JPH11169924A - 油圧式予荷重形圧延スタンド - Google Patents

油圧式予荷重形圧延スタンド

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JPH11169924A
JPH11169924A JP10275648A JP27564898A JPH11169924A JP H11169924 A JPH11169924 A JP H11169924A JP 10275648 A JP10275648 A JP 10275648A JP 27564898 A JP27564898 A JP 27564898A JP H11169924 A JPH11169924 A JP H11169924A
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マントヴァン ジャンフランコ
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モンツィオ コムパニョーニ ブルーノ
Rodolfo Tapparo
タッパーロ ロドルフォ
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    • B21B31/04Rolling stand frames or housings; Roll mountings ; Roll chocks with tie rods in frameless stands, e.g. prestressed tie rods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21B31/16Adjusting or positioning rolls
    • B21B31/20Adjusting or positioning rolls by moving rolls perpendicularly to roll axis
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延シリンダの原調整状態を変えないように
することができる油圧式予荷重形圧延校正ケージを提供
する。 【解決手段】 高温圧延棒材を製造する圧延校正ケージ
(10)は、スタンド(14,15 )にそれぞれ取り付けられ
た少なくとも一対の圧延シリンダ(12,13 )を有し、圧
延シリンダ相互間の隙間又は加工ギャップ(17)がネジ
(18)及び親ネジ(21)から成るシステムにより調整さ
れるようになっている。隙間(17)の調整後に作用する
圧延シリンダ(12,13 )の油圧式予荷重システムは、ス
タンド(14,15 )を横切って延び、相対的な摺動動作を
行うことができる複数本のロッド(27)を有する。各ロ
ッド(27)は一端(28)が、スタンド(14)に取り付け
られ、他端は、スタンド(14)と反対側のスタンド(1
5)にしっかりと取り付けられた油圧シリンダ(30)の
内部で運動するピストン(29)を備え、ロッド(27)
は、圧延トルクに対抗する機能をも果たすようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に所与のサイズ
及び非常に厳しい寸法許容差(公差)の高温圧延棒材を
製造する油圧式予荷重圧延ケージに関して幾つかの点に
おける興味をそそり且つ利点をもたらす改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】高温圧
延製品を製造するための校正機能を兼ね備えた圧延ケー
ジ(以下、圧延校正ケージという)は、例えばヨーロッ
パ特許第166,478号及び第626,218号に記
載されている。なお、本発明の一層の理解のためにかか
るヨーロッパ特許を参照されたい。当業者には周知のよ
うに、圧延シリンダ相互間の圧延製品の詰まりに起因し
て或る深刻な問題が圧延加工中に生じる場合がある。こ
れにより、圧延ラインの作動を停止して問題が生じたケ
ージの圧延シリンダをできるだけ迅速に開けることが必
要になる。その目的は、圧延シリンダ相互間に詰まって
いる製品を取り除くことにあるが、所与のサイズ及び非
常に厳しい寸法許容差の高温圧延棒材を製造するために
は、次に、これらシリンダをこれ又できるだけ迅速に、
しかも前に行った調整(圧延ギャップ)と同一の調整状
態を用いて閉じなければならない。
【0003】油圧シリンダ利用型予荷重装置を装備した
公知形式の圧延校正ケージでは、詰まりが起きた場合の
予荷重装置の開放は、予荷重条件を御破算にした後、当
初において作業条件の設定に使ったネジ及び親ネジ形調
整システムを操作することによって行われている。圧延
シリンダ相互間に詰まった製品を取り除くためにネジ及
び親ネジ形調整システムを用いて圧延シリンダを開放
し、次いで再閉鎖するには、長い時間を要し、しかも初
期作業条件を御破算にしなければならないが、初期作業
条件は再設定する必要があり、この場合、上記操作に起
因する全ての問題(精度の低下を含む)が生じることに
なる。したがって、本発明の主目的は、原圧延シリンダ
調整状態(ギャップ)への影響を回避し、圧延シリンダ
の再閉鎖時(即ち、詰まりを除いた後)における原シリ
ンダ調整状態の値が原設定値と同一であるように圧延シ
リンダ用迅速開放システムを備えた油圧式予荷重圧延ケ
ージを提供することによって、従来技術の欠点を無くす
ことにある。
【0004】公知のケージのもう一つの問題は、圧延シ
リンダ相互間の隙間(ギャップ)の調整に用いられるネ
ジ及び親ネジ型システムに存在する多くの遊びに起因す
る。これらの遊びも又、仕上がり品の寸法許容差が過度
に大きくなる一因である。したがって、本発明のもう一
つの目的は、上述の遊びを無くすよう設計された圧延校
正ケージを提供することにある。上述の目的は、特許請
求の範囲に記載された特徴を有する圧延ケージによって
達成される。本発明の構造上及び機能上の特徴並びに従
来技術と比較した場合のその利点は、添付の図面を参照
して本発明の実施形態に関する以下の説明を読むと一層
明確に理解できよう。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、符号10で示
された本発明の圧延校正ケージは構造上、それぞれ上部
シリンダ及び下部シリンダと呼ばれる一対の圧延シリン
ダ12,13が取り付けられた剛性の支持フレーム11
で構成されている。シリンダ12,13はそれぞれ、ス
タンド14,15で支持され、これらスタンドを制御す
ると、矢印16の方向に互いに接近したり遠ざかること
ができ、それによりシリンダ13,14相互間の隙間
(加工ギャップ)17を調整することができる。本発明
によれば、矢印16の方向におけるスタンド14,15
の動作は、第1のネジ及び親ネジ形調整システムと、油
圧式ロッドを利用した第2のシステムとの組合せにより
制御される。
【0006】限定する目的ではなく、例示の目的で示す
に過ぎない図示のケージは、いわゆるデュアルケージ
(一対だけの圧延シリンダで構成される)であり、かか
るケージは、ギャップ17を調整するためのネジ及び親
ネジ形調整システムでは、青銅ブッシュ25回りに回転
するよう作動できる4本のシャフト18を有し、各シャ
フトは、それぞれ上方部分及び下方部分と称される2つ
のネジ部19,20を備えている。これら上方及び下方
部分のネジ部は向きが一致しておらず、これは、ネジ部
19は例えば右ネジであり、ネジ部20は左ネジである
ことを意味している。これらネジ部19,20は、着座
部33の内側で符号23,24のところにおいてスタン
ド14,15にキー留めされたそれぞれの親ネジ21,
22で回転する。その結果、親ネジ23,24を矢印1
6の方向で軸方向にシフトできるが、回転しないように
なっている。
【0007】符号26は、着座部33内に収納されてい
て親ネジ21,22と協働する半球形スペーサを指示
し、親ネジの自由端縁はそれに一致した形状になってい
る。逆に、後述する油圧ロッドシステムは、ネジ及び親
ネジ形調整システムと協働し、スタンド14,15に対
してシフトできる状態でこれらスタンド14,15を横
断する方向に延びる4本のロッド27を有している。図
面に明確に示されているように、ロッドは、ネジ及び親
ネジ形調整システムのシャフト18に隣接して配置され
ている。各ロッド27は符号28のところで一端が上部
スタンド14にしっかりと取り付けられ、他端は下部ス
タンド15に取り付けられた油圧シリンダ30の内部で
運動するピストン29を備えている。本発明のケージの
作用を以下に説明する。
【0008】圧延シリンダ12,13を図1に示す開放
した非作動位置から図2に示すような閉鎖した作動位置
に動作させるために、先ず最初にネジ及び親ネジ調整シ
ステムに対する操作として、シャフト18を回転させて
親ネジ21,22を互いに逆方向にシフトさせ、それに
よりスタンド14,15を接近させ、ついにはこれらス
タンドが所望位置に達するようにする。これは、問題の
シリンダ12,13相互間に隙間(加工ギャップ)17
が得られることを意味している。油圧ロッドシステム2
7に関する次の操作として、加圧流体をシリンダ30の
室31内に注入し、それによりネジ及び親ネジ形調整シ
ステムによって前もって調整された位置にあるケージに
予荷重を加え、かくして遊びを完全に無くす。単純化さ
れた方法では、図2の矢印34は、室31への加圧油供
給ラインを示し、矢印35は、反対側の室32の吐出ラ
インを示している。
【0009】圧延中、例えば詰まりを生じた場合にシリ
ンダ12,13を開放する必要があれば、加圧油をシリ
ンダ30の室32内に注入することにより油圧ロッドシ
ステム27の操作を行うだけで十分であろう。これによ
り、スタンド14,15、その結果としてシリンダ1
2,13は、ネジ及び親ネジ形調整システムの操作を行
わないでも迅速に離隔するので、事前調整された隙間1
7の値は記憶されたままであるようになる。単純化され
た形態では、図1矢印36は、室32への加圧油供給ラ
インを示し、矢印37は、反対側の室31の吐出ライン
を示している。油圧ロッドシステムの操作を行うことに
より、即ち、加圧油を室31内に注入することによって
詰まりを解消した後、ケージを図2に示す閉鎖作動位置
に素早く戻すのが良く、それと同時に元の調整状態の隙
間17を復元する。
【0010】上記により、本明細書の従来技術の説明の
後に述べた目的、即ち、実際問題として調整ネジに関す
る遊びが無く、詰まりが生じた場合に圧延シリンダの迅
速な開放動作を行うことができ、その後に以前と全く同
一の位置で、換言すると、圧延プロセスの開始時に設定
されたシリンダ相互間の隙間(加工ギャップ)と同一の
隙間が達成されるように閉鎖でき、しかもネジ及び親ネ
ジ形調整システムに対する操作を別途行う必要のない油
圧式予荷重形圧延校正ケージを提供するという目的が達
成される。上述の説明から、圧延トルクはネジ及び親ネ
ジ形調整システムのシャフト18に作用せず、ロッド2
7に作用し、従ってシャフト18はスタンド14,15
をそれらの所定位置に支持する作用を行うだけであるこ
とは当業者には明らかであろう。本発明の範囲は、特許
請求の範囲の記載事項に基づいて定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された圧延校正ケージを示
す縦断面図であり、圧延シリンダを開放位置で示す図で
ある。
【図2】図1の圧延校正ケージを示す縦断面図であり、
圧延シリンダを閉鎖位置で示す図である。
【図3】図1及び図2に示すケージの平面図である。
【図4】シリンダ相互間の隙間(加工ギャップ)が得ら
れるための調整システムの位置を図1の同一位置で示す
拡大詳細断面図である。
【図5】図4と類似した図であり、シリンダ相互間の隙
間(加工ギャップ)を調整するシステムを図2の同一位
置で示す図である。
【符号の説明】
10 圧延校正ケージ 12,13 圧延シリンダ 14,15 スタンド 17 隙間 18 ネジ 21 親ネジ 27 ロッド 29 ピストン 30 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロドルフォ タッパーロ イタリア ヴァレーゼ マルナーテ ヴィ ア ピ ネーニー 12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンド(14,15 )に取り付けられた少
    なくとも一対の圧延シリンダ(12,13 )を有し、圧延シ
    リンダ(12,13 )相互間の隙間(加工ギャップ)(17)
    がネジ(18)と親ネジ(21)から成るシステムによって
    調整され、圧延シリンダの油圧式予荷重システムが隙間
    (17)の調整後に作用するようになった形式の高温圧延
    棒材製造用圧延ケージにおいて、圧延シリンダ(12,13
    )の油圧式予荷重システムは、相対的な摺動動作が可
    能な状態でスタンド(14,15 )を横切って延びる複数の
    ロッド(27)を有し、各ロッド(27)は一端(28)が、
    スタンド(14)にしっかりと取り付けられ、他端は、ス
    タンド(14)と反対側のスタンド(15)に取り付けられ
    た油圧シリンダ(30)の内部に運動自在に設けられたピ
    ストン(29)を備え、ロッド(27)は、圧延トルクに対
    抗する機能も果たすようになっていることを特徴とする
    ケージ。
  2. 【請求項2】 ロッド(27)は、4本設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のケージ。
  3. 【請求項3】 各ロッド(27)の一端(28)は、上部ス
    タンド(14)に取り付けられ、油圧シリンダは、下部ス
    タンド(15)に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載のケージ。
  4. 【請求項4】 ネジ(18)と親ネジ(21)から成るシス
    テムは、青銅ブッシュ(25)回りに回転するよう作動で
    き、スタンド(14,15 )の着座部(33)内にキー留め
    (23,24 )された親ネジ(21,22 )で互いに連結されて
    いる状態でそれぞれ上方部分(19)及び下方部分(20)
    と称される向きが異なる2つのネジ部(19,20 )を備え
    た多数のシャフト(18)を有することを特徴とする請求
    項1記載のケージ。
  5. 【請求項5】 シャフト(18)は、スタンド(14,15 )
    を所定の位置に支持するようロッド(27)に隣接した状
    態で4本設けられていることを特徴とする請求項4記載
    のケージ。
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