JPH1166840A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1166840A
JPH1166840A JP9220306A JP22030697A JPH1166840A JP H1166840 A JPH1166840 A JP H1166840A JP 9220306 A JP9220306 A JP 9220306A JP 22030697 A JP22030697 A JP 22030697A JP H1166840 A JPH1166840 A JP H1166840A
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JP
Japan
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sense amplifier
memory cell
voltage
signal line
shared sense
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JP9220306A
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English (en)
Inventor
Kiyotake Sakurai
清威 桜井
Goro Kitsukawa
五郎 橘川
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルアレーの遠端側での信号立ち下げ
遅延を防ぎ、3値制御によるシェアドセンスアンプ方式
の利点を維持しながら、その低電力化および高速化を図
ることができる半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 階層形ワード線構成、多分割ビット線構
成を用いた64Mビットあるいは256MビットDRA
Mであって、メインローデコーダ領域、メインワードド
ライバ領域、カラムデコーダ領域、周辺回路/ボンディ
ングパッド領域、メモリセルアレー、センスアンプ領
域、サブワードドライバ領域、交差領域などが半導体チ
ップ上に形成され、放電用ドライバは、単純なNMOS
トランジスタMN31〜33,41〜43がそれぞれ交
差領域IS11〜13,21〜23に分散して配置さ
れ、このNMOSトランジスタで放電動作を行うことで
シェアドセンスアンプ分離信号線SHR1,2の信号立
ち下げが速くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置技
術に関し、特にシェアドセンスアンプ方式の利点を維持
し、その低電力化および高速化に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、半導体記憶装置のセンス系回路は、チップ全体の動
作電圧余裕度と速度を支配する最も重要な部分なので各
種の回路方式が提案されている。一方、チップ面積を低
減するために、隣接するメモリセルアレー間でセンスア
ンプを共有するシェアドセンスアンプ方式が提案され、
この方式では、非選択のメモリセルアレーをセンスアン
プから切り離し、選択のメモリセルアレーのみをセンス
アンプに接続して、メモリセルから読み出したデータを
増幅するものである。
【0003】このようなシェアドセンスアンプ方式の半
導体記憶装置に関する技術としては、たとえばIEEE
Journal of Solid−State C
ircuit,Vol.31,No.9,Sep.19
96,“A 29−ns 64−Mb DRAM wi
th Hierarchical Array Arc
hitecture”などの文献に記載される技術など
が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記のよ
うなシェアドセンスアンプ方式の半導体記憶装置におい
て、このシェアドセンスアンプ方式の利点を維持し、そ
の低電力化および高速化を図ることについて検討し、以
下において本発明者によって検討した内容を図5〜図7
を用いて説明する。
【0005】シェアドセンスアンプ方式は、チップ面積
低減のため、図5のように隣接するメモリセルアレーM
CA(MCA11とMCA21)でセンスアンプSA
(SA21)を共有する方式で、増幅を行う際には、非
選択メモリセルアレーMCA側のシェアドセンスアンプ
分離信号線SHRを0V(VSS)にしてビット線B
L,BLB(BはBLの反転表記、他の信号線も同様)
をセンスアンプSAから切り離すとともに、選択メモリ
セルアレーMCA側のシェアドセンスアンプ分離信号線
SHRを昇圧電圧VPP(通常はワード線選択電圧と等
