JPH11171738A - ヘアスプレイ組成物 - Google Patents

ヘアスプレイ組成物

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JPH11171738A
JPH11171738A JP9350128A JP35012897A JPH11171738A JP H11171738 A JPH11171738 A JP H11171738A JP 9350128 A JP9350128 A JP 9350128A JP 35012897 A JP35012897 A JP 35012897A JP H11171738 A JPH11171738 A JP H11171738A
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alkyl
polyaspartic acid
acid derivative
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JP9350128A
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Masaya Yasuno
昌也 保野
Akio Yonetani
明雄 米谷
Akio Maekawa
明男 前川
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Sunstar Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整髪保持効果に優れ、毛髪に自然な仕上り感
と保湿効果を付与することのできるヘアスプレイ組成物
の提供。 【解決手段】 特定の構造からなるアルキル基を結合し
た重量平均分子量5,000〜500,000のポリア
スパラギン酸誘導体を含有するヘアスプレイ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘアスプレイ組成物、さ
らに詳しくは、整髪保持効果が強く、毛髪に対する保湿
効果があり、自然な仕上がりを有するヘアスプレイ組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘアスプレイ組成物には
(1)整髪保持効果が高いこと、(2)仕上がりが自然
であり、軽い感触であることといった2つの相反する性
能が望まれており、その性能を満足させるために各種検
討が行われてきた。しかし、この2つの性能を満足させ
る技術は開発されておらず、そのうえ最近では、毛髪に
対する保湿効果が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑
み、本発明は、整髪保持効果が強くかつ自然な仕上がり
を与え毛髪に対する保湿効果のあるヘアスプレイ組成物
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明者ら
は、得るべく鋭意研究を重ねた結果、意外にも、特定の
モノマーを重合させたポリアスパラギン酸誘導体を配合
したヘアスプレイ組成物が、整髪保持効果に優れ、毛髪
を自然に仕上げ、保湿効果のあることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体は、重量平均分子量5,000〜500,00
0の高分子であって、下式Aに示すモノマー単位5〜9
5重量%、及び下式B(式B−1、式B−1あるいは式
B−3のいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量%
からなる。さらに、この範囲の構成比をもつ高分子のモ
ノマーの総量に対して、下式Cに示すモノマー及び/又
は下式Dに示すモノマーをそれぞれ3〜40重量%含有
させてもよい。 式A(以下、モノマーAと称す。):
【0006】
【化7】
【0007】[式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜24のアルキル基、アルキルエーテル
基。アルキルアルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいは式B−3のいずれか)
(以下、モノマーBと称す。):
【0008】
【化8】
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】[式B中、R3は、それぞれ水素原子又は
炭素数1〜6のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR
8は炭素数1〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは
塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基
を示す。] 式C(以下、モノマーCと称す。):
【0012】
【化11】
【0013】[式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜24のアルキル基、アルキルエーテル基
の何れかを示す。] 式D(以下、モノマーDと称す。):
【0014】
【化12】
【0015】[式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭
素数1〜6のアルキル基、R10、R11、R12は炭素数1
〜24のアルキル基の何れかを示す。]
【0016】又、本発明では、式A 、式B −1、式B
2、式B −3、式D で示されるモノマ−は、それぞれ下
式の式A1、式B1−1、式B1−2、式B1−3、および
式D1で示されるものをも含むものとする。
【0017】
【化13】
【0018】
【化14】
【0019】
【化15】
【0020】
【化16】
【0021】
【化17】
【0022】これらポリアスパラギン酸誘導体は、欧州
特許0767191号に記載されている公知の製法によ
り得られたポリコハク酸イミドを出発物質として温度が
0℃〜150℃の溶媒中でイミド環を開化しジアミンや
両性構造を有するアミン類を結合させることにより製造
することができる。これらのポリアスパラギン酸誘導体
は一般的にはエタノール又はエタノール/水混合液など
に希釈されて使用される。
【0023】本発明に用いるポリアスパラギン酸誘導体
中のモノマーAの比率は5〜95重量%が好ましく、そ
の比率が5重量%に満たなければ、感触が硬くなりヘア
スプレイの使用感が損なわれ、95重量%を超えると高
分子にベタツキ感が出てくる。また、モノマーBの比率
は、5〜80重量%が好ましく、その比率が5重量%に
満たなければ、高分子の洗い落ち性が悪くなり、また8
0重量%を超えるとセットの保持力が弱くなる。
【0024】さらに、本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体では、モノマーA及びモノマーBからなる構成
に、モノマーC及び/またはモノマーDを構成モノマー
として加えることができる。
【0025】本発明では、これらポリアスパラギン酸誘
導体の1種または2種以上をヘアスプレイ組成物全量に
対して、固形分として0.1〜10重量%配合でき、特
に0.5〜6重量%配合するのが好ましい。その配合量
が0.1重量%未満であると仕上がり感への自然な風合
いの付与効果が十分得られない。また、配合量が10重
量%を超えるとべたつき感が強くなりすぎる。
【0026】本発明のヘアスプレイ組成物における、噴
射剤としては液化石油ガス、ジメチルエーテルなどか
ら、1種又は2種以上を選んで用いることができ、その
配合原液と噴射剤の比率は、原液(重量%)/噴射剤
(重量%)で30/70〜80/20が好ましい。ま
た、噴射剤として窒素、炭酸ガスなどの圧縮ガスを用い
る場合のそれは99/1〜99.5/0.5が好まし
い。
【0027】本発明のヘアスプレイ組成物には、上記必
須成分の他に、その他の公知成分を効果を損なわない範
囲で添加することができる。例えば、界面活性剤として
は、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ア
ニオン性界面活性剤、両性界面活性剤があげられる。ノ
ニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンセチル
エーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、モ
ノオレイン酸ポリオキシエチレングリコール等のポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ソルビタ
ン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノ
オレイン酸グリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエ
チレングリセリン等の脂肪酸エステル、及びその他ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルジメチルア
ミンオキシド、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキ
シエチレン)シロキサン共重合体などが例示できる。ア
ルキル4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤とし
て、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステア
リルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベ
ンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモ
ウニム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セ
チルトリメチルアンモニウム等が例示できる。
【0028】アニオン性界面活性剤としてラウリル硫酸
トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアル
キル硫酸塩。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンココイルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル
硫酸塩。N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のアシ
ルグルタミン酸塩。ラウロイルザルコシンナトリウム、
ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のアシルアミノ
酸塩。ポリオキシエチレンココイルスルホコハク酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンステアリルアミドスルホコ
ハク酸トリエタノールアミン等のスルホコハク酸塩。ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンオレ
イルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエー
テルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリル
エーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリ
ン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等
のアルキルエーテルリン酸塩、パルミチン酸ナトリウ
ム、ミリスチン酸ナトリウム等の脂肪酸塩等を用いるこ
とができる。
【0029】又、両性界面活性剤として、ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン等のN,N−ジメチル−N−ア
ルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、N,N−ジアルキル
アミノアルキレンアンモニウムベタイン、N,N,N−
トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタ
イン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシ
エチレン硫酸)アンモニウムベタイン、アルキルアミド
ジメチルアミノ酢酸ベタイン等などが例示できる。
【0030】また、ヘアスプレイ組成物用高分子として
は両性樹脂、アニオン樹脂、カチオン樹脂、ノニオン樹
脂等が挙げられる。アニオン性高分子としてアクリル酸
及びメタクリル酸から選ばれる、少なくとも1種を基本
とする単位で構成される重合体(例えば互応化学製のプ
ラスサイズ、大阪有機製のアニセット、三菱化学製のダ
イヤホールドがある)、酢酸ビニル及びクロトン酸を基
本とする単位で構成される重合体(例えばNSC製のレ
ジン28−1310)、アクリル酸及びネオデカン酸ビ
ニルを基本とする単位で構成される重合体(例えばNS
C製のレジン28−2930)、アクリル酸及びアルキ
ルアクリルアミドを基本とする単位で構成される重合体
(例えばNSC製のバーサクリル、BASF製のウルト
ラホールド)、メチルビニルエーテルマレイン酸を基本
とする単位で構成される重合体(例えばISP製のガン
トレッツ)、アクリル酸及びビニルピロリドンを基本と
する単位で構成される重合体(例えばBASF製のルビ
フレックス)などが挙げられる。
【0031】両性高分子としてジアルキルアミノエチル
メタクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物(例え
ば三菱化学製のユカフォーマー)、オクチルアクリルア
ミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/アクリル酸
/アクリル酸エステル重合物(例えばNSC製のアンフ
ォマー)などが挙げられる。ノニオン高分子としてビニ
ルピロリドンを基本とする単位で構成される重合体(例
えばBASF製のルビスコール、ISP製のPVP)、
ビニルピロリドン及び酢酸ビニルを基本とする単位で構
成される重合体(例えばBASF製のルビスコール)、
ビニルピロリドン及びジアルキルアミノアルキルメタク
リレートを基本とする単位で構成される重合体(例えば
ISP製のコポリマー)などが挙げられる。カチオン高
分子としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド重
合物(例えばCalgon製のマーコート)、ヒドロキ
シエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合物(例えばNSC製のセルコート)、ビニ
ルピロリドン四級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート重合体(例えばISP製のガフコート)な
どが挙げられる。
【0032】これらのヘアスプレイ高分子のうちイオン
性を有するものは必要に応じてアミノメチルプロパノー
ル、水酸化カリウムのような塩や乳酸、クエン酸のよう
な酸を用いて任意の割合で中和してから使用することが
好ましい。さらに、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトールなどの保湿剤、流動パラフィン、ワセリ
ン、固形パラフィン、スクワラン、オレフィンオリゴマ
ー等の炭化水素、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール等の高級アルコール、イソプロピルミリステート、
ステアリルステアレート、オレイン酸オクチルドデシ
ル、等のエステル、感触向上剤、生薬等の薬剤、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロ
ース誘導体、リン脂質、蛋白質、蛋白分解物及び蛋白質
誘導体、シリコン油及び高重合メチルポリシロキサン、
有機シリコーン樹脂及び変性シリコーンなどのシリコン
誘導体、ムコ多糖類、防腐剤、植物抽出液、、紫外線吸
収剤、pH調製剤、香料等を必要に応じて配合できる
【0033】本発明のヘアスプレイ組成物は常法によ
り、所望の成分と混合し、噴射剤と共に密封容器に充填
することにより製造できる。
【0034】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。以下の実施例および比較例にお
いて、[%]はいずれも重量%を意味する。また、言う
までもなく本発明はこれら実施例に限られるものではな
い。以下、下記に示すポリアスパラギン酸誘導体を用い
て検討、評価した。ポリアスパラギン酸誘導体のモノマ
ー構成比及び重量平均分子量を示す。
【0035】参考例1 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH23
5,,R6=CH3 、R7=CH2 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000 20%エタノー
ル溶液である。
【0036】参考例2 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=CH(C25)(C
24CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH24
5,R6=CH3 、R7=(CH22 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000
【0037】参考例3 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、10重量% 式D:式中( R9=H、R10=(CH22、R11,R
12=(CH23CH3)、40重量% (重量平均分子量)60,000
【0038】参考例4 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH28CH=CH
(CH27CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)35,000
【0039】参考例5 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28OCH2CH(C2
5)(CH23CH3)、50重量% 式B(B−3):( R3=H、R4=(CH23
5,R6=CH2CH3 、R7=CH3、X=Cl )、
5重量% 式C:10重量% 式D:( R9=H、R10=(CH23、R11,R12
(CH23CH3 )、35重量% (重量平均分子量)100,000
【0040】参考例6 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28CH=CH(CH
27CH3 )、50重量% 式B(B−2):( R3=H、R4=(CH22
5、R6=CH3、R7=CH2、R8=CH2CH3 )、
40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)10,000
【0041】表1に示す実施例および比較例を調製し、
以下に示す方法で評価した。評価方法を示す。 <評価方法> (1)セット性保持効果専門パネル10名により約2g
の試料を毛髪に噴霧し、8時間後に次の基準でセット性
を評価した。 評価基準 ◎:10名全員が、セット性が強いと認めた。 ○:10名中8名が、セット性が強いと認めた。 △:10名中4〜7名が、セット性が強いと認めた。 ×:10名中3名だけが、セット性が強いと認めた。
【0042】(2)毛髪の仕上がり感 専門パネル10名により約3gの試料を毛髪に噴霧し、
次の基準で塗布乾燥後のごわつき感、すべり感を評価し
た。 評価基準 ◎:10名全員が、ごわつきがなく、すべりありと認めた。 ○:10名中8名が、ごわつきがなく、すべりありと認めた。 △:10名中4〜7名が、ごわつきがなく、すべりありと認めた 。 ×:10名中3名以下が、ごわつきがなく、すべりありと認めた 。
【0043】(3)毛髪の保湿効果 専門パネル10名により約3gの試料を毛髪に噴霧し、
次の基準で塗布乾燥させた後5時間後のしっとり感を評
価した。 評価基準 ◎:10名全員が、しっとり感ありと認めた。 ○:10名中8名が、しっとり感ありと認めた。 △:10名中4〜7名が、しっとり感ありと認めた。 ×:10名中3名以下が、しっとり感ありと認めた。
【0044】(4)総合評価 以下の基準により、総合評価した。
【0045】
【表1】
【0046】表1に結果を示す。表1から明らかなごと
く、本発明品では整髪保持効果に優れ、毛髪を自然に仕
上げるのに対して、比較例では整髪保持効果に優れ、毛
髪を自然に仕上げるものは得られなかった。
【0047】 実施例4 成分 分量(%) 参考例2のポリアスパラギン酸誘導体(20%エタノール溶液) 15.00 乳酸セチル 0.05 ポリオキシエチレンラウリルエーテル(9EO) 0.05 エタノール 残部 液化石油ガス 15.00 ジメチルエーテル 25.00 合計 100.00
【0048】 実施例5 成分 分量(%) 参考例3のポリアスパラギン酸誘導体(30%エタノール溶液) 15.00 ポリエーテル変性シリコーン 0.10 エタノール 残部 液化石油ガス 30.00 合計 100.00
【0049】 実施例6 成分 分量(%) 参考例4のポリアスパラギン酸誘導体(30%エタノール溶液) 15.00 イソステアリン酸イソステアリル 0.10 ラベンダーオイル 0.05 エタノール 残部 ジメチルエーテル 30.00 合計 100.00
【0050】 実施例7 成分 分量(%) 参考例5のポリアスパラギン酸誘導体(20%エタノール溶液) 10.00 参考例6のポリアスパラギン酸誘導体(20%エタノール溶液) 10.00 水 20.00 エタノール 残部 窒素 0.05 合計 100.00 これら実施例は、何れも整髪保持効果に優れ、毛髪に自
然な仕上がり感を付与することを認められた。
【0051】
【発明の効果】本願発明によれば、ポリアスパラギン酸
誘導体を含有することを特徴とするヘアスプレイ組成物
は、整髪保持効果に優れ、毛髪に自然な仕上がり感を付
与し、従来にはなかった優れたヘアスプレイ組成物が提
供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式Aに示すモノマー単位5〜95重量
    %、及び下式B(式B−1、式B−2あるいは式B−3
    のうちいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量%か
    らなる、重量平均分子量5,000〜500,000の
    ポリアスパラギン酸誘導体を配合することを特徴とする
    ヘアスプレイ組成物。 式A: 【化1】 [式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子又は炭素数1
    〜24のアルキル基、アルキルエーテル基、アルキルア
    ルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいはB−3のうちいずれ
    か): 【化2】 あるいは 【化3】 あるいは 【化4】 [式B中、R3は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6
    のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR8は炭素数1
    〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは塩素、臭素、
    ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基を示す。]
  2. 【請求項2】 式A、式B(式B−1、式B−2あるい
    は式B−3)のモノマー単位の総量に対して、下式C及
    び/又は下式Dに示すモノマー単位を3〜40重量%含
    有するポリアスパラギン酸誘導体を配合したことを特徴
    とする請求項1に記載のヘアスプレイ組成物。 式C: 【化5】 式D: 【化6】 [式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6の
    アルキル基、R10、R11、R12は炭素数1〜24のアル
    キル基の何れかを示す。]
  3. 【請求項3】 ポリアスパラギン酸誘導体の配合量が
    0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項1、
    請求項2の何れか1項に記載のヘアスプレイ組成物。
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