JPH08213821A - 無線機用アンテナ装置 - Google Patents
無線機用アンテナ装置Info
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- JPH08213821A JPH08213821A JP9303295A JP9303295A JPH08213821A JP H08213821 A JPH08213821 A JP H08213821A JP 9303295 A JP9303295 A JP 9303295A JP 9303295 A JP9303295 A JP 9303295A JP H08213821 A JPH08213821 A JP H08213821A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所要部品点数を可及的に少なくし、併せて、
全体構造の簡略化を図って低コストを達成し得るように
した無線機用アンテナ装置を提供することを目的として
いる。 【構成】 約λ／２のエレメント長を有してヘリカル状
に形成されるアンテナエレメント・整合部と、該アンテ
ナエレメント・整合部の基部側周囲に配置されて容量を
確保する整合パイプとを少なくとも備え、前記アンテナ
エレメント・整合部の基端部を同軸コネクタに接続し、
該同軸コネクタを無線機のアンテナ接続該当部に着脱自
在に嵌着接続し得るように構成した。また、約λ／２の
エレメント長を有するアンテナエレメントと、上記アン
テナエレメントと第１の接続手段を介して電気的に接続
されているスパイラル状の整合コイルと、上記整合コイ
ルと第２の接続手段を介して電気的に接続されている同
軸コネクタと、上記整合コイルの収縮方向への変形を防
止する様に配設されたインシュレータ棒とを有する様に
構成した。
全体構造の簡略化を図って低コストを達成し得るように
した無線機用アンテナ装置を提供することを目的として
いる。 【構成】 約λ／２のエレメント長を有してヘリカル状
に形成されるアンテナエレメント・整合部と、該アンテ
ナエレメント・整合部の基部側周囲に配置されて容量を
確保する整合パイプとを少なくとも備え、前記アンテナ
エレメント・整合部の基端部を同軸コネクタに接続し、
該同軸コネクタを無線機のアンテナ接続該当部に着脱自
在に嵌着接続し得るように構成した。また、約λ／２の
エレメント長を有するアンテナエレメントと、上記アン
テナエレメントと第１の接続手段を介して電気的に接続
されているスパイラル状の整合コイルと、上記整合コイ
ルと第２の接続手段を介して電気的に接続されている同
軸コネクタと、上記整合コイルの収縮方向への変形を防
止する様に配設されたインシュレータ棒とを有する様に
構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機用アンテナ装置
に関し、特に、低コスト、耐久性が要求される携帯無線
機に適用して好適に小型化したアンテナ装置の改良構造
に係るものである。
に関し、特に、低コスト、耐久性が要求される携帯無線
機に適用して好適に小型化したアンテナ装置の改良構造
に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、携帯無線機のアンテナ接続該当
部に対して同軸コネクタで嵌着接続することで用いるア
ンテナ装置、特に、約λ／２の長さのアンテナエレメン
トを有するアンテナ装置においては、従来からよく知ら
れているように、これらのアンテナエレメントと同軸コ
ネクタの間に必ず整合部を必要としている。即ち、従来
のこの種の携帯無線機用アンテナ装置は、図８に示した
ように、約λ／２のエレメント長に設定された直線状の
アンテナエレメント２１と、該アンテナエレメント２１
に接続金具２３で結合支持して半田付け接続されると共
に、空心コイルやプリント基板上でコイルに相当するス
トリップライン等を形成した整合部２２と、該整合部２
２に半田付け接続した中心コンタクト２５を同軸に配す
る様にインシュレータ２６を介して該中心コンタクト２
