JPH11169966A - 斜め穴加工装置 - Google Patents

斜め穴加工装置

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JPH11169966A
JPH11169966A JP35616997A JP35616997A JPH11169966A JP H11169966 A JPH11169966 A JP H11169966A JP 35616997 A JP35616997 A JP 35616997A JP 35616997 A JP35616997 A JP 35616997A JP H11169966 A JPH11169966 A JP H11169966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材の厚みに左右されることなく斜め穴を容
易に精度よく設けることができる,斜め穴加工装置を提
供すること。 【解決手段】 穴空け用のパンチ10と,パンチ10と
対をなすパンチ穴30を設けたダイ3と,パンチ10を
進退可能に保持すると共にダイ3に向けて昇降可能に設
けられたパンチガイド2とを有し,パンチガイド2とダ
イ3との間に板材8を挟持すると共にパンチ10を前進
させて板材8を貫通させることにより板材8に穴を空け
るよう構成された穴加工装置1。ダイ3とパンチガイド
2における板材挟持面31,21は,パンチガイド2の
昇降方向Aと直角の面から所定角度傾斜させて設け,か
つ,パンチ10の進退方向Bは,パンチガイド2の昇降
方向Aと同一方向に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,板材に,その厚み方向から所定
角度傾斜した斜め穴を設けるための,斜め穴加工装置に
関する。
【0002】
【従来技術】板材に穴を設ける場合には,その穴は,通
常その厚み方向,即ち板材と直角方向に設けられること
が多く,また,そのように設けるのが最も容易である。
しかしながら,例えば流体通路用の穴を設ける場合など
には,積極的に穴の方向を傾斜させて流体の進行方向を
制御したいという場合もある。このような場合には,図
12に示すごとく,板材8に,その厚み方向から所定角
度傾斜した斜め穴81を設ける必要がある。
【0003】従来,板材に斜め穴を設ける装置として
は,例えば特開平3−207600号公報に示されたプ
レス抜き金型(斜め穴加工装置)がある。この従来の穴
加工装置9は,図10に示すごとく,穴あけ用のパンチ
91と,これと対をなすパンチ穴92を設けたダイ93
と,パンチ91を進退可能に保持するパンチガイド94
とを有する。
【0004】パンチガイド94は,図10に示すごと
く,鉛直方向に昇降し,水平方向に送り込まれた板材8
をダイ93との間に挟持するよう構成されている。ま
た,パンチ91は,同図に示すごとく,パンチガイド9
4内に所定角度傾斜させて配設してあり,挟持された板
材に対して所定角度傾斜した方向に進退可能に保持され
ている。また,パンチ穴92は,パンチ91と同様の方
向に傾斜した状態で設けられている。
【0005】そして,この斜め穴加工装置9を用いて斜
め穴81を設ける場合には,まず,パンチガイド94と
ダイ93との間に板材8を挟持する。次いで,上記のご
とく傾斜して配置されたパンチ91をパンチ穴92にま
で前進させることにより,板材8に貫通した斜め穴81
を設けることができる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の斜
め穴加工装置9には,次の問題がある。即ち,従来の斜
め穴加工装置9においては,上記のごとく,パンチ91
の進退方向をパンチガイド91の昇降方向から所定角度
傾斜させることにより上記斜め穴を設ける。そのため,
加工すべき板材8の厚みが一定でなければスムーズな斜
め穴加工を行うことができない。
【0007】これを図11を用いて説明する。同図に示
すごとく,パンチガイド94は,その昇降方向Aが板材
8に対して垂直であり,昇降方向Aと直角に設けた挟持
面941により板材8を挟持するよう構成されている。
一方,パンチ91の進退方向Bは,同図に示すごとく,
パンチガイド94の昇降方向Aと角度θだけ傾斜してい
る。
【0008】そのため,厚みTの板材8用に設計された
斜め穴加工装置9において,板材8の厚みがtだけ増加
してT+tとなった場合には,パンチガイド94に設け
たパンチ91の進退方向の軸芯S1と,パンチ穴92の
軸芯S2との間にずれLが生じてしまうという問題が発
生する。
【0009】ずれLの量が,パンチ91とパンチ穴92
との間のクリアランス範囲内である場合には,切断面の
状態が悪化する。また,ずれLの量が上記クリアランス
の範囲を超えた場合には,パンチ91がパンチ穴92の
開口部周縁に衝突し,パンチ91又はダイ93に欠けが
生じてしまう。
【0010】そのため,従来の斜め穴加工装置9を用い
るに当たっては,加工すべき板材の厚みを,常に精度よ
く管理することが必要とされる。また,異なる厚みの板
材を同一装置で加工することができないので,加工する
板材の厚みの種類毎に斜め穴加工装置9を準備すること
が必要となる。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,板材の厚みに左右されることなく斜め穴
を容易に精度よく設けることができる,斜め穴加工装置
を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,穴空け用のパン
チと,該パンチと対をなすパンチ穴を設けたダイと,上
記パンチを進退可能に保持すると共に上記ダイに向けて
昇降可能に設けられたパンチガイドとを有し,上記パン
チガイドと上記ダイとの間に板材を挟持すると共に上記
パンチを前進させて上記板材を貫通させることにより該
板材に穴を空けるよう構成された穴加工装置において,
上記ダイと上記パンチガイドにおける板材挟持面は,上
記パンチガイドの昇降方向と直角の面から所定角度傾斜
させて設け,かつ,上記パンチの進退方向は,上記パン
チガイドの昇降方向と同一方向に設けてあることを特徴
とする斜め穴加工装置にある。
【0013】本発明において最も注目すべきことは,上
記ダイと上記パンチガイドにおける板材挟持面は,上記
のごとく所定角度傾斜させて設け,かつ,上記パンチの
進退方向とパンチガイドの昇降方向とは同一方向に設け
たことである。
【0014】上記パンチガイドおよびダイの板材挟持面
における上記所定の傾斜角度は,板材に設ける穴の傾斜
角度と同じ角度に設定する。また,上記パンチの進退方
向は,上記のごとくパンチガイドの昇降方向と一致させ
る。ただし,パンチの進退方向及びパンチガイドの昇降
方向を必ずしも鉛直方向に揃える必要はなく,板材の送
り機構等との関係を考慮して自由に設定することができ
る。
【0015】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明の斜め穴加工装置においては,上記ダイとパンチガイ
ドにおける板材挟持面は上記のごとく所定角度傾斜させ
て設け,かつ,上記パンチの進退方向とパンチガイドの
昇降方向を一致させている。即ち,板材を挟持する際の
挟持方向とパンチによる穴あけ方向とを一致させてい
る。
【0016】そのため,加工すべき板材の厚みに変動が
あった場合には,その変動量をパンチガイドの昇降方
向,即ちパンチの進退方向において吸収することができ
る。これにより,パンチガイドとパンチ穴との軸芯は,
加工すべき板材の厚みに関わらず,常に同一軸線上に維
持することができる。それ故,本発明の斜め穴加工装置
を用いれば,板材の厚みに変動がある場合にでも,ま
た,異なる厚みの複数種類の板材を加工する場合でも,
所定角度傾斜した斜め穴を容易かつスムーズに設けるこ
とができる。
【0017】したがって,本発明によれば,板材の厚み
に左右されることなく斜め穴を容易に精度よく設けるこ
とができる,斜め穴加工装置を提供することができる。
【0018】次に,請求項2の発明のように,上記パン
チガイドの昇降方向は鉛直方向であることが好ましい。
これにより,パンチガイドの昇降及びパンチの進退の駆
動装置の配置等を容易にすることができ,斜め穴加工装
置全体の構造を簡単にすることができる。
【0019】また,請求項3の発明のように,上記斜め
穴加工装置は,上記板材に予め設けたパイロット穴に係
合させて上記板材の位置決めを行うためのパイロットピ
ンを有しており,上記パイロット穴は四角穴であり,か
つ,上記パイロットピンの側面には,上記四角穴におけ
る対面する2辺に当接可能な平行面を設けてあることが
好ましい。
【0020】即ち,上記斜め穴加工装置は,帯状の板材
を連続的に送り込み,これに順次斜め穴を設けるように
構成することができる。この場合に,加工すべき板材に
は,予め位置決め用のパイロット穴を設けておき,斜め
穴加工装置内に挿入された際にパイロット穴とパイロッ
トピンとを係合させることにより板材の位置決めを行う
ということが従来より行われている。本発明において
は,この場合におけるパイロット穴とパイロットピンの
形状を上記のごとき特殊形状にする。これにより,パイ
ロット穴とパイロットピンとの接触状態が線状となり,
板材の位置決め精度を更に向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる斜め穴加工装置につき,図
1〜図7を用いて説明する。本例の斜め穴加工装置1
は,図1に示すごとく,穴空け用のパンチ10と,パン
チ10と対をなすパンチ穴30を設けたダイ3と,パン
チ10を進退可能に保持すると共にダイ3に向けて昇降
可能に設けられたパンチガイド2とを有する。そして,
パンチガイド2とダイ3との間に板材8を挟持すると共
にパンチ10を前進させて板材8を貫通させることによ
り板材8に斜め穴を空けるよう構成されている。
【0022】また,ダイ3とパンチガイド2における板
材挟持面31,21は,パンチガイド2の昇降方向Aと
直角の面から所定角度θ傾斜させて設け,かつ,パンチ
10の進退方向Bは,パンチガイド2の昇降方向Aと同
一方向に設けてある。以下,これを詳説する。
【0023】まず,斜め穴加工装置1における下型部分
について説明する。図1に示すごとく,ダイ3は,ダイ
プレート38により下型台39上に固定してある。ま
た,ダイ3は,その上面に所定角度傾斜させた板材挟持
面31を有している。板材挟持面31の傾斜角度θは,
得ようとする斜め穴の傾斜角度θに合わせてある。
【0024】また板材挟持面31の中央には,図1に示
すごとく,鉛直方向に向けて開口させたパンチ穴30を
設けてある。ダイ3のパンチ穴形成部分310は,図2
に示すごとく,高硬度材料を用いてある。また,パンチ
穴30の下方には,ダイ3及び下型台39を貫通して下
方に抜ける切り屑89(図2)を排出するための切り屑
排出口309を設けてある。
【0025】また,図1に示すごとく,ダイ3の前後に
位置するダイプレート38には,板材を導くためのガイ
ドプレート37を設けてある。ガイドプレート37は,
ダイ3の板材挟持面31に平行な板材通路370を有し
ており,斜め穴加工装置1内の板材8の通路が角度θを
有する直線状態になるよう設けられている。また,ガイ
ドプレート37には,後述するパイロットピン41を収
納する逃し穴42を4つ設けてある。
【0026】次に,斜め穴加工装置1の上型部分につい
て説明する。図2に示すごとく,パンチ10は,先端1
01を細めた形状に設けた。このパンチ10を保持する
パンチガイド2は,先端101との摺動部分20に高硬
度材料を適用させてある。
【0027】また,図1に示すごとく,パンチ10を内
蔵するパンチガイド2は,その周囲のパンチプレート2
2等を介して上方の上型台29に保持されている。ま
た,上型台29は,さらにその上方のスライダー(図示
略)に固定されており,スライダーにより鉛直方向に昇
降駆動されるよう構成されている。また図1に示すごと
く,パンチガイド2と上型台29との間には,上から順
に上部スペーサ28,プッシュプレート27,下部スペ
ーサ25を配設してある。
【0028】また,パンチガイド2の板材挟持面21
は,上記ダイ3の板材挟持面31と平行となるように角
度θだけ傾斜させて設けてある。そして,パンチガイド
2の内部に設けたパンチ10は,その板材挟持面21か
ら出没可能に配設されている。また,パンチ10は,ス
プリングにより上方に付勢され,その上端17を上記プ
ッシュプレート27の中央突起部270に当接させてい
る。また,パンチプレート22には,後述するごとく,
下方に向けて突設させた4本のパイロットピン41を設
けてある。
【0029】そして,これら上型部分は,図6(a)〜
(d)に示すごとく,3段階の状態で昇降するよう構成
されている。即ち,第1段階の状態は,図6(a)
(d)に示すごとく,上型台29が最上段に位置した状
態である。この状態においては,パンチプレート22が
下方にスライドして,上型台29とパンチガイド2との
間の間隙が最大限に拡大する。そして,プッシュプレー
ト27は,上方に付勢されたパンチ10により上方に持
ち上げられ,かつ,パンチ10がパンチガイド2内に後
退した状態となる。
【0030】第2段階の状態は,図6(b)に示すごと
く,上型部分の位置関係は第1段階と全く同様の状態で
あり,上型部分全体が下降して,パンチガイド2とダイ
3とが当接する状態である。第3段階の状態は,図6
(c)に示すごとく,第2段階の状態からさらに上型台
29を下降させた状態である。
【0031】この状態においては,パンチガイド2と上
型台29との間の間隙が最低限の間隔になり,上型台2
9,上部スペーサ28,プッシュプレート27,下部ス
ペーサ25,パンチガイド2が互いに当接した状態とな
る。そして,プッシュプレート27からの押圧によって
パンチ10が前進して対向するパンチ穴30内に挿入さ
れた状態となる。
【0032】また,本例においては,帯状の板材8を用
い,これを所定距離ずつ前進させて穴あけを行う。その
ため,板材8の位置決めを行うために,図1に示すごと
く,上型部分及び下型部分にそれぞれ4つのパイロット
ピン41及び逃し穴42を設けてある。パイロットピン
41は,図3,図6に示すごとく,パンチプレート22
の昇降に伴って昇降し,下降時に逃し穴42に挿入され
るよう構成されている。
【0033】また,板材8には,予め位置決め用のパイ
ロット穴84を4つ設ける。このパイロット穴84は,
図4,図5に示すごとく,四角穴に設定してある。一
方,パイロットピン41の側面には,図3,図5に示す
ごとく,上記四角穴における対面する2辺840に当接
可能な平行面410を設けてある。これにより,図5に
示すごとく,パイロットピン41とパイロット穴84と
の係合は,四角穴の2辺840において線状の当接部分
をもって行われる。
【0034】次に,本例の作用につき説明する。本例の
斜め穴加工装置1において板材8に斜め穴を空ける場合
には,図6(a)に示すごとく,まず,上型部分を最大
限まで上昇させてパンチガイド2とダイ3との間に板材
8を挿入する。
【0035】次いで,図6(b)に示すごとく,上型部
分全体を下降させパンチガイド2とダイ3により板材8
を挟持すると共に,パイロットピン41を板材8のパイ
ロット穴42に係合させて板材8の位置決めを正確に行
う。
【0036】次いで,図6(c)に示すごとく,上型台
29をさらに降下させてプッシュプレート27を下方に
押圧する。これにより,プッシュプレート27の中央突
起部270によりパンチ10が前進し,図2に示すごと
く,板材8を打ち抜いて斜め穴が形成される。
【0037】次いで,図6(d)に示すごとく,上型部
分を最大限上昇させることにより,板材8の拘束が解か
れ,斜め穴空け作業が完了する。次いで,新たに板材8
を前進させて図6(a)〜(d)を繰り返すことによ
り,帯状の板材8に順次所定角度の斜め穴が形成されて
いく。
【0038】そして,本例においては,板材8の厚みに
変動がある場合においても,精度よくスムーズに斜め穴
を形成することができる。即ち,図7に示すごとく,本
例においては,パンチガイド2の昇降方向Aとパンチ1
0の進退方向Bが同一である。そのため,板材8の基準
厚みがTである場合に,tだけ減少又は増加した場合に
は,その厚み変化分がパンチガイド2の昇降方向A,即
ちパンチ10の進退方向において吸収される。
【0039】そのため,図7に示すごとく,パンチ10
の進退方向に軸芯S1とパンチ穴30の軸芯S2とは,
何ら板厚変動に影響されることなく同一軸線上に維持さ
れる。それ故,本例においては,板材8の厚みが変動し
た場合においても,パンチ10等の破損等は確実に回避
され,また,優れた品質の斜め穴を形成することができ
る。
【0040】したがって,本例によれば,板材8の厚み
に左右されることなく斜め穴を容易に精度よく設けるこ
とができる,斜め穴加工装置1が得られる。
【0041】実施形態例2 本例は,図9に示すごとく,実施形態例1の斜め穴加工
装置1(101〜104)を4つ組み合わせて,4つの
斜め穴を帯状の板材8に連続して設ける装置の具体例で
ある。板材8は,図8に示すごとく,最終的にカップ形
状の製品80に加工され,インジョクション等のプレー
トノズルとして用いられるものである。そのため,板材
8には,傾斜方向の異なる4つの斜め穴61〜64を設
ける。斜め穴61,63は,いずれも図8(b)矢印E
方向,斜め穴62,64は矢印F方向に傾斜した穴であ
る。
【0042】この板材8を加工するため,図9に示すご
とく,斜め穴加工装置101〜104を直列に4つ並
べ,それぞれの間にはループ制御を備えた板送り装置を
設けた。各斜め穴加工装置101〜104は,パンチガ
イド2及びダイ3の板材挟持面21,31,及びこれに
伴う傾斜部分の傾斜角度を,交互に反転させて配置し
た。各斜め穴加工装置101〜104におけるその他の
構造については,実施形態例1と同様である。
【0043】そして,第1の斜め穴加工装置101にお
いて斜め穴61を,第2の斜め穴加工装置102におい
て斜め穴62を,第3の斜め穴加工装置103において
斜め穴63を,第4の斜め穴加工装置104において斜
め穴64を,それぞれ設けるように構成してある。
【0044】そのため,本例の装置を用いれば,複数の
斜め穴61〜64を加工する場合において,非常に効率
よく加工作業を行うことができる。また,個々の斜め穴
加工装置101〜104の構成は実施形態例1と同様で
あるため,各斜め穴の加工精度等は,板材の厚み変動に
左右されない。それ故,実施形態例1と同様の効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる斜め穴加工装置の構造を
示す説明図。
【図2】図1における,M部の拡大説明図。
【図3】実施形態例1における,パイロットピンと板材
との係合状態を示す説明図。
【図4】実施形態例1における,パイロットピンとパイ
ロット穴との係合状態を底面から見た説明図。
【図5】実施形態例1における,パイロットピンとパイ
ロット穴との係合状態を示す説明図。
【図6】実施形態例1にかかる斜め穴加工装置の動作状
態を,(a)材料送り時,(b)型締め時,(c)パン
チ動作時,(d)型開き時,ごとに示した説明図。
【図7】実施形態例1における,作用効果を示す説明
図。
【図8】実施形態例2における,斜め穴を設けた製品を
示す,(a)平面図,(b)D−D線矢視断面図。
【図9】実施形態例2における,斜め穴加工装置の配置
状態を示す説明図。
【図10】従来例にかかる斜め穴加工装置を示す説明
図。
【図11】従来例における不具合を示す説明図。
【図12】板材に設けた斜め穴を示す説明図。
【符号の説明】
1...斜め穴加工装置, 10...パンチ, 2...パンチガイド, 3...ダイ, 30...パンチ穴, 41...パイロットピン, 42...パイロット穴, 8...板材, 80...斜め穴,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴空け用のパンチと,該パンチと対をな
    すパンチ穴を設けたダイと,上記パンチを進退可能に保
    持すると共に上記ダイに向けて昇降可能に設けられたパ
    ンチガイドとを有し,上記パンチガイドと上記ダイとの
    間に板材を挟持すると共に上記パンチを前進させて上記
    板材を貫通させることにより該板材に穴を空けるよう構
    成された穴加工装置において,上記ダイと上記パンチガ
    イドにおける板材挟持面は,上記パンチガイドの昇降方
    向と直角の面から所定角度傾斜させて設け,かつ,上記
    パンチの進退方向は,上記パンチガイドの昇降方向と同
    一方向に設けてあることを特徴とする斜め穴加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記パンチガイドの
    昇降方向は鉛直方向であることを特徴とする斜め穴加工
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記斜め穴加
    工装置は,上記板材に予め設けたパイロット穴に係合さ
    せて上記板材の位置決めを行うためのパイロットピンを
    有しており,上記パイロット穴は四角穴であり,かつ,
    上記パイロットピンの側面には,上記四角穴における対
    面する2辺に当接可能な平行面を設けてあることを特徴
    とする斜め穴加工装置。
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