JP2002097269A - 重合体、毛髪化粧料組成物、香粧品組成物、および泡状エアゾール化粧料組成物 - Google Patents

重合体、毛髪化粧料組成物、香粧品組成物、および泡状エアゾール化粧料組成物

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JP2002097269A
JP2002097269A JP2001215332A JP2001215332A JP2002097269A JP 2002097269 A JP2002097269 A JP 2002097269A JP 2001215332 A JP2001215332 A JP 2001215332A JP 2001215332 A JP2001215332 A JP 2001215332A JP 2002097269 A JP2002097269 A JP 2002097269A
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Yukiko Aso
夕紀子 麻生
Toshio Kato
敏雄 加藤
Takeshi Kashima
毅 加嶋
Takeshi Ishitoku
石徳  武
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に優れた整髪セット保持力を有しなが
ら、ごわつかず、自然で柔らかい風合い有する水溶性の
重合体、毛髪化粧料組成物、香粧品組成物及び泡状エア
ゾール化粧料組成物を提供する。 【解決手段】 式(1)及び式(2)、さらに式(3)
及び式(4)等の繰り返し単位を分子内に有する重合
体;並びに、これを含む毛髪処理組成物、香粧品組成物
及び泡状エアゾール化粧料組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合体、毛髪化粧
料、香粧品組成物、および泡状エアゾール化粧料組成物
に関する。更に具体的には、本発明は、優れた整髪セッ
ト保持力を有しながら、ごわつかず、自然で柔らかい風
合いを有する水溶性の重合体(整髪樹脂)、毛髪化粧
料、香粧品組成物、および泡状エアゾール化粧料組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミノ酸は合成高分子でありながら
化学構造上、生体高分子モデルとして古くより研究が行
われている。そして、天然皮革、絹といった汎用の天然
蛋白の代替素材としての用途に加え、人工皮膚、酵素固
定化担体、圧電素子、香粧品、医薬品等への用途研究も
行われてきた(「ポリアミノ酸−応用と展望−」講談社
(1974年)。
【0003】特公昭48−20638号には、ポリアス
パラギン酸誘導体を代用血漿として使用する技術が開示
されている。また、特開平3−48628号には、ポリ
こはく酸イミドを各種アミンにより開環して得られるポ
リアスパラギン酸誘導体を医薬品又は食品用被覆剤に応
用する技術が開示されている。さらに、水溶性のポリア
ミノ酸を香粧品分野へ応用する技術についても、研究開
発が進められてきた。特開昭59−209635号に
は、ポリグルタミン酸塩を有してなる湿潤剤を、化粧用
保湿剤として用いた場合、皮膚に適度な潤いと滑らかさ
を付与し、皮膚あれを防ぐ効果があることが開示されて
いる。特開平7−277916号には、ポリアスパラギ
ン酸と、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸及びグリシン
ベタインを配合することにより、しっとりとして滑らか
な使用感を有する化粧料が得られることが開示されてい
る。しかしながら、この化粧料は皮膚や毛髪への親和性
が不十分であり、使用時にベタつき感が生じるという問
題がある。
【0004】特開昭63−35698号には、ポリグル
タミン酸及びその塩ならびにポリアスパラギン酸及びそ
の塩から選ばれる少なくも1種類の皮膚刺激抑制剤を配
合した界面活性剤組成物が開示されている。また、米国
特許第3,846,380号には、側鎖に疎水性基、親水
性基を有するポリアスパラギン酸誘導体を界面活性剤と
して使用することが開示されている。また、米国特許第
4,363,797号には、チオール基を有するポリアス
パラギン酸誘導体が、シャンプー、ローション、染料、
入浴剤に適し、ポリ−β−アラニン基質のポリマーと組
合わせて毛髪化粧料に使用することが開示されている。
また、特開平6−248072号には、チオール基及び
/又はジスルフィド基を有する水溶性ポリアミノ酸誘導
体よりなる毛髪処理剤組成物は、シャンプー添加剤、ヘ
アクリーム、ヘアローション、ヘアブラッシング剤等の
用途に好適であることが開示されている。しかしなが
ら、これらのポリアミノ酸は、整髪セット保持力は十分
とは言えず、さらに、毛髪処理剤組成物及び香粧品組成
物を調製する際の作業性がよいとは十分いえない。この
ように使用時に優れた整髪セット保持力を有するポリア
ミノ酸は得られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
化粧料は皮膚や毛髪への親和性が不十分であり、使用時
にベタつき感が生じ、整髪セット保持力は十分とは言え
ず、さらに、毛髪処理剤組成物及び香粧品組成物を調製
する際の作業性がよいとは十分言えなかった。すなわ
ち、使用時に優れた整髪セット保持力を有するポリアミ
ノ酸は得られていなかった。
【0006】本発明の目的は、従来の化粧料の欠点を解
消し、使用時に優れた整髪セット保持力を有しながら、
ごわつかず、自然で柔らかい風合い有する水溶性の重合
体(例えば整髪用樹脂)、毛髪化粧料組成物、香粧品組
成物、および泡状エアゾール化粧料組成物を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、側鎖に両
性イオンを有する新規なポリアスパラギン酸誘導体が整
髪セット保持力に優れていることを見出した(特開平1
0−25344号)。更に本発明者らは鋭意検討を進め
た結果、本発明の範囲のポリアスパラギン酸誘導体が、
水溶性を示すと同時に、優れた整髪セット保持力を有し
ながら、ごわつかず、自然で柔らかい風合い有するこ
と、また毛髪化粧料組成物および香粧品組成物の整髪用
樹脂として使用した場合も、同様に優れた整髪セット保
持力が損なわれること無く、ごわつかず、自然で柔らか
い風合い有することを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0008】本発明は、以下の事項により特定される。
【0009】[1] 下記式(1)及び式(2)
【0010】
【化6】
【0011】[式(1)及び式(2)において、R1
びR4 は、それぞれ独立して、炭素原子数1乃至24の
飽和若しくは不飽和炭化水素基を示し、R2 及びR3
は、それぞれ独立して、炭素原子数1乃至24の飽和若
しくは不飽和炭化水素基を示し、またR2 とR3 が結合
して窒素原子を含む六員環を形成してもよい。]で表さ
れる繰返し単位からなる群から選択される少なくとも1
種類の繰返し単位を分子内に20モル%以上99モル%
以下有し、さらに下記式(3)及び式(4)
【0012】
【化7】
【0013】[式(3)及び式(4)において、R5
びR6 は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数
1乃至24の飽和若しくは不飽和の炭化水素基を示し、
炭化水素R5また及びR6 が結合して窒素原子を含む六
員環を形成してもよい。]で表される繰返し単位からな
る群から選択される少なくとも1種類の繰返し単位を分
子内に1モル%以上80モル%以下有し、分子内の全繰
り返し単位の数平均が10乃至5000である重合体。
【0014】[2] さら下記式(5)乃至式(9)
【0015】
【化8】
【0016】
【化9】
【0017】[式(6)及び式(7)において、R1
2 及びR3 は、請求項1と同義である。]
【0018】
【化10】
【0019】[式(8)及び式(9)において、Yは、
水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子
を示す。]で表される繰返し単位からなる群から選択さ
れる少なくとも1種類の繰返し単位を分子内に1モル%
以上40モル%以下有する前記[1]記載の重合体。
【0020】[3] 分子内に有する前記式(1)及び
前記式(2)で表される繰り返し単位からなる群から選
択される少なくとも1種類の繰り返し単位が30モル%
以上95モル%以下であり、さらに分子内に有する前記
式(3)及び前記式(4)で表される繰り返し単位から
なる群から選択される少なくとも1種類の繰り返し単位
が5モル%以上70モル%以下である前記[1]記載の
重合体。
【0021】[4] 分子内に有する前記式(5)乃至
前記式(9)で表される繰り返し単位からなる群から選
択される少なくとも1種類の繰り返し単位が1モル%以
上25モル%である前記[2]記載の重合体。
【0022】[5] 前記式(1)及び前記式(2)に
おいてR1、R2、R3が炭素数1乃至4の飽和炭化水素
基である前記[1]〜[4]の何れかに記載の重合体。
【0023】[6] 前記式(3)及び前記式(4)に
おいて、R5が水素原子、R6が炭素数2、4、6、8、
12若しくは18の飽和若しくは不飽和炭化水素基、又
はヒドロキシアルキル基、ポリエチレングリコール基、
ポリプロピレングリコール基、ポリエチレングリコール
基と、ポリプロピレングリコール基を同時に含む基であ
る前記[1]〜[5]の何れかに記載の重合体。
【0024】[7] 前記[1]〜[6]の何れかに記
載の重合体を含有してなる毛髪化粧料組成物。
【0025】[8] 前記[1]〜[6]の何れかに記
載の重合体を含有してなる香粧品組成物。
【0026】[9] 前記[1]〜[6]の何れかに記
載の重合体を、成分(A);皮膜形成樹脂として含有し
てなる原液と、噴射剤からなる毛髪化粧料組成物。
【0027】[10] 前記[1]〜[6]の何れかに
記載の重合体を、成分(A);皮膜形成樹脂として含有
してなる原液と、噴射剤からなるの泡状エアゾール化粧
料組成物。
【0028】[11] 前記[1]〜[6]の何れかに
記載の重合体を原液の成分(A);として0.01質量
%乃至20質量%、成分(B)として溶剤を10質量%
乃至99.1質量%、噴射剤を10質量%乃至75質量
%含有してなる毛髪化粧料組成物。
【0029】[12] 成分(A)としてさらに、他の
皮膜形成樹脂を含有してなる前記[9]記載の毛髪化粧
料組成物。
【0030】
【発明の実施の形態】[重合体(ポリアスパラギン酸誘
導体)]本発明の重合体は、前記式(1)及び前記式
(2)で表される繰返し単位からなる群から選択される
少なくとも1種類の繰返し単位を分子内に20モル%以
上99モル%以下有し、同時に前記式(3)および前記
式(4)で表される繰返し単位からなる群から選択され
る少なくとも1種類の繰返し単位を分子内に1モル%以
上80モル%以下有する。この繰返し単位は、例えば、
アスパラギン酸若しくはそれらの塩の縮合反応から得ら
れるポリこはく酸イミドの繰返し単位を、更に化学修飾
することにより得られる。すなわち本発明の重合体は、
製法に限定は無いが、代表的にはポリアスパラギン酸誘
導体である。以下の記載においては、本発明の重合体を
「ポリアスパラギン酸誘導体」と称して説明する。
【0031】また、本願の特許請求の範囲及び明細書の
全記載において、「炭化水素基」は、直鎖状のみなら
ず、分枝状、環状のものも包含し、さらに原子団中に
N、O、S等の炭素や水素以外の原子が含まれた炭化水
素基も包含する。具体的には、例えば、カルボキシル
基、アミノ基、ヒドロキシル基、エステル基等の置換基
を有しているものも「炭化水素基」と総称する。
【0032】本発明に記載の「水溶性」の性質とは、例
えば、水や任意の割合での水とアルコールとの混合溶
媒、任意の割合での水と水溶性溶媒等に溶解可能である
ことを以下総称する。水とアルコールとの混合溶媒の代
表的な例としては、水とメタノール、水とエタノール、
水とn−プロパノール、水とイソプロピルアルコール、
水とエチレングリコールなとが挙げられる。
【0033】式(1)及び式(2)における置換基は以
下の通りである。R1 及びR4 は、それぞれ独立して、
炭素原子数1乃至24の飽和若しくは不飽和炭化水素基
を示す。
【0034】R1 及びR4の具体例としては、メチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタ
メチレン、ヘキサメチレン、ドデシレン、オクタデシレ
ン等のアルキレン基;シクロブチレン、シクロペンチレ
ン、シクロヘキシレン等のシクロアルキレン基;ヒドロ
キシエチレン、ヒドロキシトリメチレン、ヒドロキシテ
トラメチレン、ヒドロキシペンタメチレン、ヒドロキシ
ヘキサメチレン等のヒドロキシアルキレン基;ビニレ
ン、プロペニレン、ブテニレン、ペンテニレン、ヘキセ
ニレン、トリデセニレン、テトラデセニレン、ヘキサデ
セニレン、オクタデセニレン等のアルケニレン基;など
が挙げられる。他の具体例としては、オキサトリメチレ
ン基なども挙げられる。これらの中で、R1 及びR4
しては、炭素原子数1乃至18のアルキレン基、ヒドロ
キシアルキレン基、アルケニレン基が好ましい。
【0035】更にR1 としては、炭素原子数1乃至5の
アルキレン基、ヒドロキシアルキレン基がより好まし
い。また、更にR4 としては、炭素原子数1乃至5のア
ルキレン基、ヒドロキシアルキレン基;炭素原子数12
又は18のアルキレン基、ヒドロキシアルキレン基、ア
ルケニレン基がより好ましい。特に、R1 としては、ト
リメチレン基が最も好ましく、R4 としては、メチレン
基、エチレン基、ドデシレン基、オクタデシレン基、オ
クタデセニレン基がさらに好ましく、メチレン基が最も
好ましい。
【0036】R2 及びR3 は、それぞれ独立して、炭素
原子数1乃至24の飽和若しくは不飽和炭化水素基を示
し、またR2 及びR3 が結合して窒素原子を含む六員環
を形成してもよい。R2 及びR3 の具体例としては、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ドデシル、オクタデシル等のアルキル基;シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のシクロアル
キル基;ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロ
キシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチ
ル、ヒドロキシヘキシル、ヒドロキシドデシル、ヒドロ
キシオクタデシル等のヒドロキシアルキル基;プロペニ
ル、ブテニル、ペンテニル、ヘキサニル、ヘプテニル、
トリデセニル、テトラデセニル、ヘキサデセニル、オク
タデセニル等のアルケニル基;などが挙げられる。他の
具体例としては、オキサエチル、オキサプロピル、オキ
サテトラメチル、オキサペンチル、オキサヘキシル、オ
キサヘプチル、オキサオクチル等のオキサアルキル基及
びオキサアルケニル基なども挙げられる。これら中で
は、炭素原子数1乃至18のアルキル基、ヒドロキシア
ルキル基、アルケニル基等が好ましく、炭素原子数1乃
至6のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、炭素原子数
12又は18のアルキル基、アルケニル基がより好まし
い。特に、メチル、エチル、プロピル、ドデシル、オク
タデシル、オクダデセニルが最も好ましい。
【0037】R2 とR3 が結合して窒素原子を含む六員
環を形成する場合、すなわちR2 とR3の各々が結合し
ている窒素原子を含む六員環を形成する場合、上記列挙
した各基が結合して得られる六員環が好ましい。六員環
はその窒素原子以外の、異原子を含んでいてもよい。こ
の六員環としては、ピペラジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環等が好ましく、特にモルホリン環がより好まし
い。
【0038】また、式(1)及び式(2)において、R
1 が炭素原子数1乃至5の飽和炭化水素基であり、R4
が炭素原子数1乃至5の飽和炭化水素基、又は炭素原子
数12又は18の飽和若しくは不飽和炭化水素基であ
り、R2 及びR3 が各々独立して炭素原子数1乃至6の
飽和炭化水素基であることがより好ましく、R1 がトリ
メチル基、R2 とR3とR4がメチル基であることが最も
好ましい。
【0039】式(3)及び式(4)における置換基は以
下の通りである。式(3)及び式(4)におけるR5
びR6 の具体例としては、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素原子数1乃至24の飽和若しくは不飽和炭化水
素基であることが好ましく、またR5 及びR6 が結合し
て窒素原子を含む六員環を形成してもよい。
【0040】式(3)及び式(4)におけるR5 及びR
6 の具体例としては、式(1)及び式(2)におけるR
2 及びR3 の具体例として挙げたもの同じもの(六員環
を含む)が挙げられる。ただし、式(3)及び式(4)
におけるR5 及びR6 としては、その一方が水素原子
で、他方が炭素原子数6乃至18のアルキル基、ヒドロ
キシアルキル基、アルケニル基、オキサアルキル基であ
ることが好ましく、特に、ヘキシル基、ドデシル基、オ
キサヘキシル基、オキサドデシル基、オクタデシル基、
オクタデセニル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプ
ロピル基、ヒドロキブチル基、ヒドロキシペンチル基、
ヒドロキシヘキシル基、2−エトキシエタノール基及び
ポリエチレングリコール基、ポリプロピレングリコール
基、側鎖にポリエチレングリコールとポリプロピレング
リコールを同時に含む基等のポリエーテル基がより好ま
しい。また更に好ましくは、ヘキシル基、ドデシル基、
オキサヘキシル基、オキサドデシル基、オクタデシル
基、オクタデセニル基、ヒドロキシエチル基、2−エト
キシエタノール基、及び、ポリエチレングリコール基、
ポリプロピレングリコール基、側鎖にポリエチレングリ
コールとポリプロピレングリコールを同時に含む基であ
る。
【0041】また、ポリエーテル基を導入する場合、そ
の分子量によっては本発明のポリアスパラギン酸誘導体
が水溶性の性質を示さなくなるので、ポリエーテル基の
分子量は数平均分子量が1万以下が好ましく、3000
以下がより好ましい。
【0042】本発明のポリアスパラギン酸誘導体の同一
分子内に含まれる式(3)及び式(4)におけるR5
びR6 の種類は1種類とは限らない。例えば、ヘキシル
基とドデシル基や、オクタデシル基と2−エトキシエタ
ノール基、オクタデシル基とヒドロキシエチル基、オク
タデシル基とポリエチレングリコール基、ヘキシル基と
ドデシル基とヒドロキシエチル基等、1種類以上の組み
合せでもよい。好ましくは、合成時の簡便さ等の理由に
より、4種類以下の組み合せが好ましく、更に好ましく
は、3種類以下の組み合わせである。
【0043】また、本発明のポリアスパラギン酸誘導体
は、式(1)及び式(2)で表される繰返し単位からな
る群から選択される少なくとも1種類の繰返し単位と同
時に式(3)及び(4)で表される繰返し単位からなる
群から選択される少なくとも1種類の繰返し単位を有
し、更に残余の繰返し単位として、下記式(5)乃至式
(9)
【0044】
【化11】
【0045】
【化12】
【0046】[式(6)及び式(7)において、R1
は、それぞれ独立して炭素原子数1乃至24の飽和若し
くは不飽和炭化水素基を示し、R2 及びR3 は、それぞ
れ独立して、炭素原子数1乃至24の飽和若しくは不飽
和炭化水素基を示し、R2 とR3が結合して窒素原子を
含む六員環を形成してもよい。]
【0047】
【化13】
【0048】[式(8)及び式(9)において、Yは、
水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子
を示す。]で表される繰返し単位からなる群から選択さ
れる少なくとも1種類の繰返し単位を、分子内に1モル
%以上40モル%以下有する有することが好ましい。な
お、式(6)及び式(7)において、R1 が炭素原子数
1乃至5の飽和炭化水素基であり、R2 及びR3 が各々
独立して炭素原子数1乃至6の飽和炭化水素基又は炭素
原子数12又は18の飽和若しくは不飽和炭化水素基で
あることが好ましい。
【0049】式(6)及び式(7)におけるR1 、R
2 、R3具体例としては、式(1)及び式(2)におけ
るR1 、R2 と同じもの(六員環も含む)が挙げられ
る。R1が炭素原子数1乃至5の飽和炭化水素基であ
り、R4 が炭素原子数1乃至5の飽和炭化水素基、又は
炭素原子数12又は18の飽和若しくは不飽和炭化水素
基であり、R2 及びR3 が各々独立して炭素原子数1乃
至6の飽和炭化水素基であることがより好ましく、R1
がトリメチレン基、R2 とR3とR4がメチル基であるこ
とが最も好ましい。式(8)及び式(9)におけるYの
具体例としては、水素原子、リチウム、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属原子、カルシウム、バリウム、
マグネシウム等のアルカリ土類金属原子などが挙げられ
る。これら中では、水素原子、ナトリウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウムが好ましく、水素原子、ナト
リウム、カリウム、カルシウムがより好ましい。
【0050】本発明におけるポリアスパラギン酸誘導体
の分子内のα型繰返し単位及びβ型繰返し単位比率は特
に限定されず、一方の単位が単独で存在していてもよ
く、両単位が混在していてもよい。
【0051】本発明のポリアスパラギン酸誘導体が水溶
性の性質の効果奏するのは、式(1)及び式(2)で表
される繰返し単位からなる群から選択される少なくとも
1種類の繰返し単位(以下、両性イオン構造単位とい
う)が主として担っている。また、本発明のポリアスパ
ラギン酸誘導体が整髪セット保持力の効果を奏するの
は、式(3)及び式(4)で表される繰返し単位からな
る群から選択される少なくとも1種類の繰返し単位(以
下、疎水性構造単位という)が主として担っている。
【0052】本発明のポリアスパラギン酸誘導体におい
て、水溶性を有しながら優れた整髪セット保持力(耐湿
性)を有するという、相反する性質をバランス満たすの
は、両性イオン構造単位が20モル%以上99モル%以
下、疎水性構造単位が1モル%以上80モル%以下の範
囲である。また、より高いセット保持力効果を奏するの
は、両性イオン構造単位が30モル%以上95モル%以
下、疎水性構造単位が5モル%以上70モル%以下であ
る。さらに、水溶性を有しながら、セット保持力はそれ
ほど高い効果を奏さないが、自然で柔らかい風合いの効
果を奏するは、両性イオン構造単位が70モル%以上9
5モル%以下、疎水性構造単位が30モル%以上50モ
ル%以下である。
【0053】本発明のポリアスパラギン酸誘導体が水溶
性の性質を奏するには、両性イオン構造以外に、式
(3)及び式(4)のR5 及びR6 の種類およびその割
合を選択することによっても決定することができる。
例えば、R5 及びR6 の、その一方が水素原子に限定し
た場合、他方が炭素原子6飽和炭化水素基の時は疎水性
構造単位部分が95モル%以上で、他方が炭素原子12
の場合は疎水性構造単位部分が60モル%以上になる
と、本発明のポリアスパラギン酸誘導体は水溶性を示さ
ない。よって、式(3)及び式(4)のR5 及びR6
一方が炭素原子6飽和炭化水素基の場合は95モル%以
下、一方が炭素原子12の飽和炭化水素基又は炭素原子
数18の不飽和炭化水素基の場合は60モル%以下、一
方が炭素原子18の飽和炭化水素基の場合は40モル%
以下の範囲で疎水性構造部分を選択する方が好ましい。
【0054】さらに、式(3)及び式(4)におけるR
5 及びR6 の種類が2種類以上を選択した場合、本発明
のポリアスパラギン酸誘導体が整髪セット保持力を維持
したまま、水溶性の性質を示すには、ヒドロキシアルキ
ル基等の様なO原子が含まれる基を同時に導入すること
が非常に効果的である。 式(3)及び式(4)におけ
るR5 及びR6 において、O原子が含まれる基を選択す
ることは、両性イオンの構造を増加させることなく、本
発明のポリアスパラギン酸誘導体へ水溶性の性質を付与
させる効果がある。具体的には、式(3)及び式(4)
におけるR5 及びR6 において、少なくとも1種は整髪
セット保持力効果を奏するため炭素数6乃至18の飽和
および不飽和炭化水素基を選択し、もう1種類は、ヒド
ロキシエチル基、2−エトキシエタノール基、ポリエチ
レングリコール基、ポリプロピレングリコール基の様な
O原子が含まれる基を選択することがより好ましい。ま
た、O原子が含まれる基の導入割合は、30モル%以下
が好ましく、これ以上の割合では、本発明のポリアスパ
ラギン酸誘導体が水溶性の性質を示さない。
【0055】式(3)及び式(4)におけるR5 及びR
6として、ポリエチレングリコールやポリプロピレング
リコール等をポリエーテル基を選択した場合は、20モ
ル%以下が好ましく、10モル%以下がより好ましい。
【0056】本発明のポリアスパラギン酸誘導体は、本
発明の効果を損なわない範囲で、両性イオン構造単位お
よび疎水性構造単位以外の繰返し単位を含んでもよい。
両性イオン構造単位以外の繰返し単位としては、式
(5)乃至式(9)で表される繰返し単位からなる群か
ら選択される少なくとも1乃至2種類の繰返し単位が好
ましい。その他の繰返し単位、例えば式(5)乃至式
(9)で表される繰返し単位は、その種類にもよるが、
実質的にポリアスパラギン酸誘導体の整髪セット力効果
を損なわない程度にすることが更に好ましい点を考慮す
ると、その割合はおよそ1モル%以上40モル%以下が
好ましい。
【0057】本発明のポリアスパラギン酸誘導体を構成
する繰返し単位の配列の様式は特に制限されない。共重
合体である場合はランダム共重合体、交替共重合体、ブ
ロック共重合体、グラフト共重合体のいずれでもよい。
重合体又はポリマーは、線状、大環状、分岐状、星状、
三次元編目状のいずれでもよい。また、この「ポリアス
パラギン酸」は、アミノ酸がペプチド縮重合した重合体
を包含する。
【0058】本発明のポリアスパラギン酸誘導体の分子
量は、所望する作用効果が実質的に発現すれば、特に制
限されない。ただし、その平均分子量は、例えばクロロ
ホルム溶媒系等のゲル・パーミエーション・グロマトグ
ラフィー(以下、GPCという。)による重量平均分子
量換算で、5000以上500万以下程度が望ましく、
7000以上400万以下程度が好ましく、8000以
上350万以下程度がより好ましく、1万以上200万
以下程度が最も好ましい。この平均分子量を特定値(望
ましくは5000、好ましくは7000、より好ましく
は8000、最も好ましくは1万)以上にする事は、毛
髪処理剤組成物の整髪セット力の向上、保湿剤組成物の
保湿能や使用感の向上、洗浄剤組成物の分散能やコンデ
ィショニング効果の向上等の点でより優れた効果を奏す
る。一方、この平均分子量を特定値(望ましくは500
万、好ましくは400万、より好ましくは350万、最
も好ましくは200万)以下にする事は、水への溶解性
の向上、溶液粘度の低下による取扱性の向上等の点でよ
り優れた効果を奏する。
【0059】本発明のポリアスパラギン酸誘導体におけ
る全繰返し単位の数平均は、好ましくは10乃至500
0である。このポリアスパラギン酸誘導体の全繰返し単
位の数平均は、原料ポリこはく酸イミドにより決定され
る。
【0060】[ポリこはく酸イミド]本発明において用
いるポリこはく酸イミドは式(5)
【0061】
【化14】
【0062】で表される繰り返し単位で構成される重合
体である。
【0063】このポリこはく酸イミドの製造方法として
は、公知の方法を用いることができる。例えば、J.A
mer.Chem.Soc,80,3361(1958年)
に、アスパラギン酸を原料として200℃で2〜3時間
加熱縮合させる方法が開示されている。特公昭48−2
0638号には、85%燐酸を触媒としてロータリーエ
バポレーターを用いて薄膜状で反応を行うことにより、
高分子量のポリこはく酸イミドを得る方法が開示されて
いる。米国特許第5,057,597号には、工業的にポ
リこはく酸イミドを得る方法として、流動床によりポリ
アスパラギン酸を加熱縮合させる方法が開示されてい
る。更に特開平11−240946号には、充分に高い
重量分子量(例えば、6万以上)を有し、純度が高く、
実質的に熱変性していないポリこはく酸イミドを高い生
産性で製造する方法および粉末状の高分子ポリこはく酸
イミドの製造方法が開示されている。また、高分子量の
ポリこはく酸イミドを必要する場合には、上記の方法の
ようにして得られたポリこはく酸イミドを、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド等の縮合剤で処理することもでき
る。
【0064】また、さらに、エチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミンやL-リジン、L-リジンメチルエステ
ル、シスタミン等のジアミン類によって微架橋すること
でポリコハク酸イミドを高分子量化したしたものを用い
ても良い。
【0065】使用できるジアミン類の具体的な例として
は、エチレンジアミン、プロピレンアミン、テトラメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等が挙げられ、
その他、L−リジンおよびL−リジンメチルエステル等
のL−リジン誘導体、L−オルニチンおよびL−オルニ
チン誘導体、シスタミンおよびシスタミン誘導体等が挙
げられる。これらの中では、微架橋反応速度の制御のし
やすさ、および架橋後のポリこはく酸イミドの粘度の点
から、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、L−リジ
ンおよびL−リジンメチルエステル等を用いることが好
ましく、その割合はポリこはく酸イミドに対し、0.1
mol%〜30mol%の割合の範囲である。より好ま
しくは、ポリこはく酸イミドに対し、1mol%〜20
mol%の範囲であり、ポリこはく酸イミドに対し0.
1mol%より低い範囲では、微架橋による分子増大効
果が得られにくく、ポリこはく酸イミドに対し30mo
l%以上の範囲だと、ポリこはく酸イミドがゲル化して
しまい、次の誘導体を得るための反応が進みにくく、攪
拌操作も困難となってしまう。
【0066】本発明において使用するポリこはく酸イミ
ドの分子量は、所望する特性を有する生成物が実質的に
得られれば、特に制限されないが、その繰り返し単位の
数平均nは、10乃至5000であることが好ましい。
分子量の観点からは、GPCによる重量平均分子量は5
000以上50万以下が望ましく、7000以上40万
以下が好ましく、9000以上30万以下がより好まし
く、1万以上20万以下が特に好ましい。この数平均分
子量を特定値(望ましくは5000、好ましくは700
0、より好ましくは9000、特に好ましくは1万)以
上にすることは、得られるポリアスパラギン酸誘導体の
分子量増加につながり、前述した各種点でより優れた効
果を奏する。一方、この平均分子量を特定値(望ましく
は50万、好ましくは40万、より好ましくは30万、
特に好ましくは20万)以下にすることは、溶媒への溶
解性の向上、粘度低下等の点においてもより優れた効果
を発揮する。
【0067】本発明におけるポリアスパラギン酸誘導体
を下記の皮膜形成樹脂、溶剤、噴射剤、添加剤等を配合
することにより、優れた整髪セット保持力を有しなが
ら、ごわつかず、自然で柔らかい風合いを有する毛髪処
理化粧料及び香粧品組成物を提供する目的を達成するこ
とができる。
【0068】本発明のポリアスパラギン酸誘導体を含有
してなる毛髪処理化粧料は、大きく分けて 原液と噴射
剤にわけられ、原液としては、成分(A);皮膜形成樹
脂、成分(B);溶剤、成分(C);その他に分けるこ
とができる。
【0069】本発明の毛髪処理組成物に用いられる成分
(A);皮膜形成樹脂は、ポリアスパラギン酸誘導体を
必須成分とするが、本発明のポリアスパラギン酸誘導体
の整髪性能、溶解性、粘度、ハンドリングのし易さ等を
相乗的に高める目的で、下記の様な高分子樹脂化合物を
皮膜形成樹脂として同時に用いることができる。
【0070】本発明のポリアスパラギン酸誘導体以外に
用いられる皮膜形成樹脂には、1)両性高分子樹脂化合
物、2)陽イオン性高分子樹脂化合物、3)陰イオン性
高分子樹脂化合物、4)非イオン性高分子樹脂化合物、
5)天然高分子又はその誘導体が挙げられる。
【0071】1)両性高分子樹脂化合物 両性高分子樹脂化合物としては、例えばジアルキルアミ
ノエチルアクリレート、ジアルキルアミノエチルメタク
リレート、ダイアセトンアクリルアミド等とアクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタ
クリル酸アルキルエステル等を共重合し、ハロゲン化酢
酸で両性化した化合物〔市販品として、ユカフォーマー
AM−75、AM75S/SM 三菱油化社製)等があ
る。〕等が挙げられる。
【0072】また、ポリシロキサンーオキシアルキレン
共重合体と、アルキルアミノアクリレートとの共重合体
よりなる両性高分子等も挙げることができる〔市販品と
して、例えば日本ユニカー株式会社製の商品名Silw
et F−178シリーズ等がある〕。
【0073】また、アクリル酸ヒドロキシプロピルとメ
タクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オクチルア
ミド共重合体よりなる両性高分子等も挙げることができ
る〔市販品としてアンフォマー28−4910、LV−
71(ナショナル・スターチ社製)〕。
【0074】2)陽イオン性高分子樹脂化合物 陽イオン性高分子樹脂化合物としては、例えば、ポリ
(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン
性ポリマー〔市販品として、マーコート100(米国メ
ルク社製)等がある。〕、ジメチルジアリルアンモニウ
ムハライドとアクリルアミドの共重合体カチオン性ポリ
マー〔市販品として、マーコート550(米国メルク社
製)等がある。〕、または第4級窒素含有セルロースエ
ーテル〔市販品として、ポリマーJR−400、ポリマ
ーJR−125、ポリマーJR−30M(米ユニオンカ
ーバイド社製)等がある。〕、またはポリエチレングリ
コール、エピクロルヒドリン、ジプロピレントリアミ
ン、牛脂アルキルアミンの縮合物、または、ポリエチレ
ングリコール、エピクロルヒドリン、ジプロピレントリ
アミン、ヤシ油アルキルアミンの縮合物〔市販品とし
て、ポリコートH(西独ヘンケル社製)等がある。〕、
またはビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタク
リレート共重合体カチオン化物〔市販品として、ガフコ
ート755、ガフコート734(米国GAF社製)等が
ある。〕、ビニイミドゾリウムトリクロライドとビニリ
ピロリドンの共重合体[市販品としてルビカットFC3
70、FC550、FC905、HM552、Mono
CP(BAFS社製)]、等が挙げられる。この他、市
販品としてセルカットH−100、L−200(ナショ
ナルスターチ社製)、ガフカット734、755N、7
55、HS−100、コポリマー845、937、95
8、コポリマーVC−713(以上ISP社製)等も挙
げることができる。また、N−ビニルピロリドン、N,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリル酸
アルキルエステルとトリプロピレングリコールジメタク
リレートとの共重合体等〔市販品としてCGポリマー
(D)、CGポリマー(HV)、CGセット樹脂(大阪
有機化学工業(株)社製〕も挙げることができる。
【0075】3)陰イオン性高分子樹脂化合物 陰イオン性高分子樹脂化合物としては、例えば、カルボ
キシビニルポリマー、アクリル酸及び/又はメタクリル
酸と、アクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリ
ル酸アルキルエステルの共重合体であるアクリル樹脂ア
ルカノールアミン〔市販品として、プラスサイズL-3
3、L-53シリーズ(互応用化学社製)等があ
る。〕、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸ンエ
ステルとの共重合体〔市販品としてダイヤホールド(三
菱化学社製)〕、メチルビニルエーテルと無水マレイン
酸アルキルハーフエステルとの共重合体〔市販品とし
て、ガントレッツES−425、ガントレッツES−2
25、ガントレッツES-33、ガントレッツES−3
35、SP2−15(ISP社製)〕、アクリル酸ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、ア
クリル酸オクチルアミドの共重合体[市販品としてAm
phomerLV−71、28−4910(カネボウ・
エヌエヌシー社製)等がある]、酢酸ビニル、クロトン
酸、ネオデカン酸ビニルの共重合体[市販品としてRE
SYN28−2930(カネボウ・エヌエヌシー社製)
等がある。]、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、アクリ
ルアミノアクリレートの共重合体等が挙げられる。この
他、市販品として、バーサクル、ルビセットCA、ルビ
セットCAP、ルビセットCE5055、ウルトラホー
ルド8、ウルトラホールド・ストロング(BASF社
製)、ADVANTAGECP(ISP社製)〕挙げら
れる。
【0076】4)非イオン性高分子樹脂化合物 非イオン性高分子樹脂化合物としては、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリ
ドンおよびビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物
〔市販品としてPVP−K、PVP/VA(GAF社
製)等がある。〕、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、ア
クリルアミノアクリレートの共重合体、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、デ
キストリン、ガラクタン、プルラン等が挙げられる。ま
た、市販品として、ルビスコールK12、17、30、
60、80、90、ルビスコールVAP3043、ルビ
フレックスD401(以上BASF社製)、PVPK1
5、30、60、90PVP/VA E−735、E−
635、E−535、E−335、S−630、W−7
35(ISP社製)、Dowlex(ダウ・ケミカル社
製)等が挙げられる。
【0077】5)天然高分子又はその誘導体 天然高分子又はその誘導体とてしては、例えば、グァー
ガム、ロカスビーンガム、アラビアガム、キサンタンガ
ム、ガラクタン、プルラン、カルギーナン、ペクチン等
の天然多糖類; キトサン塩、カルボキシメチルキチ
ン、ヒドロキシキトサン等のキチン誘導体;カルボキシ
メチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等
のデンプン系高分子化合物、メチルセルロース、ニトロ
セルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロ
ース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリム(CMC)、結晶
セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子化合
物;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コールエステル等のアルギン酸系高分子化合物等があげ
られる。
【0078】なお、これらの天然高分子又はその誘導体
のうち、酸基を有するものについては感触点等から、酸
基の一部又は全部を中和して用いることが好ましい。
【0079】中和に使用するアルカリとしては、特に制
約はなく、高分子化合物中の酸基をナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属;アンモニウム塩、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−
アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノー2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、トリイソプロパノー
ルアミン、グリシン、ヒスチジン、アルギニン等の有機
塩基塩とすることができる。
【0080】また、塩基性基を持った高分子化合物につ
いても同様に塩基性基の一部又は全部を中和して用いる
ことが好ましい。中和に使用する塩としては、特に制限
はないが、無機塩としては、例えば塩酸、硫酸、りん酸
等が好ましく、有機酸としては、例えば酢酸、乳酸、グ
リコール酸、ジメチロールプロピオン酸、酒石酸、クエ
ン酸、マレイン酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸等
が好ましい。
【0081】ポリアスパラギン酸誘導体の含有率は、原
液中に0.01質量%乃至20質量%であり、好ましく
は0.05質量%〜15質量%である。含有量が0.01
質量%未満の場合は、整髪セット保持力効果が不十分に
なり、20質量%を超える場合は、ごわついた感じがし
て、自然で柔らかい風合いを損なったり、べたついたり
する。また、本発明のポリアスパラギン酸誘導体以外に
用いる上記記載の高分子樹脂化合物は、1種もしくは2
種類以上を0.01質量%乃至10質量%の範囲で用い
ることができる。
【0082】本発明のポリアスパラギン酸と併用して用
いられる皮膜形成樹脂の含有量が、0.01質量%未満
の場合は、ポリアスパラギン酸誘導体へ整髪効果を付与
する相乗効果が不充分となり、10.0質量%を越える
場合、ポリアスパラギン酸誘導体のごわつかず、自然で
柔らかい風合いを損なうことになり、ごわついて、不自
然な感じが強くなってしまう。
【0083】本発明の毛髪処理化粧料および香粧品組成
物には、上記必須成分に加えて塩化カプロニウム等の血
管拡張剤、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤、ビタミン
A類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビ
タミンE類等のビタミン類を配合しても良い。化粧料に
おいて一般に用いられている成分を、本発明の効果を損
なわない量的質的範囲内において配合することができ
る。例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、3
−メチルー1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジ
オール等の保湿剤、ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ソルビトール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ジグリセロールモ
ノエチルエーテル、モノラウリン酸ヘキサグリセル、モ
ノミスチリン酸ヘキサグリセリル等の水溶性多価アルコ
ール及び多価アルコール誘導体、アルキレングリコール
誘導体、キシリトール、ピロリドンカルボン酸、ポリオ
キシエチレンアルキルグルコシド、ポリオキシプロピレ
ンアルキルグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシアルキレンアルコールエーテル、ポ
リアルキレングリコールポリエーテルおよびそのカルボ
ン酸オリゴエステル化合物、もしくは、殺菌剤、抗菌
剤、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、大豆
蛋白、ヒアルロン酸、コロイドロイチン硫酸、ピロリド
ンカルボン酸塩、ゼラチン、コラーゲン、絹フィブロイ
ン、エラスチン等の蛋白または蛋白分解物、蛋白質誘導
体等、水中で解離するアニオン性を有する多糖類、動植
物の天然エキス及びその誘導体、各種アミノ酸、ビオチ
ン、パントテン酸誘導体等の賦活剤、γ−オリザノー
ル、デキストラン硫酸ナトリウム、硫黄、チアントール
等の抗脂漏剤、流動パラフィン、流動イソパラフィン、
ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライ
ト、セレシン、スクワラン、スクワレン等の炭化水素
油、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリ
ーブ油、パーム油、牛脂、ホホバ油、ヒマワリ油、サン
フラワー油、椿油、シア脂、マカデミアナッツ油、ミン
ク油、モクロウ、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、ラノリ
ン誘導体カルナバロウ等のロウ類、セチルアルコール、
オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラウリ
ルアルコール、ステリルアルコール、イソステリルアル
コール、バチルアルコール、2−オクチルドデカノー
ル、エタノール,イソプロパノール等のアルコール類及
び水、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステ
アリン酸、アラキン酸、オレイン酸、イソステアリン
酸、ベヘン酸、2−パルミトイル酸、パトロセリン酸、
エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノエライ
ジン酸、リノレイン酸、アラキドン酸、イソステアリン
酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の酸、ミリスチン
酸イソプロピル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレング
リコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸
ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエス
テル類、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテ
ル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アリキル変
性シリコーン、フッ素変性シリコーンおよびフッ素変性
メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン誘導体、
高級アルコール、各種エステル油等の油分、脂肪酸、パ
ーム油、牛脂、ホホバ油、テンペル系炭化水素油、その
他の油脂、炭化水素、セチル−2−エチルヘキサエー
ト、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルド
デシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エ
チルヘキサノエート、トリオクタン酸グリセリド、2−
オクチルドデシルオレート、イソプロピルミリステー
ト、ミチスチルミリステート、トリイソステアリン酸グ
リセリド、トリオレイン酸グリセリド、トリヤシ油脂肪
酸グリセリド、カチオン性化合物、ノニオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、フッ素系界面活性剤、ベタイン類、紫外線吸
収剤、紫外線防止剤、紫外線散乱剤、カルボキシビニル
ポリマー等の増粘剤、薬剤、香料、染料、顔料、色素、
キレート剤、pH調整剤、有機酸又はその塩類等を必要
に応じて適宜配合してもよい。
【0084】また粉末としては、タルク、白雲母、合成
雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、セリサイ
ト、カオリン、二酸化チタン、酸化チタン被覆雲母、酸
化チタン被覆タルク、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマ
ス、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆
雲母等のパール含量、アルミニウムパウダー、カッパー
パウダー等の金属粉末顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸
化鉄、カーボンブラック、チタン酸コバルト、群青、紺
青、亜鉛華、ベントナイト、硫酸バリウム、金属石鹸、
珪藻土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウ
ム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、アルミナ、シリ
カ、ヒドロキシアパタイト、チッ化ホウ素、ゼオライト
等の無機顔料、ナイロンパウダー、PMMAパウダー、
テフロン(登録商標)パウダー、ポリスチレンパウダ
ー、ポリエチレンパウダー、テフロンパウダー、ポリエ
ステルパウダー、セルロースパウダー等の有機粉末が挙
げられる。
【0085】本発明に用いられるグリセリン、ジグリセ
リン、ポリグリセリンは、特に限定はなく、市販品であ
ればすべて用いることができ、天然品でも合成品でも良
い。本発明においては、これらの中から一種もしくは二
種以上が選ばれて用いることができる。これらの含有量
は、原液と噴射剤の合計に対して8.0質量%乃至20.
0質量%であり、好ましくは、10.0質量%乃至15.
0質量%である。本発明に用いられるエーテル類は、ポ
リオキシエチレンアルキルーテル、ポリオキシアルキレ
ンアルコールエーテル、セルロースエーテル等が挙げら
れる。
【0086】本発明に用いられるポリオキシエチレンア
ルキルエーテルの具体例としては、ポリオキシエチレン
付加のモル数が、1乃至20のもので、アルキル基の炭
素数が10乃至20の直鎖アルキル基のものを用いるこ
とができ、具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキ
シエチレンステアリエルエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル等が挙げられる。これらの含有量は、
毛髪処理化粧料の原液中に0.01質量%〜5質量%で
あり、好ましくは、0.1質量%〜1.0質量%である。
【0087】本発明に用いられるポリオキシエチレンの
誘導体の具体例としては、ポリオキシエチレンモノラウ
レート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオ
キシエチレンモノオレート、ポリオキシエチレンジステ
アレート、ポリオキシエチレン−sec−トリデシルエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等を挙
げることができる。
【0088】本発明に用いられるポリオキシアルキレン
アルコールエーテルの具体例としては、例えばポリオキ
シエチレン(3)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(5)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン
(5)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(3)
ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)セチル
エーテル、ポリオキシエチレン(6)オレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(10)ベヘニルエーテル等を
挙げることができる。これらの配合量は、原液中に0.
05質量%〜15質量%が好ましく、更に好ましくは
0.1質量%〜10質量%である。0.05質量%以上で
セット力はより向上し、また15質量%以下とすること
によりべたつき感が一層抑えられ使用感がさらに向上す
る。
【0089】本発明に用いられるアルキレングリコール
誘導体の具体例としては、モノ−、ジ−及びトリエチレ
ングリコールモノ(ジ)エチルエーテル、モノー、ジ−及
びトリプロピレングリコールモノ(ジ)メチルエーテ
ル、モノ−、ジ−及びトリプロピレングリコールモノプ
ロピルエーテル等が挙げられる。
【0090】本発明に用いられるセルロースエーテルの
具体例としては、メチルセルロールエーテル、エチルセ
ルロールエーテル、プロピルセルロールエーテル、ブチ
ルセルロールエーテル、ヒドロキシメチルセルロールエ
ーテル、ヒドロキシプロピルセルロールエーテル、ヒド
ロキシブチルセルロールエーテル等が挙げられる。これ
らの配合量は、0.1質量%乃至20質量%が好まし
く、さらに好ましくは0.5質量%乃至5質量%であ
る。この範囲で毛髪のまとまり感は一層向上する。
【0091】本発明に用いられる炭化水素油は、流動パ
ラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレ
ンであり、天然品でも、合成品でも良く、これらの中か
ら任意の一種もしくは二種以上が選ばれて用いることが
できる。これらの含有量は、原液と噴射剤の合計に対し
て10.0質量%乃至20.0質量%であり、好ましくは
10.0質量%乃至15.0質量%である。
【0092】本発明に用いられる水中で解離するアニオ
ン性基を有する多糖類は、グルグロン酸またはマンヌロ
ン酸を構成するもが挙げられる。グルグロン酸を構成成
分とするものとしては、例えばキサンタガム、ヒアルロ
ン酸、コンドロイチン硫酸、またはヘパリンが挙げられ
る。マンヌロン酸を構成成分とする多糖類としては、例
えばアルギン酸またはその塩が挙げられる。
【0093】本発明に用いられる界面活性剤とてして
は、通常香粧品にもちいられるアニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性
剤、フッ素系界面活性剤をもちいることができる。
【0094】本発明に用いられるアニオン界面活性剤の
具体的な例としては、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、セチル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、
ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩;ポリオ
キシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンココイルエーテル硫酸トリエタノールアミン等の
アルキルエーテル硫酸塩;N−ステアロイル−L−グル
タミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミ
ン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナ
トリウム等のアシルグルタミン酸塩;ラウロイルザルコ
シンナトリウム、ラウロイルメチルタウリン等のアシル
アミノ酸塩;ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク
酸2ナトリウム、ポリオキシエチレンココイルスルホコ
ハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルアミ
ドスルホコハク酸トリエタノールアミン等のスルホコハ
ク酸塩;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルリン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
ステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチル
エーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリ
ン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
リン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナ
トリウム等のアルキルエーテルリン酸塩、パルミチン酸
ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム等の脂肪酸塩;等
を用いることができる。
【0095】本発明に用いられる水中で解離するカチオ
ン性基を有する界面活性剤としては、通常のカチオン界
面活性剤がある。さらに、処理するpHの調整によって
は両性界面活性剤を使用することも可能である。カチオ
ン界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメ
チルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム
等のアルキル4級アンモニウム塩、塩化ポリ(N,N−
ジメチル−3,5−メチレンピペルジニウム)、塩化セ
チルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキ
ルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホニウム塩、ポ
リアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導
体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が用
いられる。
【0096】本発明に用いられる両性界面活性剤の具体
例としては、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カ
ルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−
N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレ
ンアンモニウムベタイン、N,N,N−トリアルキル−N
−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジ
アルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)ア
ンモニウムベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢
酸ベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性
剤;2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカ
ルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−
ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−
カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン
系両性界面活性剤;N−ラウリル−β−アラニン、N−
ステアリル−β−アラニン等のアミノ酸塩等が挙げられ
る。
【0097】本発明に用いられるノニオン性界面活性剤
の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリコール等の
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ソ
ルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノイソステア
リン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノ
ステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビ
タン酸脂肪酸エステル;モノ綿実油脂肪酸グリセリン、
モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリ
ン、モノステアリン酸グリセリン、α,α−オレイン酸
ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセ
リンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類;
モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレン
グリコール脂肪酸エステル類;硬化ヒマシ油誘導体、グ
リセリンアルキルエーテル等の親油性非イオン界面活性
剤;ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アミド、ジメチルシロキサン、メチル(ポリオキシエチ
レン)シロキサン共重合体;等が挙げられる。
【0098】本発明に用いられる両性界面活性剤の具体
例としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタンイン、
ラウリルジメチルアミンオキサイド、アミドベタイン型
両性界面活性剤 〔市販品としてレボン2000(三洋
化成社製)、アノンBDF(日本油脂社製)〕、アミド
スルフォベタイン型両性界面活性剤〔市販品としてロン
ザイン−CS(ロンザ社製)、ミラタインCBS(ミラ
ノール社製)〕、スルフォベタイン型両性界面活性剤
〔市販品としてロザイン12CS(ロンザ社製)〕、ベ
タン型両性界面活性剤〔市販品としてアノンBL(日本
油脂社製、デハイントンAB−30(ヘンケル社
製)〕、イミダゾリウム型両性界面活性剤〔市販品とし
てオバソリン662−N(東邦化学社製)、アノンGL
M(日本油脂社製)〕、第三級等半極性界面活性剤〔市
販品としてユニセーフA−LM(日本油脂社製)、ワン
ダミンOX−100(新日本理化社製)〕等が挙げられ
る。
【0099】本発明において、これらの両性界面活性剤
および半極性界面活性剤は、1種および2種以上を用い
ることができ、配合量は原液中に0.05乃至30質量
%、好ましくは0.1乃至20質量%である。
【0100】本発明に用いられるフッ素系界面活性剤
としては、特に制限されずカチオン性、アニオン性、ノ
ニオン性、両性のいずれであってもよい。これらのう
ち、カチオン性フッ素系界面活性剤としては、例えばパ
ーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム、パーフル
オロアルキルトリメチルアンモニウム、パーフルオロア
ルキル4級アンモニウムヨード塩等が挙げられ、市販品
としては、例えばサーフ論S−121(旭硝子社製)、
メガファックF−150(大日本インキ社製)、フロラ
ードFC−135(3M社製)、ZONYLFSC(デ
ュポン社製)等を挙げることができる。
【0101】本発明に用いられるアニオン性フッ素系界
面活性剤としては、例えばパーフルオロアルキルカルボ
ン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフ
ルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられ、これらの市
販品としては、例えば、サーフロンS−111、11
2、113、アサヒガードAG530((旭硝子社
製)、ZONYL FSA、ZONYL FSP、FS
E、 UR、FSJ、TBS(デュポン社製)、メガフ
ァックF−120、F−191(大日本インキ社製)、
フロラードFC−93、95、98、129(3M社
製)等を挙げることができる。
【0102】本発明に用いられるノニオン性フッ素系界
面活性剤としては、例えばパーフルオロアルキルエチレ
ンオキサイド(EO)付加物、パーフルオロアルキリア
ミンオキサイド、パーフルオロアルキレンアミンオキサ
イド、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノ
ール、パーフルオロアルキルアルコキシレート、フッ素
化アルキルエステル等が挙げられ、市販品としては、例
えば、サーフロンS−145(旭硝子社製)、ZONY
L FSN、FSN100、FSO、FSO100(デ
ュポン社製)、メガファックF−142D(大日本イン
キ社製)、フロラードFC−170C、フロラードFC
−171、フロラードFC430(3M社製)等が挙げ
られる。
【0103】本発明に用いられる両性フッ素系界面活性
剤としては、例えばパーフルオロアルキルベタインが挙
げられ、市販品としては例えば、サーフロンS−13
1、132(旭硝子社製)、ZONYL FSK(デュ
ポン社製)等を使用することができる。
【0104】これらのフッ素系界面活性剤は、1種また
は2種以上を組み合せて用いることができ、製品全組成
中に0.001質量%乃至5質量%、好ましくは0.01
質量%乃至3質量%配合できる。
【0105】本発明に用いられるベタイン類としては、
アミノ酸のN−トリアルキル置換基であり、例えば、グ
リシルベタイン、γ―ブチロベタイン、ホマリン、トリ
ゴネリン、β−アラニンベタイン、カルニチン、アトリ
ニン、ホモセリンベタイン、アントプレウリン、バリン
ベタイン、リジンベタイン、オルニチンベタイン、アラ
ニンベタイン、タウロベタイン、スタキドリン、グルタ
ミン酸ベタイン、フェニルアラニンベタイン等が挙げら
れる。グリシンベタインの市販品の具体例としては、ア
ミノコート(旭フーズ社製)を挙げることができる。
【0106】これらのベタイン類は、1種又は2種類以
上を組み合わせて用いることができ、製品の全組成中に
0.01質量%乃至10質量%、特に、0.5質量%乃至
3質量%配合すると、とくに髪に艶としっとり感を与
え、しかもさらさらな感触となる。
【0107】本発明に用いられるカチオン性化合物の例
としては、塩化パルミチルトリメチルアンモニウム、塩
化ジパルミチルジエチルアンモニウム、塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム、塩化パルミチルトリメチルア
ンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジベヘニル
ジヒドロキシエチルアンモニウム、ジパルミチルトリエ
チルアンモニウムメチルサルフェート、塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウム等が挙げられる。その中
でも特に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化
ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジ
メチルアンモニウムが好ましい。これらの配合量は原液
中に0.1〜20質量%が好ましく、更に好ましくは0.
5〜5質量%である。この範囲で、毛髪のしなやかさは
一層向上する。
【0108】本発明に用いられる有機酸又はその塩類と
しては、具体的には、例えばクエン酸、乳酸、ピロリド
ンカルボン酸、およびこれらのナトリウム塩、リチウム
塩、マグネシウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、が用
いことができる。これら配合量は、原液中に0.1質量
%乃至20質量%が好ましく、さらに好ましくは0.5
質量%乃至5質量%である。この範囲で、ふんわり感は
一層向上する。
【0109】本発明の泡状エアゾール化粧料に用いられ
る噴射剤としては、一般にエアゾール組成物に用いられ
ているものであれば何でもよく、例えば、LPG(液化
石油ガス)、DME、ブタン、水素、窒素等が挙げられ
る。本発明の泡状エアゾール化粧料では、これらの噴射
剤の中でも特にLPGとDMEとの混合物が好ましい。
この混合物の混合比については特に限定はしないが、こ
の中でも質量比でLPG/DME=10/90〜100
/0のものが著しく優れている。又、後発泡タイプの泡
状エアゾール化粧料として使用する場合には、LPG/
DME=10/90〜50/50が特に好ましい。ま
た、原液と噴射剤との含有比は特に限定はしないが、そ
の中でも特に原液/噴射剤=50/50〜90/10の
範囲内が好ましい。
【0110】本出願の特許請求の範囲及び明細書におい
て用いる「香粧品」、「化粧料」、「毛髪化粧料」なる
語の概念には、例えば、「第26回新入社員化粧品技術
講習会テキスト」(東京化粧品工業会・東京化粧品技術
者会共同主催、財団法人日本粧業会主催、平成6年6
月、朝日生命ホール)第34頁及び第35頁記載の「表
ー化粧品の種類と効能の範囲」記載の種別及び品目、並
びに、同テキスト64頁記載の「毛髪化粧品の分類」記
載の化粧品及び医薬部外品を含有する。その記載は全
て、引用文献及び引用範囲を明示したことにより本出願
明細書の開示の一部とし、明示した引用範囲を参照する
ことにより、本発明に係る出願明細書に記載した事項又
は開示からみて、当業者が直接的かつ一義的に導き出せ
る事項又は開示とする。
【0111】本出願の特許請求の範囲及び明細書におい
て用いる「毛髪処理剤」なる語の概念は、「毛髪化粧
料」や「毛髪化粧品」と相互に等価であり、例えば、シ
ャンプー、フケ取りシャンプー、リンス/コンディショ
ナー、ヘアトリートメント、ヘアトニック、ヘアクリー
ム、ヘアオイル、枝毛コート剤、ブラッシング剤、トリ
ートメントフォーム剤、ブロースタイリング剤、スタイ
リングフォーム、ムースワックス、スタイリングウォー
ター、ウォーワックス、スタイリングジェル、ヘアスプ
レー、ヘアリキッド、ポマード、チック、ワックス、一
時染毛剤、半永久染毛剤、永久染毛剤、ヘアブリーチ、
パーマネントウェーブ剤、育毛・養毛剤等も含有する。
【0112】本発明に係る香粧品組成物及び毛髪処理剤
組成物は、公知又は公用の常法により、所望の成分と混
合、攪拌することにより製造することができる。
【0113】本発明に係る香粧品組成物及び毛髪処理剤
組成物の具体例としては、例えば、乳液、ヘアームー
ス、ヘアージェル、ヘアースプレー、シャンプー、リン
ス、ヘアートリートメント、パック、白、シェービング
クリーム、アフターシェービングローション、デオドラ
ント、消臭剤髪隠し剤(その機能を有する、染毛剤、制
汗剤、ハンドクリーム、シャンプー、リンス、ヘアート
リートメント等をも包含する)等の形態とすることもで
きる。これらは、可溶化系、乳化系、粉末分散系、油−
水の2層系、油−水−粉末の3層系のいずれでも構わな
い。
【0114】また、本発明の毛髪処理組成物の剤型も、
液状のもの、クリーム状のもの、水性エマルジョン状の
もの、ゲル状のものなど種々の剤系状にすることができ
る。
【0115】
【実施例】以下に、実験例及び比較例を示し、本発明の
内容を詳細に説明する。なお、本出願の明細書における
合成例、態様、実施例等の記載は、本発明の内容の理解
を支援するための説明であって、その記載は本発明の技
術的範囲を狭く解釈する根拠となる性格のものではな
い。
【0116】[評価方法]製造例、実施例及び比較例に
おいて採用した評価方法を、以下に示す。 (1)原料ポリこはく酸イミドの重量平均分子量の評価 原料ポリこはく酸イミドの重量平均分子量(以下Mwと
いう)は、ゲル・パーミエーション・グロマトグラフィ
ー(ゲル濾過クロマトグラフィー、以下、GPCとい
う)により、ポリスチレンを標準として、以下の条件で
評価した。
【0117】 DMF系GPC装置 :日本分光880−PU 検出器:Shodex RID−300 カラム:Shodex KD−804+KD−80M 溶媒:0.01M・LiBr/DMF 濃度:0.5wt% 注入量:20μl 流速:1.0ml/min。
【0118】(2)ポリスパラギン酸ナトリウム及びポ
リアスパラギン酸誘導体の重量平均分子量の評価 ポリアミノ酸誘導体のMwは、GPCにより、以下の条
件で評価した。水系のGPCは、ポリエチレンオキサイ
ドを標準物質とし、クロロホルム系のGPCは、ポリス
チレンを標準物質とした。
【0119】 水系GPC装置:日本分光880−PU 検出器:日本分光830−RI カラム:Shodex OHpak B−804 溶媒:0.1M・KCl/水:メタノノール=8:2の
混合溶媒 濃度:0.5wt% 注入量:20μl 流速:0.4ml/min クロロホルム系GPC装置:日本分光880−PU 検出器:Shodex GPC System−11 カラム:Shodex K−805L 溶媒:クロロホルム 濃度:0.5wt% 注入量:20μl 流速:1.0ml/min。
【0120】(3)アミン反応率(ポリこはく酸イミド
へのアミン付加率) 核磁場共鳴測定装置(日本電子(株)製、形式FX−9
0及びEX−400)を使用し、重水素化ジメチルスル
ホキシド(d6−DMSO)、又は重水素化クロロホル
ム(CDCl3)、重水素化メタノール(CD3OD)又
は重水素化クロロホルム/重水素化メタノール混合溶
媒、又は重水に試料を溶解し(濃度3wt%)、室温に
1H−NMRスペクトル(90MHz)、1H−NMR
スペクトル(400MHz)、13C−NMRスペクトル
(100MHz)を測定し、実際のアミン反応率を算出
した。
【0121】(4)ポリマーの水溶性 ポリマーの水溶性は、水または任意の割合である水とエ
タノールの混合溶媒へのいずれかにポリマーが10質量
%の濃度で溶解した場合下記のように評価した。 ○;溶解した。 △;加温後溶解した。 ×;溶解しなかった。
【0122】(5)セット力 長さ28cmの直毛の毛髪を、0.25質量%ラウリル
硫酸ソーダ水溶液で洗浄し、乾燥させた後、3gずつ束
ねた。この毛髪を3質量%のポリマー溶液(水:エタノ
ール=7:3)に1分間浸し、均一に塗布した後、指で
強く5回しごいて余分なポリマー液を除去した後、直径
1.4cmのロットに巻き付けて輪ゴムで固定し、50
℃で2時間乾燥させた。乾燥後の毛髪をそっとロットか
ら外し、30℃、相対湿度90%の恒温・恒湿度槽に吊
り下げ、5時間後のカールの長さを測定し、次式により
カールリテンション率(%)を算出し、次のように評価
した。
【0123】カールリテンション率(%)=[(L−L
n)/(L−L0)]×100 ここで、 L:もとの直毛の毛髪の長さ(cm) L0:0時間のカールの長さ(cm) Ln:n時間後のカールの長さ(cm) ◎:カールリテンション率が85%以上 ○:カールリテンション率が70%以上 △:カールリテンション率が50%以上 ×:カールリテンション率が50%未満。
【0124】(6)ベタつき カールリテンション評価
後のカール状の毛髪を、触った時の毛髪のベタつき感を
下記のように評価した。 ◎;全くベタつかない。 ○;ベタつかない。 △;ややベタつく。 ×;ベタつく。
【0125】(7)フレーキング カールリテンション評価と同様に作成したカール状の毛
髪を、櫛でといた時に脱落した樹脂の量を下記のように
評価した。 ○:脱落ほとんどなし。 △:脱落すくない。 ×:脱落多い。
【0126】(8)自然な風合い カールリテンション評価と同様に作成したカール状の毛
髪に手で触れたときの感触を下記の様に評価した。 ○:とても自然な風合いである。 △:少し不自然な感じがする。 ×:とても不自然な感じがする。
【0127】(9)柔軟さ カールリテンション評価と同様に作成したカール状の毛
髪に手で触れたときの感触を下記の様に評価した。 ○:柔軟で手触りがよい。 △:ややゴワツキがあり柔軟といいにくい。 ×:ゴワツキが強く、柔軟でない。
【0128】[製造例1] (1)反応 反応器として、攪拌機、ヒーター、温度計及び窒素ライ
ンを備えたセパラブル・フラスコを使用し、反応中は反
応系を充分に攪拌した。原料ポリこはく酸イミド(DM
F系GPCによるMw=70,000)は、60℃の減
圧加熱乾燥により、良く乾燥したものを使用し、このポ
リこはく酸イミド(以下PSIという)19.42g
(0.2mol)をDMF150gに室温で溶解した
後、室温でオレイルアミン10.7g(0.04mol)
を滴下した。反応溶媒であるDMFは、モレキュラシー
ブと乾燥窒素ガスの吹き込みで乾燥さたものを用い、反
応系内の水分を800ppm以下にて反応を行なった。
滴下終了後、反応器を室温で、5時間反応させた。その
後、N,N−ジメチルアミノ−1,3−プロパンジアミン
(以下DAPという)を16.35g(0.16mol)
をさらに滴下し、室温にて8時間反応を行った。この反
応マスにトルエンを150g加え、反応マスが均一にな
ったら、次にモノクロル酢酸カリウム 25.46g
(0.192mol)を挿入し、60℃にて15時間4級
化反応を行った。反応終了後、反応マスにトルエンをさ
らに150g加え、室温まで冷却、副生塩を沈殿させた
後、反応液を単離操作に供した。
【0129】(2)単離 上記反応液を吸引濾過するすることで、副生塩を除去
し、その後、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒で
あるアセトン1000ml中に、攪拌しながら排出し、
生成ポリアスパラギン酸誘導体を沈澱させた。このポリ
アスパラギン酸誘導体懸濁液を吸引濾過し、生成ポリア
スパラギン酸誘導体を濾塊として単離した。さらに、濾
塊を上記混合貧溶媒へ分散攪拌し、吸引濾過する操作
を、数回繰り返し行うことにより、生成ポリアスパラギ
ン酸誘導体の洗浄を充分に行った。その後、60℃で熱
風乾燥し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を単離した。
単離したポリスパラギン酸誘導体は50.18g(収率
90%)得られ、泡状フォーム化粧料の評価に供した。
【0130】[製造例2乃至6] (1)反応・単離 製造例2乃至6については、製造例1の(1)の反応マ
スに溶媒を追加する際、トルエンの代わりにエタノール
を同じ量追加し、4級化反応時には、モノクロル酢酸カ
リウムではなく、モノクロル酢酸ナトリウムにて行った
以外は、製造例1の(1)乃至(2)と同様の装置、操
作を行った。製造例2乃至6の反応に用いたPSIの分
子量、反応させたアミンの種類及びそれらアミンのPS
Iに対する仕込割合は、表1に示すとおりである。ま
た、製造例2乃至6で得られたポリアスパラギン酸誘導
体は、製造例1で得られたポリアスパラギン酸誘導体と
同様に評価試験を行った。
【0131】[製造例7] (1)アミド化反応 反応装置として、製造例1と同様のものを使用した。原
料PSI(DMF系GPCによるMw=56,000)
は、60℃の減圧加熱乾燥により、良く乾燥したものを
使用し、PSI 19.42g(0.2mol)をDMF
100gに室温で溶解した後、室温でオレイルアミン
2.68g(0.01mol)を滴下した。反応溶媒であ
るDMFは、モレキュラシーブと乾燥窒素ガスの吹き込
みで乾燥さたものを用い、反応系内の水分を800pp
m以下にて反応を行なった。滴下終了後、反応器を室温
で、5時間反応させた。その後、DAPを19.41g
(0.19mol)をさらに滴下し、室温にて8時間反
応を行った。反応終了後、反応液を単離操作に供した。
【0132】(2)アミド化誘導体単離 上記反応液を、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒
であるアセトン:ヘキサン=5:2混合溶媒800ml
中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸誘
導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸濁
液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾塊
として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分散
攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うことに
より、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に行
った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパラ
ギン酸誘導体(以下アミド化誘導体という)を単離し
た。単離したアミド化誘導体は39.43g(収率95
%)得られ、次の4級化反応へ供した。
【0133】(3)4級化反応 反応器としては、(1)のアミド化反応時に使用したも
のと同じものを用いた。(2)で得られた単離したアミ
ド化誘導体39.43gをエタノール/クロロホルム=
1/1混合溶液200gに溶解させ、モノクロル酢酸カ
リウムを28.72g(0.217mol)挿入し、約6
5℃で15時間反応させた。反応マスを室温まで冷却
後、さらにクロロホルムを100g加え、その後単離操
作へ供した。
【0134】(4)4級化誘導体単離 上記反応液を吸引濾過するすることで副生塩を除去し
た。その後、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒で
あるアセトン/ヘキサン=5/2の混合溶液1000m
l中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸
誘導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸
濁液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾
塊として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分
散攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うこと
により、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に
行った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパ
ラギン酸誘導体を単離した。単離したポリスパラギン酸
誘導体は43.42g(収率87%)得られ、評価に供
した。
【0135】[製造例8乃至29] (1)反応・単離 製造例8乃至29については、4級化の際にモノクロル
酢酸ナトリウムを用いた以外は、製造例7の(1)乃至
(4)と同様の装置、操作を行った。製造例8乃至29
の反応に用いたPSIの分子量、反応させたアミンの種
類及びそれらアミンのPSIに対する仕込割合は、表1
に示すとおりである。また、製造例8乃至19で得られ
たポリアスパラギン酸誘導体は、製造例1で得られたポ
リアスパラギン酸誘導体と同様に評価試験を行った。
【0136】[製造例30] (1)アミド化反応 反応装置としては製造例1と同様のものを使用した。原
料PSI(DMF系GPCによるMw=56,000)
は、60℃の減圧加熱乾燥により、良く乾燥したものを
使用し、PSI 19.42g(0.2mol)をDMF
150gに室温で溶解した後、室温でジェファーミンM
-600(サンテクノケミカカル社製 数平均分子量約6
00)を4.8g(0.008mol)を滴下した。反応
溶媒であるDMFは、モレキュラシーブと乾燥窒素ガス
の吹き込みで乾燥さたものを用い、反応系内の水分を8
00ppm以下にて反応を行なった。滴下終了後、反応
器を70℃で、8時間反応させた。その後、ステアリル
アミン13.48g(0.05mol )を挿入し、70
℃で5時間反応させた。その後、DAPを14.51g
(0.142mol)をさらに滴下し、70℃にて8時間
反応を行った。反応終了後、反応液を単離操作に供し
た。
【0137】(2)アミド化誘導体単離 上記反応液を、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒
であるアセトン:ヘキサン=5:2混合溶媒1000m
l中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸
誘導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸
濁液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾
塊として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分
散攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うこと
により、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に
行った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパ
ラギン酸誘導体(以下アミド化誘導体という)を単離し
た。単離したアミド化誘導体は46.29g(収率90
%)得られ、次の4級化反応へ供した。
【0138】(3)4級化反応 反応器としては、(1)のアミド化反応時に使用したも
のと同じものを用いた。(2)で得られた単離したアミ
ド化誘導体46.29gをエタノール/クロロホルム=
1/1混合溶液200gに溶解させ、モノクロル酢酸ナ
トリウム を17.83g(0.153mol)挿入し、
約65℃で15時間反応させた。反応マスを室温まで冷
却後、さらにクロロホルムを100g加え、その後単離
操作へ供した。
【0139】(4)4級化誘導体単離 上記反応液を吸引濾過するすることで副生塩を除去し
た。その後、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒で
あるアセトン/ヘキサン=5/2の混合溶液1000m
l中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸
誘導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸
濁液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾
塊として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分
散攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うこと
により、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に
行った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパ
ラギン酸誘導体を単離した。単離したポリスパラギン酸
誘導体は47.26g(収率88%)得られ、評価に供
した。
【0140】[製造例31] (1)反応・単離 製造例31については、ジェファーミンM1000を用
いた以外は、製造例30の(1)乃至(4)と同様の装
置、操作を行った。製造例31の反応に用いたPSIの
分子量、反応させたアミンの種類及びそれらアミンのP
SIに対する仕込割合は、表1に示すとおりである。ま
た、製造例31で得られたポリアスパラギン酸誘導体
は、製造例1で得られたポリアスパラギン酸誘導体と同
様、評価試験を行った。
【0141】[製造例32] (1)微架橋およびアミド化反応 反応装置としては製造例1と同様のものを使用した。原
料PSI(DMF系GPCによるMw=70,000)
は、60℃の減圧加熱乾燥により、良く乾燥したものを
使用し、PSI 19.42g(0.2mol)をDMF
150gに室温で溶解した後、室温でヘキサメチレンジ
アミン0.23g(0.002mol)を滴下した。反応
溶媒であるDMFは、モレキュラシーブと乾燥窒素ガス
の吹き込みで乾燥さたものを用い、反応系内の水分を8
00ppm以下にて反応を行なった。滴下終了後、反応
器を室温で、8時間微架橋反応をおこなった。反応終了
後、反応マスのGPC測定をおこなったところ、Mw=
88,000を示した。その後、ステアリルアミンを8.
09g(0.03mol)挿入し、70℃で5時間反応
させた。その後DAP 17.17g(0.168mo
l)滴下し、70℃で6時間反応させた。反応終了後、
反応液を単離操作に供した。
【0142】(2)アミド化単離 上記反応液を、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒
であるアセトン:ヘキサン=5:2混合溶媒800ml
中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸誘
導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸濁
液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾塊
として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分散
攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うことに
より、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に行
った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパラ
ギン酸誘導体を単離した。単離したポリスパラギン酸誘
導体は42.63g(収率95%)得られ、評価に供し
た。
【0143】(3)4級化反応 反応器としては、(1)のアミド化反応時に使用したも
のと同じものを用いた。(2)で得られた単離したアミ
ド化誘導体42.63gをエタノール/クロロホルム=
1/1混合溶液200gに溶解させ、モノクロル酢酸ナ
トリウム 22.53g(0.194mol)挿入し、約
65℃で18時間反応させた。反応マスを室温まで冷却
後、さらにクロロホルムを100g加え、その後単離操
作へ供した。
【0144】(4)4級化誘導体単離 上記反応液を吸引濾過するすることで副生塩を除去し
た。その後、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒で
あるアセトン/ヘキサン=5/2の混合溶液1000m
l中に、攪拌しながら排出し、生成ポリアスパラギン酸
誘導体を沈澱させた。このポリアスパラギン酸誘導体懸
濁液を吸引濾過し、生成ポリアスパラギン酸誘導体を濾
塊として単離した。さらに、濾塊を上記混合貧溶媒へ分
散攪拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うこと
により、生成ポリアスパラギン酸誘導体の洗浄を充分に
行った。その後、60℃で熱風乾燥し、生成ポリアスパ
ラギン酸誘導体を単離した。単離したポリスパラギン酸
誘導体は48.92g(収率93%)得られ、評価に供
した。
【0145】[製造例33乃至34] (1)反応・単離 製造例33乃至34は、微架橋剤として、L−リジンメ
チルエステル、L−リジンを用い た以外は製造例32
の(1)乃至(4)と同様の装置、操作を行った。製造
例33乃至34の反応に用いたPSIの分子量、反応さ
せたアミンの種類及びそれらアミンのPSIに対する仕
込割合は、表1に示す通りである。また、製造例2乃至
で得られたポリアスパラギン酸誘導体は、製造例1で得
られたポリアスパラギン酸誘導体と同様、評価試験を行
った。
【0146】[製造例35] (1)ポリアスパラギン酸ナトリウムの合成・単離 反応器とポリこはく酸イミドは、製造例1と同 一のも
のを使用した。ポリこはく酸イミド19.42g(0.2
mol)を100mlの蒸留水に懸濁させた。この懸濁
液に2N水酸化ナトリウム水溶液100mlを室温で、
反応系のpHが9〜12の範囲になるよう注意しながら
徐々に滴下した。滴下終了後単離操作に供した。
【0147】(2)加水分解物の単離 上記の反応液を、約80mlまで濃縮し、ポリアスパラ
ギン酸ナトリウムの貧溶媒であるエタノール800ml
中に攪拌しながら排出し、ポリアスパラギン酸ナトリウ
ムを沈澱させた。このポリアスパラギン酸ナトリウムを
吸引濾過し、ポリアスパラギン酸ナトリウムを濾塊とし
て単離した。さらに、濾塊を上記貧溶媒へ分散攪拌し、
吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うことにより、ポ
リアスパラギン酸ナトリウムの洗浄を充分に行った。そ
の後、60℃で熱風乾燥し、ポリアスパラギン酸ナトリ
ウムを単離した。単離したポリアスパラギン酸ナトリウ
ムは24.7g(収率90%)得られ、評価に供した。
単離した生成物の重量平均分子量は、水系のGPCで5
4,000であった。また、製造例35で得られたポリ
アスパラギン酸誘導体は、製造例1で得られたポリアス
パラギン酸誘導体と同様、評価試験を行った。
【0148】[製造例36] (1)合成・単離 反応器とポリこはく酸イミドは、製造例1と同一のもの
を使用した。原料PSI(DMF系GPCによるMw=
70,000)は、60℃の減圧加熱乾燥により、良く
乾燥したものを使用し、PSI 19.42g(0.2m
ol)をDMF150gに室温で溶解した後、室温でラ
ウリルアミンを4.8g(0.008mol)を滴下し
た。反応溶媒であるDMFは、モレキュラシーブと乾燥
窒素ガスの吹き込みで乾燥さたものを用い、反応系内の
水分を800ppm以下にて反応を行なった。滴下終了
後、室温にて5時間反応させた。反応終了後、反応液を
単離操作に供した。
【0149】(2)アミド化誘導体単離 上記反応液を、生成ポリアスパラギン酸誘導体の貧溶媒
であるアセトン800ml中に、攪拌しながら排出し、
生成ポリアスパラギン酸誘導体を沈澱させた。このポリ
アスパラギン酸誘導体懸濁液を吸引濾過し、生成ポリア
スパラギン酸誘導体を濾塊として単離した。さらに、濾
塊を上記混合貧溶媒へ分散攪拌し、吸引濾過する操作
を、数回繰り返し行うことにより、生成ポリアスパラギ
ン酸誘導体の洗浄を充分に行った。その後、60℃で熱
風乾燥し、生成ポリアスパラギン酸誘導体(以下アミド
化誘導体という)を単離した。単離したアミド化誘導体
は24.48g(収率98%)得られ、次の加水分解反
応へ供した。
【0150】(3)加水分解反応 上記生成アミド化誘導体24.48g(0.196mo
l)を 蒸留水500gへ懸濁した。この懸濁液に2N
水酸化ナトリウム水溶液 84mlを室温で、反応系の
pHが9〜12の範囲になるよう注意しながら徐々に滴
下した。滴下終了後単離操作に供した。
【0151】(4)加水分解物の単離 上記の反応液を、約80mlまで濃縮し、アミド化誘導
体の貧溶媒であるアセトンへ800ml中に攪拌しなが
ら排出し、アミド化誘導体を沈澱させた。このアミド化
誘導体を吸引濾過し、アミド化誘導体の加水分解物を濾
塊として単離した。さらに、濾塊を上記貧溶媒へ分散攪
拌し、吸引濾過する操作を、数回繰り返し行うことによ
り、アミド化誘導体の加水分解物の加水分解物の洗浄を
充分に行った。その後、60℃で熱風乾燥し、アミド化
誘導体の加水分解物を単離した。単離したアミド化誘導
体の加水分解物は29.28g(収率94%)得られ、
製造例1で得られたポリアスパラギン酸誘導体と同様の
評価に供した。
【0152】[製造例37乃至42] (1)反応・単離 製造例37乃至42は製造例8の(1)乃至(4)の同
様の装置、操作を行った。製造例36乃至42の反応に
用いたPSIの分子量、反応させたアミンの種類及びそ
れらアミンのPSIに対する仕込割合は、表1に示すと
おりである。また、製造例37乃至42で得られたポリ
アスパラギン酸誘導体は、製造例1で得られたポリアス
パラギン酸誘導体と同様、評価試験を行った。製造例1
乃至42のそれぞれのポリアミノ酸誘導体について、評
価方法(3)アミン反応率に記載の1H−NMRおよび
13C−NMRの解析を行なった。 製造例1乃至42の
誘導体は、表1に記載のそれぞれの仕込アミン量±5%
以内で定量的に反応が進んでいることを確認した。
【0153】
【表1】
【0154】注1)OLA:オレイルアミン、 SA:
n−ステアリルアミン、 LA:n−ラウリルアミン、
EHA:2-エチルヘキシルアミン、 OA:n−オ
クチルアミン、 HA:n−ヘキシルアミン、 iPr
o:イソプロピルアミン、 AEE:2−(2−アミノ
エトキシ)エタノールアミン、 EA:エタノールアミ
ン、 DAP:N,N-ジメチルアミノ−1,3−プロパ
ンジアミン、 JF600:ジエファーミンM600、
JF1000:ジェファーミンM1000、HMD
A:ヘキサメチレンジアミン、 Lys−OMe:L−
リジンメチルエステル、 Lys:L-リジン 注2) K:ポリアミノ酸誘導体合成時にモノクロル酢酸Kを使
用したことを示す。 Na:ポリアミノ酸誘導体合成時にモノクロル酢酸Naを
使用したことを示す。 −:ポリアミノ酸誘導体合成時に4級化反応を行わなか
ったことを示す。
【0155】[実施例1〜34、比較例1〜12]製造
例1乃至34について、下記の様な調製例を用いて泡状
エアゾールの評価を行い、実施例とした。 実施例ごと
に調製した樹脂の種類および、泡状エアゾールの調製方
法は、表2の通りである。
【0156】また、製造例35乃至42および市販品の
整髪用樹脂について、同様に泡状エアゾールの調製を行
ない、比較例とした。市販品整髪樹脂としては、両性イ
オン系市販品であるAmphomer(米国ガフコーポ
レーショ社より販売の両性ポリマー:アミノメチルポロ
パノールで理論量の95%を中和し使用)と両性イオン
系市販品であるユカフォーマーAM75(三菱油化社
製)を使用した。
【0157】[評価]実施例のそれぞれの評価結果につい
ては、表2のとおりである。製造例41、42について
は、水溶性でなかったため泡状エアゾールとしての調製
を行なうことができなかった比較例として表2に記載し
ている。
【0158】 [調製例1] 泡状エアゾール化粧料 (1)グリセリン 10.0質量% (2)プロピレングリコール 3.0 〃 (3)ポリオキシエチレン(60モル付加) 硬化ヒマシ油エステル 1.0 〃 (4)樹脂(製造例のポリアミノ酸誘導体 および市販品整髪用樹脂) 5.0 〃 (5)流動パラフィン 15.0 〃 (6)香料 適量 (7)エチルアルコール 10.0 〃 (8)精製水 残量 LPG/DME=80/20 原液/噴射剤=90/10 上記(3)(4)(5)(6)(7)(8)を混合した
ものに、(1)(2)を添加混合し、次いで、この原液
を罐に充填後、噴射ガスを充填し、泡状エアゾール化粧
料を得た。
【0159】 [調製例2] 泡状エアゾール化粧料 (1)グリセリン 7.0質量% (2)ポリグリセリン 8.0 〃 (3)ポリオキシエチレン(60モル付加) 硬化ヒマシ油エステル 1.0 〃 (4)樹脂(製造例のポリアミノ酸誘導体) 8.0 〃 (5)流動パラフィン 18.0 〃 (6)香料 適量 (7)エチルアルコール 10.0 〃 (8)精製水 残量 LPG/DME=80/20 原液/噴射剤=90/10 上記(3)(4)(5)(6)(7)(8)を混合した
ものに、(1)(2)を添加混合し、次いで、この原液
を罐に充填後、噴射ガスを充填し泡状エアゾール化粧料
を得た。
【0160】 [調製例3]泡状エアゾール化粧料 (1)エタノール(95%) 20.0質量% (2)樹脂(製造例のポリアミノ酸誘導体) 1.5 〃 (3)ポリオキシエチレン(12)ラウリル エーテル 0.1 〃 (4)1,3-ブチレングリコール 0.4 〃 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化 ヒマシ油 0.5 〃 (6)ジメチルポリシロキサン 2.0 〃 (7)精製水 残量 (噴射剤)LPG/DME=90/10 原液/噴射剤=90/10 上記(4)(5)(6)及び少量の(7)を混合したも
のに、(1)(2)(3)を添加混合し、次いで、この
原液を罐に充填後、噴射剤を充填し、泡状エアゾール化
粧料を得た。
【0161】 [調製例4] 泡状エアゾール化粧料 (1)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 2.0質量% (2)グリセリン 1.0 〃 (3)プロピレングリコール−n−プロピル エーテル 5.0 〃 (4)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.5 〃 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化 ヒマシ油誘導体 0.1 〃 (6)エタノール 5.0 〃 (7)精製水 残量 (噴射剤)LPG/DME=90/10 原液/噴射剤=90/10 上記(3)(4)(5)を混合したものに、(1)
(2)(6)(7)を添加混合し、次いで、この原液を
罐に充填後、噴射剤を充填し、泡状エアゾール化粧料を
得た。
【0162】 [調製例5]:泡状エアゾール化粧料 (1)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 2.0質量% (2)フッ素系界面活性剤 フロラードFC135(3M社製) 0.5 〃 (3)ミリスチン酸イソプロピル エーテル 0.1 〃 (4)香料 0.1 〃 (5)エタノール 14.0 〃 (6)精製水 6.0 〃 (噴射剤)LPG/DME=90/10 原液/噴射剤=70/30 上記(2)(3)を混合したものに、(1)(4)
(5)(6)を添加混合し、次いで、この原液を罐に充
填後、噴射剤を充填し、泡状エアゾール化粧料を得た。
【0163】 [調製例6]:泡状エアゾール化粧料 (1)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 6.0質量% (2)ポリオキシエチレン(10)セチル エーテル 0.3 〃 (3)香料 適量 (4)LPG 10.0 〃 (5)エタノール(95%) 5.0 〃 (6)精製水 残量 上記(1)(2)(3)(5)(6)を混合し、次い
で、この原液を罐に充填後、噴射剤(4)を充填し、泡
状エアゾール化粧料を得た。
【0164】 [調製例7]:泡状エアゾール化粧料 (1)エタノール(95%) 15.0質量% (2)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 0.5 〃 (3)アミノメチルプロパノール 0.1 〃 (4)ポリオキシエチレン(20)オクチル エーテル 0.5 〃 (5)流動パラフィン 5.0 〃 (6)グリセリン 3.0 〃 (7)香料 適量 (8)メチルパラベン 適量 (9)精製水 残量 (噴射剤)LPG/DME=70/30 原液/噴射剤=80/20 上記(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)
(8)を攪拌混合し、(9)を加え、次いでこの原液を
罐に充填後、噴射剤を充填し、泡状エアゾール化粧料を
得た。
【0165】 [調製例8]:泡状エアゾール化粧料 (1)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 1.0質量% (2)ポリオキシエチレン(10)ミリステ ルエーテル 0.5 〃 (3)シリコーン油 5.0 〃 (4)香料 適量 (5)エタノール(95%) 8.0 〃 (6)メチルパラベン 適量 (7)精製水 残量 (噴射剤)LPG/DME=60/40 原液/噴射剤=75/25 上記 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)を
攪拌混合し、次いで、この原液を罐に充填後、噴射剤を
充填し、泡状エアゾール化粧料を得た。
【0166】 [調製例9]:後発泡型泡状エアゾール化粧料 (1)樹脂(製造例のポリアミノ酸) 0.8 質量% (2)ポリオキシエチレン(10)ラウリル エーテル 0.5 〃 (3)1,3−ブチレングリコール 0.3 〃 (4)メチルフェニルポリシロキサン 1.0 〃 (5)エタノール(95%) 10.0 〃 (6)メチルパラベン 適量 (7)精製水 残量 (噴射剤)LPG/DME=10/90 原液/噴射剤=70/30 上記(4)(5)(6)及び少量の(7)を攪拌混合
し、(1)(2)(3)を添加混合し、次いで、この原
液を罐に充填後、噴射剤を充填し、後発泡型泡状エアゾ
ール化粧料を得た。
【0167】
【表2】
【0168】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明においては、
式(1)及び式(2)、さらに式(3)及び式(4)、
または更に式(5)〜式(9)の繰り返し単位を分子内
に有する重合体を用いるので、使用時に優れた整髪セッ
ト保持力を有しながら、ごわつかず、自然で柔らかい風
合い有する水溶性の整髪用樹脂および、毛髪処理剤及び
香粧品組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 73/10 C08G 73/10 (72)発明者 加嶋 毅 千葉県袖ヶ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 石徳 武 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井化学株式 会社内 Fターム(参考) 4C083 AC012 AC022 AC102 AC122 AC172 AC182 AC432 AC542 AD071 AD072 AD112 AD131 AD132 AD152 CC31 CC32 DD08 EE06 EE21 EE28 4J001 DA01 DB03 DC06 GE11 JA20 4J043 PA04 PA05 PA06 WA07 YA30 YB08 YB32 ZA60 ZB60

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)及び式(2) 【化1】 [式(1)及び式(2)において、R1 及びR4 は、そ
    れぞれ独立して、炭素原子数1乃至24の飽和若しくは
    不飽和炭化水素基を示し、R2 及びR3 は、それぞれ独
    立して、炭素原子数1乃至24の飽和若しくは不飽和炭
    化水素基を示し、またR2 とR3 が結合して窒素原子を
    含む六員環を形成してもよい。]で表される繰返し単位
    からなる群から選択される少なくとも1種類の繰返し単
    位を分子内に20モル%以上99モル%以下有し、さら
    に下記式(3)及び式(4) 【化2】 [式(3)及び式(4)において、R5 及びR6 は、そ
    れぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1乃至24の
    飽和若しくは不飽和の炭化水素基を示し、炭化水素R5
    また及びR6 が結合して窒素原子を含む六員環を形成し
    てもよい。]で表される繰返し単位からなる群から選択
    される少なくとも1種類の繰返し単位を分子内に1モル
    %以上80モル%以下有し、分子内の全繰り返し単位の
    数平均が10乃至5000である重合体。
  2. 【請求項2】 さら下記式(5)乃至式(9) 【化3】 【化4】 [式(6)及び式(7)において、R1 、R2 及びR3
    は、請求項1と同義である。] 【化5】 [式(8)及び式(9)において、Yは、水素原子、ア
    ルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示す。]で
    表される繰返し単位からなる群から選択される少なくと
    も1種類の繰返し単位を分子内に1モル%以上40モル
    %以下有する請求項1記載の重合体。
  3. 【請求項3】 分子内に有する前記式(1)及び前記式
    (2)で表される繰り返し単位からなる群から選択され
    る少なくとも1種類の繰り返し単位が30モル%以上9
    5モル%以下であり、さらに分子内に有する前記式
    (3)及び前記式(4)で表される繰り返し単位からな
    る群から選択される少なくとも1種類の繰り返し単位が
    5モル%以上70モル%以下である請求項1記載の重合
    体。
  4. 【請求項4】 分子内に有する前記式(5)乃至前記式
    (9)で表される繰り返し単位からなる群から選択され
    る少なくとも1種類の繰り返し単位が1モル%以上25
    モル%である請求項2記載の重合体。
  5. 【請求項5】 前記式(1)及び前記式(2)におい
    て、R1、R2、R3が炭素数1乃至4の飽和炭化水素基
    である請求項1〜4の何れか一項記載の重合体。
  6. 【請求項6】 前記式(3)及び前記式(4)におい
    て、R5が水素原子、R6が炭素数2、4、6、8、12
    若しくは18の飽和若しくは不飽和炭化水素基、又はヒ
    ドロキシアルキル基、ポリエチレングリコール基、ポリ
    プロピレングリコール基、ポリエチレングリコール基
    と、ポリプロピレングリコール基を同時に含む基である
    請求項1〜5の何れか一項記載の重合体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一項記載の重合体
    を含有してなる毛髪化粧料組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の何れか一項記載の重合体
    を含有してなる香粧品組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6の何れか一項記載の重合体
    を、成分(A);皮膜形成樹脂として含有してなる原液
    と、噴射剤からなる毛髪化粧料組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6の何れか一項記載の重合
    体を、成分(A);皮膜形成樹脂として含有してなる原
    液と、噴射剤からなるの泡状エアゾール化粧料組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6の何れか一項記載の重合
    体を原液の成分(A);として0.01質量%乃至20
    質量%、成分(B)として溶剤を10質量%乃至99.
    1質量%、噴射剤を10質量%乃至75質量%含有して
    なる毛髪化粧料組成物。
  12. 【請求項12】 成分(A)としてさらに、他の皮膜形
    成樹脂を含有してなる請求項9記載の毛髪化粧料組成
    物。
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