JP3732309B2 - 草刈機の回転軸保護構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は草刈機の回転軸の保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
草刈機において、刈刃を回転させる回転軸に刈り取った草が巻き付いて、回転が妨げられることがあり、これを解決する技術として、例えば実開平5−9229号公報の「草刈機の回転刃」がある。
この公報の図5の要部を以下に再掲して従来の草刈機の回転軸の保護構造を説明する(ただし、符号は振り直す。)。
【0003】
図5は従来の草刈機の正面断面図であり、草刈機の機体100は、ハンドル101,101と、車輪102,102と、エンジン103と、刈刃装置104とからなり、刈刃装置104は、固定側ハウジング105に回転自在に取付けた主回転軸106に付属する部分と、ヒンジ軸107により傾斜可能なスイングハウジング108に回転自在に取付けた副回転軸109に付属する部分とからなる。そして、主回転軸106にドラム112の付いた主回転刃110を取付け、ドラム112で主回転軸106への刈草の巻き込みを防止するというものである。副回転軸109にもドラム113の付いた副回転刃111を取付け、ドラム113で副回転軸109への刈草の巻き込みを防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、回転するドラム112と、静止した固定側ハウジング105との間には隙間Cが必要であり、隙間Cは、ドラム112及びハウジング105の加工精度や剛性上からあまり小さくすることはできない。過小であるとドラム112がハウジング105に干渉するからである。
この隙間Cから、刈草や泥等が入りみ、草や泥等がドラム112内に滞留することで、回転部が重くなり刈り取り性能が低下することがある。ドラム113についても同様である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記ドラム112,113を注意深く検討した結果、刈草が入らぬように隙間Cを小さくしたため、一旦刈草がドラム112,113に入ってしまうと、以降その刈草がドラム112,113内に貯まり、遂には大きな塊となることを見出した。即ち、ドラム112,113に刈草が入らぬようにすればする程、刈草が除去し難くなっていることに気が付いた。
そこで、ドラムの形状を大幅に見直し、刈草が入り易く且つ出易い構造に変えることを思い付き、種々試作したところ満足できる結果が得られた。
【0006】
具体的には、請求項1は、カッタハウジングに回転軸を回転自在に取付け、この回転軸の下端に刈刃を取付けた草刈機における草刈機の回転軸保護構造において、回転軸に草が巻き付くことを防止する回転軸保護部材を回転軸に取付け、この回転保護部材を、帯板を折り曲げて略V字形にしたプロテクタと、このプロテクタに形成した刃部とで構成するとともに、プロテクタの上部に補強リングを取付けたことを特徴とする。
プロテクタは骨だけのオープンな構造であるため、刈草は簡単に回転軸に至る。しかし、侵入した刈草をプロテクタの刃部で切断し、遠心力で吹き飛ばすことで、刈草の巻き付きを良好に防止することができる。
【0007】
加えて請求項は、プロテクタの上部に補強リングを取付けたことで、プロテクタの剛性を向上させることができる。すなわち、プロテクタの剛性が向上するので、回転時にブレが少なくなり、また、プロテクタの板厚を小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る草刈機の切刃装置部の側面図であり、草刈機の切刃装置部1は、カッタハウジング2に取付けた軸受3と、この軸受3で回転自在に支持した回転軸4と、この回転軸4を駆動させる被動プーリ5と、回転軸4の下部に取付けた切刃6と、この切刃6の上部に一体的に取付けた回転軸保護部材20とからなる。
なお、草刈機の切刃装置部1は、ベルト7により伝達される動力を被動プーリ5で受け、回転軸4を介して切刃6を回転することにより、草を刈るものである。
【0009】
図2は本発明に係る回転軸保護部材の取付け部の分解斜視図である。
回転軸保護部材20は、帯板を折り曲げて略V字形にしたプロテクタ21と、このプロテクタ21に形成した刃部22,22とで構成し、更に、プロテクタ21の上部に鉢巻き補強リング25を取付けたものである。
プロテクタ21の上部に補強リング25を取付けたので、プロテクタ21の剛性が向上し、回転時にブレが少なくなり、また、プロテクタ21の板厚を小さくすることができる。
詳しくは、プロテクタ21は、矩形の底部23と、この底部23の両端部から略V字状に立上げた脚部24,24とからなり、脚部24,24の上下に延びる端面24a,24aに刃部22,22を形成したものである。
回転軸保護部材20の取付けは、底部23に形成した小孔23a,23aを回転軸4の下面に備えたピン8,8に合せ、切刃6と共に座金9を介してボルト10で回転軸4の先端4aに捩じ込むことによる。
【0010】
図3は図1の3−3線断面図であり、脚部24,24の回転方向▲1▼の前方になる端面24a,24aに刃部22,22を形成したことを示す。
刃部22,22は回転することで、刈草等を切断するものである。
【0011】
以上に述べた回転軸保護部材20の作用を次に説明する。
図4(a)〜(c)は本発明に係る回転軸保護部材の作用図であり、プロテクタ21の断面図である。
(a)において、プロテクタ21の脚部24,24の間に刈草Jが、回転軸4に向って流れ込み、刈草Kは先端が回転軸4に巻き付いている状態である。
【0012】
(b)において、刈草J、Kは刃部22,22に当り、切断され、切断された外側の部分は遠心力により、外側に飛ばされ、また、内側の部分は短くなっているので回転軸4には巻き付くことなく、回転軸4に当り外側に飛ばされる。
(c)において、刈草Kの巻き付いた部分は短かく、堅く巻き付かないので、遠心力により、解けて外側に飛ばされる。
従って、刃部22,22で刈草を切断し、遠心力で吹き飛ばすことで、刈草の巻き付きを良好に防止することができ、回転軸4の回転が妨げられることがない。また、脚部24,24の間が開放状態なので、回転保護部材20に草や泥等が詰ることがないので、振動の発生もない。
【0013】
尚、請求項1において、略V字形はV、U、コ又はこれに類した形状のいずれでもよい。又、刃部はプロテクタのどこに設けてもよく、形状及び数も任意である。具体的には、プロテクタ21の刃部22,22の刃先は、実施例では脚部24,24の前端部の外側を研ぎ内側を尖らしたものであるが、内側を研ぎ外側を尖らしたものでもよい。
請求項2において、補強リングは角断面、丸断面のリングが適当であり、その形状は任意である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の草刈機の回転軸保護構造は、回転軸に草が巻き付くことを防止する回転軸保護部材を回転軸に取付け、この回転保護部材を、帯板を折り曲げて略V字形にしたプロテクタと、このプロテクタに形成した刃部とで構成したことにより、プロテクタは骨だけのオープンな構造であるため、刈草は簡単に回転軸に至るが、プロテクタの刃部で刈草を切断し、遠心力で吹き飛ばすことで、刈り草の巻き付きを良好に防止することができる。
【0015】
加えて請求項の回転軸保護構造は、プロテクタの上部に補強リングを取付けたことにより、プロテクタの剛性が向上するので、回転時にブレが少なくなり、また、プロテクタの板厚を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る草刈機の切刃装置部の側面図
【図2】本発明に係る回転軸保護部材の取付け部の分解斜視図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】本発明に係る回転軸保護部材の作用図
【図5】従来の草刈機の正面断面図
【符号の説明】
1…草刈機の切刃装置部、2…カッタハウジング、3…軸受、4…回転軸、6…切刃、20…回転軸保護部材、21…プロテクタ、22…刃部、24…脚部。

Claims (1)

  1. カッタハウジングに回転軸を回転自在に取付け、この回転軸の下端に刈刃を取付けた草刈機における草刈機の回転軸保護構造において、
    回転軸に草が巻き付くことを防止する回転軸保護部材を回転軸に取付け、この回転保護部材を、帯板を折り曲げて略V字形にしたプロテクタと、このプロテクタに形成した刃部とで構成するとともに、
    前記プロテクタの上部に補強リングを取付けたことを特徴とする草刈機の回転軸保護構造。
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