JPH11170844A - 車両用空調ダクトユニット - Google Patents
車両用空調ダクトユニットInfo
- Publication number
- JPH11170844A JPH11170844A JP36311397A JP36311397A JPH11170844A JP H11170844 A JPH11170844 A JP H11170844A JP 36311397 A JP36311397 A JP 36311397A JP 36311397 A JP36311397 A JP 36311397A JP H11170844 A JPH11170844 A JP H11170844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- vent
- differential
- defogger
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形コストを低減することができる空調ダク
トユニットを提供することを目的とする。 【解決手段】 インストルメントパネルの内側に並んで
配設されるサイドベントダクト21とサイドデフダクト
22とを、ブロー成形により一体に形成する。
トユニットを提供することを目的とする。 【解決手段】 インストルメントパネルの内側に並んで
配設されるサイドベントダクト21とサイドデフダクト
22とを、ブロー成形により一体に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のインスト
ルメントパネルの内側に配設される空調ダクトユニット
に関する。
ルメントパネルの内側に配設される空調ダクトユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空調装置は、概略、図3
に示すように構成されている。すなわち、インストルメ
ントパネル1の中央にはセンターベントグリル2が設け
られ、両側部にはサイドベントグリル3およびサイドデ
フグリル4が設けられている。インストルメントパネル
1の背後には、ブロアユニット15A、クーリングユニ
ット15B、ヒータユニット15Cからなる空調装置本
体15が配設されている。空調装置本体15のベント接
続口16にはベントセパレータ12が接続され、デフ接
続口17にはフロントデフダクト6が接続されている。
ベントセパレータ12には、センターベントグリル2か
ら空調風を送り出す吹出口12bが設けられるととも
に、両側面にサイドベント接続口12aが設けられてい
る。
に示すように構成されている。すなわち、インストルメ
ントパネル1の中央にはセンターベントグリル2が設け
られ、両側部にはサイドベントグリル3およびサイドデ
フグリル4が設けられている。インストルメントパネル
1の背後には、ブロアユニット15A、クーリングユニ
ット15B、ヒータユニット15Cからなる空調装置本
体15が配設されている。空調装置本体15のベント接
続口16にはベントセパレータ12が接続され、デフ接
続口17にはフロントデフダクト6が接続されている。
ベントセパレータ12には、センターベントグリル2か
ら空調風を送り出す吹出口12bが設けられるととも
に、両側面にサイドベント接続口12aが設けられてい
る。
【0003】フロントデフダクト6は、フロントデフ吹
出口8を有する上部フランジ7を、インストルメントパ
ネル1の切欠5に嵌めることにより、インストルメント
パネル6に固定されている。フロントデフダクト6に
は、両側面にサイドデフ接続口9aを有するサイドデフ
セパレータ9が設けられている。
出口8を有する上部フランジ7を、インストルメントパ
ネル1の切欠5に嵌めることにより、インストルメント
パネル6に固定されている。フロントデフダクト6に
は、両側面にサイドデフ接続口9aを有するサイドデフ
セパレータ9が設けられている。
【0004】インストルメントパネル1の内側には、サ
イドベントダクト10とサイドデフダクト11が収容さ
れている。サイドベントダクト10は、一端10aがベ
ントセパレータ12のサイドベント接続口12aに接続
され、他端10bがインストルメントパネル1のサイド
ベントグリル3に接続されており、空調風がサイドベン
トグリル10を介してサイドベントグリル3に供給され
る。サイドデフダクト11は、一端11aがサイドデフ
セパレータ9のサイドデフ接続口9aに接続され、他端
11bがインストルメントパネル1のサイドデフグリル
4に接続されており、空調風がサイドデフダクト11を
介してサイドデフグリル4に供給される。
イドベントダクト10とサイドデフダクト11が収容さ
れている。サイドベントダクト10は、一端10aがベ
ントセパレータ12のサイドベント接続口12aに接続
され、他端10bがインストルメントパネル1のサイド
ベントグリル3に接続されており、空調風がサイドベン
トグリル10を介してサイドベントグリル3に供給され
る。サイドデフダクト11は、一端11aがサイドデフ
セパレータ9のサイドデフ接続口9aに接続され、他端
11bがインストルメントパネル1のサイドデフグリル
4に接続されており、空調風がサイドデフダクト11を
介してサイドデフグリル4に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】サイドベントダクト1
0とサイドデフダクト11は、インストルメントパネル
1の内側において、並んで配設されている。ところが、
従来の空調装置では、サイドベントダクト10とサイド
デフダクト11は別部品として製作しており、そのた
め、金型が別に必要であり、成形も別々に行わなくては
ならないことから、成形コストがアップするという問題
があった。
0とサイドデフダクト11は、インストルメントパネル
1の内側において、並んで配設されている。ところが、
従来の空調装置では、サイドベントダクト10とサイド
デフダクト11は別部品として製作しており、そのた
め、金型が別に必要であり、成形も別々に行わなくては
ならないことから、成形コストがアップするという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、インストルメントパネル
の内側に並んで配設され、空調装置本体からの空調風
を、インストルメントパネルの側部に設けたサイドベン
トグリルとサイドデフグリルとにそれぞれ送り出すサイ
ドベントダクトとサイドデフダクトとを一体に成形した
ことを特徴としている。この場合、上記サイドベントダ
クトと上記サイドデフダクトを、それらの互いに隣接す
る側部間に板部を成形することによって一体化するのが
望ましい。また、上記サイドベントダクトと上記サイド
デフダクトとをブロー成形によって成形するのが望まし
い。
めに、請求項1に係る発明は、インストルメントパネル
の内側に並んで配設され、空調装置本体からの空調風
を、インストルメントパネルの側部に設けたサイドベン
トグリルとサイドデフグリルとにそれぞれ送り出すサイ
ドベントダクトとサイドデフダクトとを一体に成形した
ことを特徴としている。この場合、上記サイドベントダ
クトと上記サイドデフダクトを、それらの互いに隣接す
る側部間に板部を成形することによって一体化するのが
望ましい。また、上記サイドベントダクトと上記サイド
デフダクトとをブロー成形によって成形するのが望まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1および図2を参照して説明する。なお、図1
はこの発明の一実施の形態たる空調ダクトユニット20
の構造を示し、図1(A)はその斜視図、図1(B)は
その平面図、図1(C)は図1(B)のC−C断面図で
ある。
ついて図1および図2を参照して説明する。なお、図1
はこの発明の一実施の形態たる空調ダクトユニット20
の構造を示し、図1(A)はその斜視図、図1(B)は
その平面図、図1(C)は図1(B)のC−C断面図で
ある。
【0008】図1に示すように、この空調ダクトユニッ
ト20は、サイドベントダクト21とサイドデフダクト
22とを樹脂で一体に形成したものであり、サイドベン
トダクト21とサイドデフダクト22との隣接する側部
間には、それらを一体に連結するための板部23が形成
されている。サイドベントダクト21は角型ダクトして
成形され、サイドデフダクト22が円形ダクトとして成
形されている。各ダクト21、22の端部21a、21
b、22a、22bは、ベントセパレータやサイドデフ
セパレータの接続口、および各グリルにそれぞれ接続す
るために開口している。
ト20は、サイドベントダクト21とサイドデフダクト
22とを樹脂で一体に形成したものであり、サイドベン
トダクト21とサイドデフダクト22との隣接する側部
間には、それらを一体に連結するための板部23が形成
されている。サイドベントダクト21は角型ダクトして
成形され、サイドデフダクト22が円形ダクトとして成
形されている。各ダクト21、22の端部21a、21
b、22a、22bは、ベントセパレータやサイドデフ
セパレータの接続口、および各グリルにそれぞれ接続す
るために開口している。
【0009】これらのサイドベントダクト21、サイド
デフダクト22および板部23は、ブロー成形法により
次のようにして成形される。すなわち、まず成形の初期
段階で樹脂を筒状に成形する。その後、成形面が数字の
3のような形状をした一対の金型を互いに接近させ、上
記筒の一側部と他側部とを互いに接合する。この接合部
が上記板部23になり、板部23によって上記筒が2つ
の小筒に2分される。一方の小筒が上記サイドベントダ
クト21であり、他方の小筒がサイドデフダクト22で
ある。
デフダクト22および板部23は、ブロー成形法により
次のようにして成形される。すなわち、まず成形の初期
段階で樹脂を筒状に成形する。その後、成形面が数字の
3のような形状をした一対の金型を互いに接近させ、上
記筒の一側部と他側部とを互いに接合する。この接合部
が上記板部23になり、板部23によって上記筒が2つ
の小筒に2分される。一方の小筒が上記サイドベントダ
クト21であり、他方の小筒がサイドデフダクト22で
ある。
【0010】このようにサイドベントダクト21とサイ
ドデフダクト22を一体に成形すると、従来、各ダクト
21,22毎に必要であった金型を1つの金型で済ます
ことができ、しかも個々に成形することなく、1回で成
形することができる。したがって、成形に要する費用を
大幅に軽減することができる。また、全体をコンパクト
に作ることができるので、配置スペースの無駄も省け
る。
ドデフダクト22を一体に成形すると、従来、各ダクト
21,22毎に必要であった金型を1つの金型で済ます
ことができ、しかも個々に成形することなく、1回で成
形することができる。したがって、成形に要する費用を
大幅に軽減することができる。また、全体をコンパクト
に作ることができるので、配置スペースの無駄も省け
る。
【0011】図2は、上記ダクトユニット20をインス
トルメントパネル1の内側に配置する場合の例を示すも
のであり、空調ダクトユニット20は、左右勝手違いの
ものを一対用意する。そして、一対の空調ダクトユニッ
ト20をインストルメントパネル1の内側に配置した上
で、各接続を行う。すなわち、空調ダクトユニット20
のサイドベントダクト21の一端21aをベントセパレ
ータに接続し、他端21bをサイドベントグリル3に接
続する。また、サイドデフダクト22の一端をサイドデ
フセパレータに接続し、他端22bをサイドデフグリル
4に接続する。以上により、組立を完了する。
トルメントパネル1の内側に配置する場合の例を示すも
のであり、空調ダクトユニット20は、左右勝手違いの
ものを一対用意する。そして、一対の空調ダクトユニッ
ト20をインストルメントパネル1の内側に配置した上
で、各接続を行う。すなわち、空調ダクトユニット20
のサイドベントダクト21の一端21aをベントセパレ
ータに接続し、他端21bをサイドベントグリル3に接
続する。また、サイドデフダクト22の一端をサイドデ
フセパレータに接続し、他端22bをサイドデフグリル
4に接続する。以上により、組立を完了する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る発明によれば、サイドベントダクトとサイドデフダク
トを一体に成形しているので、成形に要する費用を大幅
に軽減することができ、しかも部品点数を削減すること
ができるので、製造費を低減することができる。また、
サイドベントダクトとサイドデフダクトとをユニット化
したので、全体をコンパクトにすることができる、これ
によって配置スペースの無駄を減らすことができるとと
もに、パッケージングに有利になるという効果が得られ
る。
る発明によれば、サイドベントダクトとサイドデフダク
トを一体に成形しているので、成形に要する費用を大幅
に軽減することができ、しかも部品点数を削減すること
ができるので、製造費を低減することができる。また、
サイドベントダクトとサイドデフダクトとをユニット化
したので、全体をコンパクトにすることができる、これ
によって配置スペースの無駄を減らすことができるとと
もに、パッケージングに有利になるという効果が得られ
る。
【図1】この発明の一実施の形態を示す図であって、図
1(A)はその斜視図、図1(B)はその平面図、図1
(C)は図1(B)図のC−C断面図である。
1(A)はその斜視図、図1(B)はその平面図、図1
(C)は図1(B)図のC−C断面図である。
【図2】同実施の形態の空調ダクトユニットを実装した
状態で示す斜視図である。
状態で示す斜視図である。
【図3】従来の空調装置の概略構成を示す分解斜視図で
ある。
ある。
1 インストルメントパネル 20 空調ダクトユニット 21 サイドベントダクト 22 サイドデフダクト 23 板部
Claims (3)
- 【請求項1】 インストルメントパネルの内側に並んで
配設され、空調装置本体からの空調風を、インストルメ
ントパネルの側部に設けたサイドベントグリルとサイド
デフグリルとにそれぞれ送り出すサイドベントダクトと
サイドデフダクトとを一体に成形したことを特徴とする
車両用空調ダクトユニット。 - 【請求項2】 上記サイドベントダクトと上記サイドデ
フダクトとを、それらの互いに隣接する側部間に板部を
成形することによって一体化したことを特徴とする請求
項1に記載の車両用空調ダクトのユニット。 - 【請求項3】 上記サイドベントダクトと上記サイドデ
フダクトとをブロー成形によって成形したことを特徴と
する請求項1に記載の車両用空調ダクトユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36311397A JPH11170844A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 車両用空調ダクトユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36311397A JPH11170844A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 車両用空調ダクトユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170844A true JPH11170844A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18478538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36311397A Pending JPH11170844A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 車両用空調ダクトユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002079820A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-03-19 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 自動車用空調装置 |
DE102009008274A1 (de) * | 2009-02-10 | 2010-08-12 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Ablaufschlauchsystem für eine Kraftfahrzeug-Klimaanlage |
CN114321542A (zh) * | 2020-09-03 | 2022-04-12 | Ti汽车技术中心有限责任公司 | 用于输送温控介质的管道装置 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP36311397A patent/JPH11170844A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002079820A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-03-19 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 自動車用空調装置 |
DE102009008274A1 (de) * | 2009-02-10 | 2010-08-12 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Ablaufschlauchsystem für eine Kraftfahrzeug-Klimaanlage |
CN114321542A (zh) * | 2020-09-03 | 2022-04-12 | Ti汽车技术中心有限责任公司 | 用于输送温控介质的管道装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060509 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060912 |