JPH11169845A - 光酸化流体処理装置及びこれに用いる複合化光触媒粒子 - Google Patents

光酸化流体処理装置及びこれに用いる複合化光触媒粒子

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JPH11169845A
JPH11169845A JP34756497A JP34756497A JPH11169845A JP H11169845 A JPH11169845 A JP H11169845A JP 34756497 A JP34756497 A JP 34756497A JP 34756497 A JP34756497 A JP 34756497A JP H11169845 A JPH11169845 A JP H11169845A
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photocatalyst particles
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文隆 半田
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    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】微細な光触媒粒子を被処理水から容易に分離で
きるようにして、これを再使用する。 【解決手段】空気導入管(9)から処理部(1)に空気
が導入され、この空気が上昇するのに伴って被処理水が
光触媒粒子と一緒に流動する。空気は空気抜き(10)
から処理部外に放出される。処理部内には光源(7)に
より光源部壁(8)を介して光が照射され、光触媒粒子
に酸化作用を発生させ、被処理水を処理する。処理され
た水は流出部(3)から排出される。流出部には処理水
中に分散している光触媒粒子を磁気分離するための磁気
分離磁石(4)が設置され、これに捕捉された光触媒粒
子はかき取り板(5)で分離され、粒子戻り(6)を経
て処理部に返送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水などの各種流体
を光触媒を用いて浄化する光酸化流体処理装置及びこれ
に用いる複合化光触媒粒子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光触媒を用いる流体の光酸化処理は、流
体中に混入した有害有機物の分解や殺菌などに用いられ
る方法である。光触媒作用を示す物質では二酸化チタン
がよく知られている。通常は、被処理流体中に二酸化チ
タン粒子を分散させて光を照射し、酸化反応を起こして
被処理流体を処理する。酸化反応は光触媒の表面で起こ
るので、反応効率を上げるためには、被処理流体中に分
散させる光触媒粒子をできるだけ微小なものとして比表
面積を大きくし、光触媒粒子と被処理流体との接触効率
を向上させることが必要である。
【0003】なお、この種従来技術としては、特開平4
−371233号公報に記載されたものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被処理流体が空気など
の気体の場合には、光触媒粒子がかなり小さくてもその
沈降速度が大きくなり、被処理気体と光触媒粒子が分離
し易い。しかし、被処理流体が水などの液体の場合には
微小粒子の沈降性が気体とのそれに比べて大幅に劣るた
めに、反応効率を犠牲にして光触媒粒子を大きくする
か、微小な粒子を用いる場合には膜分離法によって触媒
粒子を処理後の流体液から分離する手法がとられてい
る。しかしながら、粒子を大きくした場合、反応効率低
下を保障するために装置が巨大化する。
【0005】膜分離を用いる場合には、膜分離部で必要
となる動力が大きくなるだけでなく、処理後の流体から
光触媒粒子が分離できても処理装置内部にだんだんと溜
まっていく汚濁物粒子と光触媒粒子を分離する手段がな
い。膜分離を利用した場合には分離した光触媒粒子を連
続的に回収して処理部で再使用することも困難であっ
た。
【0006】これらの理由により、実用レベルでの光触
媒応用光酸化流体処理装置を実現する状況に至っていな
いのが実状である。
【0007】本発明の目的は、微小な光触媒粒子を利用
でき、しかもその微小な光触媒粒子を被処理液体から容