５を保持するコネクタ２４と、内部に前記整合部２２及
び中心コンタクト２５を含み、前記接続金具２３とコネ
クタ２４の間を固定する比較的硬質のインシュレータカ
バー２７と、前記コネクタ２４の嵌着部を除く全体を覆
う外被２８とで構成しており、ここでは、図示省略した
携帯無線機のアンテナ接続該当部に対し、前記同軸コネ
クタ（中心コンタクト２５およびコネクタ２４）を着脱
自在に嵌着接続して使用し、携帯無線機用のアンテナ装
置として機能する。
部に対して同軸コネクタで嵌着接続することで用いるア
ンテナ装置、特に、約λ／２の長さのアンテナエレメン
トを有するアンテナ装置においては、従来からよく知ら
れているように、これらのアンテナエレメントと同軸コ
ネクタの間に必ず整合部を必要としている。即ち、従来
のこの種の携帯無線機用アンテナ装置は、図８に示した
ように、約λ／２のエレメント長に設定された直線状の
アンテナエレメント２１と、該アンテナエレメント２１
に接続金具２３で結合支持して半田付け接続されると共
に、空心コイルやプリント基板上でコイルに相当するス
トリップライン等を形成した整合部２２と、該整合部２
２に半田付け接続した中心コンタクト２５を同軸に配す
る様にインシュレータ２６を介して該中心コンタクト２
５を保持するコネクタ２４と、内部に前記整合部２２及
び中心コンタクト２５を含み、前記接続金具２３とコネ
クタ２４の間を固定する比較的硬質のインシュレータカ
バー２７と、前記コネクタ２４の嵌着部を除く全体を覆
う外被２８とで構成しており、ここでは、図示省略した
携帯無線機のアンテナ接続該当部に対し、前記同軸コネ
クタ（中心コンタクト２５およびコネクタ２４）を着脱
自在に嵌着接続して使用し、携帯無線機用のアンテナ装
置として機能する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による従来の携帯無線機用アンテナ装置では、アンテ
ナエレメント２１と整合部２２とに全く別の構成部品を
それぞれに用いており、また、前記整合部２２に関して
は、プリント基板が適用される場合が多く、しかも、こ
のプリント基板が完全に電気的な構成部品であって該当
各部品との間に手間のかかる半田付け接続（図８のＡで
示す部分）をそれぞれに必要とし、該整合部の断線の可
能性があり、さらに一方では、その構成上、外部から加
えられる応力に対応して接続該当部を十分に保護するた
めに、比較的硬質のインシュレータカバー２７を設けな
ければならず、この結果、所要部品点数が徒らに増加す
るほか、全体構造自体についてもまた複雑化して低コス
トを実現できない等の好ましくない種々の問題点を有す
るものであった。
成による従来の携帯無線機用アンテナ装置では、アンテ
ナエレメント２１と整合部２２とに全く別の構成部品を
それぞれに用いており、また、前記整合部２２に関して
は、プリント基板が適用される場合が多く、しかも、こ
のプリント基板が完全に電気的な構成部品であって該当
各部品との間に手間のかかる半田付け接続（図８のＡで
示す部分）をそれぞれに必要とし、該整合部の断線の可
能性があり、さらに一方では、その構成上、外部から加
えられる応力に対応して接続該当部を十分に保護するた
めに、比較的硬質のインシュレータカバー２７を設けな
ければならず、この結果、所要部品点数が徒らに増加す
るほか、全体構造自体についてもまた複雑化して低コス
トを実現できない等の好ましくない種々の問題点を有す
るものであった。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、このような従来の各問題点を
解消するためになされたもので、所要部品点数を可及的
に少なくし、併せて、全体構造の簡略化を図って低コス
トを達成し得るようにした無線機用アンテナ装置を提供
することを目的としている。本発明の他の目的は、半田
付け接続をなくして組立効率を向上させ、整合部の断線
を無くすと共に、整合コイル収縮方向の変形を防止する
ことができる無線機用アンテナ装置を提供することにあ
る。
解消するためになされたもので、所要部品点数を可及的
に少なくし、併せて、全体構造の簡略化を図って低コス
トを達成し得るようにした無線機用アンテナ装置を提供
することを目的としている。本発明の他の目的は、半田
付け接続をなくして組立効率を向上させ、整合部の断線
を無くすと共に、整合コイル収縮方向の変形を防止する
ことができる無線機用アンテナ装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る無線機用アンテナ装置は、約λ／２の
エレメント長を有してヘリカル状に形成されるアンテナ
エレメント・整合部と、該アンテナエレメント・整合部
の基部側周囲に配置されて容量を確保する整合パイプと
を少なくとも備え、前記アンテナエレメント・整合部の
基端部を同軸コネクタに接続し、該同軸コネクタを無線
機のアンテナ接続該当部に着脱自在に嵌着接続し得るよ
うに構成したことを特徴とするものである。
め、本発明に係る無線機用アンテナ装置は、約λ／２の
エレメント長を有してヘリカル状に形成されるアンテナ
エレメント・整合部と、該アンテナエレメント・整合部
の基部側周囲に配置されて容量を確保する整合パイプと
を少なくとも備え、前記アンテナエレメント・整合部の
基端部を同軸コネクタに接続し、該同軸コネクタを無線
機のアンテナ接続該当部に着脱自在に嵌着接続し得るよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【０００６】本発明の他の特徴は、無線機用アンテナ装
置において、約λ／２のエレメント長を有するアンテナ
エレメントと、上記アンテナエレメントと第１の接続手
段を介して電気的に接続されているスパイラル状の整合
コイルと、上記整合コイルと第２の接続手段を介して電
気的に接続されている同軸コネクタと、上記整合コイル
の収縮方向への変形を防止する様に配設されたインシュ
レータ棒とを有し、上記第１の接続手段が、上記アンテ
ナエレメントの一端がうめ込まれると共に、上記整合コ
イルの一端が密着して巻き付けられた接続金具から成
り、上記第２の接続手段が、上記接合コイルの他端が密
着して巻き付けられた上記同軸コネクタの中心コンタク
トの一端部から成ることを特徴とする。
置において、約λ／２のエレメント長を有するアンテナ
エレメントと、上記アンテナエレメントと第１の接続手
段を介して電気的に接続されているスパイラル状の整合
コイルと、上記整合コイルと第２の接続手段を介して電
気的に接続されている同軸コネクタと、上記整合コイル
の収縮方向への変形を防止する様に配設されたインシュ
レータ棒とを有し、上記第１の接続手段が、上記アンテ
ナエレメントの一端がうめ込まれると共に、上記整合コ
イルの一端が密着して巻き付けられた接続金具から成
り、上記第２の接続手段が、上記接合コイルの他端が密
着して巻き付けられた上記同軸コネクタの中心コンタク
トの一端部から成ることを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の無線機用アンテナ装置においては、ア
ンテナエレメント・整合部と整合パイプとの相互接続を
伴わない組み合わせによる極めて簡略化された構成によ
って、所要のアンテナ機能が果たされる。また、アンテ
ナエレメントと整合コイルとの接続部および整合コイル
と中心コンタクトとの接続部がハンダレスで接続されて
いるため、組立効率が向上し、整合部の断線を無くすこ
とができる。また、接続金具と中心コンタクトとの間に
つっかえ棒の役割を果すインシュレータ棒を配設したの
で、整合コイル収縮方向の変形を防止できる。
ンテナエレメント・整合部と整合パイプとの相互接続を
伴わない組み合わせによる極めて簡略化された構成によ
って、所要のアンテナ機能が果たされる。また、アンテ
ナエレメントと整合コイルとの接続部および整合コイル
と中心コンタクトとの接続部がハンダレスで接続されて
いるため、組立効率が向上し、整合部の断線を無くすこ
とができる。また、接続金具と中心コンタクトとの間に
つっかえ棒の役割を果すインシュレータ棒を配設したの
で、整合コイル収縮方向の変形を防止できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る無線機用アンテナ装置の
実施例につき、携帯無線機に適用する場合を例にとって
詳細に説明する。図１は、本発明の第１実施例を適用し
た携帯無線機用アンテナ装置の概要を模式的に示す断面
構成図である。即ち、図１に示す装置構成において、第
１実施例を適用したアンテナ装置は、約λ／２のエレメ
ント長を有して所要のヘリカル状に形成されたアンテナ
エレメント・整合部１１と、該アンテナエレメント・整
合部１１の基端部を結合固定して支持し、且つ基端外部
側に中心コンタクト１２ａを突出させた接続部材１２
と、インシュレータ１４を介することで、前記接続部材
１２、ひいては中心コンタクト１２ａを同軸上に固定し
て保持するコネクタ１３と、前記アンテナエレメント・
整合部１１の基端部側周囲に配置されて、該アンテナエ
レメント・整合部１１との間に容量を確保して整合に寄
与する整合パイプ１５と、前記同軸コネクタ（中心コン
タクト１２ａおよびコネタク１３）の嵌着部を除いた全
体を覆ってエラストマ樹脂等で一体成形した保護外被１
６とによって構成する。
実施例につき、携帯無線機に適用する場合を例にとって
詳細に説明する。図１は、本発明の第１実施例を適用し
た携帯無線機用アンテナ装置の概要を模式的に示す断面
構成図である。即ち、図１に示す装置構成において、第
１実施例を適用したアンテナ装置は、約λ／２のエレメ
ント長を有して所要のヘリカル状に形成されたアンテナ
エレメント・整合部１１と、該アンテナエレメント・整
合部１１の基端部を結合固定して支持し、且つ基端外部
側に中心コンタクト１２ａを突出させた接続部材１２
と、インシュレータ１４を介することで、前記接続部材
１２、ひいては中心コンタクト１２ａを同軸上に固定し
て保持するコネクタ１３と、前記アンテナエレメント・
整合部１１の基端部側周囲に配置されて、該アンテナエ
レメント・整合部１１との間に容量を確保して整合に寄
与する整合パイプ１５と、前記同軸コネクタ（中心コン
タクト１２ａおよびコネタク１３）の嵌着部を除いた全
体を覆ってエラストマ樹脂等で一体成形した保護外被１
６とによって構成する。
【０００９】従って、第１実施例構成によるアンテナ装
置の場合にも、先に述べた従来のアンテナ装置の場合と
同様に、図示省略した携帯無線機のアンテナ接続該当部
に対して、同軸コネクタを着脱自在に嵌着接続して使用
することにより、所要の約λ／２のエレメント長を有し
て所要のヘリカル状に形成されるアンテナエレメント・
整合部１１と、該アンテナエレメント・整合部１１との
間に容量を確保する整合パイプ１５との組み合わせ構造
によって、従来のアンテナ装置におけるようなあらため
てプリント基板面に形成する整合部を用いることなし
に、携帯無線機用アンテナとして所期通りに機能させ得
るのである。
置の場合にも、先に述べた従来のアンテナ装置の場合と
同様に、図示省略した携帯無線機のアンテナ接続該当部
に対して、同軸コネクタを着脱自在に嵌着接続して使用
することにより、所要の約λ／２のエレメント長を有し
て所要のヘリカル状に形成されるアンテナエレメント・
整合部１１と、該アンテナエレメント・整合部１１との
間に容量を確保する整合パイプ１５との組み合わせ構造
によって、従来のアンテナ装置におけるようなあらため
てプリント基板面に形成する整合部を用いることなし
に、携帯無線機用アンテナとして所期通りに機能させ得
るのである。
【００１０】ちなみに、図２（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）
と図２（ａ）’、（ｂ）’及び（ｃ）’には、夫々第１
実施例の携帯無線機用アンテナ装置における送信帯域と
受信帯域におけるＸ−Ｚ、Ｙ−Ｚ及びＸ−Ｙ各方向の指
向特性の一例を示し、また、図３には、該携帯無線機用
アンテナ装置におけるリターンロス特性の一例を示して
ある。更に、図４はＶＳＷＲ特性図、図５はインピーダ
ンス特性図である。
