JPH11170088A - 鋼材の熱間レーザー溶接用メタルコアード型フィラワイヤ - Google Patents

鋼材の熱間レーザー溶接用メタルコアード型フィラワイヤ

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JPH11170088A JP9348708A JP34870897A JPH11170088A JP H11170088 A JPH11170088 A JP H11170088A JP 9348708 A JP9348708 A JP 9348708A JP 34870897 A JP34870897 A JP 34870897A JP H11170088 A JPH11170088 A JP H11170088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱間温度で鋼材を大出力レーザー溶接する場
合に、スパッタ、ヒュームの発生が少なく、かつ溶接部
の欠陥が少ない良好な溶接部を得る。 【解決手段】 Feを主体とした金属粉を95重量%以
上含む粉体を、鋼製外皮中に、ワイヤ全重量に対して1
0〜30重量%充填し、ワイヤ成分が、ワイヤ全体に対
する重量%で、C:0.05〜0.20%、Si:2.
0〜4.0%、Mn:2.0〜5.0%、かつ、Al、
Mg、Tiの1種または2種以上を金属粉から添加し、
Al、Mg、Tiの合計が、ワイヤ全体に対する重量%
で5〜15%であり、残部がFeおよび不可避不純物で
あることを特徴とする鋼材の熱間レーザー溶接用メタル
コアード型フィラワイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼材を赤熱温度域
でレーザー溶接する場合に、高能率でかつ溶接部の欠陥
が少ない良好な溶接部の得られるフィラワイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザーを熱源として用いるレーザー溶
接は、熱の集中性が高く、かつ低入熱溶接が可能である
ことから、薄板分野の溶接に利用されている。また、近
年では、数10kW超級の大出力レーザー溶接装置が開
発され、鉄鋼製造プロセスにおける厚板のインライン溶
接や大型の鋼構造物への適用が検討されている。特に鉄
鋼製造プロセスにおいては、高温・高酸化性雰囲気の中
で迅速に厚板を溶接する必要があり、高エネルーギー密
度でかつ高速性に優れるレーザー溶接が有効である。
【0003】レーザー溶接用フィラワイヤおよびフィラ
ワイヤを用いる溶接法としては、特開平8−30000
2号公報にAl、Ti、Siのいずれか1種または2種
以上含有する鉄合金ワイヤフィラーを用いて熱間溶接す
る例が、また、特開平8−309402号公報にアルミ
ニウム、シリコン、チタンの1種又は2種以上を0.0
3〜3%含むワイヤを用いて熱間溶接を行う方法が開示
されている。これらに用いられるフィラワイヤは何れも
鉄合金フィラーワイヤであり、鉄合金の形でフィラーを
供給する方法である。
【0004】また、レーザー用フィラワイヤとしてフラ
ックス入りワイヤを用いる方法として、特開平3−23
0880号公報に薄板のレーザー溶接用として、脱酸剤
を含有するフラックス入りワイヤを用いる方法が記載さ
れている。しかし、鋼材が赤熱状態にある高温・高酸化
性雰囲気の中で大出力レーザーにより厚板の溶接を行う
場合に、メタルコアード型フィラワイヤの適正成分を検
討した例は見あたらない。
【0005】
【発明が解決すべき課題】鋼材製造プロセス、例えば連
続熱間圧延工程において鋼材を接合する場合に、鋼材の
温度は1000℃付近の温度に加熱されている。この温
度は鋼材が熱間脆化を起こす温度であり、熱間脆化は鋼
材中のSやOと関係が深いことが知られている。熱間温
度で溶接を行った場合、冷間温度における溶接よりも溶
接金属の冷却速度が著しく遅く、最終凝固部にSやOが
偏析しやすい。さらに、熱間温度における溶接において
は、溶接開先部即ち鋼材の端面が著しく酸化しており、
従来のフィラワイヤでは、脱酸が不充分となり、溶接金
属の最終凝固部の一次結晶粒界に酸化皮膜が発生し易
く、脆化を起こすという課題があった。
【0006】また、レーザー溶接では溶融金属部が図1
に示すように、幅が狭くかつ溶融深さが著しく大きい溶
込み形状、いわゆるキーホール状の溶込み形状となるの
が特長であるが、このキーホール形状はレーザーの出力
が大きい程深く、また被溶接材の温度が高い程表面部の
拡がりが大きいことが特徴である。そして、このキーホ
ールの形状が深くかつキーホール壁面の安定した保持が
困難である場合には空隙や酸化物が溶融金属に巻き込ま
れ易く、気泡状やスラグ巻込みといった溶接欠陥が形成
されやすい。
【0007】これらは熱間温度で大出力レーザーによる
溶接を行った場合には特に顕著であり、従来の鉄合金フ
ィラワイヤの脱酸能では、健全な溶接部の形成が困難な
場合があった。この場合、鉄合金フィラワイヤの強脱酸
剤組成をさらに高合金化して、脱酸能を増加させること
も考えられるが、鉄合金として実用可能な合金成分とし
ては、特開平8−300002号公報に記載されている
ようにAlおよびTiがそれぞれ0.1%未満程度のレ
ベルであり、Al、TiさらにはMg等を多量に添加
し、合金化してさらに伸線加工等によりフィラワイヤと
することは、工業的には容易でなくこのようなフィラワ
イヤの適用は困難であった。
【0008】また母材が赤熱温度の状態で大出力レーザ
ー溶接を行う場合、従来の鉄合金フィラワイヤを用いた
場合には、スパッタやヒュームの発生量が著しく多く、
安定な溶接が行えない上に、スパッタによりレーザー溶
接装置に損傷を与えることがあり、その解決が課題とな
っていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな課題を解決するために、フィラワイヤを鋼製外皮に
強脱酸剤を多量に含む金属粉を充填したメタルコアード
型とし、さらに熱間で大出力レーザー溶接を行った場合
に必要なフィラワイヤの成分、成分元素の添加量および
添加方法を種々検討した。その結果、本発明のフィラワ
イヤを使用することによって、良好な溶接性と健全な溶
接金属を兼ね備えた溶接が可能であることを見い出し
た。
【0010】すなわち、本発明のフィラワイヤは、Fe
を主体とした金属粉を95重量%以上含む粉体を、鋼製
外皮中に、ワイヤ全重量に対して10〜30重量%充填
し、ワイヤ成分が、ワイヤ全体に対する重量%で、 C:0.05〜0.20%、 Si:2.0〜4.0%、 Mn:2.0〜5.0% かつ、Al、Mg、Tiの1種または2種以上を金属粉
として添加し、Al、Mg、Tiの合計が、ワイヤ全体
に対する重量%で5.0〜15.0%であり、残部がF
eおよび不可避不純物であることを特徴とする鋼材の熱
間レーザー溶接用メタルコアード型フィラワイヤであ
る。また、ワイヤに充填するAl粉、Mg粉、Ti粉お
よびそれらの合金粉の粒径が75μm以上200μm以
下の範囲のものであることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。まず、本発明のフィラワイヤの形態
についてであるが、本発明のフィラワイヤは、鋼材の熱
間大出力レーザー溶接に必要な各種元素を所定量含有す
ることが大きな特徴であるが、本発明の成分を添加した
鉄合金ワイヤは溶解および伸線加工が著しく困難であ
り、そのため本発明ではフィラワイヤの形態を鋼製外皮
にFeを主体とした金属粉を充填した、いわゆるメタル
コアード型とした。また、充填する粉体にスラグ剤を添
加したフラックス入りワイヤとすることも考えられる
が、スラグ剤を多量に添加した場合には、スパッタの発
生量が著しく多くなる上に、スラグの跳ね上がりにより
ミラーや溶接トーチ部を損傷させる可能性が大となる。
そのため、本発明では充填粉の95重量%以上をFeを
主体とした金属粉とした。さらに、充填率は10重量%
未満では溶融プール中に添加される脱酸剤の量が不足
し、充填率が30重量%を超える場合には、ワイヤの安
定した製造が困難であると共に、ヒュームが多く発生す
ると共に、レーザープラズマの発生によりレーザー光の
散乱、吸収が起こり、安定した溶接が行えない。そのた
め、充填率は10〜30重量%とした。
【0012】次に、本発明のフィラワイヤの化学成分限
定理由について説明する。本発明では熱間温度でかつ数
10kwの大出力レーザーを用いて溶接を行うため、こ
れらの特殊な条件下で添加元素が効果的に作用させるた
めには、ワイヤ成分を適正な範囲に調整する必要があ
る。本発明のフィラワイヤの成分範囲は、熱間温度で最
大出力45kW仕様のレーザ溶接装置を用い、種々の成
分のフィラワイヤを用いて溶接試験を行った結果をもと
に得られたものであり、粉粒体の強脱酸剤を鋼外皮に充
填したタイプのメタルコアード型フィラワイヤを用いた
溶接では、脱酸剤の作用効果も独特のものとなり、ワイ
ヤ成分は以下の理由により適正範囲とする必要がある。
なお、以下において%は重量%を意味する。
【0013】Cは溶融金属中の酸素と反応してCOまた
はCO2 となることにより溶融金属の脱酸を行うと共
に、溶接金属中に適正量歩留ることにより溶接金属の高
温強度を確保する。Cが0.05%未満では脱酸が不充
分となる上に溶接金属の高温強度も不充分となる。Cが
0.20%を超える場合には、溶接金属の強度が過大と
なる上に、スパッタが多く発生し、安定なレーザー溶接
が行えない。
【0014】Siは溶接金属の脱酸を行うと共に、脱酸
生成物がスラグとなって溶融金属表面を覆うことによ
り、熱間大出力レーザー溶接特有の溶込み形状に起因す
るキーホール壁面の溶融金属を垂れ難くし、気泡や酸化
物巻込みによる溶接欠陥の発生を防止する。Siが2.
0%未満ではこの溶融金属の垂れ防止効果は得らない。
また、Siが4.0%を超える場合には、スラグが過大
になりすぎ、スパッタが多く発生する。そのためSiは
2.0〜4.0%の範囲とする。
【0015】MnはSiと同様の脱酸を行うと共に、溶
融金属に合金元素として添加される。そして、溶接金属
中のMnはMnSを形成し、鋼材の熱間脆化を防止する
役割を果たす。特に、熱間大出力レーザー溶接では、レ
ーザービームの熱エネルギーが非常に大きいため、ワイ
ヤ中のMnを蒸発または酸化消耗させずに溶融池に添加
するにはワイヤ中Mnが2.0%以上必要である。逆に
ワイヤ中Mnを5.0%を超えて添加した場合には、ス
ラグ量が過大になりスパッタ発生量が増加すると共に、
スラグの溶融池保持作用が低下し、溶接欠陥が発生し易
くなる。
【0016】Al、MgおよびTiは強力な脱酸剤であ
り、鋼材の熱間溶接のように、開先部の酸化度が著しい
場合に溶接金属の脱酸を強力かつ迅速に行うには、非常
に有効な成分である。しかし、これらの成分を溶融金属
中に歩留る程度に多量に添加した場合、溶接金属が脆弱
な成分となり、溶接金属部の延性が低下する。本発明で
はこれらの成分をメタルコアード型ワイヤ中に金属粉と
して適正量添加することにより、有効に作用させること
が可能であることを見いだした。熱間大出力レーザー溶
接において有効な脱酸効果を得るためには、Al、Mg
またはTiの1種または2種以上が合計で5.0%以上
添加されることが必要である。これらの成分が、15.
0%を超える場合には、溶接金属が脆化すると共に、ス
ラグの発生量も過大となり安定レーザー溶接が行えな
い。従ってAl、Mg、Tiの適正量は5.0%〜1
5.0%の範囲である。
【0017】また、Al、MgおよびTi粉またはこれ
らの合金粉は、熱間大出力レーザー溶接における溶融池
に添加される場合に、特に蒸発し易い成分であり、ワイ
ヤ中に充填するAl、Mg、Tiの1種または2種以上
を含む金属粉の粒径は、75μm未満の場合には、レー
ザービームにより蒸発し易く、また200μmを超える
場合には溶接ビード表面近傍にこれらの成分が偏析し易
いため75μm以上200μm以下の範囲のものとする
ことが好ましい。
【0018】
【実施例】さらに、実施例により本発明の効果を説明す
る。以下の%は重量%を意味する。表1に試作したメタ
ルコアード型フィラワイヤの成分を示す。これらの試作
フィラワイヤは何れも、パイプ状の軟鋼外皮に所定成分
の金属粉(95%以上)を充填し、ワイヤ径1.6mm
に伸線加工し、製造した。尚、充填率30%を超えるワ
イヤは、伸線工程で断線したため、溶接試験には供する
ことができなかった。尚、金属粉が95%未満のワイヤ
は、予備実験の結果スラグが非常に多量に発生したた
め、レーザー溶接による試験には供試しなかった。
【0019】
【表1】
【0020】表1のフィラワイヤを用い、出力45kW
のレーザー溶接装置により、熱間温度における鋼材の突
合せ溶接試験を行った。鋼材はJIS G3131 熱
間圧延軟鋼板 SPHC相当材の板厚25mmを用い
た。試験材の開先形状寸法は図1に示すI型突合せと
し、溶接試験板は溶接直前まで均熱炉中にて1050℃
で加熱し、炉から取出した試験板を20秒以内に溶接す
る方法によりレーザー溶接を行った。
【0021】レーザー溶接は、最大出力45kWのレ−
ザー溶接装置を用い、実出力40kW、溶接速度3m/
min、フィラワイヤ送給速度3m/min、フィラワ
イヤ挿入角度30゜(母材との角度、溶接前方から挿
入)の条件で行った。センターガスおよびアシストガス
としてHeを使用した。
【0022】溶接試験における溶接作業性評価として、
スパッタ発生量、ヒューム発生量を目視観察にて評価し
た。また、目視による溶接ビード外観観察と放射線透過
試験による溶接欠陥の調査を行った。溶接欠陥は、溶接
長に対する欠陥発生長さの割合を百分率で算出し溶接欠
陥率とした。さらに、溶接後の試験体の板厚中央部から
溶接方向と直角な方向にJIS G0567 I10型
試験片を採取し、950℃にて高温引張試験を行い、破
断位置で溶接性を評価した。
【0023】表2に試験結果を示す。表2から明らかな
ように、充填率が10%未満でAl、Ti、Mgの合計
も5.0%未満であるNo.6、Cが0.05%未満の
No.7、Siが2.0%未満のNo.9、Mnが2.
0%未満のNo.11およびAl、Mg、Tiの合計が
5.0%未満のNo.13については、何れもスパッタ
発生量およびヒューム発生量は少なかったが、脱酸不足
または溶融金属の垂れが原因と思われるスラグ巻込み等
の溶接欠陥が多く発生し、950℃での引張試験結果も
何れも溶接金属部で破断し、良好な溶接結果は得られな
かった。
【0024】
【表2】
【0025】また、Cが0.20%を超えるNo.8に
ついては、スパッタが多く発生すると共に、溶接ビード
部に高温割れが発生した。Siが4.0%を超えたN
o.10は溶接欠陥は少なかったが、スパッタが非常に
多く採用できなかった。また、Mnが5.0%を超えた
No.12はスラグが多く発生すると共に、スラグの巻
込みによると思われる内部欠陥が発生し、良好な溶接結
果が得られなかった。Al、Mg、Tiの合計が15.
0%を超えるNo.14は、スラグが多量に発生し、ス
パッタおよびヒュームが多くなると共に、溶接ビード表
面部にスラグが焼付き、良好な溶接結果は得られなかっ
た。
【0026】Al、Mg、Tiに粒度が75μm未満の
金属粉を用いたNo.15は溶接作業性は良好であった
が、気孔欠陥率がやや高めであった。また、Al、M
g、Tiに粒度200μmを超える金属粉を用いたN
o.16はスパッタ、ヒュームがやや多くなると共に、
溶接ビード表面に未溶融粉末の付着が認められた。
【0027】これに対し、本発明例であるNo.1から
No.5の結果は何れのフィラワイヤもワイヤ成分が適
正であり、溶接作業性および溶接金属性能共に良好な結
果が得られている。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のメタルコアード
型フィラワイヤを用いることにより、熱間温度で鋼材を
大出力レーザーにより溶接した場合に、スパッタ、ヒュ
ームの発生が少なく、かつ溶接部の欠陥が少ない良好な
溶接部を得ることが可能になった。その結果、鋼材製造
における生産能率を大幅に向上させることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザー溶接の溶融池形状を示す模式図
【図2】実施例において使用した、溶接試験体の開先形
状寸法を示す斜視図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常田 弘 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 前田 勝宏 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 松尾 慎二 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 西山 和宏 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Feを主体とした金属粉を95重量%以
    上含む粉体を、鋼製外皮中に、ワイヤ全重量に対して1
    0〜30重量%充填し、ワイヤ成分が、ワイヤ全体に対
    する重量%で、 C:0.05〜0.20%、 Si:2.0〜4.0%、 Mn:2.0〜5.0% かつ、Al、Mg、Tiの1種または2種以上を金属粉
    として添加し、Al、Mg、Tiの合計が、ワイヤ全体
    に対する重量%で5.0〜15.0%であり、残部がF
    eおよび不可避不純物であることを特徴とする鋼材の熱
    間レーザー溶接用メタルコアード型フィラワイヤ。
  2. 【請求項2】 Al粉、Mg粉、Ti粉およびそれらの
    合金粉の粒径が75μm以上200μm以下の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1記載の鋼材の熱間レーザー
    溶接用メタルコアード型フィラワイヤ。
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