JPH1117134A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH1117134A JPH1117134A JP9162678A JP16267897A JPH1117134A JP H1117134 A JPH1117134 A JP H1117134A JP 9162678 A JP9162678 A JP 9162678A JP 16267897 A JP16267897 A JP 16267897A JP H1117134 A JPH1117134 A JP H1117134A
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Abstract
チップ面積の増加を抑えることができ、特に階層形ワー
ド線方式に適するトリプルウェル構造を実現することが
できる半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 階層形ワード線、多分割ビット線構成を
用いた64Mあるいは256MビットDRAMであっ
て、メインローデコーダ領域、メインワードドライバ領
域、カラムデコーダ領域、周辺回路/ボンディングパッ
ド領域、メモリセルアレー、センスアンプ領域、サブワ
ードドライバ領域、交差領域などが半導体チップ上に形
成され、ディープウェル分離をサブワードドライバSW
DとメモリセルアレーMCAの境界で行い、メモリセル
アレーMCAとセンスアンプSAの下部にはディープウ
ェル領域DWを連続して敷き詰めることで、センスアン
プSAとサブワードドライバSWDのNウェル領域NW
に最適な電圧が印加される。
Description
装置のトリプルウェル構造の技術に関し、特にメモリセ
ルアレー、ワードドライバ、センスアンプの下部のトリ
プルウェルを含めたウェル構造に好適な半導体記憶装置
に適用して有効な技術に関する。
て、高集積半導体記憶装置のトリプルウェル構造は、周
辺回路からメモリセルへの雑音防止、MOSトランジス
タの高性能化(ウェルバイアス0Vにより短チャネルM
OSが利用可能)、静電保護強化の手段として64Mビ
ット以降のDRAMで広く用いられている。
導体記憶装置に関しては、たとえばトリプルウェルの原
理構造は特開昭62−119958号公報に記載されて
おり、さらに実際の64MビットDRAMの構造につい
ては特開平8−181292号公報に開示されている。
後者の技術の特徴は、メモリセルアレーとサブワードド
ライバまたはワードドライバの下部を深いウェル領域で
覆い、その電位には選択ワード線電位の昇圧電圧VPP
を印加するものである。
うなトリプルウェル構造を用いた半導体記憶装置におい
て、この半導体記憶装置の高集積化に着目して、特にメ
モリセルアレー、ワードドライバ、センスアンプの下部
のトリプルウェルを含めたウェル構造について検討し、
以下において本発明者によって検討された内容を図8お
よび図9を用いて説明する。
292号公報に開示された構造の平面図、断面図であ
る。図8は、メモリセルアレーMCA、サブワードドラ
イバSWD、センスアンプSAでの深いディープウェル
領域DWの位置をハッチングで示す。サブワードドライ
バSWDは階層形ワード線方式においてメモリセルアレ
ーMCAを直接駆動するドライバである。また図9はセ
ンスアンプSA(A−A’断面)、サブワードドライバ
SWD(B−B’断面)および周辺回路、入出力回路の
断面図である。
AとサブワードドライバSWDまたはワードドライバの
下部をディープウェル領域DWで覆い、その電位には最
高電位であるところの選択ワード線電位の昇圧電圧VP
Pを印加する。センスアンプSAはディープウェル領域
DWから外し、その下部はP形半導体基板P−Subと
し、このP形半導体基板P−Subには0Vを印加す
る。センスアンプSAのPMOSのNウェル領域NWに
はセンスアンプSA動作用の電圧VDDを印加する。サ
ブワードドライバSWDとセンスアンプSAは、互いに
最も好適なウェル電圧で動作する。メモリセルアレーM
CAでは負のPウェル電圧でビット線容量のうちの接合
容量を減らし、センスアンプSAのNMOSのPウェル
電圧は0Vとし、基板効果によるしきい値電圧Vthの
変動がない状態でNMOSを動作させる。また、サブワ
ードドライバSWDのPMOSのNウェル領域NWとセ
ンスアンプSAのPMOSのNウェル領域NWにもそれ
ぞれの動作電圧である電圧VPPまたは電圧VDDを印
加するので、PMOSも基板効果によるしきい値電圧V
thの変動がない。
レーMCAとの両側の境界でPウェル領域PWを0バイ
アス部と負バイアス部に分けるための分離用Nウェル領
域NWが必要となる。この分離領域幅のため、センスア
ンプSAの長さが大きくなりチップ面積が増加すること
が考えられる。
前記特開平8−181292号公報に開示されているよ
うに、メモリセルアレー、センスアンプ、サブワードド
ライバまたはワードドライバの全ての下部をディープウ
ェル領域で敷き詰め、その電位をVPPとする方式があ
り得る(全面ディープウェル領域)。この場合、上記の
センスアンプ境界での分離領域は不要となりチップ面積
を小さくできるが、センスアンプや交差領域のPMOS
のNウェル電位はVPPレベルとなり、PMOSの動作
電圧より高いため、基板効果によりしきい値電圧の上
昇、速度低下が起こる。
上がりが遅れると、センスアンプのPMOSのVDD電
圧印加部とNウェル領域のVPP電圧印加部との間でP
N接合順バイアスとなり、ラッチアップが起こる恐れが
ある。
方式の利点を生かしながら、チップ面積の増加を抑える
ことができ、特に最近の64Mビット以降のDRAMで
はメタルワード線の配線ピッチ緩和のために階層形ワー
ド線方式が採られ、ワードドライバはメインワードドラ
イバと分割されたメモリセルアレーに隣接する多数のサ
ブワードドライバからなり、この方式に適するトリプル
ウェル構造を実現することができる半導体記憶装置を提
供するものである。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
は、深いディープウェル分離をサブワードドライバ領域
とメモリセルアレー領域の境界で行い、メモリセルアレ
ーとセンスアンプの下部にはディープウェル領域を連続
して敷き詰める。そして、センスアンプ領域のPMOS
のNウェル領域にはその動作電圧であるVDDを、サブ
ワードドライバ領域のPMOSのNウェル領域には電圧
VPPを印加するものである。
9のメモリセルアレーとサブワードドライバまたはワー
ドドライバの下部をディープウェル領域で覆う技術と、
全面ディープウェル領域にする技術との中間のチップ面
積を実現できる上、本来のトリプルウェルの利点を維持
することができる。さらに、ラッチアップの起きる可能
性を小さくすることができる。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
る半導体記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図、図
2は本実施の形態の半導体記憶装置におけるメモリセル
アレーとその周辺回路とを示す回路図、図3はメモリセ
ルアレーと直接周辺回路とを示すレイアウト図、図4
(a),(b) は直接周辺回路を示す断面図、図5〜図7はサ
ブワードドライバを示す回路図、平面図および断面図で
ある。
憶装置の構成を説明する。
ば階層形ワード線構成、多分割ビット線構成を用いた6
4Mビットあるいは256MビットDRAMとされ、こ
のメモリチップ10には、メインローデコーダ領域1
1、メインワードドライバ領域12、カラムデコーダ領
域13、周辺回路/ボンディングパッド領域14、メモ
リセルアレー15、センスアンプ領域16、サブワード
ドライバ領域17、交差領域18などが周知の半導体製
造技術によって1個の半導体チップ上に形成されてい
る。この図1においては、水平方向が行方向(ワード線
方向)、垂直方向が列方向(ビット線方向)である。
示すように、メモリチップ10の行方向における左側と
右側、列方向における上側と下側にメモリセルアレー1
5などからなるメモリ領域が分割して配置される。この
左側と右側とに配置されたメモリ領域は、それぞれのメ
モリ領域に対応するメインワードドライバ領域12を介
して中央に配置されたメインローデコーダ領域11を挟
んで対で配置されている。
の中央側には、それぞれのメモリ領域に対応するカラム
デコーダ領域13が配置されている。さらに、その中央
部には、周辺回路/ボンディングパッド領域14とし
て、ローアドレスバッファ、カラムアドレスバッファ、
プリデコーダ、タイミング発生回路、データ入出力回路
などが配置され、さらに外部接続用のボンディングパッ
ドが設けられている。
方向にセンスアンプ領域16が配置され、また行方向に
サブワードドライバ領域17が配置され、このセンスア
ンプ領域16とサブワードドライバ領域17との交差領
域18にはFXドライバ、さらにセンスアンプ群の制御
回路(スイッチMOSトランジスタなど)も配置されて
いる。このメモリセルアレー15に対して、ワード線は
行方向、ビット線は列方向としている。これとは逆の配
置でも本発明を用いることができることは自明である。
憶装置においては、チップ長手方向がワード線方向であ
り、階層ワード形線構成ではメインワード線の負荷容量
は相対的に小さいので、長辺方向にワード線方向を取る
のがよい。カラムデコーダからの列選択信号線YSはチ
ップの短辺方向に配置し、列選択信号線YS−入出力回
路IOのアクセス時間の高速化に有利な構成となってい
る。
辺回路とを単純化した回路図であり、メインローデコー
ダ領域11、メインワードドライバ領域12、カラムデ
コーダ領域13、メモリセルアレー15、センスアンプ
領域16、サブワードドライバ領域17、交差領域18
などの各領域内に含まれる回路と、入力回路51、プリ
デコーダ52、メインアンプ61、出力回路62などが
図示されている。
された複数、たとえば256サブワード線×256ビッ
ト線対の64Kビットのメモリセルからなり、メインワ
ード線MWB(BはMWの反転表記、他の信号線も同
様)、サブワード線SWが水平方向、ビット線BL,B
LB、列選択信号線YSが垂直方向に配置されている。
ワード線構成は階層形ワード線方式、センスアンプは2
サブアレー共用方式で、かつオーバードライブ方式、す
なわち高速化のためにセンスアンプ駆動線CSPを最初
はVDDの電圧レベルで、後にVDLの電圧レベルで2
段階で駆動する方式とする。これらは公知(IEEE Journ
al of Solid-State Circuit,Vol.31,No.9,Sep.1996,"A
29-ns 64-Mb DRAM with Hierarchical Array Architect
ure")の技術である。
ブワードドライバ領域17が置かれ、そのサブワードド
ライバの入力がメインワード線MWBとプリデコーダ線
FXであり、その出力がサブワード線SWである。セン
スアンプ領域16とサブワードドライバ領域17との交
差領域18には、図示のようにセンスアンプドライバ
(図では3個のNMOSトランジスタであるが、充電側
はPMOSトランジスタを用いてもよい)やローカルI
O線LIO,LIOBとメインIO線MIO,MIOB
とのスイッチトランジスタIOSWが設けられている。
化のためにセンスアンプ駆動線CSP,CSN、ローカ
ルIO線LIO,LIOB、メインIO線MIO,MI
OBなどのプリチャージ回路やFXドライバが置かれる
こともある。これらの他に入力回路51、プリデコーダ
52、メインワードドライバ、カラムデコーダ、メイン
アンプ61、出力回路62などがある。また図2におい
て、SHR1,2はシェアドセンスアンプ分離信号線、
SAP1,2はセンスアンプ充電信号線、SANはセン
スアンプ放電信号線である。
化のために内部降圧方式を用い、周辺回路は電圧VPE
RI(2.5V)、メモリセル蓄積電圧は電圧VDL(2.
0V)と電源電圧VDD(3.3V)より低い電圧を用い
る。なお、入出力回路は外部とのインタフェースのため
に電圧VDDを用いる。公知であるが、メモリセルに電
圧VDLを書き込むためにはチャージポンピング動作で
昇圧した電圧VPPがサブワード線SWの選択電圧とし
て必要である。そこで、メインワードドライバやサブワ
ードドライバの動作電圧には電圧VPPを供給する。プ
レート電圧VPLTやビット線プリチャージ電圧VBL
Rは電圧VDLの1/2の1.0Vを供給する。また、基
板電圧VBBは−1.0Vである。
分割にしてサブワード線SWとし、1組のメインローデ
コーダとメインワードドライバ、サブワードドライバを
複数のサブワード線SWで共有することにより、メイン
ワード線MW,MWB、プリデコーダ線FX,FXBの
金属配線ピッチをメモリセルのピッチより緩和し、金属
配線の製造歩留まりを高めることができる。
向に並ぶサブワード線SWはサブワードドライバの出力
であり、このサブワードドライバにはメインローデコー
ダ、メインワードドライバから出力されたメインワード
線MW,MWBと、FXドライバから出力されたプリデ
コーダ線FX,FXBが入力され、論理動作を行う。あ
る特定のサブワードドライバは、その入力であるメイン
ワード線MW,MWBが選択され、さらに列方向のプリ
デコーダ線FX,FXBが選択されると、サブワード線
SWにHighレベルの電圧が出力され、そのサブワー
ド線SWに接続される全てのメモリセルの読み出し動
作、書き込み動作が開始される。
バによるサブワード線SWの選択、およびカラムデコー
ダによるビット線BL,BLBの選択により、メモリセ
ルアレー15内の任意のメモリセルを指定して、このメ
モリセルのデータはセンスアンプで増幅した後にローカ
ルIO線LIO,LIOB、メインIO線MIO,MI
OBに読み出され、メインアンプ61を介して出力回路
62から出力される。書き込み動作の際にも同様に、サ
ブワード線SWおよびビット線BL,BLBにより任意
のメモリセルを指定して、書き込み回路(図2では省
略、メインアンプ61と並列に配置)からデータを書き
込むことができる。
のトリプルウェル基本構造を示す平面図、断面図であ
る。図3は前記図8に対応する平面図で、メモリセルア
レー、センスアンプ領域、サブワードドライバ領域のう
ちディープウェル領域DWのある位置をハッチングで示
している。メモリセルアレーMCAとセンスアンプSA
の下部は、共通のディープウェル領域DWが敷き詰めら
れている。サブワードドライバSWDの下部はディープ
ウェル領域DWから外れている。
ライバSWDの断面図である。それぞれはメモリセルア
レーMCAとの境界を含めて示している。センスアンプ
SAは、図4(a) のようにディープウェル領域DW上に
配置されるため、メモリセルアレーMCAとの境界で分
離領域は不要である。一方、サブワードドライバSWD
は、図4(b) のようにP形半導体基板P−Sub上に浮
かべるので、メモリセルアレーMCAとの境界で分離領
域が必要である。
3Vの電圧VDDを、センスアンプSAのNウェル領域
NWには電圧VDDを印加し、サブワードドライバSW
DのNウェル領域NWには、たとえば4Vの電圧VPP
を印加する。センスアンプSAのNMOSはメモリセル
アレーMCAのNMOSと同じくPウェル領域PWに浮
かべ、そのPウェル電位は、たとえば−1Vの負電圧V
BBを印加する。一方、サブワードドライバSWDのN
MOSのPウェル領域PWにはP−Subと同じVSS
(0V)を印加する。
て、センスアンプSAとメモリセルアレーMCAとの両
側の境界でPウェル領域PWを分けるための分離領域が
不要となり、センスアンプSAの長さを大きくすること
がない。一方サブワードドライバSWDとメモリセルア
レーMCAとの境界では、分離用NWが必要で、サブワ
ードドライバSWDの実効的な長さの増加をきたす。
ェルの分離方法と図2に示す回路図との関係を説明す
る。
MOS回路を用いると、NMOSだけで構成するサブワ
ードドライバSWDと比べて高速動作の利点があるが、
そのPMOSのNウェル領域NWには昇圧電圧VPPを
印加する必要がある。一方、センスアンプSA内のPM
OSのNウェル領域NWには、センスアンプ動作の高速
化と電源投入時のラッチアップ防止のためにVDDレベ
ルを印加することが望ましい。
圧は、負電圧VBBの印加がビット線容量低減のためと
ビット線アンダーシュート時のメモリセル情報破壊防止
のために必要であり、一方、周辺回路のNMOSのPウ
ェル領域PWは短チャネルトランジスタ化と静電保護の
観点から0Vの印加が望ましい。
おける負電圧のPウェル領域PWと0VのP形半導体基
板P−Subを分離するため、メモリセルアレーMCA
のさらに下部をディープウェル領域DWで囲むとき、そ
の電位をVPPとするか、VDDとするかの選択があ
る。
に示す比較例のようにメモリセルアレーMCAとセンス
アンプSAの境界でNウェル領域NWによる分離領域が
必要で、センスアンプSAが実質的に大きくなる。これ
は、チップの短辺方向の長さの増加をきたし、チップ面
積の大幅な増加を招く。
ベルとするなら、図4のようにメモリセルアレーMCA
とサブワードドライバSWDの境界でNウェル領域NW
による分離領域が必要で、サブワードドライバSWDが
実質的に大きくなる。チップの長辺方向の長さの増加を
きたすが、チップ面積の増加は小幅で済ませることがで
きる。
図とレイアウトの平面図および断面図である。図5の回
路図は4本のサブワード線分を示し、図6のレイアウト
平面図は8本のサブワード線を出力する一体化されたサ
ブワードドライバレイアウト図である。また図7の断面
図は図6の平面図に対するゲート下部の断面構造図であ
る。
ワードドライバが1本のメインワード線MWBと4本の
プリデコーダ線FXB,FXにより制御される。レイア
ウトでは、図6のように8個の回路を1単位に配置し、
2本のメインワード線MWBn,MWBn+1とプリデ
コーダ線FXBmが、水平方向にピッチ緩和された状態
で配置される。特に、本発明においては、中央にPMO
S、両側にNMOSを配置して、ウェル分離による面積
増加を抑えている。
5のように、1個のPMOSトランジスタと2個のNM
OSトランジスタとからなり、メインワード線MWBが
Low、プリデコーダ線FXBがLow、プリデコーダ
線FXがHighのとき、サブワード線SWはHigh
レベル(VPP)の選択状態となる。
は、図6のように8本のサブワード線SW0〜SW14
(偶数番号)が出力されていることを示すが、図示しな
い左右隣接のサブワードドライバからも交互に8本のサ
ブワード線SW1〜SW15(奇数番号)が配線される
ので、合わせて16本のサブワード線SW0〜SW15
がこの図において縦寸法の中に配置される。
タル2層M2のメインワード線MWBとメタル1層M1
のサブワード線SWが走り、縦方向にはメタル3層M3
のプリデコーダ線FXと電源線(VPP,VSS)が置
かれる。サブワードドライバ内のソース/ドレイン取り
出しはメタル1層M1で行う。ビット線層を素子間接続
に使えばメタルは3層でなく、2層でも可能である。サ
ブワードドライバの左右両端でサブワード線出力はメタ
ル1層M1からゲート層FGに変換し、メモリセルアレ
ー15に送られる。
リセルアレー15との境界を含めて示す図7のように、
サブワードドライバはP形半導体基板P−Sub上に浮
かべるので、トリプルウェル構造のメモリセルアレー1
5との境界で分離領域が必要である。サブワードドライ
バのNウェル領域NWには電圧VPPを印加し、NMO
SのPウェル領域PWにはP−Subと同じVSS(0
V)を印加する。詳細は、前記図4(b) の通りである。
ル構造は、サブワードドライバやセンスアンプなどの周
辺回路からメモリセルへの雑音防止、MOSトランジス
タの高性能化(ウェルバイアス0Vにより短チャネルM
OSが利用可能)、静電保護強化の手段として64Mビ
ット以降のDRAMで広く用いられている。
よれば、メモリセルアレーとセンスアンプの下部をディ
ープウェル領域で敷き詰めることにより、トリプルウェ
ル構造の利点を維持しながら、前記図9のメモリセルア
レーとサブワードドライバまたはワードドライバの下部
をディープウェル領域で覆う技術と全面をディープウェ
ル領域にする技術との中間のチップ面積を実現できる。
さらに、センスアンプのPウェル領域に負電圧VBBを
印加するので、ラッチアップの起きる可能性を小さくす
ることができる。
(図9)とを比較すると、前記図9はセンスアンプの両
端の分離領域により短辺方向が大きくなり、一方、図4
はサブワードドライバ両端の分離領域により長辺方向が
長くなる。たとえば図1の構成では、長辺方向のサブワ
ードドライバの数は34個、短辺方向のセンスアンプの
数は34個と等しい。
的に等しい(1個のセンスアンプあるいはサブワードド
ライバ当たり5μm)ので、34個によるチップ寸法増
加は170μmと考えられる。長さの増加が同じならば
チップ面積は短辺方向が大きくなる方がより大きくな
る。すなわち、全面ディープウェル構造でチップ面積が
11.5×6.5≒74.8mm2 ならば、図9のケースで1
1.5×6.67≒76.7mm2 、図4のケースでは11.6
7×6.5≒75.9mm3 であり、やや本実施の形態によ
る構造の方が小さいことが分かる。
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
4Mビットあるいは256MビットDRAMまたはシン
クロナスDRAMの例で説明したが、これに限定される
ものではなく、他のビット数のより高集積化のDRAM
や、SRAM、RAM、ROM、PROM、EPRO
M、EEPROMなどの他の半導体記憶装置についても
広く適用可能である。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
イバとメモリセルアレーの境界で行い、メモリセルアレ
ーとセンスアンプの下部にはディープウェル領域を連続
して敷き詰めることで、センスアンプとサブワードドラ
イバのNウェル領域に最適な電圧を印加することができ
る。
ーとセンスアンプの下部に適用することで、分離領域の
幅はチップ長辺方向に延びるので、チップ面積の増加は
少なくすることができる。
囲まれるので、周辺回路からビット線またはメモリセル
への雑音侵入を完全に防護することができる。
領域に負電圧を印加すると、寄生MOSの導通が起き難
く、特にシェアドセンスアンプ方式でアレーとセンスア
ンプの間のMOSトランジスタの相互の電気的分離に有
利である。これに伴いラッチトランジスタのしきい値電
圧は増加するが、これは低しきい値電圧タイプのNMO
Sはもともと必要であり問題とはならない。
ェル領域−P形半導体基板間の容量、約15nFが電源
間のデカップリングコンデンサとなり、回路動作の安定
化に寄与させることができる。反面、電圧VPPのコン
デンサが少なくなるが、VPPに必要な容量値は小さい
ので問題となることはない。
力ピンからの静電気が電圧VDDあるいはVSSに逃げ
やすいので、静電保護耐圧の向上にも寄与させることが
できる。
記憶装置において、トリプルウェル方式の利点を生かし
ながらチップ面積の増加を抑えることができ、特に最近
の64Mビット以降のDRAMに使用される階層形ワー
ド線方式に適するトリプルウェル構造を実現することが
できる。
記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図である。
るメモリセルアレーとその周辺回路とを示す回路図であ
る。
レーと直接周辺回路とを示すレイアウト図である。
接周辺回路を示す断面図である。
ライバを示す回路図である。
ライバを示す平面図である。
ライバを示す断面図である。
モリセルアレーと直接周辺回路とを示すレイアウト図で
ある。
装置における直接周辺回路を示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 トリプルウェル構造を用いた半導体記憶
装置であって、チップの長辺方向では、複数のメモリセ
ルアレー、センスアンプ、ワードドライバからなるアレ
ー領域においてトリプルウェル構造の深いウェル領域を
分離し、前記チップの短辺方向では前記アレー領域にお
いてトリプルウェル構造を連結することを特徴とする半
導体記憶装置。 - 【請求項2】 トリプルウェル構造を用いた半導体記憶
装置であって、複数のメモリセルアレーと複数のセンス
アンプとの下部に連続的に深いウェル領域を埋め込み、
前記メモリセルアレーと前記センスアンプとのNMOS
のPウェル領域には負電圧を、ワードドライバを含む大
部分の周辺回路のNMOSのPウェル領域には0Vを供
給することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体記憶装置であっ
て、前記深いウェル領域とPMOSのNウェル領域には
前記センスアンプの動作電圧を印加することを特徴とす
る半導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の半導体記憶装置であっ
て、前記ワードドライバは階層形ワード線構成のサブワ
ードドライバであり、このサブワードドライバの下部に
は前記深いウェル領域がなく、PMOSのNウェル領域
にはワード線選択電圧と同じ電圧を供給することを特徴
とする半導体記憶装置。 - 【請求項5】 請求項2記載の半導体記憶装置であっ
て、前記メモリセルアレーのワード線方向がチップの長
辺方向、ビット線方向がチップの短辺方向であることを
特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の半導体記憶装置であっ
て、前記サブワードドライバはPMOSとNMOSとか
らなり、このサブワードドライバのレイアウトは前記P
MOSを中央、前記NMOSをその両側の前記メモリセ
ルアレー側に配置することを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
の半導体記憶装置であって、前記半導体記憶装置は、高
集積のDRAMであることを特徴とする半導体記憶装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16267897A JP3398570B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP16267897A JP3398570B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1117134A true JPH1117134A (ja) | 1999-01-22 |
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ID=15759223
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JP16267897A Expired - Fee Related JP3398570B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 半導体記憶装置 |
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JP (1) | JP3398570B2 (ja) |
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