テナエレメント3が移動通信機器本体2に取り付けられ
る。ネジ孔2A’に対して取付部材4が締結される過程
でネジ孔2A’と取付部材40の取付ネジ部40Bとが
常に接触しているので、締結量に拘わらずネジ部2
A’、ネジ部40Bの表面および取付部材40の表面を
介して保持部材70に対する給電路が形成され、保持部
材70と一体の給電部材(便宜上、符号60で示す)と
アンテナエレメント3との間の給電路が形成される。
【0023】本実施例によれば、移動通信機器本体2の
ネジ孔2A’を給電用電極部として用いることにより、
図1に示した実施例と違って移動通信機器本体2内に特
別な電極部を設ける必要がないので、給電路の構造が簡
略化できる。しかも、取付部材40の回転量に拘わら
ず、ネジ孔2A’と取付ネジ部40Bとが接触を維持さ
れているので、給電路の断線を生じることがない。
【0024】なお、図4に示した実施例においては、モ
ールド成形されて構成されている取付部材40の表面に
樹脂によるメッキを施しているが、本発明では、このよ
うな構成に限らない。つまり、例えば、取付部材そのも
のを真鍮やアルミニウム等の金属の切削加工品で構成し
たり、アルミニウムやマグネシウム等を用いたダイキャ
スト製品で構成したり、さらには導電性樹脂により構成
することも可能である。 また、取付部材全体を導電処
理するのでなく、フランジ部40Cを除いた部分を導電
処理するようにしてもよい。この場合には、移動通信機
器本体2の表面に露出するフランジ部40Aは導電処理
されていないので、その部分で発生する誘電作用による
静電気の発生が抑制されて静電耐圧を高めるようにする
ことができる。さらには、フランジ部40Aを装飾的な
部分として他の部分と区別して移動通信機器本体2の装
飾に整合させることも可能である。
【0025】さらに、上記樹脂メッキされている取付部
材40を締結するためのナットサートの変形例として、
図5に示す構成とすることも可能である。図5におい
て、ナットサート20には、移動通信機器本体内に位置
する側にネジ部2Aに連続してリング状の環状電極部2
0Aが形成されている。一方、上記環状電極部20Aの
周囲には、移動通信機器本体内の電極部(便宜上、図3
に示した電極2Bの弾性片に付した符号2で示す)が当
接している。このような構成によれば、図4に示した構
成の場合と違ってナットサート20へのリード線の接続
等の配線処理が不要となり、弾性片2B1からナットサ
ート20を介して取付部材40への給電路が形成され、
さらに、取付部材40の表面に当接している保持部材7
0および給電部材60を介してアンテナエレメント3に
対する給電路が構成できる。しかも、弾性片2B1は、
保持部材70に比べて広い接触有効面積が得られる環状
電極部20Aを対象として当接できるので、保持部材7
0に対する位置合わせ精度に比べて位置合わせ精度を高
いものとしなくてすむ。このため、加工精度に向上によ
る加工コストの上昇を抑制することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、給電部材と保持部材とがアンテナエレメント
の支持用取付部材の外周を囲繞し、さらに移動通信機器
本体に形成されている取付部に対して挿通可能な形状と
されているので、給電部材および保持部材の一部が取付
部に対して干渉したりすることなく挿通することができ
る。これにより、給電部材および保持部材を移動通信機
器の取付部に挿通する際の干渉防止などの手間を省くこ
とでアンテナエレメントの組付けが容易に行える。
【0027】請求項2記載の発明によれば、取付部材が
移動通信機器本体に締結されると、給電部材および保持
部材の任意位置に対して移動通信機器本体側の給電部を
接触させることができるので、取付部材の締結によって
給電部材および保持部材が回転した場合でもその回転位
置に関係なく移動通信機機器本体側の給電部と給電部材
および保持部材との間の接触関係が維持できる。これに
より、アンテナエレメントの取付後において給電路が形
成できなくなるような事態の発生を未然に防止すること
が可能になる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、給電部材お
よび保持部材と電気的導通状態を維持されている取付部
材が移動通信機器本体に形成されている取付部に締結さ
れる過程で取付部材と取付部とが常に接触した状態を維
持される。これにより、取付の際に必然的に接触関係を
設定される部分である取付部を給電用の電極部とするこ
とで、既存の取付構造を利用するだけの簡単な構造によ
って取付部材の締結回転量に関係なく常にアンテナエレ
メントに対する給電路を形成し続けることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2記載の発明の実施例を説明す
るための移動通信機器用アンテナ装置の要部を示す局部
的な断面図である。
【図2】図1に示した要部での給電構造を説明するため
の局部的な断面図である。
【図3】図2に示した給電構造の変形例を説明するため
の局部的な断面図である。
【図4】請求項3記載の発明の実施例を説明するための
移動通信機器用アンテナ装置の要部を示す図1相当の断
面図である。
【図5】図4に示した要部構造の変形例を示す図4相当
の断面図である。
【図6】移動通信機器用アンテナ装置の従来例を説明す
るための全体構成図である。
【図7】図6に示した従来例における要部構造を示す局
部的な断面図である。
【符号の説明】
1 移動通信機器用アンテナ装置 2 移動通信機器本体 2A、2A’ 機器本体の取付部に相当するネジ孔 2B 給電用の電極部 3 アンテナエレメント 4 取付部材 4B 取付ネジ部 4C フランジ 6、60 給電部材 7、70 保持部材 20 ネジ孔を有する取付部をなすナットサ
ート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信機器に付設されているアンテナ
    装置であって、 上記移動通信機器の本体から引出された状態および移動
    通信機器の本体内に格納された状態のいずれかが選択さ
    れるアンテナエレメントの導電部に当接可能な給電部材
    と、 上記給電部材と電気的導通状態を維持され、アンテナエ
    レメントの引出し状態を維持可能な保持部材とを備え、 上記給電部材および上記保持部材は、上記アンテナエレ
    メントの支持用取付部材の外周を囲繞するとともに上記
    移動通信機器の本体側に形成されている取付部に挿通可
    能な形状とされ、挿通後、上記移動通信機器内に配置さ
    れている電極部に対し、少なくとも保持部材が接触可能
    に位置決めされることを特徴とする移動通信機器用アン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信機器用アンテナ
    装置において、 上記給電部材および保持部材は、上記アンテナエレメン
    トを摺動可能に支持する取付部材に対して一体成形され
    た弾性部材で構成され、上記取付部材が上記移動通信機
    器の本体に対し締結されると、外周方向の任意位置に上
    記移動通信機器本体内の給電部を接触させることが可能
    であることを特徴とする移動通信機器用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 移動通信機器に付設されているアンテナ
    装置であって、 上記移動通信機器の本体から引出された状態および移動
    通信機器の本体内に格納された状態のいずれかが選択さ
    れるアンテナエレメントの導電部に当接可能な給電部材
    と、 上記給電部材と電気的導通状態を維持され、上記アンテ
    ナエレメントの引出し状態を維持可能な保持部材と、 上記給電部材および保持部材と電気的導通状態を維持さ
    れ、これら各部材と一体化されて上記アンテナエレメン
    トを摺動可能に支持する取付部材とを備え、 上記取付部材は、上記移動通信機器の本体に形成されて
    いる取付部に対して締結されることで固定され、かつ、
    取付用締結部に設けられている電極部と電気的接触可能
    に構成されていることを特徴とする移動通信機器用アン
    テナ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002037602A1 (fr) * 2000-11-06 2002-05-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif antenne et dispositif portable

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