と図２（ａ）’、（ｂ）’及び（ｃ）’には、夫々第１
実施例の携帯無線機用アンテナ装置における送信帯域と
受信帯域におけるＸ−Ｚ、Ｙ−Ｚ及びＸ−Ｙ各方向の指
向特性の一例を示し、また、図３には、該携帯無線機用
アンテナ装置におけるリターンロス特性の一例を示して
ある。更に、図４はＶＳＷＲ特性図、図５はインピーダ
ンス特性図である。
【００１１】次に、図６は第１実施例のアンテナ寸法図
であり、ここに示した範囲の各部寸法を有したアンテナ
を用いることにより、本発明者が所期の効果を発揮する
ことが可能となる。このように第１実施例のアンテナ装
置においては、その整合部として、従来のアンテナ装置
のような各電気的部品を用いることなしに、アンテナ機
能をヘリカル状のアンテナエレメント・整合部１１と整
合パイプ１５との相互接続を伴わない単なる組み合わせ
で構成しているために、装置全体の所要部品点数が少な
くなると共に、手間のかかる半田付け接続を全く必要と
せず、信頼性の高い装置構成を低コストで実現できると
いう利点があり、併せて、エラストマ樹脂等の一体成形
による保護外被１６によって、コネクタ１３の嵌着部を
除く装置構成の全体を覆うようにしているために、アン
テナ主要部が比較的柔軟性に優れ、外部から加えられる
応力に対しても、十分効果的に対応し得るのである。
であり、ここに示した範囲の各部寸法を有したアンテナ
を用いることにより、本発明者が所期の効果を発揮する
ことが可能となる。このように第１実施例のアンテナ装
置においては、その整合部として、従来のアンテナ装置
のような各電気的部品を用いることなしに、アンテナ機
能をヘリカル状のアンテナエレメント・整合部１１と整
合パイプ１５との相互接続を伴わない単なる組み合わせ
で構成しているために、装置全体の所要部品点数が少な
くなると共に、手間のかかる半田付け接続を全く必要と
せず、信頼性の高い装置構成を低コストで実現できると
いう利点があり、併せて、エラストマ樹脂等の一体成形
による保護外被１６によって、コネクタ１３の嵌着部を
除く装置構成の全体を覆うようにしているために、アン
テナ主要部が比較的柔軟性に優れ、外部から加えられる
応力に対しても、十分効果的に対応し得るのである。
【００１２】次に、本発明に係る無線機用アンテナ装置
の第２実施例について説明する。図７は、本発明の第２
実施例を適用した携帯無線機用アンテナ装置の概要を模
式的に示す断面構成図である。図７において、第２実施
例を適用したアンテナ装置は、約０．３５〜０．６５λ
（約λ／２）のエレメント長に設定された直線状のアン
テナエレメント３１と、上記アンテナエレメント３１と
電気的に接続される接続金具３２と、上記接続金具３２
と電気的に接続されたスパイラル状の整合コイル３３
と、上記整合コイル３３と電気的に接続された中心コン
タクト３４と、上記接続金具３２と中心コンタクト３４
の間の上記整合コイル３３内に設けられたインシュレー
タ棒３５と、上記中心コンタクト３４を同軸に配する様
にインシュレータ３６を介して上記中心コンタクト３４
を保持するコネクタ３７と、内部に上記整合コイル３３
および中心コンタクト３４を含む様に上記接続金具３２
とコネクタ３７の間を固定するインシュレータカバー３
８と、上記同軸コネクタ（中心コンタクト３４およびコ
ネクタ３７）の嵌着部を除く全体を覆う外被３９とを有
している。
の第２実施例について説明する。図７は、本発明の第２
実施例を適用した携帯無線機用アンテナ装置の概要を模
式的に示す断面構成図である。図７において、第２実施
例を適用したアンテナ装置は、約０．３５〜０．６５λ
（約λ／２）のエレメント長に設定された直線状のアン
テナエレメント３１と、上記アンテナエレメント３１と
電気的に接続される接続金具３２と、上記接続金具３２
と電気的に接続されたスパイラル状の整合コイル３３
と、上記整合コイル３３と電気的に接続された中心コン
タクト３４と、上記接続金具３２と中心コンタクト３４
の間の上記整合コイル３３内に設けられたインシュレー
タ棒３５と、上記中心コンタクト３４を同軸に配する様
