JPH1116745A - 樹脂モールド巻線 - Google Patents
樹脂モールド巻線Info
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- JPH1116745A JPH1116745A JP16780397A JP16780397A JPH1116745A JP H1116745 A JPH1116745 A JP H1116745A JP 16780397 A JP16780397 A JP 16780397A JP 16780397 A JP16780397 A JP 16780397A JP H1116745 A JPH1116745 A JP H1116745A
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Abstract
うにする。 【解決手段】アルミニウム箔よりなる巻線シート2と絶
縁シートとが重ね合わされて同軸状に巻回され、巻線シ
ート2の巻き始め部と巻き終わり部とがそれぞれ銅板よ
りなる接続導体1に常温圧接され、全体が樹脂モールド
されるとともに接続導体が外部に引き出されてなる樹脂
モールド巻線において、巻線シート2がアルミニウム箔
よりなる重ね合わせシート3とともに接続導体1に常温
圧接される。
Description
された巻線に関し、特に、巻線シートが薄くても接続導
体に常温圧接できる巻線に関する。
を示す片側断面図である。アルミニウム箔よりなる巻線
シート2(実線)とプラスチックフイルムよりなる絶縁
シート7(点線)とが軸8の周りを同軸状に幾層にも重
ねて巻回されている。巻線シート2の巻き始め部(内側
層)と巻き終わり部(外側層)とがそれぞれ銅板よりな
る接続導体1に常温圧接(後述される)されている。二
点鎖線9の枠内が樹脂でモールドされるとともに接続導
体1が外部に引き出された構造になっている。
回路に接続されたり、相間接続リードに接続される。接
続相手との接触を良好にするために、接続導体1が銅材
より構成されている。この巻線は、樹脂モールド変圧器
の低圧巻線に使用されるために通電電流が大きくなる。
したがって、接続導体1は幅の広い銅板が用いられると
ともに、接続導体1と巻線シート2との接合も大電流が
流れても良い構成になっている。
開図である。巻線シート2の巻き始め部あるいは巻き終
わり部が、接続導体1に常温圧接されている。常温圧接
部が10であり、接続導体1と巻線シート2とが複数個
所で常温圧接され、接続導体1と巻線シート2との接合
部の通電電流に耐えるようになっている。常温圧接と
は、常温において金属材料同士を高い圧力で互いに押し
当て変形させながら接合することである。接合部は材料
相互が拡散し合い、しっかりとした金属結合が形成され
ている。
図である。常温圧接装置は点線で示され、突出部5を備
えた上部ダイス4と下部ダイス6よりなる。互いに重ね
合わされた接続導体1と巻線シート2とが、上部ダイス
4と下部ダイス6とで挟持されるとともに図示されてい
ない油圧シリンダによって押圧される。接続導体1と巻
線シート2とには、約2kN/mm2 の圧力が加えられ
る。そのために、接続導体1と巻線シート2がその突出
部5によって変形し、常温圧接部10が凹んだ状態にな
る。常温圧接法がまだ確立されていないときは、接続導
体1と巻線シート2をろう付けしていたために、多大な
接合時間を要していた。これに対して、常温圧接法によ
れば、油圧シリンダによって圧接するだけなので、作業
が簡単であるばかりでなく作業時間も短くて済む。
たような従来の装置は、巻線シートが薄い場合は接続導
体との圧接ができないという問題があった。すなわち、
常温圧接の具体的例としては、厚さが0.2mmから0.