易に分離できるようにした光酸化流体処理装置を得るこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、光酸化流体処理装置
において、光触媒粒子の比表面積を大きくして、光触媒
粒子と被処理流体との接触効率を向上させることのでき
る複合化光触媒粒子を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、流体を処理する処理部、この処理部内に光を
導入する手段、被処理流体を導入する流入口、処理流体
を流出させる流出部を備えた流体処理装置において、上
記処理部内に分散され、光照射で酸化作用の触媒効果を
有する光触媒粒子と、処理後の流体中から上記光触媒粒
子を分離する手段と、分離した光触媒粒子を上記処理部
内に返送して再び分散させる手段とを具備したことを特
徴とする。
【0010】なお、処理後の流体中から分離した上記光
触媒粒子を洗浄再生した後、処理部内へ返送するような
洗浄再生手段を具備しても良い。
【0011】また、処理後の流体中から分離した上記光
触媒粒子を連続的に上記処理部内に返送して再び分散さ
せる手段を具備するとなお良い。
【0012】本発明の他の特徴は、上記光触媒粒子を分
散した処理部に複数の上記処理流体を流出させる流出部
を備え、これら複数の流出部の各々に処理後の流体中か
ら上記光触媒粒子を分離する手段を具備することにあ
る。
【0013】また、光触媒粒子を分散した処理部に通水
方向に応じて給水と排水の切り替えが可能な複数の給排
水配管を接続し、各々の給排水配管に処理後の流体中か
ら光触媒粒子を分離する手段を具備したことにある。
【0014】さらに、処理後の流体中から磁性を有する
光触媒粒子を分離する手段としては磁力を利用した磁気
分離手段とするのが良い。
【0015】また、処理部の下方に被処理水を給水およ
び処理水を排水する給排水配管を備える流体処理装置と
し、上記処理部と上記給排水配管との接続部分に上記磁
気分離手段を備え、かつこの磁気分離手段の下方に空気
やオゾンなどの気体を磁気分離部を通って処理部内に供
給する気体供給手段を備えたものとしても良い。
【0016】本発明の複合化光触媒粒子の特徴は、磁性
を有する粒子の表面を酸化膜などでコーティングした母
材粒子の表面上に二酸化チタンなどの光触媒作用を有す
る微粒子を接合したことにある。
【0017】また、本発明の複合化光触媒粒子の他の特
徴は、二酸化チタンなどの光触媒作用を有する母材粒子
の表面上に磁性を有する粒子の表面を酸化膜などでコー
ティングした微粒子を接合してなることにある。
【0018】本発明の他の特徴は、光照射により励起さ
れる光触媒粒子により流体を処理する処理部、この処理
部内に光を照射するための光源、被処理流体を前記処理
部に導入するための流入口、及び処理部で処理された処
理流体を流出させるための流出部を備える光酸化流体処
理装置において、前記処理部内に磁性を有する光触媒粒
子を分散させるための手段と、処理部からの処理流体中
から前記光触媒粒子を分離するための手段と、前記分離
された光触媒粒子を前記処理部に返送するための手段と
を備えたことにある。
【0019】本発明の更に他の特徴は、光照射により励
起される光触媒粒子により流体を処理する処理部と、こ
の処理部内に光を導入するための手段と、被処理流体を
前記処理部に導入するための流入口と、前記処理部で処
理された処理流体を流出させるための流出部とを備える
流体処理装置において、前記処理部内に分散され、光照
射により酸化作用をする触媒効果をもち、かつ磁性を有
する光触媒粒子と、処理部からの処理流体中から前記光
触媒粒子を磁力により分離する磁気分離手段と、前記分
離された光触媒粒子を前記処理部に連続的に返送するた
めの粒子戻し手段と、この返送された光触媒粒子を再び
処理部に分散させるための手段とを備えたことにある。
【0020】本発明の他の特徴は、光酸化流体処理装置
に使用される光触媒粒子であって、コーティングした磁
性粒子を母材とし、この磁性粒子の表面上に二酸化チタ
ンなどの光触媒作用を有する微粒子を接合して構成され
るか、あるいは二酸化チタンなどの光触媒作用を有する
粒子を母材とし、この粒子の表面上に、磁性を有する粒
子の表面を酸化膜などでコーティングした微粒子を接合
して構成された複合化光触媒粒子にある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例を示す概略構成図
である。被処理水は流入口2から処理部1内に導入され
る。処理部1内には磁性体に担持された微小な光触媒粒
子(磁性光触媒粒子)が被処理水中に分散されている。
処理部1には空気導入管9から空気も導入され、この導
入された空気が上昇するのに伴って、処理部1内では被
処理水が分散している光触媒粒子と一緒に流動してい
る。なお、空気は空気抜き10から処理部1外に放出さ
れる。処理部1内には光源部壁8内に光源7が挿入さ
れ、この光源部壁8を通して光が処理部1内に照射され
る。被処理水中に分散している光触媒粒子表面では照射
光により強力な酸化作用が発生し、被処理水中に存在す
るバクテリアを死滅させたり、あるいは溶存している有
機物を分解したりする。処理された水は流出部3から処
理部1外に排出される。流出部3には、流出処理水中に
分散している光触媒粒子を磁気分離するための磁気分離
磁石4が設置されている。磁気分離磁石4で捕捉された
光触媒粒子はかき取り板5で磁気分離磁石4から掻き取
られて、粒子戻り6を経て戻り粒子放出口11から処理
部1内に再び連続的に返送される。空気導入管9から処
理部1内に供給される空気は酸化反応に必要な酸素を被
処理水に溶解させて供給し、かつ処理部1内に光触媒粒
子を分散させ攪拌する役割を持っている。なお、この供
給される気体は、空気以外の気体、例えば酸素やオゾン
等でもも良い。
【0023】図2は図1に示された磁気分離磁石4の具
体的実施例を説明するものである。複数(図2では3
枚)の円盤状の磁気分離磁石4a,4b,4cが回転軸
12で連結されて図中のΩ方向に回転している。この実
施例では、磁気分離磁石4aと4bの向かい合う面、及
び磁気分離磁石4bと4cの向かい合う面のそれぞれに
磁石が貼ってある。回転している磁気分離磁石4a,4
b,4cは処理水中の磁性光触媒粒子を磁気で捕捉し、
捕捉された光触媒粒子は掻き取り板5(5a,5b)に
より磁気分離磁石4a,4b,4cの磁石表面上から掻
き取られ、図1に示す粒子戻り6に送られる。
【0024】図3〜図5により図1に示した実施例の変
形例を説明する。この例は、図1に示す磁気分離磁石4
の代わりに電磁石を用いたものである。
【0025】図3において、処理水の流出部3としては
流出部3aと流出部3bの二つが設けられている。処理
部1で処理された処理水は磁気フィルタ13aを経て流
出部3aから流出する。この時一方のバルブ16aは開
いており、他方のバルブ16bは閉じている。また、磁
気フィルター13aは通電により電磁石が働いた状態と
なり磁場が発生しているが、磁気フィルター13bの方
は通電を停止することで電磁石が切れた状態となり磁場
が発生していない。このようにすると、流出部3aから
流出する処理水中の光触媒粒子は磁気フィルター13a
で捕捉される。さらに、本実施例では、適当なタイミン
グでバルブ操作により流出部3aと流出部3bとを切り
替えて使用する。すなわち、バルブ16aが閉じ、バル
ブ16bを開く。同時に磁気フィルター13aの電磁石
は切られ、磁気フィルター13bの電磁石を作動させ、
処理水は処理部3bから放流され、その際に処理水中の
光触媒粒子は磁気フィルター13bで捕捉される。磁気
フィルター13aで捕捉されていた光触媒粒子は、磁気
フィルター13aで磁場が作用しなくなるので磁気フィ
ルター13aから離脱し、ゆっくりと処理部1内に沈降
しながら戻っていく。
【0026】図4は図3に示す磁気フィルター部分の詳
細構造を示す図で、磁気フィルター13(13a,13
b)の周辺に電磁石14(14a,14b)を配置して
いる。
【0027】図5は図3に示した例の縦断面図で、流入
口2から光触媒粒子が充満分散している処理部1に流入
した被処理水は、空気導入管9から導入された空気と共
に処理部1内を上昇しながら撹拌され、光源部壁8を介
して光源7から照射された光により分散している光触媒
粒子の光触媒作用により、酸化作用を受ける。処理され
た水と共流れている光触媒粒子は磁気フィルター13で
磁気分離され、処理水のみが流出部3から流出する。こ
の例では、複数の磁気フィルター13a,13bを切り
替えて使用することにより、処理水中から分離した光触
媒粒子を連続的に処理部1内に返送することができる。
【0028】図6は本発明の他の例を示すもので、この
実施例では光源として太陽光を用いる。流入口2から流
入した被処理水はまず磁性光触媒粒子が充満して分散し
ている混合部17に入る。混合部17からは光触媒粒子
が分散している被処理水がポンプ18により処理部1に
送られる。処理部1は太陽光を透過する材質で形成され
ている。また、太陽光を無駄なく集光できるように処理
部1の背面には反射板41も設けられている。処理部1
で光酸化処理を受けた処理水は、流出部3において図2
と同様の回転型の磁気分離磁石4を用いた磁気分離方式
により分散している光触媒粒子を分離した後、放流され
る。磁気分離磁石4上に捕捉された光触媒粒子は掻き取
り板5で掻き取られ、粒子戻り6を経て混合部17に戻
る。圧縮機19により光酸化処理で必要な酸素または酸
素を含む空気が混合部17内に導入される。なお、この
例では、連続処理も回分処理も可能である。連続処理の
場合、流入口2より流入する被処理水量がポンプ18に
よる送水量と等しい時はバルブ21は閉じられている。
流入口2より流入する被処理水量がポンプ18による送
水量より小さい時は、バルブ21が開いており、流入口
2より流入した水量と同じ量の処理水が流出部3より流
出し、残りの分は戻り流路22を通って混合部17に戻
る。バッチ処理の場合、一旦流入口2から被処理水が流
入した後、バルブ15,20が閉じられ、バルブ21が
開いて、被処理水は処理部1、戻り流路22、混合部1
7を循環し、適当な処理時間の後、今度はバルブ21を
閉じてバルブ20をあけて処理水を流出部3を経て(従
って処理水中の光触媒粒子は磁気分離して)、放流す
る。
【0029】図7は本発明の更に他の例を示すものであ
り、自然曝気方式とすることにより、図6に示すような
圧縮機19を使用しないようにして動力を節約するよう
にしたものである。図6に示す戻り流路22の代わりに
本例では戻り処理部23を設けている。戻り処理部23
では被処理水が水面を形成する状態で混合部17に流下
し、このとき被処理水内に空気が巻き込まれて自然曝気
される。また、戻り処理部23は太陽光を透過する材質
で作成されているので、このときにも光酸化作用が生じ
る。従って戻り処理部23の背面にも反射板24を設け
ている。
【0030】図8は本発明の更に他の例を示すもので、
この例のものは回分処理を行うものである。給水バルブ
25を開くと流入口2から磁性光触媒粒子が充填されて
いる処理部1に被処理水が導入され、適当な水位になる
と、一旦給水バルブ25を閉じて処理が開始される。こ
のとき、流出部3に至る排水バルブ26は閉じている。
処理部1の下方には磁気分離用の磁気フィルター13と
電磁石14が設置されているが、処理部1で被処理水を
処理している間、電磁石14の電源は切断(OFF)さ
れている。また、被処理水の処理中は圧縮機などの気体
供給手段19により磁気フィルター13の下方に設けた
空気導入管9から処理部1内に空気が供給され、その気
泡の上昇流に伴って被処理水は処理部1内で光触媒粒子
とともに攪拌される。上記実施例と同様に、光源7から
照射された光が光触媒粒子表面に照射されることによっ
て酸化処理が行われる。適当な処理時間の後、処理水を
排出される。このとき電磁石14に通電されてONとな
り、磁気フィルター13に磁場が加えられる。その後、
排水バルブ26が開かれ、処理部1からの処理水が流出
部3から排出される。その際、処理水中の磁性光触媒粒
子を磁気フィルター13により処理水中から分離するこ
とができる。処理された水が全て排出されると、次の処
理を始めるために排水バルブ26を閉じ、電磁石14を
OFFとし、給水バルブ25を開けて流入口2から新た
な被処理水を処理部1内に導入する。磁気フィルター1
3に捕捉された磁性光触媒粒子は電磁石14への通電を
切断することにより磁場による拘束から開放され、空気
導入管9から導入される空気の上昇流と、それに伴う水
流によって容易に処理部1内に再び分散させることがで
きる。また、この例では、処理部1内に汚泥やゴミ等が
蓄積した場合でも、通常の処理を行うだけで磁性光触媒
粒子と汚泥とを磁気フィルター13で分離して汚泥等を
処理部1内から排出することができる。
【0031】図9は本発明の別の実施例を示すもので、
基本構成は図8の例と類似しているが、この例では処理
部1の下方に給排水配管27を接続し、給排水配管27
に流入口2および流出部3が接続され、各々給水バルブ
25または排水バルブ26が設けられている。被処理水
は給水バルブ25を開き、排水バルブ26を閉じて流入
口2から処理部1に導入される。処理された水の排水
は、給水バルブ25を閉、排水バルブ26を開として処
理部1から排出される。本例では、被処理水が磁気フィ
ルター13を通って処理部1に供給されるので、磁気フ
ィルター13で補足した磁性光触媒粒子を処理部1内に
再度分散させる際、空気導入管9からの気泡による上昇
流に加えて被処理水の上向きの流れを利用することがで
きる。したがって、この例のものではより迅速かつ確実
に磁性光触媒粒子を処理部1に返送することができる。
【0032】図10および図11は本発明の更に他の例
を示すもので、基本構成は図8,図9に示した例と類似
している。これらの例では処理部1内に気泡と被処理水
の流れを拘束する仕切り板28が設置され、光触媒粒子
に光を照射する光源7は仕切り板28の外側に設置され
ている。酸化処理中には空気導入管9から処理部1内に
供給された気泡は仕切り板28の内側を通って上昇し、
空気抜き10から排出される。したがって、処理部1内
の被処理水の流れは図中矢印で示す通り、仕切り板28
の内側は上昇流、外側は下向流となり処理部1内に安定
した循環流を起こすことができ、処理部1内に分散させ
た光触媒粒子を効率的に攪拌することができる。また、
気泡は仕切り板28の内側を流れるから光源7から照射
した光は気泡に光路を妨害されることなく光触媒粒子表
面に直接到達するので、酸化反応を促進させることもで
きる。
【0033】図12は本発明の更に他の例を示すもの
で、処理水を膜分離モジュール29で光触媒粒子と分離
することで連続処理を行う例である。処理水はポンプ3
2により膜29を通して吸引され、流出部3から放流さ
れる。この例では、磁気フィルター13および電磁石1
4で構成される磁気分離手段は、処理部1内に溜まるゴ
ミや汚泥の排出のために使用される。処理部1内部にゴ
ミや汚泥が溜まった場合、被処理水の導入を止め、電磁
石14をONにして磁気フィルター13を作用させ、次
にドレインバルブ30を開いてゴミや汚泥をドレイン管
31から排出する。この汚泥排出作業時、光触媒粒子は
磁気フィルター13に捕捉される。
【0034】図13は本発明の更に他の例を示すもの
で、磁気分離手段による処理水と光触媒粒子との分離を
連続的に行えるようにしたものである。この例では、給
排水配管27が処理部1に複数(この例では2ヶ所)接
続され、かつ各々の給排水配管27には磁気フィルター
13と電磁石14により構成される磁気分離手段が設置
され、複数の給排水配管27の両方共、被処理水の供
給、及び処理水中から磁性光触媒粒子を分離回収して処
理水を排水できる構成となっている。すなわち、この例
では通水方向を切り替えることにより被処理水を処理部
1に供給、あるいは処理水を処理部1から排出すること
が可能となる。被処理水は一方の給排水配管27から処
理部1に連続的に導入され、処理部1で酸化処理が行わ
れた後、他方の給排水配管27から連続的に処理水とし
て排出される。処理水の排出に使用される側の給排水配
管27に設置の電磁石14には通電して磁場を発生さ
せ、磁気フィルター13で処理水中に含まれる磁性光触
媒粒子を捕捉する。適当な時間連続処理を行った後、各
々の給排水配管27の通水方向を切り替え、同時に電磁
石14のON−OFFも切り替えて連続的に使用する。
すなわち、給水に使われている給排水配管側の電磁石は
通電させず、排水に使われている側の給排水配管側の電
磁石は通電させて、磁性光触媒粒子を処理水中から捕捉
する。この動作を2つの給排水配管間で一定時間毎に交
互に繰り返す。排水側であった磁気フィルター13には
処理水中から捕捉した磁性光触媒粒子が堆積している
が、給水側となったときにその電磁石への通電を停止さ
せるので、磁場から開放され、被処理水の流れにより処
理部1へ容易に返送することができる。この例によれ
ば、処理水中から分離した光触媒粒子を自動的に処理部
1に返送することができ、連続的に処理を継続すること
ができる。
【0035】上述した本発明の各例において、磁気分離
手段により処理水中から光触媒粒子を分離するためには
あらかじめ光触媒粒子に磁性を持たせなければならな
い。この具体例を図14,図15により説明する。
【0036】図14は本発明に使われる磁性を有する光
触媒粒子(磁性光触媒粒子)の一例で、皮膜36でコー
ティングされた磁性粒子34を母材とし、これに光触媒
物質粒子35が母材表面に接合等の手段で担持され、磁
性光触媒粒子33を構成している。磁性粒子34として
は例えば三価の酸化鉄などの強磁性物質を用い、光触媒
物質粒子35としては例えば二酸化チタン微粉末等を用
いる。皮膜36としては例えば二酸化シリコン等の酸化
作用に対して安定な皮膜を用いる。これは、例えば磁性
粒子34として三価の酸化鉄を使用した場合、磁性粒子
が光酸化作用で逆に還元されて二価の酸化鉄に変化し磁
性が弱まるのを防止するためである。またこの例におい
て、光触媒物質粒子34の磁性粒子34への接合は、粒
子34を磁性粒子母材に機械的に食い込ませることによ
っている。また、磁性粒子34としては粒径が数mm〜数
mm程度の粒子を用い、光触媒物質粒子35としては数nm
〜数十nm程度の大きさの微細粒子を用いると良い。
【0037】図15は本発明に使われる磁性光触媒粒子
の他の例を示すもので、この例では、光触媒物質粒子3
5を母材とし、皮膜36で保護された磁性粒子34を前
記光触媒物質粒子35に接合させたものである。
【0038】本発明の光酸化流体処理装置は、例えば水
道水原水のトリハロメタン前駆物質などの有害有機物や
塩素消毒後のトリハロメタンの分解除去、あるいは排水
中に含まれる有機塩素化合物の分解除去などをする水処
理装置として用いることができる。また、本発明の光酸
化流体処理装置は活性汚泥法などの生物処理装置と組み
合わせることにより、従来生物処理のみでは除去しきれ
なかった物質も分解除去することができる。
【0039】図16は、排水等を処理するシステムにお
いて、前段で生物を利用した流体処理装置(生物処理装
置)37を用いて処理を行い、後段で上記したような光
酸化流体処理装置38を用いて酸化処理を行うようにし
たものである。図16において、光酸化流体処理装置3
8では処理部1内に光触媒粒子を分散させ、この光触媒
粒子に光源7により光を照射して酸化処理を行い、排水
される処理水中の光触媒粒子は光触媒粒子分離部39に
より水と分離され、粒子戻り部6から処理部1に返送さ
れて連続使用される。処理中はブロア40により空気導
入管9を通して処理部1内を曝気することで酸化反応に
必要な酸素を供給すると共に光触媒粒子を処理槽内に均
一に分散させることができる。この例によれば、原水中
の有機物が生物処理により分解副生成物としてフミン質
などの生物難分解性物質を生成する場合でも、後段の光
酸化流体処理装置38による強い酸化力により前記フミ
ン質などの副生成物を分解除去することができる。
【0040】図17に示す例では、前段に光酸化流体処
理装置38を配置して酸化処理を行い、後段で生物処理
装置37を用いて生物処理を行う例である。この例で
は、原水中に高分子の生物難分解性物質が含まれている
場合でも、これを前段の光酸化流体処理装置38の強い
酸化力により酸化分解し、生物分解しうる分解中間生成
物にすることができ、後段の生物処理装置37でこの分
解中間生成物を分解除去することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、光触媒粒子を磁気分離
部で被処理水から分離し、磁気分離部で捕捉された光触
媒粒子を光酸化処理装置の処理部に戻すように構成して
いるので、微小な光触媒粒子を被処理液体から容易に分
離でき、実用レベルの光触媒応用光酸化流体処理装置を
得ることができる効果がある。したがって、粒子径が数
ミクロン程度以下の微小粒子を使用できるから、従来の
ものよりはるかに反応効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略正面構成図。
【図2】図1に示す磁気分離部の詳細斜視図。
【図3】本発明の変形例を示す斜視図。
【図4】図3に示す磁気分離部の詳細斜視図。
【図5】図3に示す変形例の正面断面図。
【図6】本発明の他の例を示す概略正面構成図。
【図7】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図8】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図9】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図10】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図11】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図12】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図13】本発明の更に他の例を示す概略正面構成図。
【図14】本発明に使用される磁性を有する光触媒粒子
の一例を示す縦断面図。
【図15】本発明に使用される磁性を有する光触媒粒子
の他の例を示す縦断面図。
【図16】本発明による生物処理装置と光酸化流体処理
装置とを組み合わせた排水等の処理システムの一例を説
明する概略正面構成図。
【図17】本発明による生物処理装置と光酸化流体処理
装置とを組み合わせた排水等の処理システムの一例を説
明する概略正面構成図。
【記号の説明】
1…処理部、2…流入口、3(3a,3b)…流出部、
4(4a,4b,4c)…磁気分離磁石、5(5a,5
b)…かき取り板、6…粒子戻り、7…光源、8…光源
部壁、9…空気導入管、10…空気抜き、11…戻り粒
子放出口、12…回転軸、13(13a,3b)…磁気
フィルタ、14…電磁石、15…バルブ、16(16
a,16b)…バルブ、17…混合部、18…ポンプ、
19…圧縮機、20,21…バルブ、22…戻り流路、
23…戻り処理部、24…反射板、25…給水バルブ、
26…排水バルブ、27…給排水配管、28…仕切り
板、29…膜分離モジュール、30…ドレインバルブ、
31…ドレイン、32…ポンプ、33…磁性光触媒粒
子、34…磁性粒子、35…光触媒物質粒子、36…皮
膜、37…生物処理装置、38…光酸化流体処理装置、
39…光触媒粒子分離装置、40…ブロア、41…反射
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲平 四郎 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を処理する処理部、この処理部内に光
    を導入する手段、被処理流体を前記処理部内に導入する
    ための流入口、前記処理部内で処理された流体を流出さ
    せるための流出部とを備えた流体処理装置において、 前記処理部内に分散され磁性を有する光触媒粒子と、 前記処理部内で処理された流体を流出させるための流出
    部に設けられ、処理された流体中から光触媒粒子を分離
    するための粒子分離手段と、 この粒子分離手段で処理流体から分離された光触媒粒子
    を前記処理部内に返送するための粒子戻し手段とを備え
    ることを特徴とする光酸化流体処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、処理流体から分離され
    た光触媒粒子を洗浄再生した後前記処理部内に返送する
    ための洗浄再生手段を備えることを特徴とする光酸化流
    体処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、処理流体から分離され
    た光触媒粒子を連続的に処理部内に返送し、再び処理部
    内に分散させるための手段を備えることを特徴とする光
    酸化流体処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、処理部内で処理された
    流体を流出させるための流出部を複数設け、これら複数
    の流出部の各々に処理流体中から光触媒粒子を分離する
    ための手段を設けたことを特徴とする光酸化流体処理装
    置。
  5. 【請求項5】流体を処理する処理部及びこの処理部内に
    光を導入する手段を備えた流体処理装置において、 前記処理部内に分散される磁性を有する光触媒粒子と、 前記処理部に接続され該処理部に対し給水と排水の切り
    替えが可能な給排水配管と、 この給排水配管内または処理部と上記給排水配管との接
    続部に設けられ、処理後の流体中から前記磁性光触媒粒
    子を分離するための粒子分離手段と、 この粒子分離手段で処理流体から分離された光触媒粒子
    を前記処理部内に返送するための粒子戻し手段とを備え
    たことを特徴とする光酸化流体処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記粒子分離手段の下
    方に、空気やオゾンなどの気体を処理部内に供給するた
    めの気体供給手段を備え、前記粒子戻し手段は、前記気
    体供給手段と、給排水配管の反処理部側に接続された被
    処理水の流入口により構成されることを特徴とする光酸
    化流体処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1または5において、処理流体中か
    ら光触媒粒子を分離する前記粒子分離手段は磁力を利用
    した磁気分離手段であることを特徴とする光酸化流体処
    理装置。
  8. 【請求項8】請求項1または5において、前記磁性を有
    する光触媒粒子は、磁性を有する粒子の表面を酸化膜な
    どでコーティングした母材粒子の表面上に、二酸化チタ
    ンなどの光触媒作用を有する微粒子を接合して構成した
    ものであることを特徴とする光酸化流体処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1または5において、前記磁性を有
    する光触媒粒子は、二酸化チタンなどの光触媒作用を有
    する母材粒子の表面上に、磁性を有する粒子の表面を酸
    化膜などでコーティングした微粒子を接合して構成した
    ものであることを特徴とする光酸化流体処理装置。
  10. 【請求項10】光照射により励起される光触媒粒子によ
    り流体を処理する処理部、この処理部内に光を照射する
    ための光源、被処理流体を前記処理部に導入するための
    流入口、及び処理部で処理された処理流体を流出させる
    ための流出部を備える光酸化流体処理装置において、 前記処理部内に磁性を有する光触媒粒子を分散させるた
    めの手段と、 処理部からの処理流体中から前記光触媒粒子を分離する
    ための手段と、 前記分離された光触媒粒子を前記処理部に返送するため
    の手段とを備えることを特徴とする光酸化流体処理装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、光触媒粒子を分散
    した処理部に処理流体を給水及び排水可能に給排水配管
    を複数本接続し、これら複数の給排水配管のそれぞれに
    処理流体中から光触媒粒子を分離するための手段を設け
    たことを特徴とする光酸化流体処理装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11において、前記光
    触媒粒子は、磁性粒子の表面に光触媒物質を担持させた
    ものであり、かつ前記処理流体中から光触媒粒子を分離
    する手段は、磁力を利用した磁気分離手段であることを
    特徴とする光酸化流体処理装置。
  13. 【請求項13】請求項10において、前記処理部の下方
    に処理流体を給水及び排水可能に給排水配管を接続し、
    前記処理部と給排水配管との接続部分に処理流体中から
    前記光触媒粒子を分離するための磁気分離手段を設け、
    この磁気分離手段の下方には空気やオゾンなどの気体が
    前記磁気分離手段を通って処理部内に供給されるように
    気体供給手段を設けたことを特徴とする光酸化流体処理
    装置。
  14. 【請求項14】光酸化流体処理装置に使用される光触媒
    粒子であって、コーティングした磁性粒子を母材とし、
    この磁性粒子の表面上に二酸化チタンなどの光触媒作用
    を有する微粒子を接合して構成されていることを特徴と
    する複合化光触媒粒子。
  15. 【請求項15】光酸化流体処理装置に使用される光触媒
    粒子であって、二酸化チタンなどの光触媒作用を有する
    粒子を母材とし、この粒子の表面上に、磁性を有する粒
    子の表面を酸化膜などでコーティングした微粒子を接合
    して構成されていることを特徴とする複合化光触媒粒
    子。
  16. 【請求項16】光照射により励起される光触媒粒子によ
    り流体を処理する処理部と、この処理部内に光を導入す
    るための手段と、被処理流体を前記処理部に導入するた
    めの流入口と、前記処理部で処理された処理流体を流出
    させるための流出部とを備える流体処理装置において、 前記処理部内に分散され、光照射により酸化作用をする
    触媒効果をもち、かつ磁性を有する光触媒粒子と、 処理部からの処理流体中から前記光触媒粒子を磁力によ
    り分離する磁気分離手段と、 前記分離された光触媒粒子を前記処理部に連続的に返送
    するための粒子戻し手段と、 この返送された光触媒粒子を再び処理部に分散させるた
    めの手段とを備えていることを特徴とする光酸化流体処
    理装置。
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