JPH11168613A - 端末選択方法 - Google Patents

端末選択方法

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JPH11168613A
JPH11168613A JP10246621A JP24662198A JPH11168613A JP H11168613 A JPH11168613 A JP H11168613A JP 10246621 A JP10246621 A JP 10246621A JP 24662198 A JP24662198 A JP 24662198A JP H11168613 A JPH11168613 A JP H11168613A
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called terminal
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JP10246621A
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Yasuo Ichinoto
康夫 市野渡
Hiroshi Endo
浩 遠藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勧告T.30の手順に準拠して端末を選択す
る方法において、全体の通信時間を短くするとともに、
特定の端末以外の端末も接続可能とする。 【解決手段】 被呼側端末であるファクシミリ装置に
は、該端末に接続されている端末の固有情報が登録され
ている。ファクシミリ装置1は、登録した端末の固有情
報を勧告T.30の手順(NSF)に挿入し、発呼側端
末に送信する。発呼側のデータモデムは、NSFを受信
して被呼側のファクシミリ装置1にデータモデム11が
接続されていることを検出すると、NSSを送出し、デ
ータモデムの通信であることを宣言する。被呼側のファ
クシミリ装置は、NSSを受信すると、回線切替え部を
介して回線にデータモデムを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
等の接続に使用される回線交換網に接続される複数の端
末装置を選択する選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆回線に電話とファクシミリ装
置が接続されている場合、ITU−T勧告T.30An
nexDに準拠する手順を利用することにより電話機能
とファクシミリ機能の両方に対応している。これについ
て説明すると、被呼側においてファクシミリ装置は、リ
ングを検出して回線を捕捉すると、予め装置に録音され
たアナウンスを送出する。アナウンス送出終了後、ファ
クシミリ装置の呼出し信号であるCNG信号が送出され
てくるかどうかをチェックし、CNG信号が検出される
と勧告T.30に準拠してファクシミリの手順に移行す
る。またフックアップを検出した場合は電話側に切り替
える。一定時間経過してもCNG信号もフックアップも
検出しない場合は、録音されたアナウンスを再度送出
後、勧告T.30に準拠してファクシミリの手順に移行
する。
【0003】また従来、ファクシミリ装置、電話等を接
続した回線交換網において、発信者の番号を受信側に通
知する発信者番号通知サービスが行われている。アナロ
グ回線交換網における発信者番号通知サービスは次のよ
うに行われている。
【0004】(1)発呼端末はフックアップ等により直
流ループを形成する。 (2)交換網は直流ループを検出すると、ダイアルトー
ンを送出する。 (3)発呼端末はダイアルトーンを検出後、被呼端末の
電話番号を送出することで発呼する。 (4)交換網は、発呼要求に応答して、被呼端末に接続
されている回線の極性を反転した後、ID受信端末起動
信号を送出する。 (5)被呼端末は、極性反転及びID受信端末起動信号
を検出すると、直流ループを形成することにより一次応
答を行う。 (6)交換網は一次応答を検出すると被呼端末に対して
発信者番号を通知する。 (7)被呼端末は、発信者番号を検出した後、直流ルー
プを解放することにより一次応答を解除する。 (8)交換網は、一次応答の解除を検出すると、着信信