8mmまでの巻線シートを板厚が1.6mmまたは2.0mm
の接続導体に圧接している。常温圧接装置の突出部とし
ては、突出長X(図5)が1.6mmないし2.3mmのも
のが選ばれ、巻線シートと接続導体との合計厚さが所定
の厚さ(約50%)まで薄くなるように押圧されてい
る。しかし、常温圧接法は、巻線シートが0.2mmから
さらに薄くなると巻線シート側の変形の割合が少なくな
り、接続導体と良く接合されないことが分かった。した
がって、0.2mmよりさらに薄い巻線シートの場合は、
接続導体にろう付けせざるを得なかった。そのために、
前述のように接合に多大な接合時間を要していた。
続導体と圧接ができるようにすることにある。
に、この発明によれば、アルミニウム箔よりなる巻線シ
ートと絶縁シートとが重ね合わされて同軸状に巻回さ
れ、巻線シートの巻き始め部と巻き終わり部とがそれぞ
れ銅板よりなる接続導体に常温圧接され、全体が樹脂モ
ールドされるとともに接続導体が外部に引き出されてな
る樹脂モールド巻線において、巻線シートをアルミニウ
ム箔よりなる重ね合わせシートとともに接続導体に常温
圧接するとよい。それによって、巻線シートと重ね合わ
せシートと接続導体との三者が互いに良く接合されるよ
うになる。アルミニウム側の合計厚さ(巻線シートと重
ね合わせシートとの合計厚さ)を0.2mmより厚くして
おけば、巻線シート自体の厚さが例え0.2mm以下であ
ろうとも、互いに良く接合されるようになる。
重ね合わされて巻回された2枚のアルミニウム箔よりな
り、一方のアルミニウム箔を重ね合わせシートとしても
よい。それによって、0.2mm以下の複数枚の薄い巻線
シートで重ね巻きされた巻線を構成することができる。
巻線シート自体が柔かいので、巻き易くなり結果として
その巻線時間が短縮される。
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる樹脂モ
ールド巻線の常温圧接部付近の拡大断面図である。互い
に重ね合わされた接続導体1と巻線シート2と重ね合わ
せシート3とが、上部ダイス4と下部ダイス6とで挟持
されるとともに図示されていない油圧シリンダによって
押圧される。接続導体1と巻線シート2と重ね合わせシ
ート3との三者には、図5の従来の装置と同様に、約2
kN/mm2 の圧力が加えられる。これら三者が、突出部
5によって変形し互いに圧接される。
来の樹脂モールド巻線の要部展開図に対応する。図4と
異なる個所は、重ね合わせシート3(点線)が巻線シー
ト2の裏面(反接続導体1側の面)に圧接されている点
だけである。図1のアルミニウム側の合計厚さ(巻線シ
ート2と重ね合わせシート3との合計厚さ)と、従来の
方法である図5における巻線シート2との厚さとを同じ
にした場合、同一の圧力を加えれば両者の変形の程度は
同じになる。したがって、巻線シート2自体の厚さが例
え0.2mm以下であろうとも、アルミニウム側の合計厚
さを0.2mmより厚くしておけば、巻線シート2は接続
導体1に良く接合されるようになる。
を巻線シート2と同じ幅と長さにし、巻線シート2を互
いに重ね合わされて巻回された2枚のアルミニウム箔よ
り形成してもよい。それによって、0.2mm以下の複数
枚の薄い巻線シート2で重ね巻きされた巻線を構成する
ことができる。巻線シート2自体が柔かいので、巻き易
くなり結果としてその巻線時間が短縮される。
アルミニウム箔よりなる重ね合わせシートとともに接続
導体に常温圧接するようにするとよい。巻線シートが薄
い場合でも接続導体に接合可能になり、接合時間が短縮
される。また、かかる構成において、巻線シートが互い
に重ね合わされて巻回された2枚のアルミニウム箔より
なり、一方のアルミニウム箔を重ね合わせシートとして
もよい。それによって、巻き易くなりその巻線時間が短
縮される。
常温圧接部付近の拡大断面図
図
ト、10:圧接部
Claims (2)
- 【請求項1】アルミニウム箔よりなる巻線シートと絶縁
シートとが重ね合わされて同軸状に巻回され、巻線シー
トの巻き始め部と巻き終わり部とがそれぞれ銅板よりな
る接続導体に常温圧接され、全体が樹脂モールドされる
とともに接続導体が外部に引き出されてなる樹脂モール
ド巻線において、巻線シートをアルミニウム箔よりなる
重ね合わせシートとともに接続導体に常温圧接すること
を特徴とする樹脂モールド巻線。 - 【請求項2】請求項1に記載の樹脂モールド巻線におい
て、巻線シートが互いに重ね合わされて巻回された2枚
のアルミニウム箔よりなり、一方のアルミニウム箔を重
ね合わせシートとすることを特徴とする樹脂モールド巻
線。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16780397A JP4092744B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 樹脂モールド巻線 |
CN 98109704 CN1201243A (zh) | 1997-05-27 | 1998-05-27 | 树脂模线圈 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16780397A JP4092744B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 樹脂モールド巻線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116745A true JPH1116745A (ja) | 1999-01-22 |
JP4092744B2 JP4092744B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=15856406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16780397A Expired - Lifetime JP4092744B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-06-25 | 樹脂モールド巻線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4092744B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105097271A (zh) * | 2015-08-21 | 2015-11-25 | 宁波奥克斯高科技有限公司 | 半自动冷压接钳及其被用于变压器引线的装配方法 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16780397A patent/JP4092744B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105097271A (zh) * | 2015-08-21 | 2015-11-25 | 宁波奥克斯高科技有限公司 | 半自动冷压接钳及其被用于变压器引线的装配方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4092744B2 (ja) | 2008-05-28 |
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