JPH11170898A - 自動車用座席 - Google Patents

自動車用座席

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JPH11170898A
JPH11170898A JP9341643A JP34164397A JPH11170898A JP H11170898 A JPH11170898 A JP H11170898A JP 9341643 A JP9341643 A JP 9341643A JP 34164397 A JP34164397 A JP 34164397A JP H11170898 A JPH11170898 A JP H11170898A
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JP
Japan
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bush
mesh
seat
collar
body member
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Pending
Application number
JP9341643A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamauchi
慶彦 山内
Shinya Sato
信也 佐藤
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席と車体との間に介在されるラバーマウン
ト構造のラバーブッシュに亀裂が生じないようにする。 【解決手段】 ブッシュ2の内径に沿った部分2c内
に、メッシュ3を成形時にインサートすることにより、
その部分を強化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用座席、特
に車体部材としてのスライドレールと座席としてのシー
トクッションとの間に介在される防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、自動車の座席6は、
シートクッション7とシートバック8とより構成され、
該シートクッション7のクッションフレーム11は、車
体部材としてのスライドレール10に、防振構造として
のラバーマウント構造17を介して支持されてなる。
【0003】前記スライドレール10は、図3に示すよ
うに、前記シートクッション7のクッションフレーム1
1にラバーマウント構造17を介して支持されてなる可
動レール10aと、フロアパネル9に固設されてなる固
定レール10bとよりなり、該固定レール10bに前記
可動レール10aは前後摺動自在なるように係合されて
なる。
【0004】前記ラバーマウント構造17は、図4に示
すように、前記可動レール10aに溶接により固設され
てなるボルト13と、該可動レール10a及び座席6の
クッションフレーム11間に介在されてなる厚肉円筒状
のラバーよりなるブッシュ16と、該ブッシュ16の内
径側16cに筒部12bが挿入されてなると共に該筒部
12bが前記スライドレール10の可動レール10aに
当接してなるフランジ付きカラー12と、該カラー12
のフランジ12aを介在して前記ボルト13に締結して
なるナット14とよりなる(類似技術として、特開平6
ー56052号公報参照)。
【0005】符号16aは、前記ブッシュ16の外周に
沿って形成されてなるリング状の溝で、該溝16aにシ
ートクッションフレーム11の打ち抜き穴11aを嵌着
してなる。
【0006】前記カラー12のフランジ12aは、前記
ブッシュ16の上端面に当接させた状態で支持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のラバーマウント構造17は、ラバーブッシュ16を
取り付ける際に、カラー12のフランジ12aがナット
14の回転に従動して回転させられることにより、ラバ
ーブッシュ16に回転力が負荷され、ラバーブッシュ1
6が捩じられる。
【0008】これにより、図5に示すように、ラバーブ
ッシュ16の薄肉部分16bに亀裂15が生じるおそれ
があり、かかる場合、シートクッションフレーム11と
カラー12の筒部12bとが直接接触して、きしみ音を
発生させるという問題がある。
【0009】また、ラバーブッシュ16の外周のリング
状の溝16aに嵌着するシートクッションフレーム11
の打ち抜き穴11aに、打ち抜き加工時の所謂「ばり」
が存在した場合には、薄肉部分16bが「ばり」にて引
き裂かれるおそれがあり、ラバーブッシュ16の捩じれ
に加えてさらに亀裂が生じやすくなるという問題があ
る。
【0010】よって、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、弾性体からなるラバーブッシュに、
亀裂が生じにくい自動車用座席の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、自動車の車体部材に支持されて
なるボルトと、該車体部材及び座席間に介在されてなる
厚肉円筒状のラバーよりなるブッシュと、該ブッシュの
内径に筒部が挿入されてなると共に該筒部が前記車体部
材に当接してなるフランジ付きカラーと、該カラーのフ
ランジを介在して前記ボルトに締結してなるナットとよ
りなる防振構造を有する自動車用座席において、前記ブ
ッシュの内径に沿った位置には、メッシュが、成形時に
インサートされてなることを特徴とする。
【0012】請求項1の発明によれば、ブッシュの内径
に沿った部分に、メッシュがインサートされていること
により、その部分が強化され、肉薄部分が捩じれても亀
裂が生じなくなる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用座席であって、前記メッシュが高抗張力を有する合成
樹脂材からなることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明によれば、高抗張力を有す
る合成樹脂材、例えばナイロン等のメッシュを用いるこ
とにより、前記ブッシュの肉薄部を補強することが可能
となる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載の自動車
用座席であって、前記メッシュが金属材からなることを
特徴とする。
【0016】請求項3の発明によれば、金属材、例えば
鋼材からなるメッシュを用いることにより、前記ブッシ
ュの肉薄部を補強することが可能となる。
【0017】請求項4の発明は、自動車の車体部材に支
持されてなるボルトと、該車体部材及び座席間に介在さ
れてなる厚肉円筒状のラバーよりなるブッシュと、該ブ
ッシュの内径に筒部が挿入されてなると共に該筒部が前
記車体部材に当接してなるフランジ付きカラーと、該カ
ラーのフランジを介在して前記ボルトに締結してなるナ
ットとよりなる防振構造を有する自動車用座席におい
て、前記カラーのフランジ外周には、工具での固持が可
能なる略平行面が形成されてなることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明によれば、カラーフランジ
の外周に、略平行面を形成することにより、工具でカラ
ーの略平行面を回り止めしつつ、ナットを締結させるこ
とにより、ナットの回転力がブッシュに作用しなくな
る。
【0019】請求項5の発明は、請求項4記載の自動車
用座席であって、前記略平行面は、6角状をなすことを
特徴とする。
【0020】請求項5の発明によれば、略平行面が6角
形であるので、一般的なスパナなどの工具で容易に回り
止めをすることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】
【実施の形態1】図1は、本発明の実施の形態1を示す
図4相当のラバーマウント構造の断面図である。
【0023】図1において、本実施の形態のラバーマウ
ント構造1は、前記スライドレール10の可動レール1
0aに溶接により固設されてなるボルト13と、該可動
レール10a及び座席6(図3参照)のクッションフレ
ーム11間に介在されてなる厚肉円筒状のラバーよりな
るブッシュ2と、該ブッシュ2の内径側2cに筒部4b
が挿入されてなると共に該筒部4bが前記スライドレー
ル10の可動レール10aに当接してなるフランジ付き
カラー4と、該カラー4のフランジ4aを介在して前記
ボルト13に締結してなるナット14とよりなる。
【0024】符号2aは、前記ブッシュ2の外周に沿っ
て形成されてなるリング状の溝で、該溝2aに前記シー
トクッションフレーム11の打ち抜き穴11aを嵌着し
てなる。
【0025】前記カラー4のフランジ4aは、前記ブッ
シュ2の上端面に当接させた状態で支持される。
【0026】前記ブッシュ2の内径2cに沿って、少な
くとも肉薄部分の肉厚内に、メッシュ3、例えばナイロ
ン等の高抗張力を有する合成樹脂材からなるメッシュ、
あるいは金網等の鋼材からなるメッシュ3を用いて成形
時にインサートしたものである。
【0027】本実施の形態によれば、ラバーマウント構
造1におけるブッシュ2の内径2cに沿って、少なくと
も肉薄部分の肉厚内に、メッシュ3を、成形時にインサ
ートすることにより、ブッシュ2の肉薄部2bを補強す
ることが可能となり、ナット14にて、ブッシュ2を締
めつけた際に、ナット14の回転に従動してブッシュ2
が捩じれても、肉薄部2bに亀裂が生じない。
【0028】
【実施の形態2】図2は本発明の実施の形態2を示すカ
ラーの斜視図である。
【0029】本実施の形態は、メッシュ3(図1参照)
を成形時にインサートしない従来と同様なブッシュ16
を用いるとともに、前記カラー4のフランジ4aの外周
形状を変形したことを前記実施の形態1と異にするもの
であり、その他の構成は前記実施の形態1と同様である
のでその説明を省略する。
【0030】図2に示すように、本実施の形態のカラー
5は、フランジ5aの外周に略平行面として6角形ある
いは8角形等を形成したものである。符号5bは、筒部
である。
【0031】本実施の形態によれば、カラー5の外形に
6角形あるいは8角形を形成したことにより、平略行面
にスパナなどの工具をかけてカラー5を回り止めするこ
とが可能となる。従って、カラー5の回り止めをしつつ
ナット14を回転することにより、ブッシュ16に回転
力が作用しなくなり、ブッシュ16が捩じれなくなる。
これにより薄肉部16bに亀裂が生じない。
【0032】
【発明の効果】請求項1の効果は、ブッシュの内径に沿
った部分に、メッシュがインサートされていることによ
り、その部分が強化され、肉薄部分が捩じれても亀裂が
生じなくなる。
【0033】請求項2の効果は、高抗張力を有する合成
樹脂材、例えばナイロン等のメッシュを用いることによ
り、前記ブッシュの肉薄部を補強することが可能とな
る。
【0034】請求項3の効果は、金属材、例えば鋼材か
らなるメッシュを用いることにより、前記ブッシュの肉
薄部を補強することが可能となる。
【0035】請求項4の効果は、カラーフランジの外周
に、略平行面を形成することにより、工具でカラーの略
平行面を回り止めしつつ、ナットを締結させることによ
り、ナットの回転力がブッシュに作用しなくなる。
【0036】請求項5の効果は、略平行面が6角形であ
るので、一般的なスパナなどの工具で容易に回り止めを
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すラバーマウント構
造の断面図。
【図2】本発明の実施の形態2を示すカラーの斜視図。
【図3】従来の自動車用座席の側面図。
【図4】図3のラバーマウント構造の拡大断面図。
【図5】図4のブッシュの課題を示す断面図。
【符号の説明】
1 ラバーマウント構造 2、16 ブッシュ 2c ブッシュの内径 3 メッシュ 4、5、12 フランジ付きカラー 4a,5a,12a フランジ 4b、5b、12b 筒部 6 座席 10 車体部材としてのスライドレール 11 シートクッションフレーム 13 ボルト 14 ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体部材に支持されてなるボル
    トと、該車体部材及び座席間に介在されてなる厚肉円筒
    状のラバーよりなるブッシュと、該ブッシュの内径に筒
    部が挿入されてなると共に該筒部が前記車体部材に当接
    してなるフランジ付きカラーと、該カラーのフランジを
    介在して前記ボルトに締結してなるナットとよりなる防
    振構造を有する自動車用座席において、 前記ブッシュの内径に沿った位置には、メッシュが、成
    形時にインサートされてなることを特徴とする自動車用
    座席。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用座席であって、 前記メッシュが、高抗張力を有する合成樹脂材からなる
    ことを特徴とする自動車用座席。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用座席であって、 前記メッシュが金属材からなることを特徴とする自動車
    用座席。
  4. 【請求項4】 自動車の車体部材に支持されてなるボル
    トと、該車体部材及び座席間に介在されてなる厚肉円筒
    状のラバーよりなるブッシュと、該ブッシュの内径に筒
    部が挿入されてなると共に該筒部が前記車体部材に当接
    してなるフランジ付きカラーと、該カラーのフランジを
    介在して前記ボルトに締結してなるナットとよりなる防
    振構造を有する自動車用座席において、 前記カラーのフランジ外周には、工具での固持が可能な
    る略平行面が形成されてなることを特徴とする自動車用
    座席。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車用座席であって、 前記略平行面は、6角状をなすことを特徴とする自動車
    用座席。
JP9341643A 1997-12-11 1997-12-11 自動車用座席 Pending JPH11170898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102207147A (zh) * 2011-03-17 2011-10-05 韦隽彧 一种汽车橡胶衬套组件
CN115257483A (zh) * 2021-04-30 2022-11-01 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102207147A (zh) * 2011-03-17 2011-10-05 韦隽彧 一种汽车橡胶衬套组件
CN115257483A (zh) * 2021-04-30 2022-11-01 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅
CN115257483B (zh) * 2021-04-30 2023-10-03 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅

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