JPH07326452A - ロータリジョイントの基板接続構造 - Google Patents

ロータリジョイントの基板接続構造

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JPH07326452A
JPH07326452A JP6118922A JP11892294A JPH07326452A JP H07326452 A JPH07326452 A JP H07326452A JP 6118922 A JP6118922 A JP 6118922A JP 11892294 A JP11892294 A JP 11892294A JP H07326452 A JPH07326452 A JP H07326452A
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義博 山際
Hidetsugu Morimoto
英嗣 森本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、安価で、電気的損失が小さく、
耐振性に優れ、かつ、小型化が図られるロータリジョイ
ントの基板接続構造を得ることを目的とする。 【構成】 ロータリジョイントの固定側同軸コネクタ3
0は、内部端子30aと、この内部端子30aを同軸的
に包囲する外部端子30bと、この外部端子30bの先
端側に軸方向に延出された延出部30cとから構成され
ている。基板31には、内部端子30aおよび延出部3
0cのそれぞれを挿通させるスルーホールが穿設されて
いる。そこで、基板31のスルーホールに内部端子30
aおよび延出部30cを挿通させて、突出した内部端子
30aおよび延出部30cを基板31の裏面側から半田
付けして、ロータリジョイントと基板31とを電気的、
かつ、機械的に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波回路部品が実
装された基板とアンテナ等の回転体との間に配設されて
高周波信号を双方向に伝達するロータリジョイントの基
板接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実開昭60−13689号
公報に記載された従来のロータリジョイントを示す断面
図であり、図において1は有底円筒状の回転側外部導
体、2はこの回転側外部導体1の底部に絶縁体3により
電気的に絶縁された状態で同軸的に一体化された回転側
内部導体、4は軸受5を介して内部に回転側外部導体1
を回転可能に収納する有底円筒状の固定側外部導体、6
はこの固定側外部導体4の底部に絶縁体7を介して電気
的に絶縁された状態で同軸的に一体化された内部導体用
接触板である。8は回転側内部導体2内に軸方向に摺動
可能に配設された内部導体用ブラシ、9は内部導体用ブ
ラシ8を内部導体用接触板6の方向に付勢するバネであ
る。ここで、バネ9の付勢力によりこの内部導体用接触
板6に内部導体用ブラシ8を接触させることにより、内
部導体部の回転側と固定側の導通を得るスリップリング
機構を構成している。10は固定側外部導体4内に軸方
向に摺動可能に配設された外部導体用接触板、11は外
部導体用接触板10を回転側外部導体1の方向に付勢す
るバネである。ここで、バネ11の付勢力によりこの回
転側外部導体1に外部導体用接触板10を接触させるこ
とにより、外部導体部の回転側と固定側の導通を得るス
リップリング機構を構成している。12は基板接続用同
軸コネクタとしての固定側同軸コネクタであり、この固
定側同軸コネクタ12は内部導体用接触板6に電気的に
接続された内部端子12aと、固定側外部導体4に電気
的に接続された外部端子12bとから構成されている。
13は回転側同軸コネクタであり、この回転側同軸コネ
クタ13は回転側内部導体2に電気的に接続された内部
端子13aと回転側外部導体1に電気的に接続された外
部端子13bとから構成されている。14は軸受押えで
ある。
【0003】つぎに、上記従来のロータリジョイントの
動作について説明する。回転側外部導体1が軸受5を介
して固定側外部導体4に支えられた状態で回転している
時、回転側外部導体1と一体化されている回転側内部導
体2も回転している。この時、内部導体用ブラシ8はバ
ネ9の付勢力により内部導体用接触板6に接触し、外部
導体用接触板10はバネ11の付勢力により回転側外部
導体1に接触している。そこで、回転側同軸コネクタ1
3の外部端子13bは、回転側外部導体1、外部導体用
接触板10および固定側外部導体4を介して固定側同軸
コネクタ12の外部端子12bに接続される。同様に、
回転側同軸コネクタ13の内部端子13aは、回転側内
部導体2、内部導体用ブラシ8および内部導体用接触板
6を介して固定側同軸コネクタ12の内部端子12aに
接続され、同軸ロータリジョイントを構成している。
【0004】ついで、このように構成されたロータリジ
ョイントと高周波回路部品が実装された基板との接続に
ついて、図8を参照しつつ説明する。ロータリジョイン
トは固定板15に取付ネシ16により締着固定される。
そして、回転側同軸コネクタ13には、ケーブル17を
介して回転体、例えばアンテナ(図示せず)に接続され
たコネクタ18が嵌合される。また、固定側同軸コネク
タ12には、ケーブル19を介して高周波回路部品(図
示せず)が実装された基板20に接続されたコネクタ2
1が嵌合される。そこで、アンテナで受信された高周波
信号がコネクタ18、ロータリジョイントおよびコネク
タ21を介して基板20に導かれる。また、基板20の
高周波回路部で生成された高周波信号がコネクタ21、
ロータリジョイントおよびコネクタ18を介してアンテ
ナに導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータリジョイ
ントは以上のように構成されているので、ロータリジョ
イントと基板20との接続を行うにはコネクタ21の付
いたケーブル19が必要となる。そこで、部品点数が増
えてコストアップとなり、コネクタ21およびケーブル
19による電気的損失が生じてしまうとともに、振動に
より固定側同軸コネクタ12とコネクタ21との嵌合状
態に緩みが生じてしまうという課題があった。また、コ
ネクタ21の接続分だけロータリジョイントの軸方向に
取付スペースが必要となるとともに、ケーブル19の配
線スペースが必要となり、装置全体が小型化できないと
いう課題もあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、安価で、電気的損失が小さく、
耐振性に優れるとともに、取付スペースの省スペース化
が図られるロータリジョイントの基板接続構造を得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るロータリジョイントの基板接続構造は、ロータリジ
ョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子にその軸
方向に延出された延出部と、基板に穿設されて基板接続
用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部をそ
れぞれ挿通させるスルーホールとを備え、基板接続用同
軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部をスルー
ホールに挿通させた状態で、基板接続用同軸コネクタの
内部端子および外部端子の延出部を基板に半田付けし
て、ロータリジョイントと基板とを電気的に接続するよ
うにしたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明に係るロータ
リジョイントの基板接続構造は、ロータリジョイントの
基板接続用同軸コネクタの外部端子に設けられた肉厚部
と、基板に穿設されて基板接続用同軸コネクタの内部端
子を挿通させるスルーホールとを備え、基板接続用同軸
コネクタの内部端子をスルーホールに挿通させた状態
で、基板接続用同軸コネクタの内部端子を基板に半田付
けするとともに、基板接続用同軸コネクタの外部端子の
肉厚部を基板にネジ止めして、ロータリジョイントと基
板とを電気的に接続するようにしたものである。
【0009】また、この発明の第3の発明に係るロータ
リジョイントの基板接続構造は、ロータリジョイントの
基板接続用同軸コネクタの外部端子にその軸方向に延出
された延出部と、基板に穿設されて基板接続用同軸コネ
クタの内部端子および外部端子の延出部をそれぞれ挿通
させるスルーホールと、基板接続用同軸コネクタの内部
端子および外部端子の延出部のそれぞれに嵌合されるバ
ネ電極を有する接続継手とを備え、基板接続用同軸コネ
クタの内部端子および外部端子の延出部をスルーホール
に挿通させた状態で、基板の裏面側からバネ電極を基板
接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部
に嵌合するように接続継手を取り付けて、ロータリジョ
イントと基板とを電気的に接続するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】この発明の第1の発明においては、基板接続用
同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部がスル
ーホールを挿通した状態で基板に半田付けされ、ロータ
リジョイントと基板とが電気的、かつ、機械的に接続さ
れている。そこで、ロータリジョイントと基板とが直
接、かつ、強固に接続され、ロータリジョイントと基板
とを接続するコネクタ付きのケーブルが不要となり、接
続部の部品点数が削減され、接続部の電気的損失が抑え
られるとともに、振動による接続部の緩みが防止され
る。さらに、接続部の取付スペースが縮小される。
【0011】また、この発明の第2の発明においては、
基板接続用同軸コネクタの内部端子がスルーホールを挿
通した状態で基板に半田付けされ、外部端子の肉厚部が
基板にネジ止めされている。そこで、この第2の発明
は、上記第1の発明と同様に作用する。
【0012】また、この発明の第3の発明においては、
基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延
出部がスルーホールに挿通した状態で、基板の裏面側か
らバネ電極を基板接続用同軸コネクタの内部端子および
外部端子の延出部に嵌合するように接続継手が取り付け
られている。そこで、ロータリジョイントと基板とを簡
易に組立・分解できる。また、第1の発明と同様な作用
もある。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るロータリジ
ョイントの基板接続構造を示す断面図、図2はこの発明
の実施例1に係るロータリジョイントの基板接続構造に
おけるロータリジョイントと基板との係合状態を裏面側
からみた斜視図であり、図において図7および図8に示
した従来のロータリジョイントと同一または相当部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0014】図において、30はロータリジョイントの
基板接続用同軸コネクタとしての固定側同軸コネクタで
あり、この固定側同軸コネクタ30は内部導体用接触板
6に電気的に接続された内部端子30aと、固定側外部
導体4に電気的に接続されてこの内部端子30aを包囲
するように同軸的に設けられた外部端子30bと、この
外部端子30bの先端側に軸方向に延出された円弧状の
延出部30cとから構成されている。31は高周波回路
部品が実装された基板であり、この基板31には固定側
同軸コネクタ30の内部端子30aおよび外部端子30
bの延出部30cが挿通される円形のスルーホール33
および円弧状のスルーホール34が穿設されている。3
2は半田、35は基板30の裏面側のスルーホール33
の周囲に形成されたランドであり、このランド35はス
ルーホール33を介して基板31の表面側に形成された
電極パターン(図示せず)に接続されている。36は基
板31の裏面側のスルーホール34の周囲に形成された
ランドであり、このランド36はスルーホール34を介
して基板31の表面側に形成された電極パターン(図示
せず)に接続されている。
【0015】つぎに、この実施例1によるロータリジョ
イントと基板との接続について説明する。ロータリジョ
イントは固定板15に取付ネシ16により締着固定され
る。そして、内部端子30aおよび外部端子30bの延
出部30cがスルーホール33、34内を挿通するよう
にロータリジョイントの裏面側から基板31を配置す
る。この時、固定側同軸コネクタ30の内部端子30a
および外部端子30bの延出部30cは、図2に示すよ
うに、それぞれの先端部がスルーホール33、34から
突出している。ついで、スルーホール33、34から突
出している内部端子30aおよび延出部30cを基板3
1の裏面側からランド35、36に半田付けする。そこ
で、回転側同軸コネクタ13の内部端子13aは、回転
側内部導体2、内部導体用ブラシ8、内部導体用接触板
6、固定側同軸コネクタ30の内部端子30a、半田3
2、ランド35およびスルーホール33を介して基板3
1の高周波回路部に接続される。また、回転側同軸コネ
クタ13の外部端子13bは、回転側外部導体1、外部
導体用接触板10、固定側外部導体4、固定側同軸コネ
クタ30の外部端子30b、、延出部30c、半田3
2、ランド36およびスルーホール34を介して基板3
1の高周波回路部に接続されて、高周波信号がアンテナ
と基板31との間をロータリジョイントを介して双方向
に伝達される。
【0016】このように、この実施例1によれば、固定
側同軸コネクタ30の外部端子30bに軸方向に延出す
る延出部30cを設け、基板31に固定側同軸コネクタ
30の内部端子30aおよび延出部30cをそれぞれ挿
通させるスルーホール33、34を穿設し、固定側同軸
コネクタ30の内部端子30aおよび延出部30cをス
ルーホール33、34に挿通させた状態で、内部端子3
0aおよび延出部30cをランド35、36に半田付け
している。そこで、コネクタ21の付いたケーブル19
を用いる必要がなく、部品点数が削減されてコストダウ
ンが図られるととともに、電気的損失を抑えることがで
きるという効果が得られる。また、固定側同軸コネクタ
30と基板31とが半田付けにより強固に接続されて振
動による接続部の緩みがなく、優れた耐振性が得られる
