JPH11168729A - 画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents

画像復号化装置及び画像復号化方法

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JPH11168729A
JPH11168729A JP33319297A JP33319297A JPH11168729A JP H11168729 A JPH11168729 A JP H11168729A JP 33319297 A JP33319297 A JP 33319297A JP 33319297 A JP33319297 A JP 33319297A JP H11168729 A JPH11168729 A JP H11168729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットストリームの切り換え時に次のGOP
のIピクチャが供給されるまで待つことなく即座に復号
処理を行うことができることで、復号した画像データに
基づく表示開始までの所要時間を短縮させる。 【解決手段】 デマルチプレクサ13は複数映像の入力
圧縮データから任意の映像に基づく圧縮ストリームを選
択し、高速MPEGデコーダ14によって高速にデコー
ドされる。バッファ15は選択されていない各ストリー
ムを常に1GOP分さかのぼって保持している。映像切
り換え時、バッファ15内に保持していた圧縮ストリー
ムから新しく選択した映像等の圧縮ストリームを高速M
PEGデコーダ14に高速に供給する。その後、バッフ
ァ15内の保持データがなくなると、デマルチプレクサ
13から直接高速MPEGデコーダ14等に供給して復
号させる。これにより、復号可能なIピクチャの供給を
待たずとも即座に復号することができるため、デコード
映像の表示開始までの時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、MPEG方式等の高能
率圧縮符号化方法により圧縮された動画像データを復号
する画像復号化装置に関し、特に復号処理に伴う待ち時
間を短縮するのに好適の画像復号化装置及び画像復号化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル圧縮が検討され
ている。特に、DCT(離散コサイン変換)を用いた高
能率符号化については、各種標準化案が提案されてい
る。DCTは、1フレームを複数のブロック(m画素×
水平走査線)に分割し、このブロック単位で映像信号を
周波数成分に変換することにより、空間軸方向の冗長度
を削減するものである。ところで、テレビジョン信号の
動画用の高能率符号化方式として、CCITT(Intern
ational Telegraph and Telephone Consultative Commi
ttee)は周知のようにMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)方式を提案した。この方式においては、1フ
レーム内てDCTによる圧縮(フレーム内圧縮)を行う
だけでなく、フレーム間の相関を利用して時間軸方向の
冗長度を削減するフレーム間圧縮も採用する。フレーム
間圧縮は、一般の動画像が前後のフレームでよく似てい
るという性質を利用して、前後のフレームの差分を求め
差分値を符号化することによって、ビットレートを一層
低減させるものである。特に、画像の動きを予測してフ
レーム間差を求めることにより予測誤差を低減する動き
補償フレーム間予測符号化が有効である。
【0003】この動き補償フレーム間予測符号化におい
ては、現フレームの画像データD(n)と1フレーム前
の画像データD(n−1)との間で動きベクトルを求め
る。前フレームの符号化データを復号して得た画像デー
タを動きベクトルによって動き補償して、動き補償した
前フレームの参照画像データD′(n−1)と現フレー
ムの画像データD(n)との間で差分をとり、この差分
値(動き予測による誤差成分)を符号化して出力する。
【0004】また、最近では、上述のMPEG方式を更
に、相互運用性、分解能可変性及び拡張性等の面で満足
するように改良がなされたMPEG2方式と呼ばれる動
画像圧縮方式も提案されており、既にISO/IEC標
準13818−2に規格化されている。MPEG2方式
は前述したMPEG方式(通称MPEG1という)を包
合する動画像圧縮符号化方式である。即ち、コンピュー
タ・放送・通信の3つの分野で使用されるアプリケーシ
ョンのすべてを満足するように考慮されている。 MP
EG2方式による動画像圧縮符号化については、例え
ば、「ISO/IEC 13818−2 Draft Intern
ational Standard」の文献等に記述されている。即ち、
この動画像圧縮方式においては、画像間の動き補償予測
(MC:Motion Copensation)と8×8画素のDCTを
組み合わせたハイブリッド方式の変換とを行い、これに
より得られる信号に対して更に量子化及び可変長符号化
を施す。MC予測の種類については、過去の画像を参照
画像とする前方予測、未来の画像を参照画像とする後方
予測、過去及び未来両方の画像を参照画像とする双方向
(内挿)予測及び予測を用いないイントラの各モードが
ある。
【0005】このMC予測モードは、16×16画素の
マクロブック毎に設定可能であるが、符号化(ピクチ
ャ)の種類により使用可能なモードが決められている。
このピクチャの種類には、インストラマクロブックのみ
で構成されるピクチャをIピクチャ、イントラ及び前方
予測マクロブックで構成されるPピクチャ及び全てのM
C予測モードが許されるBピクチャがあり、即ち3種類
のピクチャがある。
【0006】Iピクチャは予測を用いず、原画像自体を
DCT変換し、量子化及び可変長符号化を行うものであ
る。したがって、Iピクチャは単独の符号化データで復
号化可能であるのに対し、Pピクチャは入力画像順で過
去のすでに符号化されたIまたはPピクチャとのMC予
測誤差信号をDCT変換、量子化及び可変長符号化を行
う。そしてBピクチャでは、過去及び未来における既に
符号化されたIまたはPピクチャとのDCT予測誤差信
号をDCT変換、量子化及び可変長符号化を行う。この
ため、P及びBピクチャの復号はこれに先行してIピク
チャより始まる参照画像の復号を行う必要がある。
【0007】図12はこのようなMPEG方式で圧縮さ
れた圧縮画像データを復号する従来の画像復号化装置の
一例を示すブロック図であり、図13は該画像圧縮復号
化装置に用いられた映像用のMPEGデコーダの具体構
成例を示すブロック図である。
【0008】図12に示すように、画像復号化装置1は
入力端子2を備え、入力端子2には、MPEG方式で圧
縮されたビットストリームが供給される。該入力端子2
を介して入力したビットストリームは、デマルチプレク
サ3によって所定のストリームIDの圧縮ビットストリ
ームが選択され、図13に示す構成のMPEGデコーダ
4に供給される。MPEGデコーダ4に入力された圧縮
ビットストリームは、バッファ4aを介して可変長復号
化回路4bに供給されることによって、可変長復号化処
理が施され、その後、逆量子化回路4cによって逆量子
化処理が施されてIDCT回路4dに供給される。ID
