JPH11173491A - 断熱パネル - Google Patents
断熱パネルInfo
- Publication number
- JPH11173491A JPH11173491A JP36223097A JP36223097A JPH11173491A JP H11173491 A JPH11173491 A JP H11173491A JP 36223097 A JP36223097 A JP 36223097A JP 36223097 A JP36223097 A JP 36223097A JP H11173491 A JPH11173491 A JP H11173491A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- structural frame
- heat insulating
- thickness
- panel
- frame members
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度を低下させることなく、軽量化とコスト
ダウンの可能な断熱パネルを提供する。 【解決手段】 隙間を有して対向配置された少なくとも
２つの構造枠材１２、１３と、その間に設けられた芯材
１１と、構造枠材１２、１３及び芯材１１の上面に取付
けられる上パネル１４と、対向する構造枠材１２、１３
の間で、上パネル１４の下側に配置された断熱材１６、
１７とを有する断熱パネル１０において、構造枠材１
２、１３の厚さを芯材１１の厚さより小さくしている。
ダウンの可能な断熱パネルを提供する。 【解決手段】 隙間を有して対向配置された少なくとも
２つの構造枠材１２、１３と、その間に設けられた芯材
１１と、構造枠材１２、１３及び芯材１１の上面に取付
けられる上パネル１４と、対向する構造枠材１２、１３
の間で、上パネル１４の下側に配置された断熱材１６、
１７とを有する断熱パネル１０において、構造枠材１
２、１３の厚さを芯材１１の厚さより小さくしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度及び経済性を
考慮した断熱パネルに関する。
考慮した断熱パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、住宅用の屋根パネルや壁パネルと
して、図２に示すような断熱パネル５０が使用されてい
る。断熱パネル５０においては、図に示すように、両端
部、即ち突き合わせ部には厚さＴを有する構造枠材５
１、５２が、中央部には厚さＴと同じ厚さの芯材５３が
配置され、構造枠材５１、５２及び芯材５３は集成材又
は製材からなっている。なお、図中の符号５４、５５は
パネル、符号５６、５７は断熱性を有する発泡体を表し
ている。
して、図２に示すような断熱パネル５０が使用されてい
る。断熱パネル５０においては、図に示すように、両端
部、即ち突き合わせ部には厚さＴを有する構造枠材５
１、５２が、中央部には厚さＴと同じ厚さの芯材５３が
配置され、構造枠材５１、５２及び芯材５３は集成材又
は製材からなっている。なお、図中の符号５４、５５は
パネル、符号５６、５７は断熱性を有する発泡体を表し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の断熱パネル５０においては、未だ解決すべき以下の
ような問題があった。隣接する断熱パネル５０を突き合
わせて施工した際、突き合わせ部は構造枠材５１と構造
枠材５２の合計した厚さ２Ｔとなる。合計した厚さは、
設計強度としては、中央部の芯材５３の厚さＴと同じで
充分であるので、構造枠材５１、５２それぞれの厚さＴ
は厚過ぎて無駄であり、その結果、断熱パネル５０の重
量アップ及び製作費のアップを招いていた。
来の断熱パネル５０においては、未だ解決すべき以下の
ような問題があった。隣接する断熱パネル５０を突き合
わせて施工した際、突き合わせ部は構造枠材５１と構造
枠材５２の合計した厚さ２Ｔとなる。合計した厚さは、
設計強度としては、中央部の芯材５３の厚さＴと同じで
充分であるので、構造枠材５１、５２それぞれの厚さＴ
は厚過ぎて無駄であり、その結果、断熱パネル５０の重
量アップ及び製作費のアップを招いていた。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、強度を低下させることなく、軽量化とコストダ
ウンの可能な断熱パネルを提供することを目的とする。
もので、強度を低下させることなく、軽量化とコストダ
ウンの可能な断熱パネルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の断熱パネルは、隙間を有して対向配置された少な
くとも２つの構造枠材と、その間に設けられた芯材と、
該構造枠材及び芯材の上面に取付けられる上パネルと、
対向する前記構造枠材の間で、前記上パネルの下側に配
置された断熱材とを有する断熱パネルにおいて、前記構
造枠材の厚さを前記芯材の厚さより小さくしている。請
求項２記載の断熱パネルは、請求項１記載の断熱パネル
において、前記構造枠材の厚さを、前記芯材の厚さの１
／３〜２／３の範囲に選定している。
記載の断熱パネルは、隙間を有して対向配置された少な
くとも２つの構造枠材と、その間に設けられた芯材と、
該構造枠材及び芯材の上面に取付けられる上パネルと、
対向する前記構造枠材の間で、前記上パネルの下側に配
置された断熱材とを有する断熱パネルにおいて、前記構
造枠材の厚さを前記芯材の厚さより小さくしている。請
求項２記載の断熱パネルは、請求項１記載の断熱パネル
において、前記構造枠材の厚さを、前記芯材の厚さの１
／３〜２／３の範囲に選定している。
【０００６】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の一実施の形
態に係る断熱パネルの一部斜視図である。図１に示すよ
うに、本発明の一実施の形態に係る断熱パネル１０は、
中央部に芯材１１と、芯材１１の厚さの１／２の厚さで
あって、隙間を有して短手方向の両端部、即ち突き合わ
せ部に対向して配置された構造枠材１２、１３と、芯材
１１及び構造枠材１２、１３の上、下面にそれぞれ配置
された上、下パネル１４、１５と、芯材１１、構造枠材
１２、１３及び上、下パネル１４、１５によって形成さ
れる空間に充填、配置された断熱材の一例である発泡体
１６、１７とを有している。以下、これらについて詳し
く説明する。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の一実施の形
態に係る断熱パネルの一部斜視図である。図１に示すよ
うに、本発明の一実施の形態に係る断熱パネル１０は、
中央部に芯材１１と、芯材１１の厚さの１／２の厚さで
あって、隙間を有して短手方向の両端部、即ち突き合わ
せ部に対向して配置された構造枠材１２、１３と、芯材
１１及び構造枠材１２、１３の上、下面にそれぞれ配置
された上、下パネル１４、１５と、芯材１１、構造枠材
１２、１３及び上、下パネル１４、１５によって形成さ
れる空間に充填、配置された断熱材の一例である発泡体
１６、１７とを有している。以下、これらについて詳し
く説明する。
【０００７】芯材１１及び構造枠材１２、１３は、集成
材又は製材からなり、それぞれの断面の長さＬは断熱パ
ネル１０の厚さより上、下パネル１４、１５の合計の厚
さ２ｔ分だけ短く、断面の幅（芯材１１、構造枠材１
２、１３の厚さ）はそれぞれＴ、Ｔ／２としている。
上、下パネル１４、１５は、合板、パーティクルボー
ド、繊維板、ストランドボード等を使用することがで
き、安価で曲げ強度等に優れるＯＳＢ（オリエンティッ
ドストランドボード）等のストランドボードを使用する
ことが望ましい。発泡体１６、１７は、ポリスチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、フェ
ノール等からなる、発泡倍率は２０〜５０倍程度のもの
で、独立気泡型のものが望ましい。なお、図１に示すよ
うに、発泡体１６、１７の厚さは、芯材１１及び構造枠
材１２、１３の長さＬより短く製作されており、上パネ
ル１４との間に空間１８、１９を形成している。
材又は製材からなり、それぞれの断面の長さＬは断熱パ
ネル１０の厚さより上、下パネル１４、１５の合計の厚
さ２ｔ分だけ短く、断面の幅（芯材１１、構造枠材１
２、１３の厚さ）はそれぞれＴ、Ｔ／２としている。
上、下パネル１４、１５は、合板、パーティクルボー
ド、繊維板、ストランドボード等を使用することがで
き、安価で曲げ強度等に優れるＯＳＢ（オリエンティッ
ドストランドボード）等のストランドボードを使用する
ことが望ましい。発泡体１６、１７は、ポリスチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、フェ
ノール等からなる、発泡倍率は２０〜５０倍程度のもの
で、独立気泡型のものが望ましい。なお、図１に示すよ
うに、発泡体１６、１７の厚さは、芯材１１及び構造枠
材１２、１３の長さＬより短く製作されており、上パネ
ル１４との間に空間１８、１９を形成している。
【０００８】次に、本発明の一実施の形態に係る断熱パ
ネル１０を製造するには、芯材１１、構造枠材１２、１
３、上、下パネル１４、１５及び発泡体１６、１７をそ
れぞれ、所定の厚さ、幅及び長さに加工し、図１のよう
に配置して接着剤又は釘や、タッカーピン等の固定手段
を用いて隣接する材料同士を固着して行なう。この断熱
パネル１０を並列させて施工すると、突き合わせ部は構
造枠材１２の厚さＴ／２と構造枠材１３の厚さＴ／２の
合計した厚さＴとなり、芯材１１の厚さＴと同一とな
る。この突き合わせ部の合計した厚さＴは、芯材１１の
厚さＴと同様、適正な設計強度としているので、構造枠
材１２、１３のそれぞれの厚さＴ／２は厚過ぎることが
なく、従来の構造枠材５１、５２に比べて、軽量とな
り、その結果、断熱パネル１０の製作費の低下を可能と
する。
ネル１０を製造するには、芯材１１、構造枠材１２、１
３、上、下パネル１４、１５及び発泡体１６、１７をそ
れぞれ、所定の厚さ、幅及び長さに加工し、図１のよう
に配置して接着剤又は釘や、タッカーピン等の固定手段
を用いて隣接する材料同士を固着して行なう。この断熱
パネル１０を並列させて施工すると、突き合わせ部は構
造枠材１２の厚さＴ／２と構造枠材１３の厚さＴ／２の
合計した厚さＴとなり、芯材１１の厚さＴと同一とな
る。この突き合わせ部の合計した厚さＴは、芯材１１の
厚さＴと同様、適正な設計強度としているので、構造枠
材１２、１３のそれぞれの厚さＴ／２は厚過ぎることが
なく、従来の構造枠材５１、５２に比べて、軽量とな
り、その結果、断熱パネル１０の製作費の低下を可能と
する。
【０００９】本実施の形態においては、芯材の個数を１
つとしたが、必要に応じて、２つ以上とすることもでき
る。例えば、芯材を２個とする場合には、両端部の構造
枠材と芯材との間隔や２つの芯材との間隔は同一、即ち
上、下パネルの幅Ｗの１／３とする。本実施の形態にお
いては、構造枠材１２、１３の厚さを芯材１１の厚さＴ
の１／２としたが、１／３〜２／３とすることも可能で
ある。
つとしたが、必要に応じて、２つ以上とすることもでき
る。例えば、芯材を２個とする場合には、両端部の構造
枠材と芯材との間隔や２つの芯材との間隔は同一、即ち
上、下パネルの幅Ｗの１／３とする。本実施の形態にお
いては、構造枠材１２、１３の厚さを芯材１１の厚さＴ
の１／２としたが、１／３〜２／３とすることも可能で
ある。
【００１０】
【発明の効果】請求項１及び２記載の断熱パネルにおい
ては、構造枠材の厚さを芯材の厚さより小さくしている
ので、強度を低下させることなく、軽量化及びコストダ
ウンが可能な断熱パネルを製作できる。
ては、構造枠材の厚さを芯材の厚さより小さくしている
ので、強度を低下させることなく、軽量化及びコストダ
ウンが可能な断熱パネルを製作できる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る断熱パネルの一部
斜視図である。
斜視図である。
【図２】従来例に係る断熱パネルの一部斜視図である。
１０ 断熱パネル １１ 芯材 １２ 構造枠材 １３ 構造枠材 １４ 上パネル １５ 下パネル １６ 発泡体（断熱材） １７ 発泡体
（断熱材） １８ 空間 １９ 空間
（断熱材） １８ 空間 １９ 空間
Claims (2)
- 【請求項１】 隙間を有して対向配置された少なくとも
２つの構造枠材と、その間に設けられた芯材と、該構造
枠材及び芯材の上面に取付けられる上パネルと、対向す
る前記構造枠材の間で、前記上パネルの下側に配置され
た断熱材とを有する断熱パネルにおいて、 前記構造枠材の厚さを前記芯材の厚さより小さくしたこ
とを特徴とする断熱パネル。 - 【請求項２】 前記構造枠材の厚さを、前記芯材の厚さ
の１／３〜２／３の範囲に選定した請求項１記載の断熱
パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36223097A JPH11173491A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36223097A JPH11173491A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 断熱パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173491A true JPH11173491A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18476324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36223097A Pending JPH11173491A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173491A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016084879A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 東京エレクトロン株式会社 | 断熱部材及びこれを用いた熱処理装置 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP36223097A patent/JPH11173491A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016084879A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 東京エレクトロン株式会社 | 断熱部材及びこれを用いた熱処理装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20041122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041202 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080701 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |