JPH1116689A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH1116689A
JPH1116689A JP9169188A JP16918897A JPH1116689A JP H1116689 A JPH1116689 A JP H1116689A JP 9169188 A JP9169188 A JP 9169188A JP 16918897 A JP16918897 A JP 16918897A JP H1116689 A JPH1116689 A JP H1116689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
period
load
inductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9169188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3787965B2 (ja
Inventor
Yutaka Iwabori
裕 岩堀
Hiroshi Niihori
博市 新堀
Tsutomu Shiomi
務 塩見
Toshiaki Nakamura
俊朗 中村
Shinji Hizuma
晋二 日妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP16918897A priority Critical patent/JP3787965B2/ja
Publication of JPH1116689A publication Critical patent/JPH1116689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3787965B2 publication Critical patent/JP3787965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路とでスイ
ッチング素子Q1,Q2を兼用し、商用交流電源ACを
用いて低周波矩形波出力を得る電源装置において、負荷
が高圧放電灯である場合に、放電を開始するまでの極め
てインピーダンスの高い状態においても、安定した動作
を実現する。 【解決手段】無負荷時に、入力電源ACと第1のインダ
クタL1の直列回路の両端を短絡して、入力電源ACの
エネルギーを第1のインダクタL1に蓄積する期間の
後、第1のインダクタL1に蓄積したエネルギーを入力
電源ACを通じて平滑コンデンサCに放出、あるいは、
負荷と第2のインダクタL2の直列回路の両端を短絡し
て、負荷のエネルギーを第2のインダクタL2に蓄積す
る期間の後、第2のインダクタL2に蓄積したエネルギ
ーを負荷を通じて平滑コンデンサCに放出する動作を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電力変換を
行うスイッチング回路がスイッチング素子を共用する電
源装置に関するものであり、さらに詳しくはチョッパ回
路により交流電源からの入力歪みを改善するとともに負
荷回路には交流電源に同期した低周波出力を供給するイ
ンバータ回路を備える電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は従来の電源装置の回路図であ
る。この電源装置では、スイッチング素子Q1,Q2の
直列回路と、スイッチング素子Q3,Q4の直列回路
と、ダイオードD5,D6の直列回路とが、電解コンデ
ンサCの両端間に並列に接続されている。また、スイッ
チング素子Q1,Q2の接続点とスイッチング素子Q
3,Q4の接続点との間にはインダクタL2と負荷回路
Zが接続されており、ダイオードD5,D6の接続点A
とスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間には、交
流電源ACとインダクタL1とが接続されている。な
お、各スイッチング素子Q1〜Q4は逆並列のダイオー
ドD1〜D4をそれぞれ備えている。
【0003】まず、この回路の動作の一例を、以下に示
す。入力の交流電源のダイオードD1、D2の接続点側
が負極性の場合、図21(a)に示すように、スイッチ
ング素子Q2及びQ3がON、スイッチング素子Q1及
びQ4がOFFの期間(図22(a)参照)と、スイッ
チング素子Q1及びQ3がON、スイッチング素子Q2
及びQ4がOFFの期間(図22(b)参照)と、すべ
てのスイッチング素子がOFFの期間(図22(c)参
照)が順にあり、それらを周期的に繰り返すように動作
する。
【0004】また、入力の交流電源のダイオードD1、
D2の接続点側が正極性の場合、図21(b)に示すよ
うに、スイッチング素子Q1及びQ4がON、スイッチ
ング素子Q2及びQ3がOFFの期間(図23(a)参
照)と、スイッチング素子Q2及びQ4がON、スイッ
チング素子Q1及びQ3がOFFの期間(図23(b)
参照)と、すべてのスイッチング素子がOFFの期間
(図23(c)参照)が順にあり、それらを周期的に繰
り返すように動作する。以上のごとく回路が動作するこ
とにより、負荷Zには入力の商用周波電源ACと同期し
た矩形波状の電圧を印加するものである。
【0005】そして、兼用されたスイッチング素子Q
1、Q2には2つのループの電流が同時に逆向きに流れ
ることで、スイッチング素子に実質的に流れる電流を少
なくして、スイッチング素子の損失を低減し、発熱等を
抑えて、小形且つ低コストの電源装置を提供するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に高圧放電灯は、
放電を開始するまでの間は極めてインピーダンスの高い
状態(以下「無負荷状態」と称する)である。放電灯を
始動するには、その無負荷状態において、ランプ印加電
圧に高圧パルス電圧を重畳して放電を開始させる。放電
開始直後は管内の温度が低いため、管内の圧力が低く、
数オーム程度の極めて低いインピーダンスの状態(すな
わち低ランプ電圧状態)となり、その放電状態を持続す
ることで、温度の上昇とともに圧力も高くなり、電気的
なインピーダンスも上昇し、安定な点灯状態に移行す
る。このように、高圧放電灯を安定に始動し点灯させる
には、高圧パルスを印加する際に200Vから400V
程度の電圧を印加した状態を作る必要がある。また、高
圧放電灯は放電の安定化のためにコンデンサを並列に接
続し、電流の高周波成分をバイパスさせて放電灯に高周
波電流が流れないようにする必要がある。これは音響的
共鳴現象を発生させないためである。
【0007】以上のような、高圧放電灯を負荷として使
用する場合の始動時の動作等について従来例では考慮さ
れておらず、電源電圧と負荷に印加する電圧等に関して
も考慮されていない。そこで、本発明では負荷に高圧放
電灯を使用する場合における動作等を提案しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を解決するために、交流電源を入力され少なくとも
1つのスイッチング素子と、少なくとも1つの第1のイ
ンダクタとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路
と、少なくとも1つの第2のインダクタと負荷回路を含
み、前記昇圧チョッパ回路に平滑コンデンサを介して接
続された少なくとも1つの降圧チョッパ回路とを備え、
少なくとも1つの前記昇圧チョッパ回路のスイッチング
素子と前記降圧チョッパ回路のスイッチング素子を兼用
し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
備え、負荷には入力交流電圧と同期した交流電圧を印加
する電源装置において、定常時よりも負荷抵抗の高い略
無負荷時(負荷が電力をほとんど消費しない状態)に、
入力電源と第1のインダクタの直列回路の両端を短絡し
て、入力電源のエネルギーを第1のインダクタに蓄積す
る期間の後、第1のインダクタに蓄積したエネルギーを
入力電源を通じて平滑コンデンサに放出する期間を含む
周期でスイッチング動作を行うことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の回路図であ
る。この回路は、インバータ回路の部分と制御回路の部
分よりなっている。インバータ回路の部分は、スイッチ
ング素子Q1、Q2とインダクタL1及びダイオードD
5、D6による入力電流歪み改善用の昇圧チョッパ回路
と、スイッチング素子Q1〜Q4とインダクタL2によ
る負荷電流限流用の降圧チョッパ回路とを備えている。
以下、その回路構成について説明すると、平滑コンデン
サC1と並列に、スイッチング素子Q1、Q2の直列回
路、スイッチング素子Q3、Q4の直列回路、ダイオー
ドD5、D6の直列回路が接続されている。スイッチン
グ素子Q1、Q2の接続点とスイッチング素子Q3、Q
4の接続点との間には、放電灯LampとコンデンサC
2の並列回路がインダクタL2を介して接続されてい
る。ダイオードD5、D6の接続点とスイッチング素子
Q1、Q2の接続点との間には、交流電源ACとインダ
クタL1が直列回路を構成して接続されている。
【0010】極性判別回路1は、入力電源ACの極性を
検出し、その極性に応じた信号を出力する。点灯判別回
路2は、ランプが点灯しているか否かを検出し、不点灯
時には信号を出力する。タイマー回路3は点灯判別回路
2からの入力信号があったとき(不点灯時)に、入力電
源ACの電圧がゼロクロスした時点からΔtの期間、タ
イマー信号を出力し、点灯判別回路2からの入力信号が
無いとき(点灯時)には何も出力しない。図2(a)に
不点灯時の信号波形を、図2(b)に点灯時の信号波形
を示す。
【0011】発振回路Aは昇圧動作時の駆動信号の基準
となる信号(図3参照)を発生させるものであり、発振
回路Bは定常時の駆動信号の基準となる信号(図4参
照)を発生させるものである。信号切り替え回路4は電
源ACの極性にしたがって、スイッチング素子の動作極
性を切り替えるとともに、不点灯時には電源ACの極性
が変わった時点から上述のタイマー信号によりΔtの
間、昇圧動作を行う期間を挿入し、その後、定常時の駆
動信号に切り替えるように動作する。その結果、スイッ
チング素子Q1〜Q4の駆動波形としては、昇圧時は図
3のようになり、定常時の駆動波形は図4のようにな
る。また、図3、図4の(a)、(b)は電源の極性が
正極性(電源ACのスイッチング素子Q1、Q2の接続
点側が負極)のとき、及び負極性(電源ACのスイッチ
ング素子Q1、Q2の接続点側が正極)のときに、それ
ぞれ対応する。
【0012】図4に示す定常時の駆動方法は、スイッチ
ング素子Q1及びQ2に流れる電流を少なくする方法の
1つであるが、図4に示すように、T2の期間に負荷回
路(この場合、ランプとコンデンサC2の並列回路)と
インダクタL2の直列回路をスイッチング素子Q1とQ
3又はQ2とQ4によって短絡する状態が生ずる。これ
は、負荷回路とインダクタL2の直列回路にT1の期間
に、平滑コンデンサC1のエネルギーを供給するが、無
負荷状態であると、直ちに充電は終了し、平滑コンデン
サC1の電圧とほぼ同じ電圧が負荷回路のコンデンサC
2に充電された後、前述のごとく負荷回路をT2の期間
は短絡することになるので、コンデンサC2のエネルギ
ーをインダクタL2に供給し、それをT3の期間以降で
平滑コンデンサC1に還流して戻してしまうことにな
る。すなわち、コンデンサC2の電圧は平滑コンデンサ
C1の電圧に比べて低くなってしまう。また、この動作
のみにおいてもT2の期間、電源電圧を昇圧し、平滑コ
ンデンサC1の電圧を高くする作用は一応あるが、コン
デンサC2の電圧はどうしても小さくなってしまう。
【0013】そこで、本実施例では、不点灯時では、入
力電圧極性が反転して所定時間、図3に示す駆動方法に
よる昇圧動作を行うことにより、平滑コンデンサC1の
電圧を入力電圧より十分に昇圧し、コンデンサC2には
点灯するのに必要な電圧を得ようとするものである。す
なわち、この構成は入力電源電圧Vacのピーク値より
もコンデンサC1の電圧Vc1が高く、コンデンサC1
の電圧はコンデンサC2の電圧Vc2よりも高い場合に
有効である。負荷電圧は図5のようになる。
【0014】また、本実施例では電源極性の反転直後に
のみ昇圧動作を行うように構成しているが、この部分の
みならず、商用周期の間のいかなる所で行うようにして
も良いし、入力電源ACとインダクタL1の直列回路を
短絡する動作が含まれている、いかなるスイッチング方
法でも、略無負荷状態において動作する場合には本発明
を適用できる。以上のように構成することにより、電源
電圧が低くても十分な始動電圧が得られるものである。
【0015】(実施例2)図6は第2の実施例の回路図
である。インバータ回路を含む主回路の構成について
は、図1に示した第1の実施例と同様である。ただし、
本実施例では、主回路に電源の極性を検出する極性判別
回路1と、負荷であるランプが点灯しているか否かを検
出する点灯判別回路2のほかに、平滑コンデンサC1の
電圧を検出するコンデンサ電圧検出回路5が新たに付加
されている。極性切り替え回路4aは、電源ACの極性
