JPH11174091A - 電流検出回路 - Google Patents

電流検出回路

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JPH11174091A
JPH11174091A JP9361692A JP36169297A JPH11174091A JP H11174091 A JPH11174091 A JP H11174091A JP 9361692 A JP9361692 A JP 9361692A JP 36169297 A JP36169297 A JP 36169297A JP H11174091 A JPH11174091 A JP H11174091A
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JP
Japan
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transistor
load
current detection
power
current
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JP9361692A
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English (en)
Inventor
Akio Tamagawa
秋雄 玉川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータ等の電流が時間によって変動する負荷
にあっても最適な条件で過電流を検出することができる
電流検出回路を提供する。 【解決手段】 互いに並列に接続され各々が電流検出用
抵抗14に流れる電流をオン/オフする電流検出用トラ
ンジスタ34〜36を、所定周期の発振信号を出力する
発振手段と発振信号を計数することでオンとする電流検
出用トランジスタを決定する計数手段とを有するゲート
制御回路30は、負荷16への電力の供給が開始されて
から時間とともに順次オンに制御し、負荷16に供給さ
れる電力をオン/オフする出力トランジスタ11と並列
に接続される電流検出用抵抗14による電圧降下と基準
電圧源24とをコンパレータ18が比較する。発振手段
は負荷16への電力の供給が開始されると発振を開始す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒータやモータ
等に流れる過電流を検出する際に用いて好適な電流検出
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は一般に非定常状態、即ち定
格以上の過電流や過温度に弱く、容易に特性劣化をきた
す。こういった半導体素子としての特性劣化防止のため
には、非定常状態に対する半導体素子の保護回路が必要
となる。
【0003】従来から半導体素子の保護のために、様々
な過電流検出回路が用いられている。図9は、従来の過
電流検出回路の構成を示す接続図であり、アメリカ合衆
国特許4,553,084号公報にも示されているものである。
【0004】図9において、入力端子120に入力され
た信号は、ゲート駆動回路117を介して出力トランジ
スタ111と電流検出用トランジスタ113の各々ゲー
ト電極に供給される。
【0005】またこれら出力トランジスタ111と電流
検出用トランジスタ113の各々ドレイン電極は、一端
がが電源電圧115に接続された負荷116の他端と、
出力端110で接続されている。
【0006】出力トランジスタ111のソース電極は接
地されている一方、電流検出用トランジスタ113のソ
ース電極は電流検出用抵抗114を介して接地さている
とともに、コンパレータ118の非反転入力端子119
に接続されている。
【0007】コンパレータ118の反転入力端子121
には基準端子122から基準電圧が入力され、コンパレ
ータ118の出力信号は検出端子123から出力され
る。即ちこの例では、電流検出用トランジスタ113と
接続された電流検出用抵抗114による電圧降下を基準
電圧と比較して、過電流状態を検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
例では、検出電流値が一定であるという欠点がある。図
10は、通常の温度係数を有し発熱を伴う負荷の時間応
答特性の一例を示す図であり、ここではヒータ電流の時
間応答特性を示している。
【0009】図10に示すように、ヒータ等の負荷には
最初の数秒の間に突入電流と呼ばれる電流が流れ、数秒
から数十秒経過すると定常電流値に落ち着く。この突入
電流は、ヒータが加熱するまでの間は負荷抵抗値が低い
ことにより流れるものであり、ヒータを素早く加熱する
ためには必要な電流である。
【0010】従って、検出電流値をこの突入電流値以下
に設定すると、突入電流が流れないためにヒータの温度
上昇が遅れてしまうことになる。一方、突入電流を流す
ために検出電流値を高めに設定すると、設定値が定常電
流値に対してかなり高くなる。このため、もしヒータに
短絡等が発生して大電流が流れ続けると、システムの信
頼性低下等の問題が生じる。
【0011】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、ヒータ等の電流が時間によって変動する負荷
にあっても最適な条件で過電流を検出することができる
電流検出回路を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、負荷に供給
される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前
記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗
と、互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流
れる電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジ
スタと、前記電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧と
を比較する比較手段と、前記負荷への電力の供給が開始
されてから時間とともに順次前記複数のスイッチングト
ランジスタを個々に制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする。また、請求項2に記載の発明にあって
は、請求項1に記載の電流検出回路では、互いに並列に
接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる電流をオン/
オフする第1から第nのスイッチングトランジスタを具
備し、前記制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始
されてから所定時間毎に前記第1から第nのスイッチン
グトランジスタを順次オンにしていくことを特徴とす
る。また、請求項3に記載の発明にあっては、請求項1
あるいは請求項2に記載の電流検出回路では、前記制御
手段は、所定周期の発振信号を出力する発振手段と、前
記発振信号を計数することでオンとする前記スイッチン
グトランジスタを決定する計数手段とを有することを特
徴とする。また、請求項4に記載の発明にあっては、請
求項3に記載の電流検出回路では、前記発振手段は、前
記負荷への電力の供給が開始されると発振を開始するこ
とを特徴とする。また、請求項5に記載の発明にあって
は、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートラ
ンジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続され
るトランジスタ抵抗と、前記トランジスタ抵抗による電
圧降下と基準電圧とを比較する比較手段とを具備し、前
記トランジスタ抵抗は、前記負荷への電力の供給が開始
されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加するこ
とを特徴とする。また、請求項6に記載の発明にあって
は、請求項5に記載の電流検出回路では、前記トランジ
スタ抵抗の抵抗値を制御する電圧制御手段を具備し、前
記電圧制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始され
てから時間とともに所定値まで出力電圧を変化させるこ
とを特徴とする。また、請求項7に記載の発明にあって
は、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートラ
ンジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続され
る電流検出抵抗と、前記電流検出抵抗による電圧降下と
可変基準電圧とを比較する比較手段とを具備し、前記可
変基準電圧は、前記負荷への電力の供給が開始されてか
ら時間とともに所定値まで低下することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、互いに並列に接続され
各々が電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする複数
のスイッチングトランジスタを、所定周期の発振信号を
出力する発振手段と発振信号を計数することでオンとす
るスイッチングトランジスタを決定する計数手段とを有
する制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから
時間とともに順次制御し、トランジスタ抵抗は負荷に供
給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並
列に接続される電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧
とを比較手段が比較する。制御手段は、負荷への電力の
供給が開始されてから所定時間毎に第1から第nのスイ
ッチングトランジスタを順次オンにしていく。発振手段
は負荷への電力の供給が開始されると発振を開始する。
または、トランジスタ抵抗は、負荷への電力の供給が開
始されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加し、
負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジ
スタと並列に接続されるトランジスタ抵抗による電圧降
下と基準電圧とを比較手段が比較する。トランジスタ抵
抗の抵抗値を制御する電圧制御手段は、負荷への電力の
供給が開始されてから時間とともに所定値まで出力電圧
を変化させる。あるいは、可変基準電圧は、負荷への電
力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで低下
し、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートラ
ンジスタと並列に接続される電流検出抵抗による電圧降
下と可変基準電圧とを比較手段が比較する。
【0014】本発明の電流検出回路は、負荷電流の時間
応答に合わせて検出電流値を変化させる。検出電流値を
時間的に変化させる方法としては3種類あり、第1は出
力トランジスタと電流検出用トランジスタのカレントミ
ラー比を変化させる方法、第2は電流検出抵抗の値を変
化させる方法、第3はリファレンス電圧を変化させる方
法である。
【0015】
【発明の実施の形態】A.第1の実施の形態 以下に、本発明について説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態にかかる電流検出回路の構成を示す接続
図である。図に示す構成は、負荷への電力の供給を開始
した時点から、時間とともにカレントミラー比を変化さ
せるためのものである。
【0016】図1において、入力端子20に入力された
信号は、ゲート制御回路30に供給される一方、ゲート
駆動回路17を介して出力トランジスタ11とスイッチ
31〜33の各々端子31a〜33aに供給される。な
おこれらスイッチ31〜33は、各々ゲート制御回路3
0によって制御される。
【0017】上述のスイッチ31のコモン端子31b
は、電流検出用トランジスタ34のゲート電極に接続さ
れ、スイッチ32のコモン端子32bは電流検出用トラ
ンジスタ35のゲート電極に接続されている。またスイ
ッチ33のコモン端子33bは、電流検出用トランジス
タ36のゲート電極に接続されている。
【0018】これらスイッチ31〜33の各々端子31
c〜33cと出力トランジスタ11のソース電極とは接
地されている。一方、出力トランジスタ11のドレイン
電極と電流検出用トランジスタ34〜36の各々ドレイ
ン電極とは、片端が電源電圧15に接続された負荷16
の他端と、出力端10で接続されている。
【0019】また、電流検出用トランジスタ34〜36
の各々ソース電極は、電流検出用抵抗14を介して接地
さているとともに、コンパレータ18の非反転入力端子
19に接続されている。コンパレータ18の反転入力端
子21には基準電圧源24が入力され、コンパレータ1
8の出力信号は検出端子23から出力される。
【0020】図2はゲート制御回路30の構成例を示す
接続図である。図2(a)に示す例では、データバス3
0-1から複数のレジスタにデータを書き込むことによ
り、ゲート制御信号C1〜C3を発生させている。
【0021】一方図2(b)では、時定数の異なる複数
のワンショットマルチバイブレータを用意しておき、同
時にトリガをかけることにより、複数のゲート制御信号
C1〜C3を発生させている。
【0022】図3は、別のゲート制御回路30の具体的
な構成例を示す接続図である。なお図3において、図1
に示す各部に対応する部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。
【0023】図3に示す例では、2つのゲート制御信号
C1とC2とを出力する。なおこの例では、電流検出用ト
ランジスタ34のゲート電極にはゲート駆動回路17の
出力が供給され、スイッチ33およびスイッチ32は各
々ゲート制御信号C1あるいはゲート制御信号C2によっ
て制御される。
【0024】図3において45はOSC(OSCillato
r:発振器)であり、入力端子20からの入力信号によ
って発振を開始する。53はRS−FF(Reset Set
−Flip Flop)であり、入力端子/S(“/”は反転
あるいは負論理を表す:以降同様)には入力端子20が
接続されている。即ちこのRS−FF53は、入力端子
20の立ち下がりによって、出力端子Qが“L”(ロー
レベル)から“H”(ハイレベル)になる。
【0025】46はAND(論理積)ゲートであり、入
力端子の各々にはOSC45の出力ならびにRS−FF
53の出力端子Qが接続されている。47と48は、ク
ロック端子Cに入力される信号の立ち上がりによって出
力端子Q(Q1あるいはQ2)の信号レベルが反転するF
Fである。
【0026】これらFF47とFF48とによって分周
回路を形成しており、またこれらFF47ならびにFF
48は、入力端子/Rの立ち下がりによって出力端子Q
(Q1あるいはQ2)が“L”になる。
【0027】51はインバータ、52はNAND(反転
出力の論理積)ゲートであり、入力端子の一方にはFF
47の出力端子Q1が接続され、他方にはインバータ5
1を介してFF48の出力端子Q2が接続されている。
またNANDゲート52の出力端子は、RS−FF53
の入力端子/Rに接続さている。
【0028】49はバッファであり、FF48の出力Q
2をゲート制御信号C2として出力する。また50はAN
Dゲートであり、入力各々にはFF47の出力Q1なら
びにFF48の出力Q2が接続され、これらの論理積を
ゲート制御信号C1として出力する。
【0029】図4は、図3に示す構成の各部における信
号レベルの変化を示すタイミングチャートである。入カ
端子IN20に入カ信号が入力されると、OSC45が
発振を開始する。OSC45の出力はANDゲート46
を介して、FF47、48によって形成された分周回路
に入力される。
【0030】これらFF47ならびにFF48の出力Q
1あるいは出力Q2は、ANDゲート50あるいはバッフ
ァ49を介して、各々ゲート制御信号C1あるいはゲート
制御信号C2となる。まず電流検出用トランジスタ34
〜36のゲート電極は、入力信号が入った直後はスイッ
チ32、33によりゲート駆動回路17の出力に接続さ
れている。
【0031】ゲート制御信号C1が“L”になると、電流
検出用トランジスタ36はゲート電極がGNDレベルと
なるのでオフになる。これによって、電流検出用抵抗1
4に流れる電流が減少するので、検出電流値は低下す
る。
【0032】同様に、ゲート制御信号C2が“L”にな
ると、電流検出用トランジスタ35はゲート電極がGN
Dレベルとなるのでオフになる。これによって、電流検
出用抵抗14に流れる電流がさらに減少するので、検出
電流値は一層低下する。
【0033】FF47の出力Q1が“H”、FF48の
出力Q2が“L”になると、NANDゲート52の出力
が“L”となり、RS−FF53はリセットされる(出
力Qが“L”になる)。
【0034】これによって、ANDゲート46はOSC
45からFF47へのクロック入力を停止し、これによ
って分周回路(FF47、48)の動作は停止するの
で、ゲート制御信号C1、C2は固定される。このような
動作により、図4に示す通り、検出電流値Isは負荷電流
の波形に応じて変化し、ヒータ等の起動時に必要な突入
電流を流すことが可能となる。
【0035】B.第2の実施の形態 図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる電流検出回
路の構成を示す接続図である。なお図5において、図1
あるいは図3に示す各部と対応する部分には同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
【0036】図5に示す例では、電流検出用トランジス
タ13のソース電極は、コンパレータ18の非反転入力
端子19に接続されているとともに、電流検出用トラン
ジスタ抵抗61を介して接地されている。
【0037】電流検出用トランジスタ抵抗61のゲート
電極には、可変電圧源62が接続されている。この可変
電圧源62は、入力端子20の電圧の立ち上がり時か
ら、時間的に電圧が変化する。
【0038】本実施の形態は、電流検出用トランジスタ
抵抗61の抵抗値Rsを時間的に変化させることで、検
出電流値を変化させるものである。この電流検出用トラ
ンジスタ抵抗61の抵抗値Rsを変化させるために、本実
施の形態では、図5に示したようにゲート電極に印加さ
れる可変電圧源62の電圧値V(t)を時間的に変化させ
ている。図6は、可変電圧源62の電圧値V(t)、電流検
出用トランジスタ抵抗61の抵抗値Rsならびに検出電
流値Isの時間的変化を示す図である。
【0039】なお可変電圧源62の詳細については、図
示ならびに説明は省略するが、キャパシタンスと抵抗に
よる時定数を用いたものや、D/A(Digital/Analo
g:ディジタル−アナログ)コンバータを用いたもの等が
挙げられる。
【0040】C.第3の実施の形態 図7は、本発明の第3の実施の形態にかかる電流検出回
路の構成を示す接続図である。なお図7において、図1
や図3あるいは図5に示す各部と対応する部分には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】図7に示す例では、コンパレータ18の反
転入力端子21には可変電圧源70が接続されている。
この可変電圧源70は、入力端子20の電圧の立ち上が
り時から、時間的に電圧が変化する。
【0042】本実施の形態は、基準電圧源70の電圧値
VR(t)を時間的に変化させることで、検出電流値を変化
させるものである。図8は、可変電圧源70の電圧値V
(t)と検出電流値Isの時間的変化を示す図である。
【0043】なお可変電圧源70の詳細についても、図
示ならびに説明は省略するが、やはりキャパシタンスと
抵抗による時定数を用いたものや、D/Aコンバータを
用いたもの等が挙げられる。
【0044】また上述の各実施の形態では、ヒータの突
入電流を例に挙げて説明したが、例えば自動車等のへッ
ドライト用電球、あるいはハードディスク装置のモータ
等の負荷にあっても、起動時には大電流が流れる。言う
までもなく、本発明はこれら負荷を駆動する回路にも適
用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、互いに並列に接続され各々が電流検出抵抗に流れる
電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタ
を、所定周期の発振信号を出力する発振手段と発振信号
を計数することでオンとするスイッチングトランジスタ
を決定する計数手段とを有する制御手段は、負荷への電
力の供給が開始されてから時間とともに順次制御し、ト
ランジスタ抵抗は負荷に供給される電力をオン/オフす
るパワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗
による電圧降下と基準電圧とを比較手段が比較する。制
御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから所定時
間毎に第1から第nのスイッチングトランジスタを順次
オンにしていく。発振手段は負荷への電力の供給が開始
されると発振を開始する。または、トランジスタ抵抗
は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに
所定値まで抵抗値が増加し、負荷に供給される電力をオ
ン/オフするパワートランジスタと並列に接続されるト
ランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較手段
が比較する。トランジスタ抵抗の抵抗値を制御する電圧
制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから時間
とともに所定値まで出力電圧を変化させる。あるいは、
可変基準電圧は、負荷への電力の供給が開始されてから
時間とともに所定値まで低下し、負荷に供給される電力
をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続され
る電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧とを比較
手段が比較するので、ヒータ等の電流が時間によって変
動する負荷にあっても最適な条件で過電流を検出するこ
とができる電流検出回路が実現可能であるという効果が
得られる。
【0046】即ち本発明では、モータやランプあるいは
ヒータ等の抵抗値が時間的に変化する負荷であっても、
電源オン時の突入電流が電流制限されることはない。こ
のため、速やかに定常状態に落ち着かせることが可能で
ある。
【0047】従って、ランプの発光までの時間を短縮で
き、ヒータの加熱時間を短縮できる。負荷電流の変化に
応じて検出電流値を変化させることによって、定常状態
での検出電流値を適正な値に設定できるので、システム
の信頼性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる電流検出
回路の構成を示す接続図である。
【図2】 図1に示すゲート制御回路30の構成例を示
す接続図である。
【図3】 図1に示すゲート制御回路30の別の構成例
を示す接続図である。
【図4】 図3に示す構成の各部における信号レベルの
変化を示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施の形態にかかる電流検出
回路の構成を示す接続図である。
【図6】 同実施の形態における、可変電圧源62の電
圧値V(t)、電流検出用トランジスタ抵抗61の抵抗値
Rsならびに検出電流値Isの時間的変化を示す図であ
る。
【図7】 本発明の第3の実施の形態にかかる電流検出
回路の構成を示す接続図である。
【図8】 同実施の形態における、可変電圧源70の電
圧値V(t)と検出電流値Isの時間的変化を示す図であ
る。
【図9】 従来の過電流検出回路の構成を示す接続図で
ある。
【図10】 通常の温度係数を有し発熱を伴う負荷の時
間応答特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 出力端 11 出力トランジスタ(パワートランジスタ) 13 電流検出用トランジスタ 14 電流検出用抵抗(電流検出抵抗) 15 電源電圧 16 負荷 17 ゲート駆動回路 18 コンパレータ(比較手段) 19 非反転入力端子 20 入力端子 21 反転入力端子 23 検出端子 24 基準電圧源(基準電圧) 30 ゲート制御回路(制御手段) 30-1 データバス 31〜33 スイッチ 31a〜33a 端子 31b〜33b コモン端子 31c〜33c 端子 34〜36 電流検出用トランジスタ(スイッチングト
ランジスタ) 45 OSC(発振手段) 46 AND(論理積)ゲート 47、48 FF(計数手段) 49 バッファ 50 ANDゲート 51 インバータ 52 NAND(反転出力の論理積)ゲート 53 RS−FF(Reset Set−Flip F
lop) 61 電流検出用トランジスタ抵抗(トランジスタ抵
抗) 62 可変電圧源(電圧制御手段) 70 可変電圧源(可変基準電圧) 110 出力端 111 出力トランジスタ 113 電流検出用トランジスタ 114 電流検出用抵抗 115 電源端子 116 負荷抵抗 117 ゲート駆動回路 118 コンパレータ 119 非反転入力端子 120 入力端子 121 反転入力端子 122 基準端子 123 検出端子 C1〜C3 ゲート制御信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷(16)に供給される電力をオン/
    オフするパワートランジスタ(11)と、 前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵
    抗(14)と、 互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる
    電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタ
    (34、35、36)と、 前記電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧(24)と
    を比較する比較手段(18)と、 前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに
    順次前記複数のスイッチングトランジスタを個々に制御
    する制御手段(30)とを具備することを特徴とする電
    流検出回路。
  2. 【請求項2】 互いに並列に接続され各々が前記電流検
    出抵抗に流れる電流をオン/オフする第1から第nのス
    イッチングトランジスタを具備し、 前記制御手段は、 前記負荷への電力の供給が開始されてから所定時間毎に
    前記第1から第nのスイッチングトランジスタを順次オ
    ンにしていくことを特徴とする請求項1に記載の電流検
    出回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 所定周期の発振信号を出力する発振手段(45)と、 前記発振信号を計数することでオンとする前記スイッチ
    ングトランジスタを決定する計数手段(47、48)と
    を有することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に
    記載の電流検出回路。
  4. 【請求項4】 前記発振手段は、 前記負荷への電力の供給が開始されると発振を開始する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電流検出回路。
  5. 【請求項5】 負荷に供給される電力をオン/オフする
    パワートランジスタと、 前記パワートランジスタと並列に接続されるトランジス
    タ抵抗(61)と、 前記トランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比
    較する比較手段とを具備し、 前記トランジスタ抵抗は、 前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに
    所定値まで抵抗値が増加することを特徴とする電流検出
    回路。
  6. 【請求項6】 前記トランジスタ抵抗の抵抗値を制御す
    る電圧制御手段(62)を具備し、 前記電圧制御手段は、 前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに
    所定値まで出力電圧を変化させることを特徴とする請求
    項5に記載の電流検出回路。
  7. 【請求項7】 負荷に供給される電力をオン/オフする
    パワートランジスタと、 前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵
    抗と、 前記電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧(7
    0)とを比較する比較手段とを具備し、 前記可変基準電圧は、 前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに
    所定値まで低下することを特徴とする電流検出回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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