JPH11172061A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

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JPH11172061A
JPH11172061A JP9343498A JP34349897A JPH11172061A JP H11172061 A JPH11172061 A JP H11172061A JP 9343498 A JP9343498 A JP 9343498A JP 34349897 A JP34349897 A JP 34349897A JP H11172061 A JPH11172061 A JP H11172061A
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JP
Japan
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styrene
weight
parts
copolymer
resin composition
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Application number
JP9343498A
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English (en)
Inventor
Yusuke Otsuki
祐介 大槻
Keisuke Funaki
圭介 舟木
Akihiko Okada
明彦 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐熱性等の諸性質を維持しつつ、さら
に高靭性、特に高伸度を有するシンジオタクチックスチ
レン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)重量平均分子量が50,000以
上、300,000未満である主としてシンジオタクチッ
ク構造を有するスチレン系重合体10〜98重量%、
(B)190℃,2.16kgでのメルトインデックスが
25以下であるポリオレフィン90〜2重量%、更に
(A)成分と(B)成分の総和100重量部に対し
(C)スチレン成分含有量が40〜85重量%であるス
チレン−オレフィン共重合体を0.5〜50重量部、及び
必要に応じて(D)無機充填剤1〜350重量部を含有
してなるスチレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスチレン系樹脂組成
物に関し、更に詳しくは、重量分子量が特定の範囲のも
のである主としてシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体、低MIのポリオレフィン、及びスチレン
−オレフィン共重合体を主成分とするスチレン系樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】シンジオタクチックスチレン系重合体
(SPS)は優れた耐熱性、電気特性、吸水寸法安定性
を有しており、エンジニアリングプラスチックとして様
々な精密部品の用途に供されているが、靭性が低く、特
に伸度の点で十分ではないため材料として適用しうる範
囲が限られていた。
【0003】かかる低靭性を改良する技術として、SP
Sにゴム状弾性体及び他の熱可塑性樹脂をブレンドする
方法が提案されてきた(特開昭62−257950号公
報、特開平1−146944号公報、同1−18234
4号公報、同1−279944号公報、同2−6414
0号公報、同9−132686号公報等)。これらの組
成物においては、もともとSPSとゴム成分が非相溶で
あるところ、そこに相溶性を付与し、ゴム成分の分散性
を向上させることを目的として、ポリスチレン鎖を含む
ブロックまたはグラフトポリマー等を相溶化剤として加
えるというものである。
【0004】しかしながら、これらの諸提案において
も、その効果は十分とはいえず、伸度の向上効果が少な
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたものであって、優れた耐熱性等の諸性質を維持
しつつ、さらに高靭性、特に高伸度を有するシンジオタ
クチックスチレン系樹脂組成物を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定の分子量を有するシンジオタクチッ
ク構造を有するスチレン系重合体と、特定粘度のポリオ
レフィン及びそれらの相溶化剤としての特定のスチレン
−オレフィン共重合体とを所定の割合で配合することに
より、その目的を達成しうることを見出した。本発明
は、かかる知見に基づいて完成したものである。
【0007】即ち、本発明は、以下の樹脂組成物を提供
するものである。 (1)(A)重量平均分子量が50,000以上、30
0,000未満である主としてシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体10〜98重量%、(B)19
0℃,2.16kgでのメルトインデックス(MI)が2
5以下であるポリオレフィン90〜2重量%、及び
(C)スチレン成分含有量が40〜85重量%であるス
チレン−オレフィン共重合体を、(A)成分と(B)成
分の総和100重量部に対し0.5〜50重量部含有して
なるスチレン系樹脂組成物。 (2)(A)重量平均分子量が50,000以上、30
0,000未満である主としてシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体10〜98重量%、(B)19
0℃,2.16kgでのメルトインデックスが25以下で
あるポリオレフィン90〜2重量%、更に(A)成分と
(B)成分の総和100重量部に対し(C)スチレン成
分含有量が40〜85重量%であるスチレン−オレフィ
ン共重合体を0.5〜50重量部、及び(D)無機充填剤
を1〜350重量部含有してなるスチレン系樹脂組成
物。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。 1.スチレン系樹脂組成物を構成する各成分の内容 (1)シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体 (A)成分であるシンジオタクチックポリスチレン構造
を有するスチレン系重合体において、シンジオタクチッ
ク構造とは、立体化学構造がシンジオタクチック構造、
即ち炭素- 炭素結合から形成される主鎖に対して側鎖で
あるフェニル基が交互に反対方向に位置する立体構造を
有するものであり、そのタクティシティーは同位体炭素
による核磁気共鳴法(13C-NMR) により定量される。13
C−NMR法により測定されるタクティシティーは、連
続する複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場合
はダイアッド、3個の場合はトリアッド、5個の場合は
ペンタッドによって示すことができるが、本発明に言う
シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体と
は、通常はラセミダイアッドで75%以上、好ましくは
85%以上、若しくはラセミペンタッドで30%以上、
好ましくは50%以上のシンジオタクティシティーを有
するポリスチレン、ポリ(アルキルスチレン)、ポリ(
ハロゲン化スチレン) 、ポリ( ハロゲン化アルキルスチ
レン) 、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル安
息香酸エステル)、これらの水素化重合体およびこれら
の混合物、あるいはこれらを主成分とする共重合体を指
称する。なお、ここでポリ(アルキルスチレン)として
は、ポリ(メチルスチレン)、ポリ(エチルスチレ
ン)、ポリ(イソピルスチレン)、ポリ(ターシャリー
ブチルスチレン)、ポリ(フェニルスチレン)、ポリ
(ビニルナフタレン)、ポリ(ビニルスチレン)などが
あり、ポリ(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(ク
ロロスチレン)、ポリ(ブロモスチレン)、ポリ(フル
オロスチレン)などがある。また、ポリ(ハロゲン化ア
ルキルスチレン)としては、ポリ(クロロメチルスチレ
ン)など、またポリ(アルコキシスチレン)としては、
ポリ(メチキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)
などがある。
【0009】なお、これらのうち特に好ましいスチレン
系重合体としては、ポリスチレン、ポリ(p−メチルス
チレン)、ポリ(m−メチルスチレン)、ポリ(p−タ
ーシャリープチルスチレン)、ポリ(p−クロロスチレ
ン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ(p−フルオ
ロスチレン)、水素化ポリスチレン及びこれらの構造単
位を含む共重合体が挙げられる。
【0010】このようなシンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中ま
たは溶媒の不存在下に、チタン化合物及び水とトリアル
キルアルミニウムの縮合生成物を触媒として、スチレン
系単量体( 上記スチレン系重合体に対応する単量体) を
重合することにより製造することができる( 特開昭62
―187708号公報) 。また、ポリ(ハロゲン化アル
キルスチレン)については特開平1−46912号公
報、これらの水素化重合体は特開平1−178505号
公報記載の方法などにより得ることができる。
【0011】本発明では、これらのシンジオタクチック
構造を有するスチレン系重合体の重量平均分子量として
は50,000以上、300,000未満であることが必要
であり、80,000以上、280,000以下が好まし
く、100,000以上、250,000以下が更に好まし
い。重量平均分子量50,000未満では、強度・靭性と
もに劣ることがあり、重量平均分子量300,000以上
のSPSを用いた場合、靭性改質剤として(B)、
(C)成分を添加しても、衝撃強度は改善されるもの
の、伸度向上は望めないことがある。
【0012】なお、これらのシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体は一種のみを単独で、または、
二種以上を組み合わせて用いることができる。 (2)ポリオレフィン (B)成分であるポリオレフィンには、モノマー単位と
して、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、ブテ
ン、オクテン、ブタジエン、イソプレン、ノルボルネ
ン、ノルボルナジエン、シクロペンタジエンなどのオレ
フィンまたはジエンに由来する単位を含有するものであ
ればよく、公知のポリオレフィンが含まれる。
【0013】ポリオレフィンの具体例としては例えば、
エチレンプロピレンゴム(EPM)、エチレンプロピレ
ンジエンゴム(EPDM)、エチレン・オクテン共重合
体系エラストマー、アイソタクチックポリプロピレン、
シンジオタクチックポリプロピレン、アタクチックポリ
プロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプ
ロピレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、高圧法低密度ポリエチレン、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブテン、4−メ
チルペンテン、環状ポリオレフィン、及びこれらを形成
するモノマー二種以上から得られた共重合体などが挙げ
られる。これらの中でEPM、EPDM、エチレン・オ
クテン共重合体系エラストマー、ポリプロピレン、ポリ
エチレンが好適である。
【0014】また本発明では(B)成分としては、19
0℃,2.16kgでのメルトインデックス(以下MI)
が25以下であることが必要であり、20以下が好まし
く、15以下が更に好ましい。MIが25を超えると、
ポリオレフィンの粘度が低すぎるため、SPSに対する
分散性が悪化し、伸度向上効果が低下するおそれがあ
る。下限については特に制限はなく用いることが可能で
ある。
【0015】なお、これらのポリオレフィンは一種のみ
を単独で、または、二種以上を組み合わせて用いること
ができる。 (3)スチレン−オレフィン共重合体 (C)成分のスチレン−オレフィン共重合体としては、
例えばスチレン−ブタジエンランダム共重合体、水素添
加スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−
イソプレンランダム共重合体、水素添加スチレン−イソ
プレンランダム共重合体、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体(SBR)、水素添加スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体(SEB、SEBC)、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、水素
添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SEBS)、スチレン−イソプレンブロック共重合体
(SIR)、水素添加スチレン−イソプレンブロック共
重合体(SEP)、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体(SIS)、水素添加スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレ
ン−エチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−スチレングラフト共重合体、プロピレン
−スチレングラフト共重合体、EPM−スチレングラフ
ト共重合体、EPDM−スチレングラフト共重合体また
はこれらを変性したもの等が挙げられる。このうち、特
にスチレン−オレフィンジブロック共重合体、スチレン
−オレフィントリブロック共重合体が好ましい。具体的
には、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
R)、水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SEB、SEBC)、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SBS)、水素添加スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、ス
チレン−イソプレンブロック共重合体(SIR)、水素
添加スチレン−イソプレンブロック共重合体(SE
P)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)、水素添加スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SEPS)またはこれらを変性し
たもの等が好ましく用いられる。
【0016】この(C)成分のスチレン−オレフィン共
重合体は、非相溶である(A)成分と(B)成分とを相
溶化させる相溶化剤としてはたらくものであることか
ら、(C)成分にはスチレン含有量が40〜85重量%
であることが必要であり、45〜80重量%であること
が好ましい。このスチレン含有量が40重量%未満の場
合、及び85重量%を超える場合、どちらにおいても、
(A)、(B)成分の相溶化剤としての効果が期待でき
ず、結果として伸度の向上は望めない。
【0017】なお、これらのスチレン−オレフィン共重
合体は一種のみを単独で、または、二種以上を組み合わ
せて用いることができる。 (4)無機充填材 (D)成分の無機充填材としては、繊維状のものと、粒
状、粉状のものがある。繊維状充填材としては、例え
ば、ガラス繊維、炭素繊維、ウイスカー等が挙げられ
る。形状としてはクロス状、マット状、集束切断状、短
繊維、フィラメント状、ウィスカー等があるが、集束切
断状の場合、長さが0.05mm〜50mm、繊維径が
5〜20μmのものが好ましい。一方、粒状、粉状充填
材としては、例えばタルク、カーボンブラック、グラフ
ァイト、二酸化チタン、シリカ、マイカ、硫酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、オキシサルフェ
ート、酸化スズ、アルミナ、カオリン、炭化ケイ素、金
属粉末、ガラスパウダー、ガラスフレーク、ガラスビー
ズ等が挙げられる。
【0018】上記のような各種充填材の中でも、炭素繊
維、炭酸カルシウム、及びガラス充填材、例えばガラス
パウダー、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスフィ
ラメント、ガラスファイバー、ガラスロビング、ガラス
マットが好ましく、これらの中でも特にガラス充填材が
好ましく、ガラスファイバーが更に好ましい。また、上
述の充填材としては表面処理したものが好ましい。表面
処理に用いられるカップリング剤は、充填材と樹脂との
接着性を良好にするために用いられるものであり、いわ
ゆるシラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤
等、従来公知のものの中から任意のものを選択して用い
ることができる。中でもγ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン等のアミノシラン、エポ
キシシラン、イソプロピルトリ(N−アミドエチル,ア
ミノエチル)チタネートが好ましい。
【0019】また、上記のカップリング剤とともにガラ
ス用フィルム形成性物質を併用することができる。この
フィルム形成性物質には、特に制限はなく、例えばポリ
エステル系、ポリエーテル系、ウレタン系、エポキシ
系、アクリル系、酢酸ビニル系等の重合体が挙げられ
る。なお、これらの無機充填材は一種のみを単独で、ま
たは、二種以上を組み合わせて用いることができる。 (5)その他の添加成分 本発明の樹脂組成物においては、本発明の目的を阻害し
ない限り、上記(A)〜(C)成分以外に、熱可塑性樹
脂、ゴム状弾性体、及び酸化防止剤、核剤、可塑剤、離
型剤、難燃剤、難燃助剤、顔料、帯電防止剤等の添加剤
を配合することができる。なお、これらの熱可塑性樹
脂、ゴム状弾性体及びその他添加剤は一種のみを単独
で、または、二種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0020】熱可塑性樹脂 熱可塑性樹脂としては、アタクチックポリスチレン、ア
イソタクチックポリスチレン、HIPS、ABS、AS
をはじめとするポリスチレン系樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートをはじめとするポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド6、ポリアミド6,6をはじめとするポリアミド系樹
脂、ポリフェニレンエーテル、PPSまたはこれらを変
性したもの等公知のものから任意に選択して用いること
ができる。これらの中で、アタクチックポリスチレン、
アイソタクチックポリスチレン、HIPS、ABS、A
Sをはじめとするポリスチレン系樹脂、及びポリフェニ
レンエーテル、フマル酸変性ポリフェニレンエーテル、
マレイン酸変性ポリフェニレンエーテルが特に好ましく
用いられる。
【0021】ゴム状弾性体 ゴム状弾性体としては、例えば、天然ゴム,シリコーン
ゴム及び本発明の(C)成分に含まれない、即ち、スチ
レン成分含有量が40重量%未満のブタジエン−アクリ
ロニトリル−スチレン−コアシェルゴム(ABS)、メ
チルメタクリレート−ブタジエン−スチレン−コアシェ
ルゴム(MBS)、メチルメタクリレート−ブチルアク
リレート−スチレン−コアシェルゴム(MAS)、オク
チルアクリレート−ブタジエン−スチレン−コアシェル
ゴム(MABS)、アルキルアクリレート−ブタジエン
−アクリロニトリル−スチレン−コアシェルゴム(AA
BS)、ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(SB
R)、メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−シ
ロキサンをはじめとするシロキサン含有コアシェルゴム
等のコアシェルタイプの粒子状弾性体、スチレン−ブタ
ジエンランダム共重合体、水素添加スチレン−ブタジエ
ンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共
重合体、水素添加スチレン−イソプレンランダム共重合
体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
R)、水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SEB、SEBC)、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SBS)、水素添加スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、ス
チレン−イソプレンブロック共重合体(SIR)、水素
添加スチレン−イソプレンブロック共重合体(SE
P)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)、水素添加スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン
共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
スチレングラフト共重合体、プロピレン−スチレングラ
フト共重合体、EPM−スチレングラフト共重合体、な
らびにEPDM−スチレングラフト共重合体またはこれ
らを変性したもの等が挙げられる。このうち、特にスチ
レン−オレフィンジブロック共重合体、スチレン−オレ
フィントリブロック共重合体が好ましい。具体的には、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBR)、水
素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SE
B、SEBC)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SBS)、水素添加スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン
−イソプレンブロック共重合体(SIR)、水素添加ス
チレン−イソプレンブロック共重合体(SEP)、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、水素添加スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEPS)またはこれらを変性したもの等
が好ましく用いられる。
【0022】酸化防止剤 酸化防止剤としてはリン系、フェノール系、イオウ系等
公知のものから任意に選択して用いることができる。 核剤 核剤としてはアルミニウムジ(p−t−ブチルベンゾエ
ート)をはじめとするカルボン酸の金属塩、メチレンビ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)アシッドホス
フェートナトリウムをはじめとするリン酸の金属塩、タ
ルク、フタロシアニン誘導体等、公知のものから任意に
選択して用いることができる。具体的な商品名として
は、旭デンカ社製 NA11、NA21、大日本インキ
社製 PTBBA−AL等が挙げられる。
【0023】可塑剤 可塑剤としてはパラフィン系オイル、ナフテン系オイ
ル、アロマ系オイル、ポリエチレングリコール、ポリア
ミドオリゴマー、エチレンビスステアロアマイド、フタ
ル酸エステル、ポリスチレンオリゴマー、ポリエチレン
ワックス、シリコーンオイル等公知のものから任意に選
択して用いることができる。
【0024】離型剤 離型剤としてはポリエチレンワックス、シリコーンオイ
ル、長鎖カルボン酸、長鎖カルボン酸金属塩等公知のも
のから任意に選択して用いることができる。 難燃剤、難燃助剤 難燃剤としては、臭素化ポリスチレン、臭素化シンジオ
タクチックポリスチレン、臭素化ポリフェニレンエーテ
ルをはじめとする臭素化ポリマー、臭素含有ジフェニル
アルカン、臭素含有ジフェニルエーテルをはじめとする
臭素化芳香族化合物等公知のものから任意に選択して用
いることができる。また、難燃助剤としては三酸化アン
チモンをはじめとしたアンチモン化合物、その他公知の
ものから任意に選択して用いることができる。 2.スチレン系樹脂組成物を構成する各成分の配合割合 (1)上記(A)成分及び(B)成分の配合割合につい
ては、(A)シンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体10〜98重量%、好ましくは20〜95、さ
らには30〜95であり、(B)ポリオレフィン90〜
2重量%、好ましくは80〜5、さらには70〜5であ
る。(B)ポリオレフィンが2重量%未満の場合、靭
性、衝撃強度、及び伸度に劣るものになるおそれがあ
る。また、(B)ポリオレフィンが90重量%より多い
場合、SPSの性質が発揮されないおそれがある。 (2)上記(C)スチレン−オレフィン共重合体の配合
割合については、(A)成分と(B)成分の総和100
重量部に対し0.5〜50重量部、好ましくは1〜40重
量部、さらに好ましくは3〜30重量部である。0.5重
量部未満の場合、(A),(B)成分の相溶化剤として
の効果が期待できず、結果として靭性は改良されないお
それがあり、50重量部より多い場合、靭性改良効果は
期待できず、コスト的なメリットが失われることがあり
好ましくない。 (3)上記(D)無機充填剤の配合割合については、
(A)成分と(B)成分の総和100重量部に対し1〜
350重量部、好ましくは5〜300重量部、さらに好
ましくは10〜250重量部である。1重量部未満の場
合、無機充填剤の配合効果が十分発揮されず、350重
量部より多い場合、分散性が悪化して成形が困難になる
おそれがある。 3.本発明にかかるスチレン系樹脂組成物の調製方法 本発明にかかるスチレン系樹脂組成物は、上記各成分を
常温で混合、あるいは溶融混練など様々な方法でブレン
ドすればよく、その方法は特に制限はされない。これら
の混合・ 混練方法の中でも二軸押出機を用いた溶融混練
が好ましく用いられる。二軸押出機を用いた溶融混練に
おいては、270〜350℃での混練が好ましい。混練
温度が270℃より低いと樹脂の粘度が高すぎるため、
生産性が低くなるおそれがあり、350℃を超えると樹
脂が熱分解するおそれがあるため好ましくない。 4.本発明にかかるスチレン系樹脂組成物を用いた成形
方法 本発明にかかる樹脂組成物を用いることにより、成形法
にとらわれることなく優れた物性を有する成形品を得る
ことができる。例えば、射出成形による成形品、キャス
ト押出成形によるシート、フィルム、インフレーション
押出成形によるシート、フィルム、押出成形及び熱成形
による容器・トレイ、押出成形及び熱延伸による一軸・
二軸延伸フィルム・シート、共押出成形によるラミネー
ションシート、ブロー成形による成形品、紡糸による繊
維状成形品、不織布成形による綿・シート状成形品等が
挙げられる。
【0025】例えば射出成形では、成形温度270〜3
50℃が好ましい。成形温度が270℃より低いと、流
動性が低下する可能性があるため好ましくなく、350
℃を超えると樹脂が熱分解する可能性があるため好まし
くない。また金型温度としては、40℃〜200℃が好
ましく、50℃〜180℃が更に好ましい。金型温度が
40℃を下回るとSPSが十分結晶化せず、SPSの特
徴が十分発揮されない可能性があるため好ましくない。
また200℃を超えると、離型時の剛性が低下し、エジ
ェクター割れ、変形が発生する可能性があるため好まし
くない。
【0026】押出キャストによるシート・フィルム成形
の場合、シリンダー温度は270〜350℃での混練が
好ましい。混練温度が270℃より低いと樹脂の粘度が
高すぎるため、生産性が低くなる可能性があるため好ま
しくなく、350℃を超えると樹脂が熱分解する可能性
があるため好ましくない。またロール温度としては、4
0℃〜120℃が好ましい。40℃を下回るとシート・
フィルムの外観が悪化する可能性があるため好ましくな
い。また120℃を超えると樹脂がロールに融着する可
能性があるため好ましくない。 5.本発明にかかるスチレン系樹脂組成物の用途 本発明にかかるスチレン系樹脂組成物は様々な用途に供
することが可能で、特に制限されないが、電気・電子分
野においては、具体的にはコネクター,回路基盤,電磁
波シールドケース,CDピックアップフォルダー,コイ
ルボビン等の用途に、家電分野においては、具体的には
掃除機ファン,電子レンジローラーリング,ポット部品
等の用途に、自動車分野においては、具体的には電装コ
ネクター,ランプソケット等の用途に、雑貨分野におい
ては、具体的には業務用くし,箸等の用途に、押出分野
においては、具体的には離型用フィルム,食品容器,ラ
ミネート用フィルム(PSP,紙),包装フィルム,電
絶用フィルム・シート等の用途である。
【0027】
〔評価方法〕
・引張り伸度 : JIS K 7113に準拠して求
めた。
【0028】・メルトインデックス : ASTM D
−1238に準拠して求めた。 ・タッピング試験 :内径3.5mm、外径11.1m
m、高さ15mmのボス試験片に、Vカット付セルフタ
ップネジを自動タッピング試験機(東洋精機製作所製)
を用い、回転数80rpm、押圧20kgfでねじ込
む。ねじ込み終わった後の外観(ねじ込化、割れ)を目
視にて観察し、割れ・白化が観られない場合を○、白化
のみ観察された場合を△、割れた場合を×とした。Vカ
ット付セルフタッピングネジには4φ×12mm,カッ
ト長さ6mmのものと、4.5mmφx12mm,カット
長さ6mmのものの2種類を用いた。 〔用いた原料〕 (A)成分 ・SPS1 : 1,2,4−トリクロロベンゼンを溶
媒とし、150℃でGPC法にて測定したポリスチレン
換算の重量平均分子量 Mw=280,000、Mw/M
n=2.50 ・SPS2 : SPS1と同様にして測定したポリス
チレン換算の重量平均分子量 Mw=200,000、
Mw/Mn=2.20 ・SPS3 : SPS1と同様にして測定したポリス
チレン換算の重量平均分子量 Mw=320,000、
Mw/Mn=2.60 (B)成分 ・PE1 : エチレン・オクテン共重合体系エラスト
マー(デュポン・ダウエラストマー社製,商品名:EN
GAGE8150、MI(190℃,2.16kg)=
0.5) ・PE2 : エチレン・オクテン共重合体系エラスト
マー(デュポン・ダウエラストマー社製,商品名:EN
GAGE8400、MI(190℃,2.16kg)=3
0) (C)成分 ・SEBS1 : SEBSタイプエラストマー(旭化
成工業社製,商品名:タフテックH1081スチレン含
量=60重量%) ・SEPS : SEPSタイプエラストマー(クラレ
社製,商品名:Septon 2104スチレン含量=
65重量%) (D)成分 ・GF : ガラスファイバー(旭ファイバーグラス社
製,商品名:FT712) (E)その他の成分 熱可塑性樹脂 ・FAPPO : 製造例1にて製造されたフマル酸変
性ポリフェニレンエーテル ・PPO : ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル)25℃のクロロホルム中での固有粘度
0.55dL/g ゴム状弾性体 ・SEBS2 : SEBSタイプエラストマー(シェ
ル社製,商品名:クレイトンG1651スチレン含量=
32重量%) 酸化防止剤 ・Irganox1010 : チバガイギー社製 ・PEP36 : 旭デンカ社製 核剤 ・NA21 : 旭デンカ社製 可塑剤 ・PW380: 出光興産社製 流動パラフィン 難燃剤 ・SAYTEX 8010 : エチル社製 1,2−
ジ(ペンタブロモフェニル)エタン 難燃助剤 ・PATOX : 日本精鉱社製 三酸化アンチモン
PATOX−M ハロゲン捕捉剤 ・DHT : 協和化学社製 DHT−4A ドリップ防止剤 ・F201L : 住商化学品社製 ポリフロン F−
201L 〔製造例1〕(フマル酸変性ポリフェニレンエーテルF
APPOの製造方法) ポリフェニレンエーテル(固有粘度0.45dL/g、
クロロホルム中、25℃) 1kg、フマル酸30g、ラ
ジカル発生剤として2,3−ジメチル−2,3−ジフェ
ニルブタン( 日本油脂、ノフマーBC) 20gをドライ
ブレンドし、30mm二軸押出機を用いてスクリュー回
転数200rpm、設定温度300℃で溶融混練を行っ
た。この時樹脂温度は約331℃であった。ストランド
を冷却後ペレット化しフマル酸変性ポリフェニレンエー
テルを得た。変性率測定のため、得られた変性ポリフェ
ニレンエーテル 1gをエチルベンゼンに溶解後、メタ
ノールに再沈し、回収したポリマーをメタノールでソッ
クスレー抽出し、乾燥後IRスペクトルのカルボニル吸
収の強度および滴定により変性率を求めた。この時、変
性率は1.45重量%であった。 〔実施例1〕(A)成分としてSPS1を86重量%、
(B)成分としてPE1を14重量%、(A)、(B)
成分の総和100重量部に対して、(C)成分としてS
EBS1を4重量部、酸化防止剤としてIrganox
1010、及びPEP36をそれぞれ0.1重量部、核剤
としてNA21を0.5重量部をドライブレンドした後、
二軸押出機を用いシリンダー温度290℃で溶融混練を
行い、得られたストランドを水槽を通し冷却した後、ペ
レット化した。
【0029】得られたペレットを用い、シリンダー温度
290℃、金型温度140℃で、射出成形を行って引張
り試験片を得、これを用いて伸度を測定した。結果を第
1表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】〔実施例2〜10、比較例1〜17〕第1
表の様に、さらに酸化防止剤及び核剤を同様に配合した
以外は実施例1と同様に行った。結果を第1表に示す。
ただし他の成分は(A)、(B)成分の総和100重量
部に対して表記重量部を添加した。 〔実施例11〕(A)成分としてSPS1を93重量
%、(B)成分としてPE1を7重量%、(A)、
(B)成分の総和100重量部に対して、(C)成分と
してSEBS1を2重量部、FAPPOを2重量部、酸
化防止剤としてIrganox1010、及びPEP3
6をそれぞれ0.1重量部、核剤としてNA21を0.
5重量部をドライブレンドした後、二軸押出機にて、
(A)、(B)成分の総和100重量部に対して43重
量部のガラスファイバーをサイドフィードしながらシリ
ンダー温度290℃で溶融混練を行い、得られたストラ
ンドを水槽を通し冷却した後、ペレット化した得られた
ペレットを用い、シリンダー温度290℃、金型温度1
40℃で、射出成形を行って引張り試験片を得、これを
用いて伸度を測定した。
【0032】結果を第2表に示す。
【0033】
【表2】
【0034】〔実施例12〜19、比較例18〜33〕
第2表の様に、さらに酸化防止剤及び核剤を同様に配合
した以外は実施例11と同様に行った。結果を第2表に
示す。ただし他の成分は(A)、(B)成分の総和10
0重量部に対して表記重量部を添加した。 〔実施例20〕(A)成分としてSPS1を93重量
%、(B)成分としてPE1を7重量%、(A)、
(B)成分の総和100重量部に対して、(C)成分と
してSEBS1を2重量部、FAPPOを2重量部、S
EBS2を2重量部、酸化防止剤としてIrganox
1010、及びPEP36をそれぞれ0.1重量部、核剤
としてNA21を0.5重量部をドライブレンドした後、
二軸押出機にて、(A)、(B)成分の総和100重量
部に対して43重量部のガラスファイバーをサイドフィ
ードしながらシリンダー温度290℃で溶融混練を行
い、得られたストランドを水槽を通し冷却した後、ペレ
ット化した。得られたペレットを用い、シリンダー温度
290℃、金型温度80℃で、射出成形を行って引張り
試験片を得、これを用いて伸度を測定した。
【0035】結果を第3表に示す。
【0036】
【表3】
【0037】〔実施例21、比較例34〜36〕第3表
の様に、さらに酸化防止剤及び核剤を同様に配合した以
外は実施例21と同様に行った。結果を第3表に示す。
ただし他の成分は(A)、(B)成分の総和100重量
部に対して表記重量部を添加した。 〔実施例22〕(A)成分としてSPS1を93重量
%、(B)成分としてPE1を7重量%、(A)、
(B)成分の総和100重量部に対して、(C)成分と
してSEBS1を2重量部、FAPPOを2重量部、S
EBS2を2重量部、酸化防止剤としてIrganox
1010、及びPEP36をそれぞれ0.1重量部、核剤
としてNA21を0.5重量部、難燃剤としてSAYTE
X8010を23重量部、難燃助剤としてPATOX−
Mを5重量部、ドリップ防止剤としてF−201を0.5
重量部、ハロゲン捕捉剤としてDHT−4Aを1重量部
をドライブレンドした後、二軸押出機にて(A)、
(B)成分の総和100重量部に対して57重量部のガ
ラスファイバーをサイドフィードしながらシリンダー温
度290℃で溶融混練を行い、得られたストランドを水
槽を通し冷却した後、ペレット化した。
【0038】得られたペレットを用い、シリンダー温度
290℃、金型温度140℃で、射出成形を行って引張
り試験片を得、これを用いて伸度を測定した。結果を第
3表に示す。 〔実施例23、比較例37〜39〕第4表の様に、さら
に酸化防止剤等の他の添加剤を同様に配合した以外は実
施例22と同様に行った。結果を第4表に示す。ただし
その他の成分は(A)、(B)成分の総和100重量部
に対して表記重量部を添加した。
【0039】
【表4】
【0040】〔実施例24〕実施例15で得られたペレ
ットを用いて、シリンダー温度290℃、金型温度14
0℃で、射出成形を行って、内径3.5mm、外径1
1.1mm、高さ15mmのボス試験片を得た。得られ
たボス試験片を用いてタッピング試験を行った。結果を
第5表に示す。
【0041】
【表5】
【0042】〔比較例40〜42〕第5表の様な材料を
用いた以外は実施例24と同様に行った。結果を第5表
に示す。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、実施例1〜23、比較
例1〜39から明らかなように、無機充填剤で強化・非
強化、難燃・非難燃全ての系においても、特定分子量の
シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体、特
定MIを有するポリオレフィン、更に特定のスチレン成
分含有量を有するスチレン−オレフィン共重合体を特定
割合で配合することにより、伸度を向上させることが可
能である。また実施例24、比較例40〜42より、上
記伸度向上効果が実用物性においても現れることがわか
る。
【0044】このように優れた耐熱性等の諸性質を維持
しつつ、さらに高靭性、特に高伸度を有するシンジオタ
クチックスチレン系樹脂組成物を得ることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)重量平均分子量が50,000以
    上、300,000未満である主としてシンジオタクチッ
    ク構造を有するスチレン系重合体10〜98重量%、
    (B)190℃,2.16kgでのメルトインデックス
    (MI)が25以下であるポリオレフィン90〜2重量
    %、及び(C)スチレン成分含有量が40〜85重量%
    であるスチレン−オレフィン共重合体を、(A)成分と
    (B)成分の総和100重量部に対し0.5〜50重量部
    含有してなるスチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)重量平均分子量が50,000以
    上、300,000未満である主としてシンジオタクチッ
    ク構造を有するスチレン系重合体10〜98重量%、
    (B)190℃,2.16kgでのメルトインデックスが
    25以下であるポリオレフィン90〜2重量%、更に
    (A)成分と(B)成分の総和100重量部に対し
    (C)スチレン成分含有量が40〜85重量%であるス
    チレン−オレフィン共重合体を0.5〜50重量部、及び
    (D)無機充填剤を1〜350重量部含有してなるスチ
    レン系樹脂組成物。
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