にしたがって、駆動回路の出力を切り替え、電源ACと
同期した電圧を負荷に印加するように動作する。発振回
路6は、スイッチング素子Q1〜Q4に印加する高周波
信号(図7参照)を発生させる。この発振回路6は、極
性切り替え回路4と共に、電源の極性が正極性(電源A
Cのスイッチング素子Q1、Q2の接続点側が負極)の
ときは、図7(a)の駆動信号波形を発生させ、電源の
極性が負極性(電源ACのスイッチング素子Q1、Q2
の接続点側が正極)のときは、図7(b)の駆動信号波
形を発生させる。これらの駆動信号波形において、T1
の期間は固定されており、T2の期間がPWM変調され
るように動作する。そのPWM変調は平滑コンデンサC
1の電圧の検出値と基準電圧e1あるいはe2を比較し
て、コンデンサC1の検出値と基準電圧e1あるいはe
2が等しくなるように動作する。すなわち、T2の期間
を変化させ、入力電源ACより流入するエネルギーの量
を調節することにより、コンデンサC1の電圧を基準電
圧e1あるいはe2に応じた電圧に一致せしめるように
動作する。
【0016】また、基準電圧e1とe2は点灯判別回路
2の出力により切り替えられ、e2>e1であるとする
と、ランプの不点灯時には高い方の基準電圧e2に切り
替えられ、点灯時には低い方の基準電圧e1に切り替え
るように構成する。これは、不点灯時の平滑コンデンサ
C1の電圧は、点灯時の平滑コンデンサC1の電圧より
高くなることを意味している。なぜならば、図7のT2
の期間のような電源電圧を昇圧し平滑コンデンサC1に
蓄積する動作を行う場合、どうしても負荷とインダクタ
L2の直列回路を短絡してしまうので、平滑コンデンサ
C1に比べてコンデンサC2の電圧は低くなる傾向があ
る。そこで、平滑コンデンサC1の電圧を予め高く設定
するのである。すなわち、この構成は入力電源電圧Va
cのピーク値よりもコンデンサC1の電圧Vc1が高
く、コンデンサC1の電圧はコンデンサC2の電圧Vc
2よりも高い場合に有効である。
【0017】以上のように構成することにより、電源電
圧が低くとも、負荷として高圧放電灯を使用しそれを点
灯させる場合に、前述のごとく放電開始までの間、ラン
プに始動に十分な電圧を供給するとともに、点灯時は平
滑コンデンサC1の電圧を低く抑え、スイッチング素子
の損失を低くし、回路を小型化することが可能である。
【0018】また、本実施例では毎スイッチング周期に
昇圧の動作を挿入し、平滑コンデンサC1の電圧を切り
替えるように構成しているが、切り替えはいかなる検出
手段によって行われても良く、電源とインダクタL1の
直列回路を短絡する動作が含まれているスイッチング方
法であれば、いかなるスイッチング方法でも略無負荷状
態において動作するものには本発明を適用できる。
【0019】(実施例3)図8は第3の実施例の回路図
である。この回路においても主回路の構成は前述の各実
施例と同様である。制御回路の構成については、本実施
例では、発振回路Aと発振回路Bの2つの回路を備え、
それらは点灯判別回路2の出力により切り替えられる。
負荷として高圧放電灯を用いた際の不点灯時には、図9
に示すような駆動信号の発生を行い、点灯時には図10
に示すような駆動信号の発生を行う。図9、図10の
(a)、(b)は電源の極性が正極性(電源ACのスイ
ッチング素子Q1、Q2の接続点側が負極)のとき、及
び負極性(電源ACのスイッチング素子Q1、Q2の接
続点側が正極)のときに、それぞれ対応する。
【0020】このスイッチング動作は無負荷時におい
て、負荷回路とインダクタL2の直列回路をT2の期間
に短絡し、コンデンサC2のエネルギーをインダクタL
2に蓄積して、コンデンサC2のエネルギーを平滑コン
デンサC1に戻す動作を行うものである。これは、前述
の実施例1、2と異なり、無負荷時には電源電圧を昇圧
することなく、コンデンサC2の電圧が平滑コンデンサ
C1よりも低くなるように動作している。このように構
成することにより、電源電圧が高い場合、たとえば、海
外などの288V電源(最大値は400V程度)に対応
した装置を作成したときに不必要に負荷に高い電圧を印
加しないようにすることができる。(たとえば300V
ぐらいにできる。)これにより、負荷回路の素子の耐圧
などを低く抑えることができ、装置の小型化や、コスト
ダウンに寄与することができる。この構成においては、
スイッチング素子の駆動方法の一例を示しているが、こ
れに限定されるものではない。
【0021】(実施例4)図11は第4の実施例の回路
図である。本実施例の回路図は図8と同じである。制御
回路の構成については、本実施例では、発振回路Aと発
振回路Bの2つの回路を備え、それらは点灯判別回路2
の出力により切り替えられる。負荷として高圧放電灯を
用いた際の不点灯時には、図12に示すような駆動信号
の発生を行い、点灯時には図13に示すような駆動信号
の発生を行う。図12、図13の(a)、(b)は電源
の極性が正極性(電源ACのスイッチング素子Q1、Q
2の接続点側が負極)のとき、及び負極性(電源ACの
スイッチング素子Q1、Q2の接続点側が正極)のとき
に、それぞれ対応する。
【0022】このスイッチング素子の動作は、無負荷時
において、負荷回路とインダクタL2の直列回路に平滑
コンデンサC1のエネルギーを供給する動作のみを行う
もので、電源電圧に対して平滑コンデンサC1の電圧を
昇圧することはなく、電源のピーク電圧をそのまま、平
滑コンデンサC1に充電し、負荷に印加するものであ
る。これは、前述の実施例1、2、3と異なり、無負荷
時には電源電圧を昇圧することなく、また、平滑コンデ
ンサC1に対して降圧動作をすることもなく、電源電圧
の最大値が負荷に印加されるように動作するものであ
る。このように構成することにより、電源電圧の最大値
が無負荷時の印加電圧と略等しい場合、例えば、200
V電源(最大値は280V程度)に対応した装置を作成
したときに、不必要に負荷に高い電圧を印加しないよう
にすることができる。よって、始動時の動作を簡単にす
ることができ、回路の低コスト化に寄与することができ
る。この構成においては、点灯時のスイッチング素子の
駆動法の一例とともに、不点灯時には切り替えることを
示しているが、点灯時の動作を規定しているのではな
く、無負荷時に平滑コンデンサC1の電圧を負荷回路と
コンデンサC2の直列回路に印加する動作のみであるこ
とを示しており、これに限定されるものではない。
【0023】(実施例5)図14は第5の実施例の回路
図である。主回路の構成などは前述のものに準ずるので
省略する。点灯判別回路2は、ランプが点灯しているか
否かを検出し、不点灯時には信号を出力する。タイマー
回路3’は点灯判別回路2からの入力信号があったとき
(不点灯時)に、極性判別回路1の出力を一定時間Δ
t’遅らせて出力する。点灯判別回路2からの入力信号
が無いとき(点灯時)には、タイマー回路3は極性判別
回路1の出力をそのまま出力する。図15(a)に不点
灯時の信号波形を、図15(b)に点灯時の信号波形を
示す。
【0024】発振回路A、Bではそれぞれ、不点灯時と
点灯時に対応した図17、図18に示す駆動波形が出力
されるように動作する。図17に示す波形は実施例4に
示すもので、平滑コンデンサC1の電圧と略等しい電圧
が出力される動作で、タイマー回路7の作用により通常
と逆極性の場合、たとえば電源が正極性のときに、
(b)の動作をした場合には負荷には通常と同じである
が、電源に対しては昇圧動作を行うものになる。すなわ
ち、平滑コンデンサC1の電圧に略等しい電圧をコンデ
ンサC2に印加しつつ、電源電圧を昇圧して平滑コンデ
ンサC1の電圧を高くすることが可能となるのである。
但し、副作用として、スイッチング素子に入力側の電流
と負荷側の電流が同じ向きに重なって流れて損失が増え
ることが考えられるが、これは、不点灯時の無負荷状態
の動作であるため、負荷側の電流はほとんど流れない。
したがって特に問題にはならない。
【0025】以上のように構成することにより、電源よ
りも無負荷時の印加電圧が高い場合においてもランプの
始動に必要な電圧を供給することができる。なお、この
構成においては、図16に示すように、電源の周期と同
じ周期で位相が遅れた形で負荷に電圧が供給されている
が、これは位相が進んだ形でも良く、限定されるもので
はない。
【0026】(実施例6)図19は本発明の第6の実施
例の出力波形を示している。この実施例は、第5の実施
例を別の形にしたもので、負荷への出力電圧を入力電圧
の周期よりも長くなるようにしたものである。この実施
例においては、負荷に平滑コンデンサC1のエネルギー
を供給する期間と、負荷に平滑コンデンサC1のエネル
ギーを供給しつつ、平滑コンデンサC1の電圧を昇圧す
る周期とが存在する。このように、無負荷状態において
のみ、動作の電源に対する極性をずらすことで電源電圧
が低くとも、不点灯状態のランプに適切な電圧を印加す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成することにより、定常
負荷時はスイッチング素子に逆向きに2つの電流ループ
の電流が流れて、損失を小さくしつつ、負荷が電力をほ
とんど消費しない略無負荷時には電源電圧に応じた動作
をさせることで、必要な電圧を負荷に印加することがで
きる。したがって、負荷に高圧放電灯を使用した場合
に、定常点灯時にも不点灯時にも良好な動作を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の各部の動作を示す波形図
である。
【図3】本発明の第1実施例の無負荷時のスイッチング
動作を示す波形図である。
【図4】本発明の第1実施例の点灯時のスイッチング動
作を示す波形図である。
【図5】本発明の第1実施例の入出力電圧を示す波形図
である。
【図6】本発明の第2実施例の回路図である。
【図7】本発明の第2実施例のスイッチング動作を示す
波形図である。
【図8】本発明の第3実施例の回路図である。
【図9】本発明の第3実施例の無負荷時のスイッチング
動作を示す波形図である。
【図10】本発明の第3実施例の点灯時のスイッチング
動作を示す波形図である。
【図11】本発明の第4実施例の回路図である。
【図12】本発明の第4実施例の無負荷時のスイッチン
グ動作を示す波形図である。
【図13】本発明の第4実施例の点灯時のスイッチング
動作を示す波形図である。
【図14】本発明の第5実施例の回路図である。
【図15】本発明の第5実施例の各部の動作を示す波形
図である。
【図16】本発明の第5実施例の入出力電圧を示す波形
図である。
【図17】本発明の第5実施例の無負荷時のスイッチン
グ動作を示す波形図である。
【図18】本発明の第5実施例の点灯時のスイッチング
動作を示す波形図である。
【図19】本発明の第6実施例の入出力電圧を示す波形
図である。
【図20】従来例の回路図である。
【図21】従来例のスイッチング動作を示す波形図であ
る。
【図22】従来例の一方の電源極性時のスイッチング動
作を示す回路図である。
【図23】従来例の他方の電源極性時のスイッチング動
作を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q4 スイッチング素子 D5、D6 ダイオード C1 コンデンサ L1 第1のインダクタ L2 第2のインダクタ AC 交流電源 Lamp 放電灯負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 日妻 晋二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と、少なくとも1つの第1のインダク
    タとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つの第2のインダクタと負荷回路を含み、
    前記昇圧チョッパ回路に平滑コンデンサを介して接続さ
    れた少なくとも1つの降圧チョッパ回路とを備え、 少なくとも1つの前記昇圧チョッパ回路のスイッチング
    素子と前記降圧チョッパ回路のスイッチング素子を兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷には入力交流電圧と同期した交流電圧を印加
    する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、入力電源と
    第1のインダクタの直列回路の両端を短絡して、入力電
    源のエネルギーを第1のインダクタに蓄積する期間の
    後、第1のインダクタに蓄積したエネルギーを入力電源
    を通じて平滑コンデンサに放出する期間を含む周期でス
    イッチング動作を行うことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と、少なくとも1つの第1のインダク
    タとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つの第2のインダクタと負荷回路を含み、
    前記昇圧チョッパ回路に平滑コンデンサを介して接続さ
    れた少なくとも1つの降圧チョッパ回路とを備え、 少なくとも1つの前記昇圧チョッパ回路のスイッチング
    素子と前記降圧チョッパ回路のスイッチング素子を兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷には入力交流電圧と同期した交流電圧を印加
    する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、負荷と第2
    のインダクタの直列回路の両端を短絡して、負荷のエネ
    ルギーを第2のインダクタに蓄積する期間の後、第2の
    インダクタに蓄積したエネルギーを負荷を通じて平滑コ
    ンデンサに放出する期間を含む周期でスイッチング動作
    を行うことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と、少なくとも1つの第1のインダク
    タとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つの第2のインダクタと負荷回路を含み、
    前記昇圧チョッパ回路に平滑コンデンサを介して接続さ
    れた少なくとも1つの降圧チョッパ回路とを備え、 少なくとも1つの前記昇圧チョッパ回路のスイッチング
    素子と前記降圧チョッパ回路のスイッチング素子を兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷には入力交流電圧と同期した交流電圧を印加
    する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、負荷と第2
    のインダクタの直列回路の両端を平滑コンデンサに接続
    して、平滑コンデンサのエネルギーをその直列回路に供
    給する電流ループを形成する期間の後、その直列回路に
    エネルギーを供給しないように前記電流ループを開放
    し、第2のインダクタのエネルギーを放出することが可
    能な期間があり、その二つの期間のみが周期的に形成さ
    れるようにスイッチング動作を行うことを特徴とする電
    源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と、少なくとも1つの第1のインダク
    タとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つの第2のインダクタと負荷回路を含み、
    前記昇圧チョッパ回路に平滑コンデンサを介して接続さ
    れた少なくとも1つの降圧チョッパ回路とを備え、 少なくとも1つの前記昇圧チョッパ回路のスイッチング
    素子と前記降圧チョッパ回路のスイッチング素子を兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷には入力交流電圧と同期した交流電圧を印加
    する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、少なくとも
    兼用されたスイッチング素子がONすることにより入力
    電源と第1のインダクタの直列回路を短絡し、入力電源
    のエネルギーを第1のインダクタに蓄積する第1の電流
    ループと、負荷回路と第2のインダクタの直列回路を平
    滑コンデンサに接続し、平滑コンデンサのエネルギーを
    負荷に供給しつつ、第2のインダクタに蓄積する第2の
    電流ループとを同時に形成する期間と、 兼用されたスイッチング素子がOFFし、第1及び第2
    のインダクタに蓄積されていたエネルギーを平滑コンデ
    ンサに放出することが可能である期間のみが交互にスイ
    ッチング周期に含まれることを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
    要素をそれぞれ並列に備える第5及び第6のスイッチン
    グ素子を順方向が一致するように直列に接続した回路と
    を同じ極性でコンデンサと並列に接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第5及び第6のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、交流電源と第1のイン
    ダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子
    の接続点との間に、負荷回路と第2のインダクタの直列
    回路を接続した回路構成を備え、 前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    が、前記昇圧チョッパ回路と前記降圧チョッパ回路で兼
    用されており、 定常負荷時においては、昇圧動作時の電流と降圧動作時
    の電流が兼用されている第1及び第2のスイッチング素
    子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ず
    るように動作させる制御回路を備え、負荷には入力交流
    電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、入力電源と
    第1のインダクタの直列回路の両端を短絡して、入力電
    源のエネルギーを第1のインダクタに蓄積する期間の
    後、第1のインダクタに蓄積したエネルギーを入力電源
    を通じて平滑コンデンサに放出する期間を含む周期でス
    イッチング動作を行うことを特徴とする請求項1記載の
    電源装貴。
  6. 【請求項6】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
    要素をそれぞれ並列に備える第5及び第6のスイッチン
    グ素子を順方向が一致するように直列に接続した回路と
    を同じ極性でコンデンサと並列に接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第5及び第6のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、交流電源と第1のイン
    ダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子
    の接続点との間に、負荷回路と第2のインダクタの直列
    回路を接続した回路構成を備え、 前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    が、前記昇圧チョッパ回路と前記降圧チョッパ回路で兼
    用されており、 定常負荷時においては、昇圧動作時の電流と降圧動作時
    の電流が兼用されている第1及び第2のスイッチング素
    子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ず
    るように動作させる制御回路を備え、負荷には入力交流
    電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、負荷と第2
    のインダクタの直列回路の両端を短絡して、負荷のエネ
    ルギーを第2のインダクタに蓄積する期間の後、第2の
    インダクタに蓄積したエネルギーを負荷を通じて平滑コ
    ンデンサに放出する期間を含む周期でスイッチング動作
    を行うことを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
    要素をそれぞれ並列に備える第5及び第6のスイッチン
    グ素子を順方向が一致するように直列に接続した回路と
    を同じ極性でコンデンサと並列に接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第5及び第6のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、交流電源と第1のイン
    ダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子
    の接続点との間に、負荷回路と第2のインダクタの直列
    回路を接続した回路構成を備え、 前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    が、前記昇圧チョッパ回路と前記降圧チョッパ回路で兼
    用されており、 定常負荷時においては、昇圧動作時の電流と降圧動作時
    の電流が兼用されている第1及び第2のスイッチング素
    子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ず
    るように動作させる制御回路を備え、負荷には入力交流
    電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、負荷と第2
    のインダクタの直列回路の両端を平滑コンデンサに接続
    して、平滑コンデンサのエネルギーをその直列回路に供
    給する電流ループを形成する期間の後、その直列回路に
    エネルギーを供給しないように前記電流ループを開放
    し、第2のインダクタのエネルギーを放出することが可
    能な期間があり、その二つの期間のみが周期的に形成さ
    れるようにスイッチング動作を行うことを特徴とする請
    求項3記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
    要素をそれぞれ並列に備える第5及び第6のスイッチン
    グ素子を順方向が一致するように直列に接続した回路と
    を同じ極性でコンデンサと並列に接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第5及び第6のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、交流電源と第1のイン
    ダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子
    の接続点との間に、負荷回路と第2のインダクタの直列
    回路を接続した回路構成を備え、 前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    が、前記昇圧チョッパ回路と前記降圧チョッパ回路で兼
    用されており、 定常負荷時においては、昇圧動作時の電流と降圧動作時
    の電流が兼用されている第1及び第2のスイッチング素
    子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ず
    るように動作させる制御回路を備え、負荷には入力交流
    電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置において、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、少なくとも
    兼用された第1のスイッチング素子あるいは第2のスイ
    ッチング素子がONすることにより入力電源と第1のイ
    ンダクタの直列回路を短絡し、入力電源のエネルギーを
    第1のインダクタに蓄積する第1の電流ループと、負荷
    回路と第2のインダクタの直列回路を平滑コンデンサに
    接続し、平滑コンデンサのエネルギーを負荷に供給しつ
    つ、第2のインダクタに蓄積する第2の電流ループとを
    同時に形成する期間と、 兼用されたスイッチング素子がOFFし、第1及び第2
    のインダクタに蓄積されていたエネルギーを平滑コンデ
    ンサに放出することが可能である期間のみが交互にスイ
    ッチング周期に含まれることを特徴とする請求項4記載
    の電源装置。
  9. 【請求項9】 請求項5の電源回路構成を備え、定常
    負荷時には、制御回路の作用により、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONし、第1
    及び第4のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第1及び第3のスイッチング素子をONし、第2及び第
    4のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONし、第2
    及び第3のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第2及び第4のスイッチング素子をONし、第1及び第
    3のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、第1及び
    第2のスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れる
    期間を少なくとも生ずるように動作を行い、負荷には入
    力交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置にお
    いて、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、少なくとも兼用された第1のスイッチング素子を
    ONすることにより入力電源と第1のインダクタの直列
    回路を短絡し、入力電源のエネルギーを第1のインダク
    タに蓄積する第1の電流ループを形成する期間を、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、少なくとも兼用された第2のスイッチング素子を
    ONすることにより入力電源と第1のインダクタの直列
    回路を短絡し、入力電源のエネルギーを第1のインダク
    タに蓄積する第1の電流ループを形成する期間を少なく
    とも含む周期性のスイッチング動作を行うことを特徴と
    する請求項5記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 請求項6の電源回路構成を備え、定
    常負荷時には、制御回路の作用により、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONし、第1
    及び第4のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第1及び第3のスイッチング素子をONし、第2及び第
    4のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONし、第2
    及び第3のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第2及び第4のスイッチング素子をONし、第1及び第
    3のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、第1及び
    第2のスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れる
    期間を少なくとも生ずるように動作を行い、負荷には入
    力交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置にお
    いて、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、少なくとも第4のスイッチング素子をONするこ
    とにより負荷と第2のインダクタの直列回路を短絡し、
    負荷のエネルギーを第2のインダクタに蓄積する第1の
    電流ループを形成する期間の後、第2のインダクタに蓄
    積されたエネルギーを平滑コンデンサに放出する第2の
    電流ループを形成する期間が少なくとも含まれるスイッ
    チング動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、少なくとも第3のスイッチング素子をONするこ
    とにより負荷と第2のインダクタの直列回路を短絡し、
    負荷のエネルギーを第2のインダクタに蓄積する第1の
    電流ループを形成する期間の後、第2のインダクタに蓄
    積されたエネルギーを平滑コンデンサに放出する第2の
    電流ループを形成する期間が少なくとも含まれるスイッ
    チング動作を行うように、周期性のスイッチング動作を
    行うことを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 請求項7の電源回路構成を備え、定
    常負荷時には、制御回路の作用により、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONし、第1
    及び第4のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第1及び第3のスイッチング素子をONし、第2及び第
    4のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONし、第2
    及び第3のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第2及び第4のスイッチング素子をONし、第1及び第
    3のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、第1及び
    第2のスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れる
    期間を少なくとも生ずるように動作を行い、負荷には入
    力交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置にお
    いて、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONすること
    により負荷と第2のインダクタの直列回路に平滑コンデ
    ンサのエネルギーを供給できる電流ループを形成する期
    間の後、すべてのスイッチング素子がOFFする期間に
    より構成される周期的なスイッチング動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONすること
    により負荷と第2のインダクタの直列回路に平滑コンデ
    ンサのエネルギーを供給できる電流ループを形成する期
    間の後、すべてのスイッチング素子がOFFする期間に
    より構成される周期的なスイッチング動作を行うことを
    特徴とする請求項7記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 請求項8の電源回路構成を備え、定
    常負荷時には、制御回路の作用により、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONし、第1
    及び第4のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第1及び第3のスイッチング素子をONし、第2及び第
    4のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONし、第2
    及び第3のスイッチング素子をOFFさせる期間の後、
    第2及び第4のスイッチング素子をONし、第1及び第
    3のスイッチング素子をOFFさせる期間を設け、その
    後、すべてのスイッチング素子をOFFさせる期間を少
    なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、第1及び
    第2のスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れる
    期間を少なくとも生ずるように動作を行い、負荷には入
    力交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置にお
    いて、 定常時よりも負荷抵抗の高い略無負荷時に、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が正のと
    きは、第1及び第4のスイッチング素子をONすること
    により入力電源のエネルギーを第1のインダクタに蓄積
    する電流ループと、負荷と第2のインダクタの直列回路
    に平滑コンデンサのエネルギーを供給できる電流ループ
    の2つを同時に形成する期間の後、すべてのスイッチン
    グ素子がOFFする期間により構成される周期的なスイ
    ッチング動作を行い、 入力交流電源の前記整流素子の接続点側の極性が負のと
    きは、第2及び第3のスイッチング素子をONすること
    により入力電源のエネルギーを第1のインダクタに蓄積
    する電流ループと、負荷と第2のインダクタの直列回路
    に平滑コンデンサのエネルギーを供給できる電流ループ
    の2つを同時に形成する期間の後、すべてのスイッチン
    グ素子がOFFする期間により構成される周期的なスイ
    ッチング動作を少なくとも行うことを特徴とする請求項
    8記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 負荷として高圧放電灯を使用するこ
    とを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の電
    源装置。
JP16918897A 1997-06-25 1997-06-25 電源装置 Expired - Fee Related JP3787965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16918897A JP3787965B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16918897A JP3787965B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1116689A true JPH1116689A (ja) 1999-01-22
JP3787965B2 JP3787965B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=15881870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16918897A Expired - Fee Related JP3787965B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3787965B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217885A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
KR100613861B1 (ko) 2005-01-22 2006-08-17 학교법인 유한학원 주파수편이 변조를 이용한 공진형 송신기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217885A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
KR100613861B1 (ko) 2005-01-22 2006-08-17 학교법인 유한학원 주파수편이 변조를 이용한 공진형 송신기

Also Published As

Publication number Publication date
JP3787965B2 (ja) 2006-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000083374A (ja) スイッチングレギュレ―タ
KR20150038104A (ko) 컨버터 및 쌍방향 컨버터
JPH09308244A (ja) スイッチング電源のスナバ回路
JP2004303689A (ja) 高圧放電灯点灯装置
US7145293B2 (en) Electronic ballast having resonance excitation for generating a transfer voltage
JP3787965B2 (ja) 電源装置
JP3769993B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4103397B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4144526B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ
JP4649728B2 (ja) 電源装置及び放電灯点灯装置
JP3763282B2 (ja) 誘導加熱装置の制御方法、回路方式
JPH1066351A (ja) 電源装置
JP3614011B2 (ja) インバータ装置
JP2003348834A (ja) 単相昇降圧コンバータ
JPH11164552A (ja) 電源装置
JP3729050B2 (ja) インバータ装置
JP3224427B2 (ja) 静止形交流電源装置
Chen et al. Design and development of digital control multi-lamp back-light modules for TFT-LCD TV
JP3823452B2 (ja) 電源装置
JP2000100585A (ja) 放電灯点灯装置
JP3331713B2 (ja) 電源装置
JP2004303688A (ja) 放電灯点灯装置
JP4415419B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH11285269A (ja) 電源装置
JPH06310287A (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees