JPH11166650A - 給水栓付空気弁 - Google Patents

給水栓付空気弁

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JPH11166650A
JPH11166650A JP9333385A JP33338597A JPH11166650A JP H11166650 A JPH11166650 A JP H11166650A JP 9333385 A JP9333385 A JP 9333385A JP 33338597 A JP33338597 A JP 33338597A JP H11166650 A JPH11166650 A JP H11166650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
valve
water
air valve
air hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP9333385A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimada
浩 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給水栓付空気弁において、給水栓からの取水に
よって空気弁からの空気混入を確実に防止し、給水が安
全に継続して行なわれることを課題とする。 【解決手段】給水栓と空気弁とを並列にかつ一体に設け
てなる給水栓付空気弁1において、空気弁の大径空気孔
4に密閉蓋16を開閉可能に設けてなり、大径空気孔4
を覆う蓋体16が前記大径空気孔4の開口面に対して遠
近移動可能に支持され、該蓋体16内面に前記大径空気
孔4に隙間なく嵌合する密閉用突起18が設けられ、か
つ前記蓋体16を常時は開状態に支持する支持具19を
弁本体に一体に設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給水栓付空気弁
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管の立ち上げ部に、給水栓と
空気弁を並列に接続することによって通常では管内の空
気抜きに使用し、火災など災害時には給水栓として機能
する給水栓付空気弁が知られている。
【0003】この従来の給水栓付空気弁の一例を図3に
示す。図3において、給水栓付空気弁1は産業用などの
配管2に配設されており、その弁箱3は、上端部に大径
空気孔4が貫設され、下部が連通孔5を通じて配管2内
に連通している。
【0004】弁箱3の内部には、大径空気孔4と同心状
に案内筒体6が配設され、この案内筒体6の上部に流通
孔7が開設されている。そして案内筒体6内部には、小
空気孔8を有する遊動弁体9とフロート10とが昇降自
在に配設され、上昇するフロート10が小空気孔8を閉
鎖し次いで遊動弁体9を押し上げて大径空気孔4を開閉
するようになっている。
【0005】また弁箱3の側面には給水栓11が分岐し
て設けられ、開口端が給水ホース(図示せず)と接続可
能な継手部12とされ、開閉弁13が設けられている。
なお、図中14は開閉弁13の操作ハンドルを示し、使
用時以外は閉とされている。図中15は大径空気孔4の
カバーを示し、異物の混入などを防止するよう大径空気
孔4の開口を覆っている。
【0006】上記構成において、管路全体へ注水を行う
場合など、多量の排気が必要となるときは、図示したよ
うに遊動弁体9とフロート10はともに案内筒体6内の
下部に位置し、配管2からの排気が、連通孔5より弁箱
3の内部に流入し、次いで流通孔7より案内筒体6の内
部に流入し、大径空気孔4を通じて弁箱3の外部に放出
される。
【0007】また、管路全体の排水を行う場合など、多
量の吸気が行われるときは、上記と同様に遊動弁体9と
フロート10とはともに案内筒体6内の下部に位置し、
弁箱3の外部から外気が大径空気孔4、流通孔7、連通
孔5を経て配管2内に取り込まれる。
【0008】一方、管路全体が満水近くになると、空気
弁1の弁箱3内にも水が進入し、弁箱3内の水位の上昇
によりフロート10が上昇し、まず小空気孔8が閉じら
れ次いでフロート10は遊動弁体9を上昇させ、大径空
気孔4を閉じる。
【0009】すなわち、弁箱3内に水が充満すると上昇
した遊動弁体9で大径空気孔4が閉じられるとともに、
遊動弁体9を押し上げるフロート10は小空気孔8を閉
じるので完全に止水される。
【0010】一度、遊動弁体9により大空気孔4が閉じ
られて内圧がかかった状態となったら、遊動弁体9はフ
ロート10に押し上げられるので下降できず、大径空気
孔4は開かれない。
【0011】この状態の後、弁箱3内に徐々に内部空気
がたまって水位が下がると、これに伴ってフロート10
が下降して小空気孔8が開かれ、この小空気孔8を通じ
て空気が弁箱3外へ放出される。
【0012】空気が放出された後は弁箱3内の水位が上
がるので、これに伴ってフロート10が上昇し、再び小
空気孔8が閉じられる。このようにして管路内の吸排気
が自動的に行なわれ、通常時は弁箱3内が満水あるいは
これに近い状態に維持される。
【0013】従って火災等災害時に取水が必要となった
場合でも、開閉弁13を開けば給水栓11から取水可能
となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給水栓
11からの取水が長時間続いたり、あるいは強制的にポ
ンプで吸引取水したりして、弁箱3内の圧力が低下しあ
るいは負圧になると、遊動弁体9の密閉力が低下し、大
径空気孔4から空気弁内部に空気が混入し、給水栓13
へと流入すると十分な給水が出来無くなりやがては停止
してしまう問題があった。
【0015】この発明は上記問題点を解消することを目
的としてなされたものであり、給水栓からの取水によっ
て空気弁からの空気混入を確実に防止し、もって給水が
安全に継続して行なわれる給水栓付空気弁を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の給水栓付空気
弁は、給水栓と空気弁とを並列にかつ一体に設けてなる
給水栓付空気弁において、空気弁の大径空気孔に密閉蓋
を開閉可能に設けたことを特徴とするものである。
【0017】即ち、給水栓からの取水を行なう場合、大
径空気孔を強制的に閉じ、弁箱内が負圧になっても空気
弁からの空気混入を防ぐのである。請求項2の給水栓付
空気弁は、大径空気孔を覆う蓋体が前記大径空気孔の開
口面に対して遠近移動可能に支持され、該蓋体内面に前
記大径空気孔に隙間なく嵌合する密閉用突起が設けら
れ、かつ前記蓋体を常時は開状態に支持する支持具を弁
本体に一体に設けたことを特徴とするものである。
【0018】この構成により、大径空気孔を塞ぐ蓋体お
よび蓋体を開状態に支持しておく支持具が給水栓付空気
弁に一体的に設けられるので全体のコンパクト化が図れ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1は給水栓付空気弁の一実施の形態を示す断
面図、図2は給水取水時の状態を示す断面図である。
【0020】この発明の給水栓付空気弁1は給水栓13
と空気弁とを並列にかつ一体に設けてなる給水栓付空気
弁1において、空気弁の大径空気孔4に密閉蓋16を開
閉可能に設けて構成されている。
【0021】上記密閉蓋16は、大径空気孔4を気密に
密閉できるものであれば特に構造上の限定はないが、図
示のように従来のカバー15(図3)を利用した構造と
することもできる。
【0022】即ち、密閉蓋16は、大径空気孔4周囲に
立設されたガイド17…17に垂直上下方向に摺動移動
可能に支持され、密閉蓋16内面に大径空気孔4に隙間
なく嵌合する密閉用突起18が設けられてなり、この蓋
体16は、常時は開状態に支持する支持具19が給水栓
13の側面を利用して固定されている。
【0023】図中20は蓋体16を開状態に支持してお
く吊り具を示す。なお、図中21は空気弁内を清掃点検
する場合に連通孔5を閉鎖するための遮断用ボール弁を
示し、図中22はその操作ハンドルである。そして遮断
時は図1に二点鎖線で示すように回転させて連通孔5を
遮断する。
【0024】上記において、給水栓付空気弁1を通常状
態で使用する場合は、蓋体16を開状態、即ち吊り具2
0で蓋体16を吊り上げておく。このとき、図1に示し
たように密閉用突起18は大径空気孔4から離れ、隙間
Sから空気が流通し空気弁としての機能が維持される。
また、蓋体16はガイド17で案内されているので大径
空気孔4上に固定され、異物の混入などを防ぐ。
【0025】次に、給水栓11からの取水が必要となっ
た場合、給水栓11の開閉弁13を開にすると共に吊り
具20を支持具19から外し蓋体16をガイド17…1
7に沿って落とす。
【0026】これによって図2に示すように大径空気孔
4に密閉用突起18が密に嵌合し空気弁内は外気から遮
断される。従って給水栓11からポンプによる強制取水
を行なっても空気混入がなくなり、取水不能となるのが
防止される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の給
水栓付空気弁によれば、空気弁に給水栓を一体的に併設
した場合、災害時における取水時、強制的な取水や長時
間の取水を行なっても空気弁からの空気混入が確実に防
げ、空気弁からの空気混入による取水不能といった故障
は完全に防止できる。
【0028】また、請求項2の発明の給水栓付空気弁に
よれば、大径空気孔を密閉する蓋体が、従来のカバー裏
面に密閉用突起を設けただけであるので、従来のカバー
を利用して実施でき、製造も容易となり安価に実施でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給水栓付空気弁の一実施の形態を示す
断面図である。
【図2】本発明の給水栓付空気弁の給水取水時の状態を
示す断面図である。
【図3】従来の給水栓付空気弁の断面図である。
【符号の説明】
1 給水栓付空気弁 2 配管 3 弁箱 4 大径空気孔 5 連通孔 6 案内筒体 7 流通孔 8 小空気孔 9 遊動弁体 10 フロート 11 給水栓 12 継手部 13 開閉弁 14 操作ハンドル 16 密閉蓋 17 ガイド 18 密閉用突起 19 支持具 20 吊り具 S 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水栓と空気弁とを並列にかつ一体に設
    けてなる給水栓付空気弁において、空気弁の大径空気孔
    に密閉蓋を開閉可能に設けたことを特徴とする給水栓付
    空気弁。
  2. 【請求項2】 大径空気孔を覆う蓋体が前記大径空気孔
    の開口面に対して遠近移動可能に支持され、該蓋体内面
    に前記大径空気孔に隙間なく嵌合する密閉用突起が設け
    られ、かつ前記蓋体を常時は開状態に支持する支持具を
    弁本体に一体に設けたことを特徴とする請求項1の給水
    栓付空気弁。
JP9333385A 1997-12-04 1997-12-04 給水栓付空気弁 Pending JPH11166650A (ja)

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JP9333385A JPH11166650A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 給水栓付空気弁

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JPH11166650A true JPH11166650A (ja) 1999-06-22

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ID=18265535

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JP (1) JPH11166650A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001132862A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 空気弁
JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009121609A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tlv Co Ltd 排気弁

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001132862A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 空気弁
JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
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