JPH11172567A - 刺繍枠送りユニット - Google Patents

刺繍枠送りユニット

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JPH11172567A
JPH11172567A JP35217697A JP35217697A JPH11172567A JP H11172567 A JPH11172567 A JP H11172567A JP 35217697 A JP35217697 A JP 35217697A JP 35217697 A JP35217697 A JP 35217697A JP H11172567 A JPH11172567 A JP H11172567A
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Shinsuke Nagasaka
信介 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミシンのベッド部に着脱式の刺繍枠送りユニッ
トを簡単に取り外せるようにすること、取外しの際本本
体ケースを把持した手で係止解除可能にすること等を目
的とする。 【解決手段】 ミシン1のベッド部2に刺繍枠送りユニ
ット20が着脱自在に装着され、本体ケース21は係止
機構23の係止爪部34をベッド部2側の係合穴11に
係合させて係止し、係止機構23を解除させる解除機構
24の操作部45が本体ケース21の把持部27の近傍
位置に凹部28に突出する状態に設けられ、刺繍枠送り
ユニット20を取り外す際には、把持部27にかけた手
で操作部45を操作して係止解除させ簡単に取り外すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、刺繍枠を直交す
る2方向へ独立に送り駆動する駆動手段を備えミシンの
ベッド部に着脱可能に装着される刺繍枠送りユニットに
関し、特にベッド部への連結状態を保持する係止機構を
解除する解除機構を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、通常のミシンで刺繍縫製ができ
るように、ミシンのベッド部に着脱可能に装着される刺
繍枠送りユニット(通称、刺繍機とも言う)が実用に供
されている。この刺繍枠送りユニットは、刺繍枠を装着
する枠装着部と、刺繍枠を直交する2方向へ独立に送り
駆動する駆動機構と、本体ケースと、ミシン側の電気系
に接続する電気コネクタ等を有する。前記刺繍枠送りユ
ニットの本体ケースには、ベッド部ケースの係合部に係
合させて連結する為の係合部が形成され、刺繍枠送りユ
ニットをベッド部に装着して連結した状態を保持するよ
うに係止機構も設けられている(特開平4−36488
7号公報参照)。
【0003】図10には、従来の代表的な刺繍枠送りユ
ニット100とミシンのベッド部101とが図示され、
刺繍枠送りユニット100の本体ケース102の前側部
の右端部には係止機構(図示略)を解除する解除用操作
部103が設けられ、本体ケース102の左端部の下面
側には刺繍枠送りユニット100をベッド部101から
取り外す際に手を掛ける為の把持部(図示略)が形成さ
れ、本体ケース102の右端面部にはベッド部101側
の電気系コネクタに接続される電気系コネクタ104が
設けられている。この従来の刺繍枠送りユニット100
をベッド部101から取り外す際には、左手を把持部に
掛け、右手の指で解除用操作部103を押圧して係止機
構を解除し、左手で本体ケース102を左方へ引出して
取り外すようになっている。
【0004】尚、実開平7−30989号公報には、オ
ーバーロックミシンのミシンベッド装置が開示され、こ
のミシンベッド装置の補助ベッドが着脱可能な構造であ
り、その補助ベッドのケースの後部の下端部に本体側ベ
ッド部のケースの係合部に係脱する突出片と、この突出
片と一体の押圧部(操作部)とを設け、前記突出片を本
体側ベッドのケースの係合部に係合させることで、補助
ベッドを本体側ベッド部に連結した状態を保持し、補助
ベッドを取り外す際には押圧部を押して突出片の係合を
解除するように構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 図10に示す従来の
刺繍枠送りユニットでは、解除用操作部が把持から離れ
た部位に設けられているため、刺繍枠送りユニットを取
り外す際には、左手で把持部を持ち、右手で解除用操作
部を解除操作しながら取り外さなければならなかった。
このように、刺繍枠送りユニットを片手で取外すことが
できないため、操作性に欠け煩雑であり、両手が取られ
てしまうため万一の事態に対処できなかった。
【0006】しかも、刺繍枠送りユニットがベッド部か
ら外れないうちに、右手の解除操作を中止すると、係止
機構の係止爪などを破損することもあるので、取り外す
まで解除操作を継続する必要があった。尚、前記公報の
補助ベッドの場合、前記突出片が補助ベッドのケースの
把持部の近傍部位に設けられている訳ではないので、基
本的に前記と同様の問題が残っている。本発明の目的
は、刺繍枠送りユニットをベッド部から簡単に取り外せ
るようにすること、刺繍枠送りユニットの本体ケースを
把持した手で係止機構を解除可能にすること、等であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の刺繍枠送り
ユニットは、刺繍枠を直交する2方向へ独立に送り駆動
する駆動手段を備え、ミシンのベッド部に着脱可能に装
着される刺繍枠送りユニットにおいて、前記刺繍枠送り
ユニットをベッド部に装着した連結状態を保持するよう
に係止する係止機構と、前記刺繍枠送りユニットの本体
ケースに設けられ、刺繍枠送りユニットをベッド部から
取り外す際に把持する為の把持部と、前記把持部の近傍
に位置する操作部を備え、前記係止機構の係止を解除す
る解除機構とを備えたものである。
【0008】前記刺繍枠送りユニットをミシンのベッド
部に装着した状態では、その連結状態を保持するように
係止機構により係止されている。刺繍枠送りユニットを
ベッド部から取り外す際には、刺繍枠送りユニットの本
体ケースに形成された把持部を片手で把持し、その片手
の指で把持部の近傍にある操作部を操作すると、解除機
構により係止機構の係止が解除されるため、その解除状
態を維持しながらその片手で本体ケースを取外し方向へ
引張ってベッド部から簡単に取り外すことができる。
【0009】請求項2の刺繍枠送りユニットは、請求項
1の発明において、前記係止機構は、本体ケースに枢支
部により回動自在に枢支され且つ回動によりベッド部の
係合穴に係脱可能な係止爪部を含む係止部材を有し、前
記解除機構は操作部から延びて係止部材に連結された操
作部材を有することを特徴とするものである。刺繍枠送
りユニットをベッド部に装着する際には、係止爪部を含
む係止部材が回動して退避していき、刺繍枠送りユニッ
トが連結状態になると、係止爪部がベッド部の係合穴に
係合して係止状態となる。操作部から延びた操作部材
が、係止部材に連結されているため、操作部を操作して
係止部材を係止解除側へ操作することができる。
【0010】請求項3の刺繍枠送りユニットは、請求項
2の発明において、前記操作部材を係止部材に連結する
連結部から枢支部までのレバー長が、係止爪部から枢支
部までのレバー長よりも短く設定されたことを特徴とす
るものである。それ故、操作部材の操作部の操作量を増
幅して係止爪部に伝達することができ、操作部の操作量
を少なくすることができる。その他請求項2と同様の作
用を奏する。
【0011】請求項4の刺繍枠送りユニットは、請求項
1〜3の何れか1項の発明において、前記本体ケースに
把持部に隣接する下方開放状の凹部を形成し、この凹部
内に又は凹部に臨むように操作部を配設したことを特徴
とするものである。それ故、凹部に手をかけて把持部を
把持することができ、その手で操作部を操作できる。そ
の他請求項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0012】請求項5の刺繍枠送りユニットは、請求項
4の発明において、前記操作部は係止状態のとき凹部内
へ突出することを特徴とするものである。それ故、操作
部を操作したまま把持部を把持することができる。その
他請求項4と同様の作用を奏する。
【0013】請求項6の刺繍枠送りユニットは、請求項
1〜5の何れか1項の発明において、前記把持部を本体
ケースの両側部に夫々形成し、少なくとも一方の把持部
の近傍に操作部を配置したことを特徴とするものであ
る。刺繍枠送りユニットをベッド部から取り外す際に
は、両手で本体ケースの両側部の把持部を把持し、少な
くとも一方の把持の近傍の操作部を一方の手で操作する
ことができる。その他請求項1〜5の何れか1項と同様
の作用を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2に示すように、
ミシン1は、実用模様を縫製可能な電子制御ミシンであ
るが、このミシン1に刺繍枠送りユニット20を着脱自
在に装着することで、刺繍縫製も可能になっている。こ
のミシン1は、べッド部2と、脚柱部3と、アーム部4
とを有し、アーム部4の左端のヘッド部5には縫針6や
天秤7等があり、ベッド部2には加工布を送る送り歯が
あり、縫針や天秤や送り歯は通常の電子制御ミシンと同
様の機構で駆動される。
【0015】アーム部4には、ディスプレイ8や操作パ
ネル9が設けられ、これらを介してミシン1の制御ユニ
ットに種々の指令を入力して種々の模様(複数の種類の
実用縫目、種々の刺繍模様)を縫製できるようになって
いる。ベッド部2には、刺繍枠送りユニット20を装着
可能にする為のフリーアーム部2aが設けられ、このフ
リーアーム部2aが片持ち状に左方へ張り出し、このフ
リーアーム部2aに刺繍枠送りユニット20の本体ケー
ス21を外嵌状に係合させることで、刺繍枠送りユニッ
ト20をベッド部2に着脱可能に装着するように構成し
てある。
【0016】前記刺繍枠送りユニット20について図2
〜図7を参照して説明する。刺繍枠送りユニット20
は、基本的に、本体ケース21と、着脱可能に取付けら
れる刺繍枠22と、刺繍枠22をY方向(前後方向)に
移動駆動するステッピングモータを含むY駆動機構と、
このY駆動機構を移動駆動することで刺繍枠22をX方
向(左右方向)へ移動駆動するステッピングモータを含
むX駆動機構と、刺繍枠送りユニット20をベッド部2
に装着した連結状態を保持するように係止する係止機構
23と、この係止機構23の係止を解除する解除機構2
4と、刺繍枠送りユニット20の電気系をミシン1側の
電気系に接続する電気コネクタ25等を有する。但し、
X駆動機構とY駆動機構は、本願出願人が特開平4−3
64887号公報に開示したものと同様のものであり、
本願発明と直接関係ないので、それらについての図示と
説明は省略する。
【0017】刺繍枠送りユニット20の本体ケース21
は、全体として平面視ほぼ矩形状をなし、本体ケース2
1の上壁部21aにはフリーアーム2aを導入する為の
切欠き開口が形成され、本体ケース21の左右両側部に
はベッド部2の両側部のガイド溝にスライド自在に係合
する係合部が形成されている。本体ケース21の左端部
の下部には、刺繍枠送りユニット20をベッド部2から
取り外す際に把持する為の前後方向に広幅の把持部27
が形成され、本体ケース21の後部には、把持部27の
右側に隣接する下方開放状の広幅の凹部28が形成され
ている。
【0018】前記係止機構23について説明する。図3
に示すように、この係止機構23は係止部材29と引張
コイルスプリング30と1対のスティ31等で構成され
ている。係止部材29は、立向きのレバー部32と、こ
のレバー部32の中段上部から右方へほぼ水平に延びる
レバー部33と、レバー部33の右端部の上面部から上
方へ突出する係止爪部34とを一体形成したもので、係
止爪部34の右面は傾斜案内面34aに形成されてい
る。
【0019】前記レバー部32の上端部が、本体ケース
21の底部から立設された1対のスティ31の上端部に
前後方向向きの枢支ピン35にて回動自在に枢支されて
いる。フリーアーム2aの底壁10には、係止爪34が
係脱可能な下方開放状の係合穴11が形成され、本体ケ
ース21の壁部21bには係合穴11の下側に対向する
開口穴36が形成されている。
【0020】係止部材29のレバー部32の下端部は引
張りコイルスプリング30により係止爪部34が係合穴
11に嵌まる方向へ弾性付勢されている。刺繍枠送りユ
ニット20を左方からフリーアーム2aに装着する際に
は、フリーアーム2aの湾曲状底壁12により傾斜案内
面34aが下方へ押されるため、係止部材29は図2、
図3において時計回りに回動して退避し、刺繍枠送りユ
ニット20がフリーアーム2aに装着されると、引張り
コイルスプリング30の付勢力で係止部材29が反時計
回りに回動して係止爪34が開口穴36を通って係合穴
11に係合し、刺繍枠送りユニット20の連結状態を保
持するように係合穴11の後側壁を係止する。
【0021】次に、前記係止機構23の係止を解除する
解除機構24について説明する。図3〜図5に示すよう
に、この解除機構24は、操作部45を有する操作部材
40を有し、この操作部材40は係止部材29のレバー
部32の中段下部に連結されている。操作部材40は前
端部の連結ピン部41aを含むT形部41(図6参照)
と、T形部41の左端から左方上り傾斜状に延びる傾斜
部42と、傾斜部42から凹部28の上側を経て左方へ
水平に延びる水平部43と、この水平部43の左端から
下方へ延びる鉛直部44と、鉛直部44の下端から凹部
28内へ水平に且つ右方へ突出する操作部45とを一体
形成してなる。
【0022】T形部41の連結ピン部41aは、レバー
部32の中段下部にピン連結され(図6参照)、その連
結部(連結ピン部41a)から枢支ピン35(枢支部)
までのレバー長は、係止爪部34から枢支ピン35まで
のレバー長よりも短く設定され、操作部材40の前後移
動量を増幅して係止爪部34に伝達するようになってい
る。操作部材40の鉛直部44は強度向上の為に凹部2
8の前後幅よりも僅かに狭いだけの前後方向に広幅に形
成され、操作部材40の操作部45は、操作性向上の為
に凹部28の前後幅よりも僅かに狭いだけの前後方向に
広幅に形成されている。そして、操作部45を後方へ押
動できるように、把持部27の後壁と操作部45間には
所定の隙間46が確保されている。
【0023】尚、本体ケース21のうちの凹部28の後
側壁には、操作部材40の鉛直部44と操作部45とを
可動に配置できる開口部47が形成されている。操作部
材40の水平部43の後部には操作部材40の左右移動
を許す為の長円穴48が形成され(図6参照)、この長
円穴48に本体ケース21から立設のボス部49が挿入
されて操作部材40が左右方向へのみ移動可能に案内さ
れている。水平部43がボス部49から外れないように
規制する為に、本体ケース21の上壁に規制部50が垂
設され、規制部50の下端がボス部49の上端付近に対
向している。
【0024】以上説明した刺繍枠送りユニット20の作
用について説明する。前記刺繍枠送りユニット20を左
方からミシン1のベッド部2に装着する際には、前述の
ように、フリーアーム2aの湾曲状底壁12により傾斜
案内面34aが下方へ押されるため係止部材29は図
2、図3において時計回りに回動して退避し、刺繍枠送
りユニット20がベッド部2に正規の状態に装着される
と、引張りコイルスプリング30の付勢力で係止部材2
9が反時計回りに回動して係止爪部34が開口穴36を
通って係合穴11に係合し、刺繍枠送りユニット20の
連結状態を保持するように係合穴11の後側壁を係止す
る(図2、図3参照)。
【0025】刺繍枠送りユニット20をベッド部2から
取り外す際には、図4に示すように、例えば左手または
右手の4本の指51を凹部28内に挿入し把持部27に
かけて操作部45を左方へ押動させると、操作部材40
で係止部材29が係止解除側へ回動駆動されて、係止爪
部34が係合穴11から外れるので、その係止解除した
状態を維持したま把持部27を左方へ引っ張ることによ
り、刺繍枠送りユニット20を簡単かつ能率的にベッド
部2から取り外すことができる。
【0026】このように、解除機構24の操作部45を
操作する為にもう一方の手を使う必要がなく、把持部2
7を把持した手で係止を解除したまま刺繍枠送りユニッ
ト20をベッド部2から取り外すことができるから、も
う一方の手を自由にし、その手で必要に応じて本体ケー
ス21の適当部位を支えつつ、刺繍枠送りユニット20
を簡単かつ能率的に取り外すことができ、もう一方の手
で万一の事態に対処することができる。しかも、操作部
45は凹部28と同程度の広幅に形成されているので、
把持部27にかけた手で容易に操作部45を操作するこ
とができる。
【0027】操作部材40を係止部材29に連結する連
結部(連結ピン部41a)から枢支ピン35までのレバ
ー長が係止爪部34から枢支ピン35までのレバー長よ
りも短く設定されているので、操作部45の操作量を増
幅して係止爪部34に伝達することができ、操作部45
の操作量を少なくすることができる。本体ケース21に
下方開放状の凹部28を把持部27に隣接する状態に設
け、その凹部28内に突出するように操作部45を配設
したので、把持部27にかけた手で操作部45を確実に
操作でき、操作部45を操作したまま把持部27を引っ
張ることができる。
【0028】尚、前記操作部材40の操作部45を省略
し、鉛直部44でもって操作部を構成することも可能で
あり、その操作部は凹部28に臨む状態になっており、
把持部27にかけた手で前記と同様に容易に操作するこ
とができる。
【0029】次に、前記実施形態を部分的に変更した変
更形態について説明する。 1)変更形態1・・・図7参照 この刺繍枠送りユニット20Aの解除機構24Aにおい
ては、係止部材29Aに枢支ピン35よりも上方へ延び
るレバー部51が形成され、操作部材40Aの右端部が
レバー部51の上端部に前記同様の連結ピン部41aを
介してピン連結されている。操作部材40Aの左端部の
鉛直部44の下端には操作部45Aが形成され、この操
作部45Aは把持部27の左側面から左方へ突出する状
態に設けられている。その他、前記の実施形態と同様の
構成要素に同一符号を付して説明を省略する。
【0030】刺繍枠送りユニット20Aをベッド部2か
ら取り外す際には、把持部27に手をかけ、その手で操
作部45Aを右方へ押すと、図7に示すように、係止機
構23の係止が解除されるので、その係止解除状態を維
持したまま把持部27を左方へ引っ張ることで、刺繍枠
送りユニット20Aをベッド部2から簡単に能率的に取
り外すことができる。操作部45Aが把持部27の左側
面から左方へ突出しているので、操作部45Aの出没の
状態を視て、係止爪部34の係脱の状態を知ることがで
きる。その他、基本的には前記実施形態と同様の作用、
効果を奏する。
【0031】2)変更形態2・・・図8参照 この刺繍枠送りユニット20Bの解除機構24Bにおい
ては、係止部材29Bのレバー部32と一体の操作部材
40Bであってストレート状の操作部材40Bが設けら
れ、この操作部材40Bは凹部28の右壁の開口52を
挿通して凹部28内へ延び、操作部材40Bには凹部2
8内を斜めに挿通した広幅の操作部45Bが形成され、
操作部45Bの左端部は、凹部28の左壁の開口53に
摺動自在に嵌まって案内されている。
【0032】刺繍枠送りユニット20Bをベッド部2か
ら取り外す際には、把持部27に手をかけ、その手で操
作部45Bを上方へ押すと、係止部材29Bが係止解除
状態に切換えられ、その操作状態のまま把持部27を左
方へ引っ張ることで、刺繍枠送りユニット20Bを簡単
に能率的に取り外すことができる。この解除機構24B
では、操作部45Bを上方へ操作すればよいので、把持
部27に手をかける動作で操作部45Bが操作される。
その他、基本的には前記実施形態と同様の作用、効果を
奏する。
【0033】3)変更形態3・・・図9参照 この刺繍枠送りユニット20Cにおいては、前述の把持
部27の代わりに、本体ケース21の前後両側部には、
凹部54が夫々形成され、各凹部54の上壁部が把持部
55として構成されている。そして、例えば前側の凹部
54には、解除機構の操作部材の操作部45Cが突出状
に設けられ、その操作部45Cを上方へ操作することで
解除機構を解除作動させるように構成されている。
【0034】従って、刺繍枠送りユニット20Cをベッ
ド部2から取り外す際には、左右の手を1対の凹部54
に夫々挿入して両方の把持部55を把持し、右手で操作
部45Cを操作すると、解除機構により係止機構の係止
が解除され、その解除状態を維持したまま、両手で刺繍
枠送りユニット20Cを左方へ移動させることで、簡単
に刺繍枠送りユニット20Cを取り外すことができる。
但し、左右両方の把持部55の近傍位置に操作部45C
を夫々設けてもよい。
【0035】4) その他の変更例について簡単に説明
すると、本体ケースの左端部の上端側に把持部を形成
し、その把持部の近傍位置に解除機構の操作部を設けて
もよく、また、前記操作部の代わりに押しボタン式の操
作部を設けてもよい。
【0036】前記種々の実施形態では、刺繍枠送りユニ
ットをベッド部から取り外す際に手をかける把持部の近
傍位置に操作部を設ける場合を例として説明したが、刺
繍枠送りユニットを装着する際にも取り外す際にも把持
する把持部を設け、その把持部の近傍位置に操作部を配
置し、刺繍枠送りユニットを装着する際にも取り外す際
にも係止機構を解除機構で解除させるように構成するこ
とも有る。その他、本発明の趣旨逸脱しない範囲で、種
々の変更を付加した態様で実施可能であることは勿論で
ある。
【0037】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、ミシンベッ
ドに対する刺繍枠送りユニットの連結状態を保持する係
止機構と、刺繍枠送りユニットをベッドから取り外す際
に把持する為の把持部と、この把持部の近傍に位置する
操作部を有し係止機構の係止を解除する解除機構とを設
けたので、本体ケースの把持部を片手で把持し、その片
手の指で把持部の近傍にある操作部を操作して係止機構
の係止を解除し、その解除状態を維持しながら、その片
手で本体ケースを取外し方向へ引張ってベッド部から簡
単に取り外すことができる。
【0038】このように、係止機構の係止を解除する為
にもう一方の片手を使う必要がなく、本体ケースを把持
した手で係止を解除したまま本体ケースをベッド部から
取り外すことができるから、もう一方の片手を自由に
し、その片手で必要に応じて本体ケースの適当部位を支
えつつ、刺繍枠送りユニットを簡単かつ能率的に取り外
すことができ、もう一方の片手で万一の事態に対処する
ことができる。
【0039】請求項2の発明によれば、係止機構は本体
ケースに枢支部により回動自在に枢支され且つ回動によ
りベッド部の係合穴に係脱可能な係止爪部を含む係止部
材を有し、解除機構は操作部から延びて係止部材に連結
された操作部材を有するので、操作部を操作して係止部
材を係止解除側へ操作することができる。その他請求項
1と同様の効果を奏する。
【0040】請求項3の発明によれば、操作部材を係止
部材に連結する連結部から枢支部までのレバー長が係止
爪部から枢支部までのレバー長よりも短く設定されたの
で、操作部材の操作部を操作量を増幅して係止爪部に伝
達することができ、操作部の操作量を少なくすることが
できる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
【0041】請求項4の発明によれば、本体ケースに把
持部に隣接する下方開放状の凹部を形成し、この凹部内
に又は凹部に臨むように操作部を配設したので、凹部に
手をかけて把持部を把持することができ、その手で操作
部を操作できる。その他請求項1〜3の何れか1項と同
様の効果を奏する。
【0042】請求項5の発明によれば、操作部は係止状
態のとき凹部内へ突出しているので、操作部を操作した
まま把持部を把持することができる。その他請求項4と
同様の効果を奏する。
【0043】請求項6の発明によれば、前記把持部を本
体ケースの両側部に夫々形成し、少なくとも一方の把持
部の近傍に操作部を配置したので、刺繍枠送りユニット
をベッド部から取り外す際には、両手で本体ケースの両
側部の把持部を把持し、少なくとも一方の把持の近傍の
操作部を一方の手で操作することができる。その他請求
項1〜5の何れか1項と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るミシンとそのミシンに
装着された刺繍枠送りユニットの正面図である。
【図2】刺繍枠送りユニットとベッド部の要部縦断正面
図である。
【図3】刺繍枠送りユニット(係止状態)の要部拡大縦
断正面図である。
【図4】刺繍枠送りユニット(係止解除状態)の要部拡
大縦断正面図である。
【図5】刺繍枠送りユニットの横断平面図である。
【図6】操作部材と係止部材の一部の平面図である。
【図7】変更形態1に係る図4相当図である。
【図8】変更形態2に係る図4相当図である。
【図9】変更形態3に係る図1相当図である。
【図10】従来技術に係る刺繍枠送りユニットとベッド
部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ミシン 2 ベッド部 11 係合穴 20,20A,20B 刺繍枠送りユニット 21 本体ケース 23 係止機構 24,24A,24B 解除機構 27,55 把持部 28,54 凹部 29,29A,29B 係止部材 34 係止爪部 35 枢支ピン 40,40A,40B 操作部材 45,45A,45B,45C 操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍枠を直交する2方向へ独立に送り駆
    動する駆動手段を備え、ミシンのベッド部に着脱可能に
    装着される刺繍枠送りユニットにおいて、 前記刺繍枠送りユニットをベッド部に装着した連結状態
    を保持するように係止する係止機構と、 前記刺繍枠送りユニットの本体ケースに設けられ、刺繍
    枠送りユニットをベッド部から取り外す際に把持する為
    の把持部と、 前記把持部の近傍に位置する操作部を備え、前記係止機
    構の係止を解除する解除機構と、 を備えたことを特徴とする刺繍枠送りユニット。
  2. 【請求項2】 前記係止機構は、本体ケースに枢支部に
    より回動自在に枢支され且つ回動によりベッド部の係合
    穴に係脱可能な係止爪部を含む係止部材を有し、前記解
    除機構は操作部から延びて係止部材に連結された操作部
    材を有することを特徴とする請求項1に記載の刺繍枠送
    りユニット。
  3. 【請求項3】 前記操作部材を係止部材に連結する連結
    部から枢支部までのレバー長が、係止爪部から枢支部ま
    でのレバー長よりも短く設定されたことを特徴とする請
    求項2に記載の刺繍枠送りユニット。
  4. 【請求項4】 前記本体ケースに把持部に隣接する下方
    開放状の凹部を形成し、この凹部内に又は凹部に臨むよ
    うに操作部を配設したことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載の刺繍枠送りユニット。
  5. 【請求項5】 前記操作部は係止状態のとき凹部内へ突
    出することを特徴とする請求項4に記載の刺繍枠送りユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 前記把持部を本体ケースの両側部に夫々
    形成し、少なくとも一方の把持部の近傍に操作部を配置
    したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載
    の刺繍枠送りユニット。
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