JPH1117359A - サービス機器の保護ブース - Google Patents

サービス機器の保護ブース

Info

Publication number
JPH1117359A
JPH1117359A JP16285097A JP16285097A JPH1117359A JP H1117359 A JPH1117359 A JP H1117359A JP 16285097 A JP16285097 A JP 16285097A JP 16285097 A JP16285097 A JP 16285097A JP H1117359 A JPH1117359 A JP H1117359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
protective
opening
storage space
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16285097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Oi
恭明 大井
Akihiro Oyama
晃弘 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP16285097A priority Critical patent/JPH1117359A/ja
Publication of JPH1117359A publication Critical patent/JPH1117359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体正面側に作業用の開閉扉が設けられたサ
ービス機器を格納する保護ブースとして、より優れた防
犯効果が得られる簡易な構造の保護ブースを提供する 【解決手段】 格納されるサービス機器(100)の左
右両脇に防護壁体(2,3)を固定するように立設し、
サービス機器の開閉扉(101)のある正面部を隠蔽す
る断面コの字形状からなり、一端部が防護壁体(3)に
揺動自在に取り付けられ、その他端部が防護壁体(2)
に錠金具(44)を介して結合される防護扉(4)を設
ける。そして、防護扉(4)の側部及び防護壁体(2,
3)と格納スペースの左右の側板(12,13)との間
のすき間を埋めるように箱体(5,6)を設置する。こ
の箱体(5,6)は、格納スペースの前後方向に移動自
在に取り付け、その設置位置が箱内部に配設する錠金具
(56,66)により防護壁体(2,3)と結合させる
ことにより固定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金銭類を取り扱
う、現金自動預入支払機、現金自動支払機、自動発券機
等に代表されるサービス機器を格納する保護ブースに係
り、詳しくは、少なくとも正面側に保守点検等の作業を
行うための開閉扉が設けられたタイプのサービス機器
を、その開閉扉がこじ開けられることにより機器内部に
ある金銭類等が盗まれてしまう盗難から保護するのに好
適な保護ブースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のサービス機器を格納する保護ブ
ースとしては、従来、ブースの正面開口部に営業時間帯
に合わせて開閉動する防犯シャッターを取り付け、非営
業時間帯にはそのシャッターを閉じてブースの正面開口
部を塞ぐことによりブース内部への人の侵入を防止する
タイプのものや、ブース内に営業時間帯に合わせて回転
するサービス機器載置用の回転テーブルを設け、非営業
時間帯には回転テーブルを所定の角度だけ回転させ、そ
のテーブルの背後側に取り付けられた防護壁によりブー
スの正面開口部を塞ぐことによりブース内部への人の侵
入を防止するタイプのものが一般的に知られている。
【0003】ところが、このような2つのタイプの保護
ブースは、そのいずれも営業時間帯に合わせて毎日のよ
うに稼動させる防犯シャッターや回転テーブルを設けな
ければならないため、その分構造が複雑なものになった
り高価なものになるという問題がある。しかも、かかる
防犯シャッターや回転テーブルには稼動部分が多いた
め、その保守点検作業が煩雑であったりその作業費用も
嵩んでしまうという問題もある。
【0004】そこで、上記したような防犯シャッターや
回転テーブルを使用しない簡易型の保護ブースとして、
図23に示すように、ブースの格納スペース内に格納し
たサービス機器本体01の保護すべき部分を取り囲むよ
うに防護体02を設け、そのうちサービス機器01の正
面側にあたる部分を施錠が可能な断面コの字形状の開閉
扉03とした構造のものがある。そして、この保護ブー
スは、サービス機器01の保守点検等の作業を行うとき
には、その断面コの字形状の扉03を開錠して開けるこ
とにより、サービス機器01の正面側にある作業用の開
閉扉04を開閉できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この簡
易型の保護ブースは、特に無人店舗などに設置して使用
する場合、その断面コの字形状の扉03がバール等によ
り破壊されたりこじ開けらることによる盗難事故が発生
しやすいという問題がある。このような盗難事故が発生
しやすい原因は、サービス機器本体や防護体等の強度が
比較的弱いことに加え、図24に示すように、断面コの
字形状の扉03を防護体02に開閉自在に取り付けてい
る蝶番05の取り付け位置や、その扉03を防護体02
にロックするための錠(又はその鍵穴)06の取り付け
位置が、扉03と防護体02とのすき間などを通して外
部から容易に見えてしまうことにあるものと考えられ
る。従って、この簡易型の保護ブースは、その蝶番05
や錠(鍵穴)06がバール等07により直接破壊された
りこじ開けらてしまいやすい構造的な弱点がある。
【0006】ちなみに、このような盗難事故を防ぐため
の対策としては、防護体02や扉03を形成する金属板
の板厚を厚くしたり、錠06としてより頑丈なものを使
用する等の手段を採ることが可能であるが、この場合に
は、コストアップを招いてしまうという新たな問題が発
生する。
【0007】本発明の目的は、少なくとも本体正面側に
作業用の開閉扉が設けられたサービス機器を格納する保
護ブースとして、より優れた防犯効果が得られる簡易な
構造の保護ブースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する、
請求項1に係る発明のサービス機器の保護ブースは、正
面側に作業用の開閉扉が設けられたサービス機器をその
正面側からみて少なくとも左右両脇に所定のすき間をあ
けた状態で格納するための正面のみが開口する格納スペ
ースを形成する床板、左右の側板等からなる格納スペー
ス形成用部材と、格納スペースに格納されるサービス機
器の左右両脇にそのサービス機器の左右側面部の所定範
囲を隠蔽するように立設され、前端部がサービス機器の
正面部から格納スペースの後方側に少し後退した状態で
前記床板に固定される左右一対の防護壁体と、サービス
機器の前記開閉扉のある正面部を隠蔽する前板部とその
前板部の左右両端から前記防護壁体の各前端部まで達す
る左右の側板部とからなる断面コの字形状の扉であっ
て、その一方の側板部が一方の防護壁体の前端部に開閉
動作のために揺動自在に取り付けられ、その他方の側板
部が他方の防護壁体の前端部に結合解除可能な結合用金
具を介して結合される防護扉と、この防護扉の側板部及
び前記防護壁体と前記左右の側板との間のすき間を埋め
るように設置される中空の箱であって、格納スペースの
前後方向に移動自在に取り付けられているとともに、そ
の設置位置が箱内部に配設する結合解除可能な結合用金
具により防護壁体、床板、左右の側板のいずれかと結合
させることにより固定される左右一対の箱体とを備えて
いるものである。
【0009】また、請求項2に係る発明のサービス機器
の保護ブースは、正面側及び背面側に作業用の開閉扉が
それぞれ設けられたサービス機器をその正面側からみて
少なくとも左右両脇に所定のすき間をあけた状態で格納
するための正面のみが開口する格納スペースを形成する
床板、左右の側板等からなる格納スペース形成用部材
と、格納スペースに格納されるサービス機器を載置して
必要時のみ格納スペースの前後方向に対して移動させて
サービス機器の背面側に前記開閉扉の開閉を可能にする
すき間を確保し得る、前記床板上に配設されるスライド
装置と、このスライド装置に載置されるサービス機器の
左右両脇にそのサービス機器の左右側面部の所定範囲を
隠蔽するように立設され、前端部がサービス機器の正面
部から格納スペースの後方側に少し後退した状態でその
スライド装置に固定される左右一対の防護壁体と、サー
ビス機器の前記開閉扉のある正面部を隠蔽する前板部と
その前板部の左右両端から前記防護壁体の各前端部まで
達する左右の側板部とからなる断面コの字形状の扉であ
って、その一方の側板部が一方の防護壁体の前端部に開
閉動作のために揺動自在に取り付けられ、その他方の側
板部が他方の防護壁体の前端部に結合解除可能な結合用
金具を介して結合される防護扉と、この防護扉の側板部
及び前記防護壁体と前記左右の側板との間のすき間を埋
めるように設置される中空の箱であって、前記床板又は
左右の側板に固定される左右一対の箱体とを備えている
ものである。
【0010】
【作用】このような保護ブースによれば、通常時には、
箱体が、請求項1に係るブースの場合には結合用金具に
より防護壁体、床板又は左右の側板と結合され、請求項
2に係るブースの場合には移動しないスライド装置に固
定されていることにより、防護扉の側板部及び防護壁体
と格納スペースの左右側板との間のすき間を埋めるよう
な状態で固定設置されている。この箱体の存在により、
防護扉と防護壁体との接続境界部分(揺動自在に取り付
けられている部分や結合用金具により結合される部分)
は、隠蔽されて外部から簡単に見ることができない状態
におかれる。また、箱体の存在により、断面コの字形状
の防護扉を開けようとしても、防護扉と防護壁の上記接
続境界部分をバール等により直接破壊することが困難で
あり、しかも防護扉の左右の側板部が隣接する箱体に突
き当たる構造になっていることから、防護扉は簡単に開
けることができない状態にある。これにより、十分な防
犯効果が得られる。
【0011】また、この通常時には、特に請求項2に係
るブースでは、サービス機器の背面側には格納スペース
内で背面側の開閉扉を開けるためのすき間がないため、
その開閉扉を開けることができない。なお、請求項2に
係るブースの場合、サービス機器の背面側の格納スペー
ス領域の所定箇所には、そのスペース領域内に出入りす
るための施錠可能な出入口扉を設けることになる。
【0012】一方、サービス機器の保守点検等の作業時
には、箱体が、請求項1に係るブースの場合には結合用
金具による防護壁体等との結合を解除された後、格納ス
ペースの後方側に移動させられる。また、請求項2に係
るブースの場合には、スライド装置上のサービス機器、
防護壁体及び防護扉が一体となってスライド装置により
格納スペースの前方側に移動させられる。この箱体の後
方移動又は防護扉の前方移動により、防護扉の側板部及
び防護壁体と格納スペースの左右側板との間には箱体の
後方移動量又は防護扉の前方移動量に応じた空間が現
れ、防護扉と防護壁体との接続境界部分も外部から見え
る状態におかれる。これにより、防護扉と防護壁体とを
結合する結合用金具を解除してから防護扉を開けること
が可能となり、サービス機器の正面側にある作業用の開
閉扉が開け閉め可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
実施の形態について説明する。
【0014】◎第一の実施形態例 図1〜図4は、本発明の保護ブースの一実施形態例を示
すもので、図1はその斜視図、図2はその正面図、図3
は図2のA−A線の位置からみた場合の平面図、図4は
図2のB−B線の位置からみた場合の側面図である。
【0015】この例における保護ブース1は、図1や図
4に示すように、本体が断面ほぼL字形状からなり、そ
の正面部の下部に開閉扉101が設けられ、その正面部
の上部にはね上げ開閉式のはね上げ扉102が設けられ
た現金支払機等のサービス機器100を格納するタイプ
のものである。ちなみに、はね上げ扉102は、利用者
の操作パネルやボタンが配設されていたり、カードの投
入口やシート、金券等の排出口や表示部などが設けられ
ており、また、その下面側には開閉扉101と機器本体
100との間のすき間に介在する係止突片102aが突
設されており(図4)、この係止突片102aにより開
閉扉101を開けない限りは開くことができない構造に
なっている。
【0016】図中において、10は保護ブース1のサー
ビス機器100を格納する格納スペースであり、この格
納スペース10は、金属板、金属製パネル板等からなる
格納スペース形成用部材としての床板11、左右の側板
12,13、背板14及び天井板15を用いて適宜組み
立てることにより形成される。
【0017】この格納スペース10には、図2や図3に
示すように、サービス機器100が、その左右両脇や後
方にある程度のすき間をあけた状態で設置される。ま
た、この格納スペース10には、サービス機器100の
操作パネル面等が配設された正面部のみを(この場合、
側面部の一部も)ブース正面側に露出させるための格納
スペース形成用部材としての仕切り板16が配設されて
いる。従って、この仕切り板16の後方にあるサービス
機器100の部分は、ブース正面側から見えない状態に
なっている。
【0018】2,3は、格納スペース10内で仕切り板
16よりも前方において露出するサービス機器100の
左右側面部を少なくとも隠蔽して保護するための左右一
対の防護壁である。
【0019】この防護壁2,3は、サービス機器100
のはね上げ扉102の側面を半分程度隠すような高さで
サービス機器100の左右両脇において立設されてい
る。しかも、その各前端部2a,3aが少なくともサー
ビス機器100の正面部から所定量xだけ格納スペース
の後方側(奥側)に後退した状態(図3,4参照)とな
るように位置決めされ、その配置状態で床板11にボル
トPや溶接等により固定されている。この前端部2a,
3aのサービス機器正面部からのずれ量xは、サービス
機器100の開閉扉101を後述する防護扉の側板部に
よって十分に隠蔽して保護するのに必要な度合い等によ
って適宜設定されるが、望ましくは100mm以上であ
る。
【0020】この例における防護壁2,3は、図5〜図
7に示すように、開口部が内側に位置する箱型形状から
なるものであり、外側に配された壁面部20,30とそ
の周縁部から内側に向けて適宜折り返された枠部21,
31とを有する構造になっている。そして、その壁面部
20,30と枠部21との所定位置には、後述する錠金
具のシリンダーがそれぞれ差し込まれるシリンダー受入
れ部材23〜25,33が設けられている。なお、この
防護壁2,3の構造については特にこれに限定されな
い。
【0021】4は、サービス機器100の正面部(特に
作業用の開閉扉101)を主に隠蔽して保護するための
防護扉である。
【0022】この防護扉4は、サービス機器100の正
面部と対峙する前板部40と、その前板部40の左右両
端から防護壁2,3の各前端部2a,3aに向けて折り
曲がりその各前端部2a,3aまで達する左右の側板部
41,42とからなる断面コの字形状の扉である。この
前板部40と側板部41,42はいずれも中空構造にな
っているが、これに限定されず中実構造のものであって
もよい。
【0023】そして、この防護扉4は、図5に示すよう
に、その右側の側板部42が、上下に配設される2つの
ヒンジ(蝶番)43を介して右側の防護壁3の前端部3
aに揺動自在に取り付けられている。また、図6に示す
ように、その左側の側板部41が、上下に配設される錠
金具としての2つのシリダー錠44を介して左側の防護
壁2の前端部2aに施錠可能に結合されるようになって
いる。さらに、この防護扉4の高さは、前記した防護壁
2,3と同じ高さに設定されている。
【0024】2つのシリダー錠44は、図6や図7に示
すように、そのいずれも防護扉4の側板部41の中空内
部に配設されている。そして、このシリダー錠44は、
側板部41の側面に形成される凹陥部に取り付けられる
鍵操作部45と、鍵操作部45での鍵操作により動作す
る揺動アームやリンク等からなるシリンダー駆動機構部
46と、シリンダー駆動機構部46により防護扉4側か
ら防護壁3の前端部3aに向けて進退移動して出没する
シリンダー47とで構成されているものである。シリン
ダー47は、鍵の回動動作により進退移動して、防護壁
2の前端部2aの枠部内部に配設されたシリンダー受入
れ部材24,25に差し込まれたり抜き出されるように
なっている(図6参照)。このシリンダー47がシリン
ダー受入れ部材24,25に差し込まれると結合がなさ
れて「施錠状態」になり、反対にシリンダー受入れ部材
24,25から抜き出されると結合が解除されて「開錠
状態」になる。
【0025】これにより、防護扉4は、その右端を支点
として開閉し、その左端が防護壁2にシリダー錠44の
施錠により結合されるようになっている(図7)。な
お、この防護扉4は、その左側の側板部41が揺動自在
に取り付けられ、その右側の側板部42が施錠可能に結
合されるように構成してもよい。この場合には、扉4
は、その左端を支点として開閉するようになる。また、
このヒンジ43やシリンダー錠44の取り付け位置、数
量、種類等については防犯効果やコスト等の観点から適
宜変更しても構わない。さらに、防護壁4を防護壁2又
は3に結合させる手段は、前記したシリンダー錠等のよ
うな錠金具に制約されるものではなく、結合状態を解除
することができる結合用金具であれば同様に使用可能で
ある。
【0026】5,6は、防護扉4の側板部41,42及
び防護壁2,3と左右の側板12,13との間のすき間
S(図7)を埋めるように設置される左右一対の箱体と
してのサイドボックスである。
【0027】このサイドボックス5,6は、図8や図9
に示すように、開口部が内側に位置する中空の箱型形状
からなるものであり、外側に配された側面部40,50
とその周縁部から内側に向けて適宜折り返されて周面部
51,61とを有する構造になっている。そして、この
サイドボックス5,6は、平常時にはゴミ箱として利用
されるようになっており、その周面部51,61の前面
側にはゴミ投入口52,62が開設されており、また、
そのボックス内部にはゴミ投入口52,62から投入さ
れるゴムを収集するための、図示しないゴミ箱が設置さ
れている。ゴミ投入口52,62には、手で押したとき
にだけボックス内部側に開く仕組みの図示しない開閉蓋
が取り付けられている。
【0028】そして、サイドボックス5,6は、床板1
1と左右の側板12,13に格納スペース10の前後方
向に沿ってそれぞれ固定されるレール53,63のレー
ル溝に嵌着されてスライド移動する公知のスライドベア
リング機構54,64によって、格納スペースの前後方
向(矢印E,F方向)に対して移動できるように取り付
けられている。ボックスの周面部51,61には、ボッ
クスの移動時にレール53,63と当たらないようにす
るためのレール通過穴55,65が適宜形成されてい
る。
【0029】また、サイドボックス5,6は、その中空
内部に錠金具としてのシリンダー錠56,66がブラケ
ット56a,66aを介して配設されており、このシリ
ンダー錠56,66により前記した防護壁2,3との結
合がそれぞれなされて、その設置位置が固定できるよう
になっている。シリンダー錠56,66は、防護扉4に
使用されているシリダー錠44とほぼ同じ構成のもので
ある。従って、シリダー錠44と同様に、鍵操作部5
7,67、シリンダー駆動機構部58,68及びシリン
ダー59,69によりその主要部が構成されている。こ
のうち鍵操作部57,67は、前記したゴミ投入口5
2,62から手を差し入れた状態で鍵を差し込んでその
操作をするようになっている。また、シリンダー59,
69は、鍵の回動動作により進退移動して、防護壁2,
3に配設されたシリンダー受入れ部材23,33に差し
込まれたり抜き出されるようになっている(図9参
照)。このシリンダー59,69がシリンダー受入れ部
材23,33に差し込まれると結合がなされて「施錠状
態」になり、反対に抜き出されると結合が解除されて
「開錠状態」になる。
【0030】これにより、サイドボックス5,6は、通
常時には、シリンダー錠56,66を施錠することによ
り防護壁2,3と結合されて、その設置位置が固定され
るようになっている。その際、ボックス前面部は防護扉
4の前面部と面一の状態になる(図3など)。また、サ
イドボックス5,6は、シリンダー錠56,66を開錠
して防護壁2,3との結合を解除することにより、格納
スペースの前後方向に手動により移動できるようになっ
ている。なお、このサイドボックス5,6は、シリンダ
ー錠56,66により防護壁2,3と結合するのではな
く、床板11や左右の側板12,13に対して結合する
ように構成してもよい。
【0031】前記した防護壁2,3、防護扉4及びサイ
ドボックス5,6は、そのいずれも金属板を用いて形成
されている。
【0032】次に、このような構成からなる保護ブース
1の使用態様及びその機能について説明する。
【0033】まず、通常時には、図1〜4や図10に示
すように、防護扉4を閉めてシリンダー錠44を施錠す
るとともに、サイドボックス5,6を防護扉4の前面部
と面一となる位置(通常の設置位置)まで移動させてシ
リンダー錠56,66を施錠する。
【0034】これにより、サービス機器100の作業用
の開閉扉101は、防護扉4により外部から隠蔽される
とともに保護された状態となる。また、この際、サービ
ス機器100のはね上げ扉102の下部が防護扉4によ
り隠蔽される結果、そのはね上げ扉102と開閉扉10
1との境界部も外部から遮蔽されて保護された状態とな
る(図2,4参照)。
【0035】そして、サイドボックス5,6が通常の設
置位置に固定されていることにより、防護扉4と防護壁
2,3との接続境界部分G1,G2は隠蔽されて外部か
ら簡単に見ることができない状態となる(図2,10参
照)。この際、サイドボックス5,6は、シリンダー錠
56,66により防護壁2,3に結合されているため、
格納スペースの前後方向へ移動させることができないば
かりか、レール53,64にも取り付けられているた
め、上方へ持ち上げることもできないようになってい
る。
【0036】従って、バール等によりこじ開けたり破壊
しやすい防護扉4と防護壁2,3との接続境界部分G
1,G2にあるヒンジ43や錠44が外部より見えない
ことにより、先ずはじめに防護扉4を開けることが難し
いという印象を与えことができ、これだけでも、十分な
防犯効果が得られる。
【0037】また、仮に、図10に示すように、防護扉
4とサイドボックス5(又は6)とのすき間にバール3
00を差し込んで防護扉4をこじ開けようとしても、そ
のバール300を差し込んだ位置とヒンジ43や錠44
の取り付け位置とは十分に離れているため、バール30
0によるこじ開け時の外力がヒンジ43や錠44に直接
及ぶことがなく、こじ開けたり破壊するのには非常に時
間がかかることになる。また、この防護扉4は、錠44
を破壊した後にヒンジ43を支点として開けようとして
も、その扉の側板部41,42がスライドボックス5,
6の側面に突き当たるため、簡単に開けることができな
い。
【0038】以上のように、この保護ブース1では、簡
易な構造であるにもかかわらず、防護扉4を無断で開け
ることが極めて難しいものとなっているため、優れた防
犯効果が得られる。また、このような防犯効果が得られ
ることから、この保護ブース1では、従来のように防護
扉4を構成する金属板材の板厚を厚くしたり、錠(4
4)を頑丈なものにする必要がなく、反対に、その板厚
を薄くしたり或いはその錠44のシリンダーを細くする
ことができ、コストの低減化が図れる。
【0039】一方、サービス機器100の保守点検、現
金の補充や回収等の各種作業を行う場合には、最初に、
サイドボックス5,6のシリンダー錠56,66を開錠
して防護壁2,3との結合を解除する。すなわち、サイ
ドボックス5,6のゴミ投入口52,53から手を入れ
て鍵を鍵操作部67に差し込んでからシリンダー59,
69を防護壁2,3側のシリンダー受入れ部材23,3
3から抜き出すような鍵操作をする。次いで、サイドボ
ックス5,6を手で押して格納スペースの後方側(矢印
F方向)に所定量移動させる。
【0040】これにより、図11に示すように、サイド
ボックス5,6が後退した分だけ、防護扉4(側板部4
1,42)及び防護壁2,3と左右の側板12,13と
の間に空間S0 ができ、防護扉4と防護壁2,3との接
続境界部分G1,G2は外部から見える状態におかれ
る。そして、防護扉4のシリンダー錠44の鍵操作部4
5も操作できる状態になる。この結果、そのシリンダー
錠44を開錠して防護壁2との結合を解除することによ
って、防護扉4を開けることができる。
【0041】このようにして防護扉4を開けることによ
り、図12に示すように、サービス機器100の正面部
が現れるため、作業用の開閉扉101を開けて所定の作
業を行うことができる。また、この防護扉4を開けるこ
とによって、はね上げ扉102についても(その係止突
片102aが)防護扉4をはじめ開閉扉100に突き当
たることなく正常に開けることができる。
【0042】作業終了後は、上述した作業実行時の各操
作を逆の手順で行えばよい。すなわち、サービス機器1
00の開閉扉101を閉めて施錠した後、防護扉4を閉
めてシリンダー錠44を施錠する。しかる後、サイドボ
ックス5,6を手前(矢印E方向)に引いて通常の設置
位置まで移動させてから、シリンダー錠56,66を施
錠して防護壁2,3と結合させる。これにより、通常時
の使用状態に復帰させることができる。
【0043】◎第二の実施形態例 図13〜図15は、本発明の保護ブースの他の実施形態
例を示すもので、図13はその正面図、図14は図13
のA−A線の位置からみた場合の平面図、図15は図1
3のB−B線の位置からみた場合の側面図である。
【0044】この例における保護ブース1は、正面側に
加えて背面側にも開閉扉が設けられている現金支払機等
のサービス機器200を格納するタイプのものである。
このサービス機器200は、図14〜図15に示すよう
に、その背面部にも所定の作業を行うための開閉扉10
5が設けられたことが加わった以外は第一の実施形態例
におけるサービス機器100と同様の構成からなるもの
である。
【0045】そして、この保護ブース1は、床板11に
格納スペース10の前後方向(矢印E,F方向)に対し
て移動するスライド装置7を配設し、このスライド装置
7上にサービス機器200を配設するとともに防護壁
2,3(防護扉4を含む)を固定配設し、サイドボック
ス5,6を床板11に固定配設し、側板12の仕切り板
16より後方部側に格納スペース10内に出入りするた
めの出入口扉17を設けた以外は第一の実施形態例にお
ける保護ブースと同様の構成からなるものである。従っ
て、この例における保護ブース1の第一実施態様例と同
じ構成部分には同じ符合を付し、その説明については省
略する。出入口扉17は、外開きタイプのものを例示し
ているが、内開きタイプものであっても構わない。
【0046】上記のスライド装置7は、サービス機器等
を載置するためのテーブル部と、このテーブル部を床板
11上において格納スペース10の前後方向に移動でき
るように走行させる車輪、ガイドレール等からなる走行
部とで構成されるものである。テーブル部は、サービス
機器200、防護壁2,3、防護扉4を載置することが
できる平面スペースを有するものであればよい。このテ
ーブル部は、板状の形態のものに限らず、骨組み構造の
ものであってもよい。また、このスライド装置7は、必
要時にのみ床板11に対して移動可能な状態となり、そ
れ以外の時は移動しない固定状態に保たれるようになっ
ている。そして、通常時には、サービス機器200の背
面側と格納スペース10との間にわずかなすき間が確保
される程度の状態にサービス機器200を設置しておく
ことができ(図14等参照)、一方、作業時等において
は、サービス機器200の背面側の開閉扉105を開け
閉めできる程度の状態(図18参照)にサービス機器2
00を移動させることができるようになっている。スラ
イド装置7の移動機構は、手動方式、自動方式のいずれ
であってもよい。従って、このスライド装置7は、この
ような機能を果たすものである限り、その構造や機構等
については特に制約されない。
【0047】サービス機器200は、このスライド装置
7のテーブル部に固定して載置されている。また、防護
壁2,3は、床板11ではなくてスライド装置7のテー
ブル部にボルト等により固定され、この防護壁2,3に
対して防護扉4がヒンジ43,シリンダー錠44等を介
して開閉自在に取り付けられている。そして、サイドボ
ックス5,6については、第一実施形態例における通常
時の配置位置が保たれるように、床板11に固定されて
いる。この場合、第一実施形態例において使用した錠金
具56,66は使用していない。なお、このサイドボッ
クス5,6は、床板11以外にも、左右の側板12,1
3に固定するようにしてもよい。
【0048】次に、このような構成からなる保護ブース
1の使用態様及びその機能について説明する。
【0049】まず、通常時には、図13〜15に示すよ
うに、防護扉4を閉めてシリンダー錠44を施錠すると
ともに、防護扉4の前面部がサイドボックス5,6と面
一となる位置(通常の設置位置)までスライド装置7を
移動させて固定する。
【0050】これにより、サービス機器200の作業用
の開閉扉101とはね上げ扉102の下部は、第一の実
施形態例と同様に、防護扉4により外部から隠蔽される
とともに保護された状態となる。また、この際、背面側
の開閉扉105は、仕切り板16の後方側となる格納ス
ペース10内にあるとともに、その格納スペース内にお
いて開け閉めできる空間が確保されていない状態にある
ため、外部から隠蔽されるとともに保護された状態とな
る(図14参照)。そして、防護扉4と防護壁2,3と
の接続境界部分G1,G2は、第一の実施形態例と同様
に、サイドボックス5,6の存在により隠蔽されて外部
から簡単に見ることができない状態となる(図13,1
4参照)。
【0051】従って、この保護ブース1によっても、第
一の実施形態例の場合と同様にして、サービス機器20
0に対する十分な防犯効果が得られる。また、この保護
ブース1の場合には、サイドボックス5,6の施錠によ
る設置位置の固定作業が不要であるため、その分だけ防
犯効果も高まり、また取り扱い便利なものとなる。
【0052】一方、サービス機器200の保守点検、現
金の補充や回収等の各種作業を行う場合には、最初に、
スライド装置7を格納スペースの前方側(矢印E方向)
に所定量移動させる。
【0053】これにより、図16や図17に示すよう
に、サービス機器200をはじめ防護壁2,3及び防護
扉4が一体となってブース(格納スペース内)からせり
出した状態となるため、防護扉4と防護壁2,3との接
続境界部分G1,G2も外部に露出するようになる。こ
の際、サービス機器200の背面側には、サービス機器
200がスライド装置7により前方にせり出した分だけ
格納スペース10内においてすき間が形成される(図1
7参照)。
【0054】この結果、ブース1の正面側においては、
図18に示すように、防護扉4の側板部に配設されたシ
リンダー錠44の鍵操作部45が操作できる状態になる
ため、そのシリンダー錠44を開錠して防護壁2との結
合を解除することによって防護扉4を開けることができ
る。このようにして防護扉4を開けることにより、サー
ビス機器200の正面部が現れるため開閉扉101を開
けて所定の作業を行うことができ、また、この防護扉4
を開けることによってはね上げ扉102を開けて所定の
作業を行うこともできる。一方、ブース1の後方側にお
いては、図18に示すように、出入口扉17を開けてブ
ース内に立ち入ることができるため、サービス機器20
0の背面側の開閉扉105を開けて所定の作業を行うこ
とができる。
【0055】作業終了後は、上述した作業実行時の各操
作を逆の手順で行えばよい。すなわち、サービス機器2
00の開閉扉101,105をそれぞれ閉めて施錠した
後、防護扉4を閉めてシリンダー錠44を施錠する。ま
た、ブース1の出入口扉17を閉めて施錠する。しかる
後、スライド装置7によりサービス機器200等を後方
側(矢印F方向)に押し込むように移動させ、防護扉4
とサイドボックス5,6とが面一となる通常の設置位置
まで移動させてから固定する。これにより、通常時の使
用状態に復帰させることができる。
【0056】◎その他の変形形態例 なお、本発明は、前記した各実施態様例における保護ブ
ース1の例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸
脱しない範囲内において各構成部品について種々設計変
更することが可能である。
【0057】例えば、第一及び第二の実施態様例におけ
るサイドボックス5,6の上面部には、図19に示すよ
うな防犯用天板8を取り付けてもよい。この防犯用天板
8は、第一の実施形態例に基づいて説明すると、サイド
ボックスと防護壁2,3及び防護扉4(側板部41,4
2)との間のすき間Mや、サイドボックスと側板12,
13との間のすき間Nや、前記した防護扉4と防護壁と
の間のすき間G1,G2を上方から隠蔽し、そのすき間
M,N,G1,G2にバール等を差し込めないようにす
るためのものである。図示の防犯用天板8は、防護壁3
(2)の上面を覆うとともに、側板13(12)に開設
された天板用開口13a(格納スペースの前後方向に沿
って形成されている)から側板の内部に一部(7a)入
り込んだ状態になるような幅を有するものであり、サイ
ドボックスの上面部に対してビスQ等により内側から固
定されている。これにより、上記したすき間M,N等を
外部から見えなくすることができるうえ、かかるすき間
M,N等にバール等を差し込むことによるこじ開けや破
壊作業を不可能にすることができ、防犯効果をより一層
高められる。なお、この防犯用天板8は、第二の実施形
態例の場合であっても上記した場合と同様にしてサイド
ボックス5,6の上面部に取り付ければよく、これによ
り、同様の理由によって防犯効果をより一層高めること
ができる。
【0058】また、第一の実施形態例におけるサイドボ
ックス5,6の移動動作を電動モータを利用して自動的
に行えるように構成したり、防護扉4の錠44やサイド
ボックス5,6の錠56,66の施錠や開錠の動作を電
磁ソレノイドを利用して自動的に行えるように構成して
もよい。この場合には、サイドボックス移動時や各錠の
施錠・開錠時の労力や手間が減ってより取り扱いやすい
ものとなるほか、鍵操作部が不要となることから錠全体
を防護扉やサイドボックスの内部に完全に内蔵するよう
な状態で取り付けて、その錠を外部から見ることが一切
できず、しかも破壊しずらい構造とすることができるた
め、これによっても防犯効果が一層高められる。また、
第二の実施形態例におけるスライド装置7についても、
電動モータを利用して自動的に移動動作を行えるように
構成してもよい。
【0059】さらに、通常時において防護扉4を更に開
けにくいようにするため、図20〜図22に示すような
構成を採用してもよい。
【0060】図20に示す構成例は、防護扉4における
シリンダー錠44のシリンダー47として、シリンダー
47が防護壁(2)に差し込まれる長さLを長めに設定
したものを使用した例である。この場合には、このシリ
ンダー47の破壊が困難になるうえ、防護扉4を開けよ
うとしても長いシリンダー47が防護壁2のシリンダー
受入れ部材から抜けにくいため防護扉4が更に開けにく
くなる。
【0061】図21に示す構成例は、防護扉4のシリン
ダー錠44を設ける側の側板部41として、その長さY
(>y)をヒンジ43を設ける側板部42の長さyより
も長く設定したものを使用した例である。この場合に
は、防護扉4をヒンジ43を支点として開けようとして
も、その側板部41が長くなった分だけサイドボックス
5に突き当たる度合いが増すため防護扉4が更に開けに
くくなる(図中の二点鎖線はそのときの側板部41の軌
跡を示す)。
【0062】図22に示す構成例は、防護扉4における
錠44として、シリンダー47に代えてL字金具48を
備えたものを使用した例である。すなわち、この錠44
は、鍵操作部45の鍵操作によりL字金具48が回動し
て防護壁2側に係止されることによって施錠がなされる
構成のものである。この場合には、防護壁2の前端部と
防護扉4の側板部41に、L字金具48が回動する際に
通過するとともに係止される通過係止穴49を開設する
必要がある。そして、このような錠44を使用した場合
には、L字金具48が破壊しにくくなるとともに、防護
壁2により強固に係止されて抜けにくくなる結果、防護
扉4が更に開けにくくなる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
係る本発明の保護ブースによれば、断面コの字形状の防
護扉及び防護壁体と格納スペースの左右側板との間のす
き間を埋めるように設置される箱体の存在により、その
防護扉と防護壁体との接続境界部分(揺動自在な取り付
け部分や結合用金具による結合部分など)が隠れて外部
からは容易に見えなくなるため、先ずはじめに防護扉を
開けること自体が難しいという印象を与えことができ、
これだけでも心理的作用による十分な防犯効果が得られ
る。
【0064】また、防護扉と左右の箱体との間のすき間
にバール等を差し込んでこじ開けたり破壊しようとして
も、そのバール等を差し込む位置と防護扉の防護壁との
接続境界部分とが離れているため、バール等による外力
が接続境界部分の結合用金具等に直接及ぶことがなく、
防護扉を簡単に開けることはできない。しかも、防護扉
を開ける方向にこじ開けたとしても、防護扉における左
右の側板部が隣接する箱体に突き当たるようになるた
め、防護扉を簡単に開けることはできない。このような
ことによっても、優れた防犯効果が得られる。
【0065】従って、この保護ブースを使用することに
より、正面側に作業用の開閉扉が設けられたサービス機
器を、かかる開閉扉のこじ開けや破壊によって実行され
る盗難事故からより確実に保護することができる。ま
た、正面側と背面側の双方に開閉扉が設けられたサービ
ス機器であっても、その正面側の開閉扉に加えて、その
背面側の開閉扉も同様に盗難事故から保護することがで
きる。そして、サービス機器の正面側の開閉扉をあけて
所定の作業を行う場合には、左右一対の箱体を移動させ
るか或いはスライド装置を移動させて、防護扉をあける
ことにより容易に実行することができる。また、サービ
ス機器の背面側の開閉扉をあけて所定の作業を行う場合
には、スライド装置を移動させて、サービス機器の背面
側に扉開閉のためのすき間が確保することにより容易に
実行することができる。
【0066】さらに、この保護ブースは、その構造や機
構が簡易なものであるため、安価に提供することができ
る。しかも、上記したような優れた防犯効果が得られる
ことから、防護壁体や防護扉の板材の厚さを薄くした
り、結合用金具として廉価なものを使用することも可能
となり、その場合には更に安価な提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の保護ブースの一実施態様例を示す斜
視図である。
【図2】 図1の保護ブースの正面図である。
【図3】 図2のA−A線の位置からみた場合の平面図
である。
【図4】 図2のB−B線の位置からみた場合の側面図
である。
【図5】 防護壁と防護扉の構成を示す斜視図である。
【図6】 図5のC−C線に沿う概略断面図である。
【図7】 図5のD−D線に沿う概略断面図である。
【図8】 サイドボックス(箱体)の構成を示す斜視図
である。
【図9】 サイドボックスの構成を示す概略断面図であ
る。
【図10】 通常時における保護ブースの使用状態を示
す説明図である。
【図11】 サービス機器の作業実行時における保護ブ
ースの使用状態を示す説明図である。
【図12】 サービス機器の作業実行時における保護ブ
ースの使用状態を示す斜視図である。
【図13】 本発明の保護ブースの他の実施態様例を示
す正面図である。
【図14】 図13のA−A線の位置からみた場合の平
面図である。
【図15】 図13のB−B線の位置からみた場合の側
面図である。
【図16】 サービス機器の作業実行時における保護ブ
ースの使用状態を示す斜視図である。
【図17】 サービス機器の作業実行時における保護ブ
ースの使用状態を示す説明図である。
【図18】 サービス機器の作業実行時の状態を示す説
明図である。
【図19】 サイドボックスの他の構成例を示す概略断
面図である。
【図20】 防護扉の錠金具に関する他の構成例を示す
説明図である。
【図21】 防護扉の側板部に関する他の構成例を示す
説明図である。
【図22】 防護扉の錠金具に関する他の構成例を示す
もので、(a)はその斜視図、(b)はその側面図であ
る。
【図23】 従来の保護ブースの構成例を示す斜視図で
ある。
【図24】 従来の保護ブースの使用状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…保護ブース、2,3…左右一対の防護壁、2a,3
a…前端部、4…防護扉、5,6…左右一対のサイドボ
ックス、7…スライド装置、10…格納スペース、11
…床板、12,13…左右の側板、40…前板部、4
1,42…左右の側板部、44,56,66…シリンダ
ー錠、E,F…格納スペースの前後方向、100,20
0…サービス機器、101…正面側の作業用開閉扉、1
05…背面側の作業用開閉扉。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に作業用の開閉扉が設けられたサ
    ービス機器をその正面側からみて少なくとも左右両脇に
    所定のすき間をあけた状態で格納するための正面のみが
    開口する格納スペースを形成する床板、左右の側板等か
    らなる格納スペース形成用部材と、 格納スペースに格納されるサービス機器の左右両脇にそ
    のサービス機器の左右側面部の所定範囲を隠蔽するよう
    に立設され、前端部がサービス機器の正面部から格納ス
    ペースの後方側に少し後退した状態で前記床板に固定さ
    れる左右一対の防護壁体と、 サービス機器の前記開閉扉のある正面部を隠蔽する前板
    部とその前板部の左右両端から前記防護壁体の各前端部
    まで達する左右の側板部とからなる断面コの字形状の扉
    であって、その一方の側板部が一方の防護壁体の前端部
    に開閉動作のために揺動自在に取り付けられ、その他方
    の側板部が他方の防護壁体の前端部に結合解除可能な結
    合用金具を介して結合される防護扉と、 この防護扉の側板部及び前記防護壁体と前記左右の側板
    との間のすき間を埋めるように設置される中空の箱であ
    って、格納スペースの前後方向に移動自在に取り付けら
    れているとともに、その設置位置が箱内部に配設する結
    合解除可能な結合用金具により防護壁体、床板、左右の
    側板のいずれかと結合させることにより固定される左右
    一対の箱体とを備えていることを特徴とするサービス機
    器の保護ブース。
  2. 【請求項2】 正面側及び背面側に作業用の開閉扉がそ
    れぞれ設けられたサービス機器をその正面側からみて少
    なくとも左右両脇に所定のすき間をあけた状態で格納す
    るための正面のみが開口する格納スペースを形成する床
    板、左右の側板等からなる格納スペース形成用部材と、 格納スペースに格納されるサービス機器を載置して必要
    時のみ格納スペースの前後方向に対して移動させてサー
    ビス機器の背面側に前記開閉扉の開閉を可能にするすき
    間を確保し得る、前記床板上に配設されるスライド装置
    と、 このスライド装置に載置されるサービス機器の左右両脇
    にそのサービス機器の左右側面部の所定範囲を隠蔽する
    ように立設され、前端部がサービス機器の正面部から格
    納スペースの後方側に少し後退した状態でそのスライド
    装置に固定される左右一対の防護壁体と、 サービス機器の前記開閉扉のある正面部を隠蔽する前板
    部とその前板部の左右両端から前記防護壁体の各前端部
    まで達する左右の側板部とからなる断面コの字形状の扉
    であって、その一方の側板部が一方の防護壁体の前端部
    に開閉動作のために揺動自在に取り付けられ、その他方
    の側板部が他方の防護壁体の前端部に結合解除可能な結
    合用金具を介して結合される防護扉と、 この防護扉の側板部及び前記防護壁体と前記左右の側板
    との間のすき間を埋めるように設置される中空の箱であ
    って、前記床板又は左右の側板に固定される左右一対の
    箱体とを備えていることを特徴とするサービス機器の保
    護ブース。
JP16285097A 1997-06-19 1997-06-19 サービス機器の保護ブース Pending JPH1117359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285097A JPH1117359A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 サービス機器の保護ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285097A JPH1117359A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 サービス機器の保護ブース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1117359A true JPH1117359A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15762438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16285097A Pending JPH1117359A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 サービス機器の保護ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1117359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002232168A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Net Chart Japan Kk ラックシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002232168A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Net Chart Japan Kk ラックシステム
JP4601184B2 (ja) * 2001-01-30 2010-12-22 ネットチャート株式会社 ラックシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907830B2 (en) Multipoint lock assembly
US5743118A (en) Lock guard for a tractor trailer
US5544595A (en) Security hinge for gaming device
EP0886713B1 (en) Secure enclosure for automated banking machine
EP0586119B1 (en) Security bar
CA1186950A (en) Wall safe
KR100645489B1 (ko) 전자식 금고비
JPH1117359A (ja) サービス機器の保護ブース
JP5405961B2 (ja) 盗難防止装置および盗難防止型料金精算システム
US5321961A (en) Security door for coin operated machine
JP3989288B2 (ja) 遊技機
JP2001224812A (ja) 不正解錠防止機能を備えた遊技機台及びそれに用いる防護カバー
KR200352929Y1 (ko) 버스운전자 보호용 칸막이
EP0057318A1 (en) Security mechanisms
JP2579075Y2 (ja) 筺体のこじ開け防止構造
AU2003204118B2 (en) Multipoint lock assembly
JP2002230633A (ja) 自動販売機の防護装置
JPH07302364A (ja) 卓上型現金自動入出機における保護装置
GB2325691A (en) Door security strip
JP3322025B2 (ja) 自動販売機の防盗装置
JPS6311788Y2 (ja)
GB2092218A (en) Fastenings for coin box doors
JP4075290B2 (ja) 現金自動入出機における保護装置
JPH07168963A (ja) 現金自動入出機における保護装置
CA1328287C (en) Door security construction

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040616

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070717