JPH1117076A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JPH1117076A
JPH1117076A JP9172160A JP17216097A JPH1117076A JP H1117076 A JPH1117076 A JP H1117076A JP 9172160 A JP9172160 A JP 9172160A JP 17216097 A JP17216097 A JP 17216097A JP H1117076 A JPH1117076 A JP H1117076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の半導体デバイスに対しても適切に電気
的特性検査をすることができるICソケットを提供する
こと。 【解決手段】 所定のデバイス電極7を備えた半導体デ
バイス5を収容すると共に所定の検査用回路基板9の表
面に固定されるICソケット本体3と、このICソケッ
ト本体3内に装備されると共に検査用回路基板9の表面
の電極パッド11と接触する異方導電性シート13とを
備え、この異方導電性シートは厚み方向にのみ導電性を
有し、半導体デバイス5のデバイス電極7と異方導電性
シート13との相互間に、デバイス電極7及び電極パッ
ド11とに対応した金属製の導電性突起部材15を配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
検査用ICソケットに係り、特にデバイス電極がエリア
アレイ状に配置された半導体デバイスの検査に用いられ
るICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス(特にVLSI)は、多
機能化,高速化,低消費電力化等の市場の要求により、
従来のように半導体デバイスの周辺に電極のあるQFP
(quadflat array) 等から、近年では半導体デバイス自
体の下面にエリアアレイ状に電極が配設されたBGA
(ball grid array)やLGA(land grid array)が増え
てきている。
【0003】これらの半導体デバイスの内部に封止され
たVLSIの検査用のICソケットも、従来の単に金属
製の板を打ち抜いて作ったコンタクトピンを埋設したI
Cソケットでは、電気特性的にも十分とは言えなくなっ
ている。例えば、図4に示すICソケット51では、デ
バイス電極53が半田ボールであるBGA用のICソケ
ットとしては、半導体デバイス55の半田ボールに対応
する位置にコンタクトピン57を埋設し、コンタクトピ
ン57は弓状に撓みそのバネ性により半田ボールに接触
する構造のものが多かった。
【0004】しかしながらこの構造では、コンタクトピ
ン57の耐久性を上げるためには、コンタクトピン57
自体を長くする必要があり、コンタクトピン57の自己
インダクタンスが大きくなり、高速動作の要求される半
導体デバイス55の検査には適用できないことが多い。
【0005】上記問題を解決するために、図5に示すI
Cソケット61では、コンタクトピン57の替わりにシ
リコンゴムの中に金属細線を埋め込み、厚さ方向にのみ
導電性のある異方導電性シート59が使用されるように
なってきた。異方導電性シート59を使用したICソケ
ット61では、検査用回路基板60との接続方法とし
て、従来の半田付けではなく、検査用回路基板60の電
極パッド63に異方導電性シート59を直接押しつける
方法が採られることが多い。
【0006】一方、半導体デバイスの下面にデバイス電
極が突出していないLGAタイプ用のICソケットの構
成としては、特開昭61−133586号公報に開示さ
れた手法がある。当該従来例では、図6に示すように、
異方導電性シート59の両面に金属粉を混合したゴム製
突起77を接着固定する方法が示されている。このゴム
製突起77がデバイス電極73及び検査用回路基板60
の電極パッド63に直接接触して、半導体デバイス75
と検査用回路基板60とを導通させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような不都合があった。即ち、図4に示
す構造のICソケットでは、一般的にコンタクトピンの
長さが15〜20[mm]にもなり、コンタクトピンの
自己インダクタンスにより、電源/GND間のループイ
ンダクタンスが数10[nH]と大きくなり、高速動作
の半導体デバイスの特性検査には使用できない、という
不都合を生じていた。
【0008】また、図5に示す構造のICソケットで
は、コンタクトピンの代わりに厚さが1[mm]前後の
異方導電性シートを使用しているため、自己インダクタ
ンスが極めて小さく高速動作の半導体デバイスに対して