にインシュレータ３６を介して上記中心コンタクト３４
を保持するコネクタ３７と、内部に上記整合コイル３３
および中心コンタクト３４を含む様に上記接続金具３２
とコネクタ３７の間を固定するインシュレータカバー３
８と、上記同軸コネクタ（中心コンタクト３４およびコ
ネクタ３７）の嵌着部を除く全体を覆う外被３９とを有
している。
【００１３】そして、図７において、上記接続金具３２
の上端部３２ａに設けられた穴に上記アンテナエレメン
ト３１の下端部３１ａがうめ込まれており、上記接続金
具３２の下端部３２ｂの外周には、上記整合コイル３３
の線径に合わせた溝が切られており、その溝に上記整合
コイル３３の上端部３３ａが密着して巻き付けられてい
る。また、上記中心コンタクト３４の上端部３４ａは、
その外径が、上記中心コンタクト３４のそれ以外の部分
（ピン部分）３４ｂより太くなっており、その上端部３
４ａの外周には、上記整合コイル３３の線径に合わせた
溝が切られており、その溝に上記整合コイル３３の下端
部３３ｂが密着して巻き付けられている。
の上端部３２ａに設けられた穴に上記アンテナエレメン
ト３１の下端部３１ａがうめ込まれており、上記接続金
具３２の下端部３２ｂの外周には、上記整合コイル３３
の線径に合わせた溝が切られており、その溝に上記整合
コイル３３の上端部３３ａが密着して巻き付けられてい
る。また、上記中心コンタクト３４の上端部３４ａは、
その外径が、上記中心コンタクト３４のそれ以外の部分
（ピン部分）３４ｂより太くなっており、その上端部３
４ａの外周には、上記整合コイル３３の線径に合わせた
溝が切られており、その溝に上記整合コイル３３の下端
部３３ｂが密着して巻き付けられている。
【００１４】そして、上記インシュレータ棒３５は、そ
の上端が上記接続金具３２の下端に密着すると共に、そ
の下端が上記中心コンタクト３４の上端に密着する様に
配設されている。従って、上記インシュレータ棒３５
は、図示省略した携帯無線機のアンテナ接続該当部に対
し上記同軸コネクタを嵌着接続して使用する時に、上記
中心コンタクト３４が図７において上方に押し上げられ
る方向Ａに力を加えられても、つっかえ棒の役割を果
し、上記中心コンタクト３４が上方に移動して上記整合
コイル３３が収縮方向（図７の方向Ａ）に変形するのを
防止している。
の上端が上記接続金具３２の下端に密着すると共に、そ
の下端が上記中心コンタクト３４の上端に密着する様に
配設されている。従って、上記インシュレータ棒３５
は、図示省略した携帯無線機のアンテナ接続該当部に対
し上記同軸コネクタを嵌着接続して使用する時に、上記
中心コンタクト３４が図７において上方に押し上げられ
る方向Ａに力を加えられても、つっかえ棒の役割を果
し、上記中心コンタクト３４が上方に移動して上記整合
コイル３３が収縮方向（図７の方向Ａ）に変形するのを
防止している。
【００１５】なお、上記整合コイル３３は、８００〜１
０００ＭＨｚのアンテナの場合、線径φ０．１〜φ２．
０のリン青銅の如き銅合金からなるコイルで、巻内径が
φ１〜φ１０で、ピッチ巻部の巻数が５〜２０巻となっ
ている。また、上記インシュレータ棒３５は、ポリアセ
タール（ＰＯＭ）等の材質から成っている。なお、上記
実施例においては、本発明のアンテナ装置を携帯無線機
に適用する場合について述べたが、適用対象が必ずしも
携帯無線機にのみ限定されるものでないことは勿論であ
る。
０００ＭＨｚのアンテナの場合、線径φ０．１〜φ２．
０のリン青銅の如き銅合金からなるコイルで、巻内径が
φ１〜φ１０で、ピッチ巻部の巻数が５〜２０巻となっ
ている。また、上記インシュレータ棒３５は、ポリアセ
タール（ＰＯＭ）等の材質から成っている。なお、上記
実施例においては、本発明のアンテナ装置を携帯無線機
に適用する場合について述べたが、適用対象が必ずしも
携帯無線機にのみ限定されるものでないことは勿論であ
る。
【００１６】
【発明の効果】以上、実施例によって詳述したように、
本発明の無線機用アンテナ装置によれば、約λ／２のエ
レメント長を有してヘリカル状に形成されるアンテナエ
レメント・整合部と、該アンテナエレメント・整合部と
の間に容量を確保して整合に寄与する整合パイプとの接
続によらない組み合わせ構造により、所要のアンテナ機
能を得られるようにしたから、装置全体の所要部品点数
が少なくて済み、且つ各部品間の半田付け接続という面
倒な作業をも何ら必要とせず、しかも、全体構造を極め
て簡略化できて、アンテナ装置自体の耐久性の向上と低
コスト化を達成し得るもので、結果的に、装置の信頼性
が格段に向上される等の実用上優れた種々の特徴を有す
るものである。
本発明の無線機用アンテナ装置によれば、約λ／２のエ
レメント長を有してヘリカル状に形成されるアンテナエ
レメント・整合部と、該アンテナエレメント・整合部と
の間に容量を確保して整合に寄与する整合パイプとの接
続によらない組み合わせ構造により、所要のアンテナ機
能を得られるようにしたから、装置全体の所要部品点数
が少なくて済み、且つ各部品間の半田付け接続という面
倒な作業をも何ら必要とせず、しかも、全体構造を極め
て簡略化できて、アンテナ装置自体の耐久性の向上と低
コスト化を達成し得るもので、結果的に、装置の信頼性
が格段に向上される等の実用上優れた種々の特徴を有す
るものである。
【００１７】また、アンテナエレメントと整合コイルと
の接続部および整合コイルと中心コンタクトとの接続部
がハンダレスで接続されているため、組立効率が向上
し、整合部の断線を無くすことができる。
の接続部および整合コイルと中心コンタクトとの接続部
がハンダレスで接続されているため、組立効率が向上
し、整合部の断線を無くすことができる。
【００１８】また、接続金具と中心コンタクトとの間に
つっかえ棒の役割を果すインシュレータ棒を配設したの
で、整合コイル収縮方向の変形を防止できる。
つっかえ棒の役割を果すインシュレータ棒を配設したの
で、整合コイル収縮方向の変形を防止できる。
【図１】本発明の第１実施例を適用した携帯無線機用ア
ンテナ装置の概要を模式的に示す断面構成図である。
ンテナ装置の概要を模式的に示す断面構成図である。
【図２】（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）は、本第１実施例の
携帯無線機用アンテナ装置における送信帯域でのＸ−
Ｚ、Ｙ−Ｚ及びＸ−Ｙ各方向の指向特性の一例を示す説
明図であり、（ａ）’、（ｂ）’及び（ｃ）’は、本実
施例の携帯無線機用アンテナ装置における受信帯域での
Ｘ−Ｚ、Ｙ−ＺおよびＸ−Ｙ各方向の指向特性の一例を
示す説明図である。
携帯無線機用アンテナ装置における送信帯域でのＸ−
Ｚ、Ｙ−Ｚ及びＸ−Ｙ各方向の指向特性の一例を示す説
明図であり、（ａ）’、（ｂ）’及び（ｃ）’は、本実
施例の携帯無線機用アンテナ装置における受信帯域での
Ｘ−Ｚ、Ｙ−ＺおよびＸ−Ｙ各方向の指向特性の一例を
示す説明図である。
【図３】第１実施例の携帯無線機用アンテナ装置におけ
るリターンロス特性の一例を示すグラフ図である。
るリターンロス特性の一例を示すグラフ図である。
【図４】第１実施例のアンテナ装置のＶＳＷＲ特性を示
す図である。
す図である。
【図５】第１実施例のアンテナ装置のインピーダンス特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図６】第１実施例のアンテナ装置の寸法図である。
【図７】本発明の第２実施例を適用した携帯無線機用ア
ンテナ装置の概要を模式的に示す断面構成図である。
ンテナ装置の概要を模式的に示す断面構成図である。
【図８】従来例による携帯無線機用アンテナ装置の概要
を模式的に示す断面構成図である。
を模式的に示す断面構成図である。
１１…アンテナエレメント・整合部、 １２…接続部材、 １２ａ…中心コンタクト、 １３、３７…コネクタ、 １４、３６…インシュレータ、 １５…整合パイプ、 １６、３９…保護外被、 ３１…アンテナエレメント、 ３２…接続金具、 ３３…整合コイル、 ３５…インシュレータ棒、 ３８…インシュレータカバー、
Claims (3)
- 【請求項１】 約λ／２のエレメント長を有してヘリカ
