JPH11171793A - ビタミンb1類配合液剤 - Google Patents

ビタミンb1類配合液剤

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JPH11171793A JP10277023A JP27702398A JPH11171793A JP H11171793 A JPH11171793 A JP H11171793A JP 10277023 A JP10277023 A JP 10277023A JP 27702398 A JP27702398 A JP 27702398A JP H11171793 A JPH11171793 A JP H11171793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生薬液剤中でのビタミンB1類の安定性およ
び生薬由来の沈澱に満足できなかった。 【解決手段】 ビタミンB1類、生薬および糖アルコー
ルを配合し、液剤中の塩化物イオン濃度が1〜300m
Mであり、かつ、糖アルコール以外の糖質を実質的に配
合しないことを特徴とする内服液剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタミンB1類お
よび生薬を配合した液剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミンB1類は、様々な薬効が知られ
医薬品などに広く配合されている。しかし、ビタミンB
1類は、水溶液製剤中での安定性の確保が難しく、特に
生薬を同時配合した場合には液剤中での安定性の確保は
困難だった。そのため、生薬を配合した液剤に、ビタミ
ンB1類を配合するには品質保持期間を短期に設定しな
ければならなかった。さらに、ビタミンB1類と生薬を
配合した場合、生薬由来の沈澱が経時的に生じることが
あり、商品性を損ねていた。
【0003】ここで、製品化後にもビタミンB1類の残
存率低下を抑制し、さらに、生薬由来の沈澱の発生も抑
制すれば、液剤の品質保持の点で非常に有効である。し
かし、現在まで、生薬を配合した液剤において、ビタミ
ンB1類の安定性を確保し、同時に生薬由来の沈澱の発
生を抑制するための有効、かつ、簡便な方法は知られて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生薬配合液
剤中でのビタミンB1類の安定性を確保し、かつ、生薬
由来の沈澱を消去、軽減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究し
た結果、ビタミンB1類と生薬を配合した液剤に塩化物
イオンとなり得る化合物を配合し、風味の点から内服液
剤に配合される糖質として、糖アルコールのみを配合す
ることにより、ビタミンB1類の安定性を確保し、か
つ、生薬由来の沈澱発生を抑制できることを見出した。
さらに、タウリン(アミノエチルスルホン酸)を配合す
ると、ビタミンB1類の安定性がより向上することも同
時に見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明は、ビタミンB1類、生薬
および糖アルコールを配合し、液剤中の塩化物イオン濃
度が1〜300mMであり、かつ、糖アルコール以外の糖
質を実質的に配合しないことを特徴とする液剤である。
【0007】本発明の効果は、塩化物イオンの配合によ
りビタミンB1類の安定性が向上し、生薬由来の沈殿生
成を惹起するビタミンB1類の分解物を減少させたこと
によるものと推定される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、ビタミンB1類
とはチアミン、チアミンの塩、チアミンのエステル、そ
の他のチアミン誘導体などであり、具体的にはチアミ
ン、硝酸チアミン、塩酸チアミン、フルスルチアミン、
ビスベンチアミン、ベンホチアミン、チアミンジスルフ
ィド、ジセチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、
チアミンヒドロキシエチルテトラヒドロフルフリルジス
ルフィド、チアミン−8−(メチル−6−アセチルジヒ
ドロチオクテート)ジスルフィド、チアミンエチルジス
ルフィドなどがあげられる。本発明は、それらのなかで
もチアミン、硝酸チアミン、塩酸チアミンおよびフルス
ルチアミンの安定性向上に特に有効である。ビタミンB
1類の配合量は液剤全体の0.001〜1W/V%が好
ましく、さらに好ましくは0.001〜0.2W/V%
である。ビタミンB1類の濃度が0.001W/V%未
満であるとビタミンB1類の薬効発現の点から好ましく
なく、また、1W/V%を超えて配合すると内服する場
合の風味が悪くなるからである。
【0009】本発明において、生薬とはニンジン、オウ
ギ、オウセイ、ブクリョウ、ジオウ、トウキ、クコシ、
ケイヒ、ロクジョウ、インヨウカク、トウチュウカソ
ウ、ハンピ、ムイラプアマ、ジゴッピ、ジョティシ、ト
ウジンなどのビタミンB1類と同時配合したときに沈殿
を生じる生薬であるが、本発明の効果が顕著に現れる点
から好ましい生薬としてムイラプアマ、ジオウ、トウチ
ュウカソウ 、ジゴッピ、ジョティシおよびトウジンが
あげられる。生薬の配合量は、原生薬換算で液剤全体の
0.1〜30W/V%が好ましい。生薬の配合量が0.
1W/V%未満であると生薬の効果、効能を発現し難く
なり、30W/V%を超えて配合するとビタミンB1類
の安定性を確保し難くなるからである。
【0010】配合する生薬は、エキスの形態での配合が
好ましい。エキスの製造は通常の方法、例えば、抽出溶
媒を用いて、適当な温度(低温又は加熱)にて、生薬原
料から抽出する方法などにより行う。抽出溶媒は生薬に
応じて適当に選択できるが、好ましくは、水、親水性溶
媒(特にエタノール)およびこれらの混合溶媒が用いら
れる。本発明のエキスとは、液状抽出物をそのまま使用
できるほか、水などで希釈したもの、液状抽出物の濃縮
物、液状抽出物の乾固物としても使用できる。すなわ
ち、本発明のエキスは、乾燥エキス、軟エキス、流エキ
ス、チンキなどいずれのものも包含する。
【0011】本発明の糖アルコールは、糖のカルボニル
基が還元された多価アルコールのことであり、具体的に
はエリスリトール、キシリトール、マルチトール、ソル
ビトール、グリセロール、イノシトールなどがあげられ
るが、風味の点から、エリスリトール、キシリトール、
マルチトールおよびソルビトールが好ましく、なかでも
エリスリトールおよびマルチトールが特に好ましい。
【0012】本発明の液剤に配合する糖アルコールの配
合量は、風味の点から甘味度で5〜30%の範囲となる
配合量が好ましい。甘味度で1%とは、ショ糖1%水溶
液の甘味度に相当する。各甘味剤の甘味度(数値が高い
ほど甘く感じる)の値は、ショ糖を100として、ソル
ビトール(70%溶液)は49、エリスリトールは8
0、キシリトールは100、マルチトールは80であ
る。
【0013】本発明では糖アルコール以外の糖質は実質
的に配合することができない。ここで「実質的に配合し
ない」とは、糖アルコール以外の糖質を生薬由来の沈殿
が生じない程度の微量添加したものを排除する意味では
ない。また、糖質以外の甘味剤を配合することは差し支
えない。糖質以外の甘味剤としては、トレハロース、パ
ラチノース、パラチニット、ステビア、ソーマチン、モ
ネリンなどがあげられる。
【0014】塩化物イオンの配合量は、塩化物イオンの
濃度で1〜300mMとなる量が好ましいが、さらに好ま
しくは10〜300mMとなる量であり、特に好ましくは
10〜100mMとなる量である。1mM未満であるとビタ
ミンB1類の安定性確保が不十分となり、300mMを越
えて配合するのは製剤設計上困難だからである。
【0015】本発明での塩化物イオンの配合量は、ビタ
ミンB1類の0.001W/V%に対し、1〜100mM
となる量が好ましいが、16〜50mMとなる量がさらに
好ましい。
【0016】本発明の塩化物イオンは、内服可能な成分
由来のものである必要があるが、特に塩化ナトリウム、
塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、リ
ジン塩酸塩、ヒスチジン塩酸塩、アルギニン塩酸塩、塩
化カルニチンなどが好ましい。
【0017】本発明においては、さらにタウリンを配合
すると、ビタミンB1類の安定性を一層向上させること
も見出した。このとき配合するタウリンの配合量は液剤
の0.5〜15W/V%となる量が好ましい。0.5W
/V%未満であるとビタミンB1類の安定性の向上効果
があまり発現せず、15W/V%を超えて配合するの
は、タウリンの溶解度から困難だからである。
【0018】本発明の液剤は、液剤製造の常法により製
造することができる。また、本発明の液剤は、安定性の
点からpH3〜6が好ましく、3.5〜4.7の範囲が
さらに好ましい。pH3未満であると配合する生薬成分
が不安定となり、pH6を越えるとビタミンB1類が不
安定になるからである。pHの調節には風味の点から有
機酸を用いるのが好ましい。そのときの有機酸としては
クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、酢酸、
マレイン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、アジピン
酸、グルタミン酸、フマル酸などをあげることができる
が、好ましいものとしてアスパラギン酸、グルタミン酸
およびフマル酸をあげることができる。
【0019】本発明の液剤には、上記成分の他、通常液
剤に配合可能な成分、例えば各種ビタミン(ビタミンB
2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンA、ビタ
ミンD、ビタミンE、ビタミンPなど)、アミノ酸(L
−アスパラギン酸、L−アルギニン、トリプトファン、
リジンなど)、カフェイン、ローヤルゼリー、多価アル
コール(プロピレングリコールなど)、溶解補助剤(エ
タノール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリ
ン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルなど)、香料、着色剤(カ
ラメルなど)、分散補助剤(アラビアゴム、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ポピドン、プル
ラン、デキストリンなど)、抗酸化剤などの保存剤、食
物繊維などを配合することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明により、生薬配合液剤中でのビタ
ミンB1類の安定性が確保され、かつ、生薬由来の沈澱
を軽減することが可能となった。
【0021】
【実施例】以下、実施例および試験例により本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0022】参考例1
【0023】
【表1】 ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 3mg クエン酸 500mg 精製水 全50ml 上記各成分を混合溶解し、水酸化ナトリウムでpH3に
調節して、液剤を得た。
【0024】参考例2
【0025】
【表2】 ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 3mg 塩化ナトリウム 294mg クエン酸 500mg 精製水 全50ml 上記各成分を混合溶解し、水酸化ナトリウムでpH3に
調節して、液剤を得た。
【0026】参考例3
【0027】
【表3】 フルスルチアミン塩酸塩 4mg クエン酸 500mg 精製水 全50ml 上記各成分を混合溶解し、水酸化ナトリウムでpH3に
調節して、液剤を得た。
【0028】参考例4
【0029】
【表4】 フルスルチアミン塩酸塩 4mg 塩化ナトリウム 294mg クエン酸 500mg 精製水 全50ml上記各成
分を混合溶解し、水酸化ナトリウムでpH3に調節し
て、液剤を得た。
【0030】上記参考例1〜4で得られた液剤を、65
℃に保存してビタミンB1類の残存率をHPLC法によ
り測定した。残存率(%)の結果を表5に示した。
【0031】
【表5】 表から明らかなように、塩化物イオンの配合によりビタ
ミンB1類は安定になることがわかった。
【0032】実施例1
【0033】
【表6】 チアミン硝酸塩 3mg ムイラプアマエキス−A 23mg(原生薬換算450mg) マルチトール 10g 塩化ナトリウム 294mg クエン酸 500mg 精製水 全50ml 上記各成分を混合溶解し、水酸化ナトリウムでpH3に
調節して、液剤を得た。
【0034】実施例2
【0035】
【表7】 ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 10mg ニンジンエキス−M 90mg(原生薬換算600mg) ジオウエキス−A 50mg(原生薬換算300mg) イカリソウエキス 100mg(原生薬換算1g) ニクジュヨウエキス 91mg(原生薬換算300mg) カンゾウエキス 25mg(原生薬換算100mg) ブクリョウエキス−A 8mg(原生薬換算250mg) ムイラプアマエキス−A 23mg(原生薬換算450mg) ハンピチンキ 2mg(原生薬換算400mg) ロクジョウチンキ 1.1mg(原生薬換算300mg) トウキリュウエキス 0.3mg(原生薬換算300mg) オウギリュウエキス 0.3mg(原生薬換算300mg) トチュウチュウシュツエキ 0.3mg(原生薬換算300mg) ゴミシリュエキス 0.2mg(原生薬換算200mg) ケイヒリュウエキス 0.2mg(原生薬換算200mg) トウチュウカソウ流エキス 0.33ml(原生薬換算330mg) リン酸リボフラビンナトリウム 5mg 塩酸ピリドキシン 5mg タウリン 500mg 無水カフェイン 50mg 塩化ナトリウム 240mg マルチトール 8g 安息香酸ナトリウム 30mg クエン酸ナトリウム 50mg ニッコール HCO60 200mg PVP K90 200mg 精製水 全50ml 上記各成分を混合溶解し、クエン酸でpH4.6に調節
して、液剤を得た。
【0036】比較例1 実施例1のマルチトールをショ糖8gに変え、塩化ナト
リウムを除いた処方で同様にして比較用液剤を得た。
【0037】比較例2 実施例2のマルチトールをショ糖10gに変え、塩化ナ
トリウムを除いた処方で同様にして比較用液剤を得た。
【0038】試験例1 上記実施例1および2で得られた液剤、比較例1および
2で得られた対照用液剤を、65℃でのビタミンB1類
の安定性について比較した。残存率(%)の結果を表8
に示した。
【0039】
【表8】 試験例2 実施例2で得られた液剤および比較例2で得られた対照
用液剤を、それぞれサンプル瓶3本ずつに入れ、65℃
に保存し、沈澱の有無を目視で比較した。結果を表9に
示した。表中二重丸は沈殿がないことを示し、丸はわず
かに沈殿が確認されたことを示し、×は沈殿が多く確認
されたことを示す。
【0040】
【表9】
【0041】実施例3
【0042】
【表10】 ニンジンエキス−M 90mg(原生薬換算600mg) カンゾウエキス 37.5mg(原生薬換算150mg) ジオウエキス−A 100mg(原生薬換算200mg) イカリソウエキス 100mg(原生薬換算1g) ブクリョウエキス−A 9.6mg(原生薬換算300mg) ムイラプアマエキス−A 15mg(原生薬換算300mg) ケイヒリュウエキス 0.15ml(原生薬換算150mg) オウギリュウエキス 0.3ml(原生薬換算300mg) オウセイリュウエキス 0.3ml(原生薬換算300mg) ロクジョウチンキ 1.1ml(原生薬換算300mg) ハンピチンキ 1.25ml(原生薬換算250mg) クコシリュウエキス 0.2ml(原生薬換算200mg) トウキリュウエキス 0.2ml(原生薬換算200mg) トウチュウカソウ流エキス 0.1ml(原生薬換算100mg) 硝酸チアミン 10mg タウリン 500mg ビタミンB2リン酸エステル 5mg ビタミンB6 5mg 無水カフェイン 50mg 塩化ナトリウム 240mg マルチトール 12.5g 精製水 全50ml 上記処方で、クエン酸およびクエン酸ナトリウムでpH
4.3に調節して液剤を得た。
【0043】比較例3 実施例3から塩化ナトリウムを除いた処方で、実施例3
と同様にして比較用液剤を得た。
【0044】比較例4 実施例3のマルチトールをショ糖10gに変えた処方で
比較用液剤を得た。
【0045】比較例5 実施例3のマルチトールをショ糖10gに変え、塩化ナ
トリウムを除いた処方で実施例3と同様にして比較用液
剤を得た。
【0046】試験例3 上記実施例3の液剤、比較例3〜5の比較用液剤を、4
0℃で6ヶ月保存した。硝酸チアミンの残存率(%)お
よび各液剤の沈殿物の発生について目視で判定(記号の
意味は試験例2と同じ)した。結果を表11に示した。
【0047】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 年紀 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 宮沢 知樹 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミンB1類、生薬および糖アルコー
    ルを配合し、液剤中の塩化物イオン濃度が1〜300mM
    であり、かつ、糖アルコール以外の糖質を実質的に配合
    しないことを特徴とする内服液剤。
  2. 【請求項2】 ビタミンB1類、生薬および糖アルコー
    ルを配合し、液剤中の塩化物イオン濃度が1〜300mM
    である、ビタミンB1類が安定で、かつ、生薬由来の不
    溶物が析出しない内服液剤。
  3. 【請求項3】 ビタミンB1類が、チアミン、硝酸チア
    ミン、塩酸チアミンおよびフルスルチアミンからなる群
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に
    記載の液剤。
  4. 【請求項4】 糖アルコールが、エリスリトール、キシ
    リトール、マルチトール、ソルビトールからなる群から
    選ばれる1種または2種以上である請求項1〜3のいず
    れかに記載の液剤。
  5. 【請求項5】 さらにタウリンを配合した請求項1〜4
    のいずれかに記載の液剤。
  6. 【請求項6】 塩化物イオンが、塩化ナトリウム、塩化
    カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、リジン
    塩酸塩、ヒスチジン塩酸塩、アルギニン塩酸塩、塩化カ
    ルニチンからなる群より選ばれる1種または2種以上を
    配合することにより生じたものである請求項1〜5のい
    ずれかに記載の液剤。
  7. 【請求項7】 生薬が、ムイラプアマ、ジオウ、ジゴッ
    ピ、ジョティシ、トウジン、およびトウチュウカソウか
    らなる群より選ばれる1種または2種以上である請求項
    1〜6のいずれかに記載の液剤。
  8. 【請求項8】 pH3〜6の範囲である請求項1〜7の
    いずれかに記載の液剤。
  9. 【請求項9】 クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク
    酸、乳酸および酢酸からなる群より選ばれる1種または
    2種以上の有機酸を配合することを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の液剤。
  10. 【請求項10】 塩化物イオンおよび糖アルコールを配
    合することを特徴とする生薬配合液剤中のビタミンB1
    類の安定化方法。
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