号を送出する。 (9)被呼端末は着信信号を検出すると、フックアップ
等により再び直流ループを形成する。(電話の場合、着
信信号鳴動時に発信者番号をオペレータに通知して、応
答(フックアップ)の可否を判定させることも可能であ
る。) (10)交換網は、発呼端末の極性を反転する。 (11)端末間の通信を開始する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の勧
告T.30AnnexDの手順に準拠して端末を選択す
る方法においては、アナウンス送出中にはCNG信号の
検出が困難であるので、最初のアナウンスを送出した
後、一定時間経過する前にCNG信号を検出した場合
に、または一定時間経過して再度アナウンスを送出した
後に、ファクシミリの手順に切り替わるので、通常のフ
ァクシミリ通信を行う場合でも余分な時間が必要であ
り、全体の通信時間が長くなるという問題があった。ま
たこの方法においては、電話とファクシミリ装置の選択
は可能であるが、データモデム等、他の種類の端末を選
択できないという問題もあった。
【0006】また回線交換網を使用して発信者番号通知
サービスを行う方法においては、被呼端末は発信者番号
をオペレータに通知して応答の可否を判定させることが
可能であるが、複数の端末が一つの回線に接続されてい
る場合、オペレータの介在なしにどの端末が応答すべき
かを区別することができないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた第1の解決手段は、発呼側端末と被呼側端末が
回線交換網に接続され、被呼側端末に接続された複数の
端末を選択する端末選択方法において、被呼側端末に接
続された複数の端末の固有情報を被呼側端末に登録し、
登録した端末の固有情報を被呼側端末から発呼側端末に
送信する信号に挿入し、発呼側端末と被呼側端末との信
号の交換により前記複数の端末のうちのいずれかを選択
し、選択された端末を回線交換網に接続することを特徴
とする。
【0008】また第2の解決手段は、交換網に接続した
発呼側と被呼側の端末間で発呼側端末から発信者番号を
被呼側端末に送信する機能を有し、被呼側端末に接続さ
れた複数の端末を選択する端末選択方法において、被呼
側端末に接続された複数の端末の種類に対応する属性を
登録し、前記属性に対応させて発信者番号を登録し、発
信者番号を受信した際に受信した発信者番号と登録した
属性とを比較し、比較した結果に基づいて交換網に接続
されている端末を選択することを特徴とする。
【0009】また第3の解決手段は、交換網に接続した
発呼側と被呼側の端末間で発呼側端末から発信者番号を
被呼側端末に送信する機能を有し、被呼側端末に接続さ
れた複数の端末を選択する端末選択方法において、発呼
側端末から交換網を介して発呼側端末の種別情報を被呼
側端末へ送信し、被呼側端末は受信した種別情報に基づ
いて被呼側端末に接続されている端末のいずれかを選択
することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態の動作を示すシーケンス図、図2は第1の実施の形態
に使用されるファクシミリ装置を示すブロック図であ
る。先ず図2により第1の実施の形態に使用されるファ
クシミリ装置について説明する。
【0011】図2において、ファクシミリ装置1には、
回線切り替え部2、回線制御部3、CPU4、モデム
5、オペレーションインタフェース部6、RAM7、R
OM8およびファクシミリ制御部9が具備されている。
回線切り替え部2には、電話機10とデータモデム11
が接続されており、データモデム11にはパーソナルコ
ンピュータ12が接続されている。回線切り替え部2
は、CPU4の制御により、交換網から回線制御部3を
経由して接続された回線に、電話機10またはデータモ
デム11を選択して接続するものである。
【0012】回線制御部3は回線交換網とのインタフェ
ースを行うブロックで、インピーダンス整合回路、リン
グ検出回路、回線と本体を絶縁するトランス、極性反転
検出回路等から構成される。CPU4は、装置1全体を
制御するブロックで、演算回路、ダイレクトメモリアク
セス制御回路、割込制御回路等から構成される。モデム
5は、回線から入力されたアナログデータをディジタル
データに復調したり、CPU4から入力されたディジタ
ルデータをアナログに変調するブロックである。
【0013】オペレーションインタフェース部6は、オ
ペレータの操作によりデータを入力するブロックで、本
実施の形態では端末情報を登録するのに使用される。R
AM7は、データを一時的に記憶するメモリで、CPU
4からの登録データを格納する。通常、電池によりバッ
クアップされる。ROM8は、制御用のプログラムを格
納する。ファクシミリ制御部9は、通常のファクシミリ
機能を制御するブロックで、読取制御部、印刷制御部、
符号、復号制御部とから構成される。
【0014】次に第1の実施の形態の動作を説明する。
図2において、まず回線切り替え部2に接続されている
端末、ここでは電話機10とデータモデム11、につい
て、回線交換網に接続するための登録を行う。即ち、オ
ペレーションインタフェース部6から電話機10および
データモデム11であることを示す固有のデータを入力
する。入力されたデータは、CPU4の制御によりRA
M7に格納され、これにより電話機10およびデータモ
デム11が登録される。登録されるデータの具体例を図
3に示す。
【0015】次に登録されたデータモデム11を選択す
る動作を説明する。なお本実施の形態では、発呼側の端
末はデータモデムとする。図1において、発呼側端末で
あるデータモデムは、被呼側の端末であるファクシミリ
装置1と接続するための発呼を行う(a)。
【0016】ファクシミリ装置1は、着信信号を検出し
て回線を捕捉するとともに、勧告T.30で定義された
信号であるNSF(非標準機能)、CSI(被呼端末識
別)、DIS(ディジタル識別信号)を送出する
(b)。その際、RAM7を参照して登録してあるデー
タを取り出し、ファクシミリ装置1に接続されている端
末、電話機10およびデータモデム11、の情報をNS
Fの中に挿入する。図4にNSFのフレーム構成を示
す。なお図4においては、電話機とデータモデムのほか
に音声録音装置やビデオホーン等の情報が挿入されてい
ることを示している。このようにして、ファクシミリ装
置1に接続されている端末の情報を発呼側へ送信する。
【0017】発呼側のデータモデムは、NSFを受信し
て被呼側のファクシミリ装置1にデータモデム11が接
続されていることを検出すると、NSS(非標準機能設
定)、TSI(送信端末識別)を送出し、データモデム
の通信であることを宣言する(c)。
【0018】被呼側のファクシミリ装置1は、NSSを
受信して発呼側がデータモデムであることを確認する
と、回線切り替え部2を介してデータモデム11に対し
接続要求信号であるwake−up信号をアクティブに
する。また発呼側端末に対してCFR(受信準備確認)
を返送する(d)。
【0019】発呼側端末はTR(端末準備可)を送信
し、被呼側の状況を確認する(e)。被呼側のファクシ
ミリ装置1は、データモデム11から準備完了信号であ
るready信号がアクティブにならないので、準備中
であるTNR(端末準備不可)を返送する(f)。
【0020】データモデム11は準備が完了すると、被
呼側端末に対してready信号をアクティブにする
(g)。
【0021】発呼側端末は、1回目のTR送信から一定
時間経過後、再びTRを送信し、被呼側の状況を確認す
る(h)。
【0022】被呼側のファクシミリ装置1は、TRを受
信すると、接続されているデータモデム11のread
y信号がすでにアクティブであるので、準備完了である
ことを示すACK信号を返送する。またデータモデム1
1に対して起動信号であるstart信号をアクティブ
にするとともに、回線切り替え部2を制御してデータモ
デム11を回線に接続する(i)。
【0023】回線に接続されたデータモデム11は、A
NSトーンを送出する(j)。発呼側のデータモデム
は、ANSトーンを受信すると、被呼側のデータモデム
11との間でデータモデム通信に移行する(k)。
【0024】以上は発呼側端末(データモデム)が被呼
側端末に接続されたデータモデム11に接続する場合の
例であるが、発呼側端末が被呼側のファクシミリ装置1
に接続する場合には、発呼側端末がNSSで、被呼側端
末に接続されている端末をいずれも指定しないことによ
り、ファクシミリ装置1との通信が可能になる。また発
呼側端末が被呼側の電話機101に接続する場合には、
発呼側端末がNSSで電話機を指定することにより、電
話機10との通信が可能になる。
【0025】また以上説明したように本実施の形態によ
れば、発呼側端末がファクシミリ装置または電話機に接
続したい場合に、課題の項で述べた、アナウンス送出中
にはCNG信号の検出が困難であるので、最初のアナウ
ンスを送出した後、一定時間経過する前にCNG信号を
検出した場合に、または一定時間経過して再度アナウン
スを送出した後に、ファクシミリの手順に切り替わると
いう手順が不要になり、これらの端末との通信に要する
時間が短縮されることになる。また被呼側端末がファク
シミリ装置である場合、従来はファクシミリ装置および
電話機にしか接続できなかったが、本実施の形態により
他の端末、例えばパーソナルコンピュータとの接続が可
能になった。
【0026】なお上記実施の形態において、被呼側端末
から接続されている端末の情報を伝達するのにNSFを
使用したが、標準化された場合にはDISの使用も可能
である。
【0027】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図5は第2の実施の形態に使用される端末の構成を
示すブロック図である。第2の実施の形態は発信者番号
を被呼側に通知する方式を利用して端末選択を行う例で
ある。
【0028】図5において、端末としての切替装置21
には、回線切り替え部22、回線制御部23、CPU2
4、モデム25、オペレーションインタフェース部2
6、RAM27が具備されている。回線切り替え部22
には、電話機10とデータモデム11およびファクシミ
リ装置13が接続されており、データモデム11にはパ
ーソナルコンピュータ12が接続されている。回線切り
替え部22は、CPU24の制御により、交換網から回
線制御部23を経由して接続された回線に、電話機1
0、データモデム11またはファクシミリ装置13を選
択して接続するものである。
【0029】回線制御部23は回線交換網とのインタフ
ェースを行うブロックで、インピーダンス整合回路、リ
ング検出回路、回線と本体を絶縁するトランス、極性反
転検出回路等から構成される。CPU24は、切替装置
21全体を制御するブロックで、演算回路、ダイレクト
メモリアクセス制御回路、割込制御回路等から構成され
る。モデム25は、回線から入力されたアナログデータ
をディジタルデータに復調したり、CPU4から入力さ
れたディジタルデータをアナログに変調するブロックで
ある。
【0030】オペレーションインタフェース部26は、
オペレータの操作によりデータを入力するブロックで、
本実施の形態では属性情報を登録するのに使用される。
RAM27は、データを一時的に記憶するメモリで、C
PU24からの登録データを格納する。通常、電池によ
りバックアップされる。
【0031】次に第2の実施の形態の動作を説明する。
図5において、まず回線切り替え部22に接続されてい
る端末、ここでは電話機10とデータモデム11および
ファクシミリ装置13、の種別の登録と、端末の種別と
対応させた発信者番号の登録を行う。即ち、切替装置2
1に接続されている端末装置が、電話機10、データモ
デム11およびファクシミリ装置13であることを示す
情報がオペレーションインタフェース部26から入力さ
れると、CPU24は、その情報に基づいて各端末の種
別を示す属性データをRAM27に格納する。これによ
り電話機10、データモデム11およびファクシミリ装
置13の種別を示す属性コードが登録される。登録され
るデータの具体例を図6に示す。なお図6において、電
話はデフォルトに設定されている。
【0032】次に端末の種別と対応させた発信者番号を
登録する。この場合も、オペレーションインタフェース
部26から入力された情報をCPU24がRAM27に
格納することにより登録される。図7に登録される発信
者番号を示す。図7において属性のFFはデフォルトを
示す。
【0033】次に第2の実施の形態において発信者番号
通知信号を受信した場合の端末選択動作を図8のフロー
チャートおよび図9のシーケンス図を使用して説明す
る。図8は第2の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト、図9は第2の実施の形態の動作を示すシーケンス図
である。
【0034】まず発呼側端末はフックアップ等により直
流ループを形成する(a)。アナログ交換網は直流ルー
プを検出すると、ダイアルトーンを送出する(b)。発
呼側端末はダイアルトーンを検出した後、被呼側端末と
しての切替装置21の電話番号を送出することにより発
呼する(c)。アナログ交換網は、発呼要求に対応し
て、被呼側端末21に接続されている回線の極性を反転
し、ID受信端末起動信号を送出する(d)。
【0035】被呼側端末21では、CPU24が、アナ
ログ交換網が発信者番号を通知するきっかけとなる極性
反転及びID受信端末起動信号を検出すると(ステップ
1)、直流ループを形成することにより一次応答を行い
(e)(ステップ2)、タイマをセットする(ステップ
3)。アナログ交換網は、一次応答を検出すると、被呼
側端末21に対して発信者番号を通知する(f)。
【0036】被呼側端末21のCPU24は、モデム2
5を制御し、一定時間内に交換網から送信される発信者
番号を受信したかどうかチェックする(ステップ4)。
一定時間内に発信者番号を受信しなければ(ステップ
5)、エラー処理を行う(ステップ6)。一定時間内に
発信者番号を受信すると、直流ループを解放し、一次応
答を解除する(g)(ステップ7)。
【0037】CPU24は、受信した発信者番号とRA
M27に登録してあるテーブル(図7に示す)を比較し
(ステップ8)、受信した発信者番号と一致する登録番
号の属性を選択する。受信した発信者番号の属性がファ
クシミリ装置の属性である01である場合には(ステッ
プ9)、回線をファクシミリ装置13に接続する(ステ
ップ10)。受信した発信者番号の属性がデータモデム
の属性である02である場合には(ステップ11)、回
線をデータモデム11に接続する(ステップ12)。
【0038】また受信した発信者番号と一致する番号が
テーブルにない場合には、予めデフォルトとして設定さ
れた端末、本実施の形態では電話機10を選択し、回線
を電話機10に接続する(ステップ13)。なお受信し
た発信者番号と一致する番号がテーブルにない場合に
は、回線に端末を接続しないようにしてもよい。端末を
選択した後は、CPU24は、回線切り替え部22を制
御し、選択した端末に切り替える。
【0039】アナログ交換網は、一次応答の解除を検出
すると、着信信号を送出する(h)。接続された端末が
着信信号を検出すると(ステップ14、15、16)、
それぞれの端末に応じて応答する(ステップ17、1
8、19)(i)。この応答により交換網は、発呼側端
末の極性を反転し(j)、その後はそれぞれの通信モー
ドに移行する(k)。
【0040】以上説明したように第2の実施の形態によ
れば、被呼側端末で受信する発信者番号を利用して端末
を選択することが可能になる。
【0041】次に第3の実施の形態の変形例を説明す
る。第3の実施の形態は、構成は第2の実施の形態と同
様であるが、被呼側端末の受信モードとしてFAXモー
ド、通話モードのほかに通話/FAX自動切替えモード
を有している。どの受信モードにするかはオペレータに
より設定される。通話/FAX自動切替えモードという
のは、呼び出しリング信号を検出した場合、直ちに回線
を捕捉するとともにオペレータコールを鳴動する。オペ
レータコール鳴動中は相手のFAX番号(CNG)の検
出も同時に行い、CNGが検出されるとFAX信号を送
出して受信動作を開始するというものである。
【0042】また第3の実施の形態では、日常的に頻繁
に通信または通話を行う相手先に対して属性データが予
め登録されており、その属性データは、FAX専用の受
信、通話専用の受信またはFAX/通話共用の受信のい
ずれかになっている。この属性データは操作パネルを使
用してオペレータにより登録され、RAM27に記録さ
れている。
【0043】次に第3の実施の形態の動作を図10に示
すフローチャートにしたがって説明する。図10におい
て、ステップ11からステップ18までの動作を図8の
ステップ1からステップ8までの動作と同様である。ス
テップ19において、発信者番号がFAX/通話共用の
受信に設定されていれば、通話/FAX自動切替え動作
を行う(ステップ20)。
【0044】受信した発信者番号の属性がFAX専用の
受信の属性である場合には(ステップ21)、回線をフ
ァクシミリ装置13に接続する(ステップ22)。受信
した発信者番号の属性がデータモデムの属性である場合
には(ステップ23)、回線をデータモデム11に接続
する(ステップ24)。
【0045】また受信した発信者番号の属性が通話専用
の受信の属性である場合には(ステップ25)、回線を
電話機10に接続する(ステップ26)。受信した発信
者番号と一致する番号がRAM27に登録されてない場
合には、通話/FAX自動切替え動作を行う(ステップ
20)。
【0046】アナログ交換網は、一次応答の解除を検出
すると、着信信号を送出する。接続された端末が着信信
号を検出すると(ステップ27、28、29)、それぞ
れの端末に応じて応答する(ステップ30、31、3
2)。
【0047】電話に接続した場合、オペレータがフック
アップした後、通話のみでオフフックした(または全く
フックアップしない)場合は、そのまま待機状態に移行
し、オペレータがフックアップした後、手動受信を行っ
た場合は(ステップ33)、通話/FAX自動切替え動
作を行う(ステップ20)。
【0048】またファクシミリ装置13に接続した場
合、FAX受信動作に入った後、相手のFAX信号を受
信したら受信動作を継続し、受信終了で待機状態に移行
する。相手FAX信号を受信せずにタイムアウトした場
合は(ステップ34)、通話/FAX自動切替え動作を
行う(ステップ20)。
【0049】手動受信を行って通話/FAX自動切替え
動作を行った場合、および相手FAX信号を受信せずに
通話/FAX自動切替え動作を行った場合は、RAM2
7に記録されている相手の設定データを変更する。
【0050】図11は通話/FAX自動切替え動作を示
すフローチャートである。これにより通話/FAX自動
切替え動作を間単に説明する。図11において、通話/
FAX自動切替え動作に入ると、回線を捕捉し、オペレ
ータコール鳴動を開始する。また相手からのCNG信号
の検定を開始する(ステップ51)。次に通話/FAX
自動切替えタイマをセットする(ステップ52)。タイ
マがタイムアウトした場合には(ステップ53)、FA
X受信動作を開始し(ステップ58)、タイムアウトす
る前にフックアップされれば(ステップ54)、通話状
態に移行する(ステップ57)。またタイムアウトする
前にCNG信号を検出した場合には(ステップ55)、
FAX受信動作を開始する(ステップ56)。
【0051】以上のように第3の実施の形態によれば、
通話/FAX自動切替え機能を有するものにおいて、予
めFAX専用用途に設定されている相手局からの着信時
に、FAX通信がなされなかった場合には、自動的に通
話/FAX共用用途に再設定するので、また予め通話専
用用途に設定されている相手局からの着信時に、FAX
通信が行われた場合には、自動的に通話/FAX共用用
途に再設定するので、初期の設定が適切でなかった場合
や相手局が用途を変更した場合に、自機オペレータによ
る再設定が不要になる効果がある。
【0052】次に本発明の第4の実施の形態を説明す
る。第4の実施の形態は、発信者番号通知信号に発呼側
端末の種別コードを付加することにより端末の識別を行
うものである。図12は第4の実施の形態に使用される
端末の構成を示すブロック図である。図12に示す端末
装置は第2の実施の形態と同様に切替装置31であり、
その構成は第2の実施の形態のものと同様である。切替
装置31の回線切り替え部22には、電話機10、パー
ソナルコンピュータ12およびファクシミリ装置13が
接続されている。
【0053】次に第4の実施の形態の動作を説明する。
まず回線切り替え部22に接続されている端末、ここで
は電話機10とパーソナルコンピュータ12およびファ
クシミリ装置13、の種別の登録と、端末の種別の登録
を行う。即ち、切替装置31に接続されている端末装置
が、電話機10、パーソナルコンピュータ12およびフ
ァクシミリ装置13であることを示す情報がオペレーシ
ョンインタフェース部26から入力されると、CPU2
4は、その情報に基づいて各端末の種別を示す種別デー
タをRAM27に格納する。これにより電話機10、パ
ーソナルコンピュータ12およびファクシミリ装置13
の種別を示す種別コードが登録される。登録される種別
コードの具体例を図13に示す。
【0054】次に第4の実施の形態における端末の切替
動作を図14のシーケンス図を使用して説明する。図1
4は第4の実施の形態の動作を示すシーケンス図であ
る。第4の実施の形態では、発信者番号通知信号に端末
種別コードを付加する。なお図14において発呼側端末
はファクシミリ装置とする。このファクシミリ装置に
は、図13に示す端末種別コードが予め登録されてい
る。この場合ファクシミリ装置であるので、種別コード
は03が登録されている。また被呼側端末は、切替装置
31であり、この切替装置31のRAM27には、接続
されている端末10、12、13の全ての種別コードが
登録されている。
【0055】まず発呼側端末(ファクシミリ装置)はフ
ックアップ等により直流ループを形成する(a)。アナ
ログ交換網は直流ループを検出すると、ダイヤルトーン
1を返送する(b)。このダイヤルトーン1を返送する
ことにより、アナログ交換網は端末の種別コードを受信
できる状態であることを通知する。
【0056】発呼側端末はダイヤルトーン1を検出した
後、DTMF(デュアル・トーン・マルチ・フリクエン
シー)信号を送出し、予め登録されている種別コード情
報を送信する(c)。本実施の形態では発呼側端末がフ
ァクシミリ装置であるので、送信される種別コードは図
13から03である。アナログ交換網は端末種別コード
を検出すると、2番目のダイヤルトーン2を返送する
(d)。このダイヤルトーン2を返送することにより、
アナログ交換網は発呼を受信できる状態であることを発
呼側端末に通知する。発呼側端末はダイヤルトーン2を
検出後、被呼側端末としての切替装置31の電話番号を
送出することにより発呼する(e)。
【0057】アナログ交換網は、発呼要求に対応して、
被呼側端末21に接続されている回線の極性を反転し、
ID受信端末起動信号を送出する(f)。被呼側端末3
1では、CPU24が、極性反転及びID受信端末起動
信号を検出すると、直流ループを形成することにより一
次応答を行う(g)。アナログ交換網は、一次応答を検
出すると、被呼側端末31に対して発信者番号を通知す
る(h)。さらにアナログ交換網は、発呼側端末から受
信した端末種別コードを通知する(i)。ここではファ
クシミリ装置のコードが通知される。
【0058】被呼側端末31のCPU24は、モデム2
5を制御し、アナログ交換網から送信される発信者番号
および端末種別コードを検出すると、直流ループを解放
し、一次応答を解除する(j)。さらに被呼側端末31
のCPU24は、RAM27に登録してある種別コード
からファクシミリ装置13が回線に接続されていること
を確認した後、回線をファクシミリ装置13に切り替え
る(k)。
【0059】アナログ交換網は、一次応答の解除を検出
すると、着信信号を送出する(l)。被呼側端末31に
接続されたファクシミリ装置13は、着信信号を検出す
ると、直流ループを形成する(m)。アナログ交換網
は、発呼側端末の極性を反転し(n)、その後は発呼側
端末(ファクシミリ装置)と被呼側のファクシミリ装置
13との間の通信モードに移行する(o)。
【0060】上記第4の実施の形態の例では、発信者番
号を積極的に使用しなかったが、前記第2の実施の形態
と同様に、発信者番号をRAMに登録し、回線を切り替
える発呼端末を制限するようにしてもよい。また上記第
4の実施の形態の例では、発呼側端末に自らの端末種別
コードを登録しておき、発呼の際これを送信するように
したが、端末種別コードは、発呼の際に発呼側のオペレ
ータが入力するようにしてもよい。さらに被呼側端末と
してファクシミリ装置を利用してもよいことはいうまで
もない。
【0061】以上説明したように第4の実施の形態によ
れば、発信者番号通知信号に端末種別コードを付加する
ことにより、被呼側端末で端末選択が可能になる。
【0062】
【発明の効果】被呼側端末に接続された複数の端末の固
有情報を被呼側端末に登録し、登録した端末の固有情報
を勧告T.30の手順に挿入し、勧告T.30に基づい
た信号の交換により前記複数の端末のうちのいずれか1
つを選択し、選択された端末を回線交換網に接続するよ
うにしたので、従来接続できなかった端末に接続が可能
になるとともに、発呼の手順の一部を省略できるので通
信時間の短縮が可能になる。
【0063】また、交換網に接続した発呼側と被呼側の
端末間で発呼側端末から発信者番号を被呼側端末に送信
する機能を有し、被呼側端末に接続された複数の端末を
選択する端末選択方法において、被呼側端末に接続され
た複数の端末の種類に対応するデータを登録し、このデ
ータに対応する情報を発呼側端末から被呼側端末に送信
することにより、被呼側端末に接続されている端末のい
ずれかを選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の動作を示すシーケンス図で
ある。
【図2】第1の実施の形態に使用されるファクシミリ装
置を示すブロック図である。
【図3】登録データを示す説明図である。
【図4】NSFのフレーム構成を示す説明図である。
【図5】第2の実施の形態に使用される端末の構成を示
すブロック図である。
【図6】登録される属性データを示す説明図である。
【図7】登録される発信者番号を示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図9】第2の実施の形態の動作を示すシーケンス図で
ある。
【図10】第3の実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】通話/FAX自動切替え動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】第4の実施の形態に使用される端末の構成を
示すブロック図である。
【図13】登録される種別データを示す説明図である。
【図14】第4の実施の形態の動作を示すシーケンス図
である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 4 CPU 7 RAM 10 電話 11 データモデム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼側端末と被呼側端末が回線交換網に
    接続され、被呼側端末に接続された複数の端末を選択す
    る端末選択方法において、 被呼側端末に接続された複数の端末の固有情報を被呼側
    端末に登録し、 登録した端末の固有情報を被呼側端末から発呼側端末に
    送信する信号に挿入し、発呼側端末と被呼側端末との信
    号の交換により前記複数の端末のうちのいずれかを選択
    し、 選択された端末を回線交換網に接続することを特徴とす
    る端末選択方法。
  2. 【請求項2】 交換網に接続した発呼側と被呼側の端末
    間で発呼側端末から発信者番号を被呼側端末に送信する
    機能を有し、被呼側端末に接続された複数の端末を選択
    する端末選択方法において、 被呼側端末に接続された複数の端末の種類に対応する属
    性を登録し、 前記属性に対応させて発信者番号を登録し、 発信者番号を受信した際に受信した発信者番号と登録し
    た属性とを比較し、 比較した結果に基づいて交換網に接続されている端末を
    選択することを特徴とする端末選択方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の端末にはファクシミリ装置と
    電話機を含むと共に前記被呼側端末は通話とFAXを自
    動的に切替える機能を有し、 受信した発信者番号が登録されていない場合および登録
    した属性が異なった場合は通話とFAXを自動的に切替
    える機能を使用する請求項2記載の端末選択方法。
  4. 【請求項4】 交換網に接続した発呼側と被呼側の端末
    間で発呼側端末から発信者番号を被呼側端末に送信する
    機能を有し、被呼側端末に接続された複数の端末を選択
    する端末選択方法において、 発呼側端末から交換網を介して発呼側端末の種別情報を
    被呼側端末へ送信し、 被呼側端末は受信した種別情報に基づいて被呼側端末に
    接続されている端末のいずれかを選択することを特徴と
    する端末選択方法。
JP10246621A 1997-09-19 1998-09-01 端末選択方法 Withdrawn JPH11168613A (ja)

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JP25507997 1997-09-19
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