JP2000191463A - ヘアスプレイ組成物 - Google Patents

ヘアスプレイ組成物

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JP2000191463A
JP2000191463A JP10377197A JP37719798A JP2000191463A JP 2000191463 A JP2000191463 A JP 2000191463A JP 10377197 A JP10377197 A JP 10377197A JP 37719798 A JP37719798 A JP 37719798A JP 2000191463 A JP2000191463 A JP 2000191463A
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Masaya Yasuno
昌也 保野
Akio Yonetani
明雄 米谷
Akio Maekawa
明男 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整髪保持効果が強く毛髪を自然に仕上げ、か
つ紫外線による毛髪損傷を防止するヘアスプレイ組成物
を提供する。 【解決手段】 ポリアスパラギン酸誘導体と植物抽出物
を配合することを特徴とすると、毛髪を自然に仕上げ、
かつ持続的に紫外線による毛髪の損傷を防止するヘアス
プレイ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪用化粧料、さら
に詳しくは、整髪保持効果が強く毛髪を自然に仕上げ、
かつ紫外線による毛髪損傷を防止するヘアスプレイ組成
物に関する。
【0002】
【従来技術】従来、紫外線による毛髪の損傷を防止する
ために紫外線吸収剤が用いられているが、その効果は持
続せず、毛髪を紫外線の損傷から充分に保護できていな
いのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紫外線から毛髪を保護
し、毛髪の仕上がり感をともに満足させる毛髪用の化粧
料が望まれており、本発明では持続的に毛髪を紫外線か
ら保護すると共に優れた仕上がり感を有するヘアスプレ
イ組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな問題点を解決すべく鋭意検討し、ポリアスパラギン
酸誘導体と植物抽出物を配合すると、毛髪を自然に仕上
げ、かつ持続的に紫外線による毛髪の損傷を防止するこ
とを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体は、重量平均分子量5,000〜500,00
0の高分子であって、下式Aに示すモノマー単位5〜9
5重量%、及び下式B(式B−1、式B−1あるいは式
B−3のいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量%
からなる。さらに、この範囲の構成比をもつ高分子のモ
ノマーの総量に対して、下式Cに示すモノマー及び/又
は下式Dに示すモノマーをそれぞれ3〜40重量%含有
させてもよい。 式A(以下、モノマーAと称す。):
【0006】
【化7】
【0007】[式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜24のアルキル基、アルキルエーテル
基。アルキルアルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいは式B−3のいずれか)
(以下、モノマーBと称す。):
【0008】
【化8】
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】[式B中、R3は、それぞれ水素原子又は
炭素数1〜6のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR
8は炭素数1〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは
塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基
を示す。] 式C(以下、モノマーCと称す。):
【0012】
【化11】
【0013】式D(以下、モノマーDと称す。):
【0014】
【化12】
【0015】[式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭
素数1〜6のアルキル基、R10、R11、R12は炭素数1
〜24のアルキル基の何れかを示す。]
【0016】又、本発明では、式A 、式B −1、式B
2、式B −3、式D で示されるモノマ−は、それぞれ下
式の式A1、式B1−1、式B1−2、式B1−3、および
式D1で示されるものをも含むものとする。
【0017】
【化13】
【0018】
【化14】
【0019】
【化15】
【0020】
【化16】
【0021】
【化17】
【0022】これらポリアスパラギン酸誘導体は、欧州
特許0767191号に記載されている公知の製法によ
り得られたポリコハク酸イミドを出発物質として温度が
0℃〜150℃の溶媒中でイミド環を開化しジアミンや
両性構造を有するアミン類を結合させることにより製造
することができる。これらのポリアスパラギン酸誘導体
は一般的にはエタノール又はエタノール/水混合液など
に希釈されて使用される。
【0023】本発明に用いるポリアスパラギン酸誘導体
中のモノマーAの比率は5〜95重量%が好ましく、そ
の比率が5重量%に満たなければ、感触が硬くなりヘア
スプレイの使用感が損なわれ、95重量%を超えると高
分子にベタツキ感が出てくる。また、モノマーBの比率
は、5〜80重量%が好ましく、その比率が5重量%に
満たなければ、高分子の洗い落ち性が悪くなり、また8
0重量%を超えるとセットの保持力が弱くなる。
【0024】さらに、本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体では、モノマーA及びモノマーBからなる構成
に、モノマーC及び/またはモノマーDを構成モノマー
として加えることができる。
【0025】本発明では、これらポリアスパラギン酸誘
導体の1種または2種以上をヘアスプレイ組成物全量に
対して、固形分として0.1〜10重量%配合でき、特
に0.5〜6重量%配合するのが好ましい。その配合量
が0.1重量%未満であると仕上がり感への自然な風合
いの付与効果が十分得られない。また、配合量が10重
量%を超えるとべたつき感が強くなりすぎる。
【0026】本発明で用いられる植物抽出物は、特に限
定されるものではないが、アルニカ、サンザシ、シラカ
バ、ハマメリス、ヘンナ、ホップ、ゼニアオイ、セイヨ
ウボダイジュ、フキタンポポ、ローズマリー、オドリギ
ソウ、サルビア、セイヨウノコギリソウ、マロニエ、カ
ミツレ、、セイヨウトチノキ、コケモモ、茶、イヌバ
ラ、キナ、アセンヤク、ビンロウジ、ザクロ、シナノ
キ、ビロウドアオイ、ゼニアオイ、イラクサ、オドリコ
ソウ、ミモザ、コンフリー、メリロート、ライム、アロ
エ、ホーステイル、チェストナット、ピーチ、ローズ、
タイム、ホワイトリリー、ヘチマ、イチョウ、ヨモギ、
マンネンロウ、スギナ、メリッサ、アプリコット、ウィ
キョウ等の抽出物から選ばれる。これらの中で、シラカ
バ、ハマメリス、ホップ、ローズマリー、サルビア、コ
ケモモ、茶の抽出物が好ましく。
【0027】これら植物抽出物は、植物の花、葉、皮、
根、茎等を公知抽出方法により、常温もしくは熱時に溶
媒で抽出し、抽出液をそのまま、あるいは濃縮、乾固し
たものを用いることができる。抽出溶媒は、アセトン、
エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール等の極性有機溶媒又は水であり、これらを単
独もしくは2種以上の混合溶媒して用いることができ
る。
【0028】これら植物抽出物は1種あるいは2種以上
を用いてもよく、固形分で組成物全量に対して0.00
1〜5.0重量%、好ましくは0.01〜2.0重量%
配合できる。植物抽出物の配合量が0.001重量%に
満たないと、紫外線による毛髪損傷を防止する効果が持
続性せず、5.0重量%を越えて配合すると使用感を損
ない好ましくない。
【0029】本発明のヘアスプレイ組成物における、噴
射剤としては液化石油ガス、ジメチルエーテルなどか
ら、1種又は2種以上を選んで用いることができ、その
配合原液と噴射剤の比率は、原液(重量%)/噴射剤
(重量%)で30/70〜80/20が好ましい。ま
た、噴射剤として窒素、炭酸ガスなどの圧縮ガスを用い
る場合のそれは99/1〜99.5/0.5が好まし
い。
【0030】本発明のヘアスプレイ組成物には、上記必
須成分の他に、その他の公知成分を効果を損なわない範
囲で添加することができる。例えば、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
両性界面活性剤界面活性剤としては、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
両性界面活性剤があげられる。ノニオン性界面活性剤と
して、ポリオキシエチレンセチルエーテル等のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、モノオレイン酸ポリオキ
シエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸
ポリオキシエチレンソルビタン、テトラオレイン酸ポリ
オキシエチレンソルビット、モノオレイン酸グリセリ
ン、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン等
の脂肪酸エステル、及びその他ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミド、アルキルジメチルアミンオキシド、ジメ
チルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキ
サン共重合体などが例示できる。アルキル4級アンモニ
ウム塩型カチオン性界面活性剤として、塩化セチルトリ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウ
ム、塩化ステアリルトリメチルアンモウニム、塩化ラウ
リルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルア
ンモニウム等が例示できる。
【0031】アニオン性界面活性剤としてラウリル硫酸
トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアル
キル硫酸塩。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンココイルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル
硫酸塩。N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のアシ
ルグルタミン酸塩。ラウロイルザルコシンナトリウム、
ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のアシルアミノ
酸塩。ポリオキシエチレンココイルスルホコハク酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンステアリルアミドスルホコ
ハク酸トリエタノールアミン等のスルホコハク酸塩。ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンオレ
イルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエー
テルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリル
エーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリ
ン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等
のアルキルエーテルリン酸塩、パルミチン酸ナトリウ
ム、ミリスチン酸ナトリウム等の脂肪酸塩等を用いるこ
とができる。
【0032】両性界面活性剤として、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタイン等のN,N−ジメチル−N−アルキ
ル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミ
ノアルキレンアンモニウムベタイン、N,N,N−トリ
アルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイ
ン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエ
チレン硫酸)アンモニウムベタイン、アルキルアミドジ
メチルアミノ酢酸ベタイン等などが例示できる。
【0033】ヘアスプレイ組成物用高分子としては両性
樹脂、アニオン樹脂、カチオン樹脂、ノニオン樹脂等が
挙げられる。アニオン性高分子としてアクリル酸及びメ
タクリル酸から選ばれる、少なくとも1種を基本とする
単位で構成される重合体(例えば互応化学製のプラスサ
イズ、大阪有機製のアニセット、三菱化学製のダイヤホ
ールドがある)、酢酸ビニル及びクロトン酸を基本とす
る単位で構成される重合体(例えばNSC製のレジン2
8−1310)、アクリル酸及びネオデカン酸ビニルを
基本とする単位で構成される重合体(例えばNSC製の
レジン28−2930)、アクリル酸及びアルキルアク
リルアミドを基本とする単位で構成される重合体(例え
ばNSC製のバーサクリル、BASF製のウルトラホー
ルド)、メチルビニルエーテルマレイン酸を基本とする
単位で構成される重合体(例えばISP製のガントレッ
ツ)、アクリル酸及びビニルピロリドンを基本とする単
位で構成される重合体(例えばBASF製のルビフレッ
クス)などが挙げられる。
【0034】両性高分子としてジアルキルアミノエチル
メタクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物(例え
ば三菱化学製のユカフォーマー)、オクチルアクリルア
ミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/アクリル酸
/アクリル酸エステル重合物(例えばNSC製のアンフ
ォマー)などが挙げられる。ノニオン高分子としてビニ
ルピロリドンを基本とする単位で構成される重合体(例
えばBASF製のルビスコール、ISP製のPVP)、
ビニルピロリドン及び酢酸ビニルを基本とする単位で構
成される重合体(例えばBASF製のルビスコール)、
ビニルピロリドン及びジアルキルアミノアルキルメタク
リレートを基本とする単位で構成される重合体(例えば
ISP製のコポリマー)などが挙げられる。カチオン高
分子としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド重
合物(例えばCalgon製のマーコート)、ヒドロキ
シエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合物(例えばNSC製のセルコート)、ビニ
ルピロリドン四級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート重合体(例えばISP製のガフコート)な
どが挙げられる。
【0035】これらのヘアスプレイ高分子のうちイオン
性を有するものは必要に応じてアミノメチルプロパノー
ル、水酸化カリウムのような塩や乳酸、クエン酸のよう
な酸を用いて任意の割合で中和してから使用することが
好ましい。さらに、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトールなどの保湿剤、流動パラフィン、ワセリ
ン、固形パラフィン、スクワラン、オレフィンオリゴマ
ー等の炭化水素、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール等の高級アルコール、イソプロピルミリステート、
ステアリルステアレート、オレイン酸オクチルドデシ
ル、等のエステル、感触向上剤、生薬等の薬剤、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロ
ース誘導体、リン脂質、蛋白質、蛋白分解物及び蛋白質
誘導体、シリコン油及び高重合メチルポリシロキサン、
有機シリコーン樹脂及び変性シリコーンなどのシリコン
誘導体、ムコ多糖類、防腐剤、pH調製剤、香料等を必
要に応じて配合できる。
【0036】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。以下の実施例および比較例にお
いて、[%]はいずれも重量%を意味する。また、言う
までもなく本発明はこれら実施例に限られるものではな
い。以下、下記に示すポリアスパラギン酸誘導体を用い
て検討、評価した。ポリアスパラギン酸誘導体のモノマ
ー構成比及び重量平均分子量を示す。
【0037】参考例1 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH23
5,,R6=CH3 、R7=CH2 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000 20%エタノー
ル溶液である。
【0038】参考例2 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=CH(C25)(C
24CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH24
5,R6=CH3 、R7=(CH22 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000
【0039】参考例3 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、10重量% 式D:式中( R9=H、R10=(CH22、R11,R
12=(CH23CH3)、40重量% (重量平均分子量)60,000
【0040】参考例4 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH28CH=CH
(CH27CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)35,000
【0041】参考例5 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28OCH2CH(C2
5)(CH23CH3)、50重量% 式B(B−3):( R3=H、R4=(CH23
5,R6=CH2CH3 、R7=CH3、X=Cl )、
5重量% 式C:10重量% 式D:( R9=H、R10=(CH23、R11,R12
(CH23CH3 )、35重量% (重量平均分子量)100,000
【0042】参考例6 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28CH=CH(CH
27CH3 )、50重量% 式B(B−2):( R3=H、R4=(CH22
5、R6=CH3、R7=CH2、R8=CH2CH3 )、
40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)10,000
【0043】表1の実施例および比較例を調製して、以
下に示す方法で毛髪の自然性および紫外線による毛髪の
損傷防止効果を評価した。評価方法を示す。 (1)毛髪の自然な仕上がり感 専門パネル10名により約3gの試料を毛髪に塗布し、
次の基準で塗布乾燥後のごわつき感、すべり感を評価し
た。 評価基準 ◎:10名全員が、ごわつきがなく、すべりありと認めた。 ○:10名中8名が、ごわつきがなく、すべりありと認めた。 △:10名中4〜7名が、ごわつきがなく、すべりありと認め た。 ×:10名中3名以下が、ごわつきがなく、すべりありと認め た。
【0044】(2)紫外線毛髪損傷防止効果の持続性 長さ約10cmの毛髪を実施例(および比較例)に5分
間浸漬した後、40℃、1時間乾燥、次いで紫外線(λ
=300μm、E=500cal/cm2)を照射し
た。照射開始1時間後と8時間後に処理した毛髪の2本
を夫々の中点付近で交差し、引張試験機を用いて毛髪両
端に一定荷重(100g)をかけ、毛髪を屈曲させた。
そして電子顕微鏡を用いその毛髪屈曲部付近の表面状態
を観察し、次に示す基準で評価した。 評価基準 ◎:1時間後、8時間後とも全く損傷を認めない。 ○:1時間後に比べて8時間後に僅かに損傷を認める。 △:1時間後に比べて8時間後にやや強い損傷を認める。 ×:1時間後に比べて8時間後に強い損傷を認める。
【0045】(3)総合評価 以下の基準により、総合評価した。
【0046】
【表1】
【0047】表1に結果を示す。表1から明らかなごと
く、本発明品では毛髪を自然に仕上げ、かつ持続的に紫
外線による毛髪の損傷防止効果が得られるのに対して、
比較例では毛髪を自然に仕上げ、かつ紫外線による毛髪
の損傷防止効果に満足するものは得られなかった。対し
て実施例は、何れも毛髪に自然な仕上がり感を付与し、
且つ毛髪を紫外線から長時間保護する効果に優れている
ことが認められた。
【0048】 実施例4 成分 配合量(%) 参考例2のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (20%エタノール溶液) ハマメリス抽出物 3.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル(9EO) 0.05 エタノール 残部 液化石油ガス 15.00 ジメチルエーテル 25.00 合計 100.00
【0049】 実施例5 成分 配合量(%) 参考例3のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (30%エタノール溶液) 茶抽出物 0.10 シラカバ抽出物 0.5 エタノール 残部 液化石油ガス 30.00 合計 100.00
【0050】 実施例6 成分 分量(%) 参考例4のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (30%エタノール溶液) ローズマリー抽出物 5.00 パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル 3.0 エタノール 残部 ジメチルエーテル 30.00 合計 100.00
【0051】
【発明の効果】本願発明によれば、ポリアスパラギン酸
誘導体と植物抽出物を配合すると紫外線による毛髪損傷
を長時間持続的に防止し、かつ毛髪に自然な仕上がり感
が付与でき、さらに紫外線吸収剤を配合することで紫外
線による毛髪損傷防止効果の持続性を相乗的に向上でき
る優れたヘアスプレイ組成物が提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下式Aに示すモノマー単位5〜95
    重量%、及び下式B(式B−1、式B−2あるいは式B
    −3のうちいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量
    %からなる、重量平均分子量5,000〜500,00
    0のポリアスパラギン酸誘導体と(B)植物抽出液の1
    種以上を配合することを特徴とするヘアスプレイ組成
    物。 式A: 【化1】 [式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子又は炭素数1
    〜24のアルキル基、アルキルエーテル基、アルキルア
    ルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいはB−3のうちいずれ
    か): 【化2】 あるいは 【化3】 あるいは 【化4】 [式B中、R3は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6
    のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR8は炭素数1
    〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは塩素、臭素、
    ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基を示す。]
  2. 【請求項2】 式A、式B(式B−1、式B−2あるい
    は式B−3)のモノマー単位の総量に対して、下式C及
    び/又は下式Dに示すモノマー単位を3〜40重量%含
    有するポリアスパラギン酸誘導体を配合したことを特徴
    とする請求項1に記載のヘアスプレイ組成物。 式C: 【化5】 式D: 【化6】 [式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6の
    アルキル基、R10、R11、R12は炭素数1〜24のアル
    キル基の何れかを示す。]
  3. 【請求項3】 植物抽出物がシラカバ、ハマメリス、ホ
    ップ、ローズマリー、サルビア、コケモモ、茶の抽出物
    から選ばれることを特徴とする請求項1、2の何れか1
    項に記載のヘアスプレイ組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2545031A1 (es) * 2014-03-04 2015-09-07 Jaume RIBALTA DANIEL Loción cosmética folículo estimulante y procedimiento de fabricación
JP2016519315A (ja) * 2013-05-13 2016-06-30 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 診断方法

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