という効果が得られる。さらに、固定側同軸コネクタ3
0と基板31とが直接半田付けされて、ロータリジョイ
ントの軸方向の取付スペースが縮小でき、ケーブルの配
線スペースが不要となり、装置全体の小型化を図ること
ができるという効果が得られる。
【0017】実施例2.上記実施例1では、固定側同軸
コネクタ30の外部端子30bに円弧状の延出部30c
を設け、基板31に円弧状のスルーホール34を穿設
し、延出部30cをスルーホール34に挿通させて半田
付けするものとしているが、この実施例2では、固定側
同軸コネクタ30の外部端子30bにその軸方向に延出
する棒状の延出部を複数設け、該棒状の複数の延出部に
対応させて基板31に複数のスルーホールを穿設し、棒
状の複数の延出部を複数のスルーホールにそれぞれ挿通
させて半田付けするものとし、同様の効果を奏する。
【0018】実施例3.図3はこの発明の実施例3に係
るロータリジョイントの基板接続構造を示す断面図、図
4はこの発明の実施例3に係るロータリジョイントの基
板接続構造におけるロータリジョイントと基板との係合
状態を裏面側からみた斜視図であり、図において40は
ロータリジョイントの基板接続用同軸コネクタとしての
固定側同軸コネクタであり、この固定側同軸コネクタ4
0は内部導体用接触板6に電気的に接続された内部端子
40aと、固定側外部導体4に電気的に接続されてこの
内部端子40aを包囲するように同軸的に設けられた外
部端子40bと、この外部端子40bに設けられた円弧
状の肉厚部40cとから構成されている。41は高周波
回路部品が実装された基板であり、この基板41には固
定側同軸コネクタ40の内部端子40aが挿通される円
形のスルーホール42が穿設されている。43は基板4
1に穿設されたスルーホールである。44は基板41の
裏面側のスルーホール42の周囲に形成されたランドで
あり、このランド44はスルーホール42を介して基板
41の表面側に形成された電極パターン(図示せず)に
接続されている。45は基板41の裏面側のスルーホー
ル43回りに円弧状に形成されたランドであり、このラ
ンド45はスルーホール43を介して基板41の表面側
に形成された電極パターン(図示せず)に接続されてい
る。46はロータリジョイントの外部端子40bの肉厚
部40cに基板41を締着固定する取付ネジである。
【0019】つぎに、この実施例3によるロータリジョ
イントと基板との接続について説明する。ロータリジョ
イントは固定板15に取付ネシ16により締着固定され
る。そして、内部端子40aがスルーホール42内を挿
通するようにロータリジョイントの裏面側から基板41
を配置する。ついで、図4に示すように基板41の裏面
側から取付ネジ46を外部端子40bの肉厚部40cに
締着する。さらに、スルーホール42から突出している
内部端子40aを基板41の裏面側からランド44に半
田付けする。そこで、回転側同軸コネクタ13の内部端
子13aは、回転側内部導体2、内部導体用ブラシ8、
内部導体用接触板6、固定側同軸コネクタ40の内部端
子40a、半田32、ランド44およびスルーホール4
2を介して基板41の高周波回路部に接続される。ま
た、回転側同軸コネクタ13の外部端子13bは、回転
側外部導体1、外部導体用接触板10、固定側外部導体
4、固定側同軸コネクタ40の外部端子40b(肉厚部
40c)、取付ネジ46、ランド45およびスルーホー
ル43を介して基板41の高周波回路部に接続されて、
高周波信号がアンテナと基板41との間をロータリジョ
イントを介して双方向に伝達される。
【0020】このように、この実施例3によれば、固定
側同軸コネクタ40の外部端子40bに肉厚部40cを
設け、基板41に固定側同軸コネクタ40の内部端子4
0aを挿通させるスルーホール42を穿設し、固定側同
軸コネクタ40の内部端子40aをスルーホール42に
挿通させた状態で、内部端子40aをランド44に半田
付けするとともに、取付ネジ46により外部端子40b
の肉厚部40cに基板41を締着固定している。そこ
で、上記実施例1と同様に、コネクタ21の付いたケー
ブル19を用いる必要がなく、部品点数が削減されてコ
ストダウンが図られるととともに、電気的損失を抑える
ことができるという効果が得られる。また、固定側同軸
コネクタ40と基板31とが半田付けにより強固に接続
されて振動による接続部の緩みがなく、優れた耐振性が
得られるという効果が得られる。さらに、固定側同軸コ
ネクタ40と基板31とが直接半田付けされて、ロータ
リジョイントの軸方向の取付スペースが縮小でき、ケー
ブルの配線スペースが不要となり、小型化を図ることが
できるという効果が得られる。
【0021】また、グランドラインは信号ラインに比べ
て電気抵抗を小さくする必要があることから、上記実施
例1では、ロータリジョイントの外部端子30bに円弧
状の延出部30cを設けて基板31のグランドラインと
外部端子30bとの接触面積を大きくしている。そこ
で、半田付け面積が増大して、基板31の取り付け・取
り外し作業が困難となってしまう。一方、この実施例3
では、ロータリジョイントの外部端子40bに肉厚部4
0cを設けて取付ネジ46により基板41を締着固定し
ているので、基板41の取り付け・取り外し作業が簡易
となるという効果が得られる。
【0022】実施例4.上記実施例3では、基板41の
裏面側にランド45を設けるものとしているが、この実
施例4では、基板41の表面側の外部端子40bの肉厚
部40cと相対する部位にランドを形成し、取付ネジ4
6の締着力により外部端子40cとランドとを直接接触
させて電気的に接続するものとし、同様の効果を奏す
る。
【0023】実施例5.図5はこの発明の実施例5に係
るロータリジョイントの基板接続構造の要部を示す断面
図、図6はこの発明の実施例5に係るロータリジョイン
トの基板接続構造におけるロータリジョイントと基板と
の係合状態を示す要部断面図であり、図において50は
ロータリジョイントの基板接続用同軸コネクタとしての
固定側同軸コネクタであり、この固定側同軸コネクタ5
0は内部導体用接触板6に電気的に接続された内部端子
50aと、固定側外部導体4に電気的に接続されてこの
内部端子50aを包囲するように同軸的に設けられた外
部端子50bと、この外部端子50bにその軸方向に延
設された延出部50cとから構成されている。51は高
周波回路部品が実装された基板であり、この基板51に
は固定側同軸コネクタ50の内部端子50aおよび外部
端子50bの延出部50cのそれぞれが挿通されるスル
ーホール52、53が穿設されている。54は基板51
の裏面側のスルーホール52の周囲に形成されたランド
であり、このランド54はスルーホール52を介して基
板51の表面側に形成された電極パターン56に接続さ
れている。55は基板51の裏面側のスルーホール53
回りに形成されたランドであり、このランド55はスル
ーホール53を介して基板51の表面側に形成された電
極パターン57に接続されている。
【0024】60は接続継手であり、この接続継手60
は孔61、62が設けられた筐体63と、孔61、62
内にそれぞれ収納されたバネ電極64とから構成されて
いる。このバネ電極64は、第1および第2の屈曲部6
4a、64bが相対するようにUの字状に折り返され、
その一端側に第3の屈曲部64cが形成されて構成さ
れ、そのUの字状に折り返された部位が筐体63の孔6
1、62内に挿入され、第3の屈曲部64cが筐体63
の表面側に露出するように筐体63に取り付けられてい
る。
【0025】つぎに、この実施例5によるロータリジョ
イントと基板との接続について説明する。ロータリジョ
イントは固定板15に取付ネシ16により締着固定され
る。そして、内部端子50aおよび外部端子50bの延
出部50cがそれぞれスルーホール52、53内を挿通
するようにロータリジョイントの裏面側から基板51を
配置する。ついで、図5に示すように基板51の裏面側
から接続継手60を押圧しながら取り付ける。この時、
接続継手60は、内部端子50aおよび延出部50cに
よりバネ電極64の第1および第2の屈曲部64a、6
4b間が押し広げられながらロータリジョイント方向に
移動し、バネ電極64の第3の屈曲部64cが基板51
に当接する。さらに、第3の屈曲部64cが押し広げら
れるまで、接続継手60を押圧して、ロータリジョイン
トと基板51とを接続させる。そこで、バネ電極64
は、その弾性力により内部端子50aおよび延出部50
cと嵌合して電気的に接続されるとともに、第3の屈曲
部64cを介してランド54および55に電気的に接続
される。回転側同軸コネクタ13の内部端子13aは、
回転側内部導体2、内部導体用ブラシ8、内部導体用接
触板6、固定側同軸コネクタ50の内部端子50a、バ
ネ電極64、ランド54およびスルーホール52を介し
て基板51の電極パターン56に接続される。また、回
転側同軸コネクタ13の外部端子13bは、回転側外部
導体1、外部導体用接触板10、固定側外部導体4、固
定側同軸コネクタ50の外部端子50b、延出部50
c、バネ電極64、ランド55およびスルーホール53
を介して基板51の電極パターン57に接続されて、高
周波信号がアンテナと基板51との間をロータリジョイ
ントを介して双方向に伝達される。
【0026】このように、この実施例5によれば、固定
側同軸コネクタ50の外部端子50bに延出部50cを
設け、基板51に固定側同軸コネクタ50の内部端子5
0aおよび外部端子50bの延出部50cをそれぞれ挿
通させるスルーホール52、53を穿設し、固定側同軸
コネクタ50の内部端子50aおよび延出部50cをス
ルーホール52、53に挿通させた状態で、基板51の
裏面側から接続継手60のバネ電極64を内部端子50
aおよび延出部50cに嵌合させているので、上記実施
例1と同様の効果に加えて、ロータリジョイントと基板
51との取り付け・取り外しが容易にできるという効果
が得られる。
【0027】なお、上記各実施例では、高周波回路部品
を実装された基板の表面側に電極パターンを設けるもの
としているが、該電極パターンが基板の裏面側に設けら
れていてもよい。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】この発明の第1の発明によれば、ロータリ
ジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子にその
軸方向に延出された延出部と、基板に穿設されて基板接
続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部を
それぞれ挿通させるスルーホールとを備え、基板接続用
同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部をスル
ーホールに挿通させた状態で、基板接続用同軸コネクタ
の内部端子および外部端子の延出部を基板に半田付けし
て、ロータリジョイントと基板とを電気的に接続するよ
うにしているので、コネクタ付きのケーブルが不要とな
り、部品点数が削減されてコストダウンが図られるとと
もに、電気的損失が抑えられ、また基板接続用同軸コネ
クタと基板とが半田付けにより強固に接続されて振動に
よる接続部の緩みがなく、優れた耐振性が得られ、さら
には基板接続用同軸コネクタと基板とが直接半田付けさ
れて、ロータリジョイントの軸方向の取付スペースが縮
小でき、ケーブルの配線スペースが不要となり、小型化
を図ることができるという効果が得られる。
【0030】また、この発明の第2の発明によれば、ロ
ータリジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子
に設けられた肉厚部と、基板に穿設されて基板接続用同
軸コネクタの内部端子を挿通させるスルーホールとを備
え、基板接続用同軸コネクタの内部端子をスルーホール
に挿通させた状態で、基板接続用同軸コネクタの内部端
子を基板に半田付けするとともに、基板接続用同軸コネ
クタの外部端子の肉厚部を基板にネジ止めして、ロータ
リジョイントと基板とを電気的に接続するようにしてい
るので、上記第1の発明の効果に加えて、基板の取り付
け・取り外しが簡易にできるという効果が得られる。
【0031】また、この発明の第3の発明によれば、ロ
ータリジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子
にその軸方向に延出された延出部と、基板に穿設されて
基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延
出部をそれぞれ挿通させるスルーホールと、基板接続用
同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部のそれ
ぞれに嵌合されるバネ電極を有する接続継手とを備え、
基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延
出部をスルーホールに挿通させた状態で、基板の裏面側
からバネ電極を基板接続用同軸コネクタの内部端子およ
び外部端子の延出部に嵌合するように接続継手を取り付
けて、ロータリジョイントと基板とを電気的に接続する
ようにしているので、上記第1の発明の効果に加えて、
基板の取り付け・取り外しがより簡易にできるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るロータリジョイン
トの基板接続構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1に係るロータリジョイン
トの基板接続構造におけるロータリジョイントと基板と
の係合状態を裏面側からみた斜視図である。
【図3】 この発明の実施例3に係るロータリジョイン
トの基板接続構造を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例3に係るロータリジョイン
トの基板接続構造におけるロータリジョイントと基板と
の係合状態を裏面側からみた斜視図である。
【図5】 この発明の実施例4に係るロータリジョイン
トの基板接続構造の要部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例4に係るロータリジョイン
トの基板接続構造におけるロータリジョイントと基板と
の係合状態を示す要部断面図である。
【図7】 従来のロータリジョイントを示す断面図であ
る。
【図8】 従来のロータリジョイントの基板接続構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
30 固定側同軸コネクタ(基板接続用同軸コネク
タ)、30a 内部端子、30b 外部端子、30c
延出部、31 基板、32 半田、33、34 スルー
ホール、40 固定側同軸コネクタ(基板接続用同軸コ
ネクタ)、40a内部端子、40b 外部端子、40c
肉厚部、41 基板、42 スルーホール、46 取
付ネジ、50 固定側同軸コネクタ(基板接続用同軸コ
ネクタ)、50a 内部端子、50b 外部端子、50
c 延出部、51 基板、52、53 スルーホール、
60 接続継手、64 バネ電極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波部品が実装された基板と、回転体
    と前記基板との間に配設され高周波信号を双方向に伝達
    するロータリジョイントとの接続構造であって、前記ロ
    ータリジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子
    にその軸方向に延出された延出部と、前記基板に穿設さ
    れて前記基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部
    端子の延出部をそれぞれ挿通させるスルーホールとを備
    え、前記基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部
    端子の延出部を前記スルーホールに挿通させた状態で、
    前記基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子
    の延出部を前記基板に半田付けして、前記ロータリジョ
    イントと前記基板とを電気的に接続するようにしたこと
    を特徴とするロータリジョイントの基板接続構造。
  2. 【請求項2】 高周波部品が実装された基板と、回転体
    と前記基板との間に配設され高周波信号を双方向に伝達
    するロータリジョイントとの接続構造であって、前記ロ
    ータリジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子
    に設けられた肉厚部と、前記基板に穿設されて前記基板
    接続用同軸コネクタの内部端子を挿通させるスルーホー
    ルとを備え、前記基板接続用同軸コネクタの内部端子を
    前記スルーホールに挿通させた状態で、前記基板接続用
    同軸コネクタの内部端子を前記基板に半田付けするとと
    もに、前記基板接続用同軸コネクタの外部端子の肉厚部
    を前記基板にネジ止めして、前記ロータリジョイントと
    前記基板とを電気的に接続するようにしたことを特徴と
    するロータリジョイントの基板接続構造。
  3. 【請求項3】 高周波部品が実装された基板と、回転体
    と前記基板との間に配設され高周波信号を双方向に伝達
    するロータリジョイントとの接続構造であって、前記ロ
    ータリジョイントの基板接続用同軸コネクタの外部端子
    にその軸方向に延出された延出部と、前記基板に穿設さ
    れて前記基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部
    端子の延出部をそれぞれ挿通させるスルーホールと、前
    記基板接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の
    延出部のそれぞれに嵌合されるバネ電極を有する接続継
    手とを備え、前記基板接続用同軸コネクタの内部端子お
    よび外部端子の延出部を前記スルーホールに挿通させた
    状態で、前記基板の裏面側から前記バネ電極を前記基板
    接続用同軸コネクタの内部端子および外部端子の延出部
    に嵌合するように前記接続継手を取り付けて、前記ロー
    タリジョイントと前記基板とを電気的に接続するように
    したことを特徴とするロータリジョイントの基板接続構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6236376B1 (en) 1998-06-18 2001-05-22 Sivers Lab Ab Suspension device
KR20040036223A (ko) * 2002-10-24 2004-04-30 서울텔레콤 주식회사 통신 중계기용 컨넥터
CN112201914A (zh) * 2020-09-29 2021-01-08 中国船舶重工集团公司第七二四研究所 一种旋转滑动接触机构

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