しい)にしてビット線BL,BLBをセンスアンプSA
に接続する方式である。
【0006】図5において、センスアンプSA21は、
カットNMOSトランジスタQ1,Q2からなる第1の
分離回路と、NMOSトランジスタQ3〜Q5からなる
プリチャージ回路と、PMOSトランジスタQ6,Q7
およびNMOSトランジスタQ8,Q9からなるCMO
S増幅回路と、NMOSトランジスタQ10,Q11か
らなる列選択回路と、カットNMOSトランジスタQ1
2,Q13からなる第2の分離回路とから構成されてい
る。
【0007】第1、第2の分離回路は、それぞれシェア
ドセンスアンプ分離信号線SHR1,SHR2によりカ
ットNMOSトランジスタQ1,Q2,Q12,Q13
がゲート制御され、センスアンプSA21をメモリセル
アレーMCA11,MCA21の一方のみに接続する。
プリチャージ回路は、ビット線プリチャージ信号線PC
Bによりゲート制御され、待機時または非選択時にビッ
ト線プリチャージ電圧VBLRを供給する。CMOS増
幅回路にはHigh側、Low側のセンスアンプ駆動線
CSP,CSNが接続されている。列選択回路は列選択
信号線YSによりゲート制御され、ローカルIO線LI
O,LIOBを介してデータの読み出し/書き込みを行
う。
【0008】また、このセンスアンプSA21にどちら
か一方が接続されるメモリセルアレーMCA11,MC
A21には、たとえば図5においてメモリセルアレーM
CA11に示すように、メモリセルMC1〜MCmに対
してサブワード線SW1〜SWmがそれぞれ接続される
とともに、これに交差してビット線BLまたはビット線
BLBが接続されている。
【0009】このシェアドセンスアンプ方式において、
読み出し/書き込み動作における各信号線の信号波形は
たとえば図6のようになる。この読み出し/書き込み動
作においては、ローアドレスストローブ信号RASBを
Lowレベルにすることによりメモリ動作が始まる。図
6においては、シェアドセンスアンプ分離信号線SHR
1、サブワード線SW1をそれぞれ電圧VPPにして、
メモリセルアレーMCA11のメモリセルMC1からデ
ータを読み出し、データDoとして出力する過程を示し
ている。
【0010】特に、シェアドセンスアンプ分離信号線S
HR1,SHR2の制御は、図6のように電圧レベルを
VPP(3.8V)、VDD(3.3V)、VSS(0V)
の段階で充放電する3値制御を取り入れている。たとえ
ば図7に示すような複数のメモリマットにおいて、シェ
アドセンスアンプ分離信号線SHRは、スタンドバイ時
(Stby)に電圧VDDにプリチャージされており、
動作時(Op)には選択メモリセルアレーMCA側の信
号を電圧VPP、非選択メモリセルアレーMCA側の信
号を電圧VSSにする。この時、非選択メモリセルアレ
ーMCAと非活性センスアンプSAとの間はVDDが印
加され続ける。
【0011】なお、SHR電位をこのように3値制御す
る理由は、多数のSHR線の大部分をVDDレベルで充
電し、必要な1本のSHRのみをVPPレベルとし、電
流発生効率が劣るVPPジェネレータの負荷を軽減し、
全体の消費電流を下げるためである。
【0012】なお、図7においては、MCA2のみが選
択アレーでセンスアンプSA1,SA4,SA5は非活
性状態であり、センスアンプSA2,SA3は活性状態
である。よって、シェアドセンスアンプ分離信号線SH
R1,SHR6,SHR7,SHR8,SHR9は非選
択メモリセルアレーと非活性センスアンプとの間、シェ
アドセンスアンプ分離信号線SHR2,SHR5は非選
択メモリセルアレーと活性センスアンプとの間、シェア
ドセンスアンプ分離信号線SHR3,SHR4は選択メ
モリセルアレーと活性センスアンプとの間の信号線とな
る。
【0013】このようなシェアドセンスアンプ方式にお
いては、アクセス時間のクリティカルパスであるシェア
ドセンスアンプ分離信号線SHRの立ち下げを、サブワ
ード線SWの立ち上げ前に速やかに行うことが重要とな
る(図6参照)。しかし、シェアドセンスアンプ分離信
号線SHRは、メモリマット内の全てのビット線対のカ
ットMOSトランジスタと接続されているため、負荷容
量が大きくメモリマットの外部のドライバ1つではメモ
リセルアレーMCAの遠端では配線遅延が生じ、ワード
線選択の高速化ができない。あるいは、ビット線BL,
BLBの信号量が減り、センスアンプSAの誤動作につ
ながることが考えられる。
【0014】そこで、本発明の目的は、特にメモリセル
アレーの遠端側での信号立ち下げ遅延を防ぎ、3値制御
によるシェアドセンスアンプ方式の低電力性の利点を維
持しながら、その高速化を図ることができる半導体記憶
装置を提供するものである。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】すなわち、本発明による半導体記憶装置
は、メモリセルアレーの遠端側での信号立ち下げ遅延を
防ぐため、1箇所に集中していたドライバの引き抜き側
のMOSトランジスタをアレー領域(メモリマット)の
内部に分散して配置し、放電動作をメモリマットの内部
に分散したNMOSトランジスタで行うものである。こ
うして、SHR線の長さを実効的に短くし高速化でき
る。なお、立ち上げ側はアクセス時間のクリティカルパ
スでないため、メモリマットの外部の集中回路で比較的
ゆっくりと充電するようにしたものである。
【0018】この方法をとれば、アクセス時に、シェア
ドセンスアンプ分離信号線の配線負荷の遅延を抑えられ
るため、0Vに高速に放電でき、集中回路でのNMOS
トランジスタの定数より分散のNMOSトランジスタの
定数の合計の方が同じ速さで小さくできるため、面積、
電力を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0020】図1(a),(b) は本発明の一実施の形態であ
る半導体記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図、図
2は本実施の形態の半導体記憶装置におけるメモリセル
アレーとその周辺回路とを示す回路図、図3はシェアド
センスアンプ方式におけるシェアドセンスアンプ分離信
号線の信号制御回路を示す回路図、図4はシェアドセン
スアンプ分離信号の波形図である。
【0021】まず、図1により本実施の形態の半導体記
憶装置の構成を説明する。
【0022】本実施の形態の半導体記憶装置は、たとえ
ば階層形ワード線構成、多分割ビット線構成を用いた6
4Mビットあるいは256MビットDRAMとされ、こ
のメモリチップ10には、メインローデコーダ領域1
1、メインワードドライバ領域12、カラムデコーダ領
域13、周辺回路/ボンディングパッド領域14、メモ
リセルアレー15、センスアンプ領域16、サブワード
ドライバ領域17、交差領域18などが周知の半導体製
造技術によって1個の半導体チップ上に形成されてい
る。この図1においては、水平方向が行方向(ワード線
方向)、垂直方向が列方向(ビット線方向)である。
【0023】このDRAMにおいては、たとえば図1に
示すように、メモリチップ10の行方向における左側と
右側、列方向における上側と下側にメモリセルアレー1
5などからなるメモリアレー領域が分割して配置され
る。この左側と右側とに配置されたメモリアレー領域
は、それぞれのメモリアレー領域に対応するメインワー
ドドライバ領域12を介して中央に配置されたメインロ
ーデコーダ領域11を挟んで対で配置されている。
【0024】また、上側と下側に配置されたメモリアレ
ー領域の外部の中央側には、それぞれのメモリアレー領
域に対応するカラムデコーダ領域13が配置されてい
る。さらに、その中央部には、周辺回路/ボンディング
パッド領域14として、ローアドレスバッファ、カラム
アドレスバッファ、プリデコーダ、タイミング発生回
路、データ入出力回路などが配置され、さらに外部接続
用のボンディングパッドが設けられている。
【0025】メモリアレー領域は、メモリセルアレー1
5の列方向にセンスアンプ領域16が配置され、また行
方向にサブワードドライバ領域17が配置され、このセ
ンスアンプ領域16とサブワードドライバ領域17との
交差領域18にはFXドライバ、さらにセンスアンプ群
の制御回路(放電用分散MOSトランジスタなど)も配
置されている。このメモリセルアレー15に対して、ワ
ード線は行方向、ビット線は列方向としている。これと
は逆の配置でも本発明を用いることができることは自明
である。
【0026】図2は、メモリセルアレー15と、その周
辺回路とを単純化した回路図であり、メインローデコー
ダ領域11、メインワードドライバ領域12、カラムデ
コーダ領域13、メモリセルアレー15、センスアンプ
領域16、サブワードドライバ領域17、交差領域18
などの各領域内に含まれる回路と、入力回路51、プリ
デコーダ52、メインアンプ61、出力回路62などが
図示されている。
【0027】メモリセルアレー15は、2次元的に配列
された複数、たとえば256サブワード線×256ビッ
ト線対の64Kビットのメモリセルからなり、メインワ
ード線MWB、サブワード線SWが水平方向、ビット線
BL,BLB、列選択信号線YSが垂直方向に配置され
ている。ワード線構成は階層形ワード線方式、センスア
ンプは2サブアレー共用方式で、かつオーバードライブ
方式、すなわち高速化のためにセンスアンプ駆動線CS
Pを最初はVDDの電圧レベルで、後にVDLの電圧レ
ベルで2段階で駆動する方式とする。これらは公知(前
記IEEE Journal of Solid−St
ate Circuitにおいて提案)の技術である。
【0028】メモリセルアレー15の左右に隣接してサ
ブワードドライバ領域17が置かれ、そのサブワードド
ライバの入力がメインワード線MWBとプリデコーダ線
FXであり、その出力がサブワード線SWである。セン
スアンプ領域16とサブワードドライバ領域17との交
差領域18には、図示のようにセンスアンプドライバ
(図では3個のNMOSトランジスタであるが、充電側
はPMOSトランジスタを用いてもよい)やローカルI
O線LIO,LIOBとメインIO線MIO,MIOB
とのスイッチトランジスタIOSWが設けられている。
【0029】また、本図では省略したが、一層の高性能
化のためにセンスアンプ駆動線CSP,CSN、ローカ
ルIO線LIO,LIOB、メインIO線MIO,MI
OBなどのプリチャージ回路やFXドライバが置かれる
こともある。これらの他に入力回路51、プリデコーダ
52、メインワードドライバ、カラムデコーダ、メイン
アンプ61、出力回路62などがある。また図2におい
て、SHR1,SHR2はシェアドセンスアンプ分離信
号線、SAP1,SAP2はセンスアンプ充電信号線、
SANはセンスアンプ放電信号線である。
【0030】特に、本発明においては、詳細は図3にお
いて後述するが、シェアドセンスアンプ分離信号線SH
Rにおいて、メモリセルアレー15の遠端側での信号立
ち下げ遅延を防ぐため、交差領域18に放電用ドライバ
としてNMOSトランジスタを分散して配置し、このN
MOSトランジスタによる分散回路で放電動作を行い、
一方、充電動作はメモリセルアレー15の外部の集中回
路で比較的ゆっくり行うようにしている。
【0031】また、低電力化と微細デバイスの高信頼化
のために内部降圧方式を用い、周辺回路は電圧VPER
I(2.5V)、メモリセル蓄積電圧は電圧VDL(2.0
V)と電源電圧VDD(3.3V)より低い電圧を用い
る。なお、入出力回路は外部とのインタフェースのため
に電圧VDDを用いる。公知であるが、メモリセルに電
圧VDLを書き込むためにはチャージポンピング動作で
昇圧した電圧VPPがサブワード線SWの選択電圧とし
て必要である。そこで、メインワードドライバやサブワ
ードドライバの動作電圧には電圧VPPを供給する。プ
レート電圧VPLTやビット線プリチャージ電圧VBL
Rは電圧VDLの1/2の1.0Vを供給する。また、基
板電圧VBBは−1.0Vである。
【0032】この階層形ワード線構成は、ワード線をメ
インワード線とサブワード線SWの階層構成とし、1組
のメインローデコーダとメインワードドライバを複数の
サブワード線SWで共有することにより、メインワード
線(MW,MWB)、プリデコーダ線(FX,FXB)
の金属配線ピッチをメモリセルのピッチより緩和し、金
属配線の製造歩留まりを高めることができる。
【0033】この階層形ワード線構成においては、行方
向に並ぶサブワード線SWはサブワードドライバの出力
であり、このサブワードドライバにはメインローデコー
ダ、メインワードドライバから出力されたメインワード
線MWまたはMWBと、FXドライバから出力されたプ
リデコーダ線FXおよびFXBが入力され、論理動作を
行う。ある特定のサブワードドライバは、その入力であ
るメインワード線MW,MWBが選択され、さらに列方
向のプリデコーダ線FX,FXBが選択されると、サブ
ワード線SWにHighレベルの電圧が出力され、その
サブワード線SWに接続される全てのメモリセルの読み
出し動作、書き込み動作が開始される。
【0034】読み出し動作の際には、サブワードドライ
バによるサブワード線SWの選択、およびカラムデコー
ダによるビット線BL,BLBの選択により、メモリセ
ルアレー15内の任意のメモリセルを指定して、このメ
モリセルのデータはセンスアンプで増幅した後にローカ
ルIO線LIO,LIOB、メインIO線MIO,MI
OBに読み出され、メインアンプ61を介して出力回路
62から出力される。書き込み動作の際にも同様に、サ
ブワード線SWおよびビット線BL,BLBにより任意
のメモリセルを指定して、書き込み回路(メインアンプ
61に並列に設置、但し図2では省略)からメインIO
線、ローカルIO線、センスアンプを経て、メモリセル
に書き込む。
【0035】図3は、本発明によるシェアドセンスアン
プ方式の実施の形態において、シェアドセンスアンプ分
離信号線の信号制御回路、およびこの信号線が接続され
るメモリアレー領域の概略を示す回路図である。
【0036】図3に示すように、メモリアレー領域は、
メモリセルアレーMCA(15)と、これに隣接するセ
ンスアンプSA(16)、サブワードドライバSWD
(17)および交差領域IS(18)とを有するメモリ
マットからなり、1つのチップは複数のメモリマット
と、この周辺回路とから構成されている。なお、これら
の回路構成は前記図2、図5などに示すとおりであり、
また公知の技術であるのでここでの詳細な説明は省略す
る。
【0037】特に、本実施の形態においては、センスア
ンプSAのカットMOSトランジスタをゲート制御する
シェアドセンスアンプ分離信号線SHRに、充電用ドラ
イバの集中回路を接続するとともに放電用ドライバの分
散回路を接続し、充電用ドライバの集中回路はメモリマ
ットの外部のメインローデコーダ領域11に集中して配
置し、一方、放電用ドライバの分散回路はメモリマット
の内部の交差領域18に分散して配置するレイアウト構
成を採用している。
【0038】図3において、充電用ドライバの集中回路
は、インバータIV1,IV2、電圧VDDと電圧VS
S間に接続されたPMOSトランジスタMP1,MP4
とNMOSトランジスタMN1,MN2によるCMOS
回路から構成され、インバータIV1,IV2にはメモ
リマットセレクト信号MSA,MSBが入力され、CM
OS回路の出力がシェアドセンスアンプ分離信号線SH
R1,SHR2、この反転のシェアドセンスアンプ分離
信号線SHRB1,SHRB2がインバータIV1,I
V2の出力となっている。さらに、CMOS回路のドレ
イン間にはPMOSトランジスタMP2,MP5が接続
され、またCMOS回路の出力には、電圧VPPにソー
スが接続されたPMOSトランジスタMP3,MP6が
接続され、これらのPMOSトランジスタMP2,MP
5,MP3,MP6のゲートはレベル変換回路により制
御される。
【0039】このレベル変換回路は、電圧VDDの低電
圧振幅パルスから電圧VPPの高電圧振幅パルスにレベ
ルシフトさせる回路であり、入力レベルに応じていずれ
か一方がオンとなる2つのPMOSトランジスタと、2
つのNMOSトランジスタ、2つのインバータとから構
成されている。一方のNMOSトランジスのゲートには
電圧VDD、他方のNMOSトランジスのゲートにはメ
モリマットセレクト信号MSCが入力されている。
【0040】一方、放電用ドライバの分散回路は、単純
なNMOSトランジスタMN31〜MN33,MN41
〜MN43のみからなり、これらのNMOSトランジス
タMN31〜MN33,MN41〜MN43はそれぞれ
交差領域IS11〜IS13,IS21〜IS23に1
つずつ分散されて配置されている。一方のそれぞれのN
MOSトランジスタMN31〜MN33は、シェアドセ
ンスアンプ分離信号線SHRB1によりゲート制御さ
れ、ドレインはシェアドセンスアンプ分離信号線SHR
1、ソースは電圧VSSにそれぞれ接続されている。同
様に他方のNMOSトランジスタMN41〜MN43
も、シェアドセンスアンプ分離信号線SHRB2により
ゲート制御され、ドレインはシェアドセンスアンプ分離
信号線SHR2、ソースは電圧VSSにそれぞれ接続さ
れている。
【0041】このような構成において、選択メモリセル
アレーMCAと活性センスアンプSAとの間は、メモリ
マットセレクト信号MSA,MSB,MSCをHigh
レベルにして、シェアドセンスアンプ分離信号線SHR
1,SHR2を共に電圧VPPにする。非選択メモリセ
ルアレーMCA(MC11)と活性センスアンプSA
(SA11)、非活性センスアンプ(SA21)との間
は、メモリマットセレクト信号MSA/MSBをLow
/Highレベル、メモリマットセレクト信号MSCを
Lowレベルにして、シェアドセンスアンプ分離信号線
SHR1/SHR2を電圧0V/VDDにする。非選択
メモリセルアレーMCAと非活性センスアンプSAとの
間は、メモリマットセレクト信号MSA,MSBをHi
ghレベル、メモリマットセレクト信号MSCをLow
レベルにして、シェアドセンスアンプ分離信号線SHR
1/SHR2を電圧VDDとする。
【0042】以上のようにして、シェアドセンスアンプ
分離信号線SHRの充電を集中回路で制御し、この充電
動作はメモリマットの外部のメインローデコーダ領域1
1の集中回路で比較的ゆっくり行う。一方、アクセス時
間のクリティカルパスであるシェアドセンスアンプ分離
信号線SHRの放電は分散回路で制御し、この放電動作
はメモリマットの内部の交差領域ISのNMOSトラン
ジスタMNで分散して比較的速く行う。なお、充電動作
時のVDDレベルからVPPレベルへの立ち上げは振幅
が小さいため、またメモリセルへの再書き込み動作に間
に合えばよいので、メモリマットの外部からでも問題と
なることはない。なお、充電・放電回路をいずれも交差
領域に設けることは、狭い交差領域ではレイアウト不可
能である。
【0043】図4は、シェアドセンスアンプ分離信号線
の信号波形を本発明と比較例の技術とで比較したもので
ある。図4(a) はメモリマットの外部の集中回路で充電
および放電を行う比較例の技術であり、図4(b) はメモ
リマットの外部の集中回路で充電を行い、放電は内部の
分散回路で行う本発明の実施の形態における波形であ
る。
【0044】図4のように、シェアドセンスアンプ分離
信号線SHR1,SHR2の、電圧VPP、電圧VD
D、電圧VSS(0V)の3値制御による充放電におい
て、充電時の電圧VDDから電圧VPPへの立ち上げ波
形はどちらも同じであるが、放電時における電圧VDD
から電圧0Vへの立ち下げは、比較例の技術に比べて本
発明の実施の形態の方が速くなる。よって、本発明にお
いては電圧VDDから電圧0Vへの放電動作を高速に行
うことができる。
【0045】また、比較例の技術のように集中回路での
NMOSトランジスタの定数より、本発明による分散回
路のNMOSトランジスタMNの定数の合計の方が、同
じ速さで小さくできる。これにより、比較例において問
題となっていた、放電動作におけるメモリセルアレーM
CAの遠端側での信号立ち下げ遅延を巨大なMOSトラ
ンジスタを使用せずとも防ぐことができる。
【0046】従って、本実施の形態の半導体記憶装置に
よれば、放電用ドライバとしてメモリマットの内部の交
差領域ISに単純なNMOSトランジスタMNを分散し
て配置し、このNMOSトランジスタMNで放電動作を
行うことにより、放電動作におけるシェアドセンスアン
プ分離信号線SHRの信号立ち下げを速くすることがで
きるので、メモリセルアレーMCAの遠端側での信号立
ち下げ遅延を防ぐことができる。
【0047】さらに、アクセス時、シェアドセンスアン
プ分離信号線SHRの配線負荷の遅延を抑えられるた
め、高速に放電でき、集中回路でのNMOSトランジス
タの定数より分散のNMOSトランジスタMNの定数の
合計の方が同じ速さで小さくできるため、面積を縮小す
ることができ、かつ電力も低減することができる。
【0048】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0049】たとえば、前記実施の形態においては、6
4Mビットあるいは256MビットDRAM、またはシ
ンクロナスDRAMの例で説明したが、これに限定され
るものではなく、他のビット数のより大容量化、高集積
化のDRAMや、SRAM、RAM、ROM、PRO
M、EPROM、EEPROMなどの他の半導体記憶装
置についても広く適用可能である。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0051】(1).NMOSトランジスタをアレー領域の
内部に分散して配置し、このNMOSトランジスタで放
電動作を行うことで、放電動作時のシェアドセンスアン
プ分離信号線の信号立ち下げを速くすることができるの
で、メモリセルアレーの遠端側での信号立ち下げ遅延を
防ぐことができる。
【0052】(2).アクセス時、シェアドセンスアンプ分
離信号線の配線負荷の遅延を抑えられるために放電を高
速化でき、さらにNMOSトランジスタの定数を分散配
置の方が同じ速さで小さくできるので、面積を縮小でき
るともに電力を低減することができる。
【0053】(3).前記(1),(2) により、特にメモリセル
アレーの遠端側での信号立ち下げ遅延を防ぎ、3値制御
によるシェアドセンスアンプ方式の利点を維持しなが
ら、その高速化、低電力化および低面積化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b) は本発明の一実施の形態である半導体
記憶装置を示すレイアウト図と部分拡大図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体記憶装置におけ
るメモリセルアレーとその周辺回路とを示す回路図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態において、シェアドセン
スアンプ方式におけるシェアドセンスアンプ分離信号線
の信号制御回路を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施の形態において、シェアドセン
スアンプ分離信号の波形図である。
【図5】本発明の前提となる半導体記憶装置において、
シェアドセンスアンプ方式によるセンスアンプを示す回
路図である。
【図6】本発明の前提となる半導体記憶装置において、
図5のシェアドセンスアンプ方式における読み出し/書
き込み動作の信号波形図である。
【図7】(a),(b) は本発明の前提となる半導体記憶装置
において、複数のメモリマットにおけるシェアドセンス
アンプ分離信号線の制御を示す説明図である。
【符号の説明】
10 メモリチップ 11 メインローデコーダ領域 12 メインワードドライバ領域 13 カラムデコーダ領域 14 周辺回路/ボンディングパッド領域 15 メモリセルアレー 16 センスアンプ領域 17 サブワードドライバ領域 18 交差領域 51 入力回路 52 プリデコーダ 61 メインアンプ 62 出力回路 MW,MWB メインワード線 FX,FXB プリデコーダ線 SW サブワード線 BL,BLB ビット線 YS 列選択信号線 LIO,LIOB ローカルIO線 MIO,MIOB メインIO線 SHR シェアドセンスアンプ分離信号線 PCB ビット線プリチャージ信号線 CSP,CSN センスアンプ駆動線 SAP センスアンプ充電信号線 SAN センスアンプ放電信号線 MCA メモリセルアレー MC メモリセル SA センスアンプ SWD サブワードドライバ IS 交差領域 IV インバータ MP PMOSトランジスタ MN NMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘川 五郎 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するメモリセルアレーでセンスアン
    プを共有するシェアドセンスアンプ方式で、前記2つの
    メモリセルアレーと前記センスアンプとの間に各々カッ
    トMOSトランジスタが接続され、このカットMOSト
    ランジスタのゲートを制御するシェアドセンスアンプ分
    離信号線について、その充電を多数のアレーで共通にア
    レー外に設けた集中回路で制御し、かつ放電をアレー間
    に設けた分散回路で制御することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記シェアドセンスアンプ分離信号線の制御は、選
    択メモリセルアレーと活性センスアンプとの間のシェア
    ドセンスアンプ分離信号線は昇圧電圧VPP、非選択メ
    モリセルアレーと活性センスアンプとの間のシェアドセ
    ンスアンプ分離信号線は電圧VSS、待機時または非選
    択メモリセルアレーと非活性センスアンプとの間のシェ
    アドセンスアンプ分離信号線は電源電圧VDDに3値制
    御することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記シェアドセンスアンプ分離信号線の電圧VSS
    から電圧VDDへの充電動作または電圧VDDから電圧
    VPPへの充電動作はアレー領域の外部の集中回路で行
    い、前記シェアドセンスアンプ分離信号線の電圧VDD
    から電圧VSSへの放電動作は前記アレー領域の内部に
    分散したNMOSトランジスタで行うことを特徴とする
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記電圧VPPはワード線選択電圧と等しいことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    記憶装置であって、前記半導体記憶装置は、高集積のD
    RAMであることを特徴とする半導体記憶装置。
JP9220306A 1997-08-15 1997-08-15 半導体記憶装置 Pending JPH1166840A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001189081A (ja) * 1999-12-30 2001-07-10 Hyundai Electronics Ind Co Ltd 半導体メモリディバイス及びそのビットライン接続方法
US6717880B2 (en) 2001-12-24 2004-04-06 Hynix Semiconductor Inc Current reducing device in sense amplifier over driver scheme of semiconductor memory chips and its method
US6847579B2 (en) 2001-09-10 2005-01-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

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