CD回路4dは、逆量子化回路4cの出力データに対し
IDCT変換処理を施して加算器4eに出力する。その
後、フレーム間圧縮された画像データの場合は、予測器
4fにより動き補償予測に関する情報がフィードバック
され、つまり加算器4の出力は最終的な画像データが復
元されたものとなり、この復元された画像データは、例
えば表示画面に表示するための信号処理回路へと出力さ
れるようになっている。尚、上記構成の復号化装置にお
いては、図示はしないが音声やプライベートストリーム
用にも、それぞれの圧縮方式に準じた各種デコード回路
が設けられるようになっており、各種圧縮データともそ
れぞれ復号化されて出力されるようになっている。ま
た、図13には映像用のMPEGデコーダの基本的な回
路構成を示したが、実際にはいろいろな実現方法があ
り、これに限定されるものではない。
【0009】次に、上記構成の画像復号化装置における
映像切替時の動作について説明する。
【0010】上記画像復号化装置においては、選択する
ストリームを切り替えると、デマルチプレクサ3で選択
するストリームID等が切り替えられて、新しく選択さ
れたストリームがMPEGデコーダ4に供給される。M
PEGデコーダ4は、上述したようにPピクチャやBピ
クチャ等のフレーム間圧縮した画像からは復号処理を開
始することが不可能であるため、図14に示す表示タイ
ミングチャートのようにIピクチャが供給されるまで待
ち、Iピクチャが供給されると、復号を開始することに
よってその復号されたデータに基づく画像の表示が開始
される。通常、Iピクチャは、GOP(GROUP OF PICTU
RES の略で任意の数の上記タイプのピクチャより構成さ
れる階層)の先頭に存在するものであることから、次の
GOPの先頭が表示されることになる。
【0011】したがって、従来の画像復号化装置では、
図14に示すように、例えば最初のGOPの4フレーム
目となるBピクチャの入力時にビットストリームの切り
換えが発生したとすると、この供給された画像データに
基づく表示がなされるためには、次のGOPの先頭フレ
ームであるIピクチャが供給されるときまでの期間(平
均1/2GOPに相当する期間で0.25秒)待つ必要
があり、また、待たずに復号処理を開始したとしても正
常に復号されない等の問題点もあった。
【0012】また、このような問題に鑑み、他の従来技
術として特開平8−181926号によって提案されて
いるものもある。この提案では、番組切り換え時に、そ
の復号処理の続行により生じてしまう画像の乱れを防止
するために、切り換え前に予め蓄えられていた1フレー
ム分の画像データに基づく画像を静止画として表示さ
せ、切り換え処理完了後にその静止画の表示を解除する
ことで、少しでも復号処理に伴う待ち時間を効果的に活
用するようにしているが、問題解決には至っていないの
が現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の画
像復号化装置では、選択されたビットストリームに基づ
く画像が表示されるためには、供給された画像データの
GOPの先頭にある単独で復号可能なIピクチャから復
号処理を行えば良いが、ビットストリームの切り換え時
がそれよりも前のGOP内の他のピクチャが供給された
時である場合には、次のGOPのIピクチャが供給され
るまでの期間(例えば1/2GOPに相当する期間で
0.25秒)待たなければ表示を開始することができ
ず、また、待たずに復号処理を開始したとしても正常に
復号されない等の問題点もあった。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ビットストリームの切り換え時に次のGO
PのIピクチャが供給されるまで待つことなく即座に復
号処理を行うことができることで、復号した画像データ
に基づく表示開始までの所要時間を短縮することのでき
る画像復号化装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像復号化装置
は、入力された複数の映像を含む符号化ビットストリー
ムから任意の映像の符号化ビットストリームを選択する
選択手段と、前記選択手段により選択された符号化ビッ
トストリームを高速に復号可能な復号手段と、前記選択
手段により選択されていない映像の符号化ビットストリ
ームの少なくとも一部をさかのぼって保持する記憶手段
と、前記選択手段による選択,前記復号手段による復号
及び前記記憶手段における書き込み、読み出しを制御す
るもので、選択する映像を切り換えた場合には、前記記
憶手段に保持された符号化ビットストリームを読み出し
て前記復号手段に供給して高速に復号させるとともに、
復号したデータに基づく映像を表示する表示手段に出力
するように制御する復号制御手段と、を具備したもので
ある。
【0016】本発明においては、選択手段は、例えばデ
マルチプレクサであって、入力された複数の映像を含む
符号化ビットストリームから任意の映像の符号化ビット
ストリームを選択して出力する。復号手段は、例えば高
速MPEGデコーダであって、前記選択手段により選択
された符号化ビットストリームを高速に復号可能なもの
である。記憶手段は、前記選択手段により選択されてい
ない映像の符号化ビットストリームの少なくとも一部を
さかのぼって保持する。復号制御手段は、例えばデマル
チプレクサや高速MPEGデコーダ記憶手段に含まれて
構成され、あるいは装置内部や外部に設けられたCPU
として構成される。この復号制御手段は、前記選択手段
による選択,前記復号手段による復号及び前記記憶手段
における書き込み、読み出しを制御するもので、選択す
る映像を切り換えた場合には、前記記憶手段に保持され
た符号化ビットストリームを読み出して前記復号手段に
供給して高速に復号させるとともに、復号したデータに
基づく映像を表示する表示手段に出力するように制御す
る。これにより、映像を切り換えた場合でも、即座に復
号可能なIピクチャより復号することができるため、デ
コード映像の表示開始までの所要時間を短縮させること
が可能となる。
【0017】本発明の画像復号化方法は、入力された複
数の映像を含む符号化ビットストリームから任意の映像
の符号化ビットストリームを選択する選択処理と、前記
選択処理により選択された符号化ビットストリームを高
速に復号可能な復号処理と、前記選択処理により選択さ
れていない映像の符号化ビットストリームの少なくとも
一部をさかのぼって保持するための記憶処理と、前記選
択処理による選択,前記復号処理による復号及び前記記
憶処理における書き込み、読み出しを制御するもので、
選択する映像を切り換えた場合には、前記記憶処理によ
って保持された符号化ビットストリームを読み出して前
記復号処理を用いて高速に復号させるとともに、復号し
たデータに基づく映像を表示するための表示処理に出力
するように制御する復号制御処理と、を含んだものであ
る。
【0018】本発明においては、例えばデマルチプレク
サや高速MPEGデコーダ記憶手段に含まれたCPU、
あるいは装置内部や外部に設けられたCPUによって、
その画像復号化方法が実行される。つまり、選択処理に
よって、入力された複数の映像を含む符号化ビットスト
リームから任意の映像の符号化ビットストリームを選択
し、復号処理によってその選択処理により選択された符
