JPH11173410A - 変速機操作用倍力装置 - Google Patents

変速機操作用倍力装置

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JPH11173410A
JPH11173410A JP34013197A JP34013197A JPH11173410A JP H11173410 A JPH11173410 A JP H11173410A JP 34013197 A JP34013197 A JP 34013197A JP 34013197 A JP34013197 A JP 34013197A JP H11173410 A JPH11173410 A JP H11173410A
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JP
Japan
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rod
shift
operating
shift rod
boot
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JP34013197A
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English (en)
Inventor
Akira Shibazaki
朗 柴崎
Mitsuo Abe
光雄 阿部
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/30Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
    • F16H2061/301Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフト操作時の呼吸作用や洗車時に、内部に
水が侵入するのを確実に防止し、ホース等の管類の付け
根を破損し難くする。 【解決手段】 一端がハウジング2に他端が操作ロッド
28に固着されハウジング2に対し出入りするシフトロ
ッド5及び該シフトロッドに対し出入りする操作ロッド
28の一端側部分を覆う第1のブーツ41と、一端がシ
リンダ3に他端がシフトロッド5に固着されシリンダ3
に対し出入りするシフトロッド5の他端側部分を覆う第
2のブーツ42との内部同士を連通させる連通管43を
設け、該連通管には伸縮自在な伸縮部44を有し、操作
ロッド28には一方の圧力室7aに連通可能な貫通孔2
8aを設け、操作ロッド28の端部に装着された連結部
材52には貫通孔28aを大気に開放させる大気開放孔
52aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の変速機
の操作力を増大させるための変速機操作用倍力装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】変速機操作は一般的にセレクト操作に比
較してシフト操作には大きな力を必要とする。このた
め、特に大型の変速機を有するバスやトラックなどで
は、変速機操作装置に倍力装置が組み込まれ、軽い力で
円滑なシフト操作をすることができるようになってい
る。
【0003】図10は従来の変速機操作用倍力装置の非
作動状態を示す縦断面図である。この倍力装置1は、ハ
ウジング2に取付けたシリンダ3内で摺動するピストン
4を、シフトロッド5の外周にリテーナリング6a,6
bによって位置決めして取付け、ピストン4でシリンダ
3内に二つの圧力室7a,7bが画成されている。
【0004】また、倍力装置1は、シフトロッド5の内
周に一対の案内筒18,19を嵌着してあり、切換弁1
3を構成する各一対の固定弁座22,23、共通の圧縮
ばねで着座する方向へ互いに反発付勢されている弁体2
4,25、及び対応する案内筒18,19の内周に摺動
自在に嵌合するバルブリフタ26,27等を備えてい
る。バルブリフタ26,27はそれぞれの圧縮ばねで対
応する弁体24.25から離れる方向へ付勢されてい
る。そして、右側のバルブリフタ26は操作ロッド28
の先端で押圧可能であり、左側のバルブリフタ27を押
圧するための押圧リング33はエアパイプ30に取付け
られている。
【0005】さらに、倍力装置1は、一端がハウジング
2に他端が操作ロッド28に固定された第1のブーツ4
1と、一端がシリンダ3に他端がシフトロッド5に固定
された第2のブーツ42とを有し、第1のブーツ41に
片持ち型にて先端を上向きにして排気ホース35が取付
けられ、第2のブーツ42の下部に呼吸孔42aが開け
られている。
【0006】かかる倍力装置1は、図示しないチェンジ
レバーの操作により、操作ロッド28を右方向に移動さ
せると、エアパイプ30が引張られ、左側のバルブリフ
タ27が押圧リング33に押圧されて弁体25を固定弁
座23から離反させる。弁体25が固定弁座23から離
反すると、空気供給孔29へ常時供給されている圧縮空
気が、エアパイプ30内及びその通孔31を通って固定
弁座23の内側に入る。ここに入った圧縮空気は弁座筒
12の給排気孔12a及びシフトロッド5の一方の給排
気孔9を通じて左側の圧力室7b内に導入され、この圧
力によってシフトロッド5がピストン4を介して右方向
に移動する。
【0007】ピストン4の右方向への移動と同時に、右
側の圧力室7a内の空気は、シフトロッド5の給排気孔
8及びその内側に嵌着した弁座筒11の給排気孔11
a、バルブリフタ26の外周空間、バルブリフタ26の
外周と固定弁座22の内周との隙間、バルブリフタ26
の内周とエアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ
26のスリット26a、案内筒18内、シフトロッド5
の内周と操作ロッド28の外周との隙間及びシフトロッ
ド5の径方向孔5aを順次通って第1のブーツ41内に
入り、ホース35を経て大気中に排出される。
【0008】シフトロッド5が右方向へ移動すると、該
シフトロッド5に係合する入力レバー15の係合部15
aが右方向へ押されて移動し、入力レバー15が倍力さ
れた操作力にて図示しないシフト操作軸を中心に回動す
る。これに伴い、シフト操作軸はその軸線を中心に入力
レバー15と共にニュートラル位置から所定角度だけ回
動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシフト)がな
される。
【0009】シフトロッド5がシフト移動を完了した状
態において、チェンジレバーから手を離すと、操作ロッ
ド28及びバルブリフタ27が左方向へ移動し、弁体2
5が着座する。また、圧力室7b内の空気は、シフトロ
ッド5の給排気孔9、弁座筒12の外周の隙間及び給排
気孔12a、バルブリフタ27の外周空間、バルブリフ
タ27の先端外周と固定弁座23の内周との隙間、バル
ブリフタ27の内周とエアパイプ30の外周との隙間、
バルブリフタ27のスリット27a、案内筒19内、ス
ペーサ36の排気孔38及びプラグ37の排気孔39を
通って外部に排出される。
【0010】この状態から操作ロッド28を図1におい
て左方向へ移動させると、バルブリフタ26が操作ロッ
ド28の先端面で押圧されて弁体24を固定弁座22か
ら離反させ、前述の作動と逆の作動がなされる。この
時、左側の圧力室7b内の空気は、前述と同様に、シフ
トロッド5の給排気孔9及びその内側に嵌着した弁座筒
12の給排気孔12a等を通り、スペーサ36の排気孔
38及びプラグ37の排気孔39から外部に排出され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記倍力装置
1では、シフト操作時に、第1のブーツ41及び第2の
ブーツ42の伸縮に伴って該ブーツ内に対する空気の吸
入排出がホース35及び呼吸孔42aを通じて行われ、
この呼吸作用や洗車時に、内部へ水が侵入し、内部に悪
影響を及ぼすおそれがあり、また、片持ち型ホース35
の付け根35aが破損し易いという欠点があった。
【0012】本発明は、かかる従来の欠点にかんがみな
されたものであって、その目的は、シフト操作時の呼吸
作用や洗車時に、内部に水が侵入するのを確実に防止す
ることができ、ホース等の管類の付け根が破損し難い変
速機操作用倍力装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ハウジングに設けたシリンダ内を二つの
圧力室に画成する摺動自在なピストンを有しシフト操作
軸の入力レバーに連係させたシフトロッドと、前記圧力
室に選択的に圧縮空気を供給する切換弁を操作するため
に前記シフトロッドの内周に摺動自在に嵌合させた操作
ロッドとを備え、前記シフトロッドに対して前記操作ロ
ッドを軸方向に相対変位させて前記切換弁を作動させ、
前記圧力室の一方に圧縮空気を供給し前記シフトロッド
を作動させて前記シフト操作軸を回動させる変速機操作
用倍力装置において、一端が前記ハウジングに他端が前
記操作ロッドに固着され前記ハウジングに対し出入りす
る前記シフトロッド及び該シフトロッドに対し出入りす
る前記操作ロッドの一端側部分を覆う第1のブーツと、
一端が前記シリンダに他端が前記シフトロッドに固着さ
れ前記シリンダに対し出入りする前記シフトロッドの他
端側部分を覆う第2のブーツとを備え、前記第1のブー
ツと第2のブーツとの内部同士を連通させる連通管を設
けたことを特徴とし、また、前記操作ロッドには前記圧
力室の一方に連通可能な貫通孔を設け、前記操作ロッド
の端部に装着された連結部材には前記貫通孔を大気に開
放させる大気開放孔を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る変速機
操作用倍力装置について、図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る変速機
操作用倍力装置の非作動状態を示した縦断面図であっ
て、図10と同一又は対応する部分に同一符号を付けて
それらの部分の重複説明を可能な限り省略する。
【0015】この変速機操作用倍力装置1Aは、一方の
圧力室7aに連通可能な貫通孔28aを設けた操作ロッ
ド28と、該操作ロッド28の端部に装着され貫通孔2
8aを大気に開放させる大気開放孔52aを設けた連結
部材52とを備え、一端がハウジング2に他端が操作ロ
ッド28に固着された第1のブーツ41と、一端がシリ
ンダ2に他端がシフトロッド5に固着された第2のブー
ツ42との内部同士を連通させる連通管43を設けてあ
り、連通管43には伸縮自在な伸縮部44を有する。
【0016】そして倍力装置1Aは、ハウジング2に対
し出入りするシフトロッド5及び該シフトロッド5に対
し出入りする操作ロッド28の一端側部分が第1のブー
ツ41によって覆われ、シリンダ3に対し出入りするシ
フトロッド5の他端側部分が第2のブーツ42によって
覆われている。シフトロッド5は、全長に亘って中空で
あって、図10に示したのと同様に操作ロッド28の外
周との間の隙間に連通する径方向孔5aが開けられ、プ
ラグ37が螺着されている端部に複数の切欠き5bが形
成されている。
【0017】操作ロッド28は、シフトロッド5から突
出した突出端部46と、図2〜図4に示すシフトロッド
5の内周に摺接する摺接部47と、これよりも小径の中
径部48と、内端の小径部49とを一体に有し、軸線に
沿った貫通孔28aが開けられ、中径部48と摺接部4
7の一部に亘って続く二面取りがなされて両平面28b
が形成されている。そして、操作ロッド28は、突出端
部46の外周に環状溝46aが形成され、この環状溝4
6aに第1のブーツ41の可動端部58が嵌着されてい
る。
【0018】また、操作ロッド28は、突出端部46の
直径方向に沿った連結孔46bと、中径部48の直径方
向に沿った連結孔48a(図2及び図3参照)と、この
連結孔48aの近傍の径方向孔48bとが開けられてお
り、突出端部46には連結孔46bに挿通したピン51
をもって連結部材52が接合され、中径部48には連結
孔48aに挿通したピン54をもってエアパイプ30と
一体のロッド部30aが連結されている。ピン54は操
作ロッド28の外周に嵌着したリング55によって抜け
止めされている。摺動部47には入力レバー15の係合
部15aが嵌入される切欠き47aが形成されている。
【0019】シフトロッド5の端部に螺着したプラグ3
7は、中心に圧縮空気を供給するための供給孔29が開
けられ、軸線方向排気孔39及びこれに連通する径方向
排気孔39aが開けられ、これらの排気孔がシフトロッ
ド5の切欠き5bを通じて第2のブーツ42内に連通し
ている。また、プラグ37は、供給孔29の途中までエ
アパイプ30の一端が挿入されており、シフトロッド5
から突出した部分の外周にリング45が嵌着されてい
る。
【0020】第1のブーツ41は、図1に示すように、
小径の可動端部58及び大径の固定端部59と、ハウジ
ング2の一端側及びこれに対し出入りするシフトロッド
5の部分を覆う蛇腹部60と、可動端部58から蛇腹部
60までの円筒部61とを一体に有し、円筒部61にホ
ース71の一方の端部73が接続されている。そして、
第1のブーツ41は、可動端部58が操作ロッド28の
外周に固定端部59がハウジング2の外周にそれぞれ嵌
着され、円筒部61から入力レバー15が突き抜けてお
り、可動端部58が操作ロッド28と共に移動すると、
蛇腹部60が伸縮する。
【0021】第2のブーツ42は、大径の固定端部63
及び小径の可動端部64と、シフトロッド5の端部を覆
う蛇腹部65と、ハウジング2の端部を覆う短円筒部6
6とを一体に有し、固定端部63がハウジング2の外周
に嵌着され、可動端部64がシフトロッド5に結合さ
れ、短円筒部66にホース71の端部74が接続されて
いる。可動端部64は、リング45の外周に嵌着されて
おり、リング45がシフトロッド5の端部に螺着したプ
ラグ37の外端部の外周に固着されている。そして、第
2のブーツ42は、可動端部64がシフトロッド5と共
に移動すると、蛇腹部65が伸縮する。
【0022】連通管43は、蛇腹状の伸縮部44とホー
ス71とを一体に有している。ホース71はシフトロッ
ド5とほぼ平行な中間部72と、これに対し直交する両
端部73,74とを備え、、ハウジング2から突設した
クランプ75で中間部72が摺動自在に支持されてお
り、一方の端部73が第1のブーツ41の蛇腹部60寄
りの円筒部61に連通接続され、他方の端部74が第2
のブーツ42の短円筒部66に連通接続されている。
【0023】本発明の上記第1の実施の形態に係る倍力
装置の動作について説明する。ニュートラル、即ち中立
状態の時には、図1に示すように、切換弁13の両弁体
24,25が閉じていて、シリンダ3内の両圧力室7
a,7bに圧縮空気が入っていない。
【0024】この中立状態から操作ロッド28を図1に
おいて左方向に移動させると、バルブリフタ26により
切換弁13の弁体24が開かれ、それに伴ってエアパイ
プ30を経て圧縮空気が右側の圧力室7aに供給され
る。この圧縮空気は、ピストン4を左方向に圧送する。
従って、シフトロッド5は、左方向へ移動する。
【0025】シフトロッド5が左方向へ移動すると、係
合部15aが左方向へ押されて移動し、入力レバー15
が時計方向へ回動し、この回動により、該入力レバー1
5と一体的にシフト操作軸16も回動してシフト操作が
なされる。このシフト操作の際に、操作ロッド28及び
シフトロッド5の左方向への移動に対し、第1のブーツ
41の蛇腹部60及び連通管43の伸縮部44が縮み、
第2のブーツ42の蛇腹部65が伸びる。左側の圧力室
7b内の空気は、排気孔39,39a、切欠き5b、連
通管43、シフトロッド5の径方向孔5a、操作ロッド
28の径方向孔48bと貫通孔28a、連結部材52の
大気開放孔52aを通じて排出される。
【0026】シフト用操作ロッド28が、図1において
右方向に移動してシフトロッド5に対して相対変位する
と、バルブリフタ27によって弁体25が開成され、そ
れに伴い、切換弁13が作動し圧縮空気が左側の圧力室
7bに供給される。この圧縮空気は、ピストン4を右方
向に圧送する。従って、シフトロッド5は右方向に移動
する。
【0027】シフトロッド5が右方向へ移動すると、係
合部15aが右方向へ押されて移動し、入力レバー15
が前述とは逆の方向に倍力された操作力にてシフト操作
軸16を中心に反時計方向へ回動する。これに伴い、シ
フト操作軸16はその軸線を中心に入力レバー15と共
にニュートラル位置から所定角度だけ回動し、これによ
り所定のシフト操作(ギヤシフト)がなされる。このシ
フト操作の際に、操作ロッド28及びシフトロッド5の
右方向への移動に対し、第1のブーツ41の蛇腹部60
及び連通管43の伸縮部44が伸び、第2のブーツ42
の蛇腹部65が縮む。
【0028】右側の圧力室7a内の空気は、シフトロッ
ド5の給排気孔8及びその内側に嵌着した弁座筒11の
給排気孔11a、バルブリフタ26の外周空間、バルブ
リフタ26の外周と固定弁座22の内周との隙間、バル
ブリフタ26の内周とエアパイプ30の外周との隙間、
バルブリフタ26のスリット26a、案内筒18内、シ
フトロッド5の内周と操作ロッド28の外周との隙間、
操作ロッド28の径方向孔48b、貫通孔28a及び大
気開放孔52aを順次通って大気中に排出される。第1
のブーツ41の呼吸作用は、シフトロッド5の径方向孔
5a、操作ロッド28の径方向孔48bと貫通孔28
a、連結部材52の大気開放孔52aを通じて行われ
る。第2のブーツ42の呼吸は、これらに加えて連通管
43を通じて行われる。
【0029】図5は本発明の第1の実施の形態に係る変
速機操作用倍力装置の変形例を示した縦断面図である。
この倍力装置は、第2のブーツ42と連通管43の端部
74とをリング45寄りの蛇腹部65の部分で結合させ
ている。このようにすると、第1のブーツ41及び第2
のブーツ42の各蛇腹部60,65の伸縮に伴いホース
71の両端部73,74が同一方向に移動するので、連
通管43の伸縮部44を省くことができる。
【0030】図6は本発明の第2の実施の形態に係る変
速機操作用倍力装置を示す縦断面図である。この倍力装
置では、操作ロッド28の貫通孔及び径方向孔を省き、
連結部材52の大気開放孔も省いて、スペーサ36及び
プラグ37に従来と同様の排気孔38及び真直な排気孔
39とこれに加えてこれに連通する径方向排気孔39a
を設けてある。排気孔39を下向きにして取付け使用さ
れる場合には、このようにして、構成を簡素化しコスト
低減を図ることが可能である。その他の点は図1に示し
た倍力装置と同じである。
【0031】この第2の実施の形態の場合、左側の圧力
室7b内の空気の排出は従来と同様にスペーサ36の排
気孔38及びプラグ37の排気孔39を通じて行われ、
右側の圧力室内7aの空気の排出は第1のブーツ41内
までは従来と同じであるが、ここから連通管43、第2
のブーツ42内、切欠き5b、プラグ37の径方向排気
孔39a及び軸線方向排気孔39を通じて行われる。第
1のブーツ41内の空気の給排による呼吸は、プラグ3
7の真直な排気孔39とこれに連通する径方向排気孔3
9a、切欠き5b及び連通管43を利用して行われる。
第2のブーツ42の呼吸作用はプラグ37の真直な排気
孔39とこれに連通する径方向排気孔39a及び切欠き
5bを利用して行われる。
【0032】図7は本発明の第2の実施の形態に係る変
速機操作用倍力装置の変形例を示す縦断面図である。こ
の倍力装置は、図6に示した装置において伸縮部44を
省いて図5に示したのと同様の連通管43を設けたもの
である。
【0033】図8は本発明の第3の実施の形態に係る変
速機操作用倍力装置を示す縦断面図である。この倍力装
置では、シフトロッド5の径方向孔と切欠きとを省き、
プラグ37に従来と同様の真直な排気孔39のみが設け
られている。排気孔39を下向きにして取付け使用され
る場合には、このようにして、構成を簡素化しコスト低
減を図ることが可能である。この場合、第1のブーツ4
1及び第2のブーツ42の蛇腹部60,65は互いに逆
方向に変形して一方が膨張すると他方が縮むので、伸縮
に伴う両者の変化体積を合わせておくことで、第1のブ
ーツ41及び第2のブーツ42の呼吸作用のための呼吸
孔が不要である。
【0034】図9は本発明の第3の実施の形態に係る変
速機操作用倍力装置の変形例を示した縦断面図である。
この倍力装置は、図8の倍力装置に図5の連通管43を
用いて、伸縮部を省き、構造の簡素化によりコスト低減
を図ることができるという利点がある。両圧力室7a,
7bからの空気の排出と、両ブーツ41,42の呼吸作
用については、図8に示した倍力装置と同じなので、そ
れらについての重複説明を省略する。
【0035】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されるものではなく、種々の変形変更が可能であ
る。例えば、図1、図6及び図8に示した倍力装置にお
ける連通管43の一方の端部73を第1のブーツ41の
蛇腹部60に固定端部59寄りの位置で接続させて、連
通管43の伸縮部44を省いてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、一端がハウジングに他端が操
作ロッドに固定されハウジングに対し出入りするシフト
ロッド及び該シフトロッドに対し出入りする操作ロッド
の一端側部分を覆う第1のブーツと、一端がシリンダに
他端がシフトロッドに固定されシリンダに対し出入りす
るシフトロッドの他端側部分を覆う第2のブーツとを備
え、第1のブーツと第2のブーツとの内部同士を連通さ
せる連通管を設けたことにより、シフト操作時の呼吸作
用や洗車時に、内部に水が侵入するのを確実に防止する
ことができ、連通管の付け根が破損し難いという効果を
奏する。また、連通管には伸縮自在な伸縮部を有するこ
とにより、連通管の両端の接続を第1のブーツ及び第2
のブーツのいずれの箇所にでも限定されることなく行え
る。さらに、操作ロッドには圧力室の一方に連通可能な
貫通孔を設け、操作ロッドの端部に装着された連結部材
には貫通孔を大気に開放させる大気開放孔を設けること
によっても、シフト操作時の呼吸作用や洗車時に、内部
に水が侵入するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の非作動状態における要部を示した縦断面図で
ある。
【図2】図1の変速機操作用倍力装置の部分拡大縦断面
図である。
【図3】図2の平断面図である。
【図4】図2の操作ロッドとエアパイプとの結合部分を
示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の変形例を示した縦断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置を示した縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の変形例を示した縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置を示した縦断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の変形例を示す縦断面図である。
【図10】従来の変速機操作用倍力装置の非作動状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1A 変速機操作用倍力装置 2 ハウジング 3 シリンダ 4 ピストン 5 シフトロッド 7a,7b 圧力室 13 切換弁 15 入力レバー 16 シフト操作軸 28 操作ロッド 28a 貫通孔 30 エアパイプ 41 第1のブーツ 42 第2のブーツ 43 連通管 44 伸縮部 52 連結部材 52a 大気開放孔 71 ホース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに設けたシリンダ内を二つの
    圧力室に画成する摺動自在なピストンを有しシフト操作
    軸の入力レバーに連係させたシフトロッドと、前記圧力
    室に選択的に圧縮空気を供給する切換弁を操作するため
    に前記シフトロッドの内周に摺動自在に嵌合させた操作
    ロッドとを備え、前記シフトロッドに対して前記操作ロ
    ッドを軸方向に相対変位させて前記切換弁を作動させ、
    前記圧力室の一方に圧縮空気を供給し前記シフトロッド
    を作動させて前記シフト操作軸を回動させる変速機操作
    用倍力装置において、一端が前記ハウジングに他端が前
    記操作ロッドに固着され前記ハウジングに対し出入りす
    る前記シフトロッド及び該シフトロッドに対し出入りす
    る前記操作ロッドの一端側部分を覆う第1のブーツと、
    一端が前記シリンダに他端が前記シフトロッドに固着さ
    れ前記シリンダに対し出入りする前記シフトロッドの他
    端側部分を覆う第2のブーツとを備え、前記第1のブー
    ツと第2のブーツとの内部同士を連通させる連通管を設
    けたことを特徴とする変速機操作用倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記連通管には伸縮自在な伸縮部を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の変速機操作用倍力
    装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングに設けたシリンダ内を二つの
    圧力室に画成する摺動自在なピストンを有しシフト操作
    軸の入力レバーに連係させたシフトロッドと、前記圧力
    室に選択的に圧縮空気を供給する切換弁を操作するため
    に前記シフトロッドの内周に摺動自在に嵌合させた操作
    ロッドとを備え、前記シフトロッドに対して前記操作ロ
    ッドを軸方向に相対変位させて前記切換弁を作動させ、
    前記圧力室の一方に圧縮空気を供給し前記シフトロッド
    を作動させて前記シフト操作軸を回動させる変速機操作
    用倍力装置において、前記操作ロッドには前記圧力室の
    一方に連通可能な貫通孔を設け、前記操作ロッドの端部
    に装着された連結部材には前記貫通孔を大気に開放させ
    る大気開放孔を設けたことを特徴とする変速機操作用倍
    力装置。
JP34013197A 1997-12-10 1997-12-10 変速機操作用倍力装置 Pending JPH11173410A (ja)

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