も十分な電気的特性が得られる。しかしながら、異方導
電性シートと電極パッドの良好な導通を得るためには、
異方導電性シートを厚さ方向に30%程度加圧圧縮する
必要がある。ここで、図5に示すようなBGAタイプの
パッケージでは、半田ボールの先端に接触する異方導電
性シートの一部を局部的に圧縮すれば良く、図5の構成
のICソケットで使用可能である。
【0009】しかし、BGAタイプの半導体デバイスと
異なり、半導体デバイスの下面からデバイス電極が突出
していないLGAタイプの半導体デバイスに当該ICソ
ケットを適用する場合、半導体デバイスの下面全面に異
方導電性シートが接触する。このとき、異方導電性シー
トを30%圧縮するのに、約350gf/mm2の圧力
が必要なため、仮に半導体デバイスのサイズが約40×
40[mm]の場合には、全体の面積は1600[mm
2 ]となり、約560Kgの荷重で半導体デバイスのパ
ッケージを上方から押す必要があることになり、加圧す
る部材の推力やパッケージ破損を考えると実際上不可能
である。
【0010】特開昭61−133586号では、この問
題を解決するために図6に示すように、異方導電性シー
ト59の両面に導電性突起77を設ける方法を提案して
いる。この導電性突起77は、金属粉をゴム製の突起に
混合し、それを異方導電性シート59の両面に接着して
いる。金属粉を混合したゴム製の突起77は導電性材料
ではあるが、金属に比較して導体抵抗が大きく、半導体
デバイス75に大きな電流が流れる場合、異方導電性シ
ート59との接触抵抗と導体抵抗による電圧降下が無視
できず、電気的性能に影響を与えることは妨げられな
い。
【0011】特に、半導体デバイス75を高温や低温で
測定する場合、荷重や抵抗が大きく変動して安定した電
気的接触が得られない可能性が高い。また異方導電性シ
ート59は、シリコンゴムの中に金属細線を高密度で埋
め込んだものであり、極めて高価なものであるが、導電
性突起77を表面に接着する工程を入れる場合、更にコ
ストが上昇しとても経済的とは言えない。また、分散型
の異方導電性シート59はパッケージ外形が合えばどん
なタイプの半導体デバイスにも使用可能であるが、導電
性突起77を接着すると特定のピッチ及びピン数の半導
体デバイスの専用シートとなってしまい汎用性がなくな
る、という不都合を生じていた。
【0012】
【発明の目的】本発明は、上記した従来例の有する不都
合を改善し、特に種々の半導体デバイスに対しても適切
に電気的特性検査をすることができるICソケットを提
供することを、その目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、所定のデバイス電極
を備えた半導体デバイスを収容すると共に所定の検査用
回路基板の表面に固定されるICソケット本体と、この
ICソケット本体内に装備されると共に検査用回路基板
の表面の電極パッドと接触する異方導電性シートとを備
え、半導体デバイスのデバイス電極と異方導電性シート
との相互間に、デバイス電極及び電極パッドとに対応し
た金属製の導電性突起部材を配設する、という構成を採
っている。以上のように構成されたことにより、導電性
突起部材の一方が半導体デバイスのデバイス電極に接触
すると共に、他方が異方導電性シートに接触する。そし
て、半導体デバイスに上方から押圧力が加わると、導電
性突起部材が異方導電性シートを圧縮して当該導電性突
起部材と異方導電性シートとの相互の導電性が確保され
る。
【0014】請求項2記載の発明では、導電性突起部材
は、少なくとも異方導電性シートに接する側を突形状と
したという構成を採り、その他の構成は請求項1記載の
発明と同様である。以上のように構成されたことによ
り、半導体デバイスの上方から押圧力が加わると、デバ
イス電極に接触している導電性突起部材が下方に押圧さ
れる。導電性突起部材は異方導電性シート圧縮して接触
するので、この導電性突起部材と異方導電性シートの間
の電気的導通が確実となる。
【0015】請求項3記載の発明では、突起状のデバイ
ス電極を備えた半導体デバイスを収容すると共に所定の
検査用回路基板の表面に固定されるICソケット本体
と、このICソケット本体内に装備されると共に半導体
デバイスのデバイス電極と接触する異方導電性シートと
を備え、ICソケット本体内に、検査用回路基板の表面
の基板電極と異方導電性シートとを電気的に接続する金
属製の導電性突起部材を設ける、という構成を採ってい
る。
【0016】以上のように構成されたことにより、半導
体デバイスの上方から押圧力が加わると、突起状のデバ
イス電極がその上面から異方導電性シート圧縮して接触
するので、このデバイス電極と異方導電性シートの間の
電気的導通が確実となる。同時に、異方導電性シートの
下面に接触している導電性突起部材も異方導電性シート
を圧縮するので、この導電性突起部材と異方導電性シー
トの間の電気的導通が確実となる。
【0017】請求項4記載の発明では、導電性突起部材
が、ICソケット本体より外部に突出し且つICソケッ
トの外部端子を兼ねるという構成を採り、その他の構成
は請求項3記載の発明と同様である。以上のように構成
されたことにより、検査用回路基板にICソケットを固
定する特別な部材を必要とせず、直接導電性突起部材を
検査用回路基板に挿入してICソケットを固定すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図面を参照して説明する。本発明のICソケットは、図
1に示すように、所定のデバイス電極7を備えた半導体
デバイス5を収容すると共に所定の検査用回路基板9の
表面に固定されるICソケット本体3と、このICソケ
ット本体3内に装備されると共に検査用回路基板9の表
面の電極パッド11と接触する異方導電性シート13と
を備え、半導体デバイス5のデバイス電極7と異方導電
性シート13との相互間に、デバイス電極7及び電極パ
ッド11とに対応した金属製の導電性突起部材15を配
設したことを特徴としている。尚、ICソケットは、説
明の便宜上断面図とはしていない。以下詳細に説明す
る。
【0019】図1に示すように、ICソケット本体3は
略箱形に形成され、その中央部が開口されている。IC
ソケット本体3の底面には異方導電性シート13が配設
され、検査用回路基板9の電極パッド11と接触してい
る。この異方導電性シート13は、金属細線を狭いピッ
チでシリコンゴム等の中に配向配置したものである。よ
り詳しくは、金属細線を多数配向してこれをシリコンゴ
ム等で固め、金属細線の方向と直角方向に薄くスライス
することによって形成される。この異方導電性シート1
3は、厚み方向には導電性を有するが、平面方向には導
電性を有しない。
【0020】異方導電性シート13の上には導電性突起
部材(プランジャ)15を埋め込んだ絶縁シート17が
重ねられている。導電性突起部材15は、例えば銅合金
を機械加工で製作し表面に金メッキを施したもので、図
2(B)に示すように、半導体デバイス5のデバイス電
極7に接触する面はほぼ平坦となっている。これは、L
GA(land grid array) のように、平面状のデバイス電
極7を有する半導体デバイス5に対応させるためであ
る。一方、導電性突起部材15の異方導電性シート13
に接触する側は、BGA(ball grid array) の半田ボー
ルと同様に半球状に加工されている。
【0021】導電性突起部材16を絶縁シート17に配
列する場合には、プラスチック等の絶縁シート17に予
め穴をあけておき、この穴に上部から導電性突起部材1
5を挿入する。導電性突起部材15には、所定の鍔部が
形成されており、この鍔部が絶縁シート17の表面と接
触し、導電性突起部材15が固定される。尚、図2
(B)に示すように、導電性突起部材15aの両端部を
半球状に形成するようにしてもよい。この導電性突起部
材15aは、絶縁シート17の穴にメッキで銅等の金属
を埋め込み、更にメッキを成長させ両面に半球状の突起
を形成する方法で作ったものである。
【0022】但し、導電性突起部材15の製造方法は一
例であり、図2(A)及び図2(B)に示すように、所
定の突部が形成されるものであれば、その方法は問わな
い。即ち、機械加工によって直接削り出すようにしても
良い。
【0023】ここで、絶縁シート17に固定された導電
性突起部材15は、半導体デバイス5のデバイス電極7
と検査用回路基板9の電極パッド11に対応している。
即ち、本実施形態で示す図1の半導体デバイス5には、
6個のデバイス電極7が記載されている。そして、各デ
バイス電極7に対応するように、導電性突起部材15が
配列され相互に導通できるようになっている。また検査
用回路基板9の電極パッド11も同様に6箇所形成され
ている。即ち、導電性突起部材15及び異方導電性シー
ト13を介して半導体デバイス5のデバイス電極7と検
査用回路基板9の電極パッド11が導通されるようにな
っている。
【0024】尚、図1に示した半導体デバイス5のデバ
イス電極7と検査用回路基板9の電極パッド11は、実
際にはマトリックス状に複数設けられている。具体的に
は、ICソケット1を上部から見た場合に、格子状に配
列されている。以上のような状態でICソケット1は構
成されている。そして、ICソケット本体3は検査用回
路基板9に所定のネジ19等で位置決め固定される。
【0025】次に、本実施形態にかかるICソケット1
を用いて、半導体デバイス5の電気的特性検査を行う場
