JPH11168939A - 刈払機の異物絡み防止部材、異物絡み防止部材付刈払機 - Google Patents
刈払機の異物絡み防止部材、異物絡み防止部材付刈払機Info
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- JPH11168939A JPH11168939A JP9369974A JP36997497A JPH11168939A JP H11168939 A JPH11168939 A JP H11168939A JP 9369974 A JP9369974 A JP 9369974A JP 36997497 A JP36997497 A JP 36997497A JP H11168939 A JPH11168939 A JP H11168939A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の刈払機は、刈り払った雑草やビニール
やポリ袋などの異物がギアケースの下端部や飛散防護カ
バーの近傍に頻繁に絡みつり、作業の邪魔になる上に危
険で困っていた。そこで本願発明は、ギアケースの下端
部近傍に雑草の絡み防止部材を形成或は取付けることに
より、刈り払った雑草やビニールなどの異物がギアケー
スの下端部や飛散防護カバーの近傍に絡むことのない刈
払機の異物絡み防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機
を提供することを目的としたものであります。 【解決手段】 請求項1の刈払機の異物絡み防止部材
は、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部近
傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材
を備えることを特徴とする。
やポリ袋などの異物がギアケースの下端部や飛散防護カ
バーの近傍に頻繁に絡みつり、作業の邪魔になる上に危
険で困っていた。そこで本願発明は、ギアケースの下端
部近傍に雑草の絡み防止部材を形成或は取付けることに
より、刈り払った雑草やビニールなどの異物がギアケー
スの下端部や飛散防護カバーの近傍に絡むことのない刈
払機の異物絡み防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機
を提供することを目的としたものであります。 【解決手段】 請求項1の刈払機の異物絡み防止部材
は、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部近
傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材
を備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈払機の異物絡み
防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機に関し、更に詳
しくは、刈り払った草などの異物が、刈払機のギアケー
スの下端部近傍に絡まないように、そのギアケースの下
端部近傍に形成或は取付けたフランジなどの刈払機の異
物絡み防止部材と、その異物絡み防止部材を形成或は取
付けた異物絡み防止部材付刈払機に関するものである。
防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機に関し、更に詳
しくは、刈り払った草などの異物が、刈払機のギアケー
スの下端部近傍に絡まないように、そのギアケースの下
端部近傍に形成或は取付けたフランジなどの刈払機の異
物絡み防止部材と、その異物絡み防止部材を形成或は取
付けた異物絡み防止部材付刈払機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図12、図13に示すような
刈払機があったが、この刈払機は、混合燃料を動力源と
し、メインパイプMの先端にギアケースGが設けられ、
そのギアケースGの先端に刈刃Kが回転可能にして着脱
可能に取付けられ、メインパイプMの他端にエンジンE
が設けられていた。そのギアケースGより中央寄りのメ
インパイプMの先端部には、作業者に向って刈り払った
草や小石などの異物Iが飛ばないように、飛散防護カバ
ーHが取付けられていた。図14に示すように、上記構
成の刈払機により作業者が雑草を刈り払うと、刈り払っ
た雑草や近辺に散乱しているビニールなどの異物Iが、
ギアケースGの下端部近傍即ち刈刃KとギアケースGの
下端部の間や刈刃Kと飛散防護カバーHの間などに頻繁
に絡み付き、作業の邪魔になり危険であるのみならず、
ギアケースGの故障やエンジントラブルの原因となり困
っていた。これらの問題を解決するため、ギアケースG
の下端部と飛散防護カバーHとを金網で覆い、刈り払っ
た雑草などの異物IがギアケースGの下端部や飛散防護
カバーHの近傍に絡まないようにしたものや、絡んだ雑
草などの異物I(××印は、草やビニールやなどの異物
の絡みやすい位置)を刈刃Kの回転を利用して裁断する
ものが考えられていたが、十分に機能するものが開発さ
れていなかった。
刈払機があったが、この刈払機は、混合燃料を動力源と
し、メインパイプMの先端にギアケースGが設けられ、
そのギアケースGの先端に刈刃Kが回転可能にして着脱
可能に取付けられ、メインパイプMの他端にエンジンE
が設けられていた。そのギアケースGより中央寄りのメ
インパイプMの先端部には、作業者に向って刈り払った
草や小石などの異物Iが飛ばないように、飛散防護カバ
ーHが取付けられていた。図14に示すように、上記構
成の刈払機により作業者が雑草を刈り払うと、刈り払っ
た雑草や近辺に散乱しているビニールなどの異物Iが、
ギアケースGの下端部近傍即ち刈刃KとギアケースGの
下端部の間や刈刃Kと飛散防護カバーHの間などに頻繁
に絡み付き、作業の邪魔になり危険であるのみならず、
ギアケースGの故障やエンジントラブルの原因となり困
っていた。これらの問題を解決するため、ギアケースG
の下端部と飛散防護カバーHとを金網で覆い、刈り払っ
た雑草などの異物IがギアケースGの下端部や飛散防護
カバーHの近傍に絡まないようにしたものや、絡んだ雑
草などの異物I(××印は、草やビニールやなどの異物
の絡みやすい位置)を刈刃Kの回転を利用して裁断する
ものが考えられていたが、十分に機能するものが開発さ
れていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手段では、刈り払った雑草やビニールなどの異物がギア
ケースの下端部近傍に絡まなくすることは困難な上に、
エンジンの負荷の増大や作業者の負担の増加となってい
た。そこで本願発明者は、種々テストを重ねた結果、ギ
アケースの下端部近傍に雑草の絡み防止部材を形成或は
取付けることにより、刈り払った雑草やビニールなどの
異物がギアケースの下端部近傍に絡むことのない刈払機
の異物絡み防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機を提
供することを目的としたものであります。
手段では、刈り払った雑草やビニールなどの異物がギア
ケースの下端部近傍に絡まなくすることは困難な上に、
エンジンの負荷の増大や作業者の負担の増加となってい
た。そこで本願発明者は、種々テストを重ねた結果、ギ
アケースの下端部近傍に雑草の絡み防止部材を形成或は
取付けることにより、刈り払った雑草やビニールなどの
異物がギアケースの下端部近傍に絡むことのない刈払機
の異物絡み防止部材及び異物絡み防止部材付刈払機を提
供することを目的としたものであります。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る刈払機の異
物絡み防止部材と異物絡み防止部材付刈払機は、以上の
ような課題を解決するものであって、次のようなもので
ある。請求項1の刈払機の異物絡み防止部材は、刈払機
の先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に
形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材を備えるこ
とを特徴とする。
物絡み防止部材と異物絡み防止部材付刈払機は、以上の
ような課題を解決するものであって、次のようなもので
ある。請求項1の刈払機の異物絡み防止部材は、刈払機
の先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に
形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材を備えるこ
とを特徴とする。
【0005】請求項2の刈払機の異物絡み防止部材は、
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方或は外周方向からギアケースの先端の刈
刃のギアケース側の面に向って空気を導入する導入孔
と、を備えることを特徴とする。
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方或は外周方向からギアケースの先端の刈
刃のギアケース側の面に向って空気を導入する導入孔
と、を備えることを特徴とする。
【0006】請求項3の刈払機の異物絡み防止部材は、
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方に形成或は取付け、少なくともギアケー
ス下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、それらの絡
み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向からギアケ
ースの先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導
入する導入孔と、を備えることを特徴とする。
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方に形成或は取付け、少なくともギアケー
ス下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、それらの絡
み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向からギアケ
ースの先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導
入する導入孔と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項4の異物絡み防止部材付刈払機は、
刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の
外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材を有
する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを特徴とす
る。
刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の
外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材を有
する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項5の異物絡み防止部材付刈払機は、
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方或は外周方向からギアケースの先端の刈
刃のギアケース側の面に向って空気を導入する導入孔
と、を有する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを
特徴とする。
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方或は外周方向からギアケースの先端の刈
刃のギアケース側の面に向って空気を導入する導入孔
と、を有する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを
特徴とする。
【0009】請求項6の異物絡み防止部材付刈払機は、
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方に形成或は取付け、少なくともギアケー
ス下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、それらの絡
み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向からギアケ
ースの先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導
入する導入孔と、を有する刈払機の異物絡み防止部材を
有する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを特徴と
する。
草刈り中に刈り払った草などの異物が、刈払機の先端の
ギアケースの近傍に絡むことを防止するため、刈払機の
先端に取付けられたギアケースの下端部近傍の外周に形
成或は取付けるフランジ型の絡み防止部材と、その絡み
防止部材の上方に形成或は取付け、少なくともギアケー
ス下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、それらの絡
み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向からギアケ
ースの先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導
入する導入孔と、を有する刈払機の異物絡み防止部材を
有する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを特徴と
する。
【0010】尚、本発明で言う(空気の)導入孔とは、
単に開口部である孔のみを意味するものではなく、被覆
部材やフランジ型異物絡み防止部材をギアケース近傍に
取付けるために形成した切欠部や間隙をも含む意味であ
り、その形状に拘るものではなく、刈刃のギアケース側
の面にギアケースの上方向や外周方向から空気を導入で
きる形状であれば、如何なる形状の孔や間隙であっても
良いものである。又、本発明のフランジ型異物絡み防止
部材の形状は、ギアケース近傍に形成或は取付けるもの
でギアケースから外周に向って突出した形状の突起物で
あれば、図示したものに拘ることなく、その材質につい
ても、金属、合成樹脂、金網、その他の素材であっても
良い。
単に開口部である孔のみを意味するものではなく、被覆
部材やフランジ型異物絡み防止部材をギアケース近傍に
取付けるために形成した切欠部や間隙をも含む意味であ
り、その形状に拘るものではなく、刈刃のギアケース側
の面にギアケースの上方向や外周方向から空気を導入で
きる形状であれば、如何なる形状の孔や間隙であっても
良いものである。又、本発明のフランジ型異物絡み防止
部材の形状は、ギアケース近傍に形成或は取付けるもの
でギアケースから外周に向って突出した形状の突起物で
あれば、図示したものに拘ることなく、その材質につい
ても、金属、合成樹脂、金網、その他の素材であっても
良い。
【0011】
【作用】上記構成の刈払機のフランジ型の異物絡み防止
部材は、刈り払った草や異物が絡みやすい刈刃のギアケ
ース側の面とギアケースの間隙即ちギアケースの下端部
外周に形成或は取付けてあるので、それらの異物は異物
絡み防止部材に跳ねとばされて外周方向に飛散し、ギア
ケース近傍に絡むことが出来ない。又、上記異物絡み防
止部材にギアケースの上方向或は外周方向から刈刃のギ
アケース側の面に向って空気を導入する動入孔を備えて
あるので、刈刃と異物絡み防止部材の間の間隙が刈刃の
回転により減圧され、その減圧により空気導入孔から空
気が刈刃のギアケース側の面に導入され、導入された空
気が刈刃に当たり、その刈刃の回転により外周方向に放
物線を描いて放出される(回転数が上がるほど減圧さ
れ、大量の空気が導入され、その大量の空気が外周方向
に放出される)。刈り払われ、ギアケース近傍に絡もう
とする異物は、その放出される空気により吹き飛ばされ
て外周方向に飛散し、ギアケース近傍に絡むことが出来
ない。
部材は、刈り払った草や異物が絡みやすい刈刃のギアケ
ース側の面とギアケースの間隙即ちギアケースの下端部
外周に形成或は取付けてあるので、それらの異物は異物
絡み防止部材に跳ねとばされて外周方向に飛散し、ギア
ケース近傍に絡むことが出来ない。又、上記異物絡み防
止部材にギアケースの上方向或は外周方向から刈刃のギ
アケース側の面に向って空気を導入する動入孔を備えて
あるので、刈刃と異物絡み防止部材の間の間隙が刈刃の
回転により減圧され、その減圧により空気導入孔から空
気が刈刃のギアケース側の面に導入され、導入された空
気が刈刃に当たり、その刈刃の回転により外周方向に放
物線を描いて放出される(回転数が上がるほど減圧さ
れ、大量の空気が導入され、その大量の空気が外周方向
に放出される)。刈り払われ、ギアケース近傍に絡もう
とする異物は、その放出される空気により吹き飛ばされ
て外周方向に飛散し、ギアケース近傍に絡むことが出来
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】「実施の形態1」本発明の刈払機
の異物絡み防止部材は、刈払機のメインパイプの先端の
ギアケースとそのギアケースの先端に回転可能且つ着脱
可能に取付けた刈刃の間やメーンパイプの先端寄りに取
付けた飛散防護カバーと刈刃の間などに刈り払った草や
散乱しているビニールなどの異物が絡むことにより生ず
るエンジントラブルやギアケース、飛散防護カバーなど
の損傷を防止するためのものであり、実施の形態では、
刈払機の異物絡み防止部材について説明するが、この異
物絡み防止部材を刈払機に施し、異物絡み防止部材付刈
払機とすることもできる。以下、本発明の実施の形態
を、図示例と共に説明する。図1は、本発明の異物絡み
防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図2は、図
1の長手方向の縦断面図である。
の異物絡み防止部材は、刈払機のメインパイプの先端の
ギアケースとそのギアケースの先端に回転可能且つ着脱
可能に取付けた刈刃の間やメーンパイプの先端寄りに取
付けた飛散防護カバーと刈刃の間などに刈り払った草や
散乱しているビニールなどの異物が絡むことにより生ず
るエンジントラブルやギアケース、飛散防護カバーなど
の損傷を防止するためのものであり、実施の形態では、
刈払機の異物絡み防止部材について説明するが、この異
物絡み防止部材を刈払機に施し、異物絡み防止部材付刈
払機とすることもできる。以下、本発明の実施の形態
を、図示例と共に説明する。図1は、本発明の異物絡み
防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図2は、図
1の長手方向の縦断面図である。
【0013】図1〜図2に基づき説明する。先ず始め
に、刈払機の先端のギアケース1の下端部の外周にフラ
ンジ型(環状の円盤)絡み防止部材2を形成する(着脱
可能に取付けても良い)。尚、図示しないが、絡み防止
部材2を別途形成し、ギアケース1の下端部とギアケー
ス1の下端部に着脱可能に取付けられた刈刃3の間に挟
着したり、ギアケース1の下端部の刈刃押え金具4の外
周にフランジ型の絡み防止部材2を形成することも出来
るが、このフランジ型の絡み防止部材2は、刈刃3に従
動しないで固定しているほうが良く、ギアケース1の下
端部近傍に形成或は取付けてあれば、如何なる手段であ
っても良い。そのフランジ型絡み防止部材2を刈刃3と
同軸線上に重置した時、刈刃3の方が少なくとも刈刃3
の刃3aの分だけ径が大きく作られている(絡み防止部
材は大きい程よい)。図2では、フランジ型絡み防止部
材2の刈刃3側の面は、刈刃3のギアケース1側の面と
略並行に即ち絡み防止部材2と刈刃3の対向する面が略
平行な面で形成してある。その絡み防止部材2には、軸
心寄りに表裏を貫通する1或いは複数の孔からなる導入
孔5を形成する。この導入孔5の配設位置は、刈刃3の
軸芯に近い位置であるほうが効果的である。この導入孔
5は、刈刃3の回転により絡み防止部材2と刈刃3の間
が減圧され、その減圧によりギアケース1側から刈刃3
に向って空気を導入するためのものであり、その導入さ
れた空気が、刈刃3の回転により放物線を描いて外周方
向に放出されるためのもので、その形状、位置、数など
については、図示したものに拘ることなく、ギアケース
1側或は外周方向から、刈刃3のギアケース1側の面に
向って空気を導入できる形状であれば、如何なる形状、
位置、数であっても良い。矢印は、空気の流れを、刈刃
外周の弧状の矢印は、刈刃の回転方向を示す。
に、刈払機の先端のギアケース1の下端部の外周にフラ
ンジ型(環状の円盤)絡み防止部材2を形成する(着脱
可能に取付けても良い)。尚、図示しないが、絡み防止
部材2を別途形成し、ギアケース1の下端部とギアケー
ス1の下端部に着脱可能に取付けられた刈刃3の間に挟
着したり、ギアケース1の下端部の刈刃押え金具4の外
周にフランジ型の絡み防止部材2を形成することも出来
るが、このフランジ型の絡み防止部材2は、刈刃3に従
動しないで固定しているほうが良く、ギアケース1の下
端部近傍に形成或は取付けてあれば、如何なる手段であ
っても良い。そのフランジ型絡み防止部材2を刈刃3と
同軸線上に重置した時、刈刃3の方が少なくとも刈刃3
の刃3aの分だけ径が大きく作られている(絡み防止部
材は大きい程よい)。図2では、フランジ型絡み防止部
材2の刈刃3側の面は、刈刃3のギアケース1側の面と
略並行に即ち絡み防止部材2と刈刃3の対向する面が略
平行な面で形成してある。その絡み防止部材2には、軸
心寄りに表裏を貫通する1或いは複数の孔からなる導入
孔5を形成する。この導入孔5の配設位置は、刈刃3の
軸芯に近い位置であるほうが効果的である。この導入孔
5は、刈刃3の回転により絡み防止部材2と刈刃3の間
が減圧され、その減圧によりギアケース1側から刈刃3
に向って空気を導入するためのものであり、その導入さ
れた空気が、刈刃3の回転により放物線を描いて外周方
向に放出されるためのもので、その形状、位置、数など
については、図示したものに拘ることなく、ギアケース
1側或は外周方向から、刈刃3のギアケース1側の面に
向って空気を導入できる形状であれば、如何なる形状、
位置、数であっても良い。矢印は、空気の流れを、刈刃
外周の弧状の矢印は、刈刃の回転方向を示す。
【0014】以上のような構成を備えたことを特徴とす
る刈払機の異物絡み防止部材であるから、フランジ状絡
み防止部材2をギアケース1の下端部外周に形成或は取
付けて草刈り作業をすると、刈刃3により刈り払われ、
ギアケース1近傍に絡もうとする草やビニールなどの異
物は、刈刃3の回転により導入され、その刈刃3の回転
により外周に放出される空気の放出エネルギーにより吹
き飛ばされるので、ギアケース1近傍に絡むことができ
ない。
る刈払機の異物絡み防止部材であるから、フランジ状絡
み防止部材2をギアケース1の下端部外周に形成或は取
付けて草刈り作業をすると、刈刃3により刈り払われ、
ギアケース1近傍に絡もうとする草やビニールなどの異
物は、刈刃3の回転により導入され、その刈刃3の回転
により外周に放出される空気の放出エネルギーにより吹
き飛ばされるので、ギアケース1近傍に絡むことができ
ない。
【0015】「実施の形態2」図3は、本発明の異物絡
み防止部材付刈払機の長手方向の縦断面図である。図3
に示す本発明の異なる実施の形態を説明する。尚、本実
施の形態以下の説明に当たって、本発明の記載済み実施
の形態と同一構成部分には、同一符号を付して重複する
説明は省略する。前記本発明の実施の形態と主に異なる
点は、絡み防止部材2の刈刃3と対向する面の間隙6の
外周側6aを、軸芯側或は空気導入孔5近傍側6bより
狭くしたことである。このような構成の絡み防止部材2
であるから、空気導入孔5から導入され、刈刃3に当た
り、刈刃3の回転により遠心力の働きで放物線を描いて
空気が放射方向に放出される(刈刃3の回転が速いほど
高スピードで空気が放出される)際、狭くなった外周側
6aの間隙から速度を増して高速度で放出されることに
なり、刈り払った草やビニールシート或はポリ袋などの
異物が、その高速度で放出される空気により吹き飛ばさ
れるから、前記実施の形態1以上にギアケース1の近傍
に絡むことができず、効果的である。
み防止部材付刈払機の長手方向の縦断面図である。図3
に示す本発明の異なる実施の形態を説明する。尚、本実
施の形態以下の説明に当たって、本発明の記載済み実施
の形態と同一構成部分には、同一符号を付して重複する
説明は省略する。前記本発明の実施の形態と主に異なる
点は、絡み防止部材2の刈刃3と対向する面の間隙6の
外周側6aを、軸芯側或は空気導入孔5近傍側6bより
狭くしたことである。このような構成の絡み防止部材2
であるから、空気導入孔5から導入され、刈刃3に当た
り、刈刃3の回転により遠心力の働きで放物線を描いて
空気が放射方向に放出される(刈刃3の回転が速いほど
高スピードで空気が放出される)際、狭くなった外周側
6aの間隙から速度を増して高速度で放出されることに
なり、刈り払った草やビニールシート或はポリ袋などの
異物が、その高速度で放出される空気により吹き飛ばさ
れるから、前記実施の形態1以上にギアケース1の近傍
に絡むことができず、効果的である。
【0016】「実施の形態3」図4は、本発明の異物絡
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図5は、
図4の長手方向の縦断面図、 図6は、本発明の異物絡
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図である。図
4、図5に基づき説明する。前記本発明の実施の形態と
主に異なる点は、ギアケース1の外周或は上方向から外
装するため、ギアケース1の略全体を被覆する椀を伏せ
たような形状の被覆部材7を形成し、その椀形被覆部材
7の底即ち上端に開口部8を設け、更に、その被覆部材
7の下端外周に前記実施の形態で説明したようなフラン
ジ型(環状)の突起からなる絡み防止部材9を設けたこ
とである。この被覆部材7は、種々の刈払機に対応でき
るように内部の空間が大きめに作られている。この被覆
部材付フランジ型の絡み防止部材10の一側には、絡み
防止部材10を刈払機のメインパイプに取付けるための
取付部材11が設けられており、ネジ11aで取付ける
ようになっており、取付部材11はメインパイプを軸芯
に向って逆放射方向から挟着し、ネジ11aで定着する
ようになっている。取付部材11の下側の絡み防止部材
10には、切欠部12が形成されており、メインパイプ
を挿入できるようになっている。尚、この取付部材11
は、図示した形状や手段に拘ることなく、クランプを始
め種々の形状や手段が考えられ、絡み防止部材10によ
りギアケース1を被覆するように取付けることが出来れ
ば、如何なる形状や手段であっても良く、その数例を後
述する。図示しないが、この被覆部材7は、椀型に拘る
ことなく、少なくともギアケース1下端部近傍を被覆す
る形状をなしておれば良い。以上のような構成の上端に
開口部8を設けた椀形被覆部材付フランジ型絡み防止部
材10をギアケース1に被覆すると、椀型被覆部材7と
ギアケース1の間に間隙13が生じ、間隙13と開口部
8が連通し、刈刃3が回転すると前述の実施の形態で説
明したと同様に、フランジ型絡み防止部材9と刈刃3の
間の間隙6内の気圧が減圧され、その減圧により開口部
8或は切欠部12から刈刃3に向って空気が導入され、
導入された空気が刈刃3の回転により放物線を描いて外
周方向に放出され、刈り払った草などの異物などは放出
された空気によって吹き飛ばされる。尚、この絡み防止
部材10の一側に切欠部12が形成してあるから、被覆
部材7の上端に開口部8を形成しなくとも、刈刃3の回
転により切欠部12から空気が導入される。又、図6に
示すように、前記実施の形態2同様に、絡み防止部材9
の刈刃3と対向する面の外周側6aを、軸芯側或は空気
導入孔近傍側6bより狭くすると、導入孔か8ら導入さ
れた空気が、空圧により高速度で放射方向に放物線を描
いて放出されるから、一層異物が絡まなくなり効果的で
ある。
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図5は、
図4の長手方向の縦断面図、 図6は、本発明の異物絡
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図である。図
4、図5に基づき説明する。前記本発明の実施の形態と
主に異なる点は、ギアケース1の外周或は上方向から外
装するため、ギアケース1の略全体を被覆する椀を伏せ
たような形状の被覆部材7を形成し、その椀形被覆部材
7の底即ち上端に開口部8を設け、更に、その被覆部材
7の下端外周に前記実施の形態で説明したようなフラン
ジ型(環状)の突起からなる絡み防止部材9を設けたこ
とである。この被覆部材7は、種々の刈払機に対応でき
るように内部の空間が大きめに作られている。この被覆
部材付フランジ型の絡み防止部材10の一側には、絡み
防止部材10を刈払機のメインパイプに取付けるための
取付部材11が設けられており、ネジ11aで取付ける
ようになっており、取付部材11はメインパイプを軸芯
に向って逆放射方向から挟着し、ネジ11aで定着する
ようになっている。取付部材11の下側の絡み防止部材
10には、切欠部12が形成されており、メインパイプ
を挿入できるようになっている。尚、この取付部材11
は、図示した形状や手段に拘ることなく、クランプを始
め種々の形状や手段が考えられ、絡み防止部材10によ
りギアケース1を被覆するように取付けることが出来れ
ば、如何なる形状や手段であっても良く、その数例を後
述する。図示しないが、この被覆部材7は、椀型に拘る
ことなく、少なくともギアケース1下端部近傍を被覆す
る形状をなしておれば良い。以上のような構成の上端に
開口部8を設けた椀形被覆部材付フランジ型絡み防止部
材10をギアケース1に被覆すると、椀型被覆部材7と
ギアケース1の間に間隙13が生じ、間隙13と開口部
8が連通し、刈刃3が回転すると前述の実施の形態で説
明したと同様に、フランジ型絡み防止部材9と刈刃3の
間の間隙6内の気圧が減圧され、その減圧により開口部
8或は切欠部12から刈刃3に向って空気が導入され、
導入された空気が刈刃3の回転により放物線を描いて外
周方向に放出され、刈り払った草などの異物などは放出
された空気によって吹き飛ばされる。尚、この絡み防止
部材10の一側に切欠部12が形成してあるから、被覆
部材7の上端に開口部8を形成しなくとも、刈刃3の回
転により切欠部12から空気が導入される。又、図6に
示すように、前記実施の形態2同様に、絡み防止部材9
の刈刃3と対向する面の外周側6aを、軸芯側或は空気
導入孔近傍側6bより狭くすると、導入孔か8ら導入さ
れた空気が、空圧により高速度で放射方向に放物線を描
いて放出されるから、一層異物が絡まなくなり効果的で
ある。
【0017】「実施の形態4」図7は、本発明の異物絡
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図8は、
図7の長手方向の縦断面図、 図9は、本発明の被覆部
材付異物絡み防止部材の要部拡大分解斜視図、 図10
は、本発明の被覆部材付異物絡み防止部材の要部拡大分
解斜視図である。図7、図8に基づき次の実施例を説明
する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、被覆部材
付絡み防止部材10の一端の取付け部材11の央部にヒ
ンジ11bを設けて回動可能とし、取付け部材11の被
覆部材7寄りに面ファスナー14例えば、マジックテー
プ(クラレ株式会社の商標)を取付けて固定したことで
ある。この面ファスナー14も、図示した形状や手段に
拘ることなく、前述の実施の形態と同様に、クランプな
ど如何なる形状や手段であっても良い。以上のような構
成の刈払機の異物絡み防止部材であるから、被覆部材付
絡み防止部材10を確実にメインパイプに取付けること
ができる上に、異物絡み防止部材10を取付けたにも関
わらず異物が絡んだときは、面ファスナー14を外して
被覆部材付絡み防止部材10を持ち上げ、絡んだ異物を
簡単に取り外して使用を継続すことができる。
み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図、 図8は、
図7の長手方向の縦断面図、 図9は、本発明の被覆部
材付異物絡み防止部材の要部拡大分解斜視図、 図10
は、本発明の被覆部材付異物絡み防止部材の要部拡大分
解斜視図である。図7、図8に基づき次の実施例を説明
する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、被覆部材
付絡み防止部材10の一端の取付け部材11の央部にヒ
ンジ11bを設けて回動可能とし、取付け部材11の被
覆部材7寄りに面ファスナー14例えば、マジックテー
プ(クラレ株式会社の商標)を取付けて固定したことで
ある。この面ファスナー14も、図示した形状や手段に
拘ることなく、前述の実施の形態と同様に、クランプな
ど如何なる形状や手段であっても良い。以上のような構
成の刈払機の異物絡み防止部材であるから、被覆部材付
絡み防止部材10を確実にメインパイプに取付けること
ができる上に、異物絡み防止部材10を取付けたにも関
わらず異物が絡んだときは、面ファスナー14を外して
被覆部材付絡み防止部材10を持ち上げ、絡んだ異物を
簡単に取り外して使用を継続すことができる。
【0018】以上、被覆部材付異物絡み防止部材を説明
してきたが、図9に示すように、この被覆部材付異物絡
み防止部材10を被覆部材7とフランジ型異物絡み防止
部材9の2体で形成し、その2体を着脱可能とすること
もでき、図10に示すように、被覆部材付異物絡み防止
部材10を縦に2分割することもでき、このように複数
に分割すると、接続する両者の分割面に間隙が形成さ
れ、その間隙から空気が導入できるので、別途、空気導
入孔8を設ける必要がない。尚、図示し説明したよう
に、分割数は、2分割に拘ることなく、3以上に分割す
ることもできる。
してきたが、図9に示すように、この被覆部材付異物絡
み防止部材10を被覆部材7とフランジ型異物絡み防止
部材9の2体で形成し、その2体を着脱可能とすること
もでき、図10に示すように、被覆部材付異物絡み防止
部材10を縦に2分割することもでき、このように複数
に分割すると、接続する両者の分割面に間隙が形成さ
れ、その間隙から空気が導入できるので、別途、空気導
入孔8を設ける必要がない。尚、図示し説明したよう
に、分割数は、2分割に拘ることなく、3以上に分割す
ることもできる。
【0019】「実施の形態5」図11は、本発明の異物
絡み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図である。図
11に基づき次の実施例を説明する。前記本発明の実施
例と主に異なる点は、実施の形態4で説明した被覆部材
7を小さくし、ギアケース1の下部に着脱可能とした被
覆部材15を形成し、その被覆部材15の下部外周に前
記フランジ型異物絡み防止部材9(後述の18)を形成
して被覆部材付絡み防止部材16としたことである。即
ち、ギアケース1の下端部のみを被覆可能に形成すると
共に、ギアケース1の下端部を挿脱するための開口部1
7aを一端に設けた環状の被覆部材15を形成し、その
環状の被覆部材15の下端にギアケースの下端部を挿脱
するための開口部17bを一端に設けた環状のフランジ
型異物絡み防止部材18を形成したことであり、この複
数の開口部17a,17bは、連通した開口部17であ
る。以上のような構成の異物絡み防止部材であるから、
実施の形態1と同様の効果に加え、異物絡み防止部材1
6を小型化できると共に軽量化でき、エンジンの負荷が
少ない刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
絡み防止部材付刈払機の要部拡大分解斜視図である。図
11に基づき次の実施例を説明する。前記本発明の実施
例と主に異なる点は、実施の形態4で説明した被覆部材
7を小さくし、ギアケース1の下部に着脱可能とした被
覆部材15を形成し、その被覆部材15の下部外周に前
記フランジ型異物絡み防止部材9(後述の18)を形成
して被覆部材付絡み防止部材16としたことである。即
ち、ギアケース1の下端部のみを被覆可能に形成すると
共に、ギアケース1の下端部を挿脱するための開口部1
7aを一端に設けた環状の被覆部材15を形成し、その
環状の被覆部材15の下端にギアケースの下端部を挿脱
するための開口部17bを一端に設けた環状のフランジ
型異物絡み防止部材18を形成したことであり、この複
数の開口部17a,17bは、連通した開口部17であ
る。以上のような構成の異物絡み防止部材であるから、
実施の形態1と同様の効果に加え、異物絡み防止部材1
6を小型化できると共に軽量化でき、エンジンの負荷が
少ない刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
【0020】
【実施例】更に、以下のような条件で実験した結果、極
めて良好な結果が得られた。図2、図3に示した異物絡
み防止部材10を発泡スチロールで試作し、市販の刈払
機にビニールテープで取付けてテストした結果、刈り払
った草も散乱しているビニールなどの異物も刈払機のギ
アケース1や飛散防護カバーHの近傍に全く絡み付か
ず、異物絡み防止部材10を発泡スチロールで試作した
から、大変軽量で作業者やエンジンの負担にもならず、
大変好結果が得られた。尚、異物絡み防止部材10を発
泡スチロールではなく、発泡しないままの合成樹脂で形
成すれば、異物絡み防止部材の耐久性も増し、量産可能
な軽い異物絡み防止部材が得られる。
めて良好な結果が得られた。図2、図3に示した異物絡
み防止部材10を発泡スチロールで試作し、市販の刈払
機にビニールテープで取付けてテストした結果、刈り払
った草も散乱しているビニールなどの異物も刈払機のギ
アケース1や飛散防護カバーHの近傍に全く絡み付か
ず、異物絡み防止部材10を発泡スチロールで試作した
から、大変軽量で作業者やエンジンの負担にもならず、
大変好結果が得られた。尚、異物絡み防止部材10を発
泡スチロールではなく、発泡しないままの合成樹脂で形
成すれば、異物絡み防止部材の耐久性も増し、量産可能
な軽い異物絡み防止部材が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る刈払機の異物絡み防止部
材、異物絡み防止部材付刈払機は、以上のような構成を
備えているので、以下に列記するような諸々の効果を奏
する。ギアケースの下端部の外周にフランジ型の突起で
形成した異物絡み防止部材を形成或は取付けたので、刈
り払った草や散乱しているビニールシートなどの異物
が、ギアケースの近傍に絡もうとしても、その異物絡み
防止部材に阻まれて絡むことができない刈払機の異物絡
み防止部材が得られた。
材、異物絡み防止部材付刈払機は、以上のような構成を
備えているので、以下に列記するような諸々の効果を奏
する。ギアケースの下端部の外周にフランジ型の突起で
形成した異物絡み防止部材を形成或は取付けたので、刈
り払った草や散乱しているビニールシートなどの異物
が、ギアケースの近傍に絡もうとしても、その異物絡み
防止部材に阻まれて絡むことができない刈払機の異物絡
み防止部材が得られた。
【0022】異物絡み防止部材に、刈刃が回転すると、
刈刃とフランジ型の異物絡み防止部材の間の間隙の空圧
が減圧され、その減圧により刈刃に向って空気が導入さ
れる導入孔を設けたので、導入された空気が刈刃に当た
り、刈刃の外周に向い放射方向に放出されるから、その
放出される空気により上記異物が吹き飛ばされるから、
それらの異物が絡むことができない刈払機の異物絡み防
止部材が得られた。
刈刃とフランジ型の異物絡み防止部材の間の間隙の空圧
が減圧され、その減圧により刈刃に向って空気が導入さ
れる導入孔を設けたので、導入された空気が刈刃に当た
り、刈刃の外周に向い放射方向に放出されるから、その
放出される空気により上記異物が吹き飛ばされるから、
それらの異物が絡むことができない刈払機の異物絡み防
止部材が得られた。
【0023】フランジ型の異物絡み防止部材の刈刃側の
面を湾曲させ、刈刃とフランジ型の異物絡み防止部材の
間の間隙を軸芯側が広く、外周側が狭い間隙としたの
で、導入孔から導入され、刈刃に当たった空気が放射方
向に放出されるとき、その外周側が狭い間隙を高速度で
通過するから、ギアケースや飛散防護カバーの近傍に絡
もうとする異物が、高速度で放出される空気に吹き飛ば
されて絡むことができない刈払機の異物絡み防止部材が
得られた。
面を湾曲させ、刈刃とフランジ型の異物絡み防止部材の
間の間隙を軸芯側が広く、外周側が狭い間隙としたの
で、導入孔から導入され、刈刃に当たった空気が放射方
向に放出されるとき、その外周側が狭い間隙を高速度で
通過するから、ギアケースや飛散防護カバーの近傍に絡
もうとする異物が、高速度で放出される空気に吹き飛ば
されて絡むことができない刈払機の異物絡み防止部材が
得られた。
【0024】ギアケース全体或はギアケース下端部近傍
を被覆する被覆部材を設けたので、ギアケースに絡もう
とする異物が、その被覆部材に阻まれて絡むことができ
ない刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
を被覆する被覆部材を設けたので、ギアケースに絡もう
とする異物が、その被覆部材に阻まれて絡むことができ
ない刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
【0025】被覆部材付絡み防止部材の一端に設けた取
付け部材の下方部に切欠を設けたので、その切欠から空
気が導入できるから、空気導入孔のない被覆部材を備え
た被覆部材付の刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
付け部材の下方部に切欠を設けたので、その切欠から空
気が導入できるから、空気導入孔のない被覆部材を備え
た被覆部材付の刈払機の異物絡み防止部材が得られた。
【0026】上記のような諸々の効果を備えた刈払機の
異物絡み防止部材をギアケースの下端部近傍に設け或は
取付け、或は、ギアケース或はギアケースの下端部を被
覆する被覆部材付刈払機の異物絡み防止部材を設け或は
取付けたので、刈り払った草や散乱しているビニールシ
ートなどの異物が、ギアケースや飛散防護カバーの近傍
に絡むことのない異物絡み防止部材付刈払機が得られ
た。
異物絡み防止部材をギアケースの下端部近傍に設け或は
取付け、或は、ギアケース或はギアケースの下端部を被
覆する被覆部材付刈払機の異物絡み防止部材を設け或は
取付けたので、刈り払った草や散乱しているビニールシ
ートなどの異物が、ギアケースや飛散防護カバーの近傍
に絡むことのない異物絡み防止部材付刈払機が得られ
た。
【図1】本発明の異物絡み防止部材付刈払機の要部拡大
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】図1の長手方向の縦断面図である。
【図3】本発明の異物絡み防止部材付刈払機の長手方向
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】図4は、本発明の異物絡み防止部材付刈払機の
要部拡大分解斜視図である。
要部拡大分解斜視図である。
【図5】図4の長手方向の縦断面図である。
【図6】本発明の異物絡み防止部材付刈払機の要部拡大
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図7】本発明の異物絡み防止部材付刈払機の要部拡大
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図8】図7の長手方向の縦断面図である。
【図9】本発明の被覆部材付異物絡み防止部材の要部拡
大分解斜視図である。
大分解斜視図である。
【図10】本発明の被覆部材付異物絡み防止部材の要部
拡大分解斜視図である。
拡大分解斜視図である。
【図11】本発明の異物絡み防止部材付刈払機の要部拡
大分解斜視図である。
大分解斜視図である。
【図12】従来の刈払機の斜視図である。
【図13】従来の刈払機の刈刃部分の要部拡大分解斜視
図である。
図である。
【図14】従来の刈払機の刈刃部分の要部拡大平面図で
ある。
ある。
1・・・・・ギアケース 2・・・・・フラン
ジ型異物絡み防止部材 3・・・・・刈刃 3a・・・・刃 4・・・・・刈刃押え金具 5・・・・・導入孔 6・・・・・間隙 6a・・・・外周側 6b・・・・軸芯側或は空気導入孔近傍側 7・・・・・椀形被覆部材 8・・・・・開口部
(導入孔) 9・・・・・フランジ型異物絡み防止部材 10・・・・被覆部材付フランジ型の絡み防止部材 11・・・・・取付部材 11a・・・ネジ 11b・・・・ヒンジ 12・・・・切欠部 13・・・・間隙 14・・・・面ファ
スナー 15・・・・被覆部材 16・・・・被覆部
材付絡み防止部材 17・・・・開口部 17a・・・開口部 17b・・・開口部 18・・・・環状のフランジ型異物絡み防止部材
ジ型異物絡み防止部材 3・・・・・刈刃 3a・・・・刃 4・・・・・刈刃押え金具 5・・・・・導入孔 6・・・・・間隙 6a・・・・外周側 6b・・・・軸芯側或は空気導入孔近傍側 7・・・・・椀形被覆部材 8・・・・・開口部
(導入孔) 9・・・・・フランジ型異物絡み防止部材 10・・・・被覆部材付フランジ型の絡み防止部材 11・・・・・取付部材 11a・・・ネジ 11b・・・・ヒンジ 12・・・・切欠部 13・・・・間隙 14・・・・面ファ
スナー 15・・・・被覆部材 16・・・・被覆部
材付絡み防止部材 17・・・・開口部 17a・・・開口部 17b・・・開口部 18・・・・環状のフランジ型異物絡み防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 悦夫 新潟県三条市東大崎1丁目19番11−6号 (72)発明者 坂井 徳栄 新潟県三条市西大崎3丁目9番20−643号
Claims (6)
- 【請求項1】 刈払機の先端に取付けられたギアケース
の下端部近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡
み防止部材を備えることを特徴とする刈払機の異物絡み
防止部材。 - 【請求項2】 草刈り中に刈り払った草などの異物が、
刈払機の先端のギアケースの近傍に絡むことを防止する
ため、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部
近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部
材と、 その絡み防止部材の上方或は外周方向からギアケースの
先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導入する
導入孔と、 を備えることを特徴とする刈払機の異物絡み防止部材。 - 【請求項3】 草刈り中に刈り払った草などの異物が、
刈払機の先端のギアケースの近傍に絡むことを防止する
ため、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部
近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部
材と、 その絡み防止部材の上方に形成或は取付け、少なくとも
ギアケース下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、 それらの絡み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向
からギアケースの先端の刈刃のギアケース側の面に向っ
て空気を導入する導入孔と、 を備えることを特徴とする刈払機の異物絡み防止部材。 - 【請求項4】 刈払機の先端に取付けられたギアケース
の下端部近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡
み防止部材を有する刈払機の異物絡み防止部材を備える
ことを特徴とする異物絡み防止部材付刈払機。 - 【請求項5】 草刈り中に刈り払った草などの異物が、
刈払機の先端のギアケースの近傍に絡むことを防止する
ため、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部
近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部
材と、 その絡み防止部材の上方或は外周方向からギアケースの
先端の刈刃のギアケース側の面に向って空気を導入する
導入孔と、 を有する刈払機の異物絡み防止部材を備えることを特徴
とする異物絡み防止部材付刈払機。 - 【請求項6】 草刈り中に刈り払った草などの異物が、
刈払機の先端のギアケースの近傍に絡むことを防止する
ため、刈払機の先端に取付けられたギアケースの下端部
近傍の外周に形成或は取付けるフランジ型の絡み防止部
材と、 その絡み防止部材の上方に形成或は取付け、少なくとも
ギアケース下端部近傍の外周を被覆する被覆部材と、 それらの絡み防止部材或は被覆部材の上方或は外周方向
からギアケースの先端の刈刃のギアケース側の面に向っ
て空気を導入する導入孔と、 を有する刈払機の異物絡み防止部材を有する刈払機の異
物絡み防止部材を備えることを特徴とする異物絡み防止
部材付刈払機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369974A JPH11168939A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 刈払機の異物絡み防止部材、異物絡み防止部材付刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369974A JPH11168939A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 刈払機の異物絡み防止部材、異物絡み防止部材付刈払機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11168939A true JPH11168939A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18495769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9369974A Pending JPH11168939A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 刈払機の異物絡み防止部材、異物絡み防止部材付刈払機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11168939A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011036136A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Tsumura Kogyo Kk | 保護カバーユニット及びこれを備えた刈払機 |
KR101322699B1 (ko) * | 2012-11-26 | 2013-10-28 | 임지훈 | 예초기용 베어링 내부로의 이물질 유입방지장치 |
CN103416384A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-12-04 | 吴江市黎里建兴铸件厂 | 一种除草机 |
CN103797961A (zh) * | 2014-01-23 | 2014-05-21 | 刘禧 | 可调护挡割草机 |
CN103797960A (zh) * | 2012-11-02 | 2014-05-21 | 株式会社富田刃物 | 用于除草机的旋转刀 |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP9369974A patent/JPH11168939A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011036136A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Tsumura Kogyo Kk | 保護カバーユニット及びこれを備えた刈払機 |
CN103797960A (zh) * | 2012-11-02 | 2014-05-21 | 株式会社富田刃物 | 用于除草机的旋转刀 |
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