号化ビットストリームを高速に復号する。また、CPU
は記憶処理によって、前記選択処理により選択されてい
ない映像の符号化ビットストリームの少なくとも一部
(例えば1GOP分)をさかのぼって保持する。このと
き、選択する映像を切り換えたとすると、CPUは復号
制御処理によって、前記記憶処理で保持された符号化ビ
ットストリームを読み出して前記復号処理を用いて高速
に復号させるとともに、復号したデータに基づく映像を
表示するための表示処理に出力するように制御する。こ
れにより、上記発明と同様の効果を得ることが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0020】図1は本発明に係る画像復号化装置の第1
実施形態例を示すブロック図である。
【0021】本実施形態例においては、従来のデコーダ
を、復号処理が選択された映像等の圧縮ビットストリー
ムを高速に復号可能なデコーダに代えるとともに、復号
処理が選択されていない映像等の圧縮ビットストリーム
の少なくとも一部(例えば1GOP分)をさかのぼって
保持するバッファを設けて構成したことが図12に示す
従来の画像復号化装置と異なる点である。
【0022】具体的には、図1に示すように、画像復号
化装置11は入力端子12を備え、入力端子12には、
複数の映像をMPEG方式で圧縮したビットストリーム
が供給される。該入力端子12を介して入力したビット
ストリームは、デマルチプレクサ13に与える。デマル
チプレクサ13は、ストリームID等により選択した符
号化ビットストリームのみを高速MPEGデコーダ14
に供給する一方、選択していない符号化ビットストリー
ムについては、バッファ15に供給する。
【0023】高速MPEGデコーダ13としては、図1
3にて説明した一般的なMPEGデコーダを用いれば良
いが、復号処理能力については該復号処理能力が速けれ
ば速いほど効果的である。例えば、高速MPEGデコー
ダ13として、通常MP@MLと呼ばれるNTSC画像
対応のデコーダよりもさらに高速に復号処理が可能な復
号処理能力を備えたものが考えられ、また、このNTS
C画像対応のデコーダよりも数倍の情報量及び復号処理
能力を有し、前記NTSC画像対応のデコーダの上位と
なるMP@HLと呼ばれるハイビジョン対応(HDとい
う)のデコーダを用いるようにして構成した方が望まし
い。これにより、少なくとも圧縮ビットストリームの復
号処理に伴う処理時間を高速に行うことが可能となる。
【0024】上記構成の高速MPEGデコーダ14は、
選択された符号化ビットストリームに対して復号処理を
施すことによって、入力符号化ビットストリームを最終
的に復元した画像データ(復元画像データともいう)を
得、得られた復元画像データを、例えば表示画面に表示
するための信号処理回路へと出力する。これにより、復
号処理がなされるとほぼ同時に図示しない画面上には復
元画像データに基づく画像が表示されることにより、復
元画像の表示が開始される。
【0025】一方、デマルチプレクサ13にて選択され
ていない符号化ビットストリームについてはバッファ1
5に供給されるが、つまりこれは、バッファ15を用い
ることで、ビットストリームの切り換え時における復号
処理に伴う復号処理時間を短縮させるためである。バッ
ファ15は、例えばFIFO方式のメモリで構成された
ものであって、供給された選択されていない符号化ビッ
トストリームを書き込むとともに、この書き込みがバッ
ファ15の容量一杯まで行われた場合には、該バッファ
15に新規に供給される符号化ビットストリームで更新
するように上書きする。これにより、バッファ15に
は、選択されていない各ストリームの最新の圧縮ビット
ストリームが常に約1GOP分保持されることになる。
この場合、バッファ15の容量については、各ストリー
ムが1GOP分以上書き込み可能な容量があることが望
ましい。また、バッファの容量を気にしなければ全ての
符号化ビットストリームを約1GOP分保持していても
良い。
【0026】上記構成によれば、高速MPEGデコーダ
14によってデマルチプレクサ13からの符号化ストリ
ームを高速に復号処理を行うことができ、また、バッフ
ァ14を用いることにより、選択されていない符号化ビ
ットストリームを約1GOP分さかのぼって保持するこ
とが可能となるため、選択する映像を切り換えた場合に
は、バッファ15に保持された符号化ビットストリーム
を前記高速MPEGデコーダ14に供給することで、従
来生じていた復号処理に伴う待ち時間を大幅に短縮させ
ることが可能となる。
【0027】尚、バッファ15によるデータ保持につい
ては、例えば全ての映像(選択されていない映像及び選
択された映像)や、選択されていない映像の一部(例え
ば100個内の10個等)を記憶保持するように構成し
ても良く、また、1GOP以下の場合でも、常に直前の
Iピクチャからさかのぼって記憶保持するように構成し
ても良い。
【0028】次に、図1に示す装置の動作を図2を参照
しながら詳細に説明する。
【0029】図2は図1に示す装置の動作を説明するた
めの表示タイミングチャートであり、細い実線で囲むピ
クチャはデコードはするが表示しないフレームに対応し
たピクチャを示しており、太い実践で囲むピクチャはデ
コードして表示するフレームに対応したピクチャを示し
ている。
【0030】いま、複数映像の入力圧縮データから、表
示しようとする映像に基づく任意の圧縮データに切り変
えるものとすると、デマルチプレクサ13によって選択
するストリームID等が変更される。すると、既に選択
されていない各ストリームが1GOP分保持されている
バッファ15は、このバッファ15内に保持していた圧
縮ビットストリームから新しく選択した映像等の符号化
ビットストリームを高速MPEGデコーダ14に高速に
供給する。このデコーダに対する選択した符号化ビット
ストリームの供給は、高速MPEGデコーダ14のみに
限らず該デコーダを含む他の各デコーダ(図示)にも供
給される。
【0031】また、高速MPEGデコーダ14を含む各
デコーダへのデータの転送中、画像復号化装置11の入
力端子12に供給される圧縮ビットストリームについて
は、バッファ15をFIFOメモリとして利用すること
によって、高速MPEGデコーダ14等の各デコーダに
供給されるまでの期間、一時的に保持される。
【0032】この場合、バッファ15への入力ビットス
トリームより、バッファ15からのデマルチプレクサ1
3を介して高速MPEGデコーダ14等へ出力されるビ
ットストリームの方が伝送速度が速いため、FIFOメ
モリ(バッファ)15内の保持データは徐々に減ってい
き、データがなくなると、デマルチプレクサ13から直
接高速MPEGデコーダ14等へ圧縮ビットストリーム
を供給する。
【0033】尚、高速MPEGデコーダ14に供給され
る圧縮ビットストリームは、バッファ15に保持されて
いる選択された映像の過去のストリーム全てでも良い
が、理想的には最も近いIピクチャ以降の圧縮データが
望ましく、通常はバッファ15内の最後のGOPの先頭
から供給される。つまり、通常にデコードされて表示が
開始されるGOP以前の最も近いGOPのIピクチャか
ら供給されることになる。
【0034】その後、高速MPEGデコーダ14では、
図2に示すように供給された過去の圧縮ビットストリー
ム(図中に示す最初のGOP内のIピクチャからのフレ
ーム1乃至フレーム11)を表示せずに次々高速にデコ
ードし、圧縮データに含まれる時間情報(いつ表示する
か等の時間情報であり、以下、PTSと称す)が、該デ
コーダとの現在時刻に追いついた時の画面(この場合、
フレーム12に相当)から表示を開始する。
【0035】その後、図中に示すフレーム13以降につ
いては、通常にデマルチプレクサ13からの符号化ビッ
トストリームをデコードして、また表示するようにする
ことでPTSに合致した表示時間に基づきそのデコード
映像が継続して表示されることになる。
【0036】したがって、このように動作することによ
り、選択する映像を切り換えた際に、次の復号処理可能
なGOPのIピクチャを待たずとも、既に保持された圧
縮データに対し復号処理を施すことができるため、デコ
ードした映像の表示を即座に表示させることが可能とな
り、結果として映像切り換え時から表示開始までの所要
時間を短縮させることができる。実際には、従来の画像
復号化装置では、選択する映像を切り換えると、復号・
表示されるまでに平均1/2GOPに相当の約0.25
秒かかってしまったが、本発明の装置によれば、高速M
PEGデコーダ14の復号化速度が仮に2倍の場合で平
均0.125秒、4倍の場合で平均0.06秒に短縮さ
せることができる。
【0037】尚、本実施形態例においては、高速MPE
Gデコーダ14に供給する符号化ビットストリームの入
力制御を行う構成については、具体的には述べていない
が、例えば入力された圧縮符号化データをバッファ15
に保持したり、該バッファ15に保持された圧縮符号化
データを前記高速MPEGデコーダ14に転送したり、
あるいは入力圧縮符号化データをバッファ15に保持せ
ずに直接高速MPEGデコーダ14に出力させたりする
制御機能を、前記バッファ15と高速MPEGデコーダ
14との少なくとも一方に設けて構成すれば良い。ま
た、他の構成としては、画像復号化装置全体を制御可能
なCPU、あるいは新たに該装置内に設けたCPU等の
制御手段によって、上記制御を行うように構成しても良
い。
【0038】ところで、前記第1実施形態例では、複数
映像の圧縮符号化データの内、任意の映像に切り換えた
場合の復号処理・表示処理について説明したが、この映
像の切り換え時のタイミングを考慮すると、様々であ
り、必ずしも前記第1実施形態例のようにデコード・表
示するまでの所要時間を短縮させることができない場合
がある。つまり、切り換え直後の圧縮ビットストリーム
が1GOPの最後方近傍に位置するピクチャである場合
である。この場合、切り換え発生後には、図12で示し
た従来の画像復号化装置の方が速く切り変えた画像を出
画して表示できることもある。そこで、このように映像
の切り換え発生時が変更された場合でも、常にデコード
・表示に伴う所要時間を短縮するように復号処理が可能
な実施形態例を図3及び図4に示す。
【0039】図3及図4は本発明に係る画像復号化装置
の第2実施形態例を示し、図3は装置に付加された判定
回路を含むシステム全体の構成を示すブロック図、図4
は図3の装置の動作を説明するための表示タイミングチ
ャートであり、図4(a)は従来方法を示し、図4
(b)は前記第1実施形態例による方法を示している。
尚、図3に示すシステムは、図1に示す装置と同様な構
成要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分
のみを説明する。
【0040】本実施形態例では、映像の切り換え時が変
更された場合に、従来技術と同様にそのままの状態で復
号するか、または前記第1実施形態例のように1GOP
分さかのぼって復号するか、最初に出画し且つ表示でき
る方を判定する判定回路20を設け、該判定回路20か
らの判定結果に基づいて前記第1実施形態例における画
像復号化装置11の復号処理を制御するようにしたこと
が異なる点である。
【0041】具体的には、図3に示すように、前記第1
実施形態例にて用いた画像復号化装置11には、該装置
11における復号処理を制御するのに必要な判定を行う
判定回路20が設けられている。この判定回路20は、
画像復号化装置11による復号処理動作を従来のままに
するか、または前記第1実施形態例と同様にバッファ1
5に保持した圧縮ビットストリームを用いてGOP先頭
から高速に復号処理をすべきか、早く出画して表示可能
な方を判定し、判定結果を出力する。
【0042】例えば、判定回路20は、事前に高速な復
号処理機能を有する画像復号化回路11のおよその復号
速度を認識しており、直前のIピクチャから高速にデコ
ードし続け、デコーダ内の時計にPTSが追いつくまで
の時間と、ストリーム切り換え時における1GOP内の
フレーム位置から次のIピクチャが供給されるまでの時
間とをそれぞれ算出し、これらの算出結果から所要時間
の短い方のストリームを復号するように指示信号を出力
する。
【0043】このような指示信号は、例えば画像復号装
置11内の復号処理を制御可能なバッファ15,あるい
は高速MPEGデコーダ14に供給される。供給された
バッファ15あるいは高速MPEGデコーダ14は、指
示信号に基づいて復号処理を行う。つまり、判定回路2
0からの指示信号が、例えば映像を切り変えた際に従来
技術と同様そのままの状態で復号した方が早く出画でき
るものを示す場合には、バッファ15により保持された
圧縮ビットストリームを用いずに選択されたそのままの
圧縮ビットストリームを復号するように制御する。この
場合、高速MPEGデコーダ14は、通常のデコーダの
復号速度に可変することも可能であるため、高速ではな
く通常の復号速度で復号処理を行い、画像データを出力
する。一方、指示信号が前記第1実施形態例と同様バッ
ファ15に保持した圧縮ビットストリームを用いてGO
P先頭から高速に復号した方が早く出画できるものであ
る場合には、高速MPEGデコーダ14に対してバッフ
ァ15に保持した圧縮ビットストリームを供給するとと
もに、高速に復号処理を行うように制御する。
【0044】したがって、上記構成により、映像の切り
換え時が変更された場合でも、切り換えられた映像を早
く出画・表示するように復号処理を制御することができ
ることから、常に短時間でのデコード映像の表示が可能
となる。
【0045】本実施形態例において、いま、図4に示す
ように表示する映像の切り換えが発生したとする。する
と、判定回路20は、図4(a)に示す従来方法で復号
した場合の切り換え発生時からデコード映像の表示開始
時までの所要時間と、図4(b)に示す前記第1実施形
態例と同様に復号した場合の切り換え発生時から表示開
始時間での所要時間とをそれぞれ算出し、これらの算出
結果から切り換えた映像が早く出画できる方を指示する
判定結果を画像復号化装置11に与える。
【0046】図4に示すような所定時刻に映像の切り換
えが発生した場合、切り換えられたデコード映像の表示
開始までの所要時間が短くなるのは、図4(a)に示す
従来方法で復号した方であり、したがって、判定回路2
0は上述したような従来方法で復号処理を行わせる。こ
れにより、図4(a)に示すように次のGOPのIピク
チャより復号されると同時に表示が開始されることか
ら、図4(b)に示す第1実施形態例における復号方法
よりも、早くデコード映像を表示させることが可能とな
る。
【0047】したがって、本実施形態例によれば、映像
の切り換えを任意に行ったとしても、常に切り換えたデ
コード映像の表示を早くできるように復号処理が制御さ
れるため、デコード映像の表示開始までの所要時間を短
縮させることが可能となる。
【0048】尚、本実施形態例においては、判定回路2
0は、実際に復号する前にどちらの復号方法が最初に出
画できるかを判別できれば良く、また該判定回路20の
構成及び方法については、上述したもの以外のものでも
何ら問題はない。
【0049】また、本実施形態例においては、高速MP
EGデコーダ14は復号速度が可変可能な機能を有して
いることについて説明したが、これに限定されることは
なく、例えば通常の復号速度の処理機能を有するデコー
ダを1つの設け、前記高速MPEGデコーダ14とを切
り換えて、判定回路20からの判定結果に基づく復号処
理を行わせるように構成しても良い。
【0050】次に、本発明に係る第3実施形態例につい
て図5を参照しながら詳細に説明する。図5は本発明に
係る画像復号化装置の第3実施形態例を示し、従来装置
と第1実施形態例の装置と判定回路とで構成されるシス
テム全体の構成を示すブロック図である。尚、図5に示
すシステムは、図1,図12に示す装置と同様な構成要
素には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ
を説明する。
【0051】本実施形態例では、前記第1実施形態例に
て使用した画像復号化装置11と従来技術としての画像
復号化装置1とを並列に接続してそれぞれ複数映像の圧
縮データを入力し、それらの出力画像データからどちら
の装置が早く出画できるか否かを判定する判定回路21
を用いて、双方の装置の何れかの出力データを出力させ
るように構成したことが前記実施形態例とは異なる点で
ある。
【0052】つまり、図5に示すように、複数映像の圧
縮データは、並列に設けられた前記第1実施形態例にて
使用した画像復号化装置11(図1参照)と従来技術と
しての画像復号化装置1(図12参照)とにそれぞれ供
給される。従来の画像復号化装置1は、図14にて説明
したように切り換え後に供給されるGOPのIピクチャ
より復号処理を行い、復号した画像データを判定回路2
1及び切り換えスイッチ22の入力端aに供給する。一
方、第1実施形態例にて使用した画像復号化装置11
は、図2に示すように切り換え時からさかのぼって1G
OP分の圧縮ビットストリームが保持されたバッファ1
5からの保持データより復号処理を行い、復号した画像
データを判定回路21及び切り換えスイッチ22の入力
端bに供給する。
【0053】判定回路21は、それぞれの出力画像デー
タからどちらのデコーダが早く出画をできるか否かを判
定するもので、この判定結果に基づくデコーダの出力を
出力させるように切り換えスイッチ22を制御する。し
たがって、切り換えスイッチ22は、判定回路21から
の判定結果に基づく出力画像データを出力するように入
力端a,bを切り換えて図示しない表示信号処理回路へ
と出力する。
【0054】したがって、本実施形態例によれば、映像
を切り換えた場合に、早く出画できるデコーダからの復
号画像データを選択して出力することができるため、常
に短時間でそのデコード映像の表示を開始させることが
可能となる。
【0055】尚、本実施形態例においては、判定回路2
1としての具体的な構成例は示していないが、例えば各
画像復号化装置のデコード状態を示す情報(例えばフラ
グ等)を監視することにより判定を行うように構成して
も良く、また各画像復号化装置の出力から画像データが
出力されてくるのを監視することで判定を行うように構
成しても良い。すなわち、画像データが最初に出力され
たデコーダを判別する機能を備えるように構成すれば良
い。
【0056】また、判定回路21による判定は、上記の
ように出力を用いるだけでなく、例えば各復号化装置内
部の復号処理状況や、各種フラグ、あるいはモニタ端子
等を監視することで判定を行うようにしても良い。
【0057】ところで、通常のテレビジョン放送信号を
受信する受信機器では、選局されたチャンネル以外のチ
ャンネルのテレビジョン信号についても受信されてお
り、選局の有無によってそのテレビジョン信号に基づく
映像の表示が決定される。つまり、複数映像の圧縮符号
化ストリームを受信する画像復号化装置を有する受信機
器でも同様である。そこで、選択されていない映像の圧
縮ビットストリーム毎に、従来の画像符号化装置を複数
設け、選択時に選択された映像の圧縮ビットストリーム
を復号処理するデコーダの出力を出力させるように切り
換えて制御すれば、短時間に選択されたデコード映像の
表示が可能である。このような実施形態例を図6に示
す。
【0058】図6は本発明に係る画像復号化装置の第4
実施形態例を示し、高速MPEGデコーダ14を用いず
に通常の復号処理能力を有する従来の画像復号化装置を
複数設けて構成した場合のシステムの一例を示すブロッ
ク図である。
【0059】本実施形態例では、図12に示す従来の画
像復号化装置1とほぼ同一構成の画像復号化装置1a,
1b,1c,1dを複数設けてそれぞれ並列に接続し、
これらの装置には、前記第3実施形態例と同様に複数映
像の圧縮符号化ストリームを供給するとともに、各装置
の出力画像データについては切り換えスイッチ23の各
入力端a乃至dに供給するように構成し、図示しない切
り換え制御部によって切り換えた映像に基づくデコーダ
からの出力画像データを出力させるようにしたことが前
記第3実施形態例とは異なる点である。
【0060】したがって、図6に示すように、仮に選択
されている映像の符号化ビットストリームを復号してい
る装置が画像復号化装置1aであるとすると、他の画像
復号化装置1b,1c,1dは、選択されていない映像
の符号かビットストリームの復号処理を行い、復号した
画像データをそれぞれ対応する切り換えスイッチ23の
入力端b,c,dに供給する。この場合、各復号化装置
に対する選択していない映像の割り振りは、各復号化装
置自信、あるいは図示しない制御手段によって制御する
ようにしても良い。これにより、切り換えスイッチ23
の入力端aを除く他の入力端b,c,dには、選択され
ていない映像の復号画像データが供給されることにな
る。
【0061】切り換えスイッチ23は、上述の各復号化
装置、あるいは図示しない制御手段によって、映像の切
り換えに対応する復号化装置の復号画像データを出力す
るように切り換えが制御される。つまり、選択されてい
ない映像については復号処理を施すものの、該切り換え
スイッチ23により選択されていないので表示はなされ
ず、選択された映像のみ表示がなされることになる。
【0062】このような構成により、どの映像の符号化
ビットストリームに対しても復号処理が行われているこ
とから、映像を切り換えたとしても、すぐに選択した映
像の復号画像データを出力させることができるため、選
択した映像の表示を即座に開始させることが可能とな
る。
【0063】したがって、本実施形態例によれば、高速
MPEGデコーダ14及びバッファ15等を用いずと
も、選択されている映像を復号するデコーダと、選択し
ていない映像を復号するデコーダとの複数の従来デコー
ダを用いることにより、常に短時間でのデコード映像の
表示が可能となる。
【0064】尚、本実施形態例においては、従来の画像
復号化装置を4つ設けた場合について説明したが、これ
に限定されることはなく、それ以上設けて構成するよう
にしても良い。この場合も同様に動作させることによ
り、本実施形態例と同様の効果を得ることができる。
【0065】ところで、本発明では、画像復号化装置に
よる復号処理動作を制御する制御手段を装置内、あるい
は装置外に設け、この制御手段によって、映像切り換え
時における復号処理動作を制御することも可能である。
このような実施形態例を下記に示す。
【0066】図7は本発明に係る画像復号化装置の第5
及び第6実施形態例を示すブロック図であり、図8は第
5実施形態例における制御動作を示すフロチャート、図
9は第6実施形態例における制御動作を示すフロチャー
ト、図10は第7実施形態例を示し、図5に示す装置に
付加されたCPUにおける制御動作を示すフロチャー
ト、図11は第8実施形態例を示し、図6に示す装置に
付加されたCPUにおける制御動作を示すフロチャート
である。
【0067】第5及び第6実施形態例にて使用される画
像復復号化装置31は、図1に示す画像復号化装置11
とほぼ同様に構成されているが、この装置の復号化処理
動作を制御するための制御手段としてのCPU32を備
えている。この場合、CPU32は、画像復号化装置3
1内に設けても良く、あるいは装置外部に設けるように
し構成しても良い。また、このCPU32による制御動
作を、この復号化装置31を有する機器のシステム全体
を制御するCPU(図示せず)を用いて行わせるように
構成しても良い。
【0068】上記CPU32は、例えば前記第1実施形
態例にて説明したようにバッファ15に保持された符号
化ビットストリームを高速に復号させるか、あるいは従
来技術と同様にそのままの符号化ビットストリームを通
常の復号速度で復号させるか等の復号処理方法の判定を
行うとともに、また判定された復号処理方法を実行させ
るように制御することが可能である。
【0069】例えば、CPU32は、デマルチプレクサ
13aのストリームID等を指示制御して、入力複数映
像の圧縮符号化データからデコードを選択された符号化
ビットストリームと選択されていない符号化ビットスト
リームとに分離させ、選択された符号化ビットストリー
ムについては、高速MPEGデコーダ14に供給して復
号処理を行い、復号画像データとして出力させる。ま
た、選択されていない復号化データについいては、各ス
トリームがそれぞれ1GOP分保持することができる容
量を備えたバッファ15aに書き込むように制御する。
このとき、CPU32は、バッファ15aの空き容量が
なくなると、前記第1実施形態例と同様に古いデータを
順次新しいデータに更新するように書き込みを制御す
る。
【0070】次に、表示する映像を切り換えるために、
復号化ストリームの切り換えが発生した場合のCPUに
おける具体的な制御方法について、下記に示す。
【0071】先ず、第5実施形態例における制御方法を
説明する。
【0072】図8に示すように、CPU32は、ストリ
ームの切り換えが発生したとすると、ステップS1によ
る処理でこれを認識し、処理をステップS2に移行す
る。
【0073】ステップS2による処理では、バッファ1
5aを読み出し制御してバッファ15a内の選択された
符号化ビットストリームを高速MPEGデコーダ14に
供給することによって、該符号化ビットストリームを高
速にデコードする。この場合、CPU32は過去のPT
Sを持つデータについてはデコードのみを行い、表示は
しない次のデータに進む。
【0074】デコードが進んでいる期間、CPU32
は、ステップS3による処理で、高速MPEGデコーダ
14の時計(現在時刻)とデコードしているデータのP
TSとの比較を行い、該PTSがまだ遅い場合(現在の
時間に追いついていない場合)には、処理をステップS
2に戻し、PTSがデコーダ14の時計に追いついた場
合には、次のステップS4による処理でデコードされた
画像データの表示を開始させる。このとき、バッファ1
5a内の選択された符号化ビットストリームのデータが
なくなるため、この時点からCPU32は、次のステッ
プS5による処理で、入力された圧縮ビットストリーム
をバッファ15aに書き込まずに、直接高速MPEGデ
コーダ14に供給するように制御して、通常のデコード
処理及び表示を行うように制御する。
【0075】したがって、このように復号処理を制御す
ることにより、映像の切り換えが発生した場合でも、す
ぐに切り換えた映像を表示することが可能となり、前記
第1実施形態例と同様にデコード・表示までの所要時間
を短縮させることが可能となる。
【0076】次に、第6実施形態例における制御方法に
ついて説明する。
【0077】先ず、図9に示すように、CPU32は、
ストリームの切り換えが発生したとすると、ステップS
1による処理でこれを認識し、続くステップS10によ
る処理で、予め認識しているデコーダの復号速度等の情
報及び切り換えが発生した時刻等の情報から出画時間を
算出し、処理をステップS11に移行する。
【0078】すると、ステップS11による処理では、
上記の算出結果をもとに、次のGOPのIピクチャから
デコードした方が早く出画できるか否かの判定を行い、
早くできる場合には、ステップS12による処理でその
ままの符号化ビットストリームを通常の復号速度で復号
するように高速MPEGデコーダ14を制御して復号を
行い、続くステップS13による処理でその復号画像デ
ータを出画させる。
【0079】また、上記ステップS11による判定で、
早く出画できない場合には、ステップS14による処理
で、バッファ15内に保持された符号化ビットストリム
の直前のIピクチャにさかのぼったデータより高速MP
EGデコーダ14に供給することによって、該符号化ビ
ットストリームを高速にデコードする。デコードがなさ
れている期間、ステップS15によりPTSがデコーダ
14の時計に追いついた場合には、デコードされた画像
データの表示を開始させ、その後はステップS16によ
る処理で、入力された圧縮ビットストリームをバッファ
15aに書き込まずに、直接高速MPEGデコーダ14
に供給するように制御して、通常のデコード処理及び表
示を行うように制御する。
【0080】したがって、このように復号処理を制御す
ることにより、前記実施形態例と同様の効果を得ること
が可能となる。
【0081】尚、上記第5及び第6実施形態例において
は、図7に示すCPU32によってデマルチプレクサ1
3a,バッファ15a及び高速MPEGデコーダ14等
の各種制御がなされるように説明したが、これに限定さ
れることはなく、例えば構造的に上記デマルチプレクサ
13a,バッファ15a及び高速MPEGデコーダ14
等の各種回路を前記CPU内に搭載するように構成し、
このCPUによって上記の如く復号化処理を制御するよ
うにしても良い。
【0082】次に、第7実施形態例における制御方法に
ついて説明する。
【0083】構成としては、例えば図5に示す画像復号
化装置を含むシステムに、該装置による復号処理動作を
制御するためのCPU(図示せず)が付加されたもので
ある。この場合、このCPUは図5に示す判定回路21
における処理動作等を実行するように制御するととも
に、2つのデコーダにおける復号処理を制御するように
なっている。
【0084】先ず、図10に示すように、CPUは、ス
トリームの切り換えが発生したとすると、ステップS1
による処理でこれを認識し、続くステップS20による
処理で、図5に示す画像復号化装置11のバッファ15
を読み出し制御してバッファ15内に保持された符号化
ビットストリームから切り換え発生時直前のGOPのI
ピクチャに対応するピットストリームを読み出し且つ高
速MPEGデコーダ14に供給することによって、該符
号化ビットストリームを高速にデコードし、切り換えス
イッチ22に供給する。
【0085】また同時に、CPUは次のステップS21
による処理で、もう一方の従来の画像復号化装置1(図
5参照)に対し、次のGOPのIピクチャからデコード
を開始するように制御し、復号画像データを切り換えス
イッチ22に供給する。
【0086】その後、CPUは、次のステップS22に
よる処理で図5に示す判定回路21とほぼ同様に出画判
定を行う。つまり、データに含まれるPTSを用いてど
ちらのデコーダからの出力復号画像データの方が出画を
早くできるか否かの判定を行う。この判定で、例えば前
記ステップS20による処理で得られた復号出力画像デ
ータの方(装置11からの出力)が早く出画できると判
定した場合には、ステップS23による処理で前記切り
換えスイッチ22を切り換えて、この復号出力画像デー
タを出力し、続くステップS24による処理で出画させ
る。一方、ステップS21による処理で得られた復号出
力画像データの方(装置1からの出力)が早く出画でき
ると判定した場合には、ステップS25による処理でこ
の復号出力画像データを出力させるように切り換えスイ
ッチ22を制御し、続きステップS25による処理で出
画させる。
【0087】これにより、前記第3実施形態例と同様の
効果を得ることが可能となる。
【0088】次に、第8実施形態例における制御方法に
ついて説明する。
【0089】構成としては、例えば図6に示す画像復号
化装置を含むシステムに、これらの装置による復号処理
動作を制御するとともに、その出力を選択して出力させ
るように制御することの可能なCPU(図示せず)が付
加されたものである。CPUは、例えば図12に示す従
来の画像復号化装置1とほぼ同一構成の画像復号化装置
が複数並列に接続され、これらの装置からの出力画像デ
ータが供給される切り換えスイッチ23(図6参照)を
選択制御する。これにより、切り変えられた映像の復号
出力画像を出力させることが可能となり、すぐに表示す
ることができる。
【0090】具体的には、図10に示すようにCPU
は、電源が投入されると制御動作を開始し、ステップS
30による処理で全ての画像復号化装置(図6参照)に
て複数映像の各符号化ビットストリームをそれぞれデコ
ードさせる。この場合、前記第4実施形態例と同様に、
例えば選択されている映像の符号化ビットストリームを
復号している装置がある画像復号化装置であるとする
と、その他の画像復号化装置は、選択されていない映像
の符号かビットストリームの復号処理を行い、復号した
画像データをそれぞれ対応する切り換えスイッチ23
(図6参照)の入力端に供給する。この場合、CPU
は、各復号化装置に対して選択していない映像をそれぞ
れ復号するように制御する。
【0091】その後、ストリームの切り換えが発生する
と、CPUはステップS31による処理でこれを認識
し、続くステップS32による処理で前記切り換えスイ
ッチ23(図6参照)に対し、映像の切り換えに対応す
る復号化装置の復号画像データを出力するように切り換
えを制御する。つまり、CPUは、選択されていない映
像については復号処理を施すものの表示はせず、選択さ
れた映像のみを表示するように制御する。
【0092】したがって、このように制御することによ
り、前記第4実施形態例と同様に選択した映像の表示を
即座に開始することが可能となる。
【0093】尚、本発明の画像復号化方法の第5乃至第
8実施形態例においては、該方法を実施するのに必要な
構成として、図7に示す構成、あるいは図5及び図6に
示示すシステムにCPUを付加した構成等を用いて説明
したが、これに限定されることはなく、図8乃至図11
に示すアルゴリズムが実行できるような構成であれば良
い。また、CPUの制御動作の一例である各フローチャ
ートは、主にストリームの切り換え発生時の動作例を示
したものであり、実際に復号化を行う場合には、一般的
に用いられている復号化処理動作を行う下位の各種サブ
ルーチン(図示せず)に基づき復号処理動作が行われる
ようになっている。
【0094】また、本発明に係る各実施形態例において
は、復号化処理を行うデータとして、主に映像の符号化
ストリームである場合について説明したが、これに限定
されることはなく、例えば、音声やプライベートストリ
ーム等が一緒に含まれた符号化データを復号する場合で
も実施可能である。この場合、各図面には記載されてい
ないが、映像以外のデコード回路を設けることも必要で
ある。
【0095】また、本発明に係る各実施形態例において
は、1GOP分さかのぼって保持する場合について説明
したが、これに限定されることはなく、例えば直近のI
ピクチャからさかのぼって保持するように方法でもかま
わない。
【0096】さらに、本発明に係る実施形態例において
は、復号化制御の実行に際し、符号化ビットストリーム
中に含まれる時間情報などの表示時間情報を用いた場合
について説明したが、これに限定されることはなく、こ
の符号化ビットストリーム中に含まれる他の情報、例え
ばデコード開始時間情報等を用いるようにしても良い。
【0097】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、選
択する圧縮符号化ビットストリームを切り換えた際に、
従来は次のGOPのIピクチャが供給されるまで切り換
え後の復号画像の表示が開始することができなかった
が、本発明によればすぐに復号を開始し、表示時間が一
致した時点で復号画像の表示を開始することができるた
め、表示開始までの平均的な所要時間を高速な復号化装
置を用いるほど短縮できるという効果を得る。また、短
時間に表示できる方法を選択することにより、遅くても
従来なみの所要時間で表示開始できるという効果があ
る。さらに、選択していないストリームも復号し、表示
を切り換えることにより、すぐに表示が可能となる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像復号化装置の第1実施形態例
を示すブロック図。
【図2】図1に示す装置の動作を説明するための表示タ
イミングチャート。
【図3】本発明に係る画像復号化装置の第2実施形態例
を示すブロック図。
【図4】図2に示す装置の動作を説明するための表示タ
イミングチャート。
【図5】本発明に係る画像復号化装置の第3実施形態例
を示すブロック図。
【図6】本発明に係る画像復号化装置の第4実施形態例
を示すブロック図。
【図7】本発明の第5及び第6実施形態例にて使用する
画像復号化装置を示すブロック図。
【図8】第5実施形態例の画像復号化方法を説明するた
めのフローチャート。
【図9】第6実施形態例の画像復号化方法を説明するた
めのフローチャート。
【図10】第7実施形態例の画像復号化方法を説明する
ためのフローチャート。
【図11】第8実施形態例の画像復号化方法を説明する
ためのフローチャート。
【図12】従来の画像復号化装置の一例を示すブロック
図。
【図13】図12に示す装置に含まれるMPEGデコー
ダの構成例を示すブロック図。
【図14】図12に示す従来装置の動作・問題点を説明
するための表示タイミングチャート。
【符号の説明】
11,31…画像復号化装置、12…入力端子、13…
デマルチプレクサ、14…高速MPEGデコーダ、15
…バッファ、16…出力端子、20,21…判定回路、
22,23…スイッチ手段、32…CPU。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複数の映像を含む符号化ビッ
    トストリームから任意の映像の符号化ビットストリーム
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された符号化ビットストリーム
    を高速に復号可能な復号手段と、 前記選択手段により選択されていない映像の符号化ビッ
    トストリームの少なくとも一部をさかのぼって保持する
    記憶手段と、 前記選択手段による選択,前記復号手段による復号及び
    前記記憶手段における書き込み、読み出しを制御するも
    ので、選択する映像を切り換えた場合には、前記記憶手
    段に保持された符号化ビットストリームを読み出して前
    記復号手段に供給して高速に復号させるとともに、復号
    したデータに基づく映像を表示する表示手段に出力する
    ように制御する復号制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記復号制御手段は、現在時刻と入力さ
    れた前記符号化ビットストリームに含まれる時間情報と
    を比較することで、前記記憶手段から1GOP分さかの
    ぼった符号化ビットストリームを読み出して復号を行う
    か、あるいは前記選択手段からの符号化ビットストリー
    ムをそのまま復号するかを判定し、判定結果に基づく復
    号処理を行うように制御することを特徴とする請求項1
    に記載の画像復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記入力された複数の映像を含む符号化
    ビットストリームの内、所定の符号化ストリームを選択
    して復号する他の復号手段と、この他の復号手段の出力
    と前記復号手段の出力とのどちらか一方に切り換えて出
    力可能な切り換え手段とを付加して構成されたもので、 前記復号制御手段は、これらの復号手段の出力信号また
    は復号手段の復号状態を示す情報を監視することで正規
    の時刻に最初に出画できる方の復号手段を判定し、判定
    結果に基づいて前記切り換え手段を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の画像復号化装置。
  4. 【請求項4】 入力された複数の映像を含む符号化ビッ
    トストリームから任意の映像の符号化ビットストリーム
    を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された
    符号化ビットストリームまたは選択していない符号化ビ
    ットストリームを復号して出力する復号手段とを備えて
    構成された複数の画像復号手段と、 前記複数の画像復号手段からの出力を切り換えて出力可
    能な切り換え手段と、 前記複数の画像復号手段による復号処理をそれぞれ制御
    可能なもので、ある画像復号手段には選択された符号化
    ビットストリームを復号させ、他の画像復号手段につい
    ては選択されていない符号化ビットストリームを復号さ
    せるとともに、選択する映像を切り換えた場合には、選
    択した画像復号手段の出力を出力するように前記切り換
    え手段を制御する復号制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像復号化装置。
  5. 【請求項5】 入力された複数の映像を含む符号化ビッ
    トストリームから任意の映像の符号化ビットストリーム
    を選択する選択処理と、 前記選択処理により選択された符号化ビットストリーム
    を高速に復号可能な復号処理と、 前記選択処理により選択されていない映像の符号化ビッ
    トストリームの少なくとも一部をさかのぼって保持する
    ための記憶処理と、 前記選択処理による選択,前記復号処理による復号及び
    前記記憶処理における書き込み、読み出しを制御するも
    ので、選択する映像を切り換えた場合には、前記記憶処
    理によって保持された符号化ビットストリームを読み出
    して前記復号処理を用いて高速に復号させるとともに、
    復号したデータに基づく映像を表示するための表示処理
    に出力するように制御する復号制御処理と、 を含んだことを特徴とする画像復号化方法。
  6. 【請求項6】 前記復号制御処理は、現在時刻と入力さ
    れた前記符号化ビットストリームに含まれる時間情報と
    を比較することで、前記記憶処理により得られる1GO
    P分さかのぼった符号化ビットストリームの復号を行う
    か、あるいは前記選択処理による符号化ビットストリー
    ムをそのまま復号するかを判定し、判定結果に基づく復
    号処理を行うように制御することを特徴とする請求項5
    に記載の画像復号化方法。
  7. 【請求項7】 前記入力された複数の映像を含む符号化
    ビットストリームの内、所定の符号化ストリームを選択
    して復号する他の復号処理と、この他の復号処理の出力
    と前記復号処理の出力とのどちらか一方に切り換えて出
    力可能な切り換え処理とを付加したもので、 前記復号制御処理は、これらの復号処理の出力または復
    号処理の復号状態を示す情報を監視することで正規の時
    刻に最初に出画できる方の復号処理を判定し、判定結果
    に基づいて前記切り換え処理を制御することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像復号化方法。
  8. 【請求項8】 入力された複数の映像を含む符号化ビッ
    トストリームから任意の映像の符号化ビットストリーム
    を選択する選択処理と、前記選択処理により選択された
    符号化ビットストリームまたは選択していない符号化ビ
    ットストリームを復号して出力する復号処理とを備えた
    複数の画像復号処理と、 前記複数の画像復号処理からの出力を切り換えて出力可
    能な切り換え処理と、 前記複数の画像復号処理による復号処理をそれぞれ制御
    可能なもので、ある画像復号処理には選択された符号化
    ビットストリームを復号させ、他の画像復号処理につい
    ては選択されていない符号化ビットストリームを復号さ
    せるとともに、選択する映像を切り換えた場合には、選
    択した画像復号処理の出力を出力するように前記切り換
    え処理を制御する復号制御処理と、 を含んだことを特徴とする画像復号化方法。
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