合の手法について説明する。先ず、ICソケット本体3
の中央開口部から、半導体デバイス5を挿入する。この
とき、既に述べたように、半導体デバイス5のデバイス
電極7と絶縁シート17に固定された導電性突起部材1
5とが相互に対応して接触する。これは、図1に示すよ
うに、半導体デバイス5のパッケージがICソケット本
体3の開口部と相互に対応して機械的に位置決めされ、
デバイス電極7の位置が正確に特定されるからである。
【0026】その後、半導体デバイス5の上面から図示
しない加圧手段により加圧するか、又はICソケット本
体3に取り付けた蓋(図1参照)21を閉じることによ
り、半導体デバイス5は下方に押圧される。半導体デバ
イス5が下方に押圧されると、デバイス電極7に接触し
ている導電性突起部材15を押し下げる。そして、この
導電性突起部材15は異方導電性シート13を圧縮す
る。これによって、導電性突起部材15と異方導電性シ
ート13との電気的接続が確保される。また、異方導電
性シート13は検査用回路基板9の電極パッド11に接
触し、この部分でも電気的接続が確保される。
【0027】次に、図3に基づいて第2の実施形態につ
いて説明する。この図3に示すICソケット31は、突
起状のデバイス電極37を備えた半導体デバイス35を
収容すると共に所定の検査用回路基板39の表面に固定
されるICソケット本体33と、このICソケット本体
33内に装備されると共に半導体デバイス35のデバイ
ス電極37と接触する異方導電性シート13とを備え、
ICソケット本体33内に、検査用回路基板39の表面
の基板電極41と異方導電性シート13とを電気的に接
続する金属製の導電性突起部材45を設けたことを特徴
としている。以下に詳述する。
【0028】本実施形態のICソケット31は、半導体
デバイス35の下面に半田ボール等の突出したデバイス
電極37を持つ、いわゆるBGAパッケージに封止され
た半導体デバイス35を検査するためのものである。当
該実施形態では、上記した第1の実施形態と異なり、突
起状のデバイス電極37の直ぐ下に異方導電性シート1
3が配設されている。これは、突起状のデバイス電極3
7自体が、上記した第1の実施形態の導電性突起部材1
5の役割を一部果たすからである。即ち、半導体デバイ
ス35を下方に押圧すると、突起状のデバイス電極37
が異方導電性シート13を適切に圧縮し、適切な電気的
導通を得ることができる。
【0029】また、異方導電性シート13の下方には導
電性突起部材45が配設されている。より詳しくは、導
電性突起部材45はピン状に形成されると共に、異方導
電性シート13と接触する部分は平面状となっている。
即ち、ネイルヘッド状となっている。そして、この導電
性突起部材45は、ICソケット本体33の底面を貫通
して外部に露出している。そして、この導電性突起部材
45は、検査用回路基板39に形成されたスルーホール
47に挿入されている。スルーホール47に導電性突起
部材45が挿入されると、検査用回路基板39の基板電
極41と電気的に接続され、外部端子としての役割を果
たす。導電性突起部材45は、スルーホール47に挿さ
れた後、半田付けにより検査用回路基板39に実装され
る。
【0030】実際に半導体デバイス35の検査をする際
には、ICソケット31の中央開口部より半導体デバイ
ス35を挿入する。半導体デバイス35のデバイス電極
37は、直接異方導電性シート13の上面に接触する。
一方、異方導電性シート13の下面は、導電性突起部材
45の平面部と接触する。そして、図示しないプッシャ
加圧手段若しくはソケット本体35に付けられた蓋(図
1の蓋21と同様)により、半導体デバイス35が上方
から押圧されると、異方導電性シート13の上下両面
で、突起状のデバイス電極37及び導電性突起部材45
に挟まれた部分が局部的に圧縮変形し、確実な電気的導
通が得られる。尚、本実施形態では、異方導電性シート
13の上下両面に突起状のデバイス電極37及び導電性
突起部材45を当接させるので、第1の実施形態より低
荷重で確実な電気的導通が得られる。
【0031】図3に示す検査用回路基板39は、ICソ
ケット31との接続にスルーホール実装タイプを用いて
いるが、第一の実施形態のように、面実装圧接タイプを
用いても良い。この場合、異方導電性シート13の下面
と検査用回路基板39の上面との間に、第一の実施形態
に示したと同様の導電性突起部材15を挿入するか、導
電性突起部材15と同様の効果を得るために、検査用回
路基板39の表面に金属性の突起を形成しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ICソ
ケット本体内に検査用回路基板の表面の電極パッドに当
接する異方導電性シートを装備し、半導体デバイスのデ
バイス電極と異方導電性シートとの相互間に、デバイス
電極及び電極パッドとに対応した所定の導電性突起部材
を配設した。このため、パッケージ下面に平面状のデバ
イス電極を複数有する多ピンLGAタイプの半導体デバ
イスも精度良く検査することができる、という優れた効
果を生じる。
【0033】また、ICソケットの導体経路は全て金属
で構成されているため、低抵抗でデバイス電極と検査用
回路基板間を接続できるので、高速の半導体デバイスの
電気的特性検査を適切に行うことができる、という優れ
た効果を生じる。加えて、導電性突起部材(プランジ
ャ)をゴム製ではなく金属製にしたため、耐久性や耐環
境性に優れ、また、導電性突起部材の製法は複雑なプロ
セスを経ることなく、製造コストを抑制することができ
る、という優れた効果が得られる。
【0034】また、本発明のICソケットでは、突起状
のデバイス電極を備えた半導体デバイスを収容するIC
ソケット本体と、このICソケット本体を担持する検査
用回路基板とを備え、ICソケット本体内に、検査用回
路基板の表面の基板電極に接続されると共に、デバイス
電極に対応する導電性突起部材を設け、当該導電性突起
部材とデバイス電極の相互間に異方導電性シートを配設
した。このため、デバイス電極及び基板電極がより多数
になった場合でも、低荷重で異方導電性シートを圧縮さ
せることができるので、圧縮のための推力をそれ程必要
とせず設備もコンパクトでコストを抑制することができ
る。
【0035】更に、導電性突起部材が、ICソケット本
体より外部に突出し且つICソケットの外部端子を兼ね
ていることから、ICソケット本体を検査用回路基板に
固定するための特別な固定手段等を備える必要がなく、
直接導電性突起部材を介してICソケットを検査用回路
基板に固定することができる、という優れた効果を生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のICソケットを示す
側方断面図である。
【図2】図1に開示したICソケットに使用する導電性
突起部材を示す図であり、図2(A)は側方断面図を示
し、図2(B)は導電性突起部材の変化例の断面図を示
す。
【図3】本発明の第2の実施形態のICソケットを示す
側方断面図である。
【図4】従来のICソケットを示す側方断面図である。
【図5】他の従来例を示す側方断面図である。
【図6】他の従来例を示す側方断面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット 3 ICソケット本体 5 半導体デバイス 7 デバイス電極 9 検査用回路基板 11 電極パッド 13 異方導電性シート 15 導電性突起部材 31 ICソケット 33 ICソケット本体 35 半導体デバイス 37 突起状のデバイス電極 39 検査用回路基板 41 基板電極 45 導電性突起部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデバイス電極を備えた半導体デバ
    イスを収容すると共に所定の検査用回路基板の表面に固
    定されるICソケット本体と、このICソケット本体内
    に装備されると共に前記検査用回路基板の表面の電極パ
    ッドと接触する異方導電性シートとを備え、 当該異方導電性シートを厚み方向に導電性を有するよう
    に構成し、 前記半導体デバイスのデバイス電極と異方導電性シート
    との相互間に、前記デバイス電極及び電極パッドとに対
    応した金属製の導電性突起部材を配設したことを特徴と
    するICソケット。
  2. 【請求項2】 前記導電性突起部材は、少なくとも異方
    導電性シートに接する側を突形状としたことを特徴とす
    る請求項1記載のICソケット。
  3. 【請求項3】 突起状のデバイス電極を備えた半導体デ
    バイスを収容すると共に所定の検査用回路基板の表面に
    固定されるICソケット本体と、このICソケット本体
    内に装備されると共に前記半導体デバイスのデバイス電
    極と接触する異方導電性シートとを備え、 前記ICソケット本体内に、前記検査用回路基板の表面
    の基板電極と前記異方導電性シートとを電気的に接続す
    る金属製の導電性突起部材を設けたことを特徴とするI
    Cソケット。
  4. 【請求項4】 前記導電性突起部材が、ICソケット本
    体より外部に突出し且つICソケットの外部端子を兼ね
    ていることを特徴とする請求項3記載のICソケット。
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