JPH11174069A - 回転速度検出装置およびそれを備える車両用ハブユニット - Google Patents
回転速度検出装置およびそれを備える車両用ハブユニットInfo
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- JPH11174069A JPH11174069A JP34483097A JP34483097A JPH11174069A JP H11174069 A JPH11174069 A JP H11174069A JP 34483097 A JP34483097 A JP 34483097A JP 34483097 A JP34483097 A JP 34483097A JP H11174069 A JPH11174069 A JP H11174069A
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- shaft
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
出出力の安定化とを図ること。 【解決手段】固定部位に軸受装置2を介して回転自在に
支持される軸体1の回転速度を検出する回転速度検出装
置3であって、軸体1の軸端に螺着される軸受装置2固
定用のナット5に外嵌固定される円環状の永久磁石31
と、永久磁石31に対する所要位相位置に非接触状態で
対向する状態で固定配置されかつ永久磁石31の回転に
伴う相対位置の変化に応じた電気信号を出力する磁気セ
ンサ32とを含む。このように、永久磁石31を磁気セ
ンサ32の内周側に配置する構成としているから、これ
らを特に径方向にコンパクトな形態で設置できるように
なる。しかも、永久磁石31の外形を高精度に形成でき
るから、磁気センサ32に対する永久磁石31の全周位
置での対向間隔がほぼ一定に保たれるようになる。
Description
およびそれを備える車両用ハブユニットに関する。な
お、回転速度検出装置は、例えば、自動車のABS(ア
ンチロックブレーキシステム)装置での情報入力手段と
して用いられる。
ブユニットに設けられる回転検出装置により車輪の回転
速度を検出するようになっている。
ホイール側に取り付けられかつ複数の窓が円周等間隔に
設けられるパルサリングと、パルサリングの外周側に非
接触状態で対向する状態で非回転に取り付けられてパル
サリングの窓の有無に応じた磁束密度の変化を電気信号
として出力する電磁気センサとを備えている。
向かう磁束を発生する永久磁石と、パルサリングの窓の
有無に応じた磁束密度の変化を電気信号として出力する
検出コイルとを一体化した構成である。この電磁気セン
サから出力される電気信号がABS装置の回路部に入力
され、この回路部が、前記電磁気センサから入力される
電気信号および予め入力されている車輪の径寸法などの
情報に基づいて、車輪の回転速度を認識するようになっ
ている。
グの外径側に配置する場合と、内径側に配置する場合と
がある。
ンサに対向するときには、電磁気センサから放出される
磁束がハブホイールの軸端に螺着される軸受装置固定用
の六角ナットを介してループする一方、パルサリングの
柱部分がセンサに対向するときには、電磁気センサから
放出される磁力がパルサリングを介してループするの
で、それぞれの状態で磁束密度が変化する。
ンサに対向するときには、電磁気センサから放出される
磁束が車軸を覆う円筒カバーを介してループする一方、
パルサリングの柱部分が電磁気センサに対向するときに
は、電磁気センサから放出される磁力がパルサリングを
介してループするので、それぞれの状態で磁束密度が変
化する。
では、いずれも、パルサリングを用いているが、このパ
ルサリングは、薄肉板をプレス加工により円筒形に形成
されるものであるため、形状精度が低く、電磁気センサ
による検出出力が不安定になりやすいことが指摘され
る。
小さくする点からすると、電磁気センサをパルサリング
の内径側に配置するほうが好ましいが、この場合には、
それぞれの離間間隔が狭くなり、パルサリングの形状精
度を高精度に管理しなければならなくなるなど、製造上
の改良が要求される。
側に配置する場合には、ハブホイールの軸端に螺着され
る六角ナットの外周の平坦部分と角部とが電磁気センサ
に対して対向する状況が生じるため、それらの離間間隔
が変化してしまい、電磁気センサからの出力ばらつきが
大きくなるなど、やはり電磁気センサの検出出力が不安
定になりやすいことが指摘される。
において、省スペース化と検出出力の安定化とを図るこ
とを目的としている。また、本発明は、車両用ハブユニ
ットにおいて、スペース面の無駄を無くしながらも、ハ
ブホイールの回転速度を正確かつ安定的に検出できるよ
うにすることを目的としている。
検出装置は、固定部位に軸受装置を介して回転自在に支
持される軸体の回転速度を検出するもので、前記軸体の
軸端に螺着される軸受装置固定用のナットに外嵌固定さ
れる円環状の永久磁石と、この永久磁石に対する所要位
相位置に非接触状態で対向する状態で固定配置されかつ
永久磁石の回転に伴う相対位置の変化に応じた電気信号
を出力する磁気センサとを含む。
部位に軸受装置を介して回転自在に支持され軸体の回転
速度を検出するもので、前記軸体の軸端に螺着される軸
受装置固定用のナットに外嵌固定されかつ外周面に複数
対の磁極が周方向に配設されている円環状の永久磁石
と、この永久磁石の外周側の所要位相位置に非接触状態
で対向する状態で固定配置されかつ永久磁石の回転に伴
う相対位置の変化に応じた電気信号を出力する磁気セン
サとを含む。
部位に軸受装置を介して回転自在に支持され軸体の回転
速度を検出するもので、前記軸体の軸端に螺着される軸
受装置固定用のナットに外嵌固定されかつ外端面に複数
対の磁極が周方向に配設されている円環状の永久磁石
と、この永久磁石の外端面側の所要位相位置に非接触状
態で対向する状態で固定配置されかつ永久磁石の回転に
伴う相対位置の変化に応じた電気信号を出力する磁気セ
ンサとを含む。
に軸受装置を介してハブホイールを回転自在に支持した
もので、上記第1ないし第3のいずれかの回転速度検出
装置が設けられている。
は、従来例のパルサリングを用いずに、円環状の永久磁
石と磁気センサとで構成し、永久磁石を軸体の軸端に螺
着される軸受装置固定用のナットに外嵌するようにして
いるから、これらを特に径方向にコンパクトな形態で設
置できるようになる。
きるようになるから、磁気センサに対する永久磁石の全
周位置での相対間隔をほぼ一定に保てるようになる。
前述の回転速度検出装置を用いることにより、スペース
的に無駄のない構造を実現できるようになる。
図4に示す実施形態に基づいて説明する。
かり、図1は、車両用ハブユニットの一部を示す縦断面
図、図2は、図1の永久磁石単体を示す斜視図である。
ており、1はハブホイール、2は軸受装置、3は回転速
度検出装置、4は保護カバーである。
付けられる環状板部11と、軸受装置2が外装されると
ともに、軸端に軸受装置2を固定するための六角ナット
5が螺着される軸部12とを備えている。
部12の外周面を一方内輪とする複列アンギュラ玉軸受
からなり、軸部12の外周に外嵌される単列用の内輪2
1と、二列の軌道溝を有する単一の外輪22と、二列で
配設される複数の玉23と、二つの冠形保持器24,2
5とから構成されている。外輪22の外周には、径方向
外向きのフランジ26が設けられており、このフランジ
26を介して図示しない車軸ケースなどに非回転に取り
付けられる。
トAの一方軸端に配設されるもので、六角ナット5に外
嵌固定されかつ外周面に複数対の磁極が周方向に配設さ
れるように着磁されてなる円環状の永久磁石31と、保
護カバー4に取り付けられかつ永久磁石31の外周側の
所要位相位置に非接触に配設されるホール素子などの磁
気センサ32とを備えている。
性粉を混合した合成樹脂あるいは磁性金属などにより製
作される。具体的には、磁性粉を混入した合成樹脂の射
出成形品や焼結フェライトなどの磁性金属で、円環を周
方向に等分割した略円弧状の部品を複数作り、これらを
各々S極、N極に着磁させたうえで、S極、N極を交互
に接着してゆき円環状の永久磁石を組み立てるものなど
が利用できる。この製作方法によれば、寸法精度の高い
円環状の永久磁石を得ることができる。また、磁気セン
サ32としては、市販の汎用部品が利用される。
度検出装置3の動作について説明する。
ール1の回転と同期回転することにより、永久磁石31
の各磁極と、非回転の磁気センサ32との相対位置が逐
一変化すると、磁気センサ32と永久磁石31の各磁極
との間の磁束密度が変化するようになるので、この変化
に伴い、磁気センサ32からパルス信号が出力されるよ
うになる。
装置の回路部33に入力され、この回路部33が、磁気
センサ32から入力される電気信号および予め入力され
ている車輪の径寸法などの情報に基づいて、車輪の回転
速度を認識する。
回転速度検出装置3として、従来のパルサリングを用い
ずに、永久磁石31をハブホイール1に一体の六角ナッ
ト5に外嵌固定して磁気センサ32をその外周に配設す
るだけの構成としているから、この回転速度検出装置3
の構成簡略化および省スペース化を図ることができる。
のような薄肉板のプレス品からなるパルサリングに比べ
て、形状精度を高くできる構造体としているから、磁気
センサ32に対する円環体31の全周位置での相対間隔
をほぼ一定にできるようになり、結果的に磁気センサ3
2から安定した検出出力を得ることができるようにな
る。
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
2を円環体31の外周に配設しているが、図3に示すよ
うに、この磁気センサ32を円環体31の外端面側に配
設することができる。この場合、図4に示すように、円
環体31の端面に複数対の磁極を、周方向に配設するよ
うに磁化すればよい。
度検出装置では、従来例のパルサリングを用いずに、円
環状の永久磁石と磁気センサとで構成し、永久磁石を軸
体の軸端に螺着される軸受装置固定用のナットに外嵌す
るようにしているから、これらを特に径方向にコンパク
トな形態で設置できるようになり、したがって、当該回
転速度検出装置の使用対象部位の省スペース化に貢献で
きるようになる。しかも、円環状の永久磁石を、従来例
のような薄肉板のプレス品からなるパルサリングに比べ
て、形状精度を高くできる構造体としているから、磁気
センサに対する永久磁石の全周位置での相対間隔をほぼ
一定に保つことができるようになる。そのため、磁気セ
ンサによる検出出力を安定化できるようになり、検出精
度の向上に貢献できるようになる。
トでは、上述したような回転速度検出装置を用いるか
ら、スペース的に無駄のない構造を実現することができ
る。
部を示す縦断面図
一部を示す縦断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 固定部位に軸受装置を介して回転自在に
支持される軸体の回転速度を検出する回転速度検出装置
であって、 前記軸体の軸端に螺着される軸受装置固定用のナットに
外嵌固定される円環状の永久磁石と、この永久磁石に対
する所要位相位置に非接触状態で対向する状態で固定配
置されかつ永久磁石の回転に伴う相対位置の変化に応じ
た電気信号を出力する磁気センサとを含む、ことを特徴
とする回転速度検出装置。 - 【請求項2】 固定部位に軸受装置を介して回転自在に
支持され軸体の回転速度を検出する回転速度検出装置で
あって、 前記軸体の軸端に螺着される軸受装置固定用のナットに
外嵌固定されかつ外周面に複数対の磁極が周方向に配設
されている円環状の永久磁石と、この永久磁石の外周側
の所要位相位置に非接触状態で対向する状態で固定配置
されかつ永久磁石の回転に伴う相対位置の変化に応じた
電気信号を出力する磁気センサとを含む、ことを特徴と
する回転速度検出装置。 - 【請求項3】 固定部位に軸受装置を介して回転自在に
支持され軸体の回転速度を検出する回転速度検出装置で
あって、 前記軸体の軸端に螺着される軸受装置固定用のナットに
外嵌固定されかつ外端面に複数対の磁極が周方向に配設
されている円環状の永久磁石と、この永久磁石の外端面
側の所要位相位置に非接触状態で対向する状態で固定配
置されかつ永久磁石の回転に伴う相対位置の変化に応じ
た電気信号を出力する磁気センサとを含む、ことを特徴
とする回転速度検出装置。 - 【請求項4】 固定部位に軸受装置を介してハブホイー
ルを回転自在に支持した車両用ハブユニットであって、 請求項1ないし3のいずれかに記載の回転速度検出装置
が設けられている、ことを特徴とする車両用ハブユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34483097A JPH11174069A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 回転速度検出装置およびそれを備える車両用ハブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34483097A JPH11174069A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 回転速度検出装置およびそれを備える車両用ハブユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174069A true JPH11174069A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18372312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34483097A Pending JPH11174069A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 回転速度検出装置およびそれを備える車両用ハブユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11174069A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004057276A1 (ja) | 2002-12-20 | 2004-07-08 | Koyo Seiko Co., Ltd. | センサ付き転がり軸受ユニット |
JP2005121105A (ja) * | 2003-10-15 | 2005-05-12 | Shinko Electric Co Ltd | 自動車のスライドドア用クラッチ |
EP1591765A4 (en) * | 2003-02-07 | 2006-05-24 | Koyo Seiko Co | BEARING BEARING WITH SENSOR |
KR100624331B1 (ko) | 2005-03-11 | 2006-09-19 | 한국하니웰 주식회사 | 회전속도 센서 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34483097A patent/JPH11174069A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004057276A1 (ja) | 2002-12-20 | 2004-07-08 | Koyo Seiko Co., Ltd. | センサ付き転がり軸受ユニット |
EP1591765A4 (en) * | 2003-02-07 | 2006-05-24 | Koyo Seiko Co | BEARING BEARING WITH SENSOR |
US7216551B2 (en) | 2003-02-07 | 2007-05-15 | Jtekt Corporation | Rolling bearing unit with sensor |
JP2005121105A (ja) * | 2003-10-15 | 2005-05-12 | Shinko Electric Co Ltd | 自動車のスライドドア用クラッチ |
KR100624331B1 (ko) | 2005-03-11 | 2006-09-19 | 한국하니웰 주식회사 | 회전속도 센서 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040601 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20041027 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041214 |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20041217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20050128 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |