JP3382479B2 - 空冷エンジンの冷却装置 - Google Patents
空冷エンジンの冷却装置Info
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- JP3382479B2 JP3382479B2 JP32546896A JP32546896A JP3382479B2 JP 3382479 B2 JP3382479 B2 JP 3382479B2 JP 32546896 A JP32546896 A JP 32546896A JP 32546896 A JP32546896 A JP 32546896A JP 3382479 B2 JP3382479 B2 JP 3382479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen grid
- air
- cooling
- starter
- cooling fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/26—Cylinder heads having cooling means
- F02F1/28—Cylinder heads having cooling means for air cooling
- F02F1/30—Finned cylinder heads
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/02—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン本体に支
持されるクランク軸の一端に冷却ファンを付設し、この
冷却ファンの前面が臨む吸気口を有し、この吸気口から
吸い込んだ冷却風をエンジン本体のシリンダブロックへ
誘導すべくエンジン本体の一側を覆うシュラウドを設
け、前記吸気口を覆うスクリーングリッドを冷却ファン
に固着した、空冷エンジンの冷却装置に関する。
持されるクランク軸の一端に冷却ファンを付設し、この
冷却ファンの前面が臨む吸気口を有し、この吸気口から
吸い込んだ冷却風をエンジン本体のシリンダブロックへ
誘導すべくエンジン本体の一側を覆うシュラウドを設
け、前記吸気口を覆うスクリーングリッドを冷却ファン
に固着した、空冷エンジンの冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】かゝる空冷エンジンは、例えば実公昭５
７−３０４０７号公報に開示されているように、既に知
られている。
７−３０４０７号公報に開示されているように、既に知
られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かゝる空冷エンジンの
冷却装置におけるスクリーングリッドは、石や草等の異
物がシュラウド内に侵入することを防ぐものであるが、
一般に、このスクリーングリッドと、これに覆われるシ
ュラウドの吸気口の周縁との間には、それらの接触を避
けるように空隙が設けられているため、その空隙を通し
て上記異物がシュラウド内に侵入する可能性がある。
冷却装置におけるスクリーングリッドは、石や草等の異
物がシュラウド内に侵入することを防ぐものであるが、
一般に、このスクリーングリッドと、これに覆われるシ
ュラウドの吸気口の周縁との間には、それらの接触を避
けるように空隙が設けられているため、その空隙を通し
て上記異物がシュラウド内に侵入する可能性がある。
【０００４】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、上記空隙への異物の侵入を簡単に防ぐことができ
るようにした、前記空冷エンジンの冷却装置を提供する
ことを目的とする。
ので、上記空隙への異物の侵入を簡単に防ぐことができ
るようにした、前記空冷エンジンの冷却装置を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エンジン本体に支持されるクランク軸の
一端に冷却ファンを付設し、この冷却ファンの前面が臨
む吸気口を有し、この吸気口から吸い込んだ冷却風をエ
ンジン本体のシリンダブロックへ誘導すべくエンジン本
体の一側を覆うシュラウドを設け、前記吸気口を覆うス
クリーングリッドを冷却ファンに固着した、空冷エンジ
ンの冷却装置において、スクリーングリッドに穿設した
長孔を貫通して該スクリーングリッド外に突出する放擲
羽根を、冷却ファンの冷却羽根を前側に延長させること
により形成し、その冷却ファンの回転駆動時に、到来す
る異物を回転する放擲羽根で半径方向外方へ放擲可能と
したことを第１の特徴とする。
に、本発明は、エンジン本体に支持されるクランク軸の
一端に冷却ファンを付設し、この冷却ファンの前面が臨
む吸気口を有し、この吸気口から吸い込んだ冷却風をエ
ンジン本体のシリンダブロックへ誘導すべくエンジン本
体の一側を覆うシュラウドを設け、前記吸気口を覆うス
クリーングリッドを冷却ファンに固着した、空冷エンジ
ンの冷却装置において、スクリーングリッドに穿設した
長孔を貫通して該スクリーングリッド外に突出する放擲
羽根を、冷却ファンの冷却羽根を前側に延長させること
により形成し、その冷却ファンの回転駆動時に、到来す
る異物を回転する放擲羽根で半径方向外方へ放擲可能と
したことを第１の特徴とする。
【０００６】而して、スクリーングリッドによりシュラ
ウド内への侵入を阻止された芝草等の異物が回転する放
擲羽根に触れると、それにより半径方向外方へ撥ね飛ば
されるため、この芝草がスクリーングリッド及び吸気口
周縁間の空隙へ吸い込まれることは回避される。また特
に放擲羽根は、冷却ファンの冷却羽根を前側に延長させ
ることにより形成され、スクリーングリッドに穿設した
長孔を貫通して該スクリーングリッド外に突出する。
ウド内への侵入を阻止された芝草等の異物が回転する放
擲羽根に触れると、それにより半径方向外方へ撥ね飛ば
されるため、この芝草がスクリーングリッド及び吸気口
周縁間の空隙へ吸い込まれることは回避される。また特
に放擲羽根は、冷却ファンの冷却羽根を前側に延長させ
ることにより形成され、スクリーングリッドに穿設した
長孔を貫通して該スクリーングリッド外に突出する。
【０００７】また本発明は、上記特徴に加えて、シュラ
ウドに、前記吸気口及びその周辺部を覆うスタータケー
スを固着し、このスタータケースに、その内外を連通す
る通気孔を設けると共に、クランク軸をクランキングし
得るリコイル式スタータを取付け、スクリーングリッド
の中心部に、工具孔を設けると共に、この工具孔を囲繞
する防塵ラビリンスをスタータ及びスクリーングリッド
間に構成したことを第２の特徴とする。
ウドに、前記吸気口及びその周辺部を覆うスタータケー
スを固着し、このスタータケースに、その内外を連通す
る通気孔を設けると共に、クランク軸をクランキングし
得るリコイル式スタータを取付け、スクリーングリッド
の中心部に、工具孔を設けると共に、この工具孔を囲繞
する防塵ラビリンスをスタータ及びスクリーングリッド
間に構成したことを第２の特徴とする。
【０００８】而して、芝草等の異物の工具孔への侵入
は、スタータを利用したラビリンスにより、これを防ぐ
ことができる。
は、スタータを利用したラビリンスにより、これを防ぐ
ことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【００１０】図１は本発明に係る空冷エンジンの一部破
断側面図、図２は図１の要部拡大断面図、図３は図２の
３−３矢視図である。
断側面図、図２は図１の要部拡大断面図、図３は図２の
３−３矢視図である。
【００１１】図１及び図２に示すように、空冷エンジン
Ｅのエンジン本体１は、外周に多数の冷却フィンを備え
たヘッド一体型のシリンダブロック２と、このシリンダ
ブロック２の下端に連設されるクランクケース３９とか
らなっており、そのクランクケース３９に支持されるク
ランク軸４を鉛直方向へ向けてエンジン本体１は配置さ
れる。したがって、この空冷エンジンＥはバーチカル型
である。
Ｅのエンジン本体１は、外周に多数の冷却フィンを備え
たヘッド一体型のシリンダブロック２と、このシリンダ
ブロック２の下端に連設されるクランクケース３９とか
らなっており、そのクランクケース３９に支持されるク
ランク軸４を鉛直方向へ向けてエンジン本体１は配置さ
れる。したがって、この空冷エンジンＥはバーチカル型
である。
【００１２】クランクケース３９の上面から突出したク
ランク軸４の上端には、フライホイール５のボス５ａが
キー結合されると共に、ナット６により固着される。こ
のフライホイール５は、その前面に多数の冷却羽根７を
一体に突設して、冷却ファンに構成される。
ランク軸４の上端には、フライホイール５のボス５ａが
キー結合されると共に、ナット６により固着される。こ
のフライホイール５は、その前面に多数の冷却羽根７を
一体に突設して、冷却ファンに構成される。
【００１３】この冷却ファン５を収容してシリンダブロ
ック２及びクランクケース３９の一側面を覆うシュラウ
ド８が、エンジン本体１に立設された複数本のスタッド
ボルト９にナット１０で固着される。
ック２及びクランクケース３９の一側面を覆うシュラウ
ド８が、エンジン本体１に立設された複数本のスタッド
ボルト９にナット１０で固着される。
【００１４】シュラウド８は、その前壁に冷却ファン５
の前面を臨ませる吸気口１１が設けられ、その後面はク
ランクケース３９及びシリンダブロック２に向かって開
放されている。
の前面を臨ませる吸気口１１が設けられ、その後面はク
ランクケース３９及びシリンダブロック２に向かって開
放されている。
【００１５】図２及び図３に示すように、冷却ファン５
の前面には、冷却羽根７群の内側で吸気口１１に向かっ
て突出する複数個（図示例では４個）の取付け部１９が
一体に形成され、これら取付け部１９はボス５ａ周りに
等間隔を置いて配置される。これら取付け部１９の先端
に、無数の通気孔１２を有して前記吸気口１１を覆うス
クリーングリッド１３が固着される。
の前面には、冷却羽根７群の内側で吸気口１１に向かっ
て突出する複数個（図示例では４個）の取付け部１９が
一体に形成され、これら取付け部１９はボス５ａ周りに
等間隔を置いて配置される。これら取付け部１９の先端
に、無数の通気孔１２を有して前記吸気口１１を覆うス
クリーングリッド１３が固着される。
【００１６】この場合、４個の取付け部１９のうち、ボ
ス５ａを挟む一対の端面にはねじ孔１４が、また他の一
対の端面には位置決め突起１５がそれぞれ設けられ、そ
のねじ孔１４及び位置決め突起１５にそれぞれ対応する
ビス孔１６及び位置決め孔１７がスクリーングリッド１
３に設けられており、それら位置決め突起１５に位置決
め孔１７を嵌合するように取付け部１９にスクリーング
リッド１３を重ね、ビス１８をビス孔１６に通してねじ
孔１４に締め込むことにより、スクリーングリッド１３
は固着される。
ス５ａを挟む一対の端面にはねじ孔１４が、また他の一
対の端面には位置決め突起１５がそれぞれ設けられ、そ
のねじ孔１４及び位置決め突起１５にそれぞれ対応する
ビス孔１６及び位置決め孔１７がスクリーングリッド１
３に設けられており、それら位置決め突起１５に位置決
め孔１７を嵌合するように取付け部１９にスクリーング
リッド１３を重ね、ビス１８をビス孔１６に通してねじ
孔１４に締め込むことにより、スクリーングリッド１３
は固着される。
【００１７】スクリーングリッド１３には、その外周に
下向きの環状補強リブ２０が形成されると共に、この補
強リブ２０に沿って並ぶ複数の長孔２１が穿設され、補
強リブ２０は前記吸気口１１の内周縁に空隙２２をあけ
て近接配置される。一方、冷却ファン５には、上記長孔
２１に対応して複数の放擲羽根２３が、一部の前記冷却
羽根７を延長させることにより形成され、これら放擲羽
根２３は上記長孔２１を貫通してスクリーングリッド１
３外に突出する。
下向きの環状補強リブ２０が形成されると共に、この補
強リブ２０に沿って並ぶ複数の長孔２１が穿設され、補
強リブ２０は前記吸気口１１の内周縁に空隙２２をあけ
て近接配置される。一方、冷却ファン５には、上記長孔
２１に対応して複数の放擲羽根２３が、一部の前記冷却
羽根７を延長させることにより形成され、これら放擲羽
根２３は上記長孔２１を貫通してスクリーングリッド１
３外に突出する。
【００１８】また前記吸気口１１及びその周辺部を間隙
２４をあけて覆うスタータケース２５がシュラウド８と
共に前記スタッドボルト９に固着され、そのスタータケ
ース２５内にリコイル式スタータ２６が設けられる。こ
のスタータ２６は、スタータケース２５の内壁に突設さ
れた、クランク軸４と同軸の第１枢軸２７に回転自在に
支承されるロープリール２８と、このロープリール２８
のボスの下面に軸支されるラチェット爪２９と、スター
タケース２５の内壁に突設されて第１枢軸２７の中心部
を貫通する第１枢軸３０に支持されてラチェット爪２９
を制御するカム板３１とを備え、スタータリール２８に
巻装されたスタータロープ３２を牽引してスタータリー
ル２８を回転したとき、カム板３１がラチェット爪２９
を起立位置に作動させて、冷却ファン５の被動爪３３に
係合させ、クランク軸４をクランキングするようになっ
ている。上記被動爪３３は、クランク軸４の軸線を挟ん
で並ぶ一対の前記取付け部１９の端面に一体に形成され
て、スクリーングリッド１３の爪孔３４を貫通するよう
に延びている。
２４をあけて覆うスタータケース２５がシュラウド８と
共に前記スタッドボルト９に固着され、そのスタータケ
ース２５内にリコイル式スタータ２６が設けられる。こ
のスタータ２６は、スタータケース２５の内壁に突設さ
れた、クランク軸４と同軸の第１枢軸２７に回転自在に
支承されるロープリール２８と、このロープリール２８
のボスの下面に軸支されるラチェット爪２９と、スター
タケース２５の内壁に突設されて第１枢軸２７の中心部
を貫通する第１枢軸３０に支持されてラチェット爪２９
を制御するカム板３１とを備え、スタータリール２８に
巻装されたスタータロープ３２を牽引してスタータリー
ル２８を回転したとき、カム板３１がラチェット爪２９
を起立位置に作動させて、冷却ファン５の被動爪３３に
係合させ、クランク軸４をクランキングするようになっ
ている。上記被動爪３３は、クランク軸４の軸線を挟ん
で並ぶ一対の前記取付け部１９の端面に一体に形成され
て、スクリーングリッド１３の爪孔３４を貫通するよう
に延びている。
【００１９】スクリーングリッド１３の中心部には、冷
却ファン５の固定用ナット６を操作するための工具の挿
入を許容する工具孔３５が設けられると共に、この工具
孔３５の周縁に上向きに突出する環状の内側リブ３６が
形成され、この内側リブ３６を囲繞する環状の外側リブ
３７が前記カム板３１の下面に形成される。これら内側
及び外側リブ３６，３７により、工具孔３５の防塵ラビ
リンス３９が構成される。スタータケース２５には、そ
の内外を連通する多数の通気孔３８が設けられ、これら
通気孔３８は、スクリーングリッド１３の通気孔１２よ
り開口面積が大きく設定される。
却ファン５の固定用ナット６を操作するための工具の挿
入を許容する工具孔３５が設けられると共に、この工具
孔３５の周縁に上向きに突出する環状の内側リブ３６が
形成され、この内側リブ３６を囲繞する環状の外側リブ
３７が前記カム板３１の下面に形成される。これら内側
及び外側リブ３６，３７により、工具孔３５の防塵ラビ
リンス３９が構成される。スタータケース２５には、そ
の内外を連通する多数の通気孔３８が設けられ、これら
通気孔３８は、スクリーングリッド１３の通気孔１２よ
り開口面積が大きく設定される。
【００２０】再び、図１において、クランク軸４の下端
部は出力部とされるもので、例えば、芝刈用の刈刃が取
付けられる。
部は出力部とされるもので、例えば、芝刈用の刈刃が取
付けられる。
【００２１】次に、この実施例の作用について説明す
る。
る。
【００２２】エンジンＥの運転中、クランク軸４により
回転駆動される冷却ファン５は、スタータケース２５の
通気孔３８及びスクリーングリッド１３の通気孔１２を
通して外気、即ち冷却風を取り入れ、シュラウド８の内
壁に沿わせてシリンダブロック２へ圧送し、それを冷却
する。
回転駆動される冷却ファン５は、スタータケース２５の
通気孔３８及びスクリーングリッド１３の通気孔１２を
通して外気、即ち冷却風を取り入れ、シュラウド８の内
壁に沿わせてシリンダブロック２へ圧送し、それを冷却
する。
【００２３】このとき、例えば前記刈刃により刈られた
芝草がスタータケース２５の通気孔３８を通過しても、
その通気孔３８より開口面積の小さい通気孔１２を持つ
スクリーングリッド１３によりシュラウド８内への侵入
が阻止される。そして、この芝草がスクリーングリッド
１３の回転により半径方向外方へ移動して、回転する放
擲羽根２３に触れると、更に外方へ勢いよく撥ね飛ばさ
れるため、スクリーングリッド１３及び吸気口１１周縁
間の空隙２２に吸い込まれることなく、シュラウド８及
びスタータケース２５の間隙２４を通して外部へ放出さ
れる。
芝草がスタータケース２５の通気孔３８を通過しても、
その通気孔３８より開口面積の小さい通気孔１２を持つ
スクリーングリッド１３によりシュラウド８内への侵入
が阻止される。そして、この芝草がスクリーングリッド
１３の回転により半径方向外方へ移動して、回転する放
擲羽根２３に触れると、更に外方へ勢いよく撥ね飛ばさ
れるため、スクリーングリッド１３及び吸気口１１周縁
間の空隙２２に吸い込まれることなく、シュラウド８及
びスタータケース２５の間隙２４を通して外部へ放出さ
れる。
【００２４】またスタータケース２５内に侵入した芝草
がスクリーングリッド１３の工具孔３５に近づいても、
防塵ラビリンス３９により工具孔３５への侵入が阻止さ
れる。しかも、その防塵ラビリンス３９は、スクリーン
グリッド１３に一体に形成された内側リブ３６と、スタ
ータ２６のカム板３１に一体に形成された外側リブ３７
とで構成されるので、専用のシール部材が不要であり、
構造が極めて簡単である。
がスクリーングリッド１３の工具孔３５に近づいても、
防塵ラビリンス３９により工具孔３５への侵入が阻止さ
れる。しかも、その防塵ラビリンス３９は、スクリーン
グリッド１３に一体に形成された内側リブ３６と、スタ
ータ２６のカム板３１に一体に形成された外側リブ３７
とで構成されるので、専用のシール部材が不要であり、
構造が極めて簡単である。
【００２５】本発明は、上記各実施例に限定されること
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。例えば、クランク軸４を水平に配置したホリ
ゾンタル型エンジンに本発明を適用することもできる。
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。例えば、クランク軸４を水平に配置したホリ
ゾンタル型エンジンに本発明を適用することもできる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明の第１の特徴によれ
ば、エンジン本体に支持されるクランク軸の一端に冷却
ファンを付設し、この冷却ファンの前面が臨む吸気口を
有し、この吸気口から吸い込んだ冷却風をエンジン本体
のシリンダブロックへ誘導すべくエンジン本体の一側を
覆うシュラウドを設け、前記吸気口を覆うスクリーング
リッドを冷却ファンに固着した、空冷エンジンの冷却装
置において、冷却ファンに、スクリーングリッド外に突
出して到来する異物を半径方向外方へ放擲する放擲羽根
を設けたので、到来する異物を回転する放擲羽根で半径
方向外方へ撥ね飛ばすことにより、スクリーングリッド
及び吸気口周縁間の空隙への異物の吸い込まれを防ぐこ
とができる。また特に放擲羽根は、冷却ファンの冷却羽
根を前側に延長させることにより形成され、スクリーン
グリッドに穿設した長孔を貫通して該スクリーングリッ
ド外に突出する。
ば、エンジン本体に支持されるクランク軸の一端に冷却
ファンを付設し、この冷却ファンの前面が臨む吸気口を
有し、この吸気口から吸い込んだ冷却風をエンジン本体
のシリンダブロックへ誘導すべくエンジン本体の一側を
覆うシュラウドを設け、前記吸気口を覆うスクリーング
リッドを冷却ファンに固着した、空冷エンジンの冷却装
置において、冷却ファンに、スクリーングリッド外に突
出して到来する異物を半径方向外方へ放擲する放擲羽根
を設けたので、到来する異物を回転する放擲羽根で半径
方向外方へ撥ね飛ばすことにより、スクリーングリッド
及び吸気口周縁間の空隙への異物の吸い込まれを防ぐこ
とができる。また特に放擲羽根は、冷却ファンの冷却羽
根を前側に延長させることにより形成され、スクリーン
グリッドに穿設した長孔を貫通して該スクリーングリッ
ド外に突出する。
【００２７】また本発明の第２の特徴によれば、シュラ
ウドに、前記吸気口及びその周辺部を覆うスタータケー
スを固着し、このスタータケースに、その内外を連通す
る通気孔を設けると共に、クランク軸をクランキングし
得るリコイル式スタータを取付け、スクリーングリッド
の中心部に、工具孔を設けると共に、この工具孔を囲繞
する防塵ラビリンスをスタータ及びスクリーングリッド
間に構成したので、異物の工具孔への侵入を、スタータ
を利用したラビリンスにより、簡単に防ぐことができ
る。
ウドに、前記吸気口及びその周辺部を覆うスタータケー
スを固着し、このスタータケースに、その内外を連通す
る通気孔を設けると共に、クランク軸をクランキングし
得るリコイル式スタータを取付け、スクリーングリッド
の中心部に、工具孔を設けると共に、この工具孔を囲繞
する防塵ラビリンスをスタータ及びスクリーングリッド
間に構成したので、異物の工具孔への侵入を、スタータ
を利用したラビリンスにより、簡単に防ぐことができ
る。
【図１】本発明に係る空冷エンジンの一部破断側面図
【図２】図１の要部拡大断面図
【図３】図２の３−３矢視図
１・・・・・エンジン本体
４・・・・・クランク軸
５・・・・・冷却ファン（フライホイール）７・・・・・冷却羽根
８・・・・・シュラウド
１１・・・・吸気口
１２・・・・スクリーングリッドの通気孔
１３・・・・スクリーングリッド２１・・・・長孔
２２・・・・空隙
２３・・・・放擲羽根
２５・・・・スタータケース
２６・・・・リコイル式スタータ
３５・・・・工具孔
３８・・・・スタータケースの通気孔
３９・・・・防塵ラビリンス
Ｅ・・・・・空冷エンジン
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F01P 11/12
F01P 5/06
Claims (2)
- 【請求項１】 エンジン本体（１）に支持されるクラン
ク軸（４）の一端に冷却ファン（５）を付設し、この冷
却ファン（５）の前面が臨む吸気口（１１）を有し、こ
の吸気口（１１）から吸い込んだ冷却風をエンジン本体
（１）のシリンダブロック（２）へ誘導すべくエンジン
本体（１）の一側を覆うシュラウド（８）を設け、前記
吸気口（１１）を覆うスクリーングリッド（１３）を冷
却ファン（５）に固着した、空冷エンジンの冷却装置に
おいて、スクリーングリッド（１３）に穿設した長孔（２１）を
貫通して該 スクリーングリッド（１３）外に突出する放
擲羽根（２３）を、冷却ファン（５）の冷却羽根（７）
を前側に延長させることにより形成し、その冷却ファン
（５）の回転駆動時に、到来する異物を回転する放擲羽
根（２３）で半径方向外方へ放擲可能としたことを特徴
とする、空冷エンジンの冷却装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のものにおいて、 シュラウド（８）に、前記吸気口（１１）及びその周辺
部を覆うスタータケース（２５）を固着し、このスター
タケース（２５）に、その内外を連通する通気孔（３
８）を設けると共に、クランク軸（４）をクランキング
し得るリコイル式スタータ（２６）を取付け、スクリー
ングリッド（１３）の中心部に、工具孔（３５）を設け
ると共に、この工具孔（３５）を囲繞する防塵ラビリン
ス（３９）をスタータ（２６）及びスクリーングリッド
（１３）間に構成したことを特徴とする、空冷エンジン
の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32546896A JP3382479B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 空冷エンジンの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32546896A JP3382479B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 空冷エンジンの冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169445A JPH10169445A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3382479B2 true JP3382479B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=18177218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32546896A Expired - Lifetime JP3382479B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 空冷エンジンの冷却装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3382479B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
| WO2015163476A1 (ja) * | 2014-04-25 | 2015-10-29 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | エンジン |
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-
1996
- 1996-12-05 JP JP32546896A patent/JP3382479B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10169445A (ja) | 1998-06-23 |
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