JPH11170866A - ドアウェザーストリップの取付構造 - Google Patents

ドアウェザーストリップの取付構造

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JPH11170866A
JPH11170866A JP9363942A JP36394297A JPH11170866A JP H11170866 A JPH11170866 A JP H11170866A JP 9363942 A JP9363942 A JP 9363942A JP 36394297 A JP36394297 A JP 36394297A JP H11170866 A JPH11170866 A JP H11170866A
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door weather
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door
lip
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Mitsuaki Arata
光昭 荒田
Naohiro Yasuda
直弘 安田
Keiichi Fukushima
啓市 福島
Hiroshi Kawauchi
浩志 川内
Yasuhiro Shintani
康宏 新谷
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/75Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にコスト高になることを防止して、ドアウ
ェザーストリップの取り付けを一層容易にしうるドアウ
ェザーストリップの取付構造を提供することにある。 【解決手段】 ベルトライン部BL内側となるドアトリ
ムインナー21上部に、昇降ガラスGの面に略直角に凹
溝部22を成形し、凹溝部22の開口先端部に凹溝部2
2からその溝幅方向外側に向けて連続する段差部23を
成形し、かつ、ガラスGに摺接するメインシール部31
に一体成形されたドアウェザーストリップ30の基部3
2の上面及び下面のうちいずれか一方に係止用のリップ
部33を成形し、メインシール部31と基部32との間
に位置決め用突起34を成形するとともに、ドアウェザ
ーストリップ30に成形された位置決め用突起34がド
アトリムインナー21に成形された段差部23に当接す
るまで、ドアウェザーストリップ30のリップ部付の基
部32を凹溝部22に圧入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のベルトラ
イン部内側に取り付けられ昇降するガラスに摺接するド
アウェザーストリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8乃至図10に示すように、従来、こ
の種の自動車用のドアウェザーストリップの取付構造
は、昇降するガラスGに摺接するドアウェザーストリッ
プ1を、ドアトリム2にボルト3を締めることで固定し
たり(図9)、又はフック4を設け、そのフック4をド
アトリム2に引っかけて固定することが行われていた
(図10)。しかし、いずれの場合にも固定されたドア
ウェザーストリップ1の剛性は不十分であるため芯金5
を埋設する必要があるとともにボルト3やフック4が必
要となりコスト高となっていた。また、芯金5は通常平
板状のものであるため、例えばベルトラインBLに沿い
ドアウェザーストリップ1の後部を多少上側にあげ芯金
5を曲げるには特別の設備が必要となり更にコスト高に
なる。
【0003】これに対して、図11に示すように、合成
樹脂で成形されたドア11の外板12と内板13の各上
端部にガラスGの昇降方向に略直角に成形された係止溝
12d,13dに、ドアウェザーストリップ15,16
の基片15a,16aに形成した係止片15e,16e
を係合させてドアウェザーストリップ15,16を固定
させることが知られている(例えば、実公昭61−30
905号公報,実公昭61−32811号公報など)。
これによれば、ボルトやフックが不要になるのでボルト
やフック分のコストの低下が図れ、しかも取り付けは差
し込むだけでよくなる点で容易となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
11に示す従来例では、係止片15e,16eの上下に
それぞれ同様の大きさの摩擦片15f,16fが設けら
れ、基片15a,16aの上部には外板12,13の上
面12b,13bに係着する端辺覆片15c,16cが
設けられているので、係合時に係止片15e,16eの
位置が、図11に示すように係止溝12d,13dの中
央部にくるように挿入する必要があり、多少上下方向に
位置ズレすると上手く挿入されないという問題がある。
【0005】更に、ドアウェザーストリップ15,16
には断面形状が略T字状の芯金15g,16gが埋設さ
れているためコスト高となるという問題は残り、この芯
金15g,16gを曲げ加工するには特別の設備が必要
になる。
【0006】そこで本発明の目的は、特にコスト高にな
ることを防止して、ドアウェザーストリップの取り付け
を一層容易にしうるドアウェザーストリップの取付構造
を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、ドアウェザー
ストリップの曲げ加工を容易にしうることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のドアウェザーストリップの取付
構造は、自動車のベルトライン部(BL)内側となるド
アトリムインナー(21)上部に、昇降するガラス
(G)の面に略直角に凹溝部(22)を成形し、凹溝部
(22)の開口先端部に凹溝部(22)からその溝幅方
向外側に向けて連続する段差部(23)を成形し、か
つ、ガラス(G)に摺接するメインシール部(31)に
一体成形されたドアウェザーストリップ(30)の基部
(32)の上面及び下面のうちいずれか一方に係止用の
リップ部(33)を成形し、メインシール部(31)と
基部(32)との間に位置決め用突起(34)を成形す
るとともに、ドアウェザーストリップ(30)に成形さ
れた位置決め用突起(34)がドアトリムインナー(2
1)に成形された段差部(23)に当接するまで、ドア
ウェザーストリップ(30)のリップ部(33)付の基
部(32)をドアトリムインナー(21)に成形された
凹溝部(22)に圧入したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、リップ部
(33)は、その断面形状において中央部分を先端部及
び付け根部に比べて細くしたことを特徴とする請求項1
に記載のドアウェザーストリップの取付構造である。
【0010】更に、請求項3に記載の発明は、ドアウェ
ザーストリップ(30)の基部(32)の上面及び下面
のうちリップ部(33)が成形された面とは逆側の面
に、小突起(35)を成形したことを特徴とする請求項
1又は2に記載のドアウェザーストリップの取付構造で
ある。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、ドアウェ
ザーストリップの基部(52)に、一本の長く延びる連
結部(61)の左右に所定の間隔で複数の枝部(62)
が一体化されてなる魚の骨状の芯金(60)を埋設した
ことを特徴とする請求項1乃至3に記載のドアウェザー
ストリップの取付構造である。
【0012】また、請求項5に記載のドアウェザースト
リップの取付構造は、自動車のベルトライン部(BL)
内側となるドアトリムインナー(21)上部に、昇降す
るガラス(G)の面に略直角に凹溝部(22)を成形
し、凹溝部(22)の開口先端部に凹溝部(22)から
その溝幅方向外側に向けて連続する段差部(23)を成
形し、かつ、ガラス(G)に摺接する上部メインシール
部(51a)及び下部メインシール部(51b)に一体
成形されたドアウェザーストリップ(50)の基部(5
2)の上面及び下面のうちいずれか一方に係止用のリッ
プ部(53)を成形し、上部メインシール部(51a)
と基部(52)との間に位置決め用突起(54)を成形
するとともに、ドアウェザーストリップ(50)に成形
された位置決め用突起(54)がドアトリムインナー
(21)に成形された段差部(23)に当接するまで、
ドアウェザーストリップ(50)のリップ部(53)付
の基部(52)をドアトリムインナー(21)に成形さ
れた凹溝部(22)に圧入したドアウェザーストリップ
の取付構造であって、一本の長く延びる連結部(61)
の左右に所定の間隔で複数の枝部(62)が一体化され
てなる魚の骨状の芯金(60)を、ドアウェザーストリ
ップ(50)の基部(52)及びそれに略直角な上部メ
インシール部(51a)と下部メインシール部(51
b)を連結する支持部(56)に沿わせ略L字状に曲げ
て埋設し、その曲げの中心を連結部(61)の延びる方
向から左右いずれかの枝部(62)側に移動した位置と
して連結部(61)を基部(52)側に位置したことを
特徴とする。
【0013】なお、上記の括弧内の記号は図面及び後述
する発明の実施の形態に記載された記号に対応するもの
である。
【0014】請求項1に記載の発明によれば、リップ部
は基部の上面及び下面のうちいずれか一方にだけに成形
されていて、しかも凹溝部から連続する段差部に、ドア
ウェザーストリップに成形された位置決め用突起が当接
するまで、リップ部付の基部がドアトリムインナーに成
形された凹溝部に圧入させられている。すなわち、位置
決め用突起は基部とともにドアトリムインナーの上部で
覆われた状態となり、従来例で示した端辺覆片のように
ドアトリムインナーの上部を外側から覆うようになって
いないため、ドアウェザーストリップを圧入する際に凹
溝部の中央部にドアウェザーストリップの中央を厳密に
もってくる必要はなく、多少上下に位置ズレするもので
あっても確実に圧入されるようになっている。その上、
リップ部は上面だけなので、たとえ凹溝部の溝幅が狭い
場合であっても確実に圧入できる。よって、基部に特に
芯金を埋設しなくても剛性は保持される。
【0015】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の発明の作用効果に加えて、リップ部中央部分の
断面形状は先端部及び付け根部に比べて細いので、リッ
プ部の先端部のみを細くした場合の、凹溝部への圧入力
が高くなり差し込み難くなるという問題や、逆に、リッ
プ部の付け根部のみを細くした場合の、リップ部がすぐ
折れて圧入し易くなるが、凹溝部側面に突っ張る力が弱
くなり抜け易くなるという問題を解消する。すなわち、
凹溝部側面に対して突っ張る力を保ちながら、かつ圧入
する力も高くなりすぎることなく円滑に差し込むことが
でき、その後、容易に抜けることもない。
【0016】更に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1又は2の発明の作用効果に加えて、ドアウェザー
ストリップの基部の上面及び下面のうちリップ部が成形
された面とは逆側の面に、小突起を成形したので、ドア
ウェザーストリップの圧入後の自動車の振動によるドア
ウェザーストリップと凹溝部とのこすれ音(異音)を防
止することができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3の発明の作用効果に加えて、ドアウェザーストリ
ップの基部には、一本の長く延びる連結部の左右に所定
の間隔で複数の枝部が一体化されてなる魚の骨状の芯金
が埋設されているので、基部の剛性を向上させることが
できる。また、芯金は板状ではなく魚の骨状で複数の隙
間があるので全体的に重量が軽い。
【0018】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1及び4の発明の作用効果に加えて、魚の骨状の芯
金を基部及びそれに略直角な支持部に沿わせ略L字状に
曲げて埋設し、その曲げの中心を連結部の延びる方向か
ら左右いずれかの枝部側に移動した位置として連結部を
基部側に位置させるようにしてあるので、連結部を軸に
基部を上下方向に自由度をもたせて多少動かすことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
ドアウェザーストリップの取付構造を示すもので、図8
のA−A線拡大断面図に相当する。このドアウェザース
トリップの取付構造は、自動車のベルトライン部BL内
側となるドアトリムインナー21上部に、昇降するガラ
スGの面に略直角に凹溝部22を成形し、その凹溝部2
2の開口先端部に凹溝部22からその溝幅方向外側に向
けて連続する段差部23を成形したものである。その
上、凹溝部22に差し込まれるドアウェザーストリップ
30側の取付構造は、ガラスGに摺接する舌片状のメイ
ンシール部31に一体成形された基部32の上面に係止
用のリップ部33を複数組(本実施形態では3組)成形
し、メインシール部31と基部32との間に上面に向け
て突出する位置決め用突起34を成形したものである。
ここで、リップ部33の長さに基部32の幅を加えた長
さは、凹溝部22の幅よりも幅広に設定されている。
【0020】そして、ドアウェザーストリップ30に成
形された位置決め用突起34がドアトリムインナー21
に成形された段差部23に当接するまで、ドアウェザー
ストリップ30のリップ部33付の基部32をドアトリ
ムインナー21に成形された凹溝部22に圧入したもの
である。
【0021】このように、リップ部33は基部32の上
面及び下面ではなく、一方の面にだけに成形されてい
て、しかも凹溝部22から連続する段差部23に位置決
め用突起34が内側から当接している。すなわち、位置
決め用突起34は基部32とともにドアトリムインナー
21の上部で覆われた状態となり、従来例で示した端辺
覆片15c,16cのようにドアトリムインナー21の
上部を外側から覆うようになっていないため、ドアウェ
ザーストリップ30を圧入する際に凹溝部22の中央部
にドアウェザーストリップ30の中央を厳密にもってく
る必要はなく、多少上下に位置ズレするものであっても
確実に圧入されるようになっている。その上、リップ部
33は上面だけなので、たとえ凹溝部22の溝幅が狭い
場合であっても確実に圧入できる。よって、基部32に
特に芯金を埋設しなくても剛性は保持される。
【0022】なお、リップ部33は、その断面形状にお
いて中央部分33aを先端部33b及び付け根部33c
に比べて細くしてある。これは、図3(a)に示すよう
に、リップ部の先端部のみを細くしたのでは凹溝部22
への圧入力が高くなり差し込み難くなり、逆に、図3
(b)に示すように、リップ部の付け根部のみを細くす
るとリップ部がすぐ折れて圧入し易くなるが、凹溝部2
2側面に突っ張る力が弱くなり抜け易くなるという欠点
があるので、中央部分33aを細くすることで凹溝部2
2側面に対して突っ張る力を保ちながら、かつ圧入する
力も高くなりすぎることなく円滑に差し込むことがで
き、その後、容易に抜けることもない。
【0023】一方、車外側は上述した車内側とは異な
り、ドアパネルの上部のフランジ37に取り付けられた
ウェザーストリップ38にウエストシール39が固定さ
れていて、ガラスGの昇降時には上述したドアウェザー
ストリップ30のメインシール部31とともにそれに相
対向するウエストシール39のシールリップ部39aが
ガラスGに摺接するようになっている。
【0024】本実施形態例では、リップ部33を基部3
2の上面に成形したが、これにかえて、基部32の下面
に成形するようにしてもよい。また、図4に示すよう
に、ドアウェザーストリップ30の基部32のリップ部
33が成形された上面とは逆側の下面(リップ部が下面
に成形された場合には上面)に、リップ部33の長さよ
りも長さの短い小突起35を成形して、ドアウェザース
トリップ30の圧入後の自動車の振動による凹溝部22
とのこすれ音(異音)対策を図るようにしてもよい。ま
た、リップ部33もこすれ音(異音)対策の役割を果た
す。
【0025】(第2実施形態)図5は、図2に示すドア
ウェザーストリップ30にかわるドアウェザーストリッ
プ50を示す拡大断面図であり、図6は、ドアウェザー
ストリップ50の斜視図である。このドアウェザースト
リップの取付構造は、圧入側のドアウェザーストリップ
50がかわっただけで凹溝部は図1に示したものと同一
であるので説明を省略する。
【0026】つまり、ドアウェザーストリップ50は、
メインシール部31と同形状の上部メインシール部51
aと下部メインシール部51bの2つのシール部を有し
ていて、両シール部は支持部56で連結され、基部52
に対して支持部56は断面略L字状に一体形成されてい
る。そして、第1実施形態と同様に基部52の上面(下
面でもよい)にはリップ部53と位置決め用突起54が
成形され、下面には小突起55が成形されている。
【0027】更に、基部52には芯金60が埋設されて
いる。この芯金60は、図7に示す展開図のように、一
本の長く延びる連結部61の左右に所定の間隔で複数の
枝部62が一体化されてなる魚の骨状のもので、芯金6
0を埋設しなくても基部52の剛性はリップ部53の突
っ張り力によって十分であるが芯金60によって更に剛
性を向上させることができる。また、芯金60を埋設し
なくても下側メインシール部51bの剛性は連結された
支持部56の剛性によって十分保たれているが、芯金6
0によって更に剛性を向上させることができる。
【0028】また、この芯金60を基部52及びそれに
略直角な支持部56に沿わせ略L字状に曲げて埋設し、
その曲げの中心CTを連結部61の延びる方向から左右
いずれかの枝部62側に移動した位置として連結部61
を基部52側に位置させるようにしてある。よって、図
6に示すH方向に、すなわち連結部61を軸に基部52
を上下方向に自由度をもたせて多少動かすことができる
ので、例えばベルトラインBLに沿ってドアウェザース
トリップ50の後部を多少上側にあげる場合でも特別な
設備を必要としない。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり請求項1に記載の発明によ
れば、位置決め用突起は基部とともにドアトリムインナ
ーの上部で覆われた状態となり、従来例で示した端辺覆
片のようにドアトリムインナーの上部を外側から覆うよ
うになっていないため、ドアウェザーストリップを圧入
する際に凹溝部の中央部にドアウェザーストリップの中
央を厳密にもってくる必要はなく、多少上下に位置ズレ
するものであっても確実に圧入されるようになってい
る。その上、リップ部は上面だけなので、たとえ凹溝部
の溝幅が狭い場合であっても確実に圧入できる。よっ
て、基部に特に芯金を埋設しなくても剛性は保持され
る。なお、ドアウェザーストリップの固定にボルトやフ
ックは不要である。
【0030】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の発明の作用効果に加えて、リップ部中央部分の
断面形状は先端部及び付け根部に比べて細いので、凹溝
部側面に対して突っ張る力を保ちながら、かつ圧入する
力も高くなりすぎることなく円滑に差し込むことがで
き、その後、容易に抜けることもない。
【0031】更に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1又は2の発明の作用効果に加えて、ドアウェザー
ストリップの基部の上面及び下面のうちリップ部が成形
された面とは逆側の面に、小突起を成形したので、ドア
ウェザーストリップの圧入後の自動車の振動によるドア
ウェザーストリップと凹溝部とのこすれ音(異音)を防
止することができる。
【0032】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3の発明の作用効果に加えて、ドアウェザーストリ
ップの基部には、一本の長く延びる連結部の左右に所定
の間隔で複数の枝部が一体化されてなる魚の骨状の芯金
が埋設されているので、基部の剛性を向上させることが
できる。また、芯金は平板状ではなく魚の骨状で複数の
隙間があるので全体的に重量が軽い。
【0033】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1及び4の発明の作用効果に加えて、魚の骨状の芯
金を基部及びそれに略直角な支持部に沿わせ略L字状に
曲げて埋設し、その曲げの中心を連結部の延びる方向か
ら左右いずれかの枝部側に移動した位置として連結部を
基部側に位置させるようにしてあるので、連結部を軸に
基部を上下方向に自由度をもたせて多少動かすことがで
きる。したがって、例えばベルトラインに沿ってドアウ
ェザーストリップの後部を多少上側にあげる車両に組付
ける場合でも特別な設備による曲げ加工の必要がなく、
容易に組付けることができるので、コスト高とならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る、ドアウェザース
トリップの取付構造を示す拡大断面図である。
【図2】図1に示すドアウェザーストリップの拡大断面
図である。
【図3】ドアウェザーストリップのリップ部の断面形状
の態様を示す断面図であり、(a)は先端部が細い場
合、(b)は付け根部が細い場合をそれぞれ示す。
【図4】小突起を成形したドアウェザーストリップを示
す拡大断面図である。
【図5】図2に示すドアウェザーストリップにかわる第
2実施形態に係る、ドアウェザーストリップを示す拡大
断面図である。
【図6】図5に示すドアウェザーストリップの斜視図で
ある。
【図7】図6に示す芯金の展開図である。
【図8】自動車の外観側面図である。
【図9】従来例に係る、ドアウェザーストリップの取付
構造を示す拡大断面図である。
【図10】従来例に係る、別のドアウェザーストリップ
の取付構造を示す拡大断面図である。
【図11】従来例に係る、もう一つ別のドアウェザース
トリップの取付構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ドアウェザーストリップ 2 ドアトリム 3 ボルト 4 フック 5 芯金 11 ドア 12 外板 12d 係止溝 13 内板 13d 係止溝 15,16 ドアウェザーストリップ 15a,16a 基片 15c,16c 端辺覆片 15e,16e 係止片 15f,16f 摩擦片 15g,16g 芯金 21 ドアトリムインナー 22 凹溝部 23 段差部 30 ドアウェザーストリップ 31 メインシール部 32 基部 33 リップ部 34 位置決め用突起 35 小突起 50 ドアウェザーストリップ 51a 上部メインシール部 51b 下部メインシール部 52 基部 53 リップ部 54 位置決め用突起 55 小突起 56 支持部 60 芯金 61 連結部 62 枝部 G ガラス BL ベルトライン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 直弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 福島 啓市 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 川内 浩志 愛知県豊明市二村台7丁目31番地の4 (72)発明者 新谷 康宏 愛知県西加茂郡三好町園原3丁目3番地の 7

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のベルトライン部内側となるドアト
    リムインナー上部に、昇降するガラスの面に略直角に凹
    溝部を成形し、該凹溝部の開口先端部に凹溝部からその
    溝幅方向外側に向けて連続する段差部を成形し、かつ、 前記ガラスに摺接するメインシール部に一体成形された
    ドアウェザーストリップの基部の上面及び下面のうちい
    ずれか一方に係止用のリップ部を成形し、メインシール
    部と基部との間に位置決め用突起を成形するとともに、 前記ドアウェザーストリップに成形された位置決め用突
    起がドアトリムインナーに成形された段差部に当接する
    まで、ドアウェザーストリップのリップ部付の基部をド
    アトリムインナーに成形された凹溝部に圧入したことを
    特徴とするドアウェザーストリップの取付構造。
  2. 【請求項2】前記リップ部は、その断面形状において中
    央部分を先端部及び付け根部に比べて細くしたことを特
    徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの取
    付構造。
  3. 【請求項3】前記ドアウェザーストリップの基部の上面
    及び下面のうち前記リップ部が成形された面とは逆側の
    面に、小突起を成形したことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のドアウェザーストリップの取付構造。
  4. 【請求項4】前記ドアウェザーストリップの基部に、一
    本の長く延びる連結部の左右に所定の間隔で複数の枝部
    が一体化されてなる魚の骨状の芯金を埋設したことを特
    徴とする請求項1乃至3に記載のドアウェザーストリッ
    プの取付構造。
  5. 【請求項5】自動車のベルトライン部内側となるドアト
    リムインナー上部に、昇降するガラスの面に略直角に凹
    溝部を成形し、該凹溝部の開口先端部に凹溝部からその
    溝幅方向外側に向けて連続する段差部を成形し、かつ、
    前記ガラスに摺接する上部メインシール部及び下部メイ
    ンシール部に一体成形されたドアウェザーストリップの
    基部の上面及び下面のうちいずれか一方に係止用のリッ
    プ部を成形し、上部メインシール部と基部との間に位置
    決め用突起を成形するとともに、前記ドアウェザースト
    リップに成形された位置決め用突起がドアトリムインナ
    ーに成形された段差部に当接するまで、ドアウェザース
    トリップのリップ部付の基部をドアトリムインナーに成
    形された凹溝部に圧入したドアウェザーストリップの取
    付構造であって、一本の長く延びる連結部の左右に所定
    の間隔で複数の枝部が一体化されてなる魚の骨状の芯金
    を、前記ドアウェザーストリップの基部及びそれに略直
    角な上部メインシール部と下部メインシール部を連結す
    る支持部に沿わせ略L字状に曲げて埋設し、その曲げの
    中心を前記連結部の延びる方向から左右いずれかの枝部
    側に移動した位置として連結部を基部側に位置したこと
    を特徴とするドアウェザーストリップの取付構造。
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