ル状に形成されるアンテナエレメント・整合部と、該ア
ンテナエレメント・整合部の基部側周囲に配置されて容
量を確保する整合パイプとを少なくとも備え、前記アン
テナエレメント・整合部の基端部を同軸コネクタに接続
し、該同軸コネクタを無線機のアンテナ接続該当部に着
脱自在に嵌着接続し得るように構成したことを特徴とす
る無線機用アンテナ装置。 - 【請求項２】 約λ／２のエレメント長を有するアンテ
ナエレメントと、上記アンテナエレメントと第１の接続
手段を介して電気的に接続されているスパイラル状の整
合コイルと、上記整合コイルと第２の接続手段を介して
電気的に接続されている同軸コネクタと、上記整合コイ
ルの収縮方向への変形を防止する様に配設されたインシ
ュレータ棒とを有することを特徴とする無線機用アンテ
ナ装置。 - 【請求項３】 上記第１の接続手段が、上記アンテナエ
レメントの一端がうめ込まれると共に、上記整合コイル
の一端が密着して巻き付けられた接続金具から成り、上
記第２の接続手段が、上記接合コイルの他端が密着して
巻き付けられた上記同軸コネクタの中心コンタクトの一
端部から成ることを特徴とする請求項１に記載の無線機
用アンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303295A JPH08213821A (ja) | 1994-12-07 | 1995-03-27 | 無線機用アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-330646 | 1994-12-07 | ||
| JP33064694 | 1994-12-07 | ||
| JP9303295A JPH08213821A (ja) | 1994-12-07 | 1995-03-27 | 無線機用アンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08213821A true JPH08213821A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=26434479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9303295A Pending JPH08213821A (ja) | 1994-12-07 | 1995-03-27 | 無線機用アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08213821A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009267601A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Mitsumi Electric Co Ltd | 複合アンテナ装置 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP9303295A patent/JPH08213821A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009267601A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Mitsumi Electric Co Ltd | 複合アンテナ装置 |
| JP4600695B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2010-12-15 | ミツミ電機株式会社 | 複合アンテナ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040506 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040705 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |