JPH11173682A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JPH11173682A JPH11173682A JP36223997A JP36223997A JPH11173682A JP H11173682 A JPH11173682 A JP H11173682A JP 36223997 A JP36223997 A JP 36223997A JP 36223997 A JP36223997 A JP 36223997A JP H11173682 A JPH11173682 A JP H11173682A
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- compressor
- air conditioner
- heat exchanger
- valve
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/001—Ejectors not being used as compression device
- F25B2341/0016—Ejectors for creating an oil recirculation
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和装置の運転効率の改善を図る。
【解決手段】 空気調和装置は、圧縮機11から吐出さ
れた冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて減圧させた
後、蒸発器に供給して蒸発させるものであって、圧縮機
11に吸い込まれる冷媒を湿り状態とし、圧縮機11か
ら吐出される冷媒が過熱状態となるように制御する制御
装置Cを備える。
れた冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて減圧させた
後、蒸発器に供給して蒸発させるものであって、圧縮機
11に吸い込まれる冷媒を湿り状態とし、圧縮機11か
ら吐出される冷媒が過熱状態となるように制御する制御
装置Cを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機や冷凍
機、冷蔵庫などの空気調和装置に関するものである。
機、冷蔵庫などの空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種空気調和機は、例えば特開
昭58−6372号公報に示されている。即ち、この空
気調和機では、四方切換弁を切り換えることにより、冷
房運転時は圧縮機から吐出された冷媒を、四方切換弁・
室外側熱交換器(凝縮器)・開閉弁(或いは逆止弁)・
減圧装置・室内側熱交換器(蒸発器)・四方切換弁・逆
止弁を通って圧縮機に戻すように構成されている。
昭58−6372号公報に示されている。即ち、この空
気調和機では、四方切換弁を切り換えることにより、冷
房運転時は圧縮機から吐出された冷媒を、四方切換弁・
室外側熱交換器(凝縮器)・開閉弁(或いは逆止弁)・
減圧装置・室内側熱交換器(蒸発器)・四方切換弁・逆
止弁を通って圧縮機に戻すように構成されている。
【0003】この場合、減圧装置としてはキャピラリチ
ューブや膨張弁が用いられる。そして、キャピラリチュ
ーブは凝縮器の出口の冷媒の状態(過冷却度)を制御す
ることにより、また、膨張弁は蒸発器の出口の冷媒の状
態(過熱度)を制御することにより、圧縮機に吸い込ま
れる冷媒を過熱ガスとしている。
ューブや膨張弁が用いられる。そして、キャピラリチュ
ーブは凝縮器の出口の冷媒の状態(過冷却度)を制御す
ることにより、また、膨張弁は蒸発器の出口の冷媒の状
態(過熱度)を制御することにより、圧縮機に吸い込ま
れる冷媒を過熱ガスとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように圧縮機に吸
い込まれる冷媒を過熱ガスとしているのは、液冷媒によ
る圧縮機の破損を防止する目的で行われるものである
が、過熱ガスを圧縮することはエントロピ落差の拡大を
生じ、サイクル運転時の効率の低下を生起する問題があ
った。
い込まれる冷媒を過熱ガスとしているのは、液冷媒によ
る圧縮機の破損を防止する目的で行われるものである
が、過熱ガスを圧縮することはエントロピ落差の拡大を
生じ、サイクル運転時の効率の低下を生起する問題があ
った。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、空気調和装置の運転効率
の改善を図ることを目的とするものである。
るために成されたものであり、空気調和装置の運転効率
の改善を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減
圧装置にて減圧させた後、蒸発器に供給して蒸発させる
ものであって、圧縮機に吸い込まれる冷媒を湿り状態と
し、圧縮機から吐出される冷媒が過熱状態となるように
制御する制御装置を備えているものである。
は、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減
圧装置にて減圧させた後、蒸発器に供給して蒸発させる
ものであって、圧縮機に吸い込まれる冷媒を湿り状態と
し、圧縮機から吐出される冷媒が過熱状態となるように
制御する制御装置を備えているものである。
【0007】本発明によれば、圧縮機から吐出された冷
媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて減圧させた後、蒸
発器に供給して蒸発させる空気調和装置において、制御
装置によって圧縮機に吸い込まれる冷媒を湿り状態とす
るようにしたので、運転時のエントロピ落差を縮小さ
せ、運転効率の改善を図ることができる。また、圧縮機
から吐出される冷媒は過熱状態となるように制御するの
で、圧縮機の保護の支障無く行えるものである。
媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて減圧させた後、蒸
発器に供給して蒸発させる空気調和装置において、制御
装置によって圧縮機に吸い込まれる冷媒を湿り状態とす
るようにしたので、運転時のエントロピ落差を縮小さ
せ、運転効率の改善を図ることができる。また、圧縮機
から吐出される冷媒は過熱状態となるように制御するの
で、圧縮機の保護の支障無く行えるものである。
【0008】請求項2の発明の空気調和装置は、上記に
おいて制御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器におけ
る冷媒の凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度と
の差が一定の値になるよう減圧装置を制御するものであ
る。
おいて制御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器におけ
る冷媒の凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度と
の差が一定の値になるよう減圧装置を制御するものであ
る。
【0009】請求項2の発明によれば、上記において制
御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器における冷媒の
凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度との差が一
定の値になるよう減圧装置を制御するので、減圧装置と
して通常の電動膨張弁などを用いて制御することが可能
となり、比較的安価に効率の改善を達成することができ
るようになるものである。
御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器における冷媒の
凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度との差が一
定の値になるよう減圧装置を制御するので、減圧装置と
して通常の電動膨張弁などを用いて制御することが可能
となり、比較的安価に効率の改善を達成することができ
るようになるものである。
【0010】請求項3の発明の空気調和装置は、請求項
1において圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレ
ータを備え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷
媒を圧縮機に吸い込ませるものである。
1において圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレ
ータを備え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷
媒を圧縮機に吸い込ませるものである。
【0011】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレータを備
え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷媒を圧縮
機に吸い込ませるようにしたので、吸い込ませる液冷媒
の量を弁やキャピラリチューブなどによって調整し、比
較的安価に効率の改善を図ることが可能となるものであ
る。
て圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレータを備
え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷媒を圧縮
機に吸い込ませるようにしたので、吸い込ませる液冷媒
の量を弁やキャピラリチューブなどによって調整し、比
較的安価に効率の改善を図ることが可能となるものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の空気調和装置としての
ヒートポンプ式空気調和機1の冷媒回路図、図2は空気
調和機1の冷媒温度Tとエントロピsを示すT−s曲線
を示す図である。
形態を詳述する。図1は本発明の空気調和装置としての
ヒートポンプ式空気調和機1の冷媒回路図、図2は空気
調和機1の冷媒温度Tとエントロピsを示すT−s曲線
を示す図である。
【0013】図1において、空気調和機1は、空調され
る室内に設置された図示しない室内機と、屋外に設置さ
れた図示しない室外機とから成る比較的小型の空気調和
機である。室内機にはスリットフィン式の室内側熱交換
器4とファン6が内蔵されており、また、9は室温を検
出する室温センサー、8は室内側熱交換器4の温度を検
出する熱交温度センサーである。
る室内に設置された図示しない室内機と、屋外に設置さ
れた図示しない室外機とから成る比較的小型の空気調和
機である。室内機にはスリットフィン式の室内側熱交換
器4とファン6が内蔵されており、また、9は室温を検
出する室温センサー、8は室内側熱交換器4の温度を検
出する熱交温度センサーである。
【0014】一方、室外機には冷媒を循環させる手段と
しての圧縮機11、流路切換手段としての四方弁12、
室外側熱交換器13、減圧装置としてのモータ駆動式電
動膨張弁18、19、ファン21などが設置されてい
る。また、23は室外側熱交換器13の温度を検出する
熱交温度センサーである。
しての圧縮機11、流路切換手段としての四方弁12、
室外側熱交換器13、減圧装置としてのモータ駆動式電
動膨張弁18、19、ファン21などが設置されてい
る。また、23は室外側熱交換器13の温度を検出する
熱交温度センサーである。
【0015】即ち、圧縮機11の吐出側は四方弁12を
介して室外側熱交換器13に配管接続される。そして、
室外側熱交換器13は前記電動膨張弁19、18を介し
て室内側熱交換器4に接続される。そして、室内側熱交
換器4は、四方弁12及びアキュムレータ22を介して
圧縮機11の吸込側に接続される。
介して室外側熱交換器13に配管接続される。そして、
室外側熱交換器13は前記電動膨張弁19、18を介し
て室内側熱交換器4に接続される。そして、室内側熱交
換器4は、四方弁12及びアキュムレータ22を介して
圧縮機11の吸込側に接続される。
【0016】尚、上記電動膨張弁18には逆止弁26が
並設接続されると共に、電動膨張弁19にも逆止弁27
が並列接続されている。そして、逆止弁26は室外側熱
交換器13側を順方向とされ、逆止弁27は室内側熱交
換器4側を順方向とされている。また、28は圧縮機1
1の吐出側の温度を検出する吐出温度センサーである。
並設接続されると共に、電動膨張弁19にも逆止弁27
が並列接続されている。そして、逆止弁26は室外側熱
交換器13側を順方向とされ、逆止弁27は室内側熱交
換器4側を順方向とされている。また、28は圧縮機1
1の吐出側の温度を検出する吐出温度センサーである。
【0017】以上の構成で、制御装置Cは、冷房運転
時、四方弁12を図1中破線の如く切り換える。これに
より、圧縮機11にて圧縮(圧縮)され、吐出された冷
媒は図中破線矢印で示す如く四方弁12から室外側熱交
換器13に流入し、室外側熱交換器13内で凝縮液化し
た後(凝縮)、逆止弁27を経て電動膨張弁18に至
り、そこで減圧される(膨張)。そして、室内側熱交換
器4に流入し、そこで蒸発することにより周囲から熱を
奪って冷却作用を発揮する(蒸発)。
時、四方弁12を図1中破線の如く切り換える。これに
より、圧縮機11にて圧縮(圧縮)され、吐出された冷
媒は図中破線矢印で示す如く四方弁12から室外側熱交
換器13に流入し、室外側熱交換器13内で凝縮液化し
た後(凝縮)、逆止弁27を経て電動膨張弁18に至
り、そこで減圧される(膨張)。そして、室内側熱交換
器4に流入し、そこで蒸発することにより周囲から熱を
奪って冷却作用を発揮する(蒸発)。
【0018】即ち、この場合は室外側熱交換器13が凝
縮器となり、室内側熱交換器4が蒸発器となる。
縮器となり、室内側熱交換器4が蒸発器となる。
【0019】室内側熱交換器4により冷却された冷気は
ファン6にて室内に吹き出されて冷房が行われる。ま
た、室内側熱交換器4を出た冷媒は、四方弁12を経て
アキュムレータ22に入り、そこで気液分離された後、
圧縮機11に帰還する。制御装置Cは室温センサー9が
出力する室内空気温度と室温の要求温度とに基づいて圧
縮機11の運転を制御し、室内空気温度を要求温度に制
御するものである。
ファン6にて室内に吹き出されて冷房が行われる。ま
た、室内側熱交換器4を出た冷媒は、四方弁12を経て
アキュムレータ22に入り、そこで気液分離された後、
圧縮機11に帰還する。制御装置Cは室温センサー9が
出力する室内空気温度と室温の要求温度とに基づいて圧
縮機11の運転を制御し、室内空気温度を要求温度に制
御するものである。
【0020】一方、暖房運転時においては、制御装置C
は四方弁12を図1中実線の如く切り換える。これによ
り、圧縮機11にて圧縮され(圧縮)、吐出された冷媒
は図中実線矢印で示す如く四方弁12から室内側熱交換
器4に流入し、室内側熱交換器4内で放熱液化した後
(凝縮)、逆止弁26を経て電動膨張弁19に至り、そ
こで減圧される(膨張)。そして、室外側熱交換器13
に流入し、そこで蒸発することにより周囲から熱を奪う
(蒸発)。
は四方弁12を図1中実線の如く切り換える。これによ
り、圧縮機11にて圧縮され(圧縮)、吐出された冷媒
は図中実線矢印で示す如く四方弁12から室内側熱交換
器4に流入し、室内側熱交換器4内で放熱液化した後
(凝縮)、逆止弁26を経て電動膨張弁19に至り、そ
こで減圧される(膨張)。そして、室外側熱交換器13
に流入し、そこで蒸発することにより周囲から熱を奪う
(蒸発)。
【0021】室内側熱交換器4により加熱された暖気は
ファン6にて室内に吹き出されて暖房が行われる。ま
た、室外側熱交換器13を出た冷媒は、四方弁12を経
てアキュムレータ22に入り、そこで気液分離され、圧
縮機11に帰還する。制御装置Cは室温センサー9が出
力する室内空気温度と室温の要求温度とに基づいて圧縮
機11の運転を制御し、室内空気温度を要求温度に制御
するものである。
ファン6にて室内に吹き出されて暖房が行われる。ま
た、室外側熱交換器13を出た冷媒は、四方弁12を経
てアキュムレータ22に入り、そこで気液分離され、圧
縮機11に帰還する。制御装置Cは室温センサー9が出
力する室内空気温度と室温の要求温度とに基づいて圧縮
機11の運転を制御し、室内空気温度を要求温度に制御
するものである。
【0022】ここで、上記冷媒の圧縮−凝縮−膨張−蒸
発における冷媒温度Tとエントロピsの関係がT−s曲
線として図2に示されている。そして、冷房運転時、制
御装置Cは吐出温度センサー28が検出する圧縮機11
の吐出(冷媒)温度T1と、熱交温度センサー23が検
出する室外側熱交換器13における冷媒の凝縮温度T2
との差T1−T2が設定値(例えば10deg)となる
ように電動膨張弁18を制御する。
発における冷媒温度Tとエントロピsの関係がT−s曲
線として図2に示されている。そして、冷房運転時、制
御装置Cは吐出温度センサー28が検出する圧縮機11
の吐出(冷媒)温度T1と、熱交温度センサー23が検
出する室外側熱交換器13における冷媒の凝縮温度T2
との差T1−T2が設定値(例えば10deg)となる
ように電動膨張弁18を制御する。
【0023】また、暖房運転時、制御装置Cは吐出温度
センサー28が検出する圧縮機11の吐出(冷媒)温度
T1と、熱交温度センサー8が検出する室内側熱交換器
4における冷媒の凝縮温度T2との差T1−T2が設定
値(例えば15deg)となるように電動膨張弁19を
制御する。
センサー28が検出する圧縮機11の吐出(冷媒)温度
T1と、熱交温度センサー8が検出する室内側熱交換器
4における冷媒の凝縮温度T2との差T1−T2が設定
値(例えば15deg)となるように電動膨張弁19を
制御する。
【0024】係る制御により、冷房時及び暖房時におい
て、圧縮機11への吸込冷媒は湿り状態(湿り10%ま
で)となるが、吐出冷媒は過熱状態となる。そして、圧
縮機11における吐出から凝縮に至る冷媒のエントロピ
落差は、図2に破線で示す如く過熱状態の冷媒を圧縮機
11に吸い込ませる場合に比して、著しく小さくなる。
て、圧縮機11への吸込冷媒は湿り状態(湿り10%ま
で)となるが、吐出冷媒は過熱状態となる。そして、圧
縮機11における吐出から凝縮に至る冷媒のエントロピ
落差は、図2に破線で示す如く過熱状態の冷媒を圧縮機
11に吸い込ませる場合に比して、著しく小さくなる。
【0025】一方で、本発明の場合にも圧縮機11の吐
出冷媒は過熱ガスとなるので、圧縮機11が破損する危
険性も無い。
出冷媒は過熱ガスとなるので、圧縮機11が破損する危
険性も無い。
【0026】尚、上記実施例では電動膨張弁によって圧
縮機11への冷媒を湿り状態とし、吐出冷媒が過熱状態
となるように制御したが、比較的大型の空気調和機の場
合には、図3に示す如くアキュムレータ22の底部から
引出配管31を引き出し、圧縮機11の吸込側に接続
し、この引出配管31にキャピラリチューブ32(制御
装置)を介設しても良い。
縮機11への冷媒を湿り状態とし、吐出冷媒が過熱状態
となるように制御したが、比較的大型の空気調和機の場
合には、図3に示す如くアキュムレータ22の底部から
引出配管31を引き出し、圧縮機11の吸込側に接続
し、この引出配管31にキャピラリチューブ32(制御
装置)を介設しても良い。
【0027】そして、キャピラリチューブ32の流路抵
抗を適正に設定することにより、アキュムレータ22の
底部から圧縮機11に吸い込まれる液冷媒の量を調整す
ることにより、前述の如く圧縮機11の吸込冷媒を湿り
状態とし、吐出冷媒は過熱状態とするものである。
抗を適正に設定することにより、アキュムレータ22の
底部から圧縮機11に吸い込まれる液冷媒の量を調整す
ることにより、前述の如く圧縮機11の吸込冷媒を湿り
状態とし、吐出冷媒は過熱状態とするものである。
【0028】また、それに限らずアキュムレータ22か
ら圧縮機11の吸込側に至る配管にエジェクタ(霧吹
器:ベンチュリ)33(制御装置)を接続し、前記配管
31によってエジェクタ33にアキュムレータ22内の
液冷媒を供給して、圧縮機11への吸込冷媒を湿り状態
としても良い。
ら圧縮機11の吸込側に至る配管にエジェクタ(霧吹
器:ベンチュリ)33(制御装置)を接続し、前記配管
31によってエジェクタ33にアキュムレータ22内の
液冷媒を供給して、圧縮機11への吸込冷媒を湿り状態
としても良い。
【0029】更に、前記引出配管31に電動弁34を介
設すると共に、アキュムレータ22内の液冷媒の液位を
検出する液位センサー(図示せず)を設け、アキュムレ
ータ22内の液位が低下した場合に、このセンサーの出
力に基づいて図示しない制御装置によって電動弁34を
開き、液冷媒を圧縮機11に吸い込ませるようにしても
良い。
設すると共に、アキュムレータ22内の液冷媒の液位を
検出する液位センサー(図示せず)を設け、アキュムレ
ータ22内の液位が低下した場合に、このセンサーの出
力に基づいて図示しない制御装置によって電動弁34を
開き、液冷媒を圧縮機11に吸い込ませるようにしても
良い。
【0030】何れの場合にも圧縮機11への吸込冷媒を
湿り状態とし、吐出冷媒は過熱ガスとなるように制御す
るものである。
湿り状態とし、吐出冷媒は過熱ガスとなるように制御す
るものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、圧縮
機から吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置に
て減圧させた後、蒸発器に供給して蒸発させる空気調和
装置において、制御装置によって圧縮機に吸い込まれる
冷媒を湿り状態とするようにしたので、運転時のエント
ロピ落差を縮小させ、運転効率の改善を図ることができ
る。また、圧縮機から吐出される冷媒は過熱状態となる
ように制御するので、圧縮機の保護の支障無く行えるも
のである。
機から吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置に
て減圧させた後、蒸発器に供給して蒸発させる空気調和
装置において、制御装置によって圧縮機に吸い込まれる
冷媒を湿り状態とするようにしたので、運転時のエント
ロピ落差を縮小させ、運転効率の改善を図ることができ
る。また、圧縮機から吐出される冷媒は過熱状態となる
ように制御するので、圧縮機の保護の支障無く行えるも
のである。
【0032】請求項2の発明によれば、上記において制
御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器における冷媒の
凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度との差が一
定の値になるよう減圧装置を制御するので、減圧装置と
して通常の電動膨張弁などを用いて制御することが可能
となり、比較的安価に効率の改善を達成することができ
るようになるものである。
御装置が、圧縮機の吐出温度と、凝縮器における冷媒の
凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝縮温度との差が一
定の値になるよう減圧装置を制御するので、減圧装置と
して通常の電動膨張弁などを用いて制御することが可能
となり、比較的安価に効率の改善を達成することができ
るようになるものである。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレータを備
え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷媒を圧縮
機に吸い込ませるようにしたので、吸い込ませる液冷媒
の量を弁やキャピラリチューブなどによって調整し、比
較的安価に効率の改善を図ることが可能となるものであ
る。
て圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュムレータを備
え、制御装置は、このアキュムレータ内の液冷媒を圧縮
機に吸い込ませるようにしたので、吸い込ませる液冷媒
の量を弁やキャピラリチューブなどによって調整し、比
較的安価に効率の改善を図ることが可能となるものであ
る。
【図1】本発明の空気調和装置の実施例としての空気調
和機の冷媒回路図である。
和機の冷媒回路図である。
【図2】図1の空気調和機の冷媒温度とエントロピを示
すT−s曲線を示す図である。
すT−s曲線を示す図である。
【図3】本発明の空気調和装置の他の実施例を示す空気
調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図である。
調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図である。
【図4】本発明の空気調和装置のもう一つの他の実施例
を示す空気調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図で
ある。
を示す空気調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図で
ある。
【図5】本発明の空気調和装置の更に他の実施例を示す
空気調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図である。
空気調和機のアキュムレータ部分の冷媒回路図である。
1 空気調和機 4 室内側熱交換器 8、23 熱交温度センサー 11 圧縮機 12 四方弁 13 室外側熱交換器 18、19 電動膨張弁 26、27 逆止弁 28 吐出温度センサー 31 引出配管 32 キャピラリチューブ 33 エジェクタ 34 電動弁
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機から吐出された冷媒を凝縮器にて
凝縮し、減圧装置にて減圧させた後、蒸発器に供給して
蒸発させる空気調和装置において、前記圧縮機に吸い込
まれる冷媒を湿り状態とし、圧縮機から吐出される冷媒
が過熱状態となるように制御する制御装置を備えたこと
を特徴とする空気調和装置。 - 【請求項2】 制御装置は、圧縮機の吐出温度と、凝縮
器における冷媒の凝縮温度に基づき、当該吐出温度と凝
縮温度との差が一定の値になるよう減圧装置を制御する
ことを特徴とする請求項1の空気調和装置。 - 【請求項3】 圧縮機の吸い込み側に接続されたアキュ
ムレータを備え、制御装置は、このアキュムレータ内の
液冷媒を圧縮機に吸い込ませることを特徴とする請求項
1の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36223997A JPH11173682A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36223997A JPH11173682A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173682A true JPH11173682A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18476349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36223997A Pending JPH11173682A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11173682A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-12-10 JP JP36223997A patent/JPH11173682A/ja active Pending
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