JP2009245889A - Icソケット及びicの検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触ピンや検査対象となるIC製品の保護を図りながらも汎用性の高いICソケットを提供する。
【解決手段】検査用基板19上に配されるソケットハウジング11と、導電性を有してソケットハウジング11の上面13a側及び下面13b側から突出すると共にソケットハウジング11に対して上下動可能に保持される複数の接触ピン27とを備えるICソケット10において、検査用基板19とソケットハウジング11との間に着脱自在に設けられて検査用基板19と接触ピン27とを電気接続させる中継接続板15を設け、接触ピン27が、IC71の端子75に接触可能な上端部と、中継接続板15の上面15aに接触可能な下端部とを備え、中継接続板15に、複数の接触ピン27のうち少なくとも1つの下端部を挿入可能な挿入孔69を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面実装型のICの検査に使用するICソケット、及び、これを用いたICの検査方法に関する。
IC(集積回路装置)には、例えばBGA(Ball Grid Array)や、LGA(Land Grid Array)、QFN(Quad Flat Non-leaded package)等のように、パッケージの一面に外部接続用の端子を複数露出させた表面実装型のものがある。この種のICにおいては、その組み立てが完了した後に製品特性等が検査されるが、この検査に際してはICの複数の端子と検査用基板とを電気的に接続する必要がある。そこで、従来では、検査用基板上に設置されたICソケットにICをセットすることで、完成したICの検査を実施している。
このICソケットは、例えば特許文献1のように、ソケットハウジングにその上面及び下面から突出する接触子を複数設けて構成されている。ICの検査に際しては、このベース部の上面にパッケージの一面を対向配置して上面から突出する各接触ピンに端子を押し付けると共に、下面から突出する接触ピンを検査用基板に電気接続することで、ICの端子と検査用基板とを電気接続している。
特開2005−172464号公報
ところで、表面実装型のICでは端子の配置や数が製品の仕様毎に異なるため、従来のICソケットには多種の製品仕様に対応できるようにICの端子数よりも多くの接触ピンを設けたものがある。しかしながら、このICソケットでは、製品仕様によってICの端子に接触しない接触ピンがパッケージに当接して、接触ピンや製品が傷ついてしまう、という問題がある。
一方、製品仕様に応じて接触ピンの配置や数が異なるICソケットを使用すれば各製品が傷つくことは防止できるが、高価なICソケットを製品仕様毎に製造する必要があるため、製造コストが増大するという問題がある。また、製品の種類が多くなる程、用意すべきICソケットの数量も増加するため、その保管場所の確保やメンテナンス等の維持管理の負荷が大きくなる、という問題も生じる。
本発明は、上記事情を鑑み、接触ピンや製品の保護を図りながらも汎用性の高いICソケット及びこれを用いたICの検査方法を提供し、ICソケットの製造コストの抑制や維持管理の負荷軽減も図ることを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のICソケットは、パッケージの主面に外部接続用の端子を複数配置したICを収容し、前記端子と外部の検査用基板とを電気接続するICソケットであって、前記検査用基板上に配されるソケットハウジングと、前記検査用基板と前記ソケットハウジングとの間に着脱自在に設けられる中継接続板と、導電性を有すると共に前記ソケットハウジングに保持されて、前記ICの端子に接触可能な上端部と、前記中継接続板の上面に接触可能な下端部とを有する複数の接触ピンとを備え、前記接触ピンの下端部が前記中継接続板の上面に接触することで、前記検査用基板と前記接触ピンとが前記中継接続板を介して電気接続され、前記接触ピンは、前記ソケットハウジングに対して上下動可能とされ、前記中継接続板には、前記複数の接触ピンのうち少なくとも1つの前記下端部を挿入可能な挿入孔が形成されていることを特徴とする。
この構成のICソケットでは、中継接続板を検査用基板とソケットハウジングとの間に設ける際に、中継接続板をソケットハウジングの下面側に押し付けることで、一の接触ピンの下端部が中継接続板の上面に接触して、一の接触ピンが上方に押し上げられる。一方、中継接続板の挿入孔に対向配置される他の接触ピンの下端部は、中継接続板をソケットハウジングの下面側に押し付けても挿入孔に挿入されるため、一の接触ピンのように押し上げられることはない。これにより、中継接続板の上面に接触した一の接触ピンの上端部は、他の接触ピンの上端部よりも上方に突出することになる。すなわち、一の接触ピンをICの端子に接触させながら他の接触ピンがパッケージに接触することを容易に回避することができ、接触ピンやパッケージの保護を図ることが可能となる。
さらに、中継接続板は着脱自在に設けられるため、端子の配置や数が製品の仕様毎に異なっていても、各製品における端子の配置や数に対応するように挿入孔を形成した中継接続板を適宜選択することで、端子に接触しない接触ピンを容易に保護できる。すなわち、複数の接触ピンを設けたソケットハウジングを製品の仕様毎に交換することなく、ICの検査を実施することが可能となる。以上のことから、最低限必要な種類のソケットハウジングを用意すればよく、結果として、ICソケットの製造コスト抑制や維持管理の負荷軽減を図ることができる。すなわち、相互に隣り合うICの端子間の間隔がソケットハウジングにおいて隣り合う接触ピンの整数倍であれば、端子の数や配置が異なっていても同一のソケットハウジングを使用してICの検査を実施することができる。
また、前記ICソケットは、前記複数の接触ピンを前記ソケットハウジングに対して各々下方に付勢して前記接触ピンの下端部を前記ソケットハウジングの下面側に突出させる押下付勢手段を備えていてもよい。
この場合には、中継接続板をソケットハウジングの下面側に押し付けた状態において、前記一の接触ピンの下端部が押下付勢手段の付勢力によって中継接続板の上面に押し付けられるため、中継接続板と一の接触ピンとを確実に電気接続させることができる。
また、この状態においては、押下付勢手段の付勢力によって一の接触ピンの下端部を中継接続板の上面に押し付けるため、一の接触ピンの下端部が中継接続板の上面から離間することもなくなり、一の接触ピンが中継接続板の上面に対して上下動して一の接触ピンの下端部が中継接続板の上面に衝突することも防止できる。すなわち、中継接続板の上面及び一の接触ピンの下端部が傷つくことを防止できる。
さらに、押下付勢手段は、下端部が挿入孔に挿入された状態の接触ピンが上方に移動することを妨げるため、この接触ピンがICのパッケージに接触することを確実に防止できる。
また、前記ICソケットにおいては、前記接触ピンが前記上端部と前記下端部とに分割して構成され、前記上端部及び前記下端部を上下方向に離間させるように付勢する離間付勢手段を備え、前記上端部及び前記下端部が前記ソケットハウジングに対して個別に上下動可能とされていてもよい。
この場合でも、中継接続板をソケットハウジングの下面側に押し付けた状態において、前記一の接触ピンの下端部を離間付勢手段の付勢力によって中継接続板の上面に押し付けることができるため、中継接続板と一の接触ピンとを確実に電気接続させることができる。
また、この状態においては、離間付勢手段の付勢力によって一の接触ピンの下端部を中継接続板の上面に押し付けるため、一の接触ピンの下端部が中継接続板の上面から離間することもなくなり、一の接触ピンの下端部が中継接続板の上面に対して上下動して中継接続板の上面に衝突することも防止できる。すなわち、中継接続板の上面及び一の接触ピンの下端部が傷つくことを防止できる。
さらに、ICの端子が一の接触ピンの上端部に押し付けられた際には、一の接触ピンの上端部が離間付勢手段の付勢力によってICの端子に押し付けられるため、一の接触ピンと端子とを確実に電気接続させることができる。
また、この押し付けの際に、ICの端子が一の接触ピンの上端部に当接する衝撃を離間付勢手段の付勢力によって吸収することもできるため、一の接触ピンの保護も図ることができる。
さらに、例えばICの端子が一の接触ピンの上端部に押し付けられた際には、上端部が離間付勢手段の付勢力によってICの端子の動きに追従して下方に移動する。すなわち、端子が一の接触ピンの上端部に押し付けられた状態では、ICがソケットハウジングに対して上下動しても、一の接触ピンの上端部は離間付勢手段の付勢力によってICの端子に接触しつつ、この端子の上下動に追従するように上下動するため、一の接触ピンの上端部がICの端子に対して相対的に上下動して衝突することを防止できる。したがって、ICの端子及び一の接触ピンの上端部が傷つくことを防止できる。
さらに、前記ICソケットにおいては、前記中継接続板が、厚さ方向に導電性を有すると共に面方向に絶縁性を有する異方性導電シートからなっていてもよい。
この場合には、中継接続板に各接触ピンと検査用基板とを電気接続するための導電路を形成することなく、各接触ピンと検査用基板とを電気接続することができる。したがって、同一の異方性導電シートを用いて、挿通孔の形成位置が異なる様々な仕様の中継接続板を安価に製造することが可能となり、ICソケットの製造コストを削減することができる。
また、中継接続板として異方性導電シートを用いる場合には、接触ピンと検査用基板とを電気接続するための導電路を形成した多層配線基板を用いる場合と比較して、その板厚を容易に調整することができる、すなわち、挿入孔の長さを容易に調整することが可能となる。さらに、多層配線基板と比較して導電路の経路を考慮せずに電気接続できるため、ICソケットを簡便に構成することができる。
また、前記ICソケットにおいては、前記中継接続板が多層配線基板からなり、前記ソケットハウジングと前記多層配線基板との間、若しくは、前記多層配線基板と前記検査用基板との間に、厚さ方向に導電性を有すると共に面方向に絶縁性を有する異方性導電シートを設け、該異方性導電性シートに、前記挿入孔に連通して前記接触ピンの下端部を挿入可能な延長孔が形成されていてもよい。
上述のように、延長孔が形成された異方性導電シートを多層配線基板と重ねた状態でソケットハウジングと検査用基板との間に設置することで、接触ピンの下端部を挿入するための孔の長さを延長孔の長さ分だけ延長することできるため、前記下端部が検査用基板に当接することを確実に防止できる、すなわち、接触ピンの下端部を挿入する孔の長さが足りなくなることを容易に防ぐことができる。したがって、ICの検査に際してICの端子に対向しない他の接触ピンの上端部がパッケージに接触することを確実に防止できる。
また、異方性導電シートを用いることで、挿入孔及び延長孔を足し合わせた長さを容易に調整することが可能となる。
また、本発明のICの検査方法は、前記ICソケットを用いて前記ICの電気的特性を検査するICの検査方法であって、前記ICの端子に接触しない接触ピンに対向する位置に前記挿入孔が形成された前記中継接続板を選択し、前記検査用基板と前記ソケットハウジングとの間に設けることを特徴とする。
ICの検査に際して上記のように中継接続板を適宜選択することで、ICの端子に接触させる一の接触ピンが中継接続板の上面に当接して押し上げられ、また、ICの端子に接触しない他の接触ピンは中継接続板の挿入孔に挿入される。この状態では、前述したように、一の接触ピンをICの端子に接触させながら他の接触ピンがパッケージに接触することを容易に回避することができ、接触ピンやパッケージの保護を図ることが可能となる。
本発明によれば、汎用性の高いICソケットを提供することが可能となり、また、ICソケットの製造コスト抑制や維持管理の負荷軽減が図ることができる。
以下、図1から図8を参照し、本発明の一実施形態に係るICソケットについて説明する。
図1に示すように、本実施形態のICソケット10は、オープントップ型のICソケットであり、ソケット本体12、ベース部13、多層配線基板(中継接続板)15及び蓋部材17を有している。このICソケット10は検査用基板19上に搭載されており、検査用基板19はIC71の製品特性等を検査するための検査用配線部(不図示)を有している。検査用基板19の上面19aには、上記検査用配線部を多層配線基板15に電気接続するための電気接点が複数形成されている。なお、図示例においては、多層配線基板15の下面15bに突設されたプラグ23を挿入するためのレセプタクル21が前記電気接点として形成されている。
ソケット本体12は、平面視矩形の枠状に形成されており、その内周側にベース部13及び多層配線基板15を収容している。このソケット本体12は、検査用基板19の上面19aに設置されている。
そして、ソケット本体12の内周側に設置されているベース部13上には、検査対象となるIC71が設置される。IC71は、パッケージ73及び端子75を有しており、集積回路が形成された図示しない半導体チップなどを内部に収容している。端子75は、図示しない半導体チップの各電極と電気的に接続されており、板状に形成されたパッケージ73の主面73aから露出している。なお、端子75は、図示例のように半球形状に形成されることに限らず、例えばリードフレームやランドグリッドアレー等のように、任意の形状に形成されていてもよい。
ベース部13は、その厚さ方向に貫くピン孔25を複数有しており、各ピン孔25には接触ピン27(27A,27B)が1つずつ挿入されている。各接触ピン27は、導電性を有してベース部13の上面13a及び下面13bから突出すると共にピン孔25の内部において上下動可能に保持されている。
各接触ピン27は、図2及び図3に示すように、シリンダ部31とその上下方向に突出する一対のプランジャ部33,35とを備えており、各プランジャ部33,35はシリンダ部31の径よりも小さく形成されている。また、接触ピン27の下端部をなす第1のプランジャ部33はシリンダ部31に一体に形成され、接触ピン27の上端部をなす第2のプランジャ部35はシリンダ部31に対して上下動可能に取り付けられている。そして、シリンダ部31内には第1のコイルばね(離間付勢手段)37が設けられており、この第1のコイルばね37の付勢力によって第2のプランジャ部35がシリンダ部31の上方に向けて付勢されている。なお、シリンダ部31の内部に配される第2のプランジャ部35の下端には、シリンダ部31の内壁に係止可能なフランジ部39が形成されており、第2のプランジャ部35がシリンダ部31から抜け出ることを防止している。
ベース部13は、例えば上記構成の接触ピン27を下方から支持するピン支持部材41と、接触ピン27がピン支持部材41の上方に抜け出ることを防ぐピン押さえ部材43とから構成されている。これらピン支持部材41及びピン押さえ部材43は電気的な絶縁材料により形成されている。
ピン支持部材41には、その上面41aから窪んでシリンダ部31を上下動可能に収容する有底の収容穴45、及び、収容穴45の底面からピン支持部材41の下面13bまで貫通して第1のプランジャ部33を挿通させる第1の貫通孔47が形成されている。なお、第1の貫通孔47は収容穴45の径よりも小さく形成されている。
ピン押さえ部材43は、板状に形成されてピン支持部材41の上面41aに固定されている。このピン押さえ部材43には、その板厚方向に貫通して第2のプランジャ部35を挿通させる第2の貫通孔49が形成されている。なお、第2の貫通孔49は収容穴45の径よりも小さく形成されている。すなわち、これら収容穴45及び2つの貫通孔47,49によって前述したベース部13のピン孔25が構成されている。
そして、ピン支持部材41の収容穴45には、ピン押さえ部材43に対してシリンダ部31を下方に付勢する第2のコイルばね(押下付勢手段)51が収容されており、これにより接触ピン27がベース部13に対して下方に付勢されている。
なお、図示例においては、第2のプランジャ部35の上端面35aが、半球形状の端子75の表面に面接触するように凹面形状に形成されているが、これに限ることはない。ただし、IC71の端子75と接触ピン27との接触面積が拡大するように、第2のプランジャ部35の上端面35aは、端子75の表面形状に面接触するように形成されることがより好ましい。
これら接触ピン27及びピン孔25は、例えば図4に示すように、ベース部13の上面13aや下面13bの縦方向及び横方向へ等間隔に複数配列されている。なお、図示例においては、接触ピン27及びピン孔25の数が4×4の16個に設定されているが、これに限らず任意に設定可能である。
以上のように構成されるベース部13は、図示例のようにソケット本体12の内周側に嵌め込むことにより一体に固定されていてもよいし、例えばソケット本体12と一体に形成されるとしてもよい。すなわち、このベース部13は、ソケット本体12と共にIC71を設置するためのソケットハウジング11を構成している。
図1に示すように、蓋部材17は、ベース部13の上面13a側に配されるものであり、IC71をベース部13上に配した状態で、ベース部13と共にIC71を挟み込むことができる。また、蓋部材17のうちベース部13やIC71に対向する面には、ベース部13の上面13aに突設されたガイドピン61を挿入するガイド穴63、及び、IC71のパッケージ73の上側を収容する凹部65が形成されている。なお、これらガイド穴63及び凹部65は、それぞれガイドピン61及びパッケージ73よりも微小に大きな寸法に形成されている。したがって、ガイド穴63にガイドピン61を挿入すると共に凹部65にパッケージ73の上側を収容することで、ベース部13に対するIC71の位置、特に、接触ピン27に対する端子75の位置を決定することができる。
多層配線基板15は、接触ピン27と検査用基板19とを電気的に接続する導電路(不図示)を含んで形成されたものであり、検査用基板19とベース部13との間に配されている。また、多層配線基板15は、検査用基板19及びソケット本体12に対してそれぞれ着脱自在とされている。
そして、多層配線基板15を検査用基板19上に配置する際にプラグ23を検査用基板19の各レセプタクル21に挿入することで、検査用基板19に対する多層配線基板15の位置決めがなされる。また、多層配線基板15をソケット本体12に取り付けることで、ベース部13に対する多層配線基板15の位置決めがなされる。
さらに、多層配線基板15は、その上面15aに露出する電気接点67と、板厚方向に貫通する挿入孔69とを有している。
電気接点67は、接触ピン27を構成する第1のプランジャ部33に接触させるものであり、図示しない内部配線によってプラグ23に電気接続されている。これにより、接触ピン27と検査用基板19の検査用配線部とをそれぞれ電気的に接続することができる。この電気接点67は、多層配線基板15の板厚方向から見てIC71の端子75と重なる位置に形成されている。
一方、挿入孔69は、第1のプランジャ部33を挿入するものであり、多層配線基板15の板厚方向から見てIC71の端子75と重ならない接触ピン27に対向する位置に形成されている。すなわち、多層配線基板15の上面15aにおいて各第1のプランジャ部33に対向する位置には、これら電気接点67及び挿入孔69のいずれか一方が配置されている。
これら電気接点67及び挿入孔69は、接触ピン27の配置に対応するように等間隔に複数配列されており、電気接点67及び挿入孔69を足し合わせた総数は、接触ピン27の数に等しい。また、これら電気接点67及び挿入孔69の配置や各数は、検査対象となるIC71の製品仕様に応じて異なる。すなわち、本実施形態のICソケット10においては、IC71の製品仕様に応じて電気接点67及び挿入孔69の配置や数を適宜設定した多層配線基板15が複数種類用意される。
例えば図1,4,5に示すように、IC71の端子75がパッケージ73の主面73aの周縁にのみ配置されて主面73aの内側に配置されていない場合には、ベース部13の中央部分に設けられた4つの接触ピン27が、IC71の端子75に対向せず、パッケージ73の主面73aに対向することになる。
この場合、多層配線基板15としては、図1,6に示すように、外側部分に配された接触ピン27Aを構成する第1のプランジャ部33の対向位置に電気接点67を形成し、且つ、中央部分の接触ピン27Bを構成する第1のプランジャ部33の対向位置に挿入孔69を形成したものを用いる。この構成の多層配線基板15をソケットハウジング11に取り付けた場合には、図1,3に示すように、多層配線基板15の上面15aに接触する接触ピン27Aのみが多層配線基板15によって押し上げられるため、挿入孔69に挿入された接触ピン27Bよりもよりもベース部13の上面13aから大きく突出する。
次に、上記構成のICソケット10を用いてIC71の電気的特性を検査する検査方法について説明する。
IC71の検査を行う際には、前述したように、予めIC71の端子75に接触しない接触ピン27に対向する位置に挿入孔69が形成された多層配線基板15を選択し、検査用基板19とベース部13との間に設けておく。この際には、多層配線基板15をベース部13の下面13b側に向けて押し付けることになるため、IC71の端子75に接触させる一の接触ピン27Aの下端部が多層配線基板15の上面15aに形成された電気接点67に当接し、第2のコイルばね51の付勢力に抗して上方に押し上げられる。(図3参照)
一方、IC71の端子75に接触しない他の接触ピン27Bの下端部は、多層配線基板15の挿入孔69に挿入され、一の接触ピン27Aのように押し上げられることはない。これにより、一の接触ピン27Aの上端部は、他の接触ピン27Bの上端部よりも上方に突出することになる。
多層配線基板15を取り付けた後には、図7,8に示すように、ベース部13上に検査対象のIC71を設置し、さらにIC71上に蓋部材17を押し付けてソケットハウジング11に固定する。これにより、ベース部13に対するIC71の位置決めがなされる。また、この際には、IC71の端子75に接触する一の接触ピン27Aの上端部が第1のコイルばね37の付勢力に抗して下方に押し下げられる。このようにすることで、IC71と検査用基板19とが、一の接触ピン27A及び多層配線基板15を介して互いに電気接続された状態となり、IC71の検査が実施される。
そして、この状態においては、前述のように一の接触ピン27Aの上端部が下方に押し下げられるものの、IC71の設置前において一の接触ピン27Aの上端部が他の接触ピン27Bよりも上方に突出していたため、他の接触ピン27Bの上端部はIC71のパッケージ73に接触しない。
以上説明したように、このICソケット10及びこれを用いたICの検査方法では、挿入孔69を形成した多層配線基板15を設けることで、一の接触ピン27AをIC71の端子75に接触させながらも他の接触ピン27BがIC71のパッケージ73に接触することを容易に回避することができる。特に、第2のコイルばね51の付勢力によって、他の接触ピン27Bの上方への移動が妨げられるため、他の接触ピン27BがIC71のパッケージ73に接触することを確実に防止できる。したがって、接触ピン27やパッケージ73の保護を図ることが可能となる。
また、多層配線基板15は着脱自在に設けられるため、IC71の端子75の配置や数が製品の仕様毎に異なっていても、各製品における端子75の配置や数に対応するように挿入孔69を形成した多層配線基板15を適宜選択することで、IC71の端子75に接触しない接触ピン27Bを容易に保護できる。すなわち、複数の接触ピン27を設けたソケットハウジング11を製品の仕様毎に交換することなく、IC71の検査を実施することが可能となる。
以上のことから、最低限必要な種類のソケットハウジング11を用意すればよく、結果として、ICソケット10の製造コスト抑制や維持管理の負荷軽減を図ることができる。具体的には、相互に隣り合うIC71の端子75間の間隔がソケットハウジング11において隣り合う接触ピン27の整数倍であれば、端子75の数や配置が異なっていても同一のソケットハウジング11を使用してIC71の検査を実施することができる。
また、第2のコイルばね51を設けることで、多層配線基板15をベース部13の下面13b側に押し付けた状態において、一の接触ピン27Aの下端部が第2のコイルばね51の付勢力によって多層配線基板15の上面15aに形成された電気接点67に押し付けられるため、多層配線基板15と一の接触ピン27Aとを確実に電気接続させることができる。
さらに、この状態においては、第2のコイルばね51の付勢力によって一の接触ピン27Aの下端部を電気接点67に押し付けるため、一の接触ピン27Aの下端部が電気接点67から離間することもなくなり、一の接触ピン27Aが多層配線基板15の上面15aに対して上下動して一の接触ピン27Aの下端部が電気接点67に衝突することも防止できる。すなわち、電気接点67及び一の接触ピン27Aの下端部が傷つくことを防止できる。
さらに、IC71の検査に際して端子75が第2のプランジャ部35の上端面35aに押し付けられた際には、一の接触ピン27Aの上端部が第1のコイルばね37の付勢力に抗して下方に押し下げられる。すなわち、この状態においては、一の接触ピン27Aの上端部が第1のコイルばね37の付勢力によってIC71の端子75に押し付けられるため、一の接触ピン27Aと端子75とを確実に電気接続させることができる。
また、この押し付けの際に、一の接触ピン27Aの上端部が第1のコイルばね37の付勢力に抗して下方に押し下げられることで、端子75が第2のプランジャ部35の上端面35aに当接する衝撃を第1のコイルばね37の付勢力によって吸収することができる。したがって、IC71の端子75に接触させる一の接触ピン27Aの保護も図ることが可能となる。
さらに、例えばIC71の端子75が一の接触ピン27Aの上端部に押し付けられた際には、当該上端部が第1のコイルばね37の付勢力によってIC71の端子75の動きに追従して下方に移動する。すなわち、IC71の端子75が一の接触ピン27Aの上端部に押し付けられた状態では、IC71がソケットハウジング11に対して上下動しても、一の接触ピン27Aの上端部は第1のコイルばね37の付勢力によってIC71の端子75に接触しつつ、この端子75の上下動に追従するように上下動するため、一の接触ピン27Aの上端部がIC71の端子75に対して相対的に上下動して衝突することを防止できる。したがって、IC71の端子75及び一の接触ピン27Aの上端部が傷つくことを防止できる。
なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変更可能である。例えば上記実施形態ではオープントップ型のICソケット10について説明したが、本発明は例えばクラムシェル型などの他の形式のICソケットにも適用可能である。
また、第1のプランジャ部33はシリンダ部31に一体に形成されるとしたが、例えば第2のプランジャ部35と同様に、シリンダ部31に対して上下動可能に設けられると共に第1のコイルばね37により下方に付勢されるとしても構わない。
さらに、例えば接触ピン27には第1のコイルばね37及び第2のコイルばね51の一方若しくは両方を設けなくてもよい。
例えば第1のコイルばね37を設けない場合には、例えばシリンダ部31及び一対のプランジャ部33,35を一体に形成して接触ピン27を構成すれば良い。
また、例えば第2のコイルばね51を設けない場合には、接触ピン27がその自重によって検査用基板19側に突出するようにICソケット10を配置すればよい。この場合でも、一の接触ピン27Aの下端部が第1のコイルばね37の付勢力によって多層配線基板15の上面の電気接点67に押し付けられるため、多層配線基板15と一の接触ピン27Aとを確実に電気接続させることができる。
また、第1のコイルばね37の付勢力によって一の接触ピン27Aの下端部を電気接点67に押し付けることができるため、一の接触ピン27Aが多層配線基板15の上面15aに対して上下動して一の接触ピン27Aの下端部が電気接点67に衝突することを防いで、電気接点67及び一の接触ピン27Aの下端部が傷つくことを防止できる。
また、接触ピン27は、上記構成に限ることはなく、例えば図9,10に示すように構成されてもよい。
すなわち、図9に示す接触ピン27は、上記実施形態と同様に、ピン支持部材41の第1の貫通孔47に挿通可能な第1のプランジャ部33と、ピン押さえ部材43の第2の貫通孔49に挿通可能な第2のプランジャ部35とを備えている。ここで、第1のプランジャ部33の上端には、収容穴45の底面に係止可能な第1のフランジ部133が一体に形成されており、また、第2のプランジャ部35の下端には、ピン押さえ部材43に係止可能な第2のフランジ部135が一体に形成されている。これらフランジ部133,135は、一対のプランジャ部33,35が収容穴45から抜け出ることを防止している。これにより、一対のプランジャ部33,35がベース部13に対して上下動可能に保持されている。
そして、第1のフランジ部133とピン支持部材41の収容穴45の底面との間には、ピン支持部材41に対して第1のプランジャ部33を上方に付勢する第3のコイルばね141が設けられている。また、第2のフランジ部135と押さえ部材43との間には、ピン支持部材41に対して第2のプランジャ部35を下方に付勢する第4のコイルばね(押下付勢手段)143が設けられている。さらに、一対のフランジ部133,135の間には、一対のプランジャ部133,135を上下方向に離間させるように付勢する第5のコイルばね(離間付勢手段)145が設けられている。なお、これら第3〜第5のコイルばね141,143,145はいずれも収容穴45に収容されている。
ここで、第1のプランジャ部33が多層配線基板15の挿入孔69に挿入される他の接触ピン27Bのように、接触ピン27に外力が加えられていない状態においては、第4のコイルばね143の付勢力によって接触ピン27全体が下方に付勢され、第2のプランジャ部35はベース部13の下面13bから突出する。
一方、第1のプランジャ部33が多層配線基板15の上面15aに形成された電気接点67に当接する一の接触ピン27のように、接触ピン27が多層配線基板15によって上方に押し上げられる場合には、第4のコイルばね143の付勢力に抗して上方に押し上げられる。したがって、上記実施形態と同様に、多層配線基板15と一の接触ピン27Aとを確実に電気接続させることができ、さらに、多層配線基板15と電気接点67及び一の接触ピン27Aの第1のプランジャ33が傷つくことを防止できる。
そして、ICの検査に際して第2のプランジャ部35の上端面35aにICの端子が押し付けられると、第2のプランジャ部35は第5のコイルばね145の付勢力に抗して下方に押し下げられるため、上記実施形態と同様に、一の接触ピン27Aと端子とを確実に電気接続させることができ、また、ICの端子が第2のプランジャ部35の上端面35aに当接する衝撃を第5のコイルばね145の付勢力によって吸収することができる。さらに、上記実施形態と同様に、ICの端子及びこれに当接する一の接触ピン27Aの第2のプランジャ部35が傷つくことを防止できる。
なお、この図9に示す構成においては、例えば第3のコイルばね141及び第4のコイルばね143を設けず、第5のコイルばね145のみを設けてもよい。この場合でも、一の接触ピン27Aの下端部が第5のコイルばね145の付勢力によって多層配線基板15の上面に押し付けられるため、多層配線基板15と一の接触ピン27Aとを確実に電気接続させることは可能である。
図10に示す接触ピン27は、図9の接触ピン27と同様の第1のプランジャ部33及び第2のプランジャ部35を備えているが、これら第1のプランジャ部33及び第2のプランジャ部35を1つのプランジャ151として一体に形成して構成されている。すなわち、この接触ピン27は、第1のプランジャ部33の上端と第2のプランジャ部35の下端とを連結部153により一体に連結して構成されている。なお、この構成の接触ピン27では、図示例のように、図9と同様の2つのフランジ部133,135が形成されていてもよいが、例えば1つのフランジ部だけが形成されていてもよい。
この構成の接触ピン27において、第1のフランジ部133とピン支持部材41の収容穴45の底面との間に設けられた第3のコイルばね141は、ピン支持部材41に対してプランジャ151全体を上方に付勢する役割を果たしている。また、第2のフランジ部135と押さえ部材43との間に設けられた第4のコイルばね143は、ピン支持部材41に対してプランジャ151全体を下方に付勢する役割を果たしている。
この構成の接触ピン27でも、図9の接触ピン27と同様に、接触ピン27に外力が加えられていない状態においては、第4のコイルばね143の付勢力によって接触ピン27全体が下方に付勢され、第2のプランジャ部35がベース部13の下面13bから突出する。一方、接触ピン27が多層配線基板15によって上方に押し上げられる場合には、第4のコイルばね143の付勢力に抗して上方に押し上げられる。
また、接触ピン27は、導電性を有してベース部13の上面13a及び下面13bから突出するとしたが、これに限ることはなく、ベース部13をソケット本体12から取り外した状態において、少なくともベース部13の上面13a及び下面13bのいずれか一方から突出するように形成されていればよい。そして、多層配線基板15をベース部13の下面13b側に押し付けた状態において、ベース部13の下面13bに接触する一の接触ピン27Aの上端部がベース部13の上面13aから突出していればよい。
さらに、上述した一実施形態において、ベース部13と検査用基板19との間には、多層配線基板15が設けられるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも接触ピン27と検査用基板19とを電気的に接続する中継接続板が設けられれば良い。したがって、ベース部13と検査用基板19との間には、例えば図11に示すように、その厚さ方向に導電性を有すると共に面方向に絶縁性を有する異方性導電シート(中継接続板)85が設けられる、としてもよい。そして、異方性導電シート85には、上記実施形態の挿入孔69と同様に、板厚方向に貫通する挿入孔89が形成されていればよい。
また、この場合には、上記実施形態のレセプタクル21の代わりに、異方性導電シート85に接触する一の接触ピン27Aと厚さ方向に重なる検査用基板19の上面19aに、上記実施形態と同様のレセプタクルを形成してもよいが、図示例のように検査用の配線部91を形成してもよく、これにより、一の接触ピン27Aと検査用基板19とを電気接続することができる。
そして、この構成のICソケット80では、上記実施形態の多層配線基板15のように導電路を形成することなく、接触ピン27と検査用基板19とを容易に電気接続することが可能となる。したがって、同一の異方性導電シート85を用いて、挿入孔89の形成位置が異なる様々な仕様の中継接続板を安価に製造することが可能となり、ICソケット80の製造コストを削減することができる。
また、異方性導電シート85を用いる場合には、多層配線基板15を用いる場合と比較して、その板厚を容易に調整することができる、すなわち、挿入孔89の長さ寸法を容易に調整することが可能となる。さらに、多層配線基板15と比較して導電路の経路を考慮せずに電気接続できるため、ICソケット80を簡便に構成することができる。
また、検査用基板19とベース部13との間には、多層配線基板15若しくは異方性導電シート85を1つだけ設けることに限らず、例えば図12に示すように、多層配線基板105及び異方性導電シート115を重ねて設けるとしても構わない。なお、異方性導電シート115は、図示例のようにベース部13と多層配線基板105との間に設けられても良いが、多層配線基板105と検査用基板19との間に設けられていても良い。
そして、図示例のようにベース部13と検査用基板19との間に異方性導電シート115を設けた場合、この異方性導電シート115には、図11に示した異方性導電シート85の挿入孔89と同様に、板厚方向に貫通する延長孔119を形成しておき、この延長孔119は、多層配線基板105及び異方性導電シート115を重ね合わせた状態で多層配線基板105の挿入孔109に連通する位置に配されていればよい。また、図示例の多層配線基板105には、例えば図1に示した電気接点67やプラグ23が同様に形成されている。
なお、多層配線基板105と検査用基板19との間に異方性導電シート115を設けた場合でも、異方性導電シート115には、その板厚方向に貫通すると共に多層配線基板105の挿入孔109に連通する延長孔119を形成しておけばよい。
このように構成されるICソケット100では、IC71の端子75に接触しない他の接触ピン27Bの下端部を挿入できる孔の長さを延長孔119の長さ分だけ延長することができるため、他の接触ピン27Bの下端部が検査用基板19に当接することを確実に防止できる、すなわち、他の接触ピン27Bの下端部を挿入する孔の長さが足りなくなることを容易に防ぐことができる。したがって、IC71の検査に際して他の接触ピン27Bの上端部がパッケージ73に接触することを確実に防止できる。
また、異方性導電シート115を用いることで、挿入孔109及び延長孔119を足し合わせた長さを容易に調整することが可能となる。
さらに、ベース部13と検査用基板19との間には、上述したように1つの多層配線基板105及び1つの異方性導電シート115を重ね合わせた状態のものを設けることに限らず、例えば多層配線基板105のみあるいは異方性導電シート115のみを複数重ねたものを設けても良いし、1つの多層配線基板105及び複数の異方性導電シート115を重ね合わせたもの、あるいは、複数の多層配線基板105及び1つの異方性導電シート115を重ね合わせたものを設けても良い。
また、上述した全ての実施形態においては、検査用基板19に接触する多層配線基板15,105あるいは異方性導電シート85,115に形成される挿入孔69,89,109や延長孔119が、各板厚方向に貫通して形成されているが、挿入孔69,89,109や延長孔119に挿入される接触ピン27の下端部が多層配線基板15,105や異方性導電シート85,115に当接しなければ、挿入孔69,89,109や延長孔119は多層配線基板15,105や異方性導電シート85,115の上面から窪む有底の孔に形成されるとしても構わない。
この発明の一実施形態に係るICソケットの概略を示す断面図である。 図1のICソケットにおいて、多層配線基板を取り付ける前の状態における接触ピンを示す拡大断面図である。 図1のICソケットにおいて、多層配線基板を取り付けた後の状態における接触ピンを示す拡大断面図である。 図1のICソケットにおいて、ソケットハウジングの一例を示す上面図である。 図1のICソケットを用いて検査するICの一例を主面側から見た状態を示す図である。 図1のICソケットにおいて、多層配線基板の一例を示す上面図である。 図1のICソケットによりICを検査する状態を示す断面図である。 図6の状態における接触ピンを示す拡大断面図である。 この発明の他の実施形態に係るICソケットを構成するベース部及び接触ピンの概略を示す断面図である。 この発明の他の実施形態に係るICソケットを構成するベース部及び接触ピンの概略を示す断面図である。 この発明の他の実施形態に係るICソケットの概略を示す断面図である。 この発明の他の実施形態に係るICソケットの概略を示す断面図である。
符号の説明
10,80,100…ICソケット、11…ソケットハウジング、12…ソケット本体、13…ベース部、13a…上面、13b…下面、15,105…多層配線基板(中継接続板)、19…検査用基板、27…接触ピン、33…第1のプランジャ部(下端部)、35…第2のプランジャ部(上端部)、37…第1のコイルばね(離間付勢手段)、51…第2のコイルばね(押下付勢手段)、69,89,109…挿入孔、71…IC、73…パッケージ、73a…主面、75…端子、85…異方性導電シート(中継接続板)、115…異方性導電シート、119…延長孔、143…第4のコイルばね(押下付勢手段)、145…第5のコイルばね(離間付勢手段)

Claims (6)

  1. パッケージの主面に外部接続用の端子を複数配置したICを収容し、前記端子と外部の検査用基板とを電気接続するICソケットであって、
    前記検査用基板上に配されるソケットハウジングと、
    前記検査用基板と前記ソケットハウジングとの間に着脱自在に設けられる中継接続板と、
    導電性を有すると共に前記ソケットハウジングに保持されて、前記ICの端子に接触可能な上端部と、前記中継接続板の上面に接触可能な下端部とを有する複数の接触ピンとを備え、
    前記接触ピンの下端部が前記中継接続板の上面に接触することで、前記検査用基板と前記接触ピンとが前記中継接続板を介して電気接続され、
    前記接触ピンは、前記ソケットハウジングに対して上下動可能とされ、
    前記中継接続板には、前記複数の接触ピンのうち少なくとも1つの前記下端部を挿入可能な挿入孔が形成されていることを特徴とするICソケット。
  2. 前記複数の接触ピンを前記ソケットハウジングに対して各々下方に付勢して前記接触ピンの下端部を前記ソケットハウジングの下面側に突出させる押下付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のICソケット。
  3. 前記接触ピンが前記上端部と前記下端部とに分割して構成され、
    前記上端部及び前記下端部を上下方向に離間させるように付勢する離間付勢手段を備え、
    前記上端部及び前記下端部が前記ソケットハウジングに対して個別に上下動可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のICソケット。
  4. 前記中継接続板が、厚さ方向に導電性を有すると共に面方向に絶縁性を有する異方性導電シートからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のICソケット。
  5. 前記中継接続板が多層配線基板からなり、
    前記ソケットハウジングと前記多層配線基板との間、若しくは、前記多層配線基板と前記検査用基板との間に、厚さ方向に導電性を有すると共に面方向に絶縁性を有する異方性導電シートを設け、
    該異方性導電性シートに、前記挿入孔に連通して前記接触ピンの下端部を挿入可能な延長孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のICソケット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のICソケットを用いて前記ICの電気的特性を検査するICの検査方法であって、
    前記ICの端子に接触しない接触ピンに対向する位置に前記挿入孔が形成された前記中継接続板を選択し、前記検査用基板と前記ソケットハウジングとの間に設けることを特徴とするICの検査方法。
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